JP3384283B2 - 視差を利用した立体表示システム - Google Patents

視差を利用した立体表示システム

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JP3384283B2 JP14795997A JP14795997A JP3384283B2 JP 3384283 B2 JP3384283 B2 JP 3384283B2 JP 14795997 A JP14795997 A JP 14795997A JP 14795997 A JP14795997 A JP 14795997A JP 3384283 B2 JP3384283 B2 JP 3384283B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は視差を利用した立体
表示システムに係り、特に自動車のディスプレイメータ
等に使用する視差を利用した立体表示システムに関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来、自動車等の車両のディスプレイメ
ータに使用する表示システムとしては、例えば、実開昭
63−66810号に記載されている。 【0003】図7に示される如く、この表示システムで
は、モータ100の回転により表面鏡102が例えば、
図7の実線の位置から破線の位置へ揺動可能になってお
り、再生用光源104からの光が表面鏡102で反射さ
れ、ホログラムパネル106に入射される入射角が変化
するようになっている。この様にして、ホログラムパネ
ル106に入射される入射角を変化させると、例えば、
ホログラム再生像がホログラムパネル106に対して傾
斜した格子模様である場合には、ホログラムパネル10
6に表示される画像が図8(A)から図8(B)に示す
様に変化するようになっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この表
示システムでは、ホログラムパネル106を使用した疑
似的な立体表示であるため、実際には、立体感に乏しい
表示となる。 【0005】本発明は上記事実を考慮し、実際に立体表
示が可能な立体表示システムを提供することを目的とす
る。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、左右視を合成させた画像を表示する左右視合成画像
表示装置と、該左右視合成画像表示装置により表示され
る左右視合成画像の焦点に、焦点を合せ易くするための
指標を表示する指標表示手段と、を有し、前記指標表示
手段を運転手のアイポイント方向へ移動可能としたこと
を特徴ととしている。 【0007】従って、乗員は、指標表示手段により表示
される表示内容を見るだけで、左右視合成画像表示装置
によって表示された画像に焦点を容易に合わせることが
できる。その結果、左右視合成画像表示装置により表示
された左右視合成画像に基づく、実際の立体像を容易に
見ることができる。また、指標表示手段が、運転手のア
イポイント方向へ移動するため、運転手の体型の違いな
どによるアイポイントのバラツキを吸収できる。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明の視差を利用した立体表示
システムの第1実施形態を図1〜図4に従って説明す
る。 【0009】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印UPは車両上方方向を示す。図1に示される如く、本
第1実施形態の自動車のディスプレイメータ10では、
インストルメントパネル12の上部に車両後方へ向けて
形成された張出部12A内に、焦点を合せ易くするため
の指標としての例えば、車速、エンジン回転数等のデー
タの表示を行う指標表示手段としての液晶ディスプレイ
で構成されたデータ表示装置14が表示方向を略下方へ
向けて配設されている。 【0010】このデータ表示装置14は、車体側に固定
された支持ブラケット16に対して略上下方向(図1の
矢印A方向)へ移動可能に支持されており、ビス18を
手動にて回転操作することによって矢印A方向へ移動す
るようになっている。 【0011】データ表示装置14の下方の部位には、左
右視を合成させた画像を表示する左右視合成画像表示装
置としての情景表示パネル20が、後側斜め上方(運転
手のアイポイント方向)へ向けて配設されている。この
情景表示パネル20は薄型の液晶ディスプレイで構成さ
れており、その反射面側には、ある程度の反射率と透過
率をもったスモークのアクリル板22が重ねられてい
る。 【0012】従って、ビス18を回転操作することによ
って表示装置14を矢印A方向へ移動することで、焦点
を合せ易くするための指標としての例えば、車速表示2
4が、図1の二点鎖線の位置から矢印B方向へ移動する
ため、運転手の体型の違いなどによるアイポイントのバ
ラツキを吸収できるようになっている。 【0013】次に、本第1実施形態の作用を説明する。
本第1実施形態の自動車のディスプレイメータ10で
は、情景表示パネル20に左右視を合成させた情景画像
(左右視合成画像)、例えば、図3に示されるような情
景画像25が表示される。一方、データ表示装置14か
らは、データ、例えば、図2に示されるような車速「1
23km/h」24がアクリル板22の方へ向けて照射さ
れ、アクリル板22によって運転手のアイポイント方向
へ向けて反射される。 【0014】この結果、運転手には、図1に二点鎖線で
示される如く、この車速表示24が、アクリル板20よ
り車両前方の位置にあるように見える。このため、運転
手は、図1に二点鎖線で示される車速表示24の位置に
焦点を合わせる。 【0015】この時、この車速表示24が、情景表示パ
ネル20に表示される情景画像25の焦点に、焦点を合
せ易くするための指標となっているため、運転手は、情
景表示パネル20に表示された情景画像25に容易に焦
点を合わせることができる。この結果、運転手は、図2
に示される如く、立体像となった情景表示26と、その
中に表示された車速表示24を見ることができる。 【0016】即ち、図3に示される如く、左右視を合成
させた情景画像25を情景表示パネル20に表示するこ
とによって、運転手は、図4に示される様な立体像とな
った情景表示26を容易に見ることができるのである。 【0017】従って、本第1実施形態では、情景表示パ
ネル20に左右視が異なる実際の立体表示が可能になる
と共に、情景表示パネル20に表示された左右視合成画
像を車速表示24に対応して容易に変更したり、左右視
合成画像を通常の平面表示に切り替えることも可能であ
る。また、本第1実施形態は、薄型情景表示パネル20
を使用でき、且つ、従来の様なモータ等の表面鏡揺動手
段が必要ないため、車両搭載上大変有利である。 【0018】また、本第1実施形態は、データ表示装置
14からの表示がアクリル板22によって運転手のアイ
ポイント方向へ向けて反射されるため、アクリル板22
を挟んで情景表示パネル20と反対側にデータ表示装置
14を配設できる。この結果、情景表示パネル20の奥
(車両前方側)にスペースが無い場合にも対応できる。 【0019】次に、本発明の視差を利用した立体表示シ
ステムの第2実施形態を図5及び図6に従って説明す
る。 【0020】なお、第1実施形態と同一部材については
同一符号を付してその説明を省略する。 【0021】図5に示される如く、本第2実施形態の自
動車のディスプレイメータ30では、インストルメント
パネル12の上部に車両後方へ向けて形成された張出部
12A内の下部に、焦点を合せ易くするための指標とし
ての例えば、車速、エンジン回転数等のデータの表示を
行う指標表示手段としての液晶ディスプレイで構成され
たデータ表示装置34が表示方向を後側斜め上方(運転
手のアイポイント方向)へ向けて配設されている。 【0022】このデータ表示装置34は、車体側に固定
された支持ブラケット36に対して運転手のアイポイン
ト方向(図5の矢印C方向)へ移動可能に支持されてお
り、ビス38を手動にて回転操作することによって矢印
C方向へ移動するようになっている。 【0023】データ表示装置34の運転手のアイポイン
ト側の部位には、左右視を合成させた画像を表示する左
右視合成画像表示装置としての情景表示パネル40が、
運転手のアイポイント方向へ向けて配設されている。こ
の情景表示パネル40は薄型の液晶ディスプレイで構成
されており、その運転手のアイポイント方向には、所定
の間隔を開けてある程度の透過率と反射率をもったスモ
ークのアクリル板42が配設されている。 【0024】従って、ビス38を回転操作することによ
って表示装置34を矢印C方向へ移動することで、焦点
を合せ易くするための指標としての例えば、車速表示4
4(図6参照)が、運転手のアイポイント方向(図5の
矢印C方向)へ移動するため、運転手の体型の違いなど
によるアイポイントのバラツキを吸収できるようになっ
ている。 【0025】次に、本第2実施形態の作用を説明する。
本第2実施形態の自動車のディスプレイメータ30で
は、情景表示パネル40に左右視を合成させた情景画像
(左右視合成画像)、例えば、図3に示されるような情
景画像25が表示される。一方、データ表示装置34か
らは、データ、例えば、図6に示されるような車速「1
23km/h」44がアクリル板42の方へ向けて照射さ
れ、アクリル板42を運転手のアイポイント方向へ向け
て透過する。 【0026】従って、運転手は図5に示される車速表示
44の位置に焦点を合わせる。この時、この車速表示4
4が、情景表示パネル40に表示される左右視合成画像
の焦点に、焦点を合せ易くするための指標となっている
ため、運転手は、情景表示パネル40に表示された左右
視合成画像に容易に焦点を合わせることができる。 【0027】この結果、運転手は、図6に示される如
く、立体像となった情景表示46と、その上に表示され
た車速表示44を見ることができる。 【0028】従って、本第2実施形態は、薄型情景表示
パネル40に左右視が異なる実際の立体表示が可能にな
ると共に、左右視合成画像を車速表示44に対応して容
易に変更したり、左右視合成画像を通常の平面表示に切
り替えることも可能である。また、薄型情景表示パネル
40を使用でき、且つ、従来の様なモータ等の表面鏡揺
動手段が必要ないため、車両搭載上大変有利である。 【0029】また、本第2実施形態は、データ表示装置
14からの表示がアクリル板22によって運転手のアイ
ポイント方向へ向けて透過されるため、アクリル板22
に対して情景表示パネル20と同じ側にデータ表示装置
14を配設できる。この結果、情景表示パネル20の上
方にスペースが無い場合にも対応できる。 【0030】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、上記各実施形態では、データ表示装置1
4、34及び情景表示パネル20、40を液晶ディスプ
レイで構成したが、液晶ディスプレイに代えて、CRT
等の他の表示手段によりデータ表示装置34及び情景表
示パネル40を構成しても良い。 【0031】また、上記各実施形態では、運転手のアイ
ポイントのバラツキを吸収する構成として、手動にてビ
ス18、38を回転操作することによって表示装置1
4、34を移動する構成としたが、これに代えて、モー
タ等の駆動手段によってビス18、38を回転操作する
構成としても良い。また、この構成に代えて、凸レンズ
と凸レンズまたは凸レンズと凹レンズとを用いて光路長
を変える構成等の他の構成により運転手のアイポイント
のバラツキを吸収しても良い。 【0032】また、上記各実施形態では、本発明の視差
を利用した立体表示システムを自動車のディスプレイメ
ータに使用したが、本発明の視差を利用した立体表示シ
ステムの適用は、ディスプレイメータに限定されない。 【0033】また、上記各実施形態のアクリル板22、
42は、反射率と透過率がある程度のものであれば良い
ため、ガラスや他の樹脂によって構成することもでき
る。 【0034】 【発明の効果】請求項1記載の本発明は、左右視を合成
させた画像を表示する左右視合成画像表示装置と、左右
視合成画像表示装置により表示される左右視合成画像の
焦点に、焦点を合せ易くするための指標を表示する指標
表示手段と、を有し、指標表示手段を運転手のアイポイ
ント方向へ移動可能としたため、実際に立体表示が可能
であると共に、この立体像を容易に見ることができると
いう優れた効果を有する。また、運転手の体型の違いな
どによるアイポイントのバラツキを吸収できるという優
れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1実施形態に係る視差を利用した立
体表示システムを示す概略側断面図である。 【図2】本発明の第1実施形態に係る視差を利用した立
体表示システムにおける表示を示す正面図である。 【図3】本発明の第1実施形態に係る視差を利用した立
体表示システムにおける左右視を合成させた情景画像で
ある。 【図4】本発明の第1実施形態に係る視差を利用した立
体表示システムにおける立体像となった情景表示を示す
平面図である。 【図5】本発明の第2実施形態に係る視差を利用した立
体表示システムを示す概略側断面図である。 【図6】本発明の第2実施形態に係る視差を利用した立
体表示システムにおける表示を示す正面図である。 【図7】従来の実施形態に係る視差を利用した立体表示
システムを示す概略側断面図である。 【図8】(A)及び(B)は従来の実施形態に係る視差
を利用した立体表示システムにおける表示を示す正面図
である。 【符号の説明】 10 ディスプレイメータ 12 インストルメントパネル 14 データ表示装置(指標表示手段) 20 情景表示パネル(左右視合成画像表示装置) 22 アクリル板 24 車速表示 25 左右視を合成させた情景画像 26 立体像となった情景表示 30 ディスプレイメータ 34 データ表示装置(指標表示手段) 40 情景表示パネル(左右視合成画像表示装置) 42 アクリル板 44 車速表示 46 立体像となった情景表示

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 左右視を合成させた画像を表示する左右
    視合成画像表示装置と、 該左右視合成画像表示装置により表示される左右視合成
    画像の焦点に、焦点を合せ易くするための指標を表示す
    る指標表示手段と、 を有し、前記指標表示手段を運転手のアイポイント方向
    へ移動可能としたことを特徴とする視差を利用した立体
    表示システム。
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JP6493101B2 (ja) * 2015-09-01 2019-04-03 オムロン株式会社 表示装置

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