JP3383643B2 - 自動販売機用の商品ディスプレー体及びその取付構造 - Google Patents
自動販売機用の商品ディスプレー体及びその取付構造Info
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- JP3383643B2 JP3383643B2 JP2000380704A JP2000380704A JP3383643B2 JP 3383643 B2 JP3383643 B2 JP 3383643B2 JP 2000380704 A JP2000380704 A JP 2000380704A JP 2000380704 A JP2000380704 A JP 2000380704A JP 3383643 B2 JP3383643 B2 JP 3383643B2
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Description
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、飲料缶などをは
じめとする各種商品パッケージの自動販売機用の商品デ
ィスプレー体及びその取付構造に関する。
じめとする各種商品パッケージの自動販売機用の商品デ
ィスプレー体及びその取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】飲料缶用の自動販売機の前面上部には、
販売している飲料缶(商品パッケージ)のディスプレー
部が設けられる。従来、このディスプレー部にディスプ
レーされる缶体としては、販売している飲料缶そのもの
が用いられていた例もあるが、最近では照明によるディ
スプレー効果を高めるために、ほとんどの場合プラスチ
ック製のディスプレー缶(サンプル缶)が用いられてい
る。
販売している飲料缶(商品パッケージ)のディスプレー
部が設けられる。従来、このディスプレー部にディスプ
レーされる缶体としては、販売している飲料缶そのもの
が用いられていた例もあるが、最近では照明によるディ
スプレー効果を高めるために、ほとんどの場合プラスチ
ック製のディスプレー缶(サンプル缶)が用いられてい
る。
【0003】このディスプレー缶の多くは、缶の形状を
模したプラスチック製の缶体(円筒缶)の缶胴部に、実
物の飲料缶と同じ図柄及び文字が印刷されたプラスチッ
クフィルムを貼り付けたものであり、また、缶体はその
前面側を透明プラスチックで構成するとともに、缶体内
部に照明光を取り入れて缶体前面を明るく浮び上がらせ
るために、缶体の底部に開口を設ける、缶体の底部
に開口を設けるとともに、缶体背面側も透明プラスチッ
クで構成する、缶体の底部及び背面側を透明プラスチ
ックで構成する、等の構造を採用している。
模したプラスチック製の缶体(円筒缶)の缶胴部に、実
物の飲料缶と同じ図柄及び文字が印刷されたプラスチッ
クフィルムを貼り付けたものであり、また、缶体はその
前面側を透明プラスチックで構成するとともに、缶体内
部に照明光を取り入れて缶体前面を明るく浮び上がらせ
るために、缶体の底部に開口を設ける、缶体の底部
に開口を設けるとともに、缶体背面側も透明プラスチッ
クで構成する、缶体の底部及び背面側を透明プラスチ
ックで構成する、等の構造を採用している。
【0004】図18にこのような従来のディスプレー缶
及びその取付構造の一例を示す。図において、aがディ
スプレー部、bがディスプレー缶、dがディスプレー部
上方に設けられる看板(電飾板)、eがディスプレー部
前面の透明カバーである。ディスプレー部aの棚板30
には窓孔31が形成され、この棚板30の下方とディス
プレー部aの上方にそれぞれ照明c1及びc2(光源)
が配置されている。図18は上記の構造のディスプレ
ー缶を用いた例であり、ディスプレー缶bの缶胴部には
実物の飲料缶と同じ図柄及び文字が印刷されたプラスチ
ックフィルム32が貼り付けられ、また缶体の底部には
開口33が設けられるとともに、背面側の一部34が透
明プラスチックで構成されている。
及びその取付構造の一例を示す。図において、aがディ
スプレー部、bがディスプレー缶、dがディスプレー部
上方に設けられる看板(電飾板)、eがディスプレー部
前面の透明カバーである。ディスプレー部aの棚板30
には窓孔31が形成され、この棚板30の下方とディス
プレー部aの上方にそれぞれ照明c1及びc2(光源)
が配置されている。図18は上記の構造のディスプレ
ー缶を用いた例であり、ディスプレー缶bの缶胴部には
実物の飲料缶と同じ図柄及び文字が印刷されたプラスチ
ックフィルム32が貼り付けられ、また缶体の底部には
開口33が設けられるとともに、背面側の一部34が透
明プラスチックで構成されている。
【0005】このようなディスプレー缶bは、開口33
を有する下端部を棚板30の窓孔31に嵌合させること
によりディスプレー部aに立設固定され、これによって
ディスプレー缶bの内部には開口33を通じて照明c1
からの照明光が入り、一方、照明c2が上方からディス
プレー缶bを照し出すとともに、その照明光の一部がデ
ィスプレー部aの内壁に反射して缶体背面の透明プラス
チック部34からも缶体内に入り、これらの照明効果に
よってディスプレー缶の前面が明るく浮び上がる。
を有する下端部を棚板30の窓孔31に嵌合させること
によりディスプレー部aに立設固定され、これによって
ディスプレー缶bの内部には開口33を通じて照明c1
からの照明光が入り、一方、照明c2が上方からディス
プレー缶bを照し出すとともに、その照明光の一部がデ
ィスプレー部aの内壁に反射して缶体背面の透明プラス
チック部34からも缶体内に入り、これらの照明効果に
よってディスプレー缶の前面が明るく浮び上がる。
【0006】しかし、自動販売機のディスプレー部は前
面が透明カバーeで覆われた密閉構造若しくは半密閉構
造であるため、夏場等に直射日光に曝されると、内部温
度が80℃近くにも達することがある。そして、上述し
た従来のディスプレー缶の場合、上記のようにディスプ
レー部の内部が高温状態になると、缶胴部に貼り付けた
プラスチックフィルムが熱収縮により缶体から剥がれて
しまうという問題があり、このためディスプレー缶の寿
命が短かく、頻繁に交換する必要があった。また、図1
8に示すような従来のディスプレー缶は、缶またはそれ
に近い形状に成形加工されたプラスチック成形品である
ため徒に嵩ばり、運搬に手間とコストがかかるという難
点があった。
面が透明カバーeで覆われた密閉構造若しくは半密閉構
造であるため、夏場等に直射日光に曝されると、内部温
度が80℃近くにも達することがある。そして、上述し
た従来のディスプレー缶の場合、上記のようにディスプ
レー部の内部が高温状態になると、缶胴部に貼り付けた
プラスチックフィルムが熱収縮により缶体から剥がれて
しまうという問題があり、このためディスプレー缶の寿
命が短かく、頻繁に交換する必要があった。また、図1
8に示すような従来のディスプレー缶は、缶またはそれ
に近い形状に成形加工されたプラスチック成形品である
ため徒に嵩ばり、運搬に手間とコストがかかるという難
点があった。
【0007】このような問題を解消できる商品ディスプ
レー体として、特開平10−241025号公報には、
おもて面側に販売用容器(商品パッケージ)の前面の印
刷部と略同じ図柄及び文字が印刷された中央シート部
と、この中央シート部両側に折り曲げ可能に連成された
1対の連結用シート部とからなる透明または半透明のプ
ラスチック製シート体であって、1対の連結用シート部
に、互いに係合可能な裁断成形部及び/又は切り込み部
が形成され、少なくともいずれか一方の連結用シート部
に自動販売機のディスプレー部に脱着可能に取付けるた
めの取付部を形成した商品ディスプレー体が示されてい
る。この商品ディスプレー体は、1対の連結用シート部
を中央シート部の裏面方向に折り曲げ、且つ中央シート
部を湾曲状に弾性変形させた状態で、裁断成形部及び/
又は切込み部を係合させることで1対の連結用シート部
を連結することにより筒状に組み立てられ、この組み立
てられた商品ディスプレー本体の上端に蓋体を装着する
ものである。
レー体として、特開平10−241025号公報には、
おもて面側に販売用容器(商品パッケージ)の前面の印
刷部と略同じ図柄及び文字が印刷された中央シート部
と、この中央シート部両側に折り曲げ可能に連成された
1対の連結用シート部とからなる透明または半透明のプ
ラスチック製シート体であって、1対の連結用シート部
に、互いに係合可能な裁断成形部及び/又は切り込み部
が形成され、少なくともいずれか一方の連結用シート部
に自動販売機のディスプレー部に脱着可能に取付けるた
めの取付部を形成した商品ディスプレー体が示されてい
る。この商品ディスプレー体は、1対の連結用シート部
を中央シート部の裏面方向に折り曲げ、且つ中央シート
部を湾曲状に弾性変形させた状態で、裁断成形部及び/
又は切込み部を係合させることで1対の連結用シート部
を連結することにより筒状に組み立てられ、この組み立
てられた商品ディスプレー本体の上端に蓋体を装着する
ものである。
【0008】このような商品ディスプレー体によれば、
ディスプレー部の内部が高温となった場合でも従来品の
ように図柄や文字が印刷されたプラスチックフィルムが
ディスプレー缶本体から剥がれてしまうようなことがな
く、長期間の使用に耐えることができ、このため自動販
売機におけるディスプレー体の交替頻度を従来に較べて
大幅に減らすことができる。加えて、プラスチック製シ
ート体からなる商品ディスプレー本体を自動販売機の設
置場所等で組み立てることができ、これに蓋体を装着す
るだけで立体的な商品ディスプレー体とすることができ
るため、運搬時にはシート体の状態で取り扱いできるこ
とから、運搬の手間とコストを従来品に較べて大幅に低
減させることができる。
ディスプレー部の内部が高温となった場合でも従来品の
ように図柄や文字が印刷されたプラスチックフィルムが
ディスプレー缶本体から剥がれてしまうようなことがな
く、長期間の使用に耐えることができ、このため自動販
売機におけるディスプレー体の交替頻度を従来に較べて
大幅に減らすことができる。加えて、プラスチック製シ
ート体からなる商品ディスプレー本体を自動販売機の設
置場所等で組み立てることができ、これに蓋体を装着す
るだけで立体的な商品ディスプレー体とすることができ
るため、運搬時にはシート体の状態で取り扱いできるこ
とから、運搬の手間とコストを従来品に較べて大幅に低
減させることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この商品ディ
スプレー体は、自動販売機の設置場所等において作業者
が1対の連結用シート部を中央シート部の裏面方向に折
り曲げ、且つ中央シート部を湾曲状に弾性変形させた状
態で、裁断成形部や切込み部を係合させるという煩雑な
組立て作業を行う必要があり、1台の自動販売機で数個
乃至10個程度の商品ディスプレー体を組み立てる必要
があることから、作業に手間と時間がかかるという難点
がある。
スプレー体は、自動販売機の設置場所等において作業者
が1対の連結用シート部を中央シート部の裏面方向に折
り曲げ、且つ中央シート部を湾曲状に弾性変形させた状
態で、裁断成形部や切込み部を係合させるという煩雑な
組立て作業を行う必要があり、1台の自動販売機で数個
乃至10個程度の商品ディスプレー体を組み立てる必要
があることから、作業に手間と時間がかかるという難点
がある。
【0010】また、この商品ディスプレー体は全体が1
つのシート体から構成され、このシート体を弾性変形さ
せることにより立体的な商品ディスプレー体に組み立て
られるものであるが、このようなシート体(弾性変形性
に富み且つ印刷可能なシート体)に適したプラスチック
素材は必然的に半透明なものとならざるを得ない。した
がって、商品ディスプレー体の背方に照明を設置した場
合、半透明である連結用シート部により商品ディスプレ
ー体内への光の取り込みが阻害され、商品ディスプレー
体の照明効果が減殺されるという難点もある。
つのシート体から構成され、このシート体を弾性変形さ
せることにより立体的な商品ディスプレー体に組み立て
られるものであるが、このようなシート体(弾性変形性
に富み且つ印刷可能なシート体)に適したプラスチック
素材は必然的に半透明なものとならざるを得ない。した
がって、商品ディスプレー体の背方に照明を設置した場
合、半透明である連結用シート部により商品ディスプレ
ー体内への光の取り込みが阻害され、商品ディスプレー
体の照明効果が減殺されるという難点もある。
【0011】したがって本発明の目的は、このような従
来技術の課題を解消し、ディスプレー部内が高温になっ
ても熱による損傷が少なく、長期間の使用に耐え得る耐
久性を有するとともに、運搬の際に嵩ばらず、運搬の手
間とコストを軽減することができ、しかも組立て作業が
極めて簡単で、商品ディスプレー体内への光の取り込み
も適切に行うことができる自動販売機用の商品ディスプ
レー体及びその取付構造を提供することにある。
来技術の課題を解消し、ディスプレー部内が高温になっ
ても熱による損傷が少なく、長期間の使用に耐え得る耐
久性を有するとともに、運搬の際に嵩ばらず、運搬の手
間とコストを軽減することができ、しかも組立て作業が
極めて簡単で、商品ディスプレー体内への光の取り込み
も適切に行うことができる自動販売機用の商品ディスプ
レー体及びその取付構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、本発明は以下のような特徴を有する。 [1] おもて面側に商品パッケージのおもて面側の印刷部
と略同じ図柄及び文字が表示された多角形状のシート体
と、該シート体の両側縁を係合させるための、断面爪状
の突条により構成される少なくとも1対の係合部を備え
た透明又は半透明なプラスチック製の板状体からなり、
自動販売機のディスプレー部に設けられるシート支持体
と、前記シート体をシート支持体に装着することにより
構成される商品ディスプレー本体の上端に脱着可能に装
着される蓋体とを有し、前記シート体を、そのおもて面
側が凸面側となるように幅方向で弧状に弾性変形させた
状態で、その両側縁を前記シート支持体の断面爪状の突
条により構成される係合部に対して係脱可能に係合させ
ることにより商品ディスプレー本体を構成するととも
に、該商品ディスプレー本体の上端に前記蓋体を装着す
るようにしたことを特徴とする自動販売機用の商品ディ
スプレー体。
るため、本発明は以下のような特徴を有する。 [1] おもて面側に商品パッケージのおもて面側の印刷部
と略同じ図柄及び文字が表示された多角形状のシート体
と、該シート体の両側縁を係合させるための、断面爪状
の突条により構成される少なくとも1対の係合部を備え
た透明又は半透明なプラスチック製の板状体からなり、
自動販売機のディスプレー部に設けられるシート支持体
と、前記シート体をシート支持体に装着することにより
構成される商品ディスプレー本体の上端に脱着可能に装
着される蓋体とを有し、前記シート体を、そのおもて面
側が凸面側となるように幅方向で弧状に弾性変形させた
状態で、その両側縁を前記シート支持体の断面爪状の突
条により構成される係合部に対して係脱可能に係合させ
ることにより商品ディスプレー本体を構成するととも
に、該商品ディスプレー本体の上端に前記蓋体を装着す
るようにしたことを特徴とする自動販売機用の商品ディ
スプレー体。
【0013】
[2]上記[1]の商品ディスプレー体において、シー
ト支持体が、自動販売機のディスプレー部に脱着可能に
取り付けられる部材であることを特徴とする自動販売機
用の商品ディスプレー体。 [3]上記[1]の商品ディスプレー体において、シー
ト支持体が、自動販売機のディスプレー部に固定され若
しくはディスプレー部の一部を構成する部材であること
を特徴とする自動販売機用の商品ディスプレー体。
ト支持体が、自動販売機のディスプレー部に脱着可能に
取り付けられる部材であることを特徴とする自動販売機
用の商品ディスプレー体。 [3]上記[1]の商品ディスプレー体において、シー
ト支持体が、自動販売機のディスプレー部に固定され若
しくはディスプレー部の一部を構成する部材であること
を特徴とする自動販売機用の商品ディスプレー体。
【0014】[4]上記[1]〜[3]のいずれかの商
品ディスプレー体において、シート支持体が、その幅方
向で適当な間隔をおいて設けられる複数対の係合部を有
し、該各対の係合部にシート体を装着できるようにした
ことを特徴とする自動販売機用の商品ディスプレー体。
品ディスプレー体において、シート支持体が、その幅方
向で適当な間隔をおいて設けられる複数対の係合部を有
し、該各対の係合部にシート体を装着できるようにした
ことを特徴とする自動販売機用の商品ディスプレー体。
【0015】[5]上記[1]〜[4]のいずれかの商
品ディスプレー体の取付構造であって、ディスプレー部
に取り付けられた商品ディスプレー体内に、下記(a)
及び(b)により光源からの光が取り込まれることを特
徴とする自動販売機用の商品ディスプレー体の取付構
造。 (a)光源からの光が、透明又は半透明材であるシート
支持体を透過することにより商品ディスプレー体内に取
り込まれる。 (b)光源からの光が、商品ディスプレー体の開放した
下端部からその内部に取り込まれる。
品ディスプレー体の取付構造であって、ディスプレー部
に取り付けられた商品ディスプレー体内に、下記(a)
及び(b)により光源からの光が取り込まれることを特
徴とする自動販売機用の商品ディスプレー体の取付構
造。 (a)光源からの光が、透明又は半透明材であるシート
支持体を透過することにより商品ディスプレー体内に取
り込まれる。 (b)光源からの光が、商品ディスプレー体の開放した
下端部からその内部に取り込まれる。
【0016】[6]ディスプレー部を構成する棚部に、
商品ディスプレー体を脱着可能に取り付けるための取付
部と、該取付部に取り付けられた商品ディスプレー体内
に棚部下方の光源から光を取り込むための窓孔とが形成
された既存の自動販売機のディスプレー部に、上記
[1]に記載の商品ディスプレー体を取り付けるための
構造であって、ディスプレー部を構成する棚部に、底部
が開放し若しくは底部に開口部を有し且つ前面部に窓孔
を有するフード体を、棚部に形成された前記窓孔の少な
くとも一部分を覆うようにして取り付けるとともに、該
フード体の前面部に上記[1]に記載の商品ディスプレ
ー体を構成すべきシート支持体を取り付け、棚面下方の
光源からの光を棚部に形成された前記窓孔を通じてフー
ド体内に取り込むとともにフード体の内面で反射させ、
該反射した光をフード体前面部の前記窓孔を通じて商品
ディスプレー体内に導くようにしたことを特徴とする自
動販売機用の商品ディスプレー体の取付構造。
商品ディスプレー体を脱着可能に取り付けるための取付
部と、該取付部に取り付けられた商品ディスプレー体内
に棚部下方の光源から光を取り込むための窓孔とが形成
された既存の自動販売機のディスプレー部に、上記
[1]に記載の商品ディスプレー体を取り付けるための
構造であって、ディスプレー部を構成する棚部に、底部
が開放し若しくは底部に開口部を有し且つ前面部に窓孔
を有するフード体を、棚部に形成された前記窓孔の少な
くとも一部分を覆うようにして取り付けるとともに、該
フード体の前面部に上記[1]に記載の商品ディスプレ
ー体を構成すべきシート支持体を取り付け、棚面下方の
光源からの光を棚部に形成された前記窓孔を通じてフー
ド体内に取り込むとともにフード体の内面で反射させ、
該反射した光をフード体前面部の前記窓孔を通じて商品
ディスプレー体内に導くようにしたことを特徴とする自
動販売機用の商品ディスプレー体の取付構造。
【0017】[7]上記[6]の取付構造において、フ
ード体を、棚部に形成された窓孔の一部分を覆うことに
より前記窓孔の残りの部分がフード体の前面に位置する
ように、棚部に取り付け、棚部下方の光源からの光を前
記窓孔の残りの部分を通じてフード体の前面部に取り付
けられた商品ディスプレー体の下端部からその内部に導
くようにしたことを特徴とする商品ディスプレー体の取
付構造。[8]上記[6]又は[7]の 取付構造において、シー
ト支持体が、フード体の前面部に脱着可能に取り付けら
れる部材であることを特徴とする自動販売機用の商品デ
ィスプレー体の取付構造。
ード体を、棚部に形成された窓孔の一部分を覆うことに
より前記窓孔の残りの部分がフード体の前面に位置する
ように、棚部に取り付け、棚部下方の光源からの光を前
記窓孔の残りの部分を通じてフード体の前面部に取り付
けられた商品ディスプレー体の下端部からその内部に導
くようにしたことを特徴とする商品ディスプレー体の取
付構造。[8]上記[6]又は[7]の 取付構造において、シー
ト支持体が、フード体の前面部に脱着可能に取り付けら
れる部材であることを特徴とする自動販売機用の商品デ
ィスプレー体の取付構造。
【0018】[9]上記[6]又は[7]の取付構造に
おいて、シート支持体が、フード体の前面部に固定され
若しくは前面部の一部を構成する部材であることを特徴
とする自動販売機用の商品ディスプレー体の取付構造。
おいて、シート支持体が、フード体の前面部に固定され
若しくは前面部の一部を構成する部材であることを特徴
とする自動販売機用の商品ディスプレー体の取付構造。
【0019】ここで、本発明の自動販売機用の商品ディ
スプレー体は、飲料缶などの缶製品、インスタント食
品、冷凍食品、菓子などの食料品、洗剤などの実用品を
始めとするあらゆる種類の商品パッケージが対象とな
る。そして、本発明において商品パッケージの「おもて
面側」とは、商品名の主要な表示や主要なデザインが施
された商品パッケージの面を指し、通常、飲料缶などの
缶製品の商品パッケージの場合にはその缶体前面が、冷
凍食品や洗剤などの箱型の商品パッケージの場合にはそ
の上面が、菓子などの袋からなる商品パッケージの場合
にはその片面側が、それぞれ「おもて面側」になる。
スプレー体は、飲料缶などの缶製品、インスタント食
品、冷凍食品、菓子などの食料品、洗剤などの実用品を
始めとするあらゆる種類の商品パッケージが対象とな
る。そして、本発明において商品パッケージの「おもて
面側」とは、商品名の主要な表示や主要なデザインが施
された商品パッケージの面を指し、通常、飲料缶などの
缶製品の商品パッケージの場合にはその缶体前面が、冷
凍食品や洗剤などの箱型の商品パッケージの場合にはそ
の上面が、菓子などの袋からなる商品パッケージの場合
にはその片面側が、それぞれ「おもて面側」になる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1ないし図10は、本発明を飲
料缶用の商品ディスプレー体に適用した場合の一実施形
態を示すもので、図1はシート体の正面図、図2は同じ
く平面図、図3はシート支持体の正面図、図4は同じく
平面図、図5はシート支持体上部の部分拡大斜視図、図
6は蓋体の背面図、図7は同じく斜視図、図8は図6中
のVIII−VIII線に沿う断面図、図9はシート支
持体にシート体を取り付けた状態を示す斜視図、図10
は商品ディスプレー体の取付状態を示す縦断面図であ
る。
料缶用の商品ディスプレー体に適用した場合の一実施形
態を示すもので、図1はシート体の正面図、図2は同じ
く平面図、図3はシート支持体の正面図、図4は同じく
平面図、図5はシート支持体上部の部分拡大斜視図、図
6は蓋体の背面図、図7は同じく斜視図、図8は図6中
のVIII−VIII線に沿う断面図、図9はシート支
持体にシート体を取り付けた状態を示す斜視図、図10
は商品ディスプレー体の取付状態を示す縦断面図であ
る。
【0021】本実施形態の商品ディスプレー体A1は、
おもて面側に飲料缶前面の印刷部と略同じ図柄及び文字
が表示された四角形状のシート体1と、このシート体1
が脱着可能に装着され、自動販売機のディスプレー部に
設けられるシート支持体2と、前記シート体1をシート
支持体2に装着することにより構成される商品ディスプ
レー本体X1の上端に脱着可能に装着される蓋体3とを
有するもので、本実施形態では単一の商品ディスプレー
が構成されるようにしてある。
おもて面側に飲料缶前面の印刷部と略同じ図柄及び文字
が表示された四角形状のシート体1と、このシート体1
が脱着可能に装着され、自動販売機のディスプレー部に
設けられるシート支持体2と、前記シート体1をシート
支持体2に装着することにより構成される商品ディスプ
レー本体X1の上端に脱着可能に装着される蓋体3とを
有するもので、本実施形態では単一の商品ディスプレー
が構成されるようにしてある。
【0022】前記シート体1は、プラスチックや他の新
素材などからなる、光透過性のある弾性変形可能な薄肉
のシート(通常は半透明のシート)であり、そのおもて
面側には商品パッケージである飲料缶の前面の印刷部と
略同じ図柄及び文字が表示されている。なお、上記新素
材としては、例えば、穀物粉、デンプン粉などの1種以
上を主成分とし、若しくはこれに植物系の食品滓(例え
ば、使用済みのコーヒー豆粉)などを混合したものを主
成分とし、これに必要に応じて結合剤などを添加した材
料を薄板状に成形したものなどが挙げられる。前記シー
ト支持体2は、透明又は半透明なプラスチック製の縦長
の板状体により構成され、その縦寸法は前記シート体1
の縦寸法よりも少し短く構成されている。このシート支
持体2には、その両側縁に沿って前記シート体1の両側
縁100を係合させるための1対の係合部4a,4bが
設けられている。この各係合部4a,4bは、基端部に
前記シート体1の側縁100を係合させることができる
断面爪状の突条により構成されている。
素材などからなる、光透過性のある弾性変形可能な薄肉
のシート(通常は半透明のシート)であり、そのおもて
面側には商品パッケージである飲料缶の前面の印刷部と
略同じ図柄及び文字が表示されている。なお、上記新素
材としては、例えば、穀物粉、デンプン粉などの1種以
上を主成分とし、若しくはこれに植物系の食品滓(例え
ば、使用済みのコーヒー豆粉)などを混合したものを主
成分とし、これに必要に応じて結合剤などを添加した材
料を薄板状に成形したものなどが挙げられる。前記シー
ト支持体2は、透明又は半透明なプラスチック製の縦長
の板状体により構成され、その縦寸法は前記シート体1
の縦寸法よりも少し短く構成されている。このシート支
持体2には、その両側縁に沿って前記シート体1の両側
縁100を係合させるための1対の係合部4a,4bが
設けられている。この各係合部4a,4bは、基端部に
前記シート体1の側縁100を係合させることができる
断面爪状の突条により構成されている。
【0023】前記シート支持体2の上端の中央部には、
後述する蓋体3を構成する板状部10,11間の装着溝
14に嵌挿させる板状部5が設けられている。また、こ
の板状部5の両側には、前記板状部10,11の位置決
めを行うための1対の突起7が設けられている。なお、
上記板状部5はシート支持体2の上端の中央部を一部突
出させることにより形成してもよい。また、前記シート
支持体2をディスプレー部に脱着可能に取り付けるため
に、シート支持体2の下端には、ディスプレー部の棚部
に形成された取付孔に差し込むための差し込み部6が突
設されている。また、シート支持体2の上部には、ディ
スプレー部内方の正面壁に突設された保持部材を挿入し
てこれを係合させるための1対の取付穴8が貫設されて
いる。
後述する蓋体3を構成する板状部10,11間の装着溝
14に嵌挿させる板状部5が設けられている。また、こ
の板状部5の両側には、前記板状部10,11の位置決
めを行うための1対の突起7が設けられている。なお、
上記板状部5はシート支持体2の上端の中央部を一部突
出させることにより形成してもよい。また、前記シート
支持体2をディスプレー部に脱着可能に取り付けるため
に、シート支持体2の下端には、ディスプレー部の棚部
に形成された取付孔に差し込むための差し込み部6が突
設されている。また、シート支持体2の上部には、ディ
スプレー部内方の正面壁に突設された保持部材を挿入し
てこれを係合させるための1対の取付穴8が貫設されて
いる。
【0024】なお、前記係合部4a,4bの構成は本実
施形態に限定されるものではなく、例えば、シート支持
体2の両側縁に適宜間隔をおいて設けるようにしてもよ
い。
施形態に限定されるものではなく、例えば、シート支持
体2の両側縁に適宜間隔をおいて設けるようにしてもよ
い。
【0025】また、シート支持体2をディスプレー部に
脱着可能に取り付けるための手段も本実施形態のものに
限定されるものではなく、適宜な構成のものを採用でき
る。例えば、上記差し込み部6に変えてシート支持体2
をより強固にディスプレー部の棚部に固定できるように
したものでもよいし、また、シート支持体2をディスプ
レー部内方の正面壁にのみ支持させる場合には、棚部に
取り付けるための差し込み部6などは不要である。ま
た、上記取付穴8の構造や形成位置も本実施形態に限定
されるものではなく、自動販売機側のディスプレー部の
構造(例えば、取付穴8を装着すべきディスプレー部側
の保持部材等の構造)に合わせて任意の形態とすること
ができる。
脱着可能に取り付けるための手段も本実施形態のものに
限定されるものではなく、適宜な構成のものを採用でき
る。例えば、上記差し込み部6に変えてシート支持体2
をより強固にディスプレー部の棚部に固定できるように
したものでもよいし、また、シート支持体2をディスプ
レー部内方の正面壁にのみ支持させる場合には、棚部に
取り付けるための差し込み部6などは不要である。ま
た、上記取付穴8の構造や形成位置も本実施形態に限定
されるものではなく、自動販売機側のディスプレー部の
構造(例えば、取付穴8を装着すべきディスプレー部側
の保持部材等の構造)に合わせて任意の形態とすること
ができる。
【0026】以上のようなシート体1とシート支持体2
は、図9に示すようにシート体1をそのおもて面側(飲
料缶前面の印刷部と略同じ図柄及び文字が表示されたお
もて面側)が凸面側となるように幅方向で弧状(湾曲
状)に弾性変形させた状態で、その両側縁100をシー
ト支持体2が有する1対の係合部4a,4bに係脱可能
に係合させることにより組み付けられ、ディスプレー本
体X1が構成される。この状態で、シート体1は係合部
4a,4bにより弧状(湾曲状)に弾性変形した状態に
保持され、且つシート体上端に蓋体3の裏面に形成され
た装着溝を装着できるよう、シート体1の上端部はシー
ト支持体2の上端部から突出している。
は、図9に示すようにシート体1をそのおもて面側(飲
料缶前面の印刷部と略同じ図柄及び文字が表示されたお
もて面側)が凸面側となるように幅方向で弧状(湾曲
状)に弾性変形させた状態で、その両側縁100をシー
ト支持体2が有する1対の係合部4a,4bに係脱可能
に係合させることにより組み付けられ、ディスプレー本
体X1が構成される。この状態で、シート体1は係合部
4a,4bにより弧状(湾曲状)に弾性変形した状態に
保持され、且つシート体上端に蓋体3の裏面に形成され
た装着溝を装着できるよう、シート体1の上端部はシー
ト支持体2の上端部から突出している。
【0027】前記蓋体3は、一辺が略半円形状または凸
弧状で他辺が略直線状である板状体からなる。この蓋体
3を構成する板状体は、その一辺(略半円形状又は凸弧
状の辺)の裏面側の周縁に沿って、前記商品ディスプレ
ー本体X1を構成するシート体1の上端部に装着するた
めの装着溝9を有している。また、板状体の他辺(略直
線状の辺部)の裏面側の中央には、商品ディスプレー本
体X1の上端に装着する際にシート支持体2の板状部5
を両側から挾んで拘束するための板状部10,11が突
設されている。なお、商品ディスプレー本体X1の上端
に装着する際の装着しやすさを考慮して、蓋体3の内方
側に突設された板状部10の方が板状部11よりも長く
構成されている。
弧状で他辺が略直線状である板状体からなる。この蓋体
3を構成する板状体は、その一辺(略半円形状又は凸弧
状の辺)の裏面側の周縁に沿って、前記商品ディスプレ
ー本体X1を構成するシート体1の上端部に装着するた
めの装着溝9を有している。また、板状体の他辺(略直
線状の辺部)の裏面側の中央には、商品ディスプレー本
体X1の上端に装着する際にシート支持体2の板状部5
を両側から挾んで拘束するための板状部10,11が突
設されている。なお、商品ディスプレー本体X1の上端
に装着する際の装着しやすさを考慮して、蓋体3の内方
側に突設された板状部10の方が板状部11よりも長く
構成されている。
【0028】また、本実施形態では、装着溝9の一方の
内壁面90に装着溝周方向で間隔をおいて突起部12が
形成され、この突起部12により、装着溝9内に挿入さ
れたシート体1の上端部を装着溝9の他方の内壁面91
に押し付けるようにしている。これは、装着溝9に挿入
されたシート体1の上端と溝の内壁面91との間に隙間
があると、商品ディスプレー体に取り込まれた照明光が
その隙間から外に漏れてディスプレーとしての意匠性が
損なわれため、このような照明光の漏れを防止するた
め、上記突起部12によりシート体1の上端部を装着溝
9の他方の内壁面91に押し付けるようにしたものであ
る。また、前記板状部10にも板状部10,11間の装
着溝14に面して同様の目的で突起13が形成されてい
る。
内壁面90に装着溝周方向で間隔をおいて突起部12が
形成され、この突起部12により、装着溝9内に挿入さ
れたシート体1の上端部を装着溝9の他方の内壁面91
に押し付けるようにしている。これは、装着溝9に挿入
されたシート体1の上端と溝の内壁面91との間に隙間
があると、商品ディスプレー体に取り込まれた照明光が
その隙間から外に漏れてディスプレーとしての意匠性が
損なわれため、このような照明光の漏れを防止するた
め、上記突起部12によりシート体1の上端部を装着溝
9の他方の内壁面91に押し付けるようにしたものであ
る。また、前記板状部10にも板状部10,11間の装
着溝14に面して同様の目的で突起13が形成されてい
る。
【0029】このような蓋体3を前記商品ディスプレー
本体X1の上端に装着することにより、商品ディスプレ
ー体A1が構成される。すなわち、蓋体3は、その装着
溝9を商品ディスプレー本体X1の弾性変形したシート
体1の上端部に嵌め込み、且つ板状体10,11間の装
着溝14をシート支持体2の板状部5に嵌め込むことに
より、ディスプレー本体X1の上端に装着される。な
お、このようにして構成された商品ディスプレー体A1
はその下端が開放している。
本体X1の上端に装着することにより、商品ディスプレ
ー体A1が構成される。すなわち、蓋体3は、その装着
溝9を商品ディスプレー本体X1の弾性変形したシート
体1の上端部に嵌め込み、且つ板状体10,11間の装
着溝14をシート支持体2の板状部5に嵌め込むことに
より、ディスプレー本体X1の上端に装着される。な
お、このようにして構成された商品ディスプレー体A1
はその下端が開放している。
【0030】図10は上記商品ディスプレー体A1のデ
ィスプレー部aへの取付構造の一例を示すもので、この
実施形態ではディスプレー部aの正面壁15の裏側に光
源16a(通常、蛍光灯)が配置されるとともに、前記
正面壁15には適宜間隔をおいて窓孔17が形成され、
さらに、これら窓孔17の両側には商品ディスプレー体
A1のシート支持体2に形成された取付穴8に挿入して
これに係合させ、商品ディスプレー体A1を保持するた
めの1対の保持部材18が突設されている。また、ディ
スプレー部aの棚部19(棚板)における前記各窓孔1
7の前面位置には、シート支持体2の差し込み部6を差
し込むための取付孔21が形成されている。また、前記
棚部19(棚板)の下方にも光源16b(通常、蛍光灯
等)が配置されるとともに、棚部19における前記各窓
孔17の前面位置には、窓孔20が形成されている。
ィスプレー部aへの取付構造の一例を示すもので、この
実施形態ではディスプレー部aの正面壁15の裏側に光
源16a(通常、蛍光灯)が配置されるとともに、前記
正面壁15には適宜間隔をおいて窓孔17が形成され、
さらに、これら窓孔17の両側には商品ディスプレー体
A1のシート支持体2に形成された取付穴8に挿入して
これに係合させ、商品ディスプレー体A1を保持するた
めの1対の保持部材18が突設されている。また、ディ
スプレー部aの棚部19(棚板)における前記各窓孔1
7の前面位置には、シート支持体2の差し込み部6を差
し込むための取付孔21が形成されている。また、前記
棚部19(棚板)の下方にも光源16b(通常、蛍光灯
等)が配置されるとともに、棚部19における前記各窓
孔17の前面位置には、窓孔20が形成されている。
【0031】以上のような構造のディスプレー部aに対
して、前記商品ディスプレー体A1は、そのシート支持
体2が前記窓孔17と対向するようにして配置され、シ
ート支持体2の差し込み部6を棚部19の取付孔21に
差し込むとともに、取付穴8に前記保持部材18を挿入
して係合させることにより、ディスプレー部aに脱着可
能に取り付け固定される。また、この状態で商品ディス
プレー体A1の開放した下端部は、棚部19の窓孔20
の上方に位置している。このようにして取り付けられた
商品ディスプレー体A1の内部には、光源16aからの
光が透明又は半透明なシート支持体2自体を透過するこ
とにより取り込まれるとともに、光源16bからの光が
窓孔20を通じて商品ディスプレー体A 1の開放した下
端部から取り込まれる。
して、前記商品ディスプレー体A1は、そのシート支持
体2が前記窓孔17と対向するようにして配置され、シ
ート支持体2の差し込み部6を棚部19の取付孔21に
差し込むとともに、取付穴8に前記保持部材18を挿入
して係合させることにより、ディスプレー部aに脱着可
能に取り付け固定される。また、この状態で商品ディス
プレー体A1の開放した下端部は、棚部19の窓孔20
の上方に位置している。このようにして取り付けられた
商品ディスプレー体A1の内部には、光源16aからの
光が透明又は半透明なシート支持体2自体を透過するこ
とにより取り込まれるとともに、光源16bからの光が
窓孔20を通じて商品ディスプレー体A 1の開放した下
端部から取り込まれる。
【0032】図11及び図12は本発明を飲料缶用の商
品ディスプレー体に適用した場合の他の実施形態を示す
もので、図11はディスプレー部に取り付けられた商品
ディスプレー体の縦断面図、図12は同じく斜視図であ
る。この実施形態の商品ディスプレー体A2は、シート
支持体2をディスプレー部aの正面壁15にのみ保持さ
せるようにしたもので、このためシート支持体2の下端
には図1〜図10の実施形態のような差し込み部6は設
けられておらず、その代りにシート支持体2の上下左右
の4箇所にディスプレー部aの正面壁15に設けられた
保持部材18に係合させるための取付穴8が形成されて
いる。
品ディスプレー体に適用した場合の他の実施形態を示す
もので、図11はディスプレー部に取り付けられた商品
ディスプレー体の縦断面図、図12は同じく斜視図であ
る。この実施形態の商品ディスプレー体A2は、シート
支持体2をディスプレー部aの正面壁15にのみ保持さ
せるようにしたもので、このためシート支持体2の下端
には図1〜図10の実施形態のような差し込み部6は設
けられておらず、その代りにシート支持体2の上下左右
の4箇所にディスプレー部aの正面壁15に設けられた
保持部材18に係合させるための取付穴8が形成されて
いる。
【0033】なお、その他の構成は図1〜図10の実施
形態と同様であるので、同一の符号を付し、詳細な説明
は省略する。本実施形態の商品ディスプレー体A2は、
そのシート支持体2が正面壁15の窓孔17と対向する
ようにして配置され、シート支持体2の各取付穴8に保
持部材18を挿入して係合させることにより、ディスプ
レー部aに脱着可能に取り付け固定される。また、この
状態でディスプレー体A2の開放した下端部は、棚部1
9の窓孔20の上方に位置している。したがって、商品
ディスプレー体A2の内部には、図1〜図10の実施形
態と同様に、光源16a,16bからの光が取り込まれ
る。
形態と同様であるので、同一の符号を付し、詳細な説明
は省略する。本実施形態の商品ディスプレー体A2は、
そのシート支持体2が正面壁15の窓孔17と対向する
ようにして配置され、シート支持体2の各取付穴8に保
持部材18を挿入して係合させることにより、ディスプ
レー部aに脱着可能に取り付け固定される。また、この
状態でディスプレー体A2の開放した下端部は、棚部1
9の窓孔20の上方に位置している。したがって、商品
ディスプレー体A2の内部には、図1〜図10の実施形
態と同様に、光源16a,16bからの光が取り込まれ
る。
【0034】
【0035】以上述べた図1〜図10、図11及び図1
2の各実施形態は、単一の商品ディスプレーが構成され
る商品ディスプレー体であるが、本発明は複数の商品デ
ィスプレーが構成される商品ディスプレー体としてもよ
い。図13はその場合の一実施形態を示すもので、シー
ト支持体2(図1〜図10の実施形態と同様、透明又は
半透明のプラスチック材からなるシート支持体)を横長
に構成して、その幅方向で適当な間隔をおいて複数対の
係合部4a,4bを設け、各対の係合部4a,4bにシ
ート体1を装着するようにしたものである。
2の各実施形態は、単一の商品ディスプレーが構成され
る商品ディスプレー体であるが、本発明は複数の商品デ
ィスプレーが構成される商品ディスプレー体としてもよ
い。図13はその場合の一実施形態を示すもので、シー
ト支持体2(図1〜図10の実施形態と同様、透明又は
半透明のプラスチック材からなるシート支持体)を横長
に構成して、その幅方向で適当な間隔をおいて複数対の
係合部4a,4bを設け、各対の係合部4a,4bにシ
ート体1を装着するようにしたものである。
【0036】このシート支持体2の上端には、各対の係
合部4a,4bに対応して蓋体3を固定するための板状
部5が設けられており、また、シート支持体2の下端に
はその幅方向で適宜間隔をおいて差し込み部6が突設さ
れている。また、シート支持体2の上部位置にはその幅
方向で適宜間隔をおいて取付穴8が貫設されている。な
お、これらの構成を含めた他の構成は図1〜図10の実
施形態と同様であるので、同一の符号を付し、詳細な説
明は省略する。
合部4a,4bに対応して蓋体3を固定するための板状
部5が設けられており、また、シート支持体2の下端に
はその幅方向で適宜間隔をおいて差し込み部6が突設さ
れている。また、シート支持体2の上部位置にはその幅
方向で適宜間隔をおいて取付穴8が貫設されている。な
お、これらの構成を含めた他の構成は図1〜図10の実
施形態と同様であるので、同一の符号を付し、詳細な説
明は省略する。
【0037】この実施形態では、シート支持体2の各対
の係合部4a,4bにそれぞれシート体1の両側縁10
0を係脱可能に係合することによりシート体1をシート
支持体2に装着し、これにより商品ディスプレー本体X
3が構成される。そして、装着された各シート体1の上
端部とシート支持体2の板状部5に対して、図1〜図1
0の実施形態と同様の蓋体3を装着することにより、複
数の商品ディスプレーを備えた商品ディスプレー体A3
が構成される。
の係合部4a,4bにそれぞれシート体1の両側縁10
0を係脱可能に係合することによりシート体1をシート
支持体2に装着し、これにより商品ディスプレー本体X
3が構成される。そして、装着された各シート体1の上
端部とシート支持体2の板状部5に対して、図1〜図1
0の実施形態と同様の蓋体3を装着することにより、複
数の商品ディスプレーを備えた商品ディスプレー体A3
が構成される。
【0038】このような商品ディスプレー体A3は、図
1〜図10の実施形態と同様に、シート支持体2の差し
込み部6を棚部19の取付孔21に差し込むとともに、
取付穴8にディスプレー部aの正面壁15の保持部材1
8を挿入して係合させることにより、ディスプレー部a
に脱着可能に取り付け固定される。また、この状態で商
品ディスプレー体A3を構成する各シート体1の開放し
た下端部は棚部19の窓孔20の上方に位置している。
したがって、商品ディスプレー体A3のそれぞれの商品
ディスプレー内部には、図1〜図10の実施形態と同様
に、光源16a,16bからの光が取り込まれる。
1〜図10の実施形態と同様に、シート支持体2の差し
込み部6を棚部19の取付孔21に差し込むとともに、
取付穴8にディスプレー部aの正面壁15の保持部材1
8を挿入して係合させることにより、ディスプレー部a
に脱着可能に取り付け固定される。また、この状態で商
品ディスプレー体A3を構成する各シート体1の開放し
た下端部は棚部19の窓孔20の上方に位置している。
したがって、商品ディスプレー体A3のそれぞれの商品
ディスプレー内部には、図1〜図10の実施形態と同様
に、光源16a,16bからの光が取り込まれる。
【0039】ここで、本実施形態のように商品ディスプ
レー体Aが複数の商品ディスプレーを構成する場合に
は、シート支持体2の全体を透明又は半透明なプラスチ
ック材で構成してもよいが、好ましくは、シート支持体
2のうちシート体1で覆われる部分、すなわち係合部4
aと係合部4b間の部分のみを透明又は半透明とし、他
の部分200は不透明とすることが適当であり、これに
よりこの部分200から裏側の光源などが透けて見える
ようなことがなく、意匠的な面から好ましい。上記部分
200を不透明にするには、この部分200を他の不透
明なプラスチックや金属板などで構成するほか、シート
支持体2の全体を透明又は半透明のプラスチック材で構
成した上で、部分200を他の不透明なプラスチック材
や金属板で覆うなどの構造としてもよい。
レー体Aが複数の商品ディスプレーを構成する場合に
は、シート支持体2の全体を透明又は半透明なプラスチ
ック材で構成してもよいが、好ましくは、シート支持体
2のうちシート体1で覆われる部分、すなわち係合部4
aと係合部4b間の部分のみを透明又は半透明とし、他
の部分200は不透明とすることが適当であり、これに
よりこの部分200から裏側の光源などが透けて見える
ようなことがなく、意匠的な面から好ましい。上記部分
200を不透明にするには、この部分200を他の不透
明なプラスチックや金属板などで構成するほか、シート
支持体2の全体を透明又は半透明のプラスチック材で構
成した上で、部分200を他の不透明なプラスチック材
や金属板で覆うなどの構造としてもよい。
【0040】図13に示す商品ディスプレー体A3につ
いても、図11及び図12の実施形態と同様、保持部材
18などによりディスプレー部aの正面壁15にのみ保
持させるようにすることもできる。
いても、図11及び図12の実施形態と同様、保持部材
18などによりディスプレー部aの正面壁15にのみ保
持させるようにすることもできる。
【0041】また、本発明の商品ディスプレー体は、シ
ート支持体2が自動販売機のディスプレー部に固定され
若しくはディスプレー部の一部を構成するような部材で
あってよい。図14はその一実施形態を示すもので、図
13と同様の幅方向に複数対の係合部4a,4bを有す
るシート支持体2をディスプレー部aの棚部19に立設
固定したものである。この実施形態では、シート支持体
2は金属板などの不透明な部材により構成され、背方の
光源16aからの光を商品ディスプレー体A4内に取り
込むために、各対の係合部4a,4b間に窓孔22が形
成されている。なお、上記シート支持体2及びその取付
構造以外の構成については、図1〜図10、図13など
に示す実施形態と同様であるので、同一の符号を付し、
詳細な説明は省略する。
ート支持体2が自動販売機のディスプレー部に固定され
若しくはディスプレー部の一部を構成するような部材で
あってよい。図14はその一実施形態を示すもので、図
13と同様の幅方向に複数対の係合部4a,4bを有す
るシート支持体2をディスプレー部aの棚部19に立設
固定したものである。この実施形態では、シート支持体
2は金属板などの不透明な部材により構成され、背方の
光源16aからの光を商品ディスプレー体A4内に取り
込むために、各対の係合部4a,4b間に窓孔22が形
成されている。なお、上記シート支持体2及びその取付
構造以外の構成については、図1〜図10、図13など
に示す実施形態と同様であるので、同一の符号を付し、
詳細な説明は省略する。
【0042】この実施形態では、シート支持体2の各対
の係合部4a,4bにそれぞれシート体1の両側縁10
0を係脱可能に係合することによりシート体1をシート
支持体2に装着し、これにより商品ディスプレー本体X
4が構成される。そして、装着された各シート体1の上
端部とシート支持体2の板状部5に対して、図1〜図1
0の実施形態と同様の蓋体3を装着することにより、複
数の商品ディスプレーを備えた商品ディスプレー体A4
が構成される。また、この状態で商品ディスプレー体A
4を構成する各シート体1の開放した下端部は棚部19
の窓孔20の上方に位置している。したがって、商品デ
ィスプレー体A4のそれぞれの商品ディスプレー内部に
は、図1〜図10の実施形態と同様に、光源16a,1
6bからの光が取り込まれる。
の係合部4a,4bにそれぞれシート体1の両側縁10
0を係脱可能に係合することによりシート体1をシート
支持体2に装着し、これにより商品ディスプレー本体X
4が構成される。そして、装着された各シート体1の上
端部とシート支持体2の板状部5に対して、図1〜図1
0の実施形態と同様の蓋体3を装着することにより、複
数の商品ディスプレーを備えた商品ディスプレー体A4
が構成される。また、この状態で商品ディスプレー体A
4を構成する各シート体1の開放した下端部は棚部19
の窓孔20の上方に位置している。したがって、商品デ
ィスプレー体A4のそれぞれの商品ディスプレー内部に
は、図1〜図10の実施形態と同様に、光源16a,1
6bからの光が取り込まれる。
【0043】また、このようにシート支持体2が自動販
売機のディスプレー部aに固定され若しくはディスプレ
ー部aの一部を構成するような部材である場合でも、シ
ート支持体2は図13の実施形態と同様に、透明又は半
透明なプラスチック材などにより構成してもよく、また
この場合、シート支持体2の部分200を不透明に構成
するために図13の実施形態で述べたと同様の構成を採
用してもよい。これらの場合には窓孔22は不要とな
る。なお、以上のようなシート支持体2をディスプレー
部に固定する構造においては、シート支持体2として図
1〜図10の実施形態に示すような単一の商品ディスプ
レーを構成するものを用いてもよい。
売機のディスプレー部aに固定され若しくはディスプレ
ー部aの一部を構成するような部材である場合でも、シ
ート支持体2は図13の実施形態と同様に、透明又は半
透明なプラスチック材などにより構成してもよく、また
この場合、シート支持体2の部分200を不透明に構成
するために図13の実施形態で述べたと同様の構成を採
用してもよい。これらの場合には窓孔22は不要とな
る。なお、以上のようなシート支持体2をディスプレー
部に固定する構造においては、シート支持体2として図
1〜図10の実施形態に示すような単一の商品ディスプ
レーを構成するものを用いてもよい。
【0044】また、本発明の商品ディスプレー体は、既
存の自動販売機のディスプレー部にも適用可能である
が、図15及び図16はその場合の好ましい取付構造の
一実施形態を示している。既存の多くの自動販売機で
は、ディスプレー部aを構成する棚部19′に商品ディ
スプレー体を脱着可能に取り付けるための取付部(図示
せず)と、この取付部に取り付けられた商品ディスプレ
ー体内に棚部19′下方の光源から光を取り込むための
窓孔20′とが形成されている。このような既存の自動
販売機のディスプレー部aに本発明の商品ディスプレー
体を容易に適用するため、この実施形態では棚部19′
下方の光源16b′からの光を商品ディスプレー体に導
くためのフード体23を用いる。
存の自動販売機のディスプレー部にも適用可能である
が、図15及び図16はその場合の好ましい取付構造の
一実施形態を示している。既存の多くの自動販売機で
は、ディスプレー部aを構成する棚部19′に商品ディ
スプレー体を脱着可能に取り付けるための取付部(図示
せず)と、この取付部に取り付けられた商品ディスプレ
ー体内に棚部19′下方の光源から光を取り込むための
窓孔20′とが形成されている。このような既存の自動
販売機のディスプレー部aに本発明の商品ディスプレー
体を容易に適用するため、この実施形態では棚部19′
下方の光源16b′からの光を商品ディスプレー体に導
くためのフード体23を用いる。
【0045】このフード体23は断面が略直角三角形状
をなし、その断面形状において直角を作る2辺のうちの
一方の辺に相当する面がディスプレー部aの外側を向く
前面部230を、他方の辺に相当する面が棚部19′に
面する底部231をそれぞれ構成するとともに、この底
部231に開口部24が形成されており、ディスプレー
部aの棚部19′に形成された前記窓孔20′を覆うよ
うにして棚部19′上に取り付けられる。このフード体
23は、棚部下方の光源16b′からの光をその断面形
状の斜辺に相当する背板232の内側面などで反射さ
せ、前面部230の窓孔25に導くことを目的とした部
材であり、このため前記背板232の内側面は光が反射
しやすい金属面、鏡面、白色面などとすることが好まし
い。
をなし、その断面形状において直角を作る2辺のうちの
一方の辺に相当する面がディスプレー部aの外側を向く
前面部230を、他方の辺に相当する面が棚部19′に
面する底部231をそれぞれ構成するとともに、この底
部231に開口部24が形成されており、ディスプレー
部aの棚部19′に形成された前記窓孔20′を覆うよ
うにして棚部19′上に取り付けられる。このフード体
23は、棚部下方の光源16b′からの光をその断面形
状の斜辺に相当する背板232の内側面などで反射さ
せ、前面部230の窓孔25に導くことを目的とした部
材であり、このため前記背板232の内側面は光が反射
しやすい金属面、鏡面、白色面などとすることが好まし
い。
【0046】前記フード体23の前面部230には、幅
方向で適当な間隔において複数の窓孔25が形成されて
おり、この各窓孔25位置の前面部230にシート支持
体2が取り付けられている。このシート支持体2はフー
ド体23の前面部230に固定されてもよいし、またフ
ード体2の前面部230に脱着可能に取り付けられても
よいが、本実施形態では、各シート支持体2をフード体
23の前面部230に脱着可能に取り付けしてあり、こ
のためシート支持体2の上下左右の4箇所に図11及び
図12の実施形態と同様の取付穴8を形成するととも
に、フード体23の前面部230に保持部材26を突設
し、この保持部材26を前記取付穴8に挿入して係合さ
せることにより、フード体23の前面部230に各シー
ト支持体2を保持している。
方向で適当な間隔において複数の窓孔25が形成されて
おり、この各窓孔25位置の前面部230にシート支持
体2が取り付けられている。このシート支持体2はフー
ド体23の前面部230に固定されてもよいし、またフ
ード体2の前面部230に脱着可能に取り付けられても
よいが、本実施形態では、各シート支持体2をフード体
23の前面部230に脱着可能に取り付けしてあり、こ
のためシート支持体2の上下左右の4箇所に図11及び
図12の実施形態と同様の取付穴8を形成するととも
に、フード体23の前面部230に保持部材26を突設
し、この保持部材26を前記取付穴8に挿入して係合さ
せることにより、フード体23の前面部230に各シー
ト支持体2を保持している。
【0047】この実施形態では、各シート支持体2の係
合部4a,4bにそれぞれシート体1の両側縁100を
係脱可能に係合することによりシート体1をシート支持
体2に装着し、これにより商品ディスプレー本体X5が
構成される。そして、装着された各シート体1の上端部
とシート支持体2の板状部5に対して、図1〜図10の
実施形態と同様の蓋体3を装着することにより、複数の
商品ディスプレー体A 5が構成される。このような既存
の自動販売機に対する商品ディスプレー体A5の取付構
造によれば、棚部19′下方の光源16b′からの光が
棚部19′に形成された前記窓孔20′を通じてフード
体23内に取り込まれ、この光はフード体23の背板2
32の内側面などで反射してフード体23の前面部23
0の窓孔25を通じて商品ディスプレー体A5内に導か
れる。
合部4a,4bにそれぞれシート体1の両側縁100を
係脱可能に係合することによりシート体1をシート支持
体2に装着し、これにより商品ディスプレー本体X5が
構成される。そして、装着された各シート体1の上端部
とシート支持体2の板状部5に対して、図1〜図10の
実施形態と同様の蓋体3を装着することにより、複数の
商品ディスプレー体A 5が構成される。このような既存
の自動販売機に対する商品ディスプレー体A5の取付構
造によれば、棚部19′下方の光源16b′からの光が
棚部19′に形成された前記窓孔20′を通じてフード
体23内に取り込まれ、この光はフード体23の背板2
32の内側面などで反射してフード体23の前面部23
0の窓孔25を通じて商品ディスプレー体A5内に導か
れる。
【0048】図17は、本発明の商品ディスプレー体を
既存の自動販売機のディスプレー部に適用する場合の他
の実施形態を示している。この実施形態では、上述した
と同様の構造のフード体23を、棚部19′に形成され
た窓孔20′の一部分を覆うように棚部19′に対して
取付け、窓孔20′の残りの部分がフード体23の前面
に位置するようにしたものである。なお、その他の構成
は図15及び図16に示す実施形態と同様であるので、
同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
既存の自動販売機のディスプレー部に適用する場合の他
の実施形態を示している。この実施形態では、上述した
と同様の構造のフード体23を、棚部19′に形成され
た窓孔20′の一部分を覆うように棚部19′に対して
取付け、窓孔20′の残りの部分がフード体23の前面
に位置するようにしたものである。なお、その他の構成
は図15及び図16に示す実施形態と同様であるので、
同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0049】この実施形態では、棚部19′下方の光源
16b′からの光の一部が、フード体23内に位置する
窓孔20′の部分を通じてフード体23内に取り込ま
れ、図15及び図16の場合と同様に、フード体23内
で反射することによりその前面部230の窓孔25を通
じて商品ディスプレー体A5内に導かれる。また、光源
16b′からの光の他の一部は、フード体23の前面に
位置した前記窓孔20′の残りの部分を通じてフード体
23の前面部230に取付けられた商品ディスプレー体
A5の下端部からその内部に導かれる。
16b′からの光の一部が、フード体23内に位置する
窓孔20′の部分を通じてフード体23内に取り込ま
れ、図15及び図16の場合と同様に、フード体23内
で反射することによりその前面部230の窓孔25を通
じて商品ディスプレー体A5内に導かれる。また、光源
16b′からの光の他の一部は、フード体23の前面に
位置した前記窓孔20′の残りの部分を通じてフード体
23の前面部230に取付けられた商品ディスプレー体
A5の下端部からその内部に導かれる。
【0050】図15及び図16、図17の各実施形態で
は、図13に示すような幅方向に複数対の係合部4a,
4bを有するシート支持体2をフード体23の前面部2
30に脱着可能に取り付けたり、或いは、フード体23
の前面部230に図14の実施形態に示すような固定式
のシート支持体2を取り付けてもよい。なお、本発明の
商品ディスプレー体において、シート体1やシート保持
体2の形状、寸法などは、適用すべき商品パッケージの
形状やそのおもて面側の形状などに応じて適宜選択され
る。したがって、シート体1は必ずしも四角形でなくて
もよい。
は、図13に示すような幅方向に複数対の係合部4a,
4bを有するシート支持体2をフード体23の前面部2
30に脱着可能に取り付けたり、或いは、フード体23
の前面部230に図14の実施形態に示すような固定式
のシート支持体2を取り付けてもよい。なお、本発明の
商品ディスプレー体において、シート体1やシート保持
体2の形状、寸法などは、適用すべき商品パッケージの
形状やそのおもて面側の形状などに応じて適宜選択され
る。したがって、シート体1は必ずしも四角形でなくて
もよい。
【0051】
【発明の効果】以上述べたように本発明の商品ディスプ
レー体は、その本体が商品パッケージのおもて面側の図
柄及び文字が印刷されたシート体とこのシート体が脱着
可能に装着されるシート支持体とから構成されるもので
あるため、ディスプレー部の内部が高温となった場合で
も従来品のように図柄や文字が印刷されたプラスチック
フィルムがディスプレー缶本体から剥がれてしまうよう
なことがなく、長期間の使用に耐え得るものであり、こ
のため自動販売機におけるディスプレー体の交替頻度を
従来に較べて大幅に減らすことができる。加えて、商品
ディスプレー体の本体は、シート体を弾性変形させた状
態でその両側縁をシート支持体の係合部に係合させるだ
けで簡単に組み立てることができ、これに蓋体を装着す
るだけで立体的な商品ディスプレー体とすることができ
るため、従来品に較べて組立て作業が極めて簡単であ
り、また従来のプラスチック成型品に較べて運搬の手間
とコストを大幅に低減させることができる。また、シー
ト体とシート支持体とが別体であるため、シート支持体
を透明材により構成することができ、このため商品ディ
スプレー体内への光の取り込みも適切に行うことができ
る。
レー体は、その本体が商品パッケージのおもて面側の図
柄及び文字が印刷されたシート体とこのシート体が脱着
可能に装着されるシート支持体とから構成されるもので
あるため、ディスプレー部の内部が高温となった場合で
も従来品のように図柄や文字が印刷されたプラスチック
フィルムがディスプレー缶本体から剥がれてしまうよう
なことがなく、長期間の使用に耐え得るものであり、こ
のため自動販売機におけるディスプレー体の交替頻度を
従来に較べて大幅に減らすことができる。加えて、商品
ディスプレー体の本体は、シート体を弾性変形させた状
態でその両側縁をシート支持体の係合部に係合させるだ
けで簡単に組み立てることができ、これに蓋体を装着す
るだけで立体的な商品ディスプレー体とすることができ
るため、従来品に較べて組立て作業が極めて簡単であ
り、また従来のプラスチック成型品に較べて運搬の手間
とコストを大幅に低減させることができる。また、シー
ト体とシート支持体とが別体であるため、シート支持体
を透明材により構成することができ、このため商品ディ
スプレー体内への光の取り込みも適切に行うことができ
る。
【図1】本発明を飲料缶用の商品ディスプレー体に適用
した第1の実施形態におけるシート体の正面図
した第1の実施形態におけるシート体の正面図
【図2】図1のシート体の平面図
【図3】本発明を飲料缶用の商品ディスプレー体に適用
した第1の実施形態におけるシート支持体の正面図
した第1の実施形態におけるシート支持体の正面図
【図4】図3のシート支持体の平面図
【図5】図3のシート支持体の上部の部分拡大斜視図
【図6】本発明を飲料缶用の商品ディスプレー体に適用
した第1の実施形態における蓋体の背面図
した第1の実施形態における蓋体の背面図
【図7】図6の蓋体の斜視図
【図8】図6中のVIII−VIII線に沿う断面図
【図9】本発明を飲料缶用の商品ディスプレー体に適用
した第1の実施形態におけるシート支持体にシート体を
取り付けた状態を示す斜視図
した第1の実施形態におけるシート支持体にシート体を
取り付けた状態を示す斜視図
【図10】本発明を飲料缶用の商品ディスプレー体に適
用した第1の実施形態における、商品ディスプレー体の
ディスプレー部への取付状態を示す縦断面図
用した第1の実施形態における、商品ディスプレー体の
ディスプレー部への取付状態を示す縦断面図
【図11】本発明を飲料缶用の商品ディスプレー体に適
用した第2の実施形態における、商品ディスプレー体の
ディスプレー部への取付状態を示す縦断面図
用した第2の実施形態における、商品ディスプレー体の
ディスプレー部への取付状態を示す縦断面図
【図12】本発明を飲料缶用の商品ディスプレー体に適
用した第2の実施形態における、商品ディスプレー体の
ディスプレー部への取付状態を示す斜視図
用した第2の実施形態における、商品ディスプレー体の
ディスプレー部への取付状態を示す斜視図
【図13】本発明を飲料缶用の商品ディスプレー体に適
用した第3の実施形態における商品ディスプレー本体を
示す斜視図
用した第3の実施形態における商品ディスプレー本体を
示す斜視図
【図14】本発明を飲料缶用の商品ディスプレー体に適
用した第4の実施形態における商品ディスプレー体及び
その取付状態を示す斜視図
用した第4の実施形態における商品ディスプレー体及び
その取付状態を示す斜視図
【図15】本発明を飲料缶用の商品ディスプレー体に適
用した第5の実施形態における商品ディスプレー体及び
その取付状態を示す斜視図
用した第5の実施形態における商品ディスプレー体及び
その取付状態を示す斜視図
【図16】本発明を飲料缶用の商品ディスプレー体に適
用した第5の実施形態における商品ディスプレー体及び
その取付状態の縦断面図
用した第5の実施形態における商品ディスプレー体及び
その取付状態の縦断面図
【図17】本発明を飲料缶用の商品ディスプレー体に適
用した第6の実施形態における商品ディスプレー体及び
その取付状態の縦断面図
用した第6の実施形態における商品ディスプレー体及び
その取付状態の縦断面図
【図18】従来の商品ディスプレー体とその取付構造を
示す縦断面図
示す縦断面図
1…シート体、2…シート支持体、3…蓋体、4a,4
b…係合部、5…板状部、6…差し込み部、7…突起、
8…取付穴、9…装着溝、10,11…板状部、12…
突起、13…突起、14…装着溝、15…正面壁、16
a,16b,16b′…光源、17…窓孔、18…保持
部材、19,19′…棚部、20,20′…窓孔、21
…取付孔、22…窓孔、23…フード体、24…開口
部、25…窓孔、26…保持部材、90,91…内壁
面、100…側縁、230…前面部、231…底部、X
1〜X5…商品ディスプレー本体、A1〜A5…商品デ
ィスプレー体
b…係合部、5…板状部、6…差し込み部、7…突起、
8…取付穴、9…装着溝、10,11…板状部、12…
突起、13…突起、14…装着溝、15…正面壁、16
a,16b,16b′…光源、17…窓孔、18…保持
部材、19,19′…棚部、20,20′…窓孔、21
…取付孔、22…窓孔、23…フード体、24…開口
部、25…窓孔、26…保持部材、90,91…内壁
面、100…側縁、230…前面部、231…底部、X
1〜X5…商品ディスプレー本体、A1〜A5…商品デ
ィスプレー体
Claims (9)
- 【請求項1】 おもて面側に商品パッケージのおもて面
側の印刷部と略同じ図柄及び文字が表示された多角形状
のシート体と、該シート体の両側縁を係合させるため
の、断面爪状の突条により構成される少なくとも1対の
係合部を備えた透明又は半透明なプラスチック製の板状
体からなり、自動販売機のディスプレー部に設けられる
シート支持体と、前記シート体をシート支持体に装着す
ることにより構成される商品ディスプレー本体の上端に
脱着可能に装着される蓋体とを有し、 前記シート体を、そのおもて面側が凸面側となるように
幅方向で弧状に弾性変形させた状態で、その両側縁を前
記シート支持体の断面爪状の突条により構成される係合
部に対して係脱可能に係合させることにより商品ディス
プレー本体を構成するとともに、該商品ディスプレー本
体の上端に前記蓋体を装着するようにしたことを特徴と
する自動販売機用の商品ディスプレー体。 - 【請求項2】 シート支持体が、自動販売機のディスプ
レー部に脱着可能に取り付けられる部材であることを特
徴とする請求項1に記載の自動販売機用の商品ディスプ
レー体。 - 【請求項3】 シート支持体が、自動販売機のディスプ
レー部に固定され若しくはディスプレー部の一部を構成
する部材であることを特徴とする請求項1に記載の自動
販売機用の商品ディスプレー体。 - 【請求項4】 シート支持体が、その幅方向で適当な間
隔をおいて設けられる複数対の係合部を有し、該各対の
係合部にシート体を装着できるようにしたことを特徴と
する請求項1、2又は3に記載の自動販売機用の商品デ
ィスプレー体。 - 【請求項5】 請求項1、2、3又は4に記載の商品デ
ィスプレー体の取付構造であって、ディスプレー部に取
り付けられた商品ディスプレー体内に、下記(a)及び(b)
により光源からの光が取り込まれることを特徴とする自
動販売機用の商品ディスプレー体の取付構造。 (a) 光源からの光が、透明又は半透明材であるシート支
持体を透過することにより商品ディスプレー体内に取り
込まれる。 (b) 光源からの光が、商品ディスプレー体の開放した下
端部からその内部に取り込まれる。 - 【請求項6】 ディスプレー部を構成する棚部に、商品
ディスプレー体を脱着可能に取り付けるための取付部
と、該取付部に取り付けられた商品ディスプレー体内に
棚部下方の光源から光を取り込むための窓孔とが形成さ
れた既存の自動販売機のディスプレー部に、請求項1に
記載の商品ディスプレー体を取り付けるための構造であ
って、 ディスプレー部を構成する棚部に、底部が開放し若しく
は底部に開口部を有し且つ前面部に窓孔を有するフード
体を、棚部に形成された前記窓孔の少なくとも一部分を
覆うようにして取り付けるとともに、該フード体の前面
部に請求項1に記載の商品ディスプレー体を構成すべき
シート支持体を取り付け、棚面下方の光源からの光を棚
部に形成された前記窓孔を通じてフード体内に取り込む
とともにフード体の内面で反射させ、該反射した光をフ
ード体前面部の前記窓孔を通じて商品ディスプレー体内
に導くようにしたことを特徴とする自動販売機用の商品
ディスプレー体の取付構造。 - 【請求項7】 フード体を、棚部に形成された窓孔の一
部分を覆うことにより前記窓孔の残りの部分がフード体
の前面に位置するように、棚部に取り付け、棚部下方の
光源からの光を前記窓孔の残りの部分を通じてフード体
の前面部に取り付けられた商品ディスプレー体の下端部
からその内部に導くようにしたことを特徴とする請求項
6に記載の商品ディスプレー体の取付構造。 - 【請求項8】 シート支持体が、フード体の前面部に脱
着可能に取り付けられる部材であることを特徴とする請
求項6又は7に記載の自動販売機用の商品ディスプレー
体の取付構造。 - 【請求項9】 シート支持体が、フード体の前面部に固
定され若しくは前面部の一部を構成する部材であること
を特徴とする請求項6又は7に記載の自動販売機用の商
品ディスプレー体の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000380704A JP3383643B2 (ja) | 2000-12-14 | 2000-12-14 | 自動販売機用の商品ディスプレー体及びその取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000380704A JP3383643B2 (ja) | 2000-12-14 | 2000-12-14 | 自動販売機用の商品ディスプレー体及びその取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002183814A JP2002183814A (ja) | 2002-06-28 |
JP3383643B2 true JP3383643B2 (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=18848836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000380704A Expired - Fee Related JP3383643B2 (ja) | 2000-12-14 | 2000-12-14 | 自動販売機用の商品ディスプレー体及びその取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3383643B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008165482A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Daido Shiko Insatsu Kk | 自動販売機用商品見本 |
-
2000
- 2000-12-14 JP JP2000380704A patent/JP3383643B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002183814A (ja) | 2002-06-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |