JP3383309B2 - 地勢高度経路マネージャ - Google Patents
地勢高度経路マネージャInfo
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Description
【発明の詳細な説明】
政府の権利
合衆国政府は、空軍省により認証された契約No.F3360
0−88−G−5107に従って本発明に権利を有する。
0−88−G−5107に従って本発明に権利を有する。
発明の背景
本発明は、一般に、地勢追跡航空機制御に関し、特
に、地勢追跡飛行のために地勢高度データをアクセスし
且つ利用する方法に関する。
に、地勢追跡飛行のために地勢高度データをアクセスし
且つ利用する方法に関する。
地上からの高度を最小にし、それにより、視認性を最
小にし且つ地上基地からの検出や攻撃をできる限り少な
くするために、軍用航空機は地勢追跡飛行を実行する場
合が多い。地勢追跡飛行は、一般に、実際の海抜とは関
係なく、地面から所定の高度を維持する。言いかえれ
ば、航空機は地面からほぼ一定の高度をもって地表の輪
郭に従い、所定の飛行経路に沿って地表の主要な輪郭に
従って操縦を行う。近づきつつある高い高度の地勢形状
をクリアするように適切な上昇角度を確定するために、
地面からの実際の高度を増しても良い。
小にし且つ地上基地からの検出や攻撃をできる限り少な
くするために、軍用航空機は地勢追跡飛行を実行する場
合が多い。地勢追跡飛行は、一般に、実際の海抜とは関
係なく、地面から所定の高度を維持する。言いかえれ
ば、航空機は地面からほぼ一定の高度をもって地表の輪
郭に従い、所定の飛行経路に沿って地表の主要な輪郭に
従って操縦を行う。近づきつつある高い高度の地勢形状
をクリアするように適切な上昇角度を確定するために、
地面からの実際の高度を増しても良い。
地勢追跡飛行に適用される汎用アルゴリズムは、飛行
経路に沿って、また、その付近に位置する最も高い地勢
形状を選択する。近づきつつある地勢形状をクリアする
か否かを判定するために、航空機の高度と高度ベクトル
を参照する。必要に応じて、地勢追跡アルゴリズムは、
航空機が近づきつつある地勢形状をクリアするために適
切な上昇角度に入ることを要求する。そうでなければ、
アルゴリズムは、所定の地勢プロファイルデータ構造に
従って、地上からほぼ一貫した高度を維持するであろ
う。
経路に沿って、また、その付近に位置する最も高い地勢
形状を選択する。近づきつつある地勢形状をクリアする
か否かを判定するために、航空機の高度と高度ベクトル
を参照する。必要に応じて、地勢追跡アルゴリズムは、
航空機が近づきつつある地勢形状をクリアするために適
切な上昇角度に入ることを要求する。そうでなければ、
アルゴリズムは、所定の地勢プロファイルデータ構造に
従って、地上からほぼ一貫した高度を維持するであろ
う。
ここで使用されている用語「地勢プロファイル」は、
所定の飛行経路に沿った地勢を表わすデータ構造を指
す。地勢追跡アルゴリズムは地勢プロファイルデータ構
造を使用して、指定の飛行経路に沿った地勢追跡飛行を
実行する。地勢プロファイルは、たとえば、飛行経路を
含む垂直平面を通って取り出されるような地勢の横断
面、立面輪郭であると一般には考えて良いが、指定の飛
行経路の付近の地勢条件を考慮に入れなければならな
い。たとえば、飛行経路に沿った所定の1点について、
側方外側へ両側に所定の距離をおいた最も高度の高い点
をその所定の点における地勢プロファイル高度として割
当てる。これにより、地勢プロファイルに控え目な、す
なわち、安全な高度輪郭が生成される。
所定の飛行経路に沿った地勢を表わすデータ構造を指
す。地勢追跡アルゴリズムは地勢プロファイルデータ構
造を使用して、指定の飛行経路に沿った地勢追跡飛行を
実行する。地勢プロファイルは、たとえば、飛行経路を
含む垂直平面を通って取り出されるような地勢の横断
面、立面輪郭であると一般には考えて良いが、指定の飛
行経路の付近の地勢条件を考慮に入れなければならな
い。たとえば、飛行経路に沿った所定の1点について、
側方外側へ両側に所定の距離をおいた最も高度の高い点
をその所定の点における地勢プロファイル高度として割
当てる。これにより、地勢プロファイルに控え目な、す
なわち、安全な高度輪郭が生成される。
地勢追跡用途の多くはレーダー及び/又はレーダーセ
ンサのデータを使用して、航空機の予測飛行経路に沿っ
た地勢プロファイルを生成する。予測飛行経路は、一般
に、航空機の現在高度及び現在速度に基づいている。し
かしながら、能動センサの放射は航空機をより遠い距離
にある脅威施設から見えるようにしてしまうので、地勢
追跡飛行は能動センサのデータを制限して又は全く使用
せずに実行されるの好ましい。特にパワーの強い能動セ
ンサを使用すると、遠く離れた敵軍が航空機を検出でき
るようになるので、秘密特命飛行は危険にさらされる。
能動センサを使用すべき場合には、検出可能な放射を最
小にして、敵軍が短距離の検出しかできないようにする
ために、そのようなセンサを低パワーに設定して使用す
るのが好ましい。残念ながら、地勢追跡飛行はより遠い
距離にある地勢情報を必要とし、そのような情報が長距
離ハイパワーの能動センサを使用して生成される場合に
は、通常、航空機は検出されやすくなる。さらに、能動
センサのデータ自体にも限界がある。センサデータだけ
では、丘陵の背後又は角を曲がったところを見ることが
できない。センサは、地勢プロファイルを生成するとき
にどこで地勢データを収集すべきかを「推測」すること
しかできない。
ンサのデータを使用して、航空機の予測飛行経路に沿っ
た地勢プロファイルを生成する。予測飛行経路は、一般
に、航空機の現在高度及び現在速度に基づいている。し
かしながら、能動センサの放射は航空機をより遠い距離
にある脅威施設から見えるようにしてしまうので、地勢
追跡飛行は能動センサのデータを制限して又は全く使用
せずに実行されるの好ましい。特にパワーの強い能動セ
ンサを使用すると、遠く離れた敵軍が航空機を検出でき
るようになるので、秘密特命飛行は危険にさらされる。
能動センサを使用すべき場合には、検出可能な放射を最
小にして、敵軍が短距離の検出しかできないようにする
ために、そのようなセンサを低パワーに設定して使用す
るのが好ましい。残念ながら、地勢追跡飛行はより遠い
距離にある地勢情報を必要とし、そのような情報が長距
離ハイパワーの能動センサを使用して生成される場合に
は、通常、航空機は検出されやすくなる。さらに、能動
センサのデータ自体にも限界がある。センサデータだけ
では、丘陵の背後又は角を曲がったところを見ることが
できない。センサは、地勢プロファイルを生成するとき
にどこで地勢データを収集すべきかを「推測」すること
しかできない。
デジタル地勢高度データは、複数の個別の「データポ
スト」における地表高度を表わす。各データポストは地
表場所又はアドレス、すなわち、緯度及び経度と、たと
えば、海面に対する関連高度とを有する。すなわち、単
純な形態のDTEDデータベースは、緯度及び経度のアドレ
ス入力に応答して、スケーラ高度データを供給するであ
ろう。用途によっては、さらに複雑なDTEDデータベース
が開発されている。たとえば、1990年2月6日にJ.F.Da
wson及びE.W.Ronishへ発行された米国特許第4,899,292
号は、緯度パラメータ及び経度パラメータにより、地勢
高度データを含むデジタルマップをワープすることによ
って、球形データベースを作成する切りばめ方法を示し
ている。
スト」における地表高度を表わす。各データポストは地
表場所又はアドレス、すなわち、緯度及び経度と、たと
えば、海面に対する関連高度とを有する。すなわち、単
純な形態のDTEDデータベースは、緯度及び経度のアドレ
ス入力に応答して、スケーラ高度データを供給するであ
ろう。用途によっては、さらに複雑なDTEDデータベース
が開発されている。たとえば、1990年2月6日にJ.F.Da
wson及びE.W.Ronishへ発行された米国特許第4,899,292
号は、緯度パラメータ及び経度パラメータにより、地勢
高度データを含むデジタルマップをワープすることによ
って、球形データベースを作成する切りばめ方法を示し
ている。
DTEDデータベースシステムは飛行特命飛行コンピュー
タシステムにおいて使用され、軍用用途の飛行計画戦略
は、たとえば、秘密飛行作業や危険回避作業の補助とな
る。特命飛行コンピュータシステムで使用する場合、DT
EDデータベースは、パイロットが地勢追跡飛行などの時
間が重大である行動を実行すること又は所定の脅威位置
に関する回避ルートを選択することを補助できる。その
ような脅威位置は事前にわかっているかもしれず、ある
いは、飛行中に検出されても良い。DTEDに基づいてルー
ト又は代替ルートをアクセスし且つ計算するときに要求
される計算速度は、特に、パイロットを現在地勢条件及
び代替ルートを完全に評価した状態に保つために必要と
される反復計算の場合には、致命的な重大さをもつこと
がある。従って、DTEDをアクセスし、取り出されたDTED
に基づく計算の方法の改良は、単に、計算の手際良さの
改良にとどまらず、命を助け、特命飛行の成否にとって
重大なものであると考えられる。
タシステムにおいて使用され、軍用用途の飛行計画戦略
は、たとえば、秘密飛行作業や危険回避作業の補助とな
る。特命飛行コンピュータシステムで使用する場合、DT
EDデータベースは、パイロットが地勢追跡飛行などの時
間が重大である行動を実行すること又は所定の脅威位置
に関する回避ルートを選択することを補助できる。その
ような脅威位置は事前にわかっているかもしれず、ある
いは、飛行中に検出されても良い。DTEDに基づいてルー
ト又は代替ルートをアクセスし且つ計算するときに要求
される計算速度は、特に、パイロットを現在地勢条件及
び代替ルートを完全に評価した状態に保つために必要と
される反復計算の場合には、致命的な重大さをもつこと
がある。従って、DTEDをアクセスし、取り出されたDTED
に基づく計算の方法の改良は、単に、計算の手際良さの
改良にとどまらず、命を助け、特命飛行の成否にとって
重大なものであると考えられる。
地勢プロファイルは、指定飛行経路に関連させて大き
なボリュームのDTEDデータを取り出すことによって作成
されていた。地勢プロファイルを生成するときに考慮す
るためのDTEDデータベースから取り出された各々のデー
タサンプルは、大量の処理時間を必要とする。地勢プロ
ファイルを生成するためにDTEDデータベースから取り出
されるデータは、航空機の位置に先立つ飛行経路の長さ
に沿って位置するデータポストと、その長さ部分の所定
の距離の中の全てのデータポスト、すなわち、現在航空
機位置に対して識別される、飛行経路に沿った一定の長
さと幅の領域のデータポストとに対応していた。地勢プ
ロファイルは安全で、確実な情報を提供しなければなら
ない。この目的のために、大きなボリュームのDTEDデー
タを地勢プロファイルに取り込んである。残念ながら、
取り出され、処理されるデータのボリュームは地勢プロ
ファイルの生成を制約していた。すなわち、地勢プロフ
ァイル計算時間を余分に必要としていた。
なボリュームのDTEDデータを取り出すことによって作成
されていた。地勢プロファイルを生成するときに考慮す
るためのDTEDデータベースから取り出された各々のデー
タサンプルは、大量の処理時間を必要とする。地勢プロ
ファイルを生成するためにDTEDデータベースから取り出
されるデータは、航空機の位置に先立つ飛行経路の長さ
に沿って位置するデータポストと、その長さ部分の所定
の距離の中の全てのデータポスト、すなわち、現在航空
機位置に対して識別される、飛行経路に沿った一定の長
さと幅の領域のデータポストとに対応していた。地勢プ
ロファイルは安全で、確実な情報を提供しなければなら
ない。この目的のために、大きなボリュームのDTEDデー
タを地勢プロファイルに取り込んである。残念ながら、
取り出され、処理されるデータのボリュームは地勢プロ
ファイルの生成を制約していた。すなわち、地勢プロフ
ァイル計算時間を余分に必要としていた。
このように、地勢プロファイルを生成する従来の方法
は長距離能動センサを含むが、長距離センサの放射は遠
い距離にある航空機を見えるようにしてしまう。それら
の従来の技術の方法はDTEDデータベースシステムを含ん
でいたが、確実な地勢プロファイルを生成するには、多
数のDTEDデータポイントが必要であり、計算時間は相対
的に長くなる可能性がある。
は長距離能動センサを含むが、長距離センサの放射は遠
い距離にある航空機を見えるようにしてしまう。それら
の従来の技術の方法はDTEDデータベースシステムを含ん
でいたが、確実な地勢プロファイルを生成するには、多
数のDTEDデータポイントが必要であり、計算時間は相対
的に長くなる可能性がある。
関連する従来の参考文献は欧州特許出願第0499874号
であり、これは、視野の中に見える地表のみを処理する
ためのデジタルデータベースを有する光線追跡アルゴリ
ズム方法である。動作中、複数組の異なる情報を解析す
る。その第1は、幅の狭い高分解能のデータから成る一
定幅データコーリダ(data corridor)である。第2
は、より広い帯域の低分解能データである。その発明の
中心は、特定のコーリダ(corridor)におけるデータの
分解能である。
であり、これは、視野の中に見える地表のみを処理する
ためのデジタルデータベースを有する光線追跡アルゴリ
ズム方法である。動作中、複数組の異なる情報を解析す
る。その第1は、幅の狭い高分解能のデータから成る一
定幅データコーリダ(data corridor)である。第2
は、より広い帯域の低分解能データである。その発明の
中心は、特定のコーリダ(corridor)におけるデータの
分解能である。
従って、航空機を脅威施設に対してさらすことを回避
するために、ハイパワーの長距離能動センサのデータを
利用せずに、地勢追跡飛行を実行することが望ましい。
さらに、地勢追跡飛行を実行するために地勢プロファイ
ルを生成する方法は、動的で効率の良い計算時間を支援
することが望ましい。
するために、ハイパワーの長距離能動センサのデータを
利用せずに、地勢追跡飛行を実行することが望ましい。
さらに、地勢追跡飛行を実行するために地勢プロファイ
ルを生成する方法は、動的で効率の良い計算時間を支援
することが望ましい。
発明の概要
本発明に従えば、航空機の飛行経路を選択し、地勢追
跡飛行中の任意の点における地面からの高度を安全に最
小にするために、DTEDデータベースから限られたボリュ
ームのDTEDデータポイントを取り出す。さらに特定すれ
ば、データベースから取り出されるDTEDデータポイント
は、航空機に対する時間及び距離などの条件に従った寸
法を有するサンプル領域から取り出される。
跡飛行中の任意の点における地面からの高度を安全に最
小にするために、DTEDデータベースから限られたボリュ
ームのDTEDデータポイントを取り出す。さらに特定すれ
ば、データベースから取り出されるDTEDデータポイント
は、航空機に対する時間及び距離などの条件に従った寸
法を有するサンプル領域から取り出される。
本発明の好ましい一実施態様によれば、各サンプル領
域は選定された飛行経路上に中心を有し、航空機に対し
て位置決めされるが、その幅は他のサンプル領域に対し
て変化する。一般に、航空機の付近のサンプル領域は幅
広く、選定された飛行経路に沿って航空機からより離れ
ているサンプル領域は徐々に狭くなっていく。最も幅の
広いサンプル領域は飛行経路に沿って、航空機に対して
所定の位置にあり、起こりうる航空機の飛行経路外れと
関連する部分に対応する。従って、追加地勢データは、
地勢追跡飛行経路からのそのような予期しない偏差の場
合に考慮される。このように、必要に応じて、相対的に
より大きなボリュームのDTEDデータを取り出す。飛行経
路に沿ったより離れた地勢は適切に評価されるが、その
ときに使用するDTEDデータのボリュームはより小さい。
その結果、地勢追跡飛行アルゴリズムに要求される計算
スループット及びメモリ量は最小限に抑えられ、一方、
地勢追跡性能及び安全基準は最大である。
域は選定された飛行経路上に中心を有し、航空機に対し
て位置決めされるが、その幅は他のサンプル領域に対し
て変化する。一般に、航空機の付近のサンプル領域は幅
広く、選定された飛行経路に沿って航空機からより離れ
ているサンプル領域は徐々に狭くなっていく。最も幅の
広いサンプル領域は飛行経路に沿って、航空機に対して
所定の位置にあり、起こりうる航空機の飛行経路外れと
関連する部分に対応する。従って、追加地勢データは、
地勢追跡飛行経路からのそのような予期しない偏差の場
合に考慮される。このように、必要に応じて、相対的に
より大きなボリュームのDTEDデータを取り出す。飛行経
路に沿ったより離れた地勢は適切に評価されるが、その
ときに使用するDTEDデータのボリュームはより小さい。
その結果、地勢追跡飛行アルゴリズムに要求される計算
スループット及びメモリ量は最小限に抑えられ、一方、
地勢追跡性能及び安全基準は最大である。
地勢プロファイルを生成する方法を特定して指摘した
が、これは本明細書の末尾部分に明確に特許請求されて
いる。しかしながら、本発明の編成と動作の方法は、共
に、本発明のその他の利点及び目的と併せて、添付の図
面と共に以下の説明を参照することによって最も良く理
解されるであろう。図面中、同じ図中符号は同じ素子を
表わす。
が、これは本明細書の末尾部分に明確に特許請求されて
いる。しかしながら、本発明の編成と動作の方法は、共
に、本発明のその他の利点及び目的と併せて、添付の図
面と共に以下の説明を参照することによって最も良く理
解されるであろう。図面中、同じ図中符号は同じ素子を
表わす。
図面の簡単な説明
本発明をさらに良く理解し且つ本発明をいかに実施で
きるかを示すために、1例として、添付の図面を参照す
る。
きるかを示すために、1例として、添付の図面を参照す
る。
図1は、地勢追跡飛行を補助する目的で地勢プロファ
イルを生成するために本発明に従ってDTEDデータベース
からの取り出されるサンプル領域を平面図で示す。
イルを生成するために本発明に従ってDTEDデータベース
からの取り出されるサンプル領域を平面図で示す。
図2は、図1のサンプル領域から生成される地勢プロ
ファイルを示す。
ファイルを示す。
好ましい実施形態の詳細な説明
図1は、複数のデータポスト14のグリッドから構成さ
れるデジタル地勢高度データ(DTED)データベース12の
一部を参照する飛行経路10を示す。図1では、各々のデ
ータポスト14を「X」として指示しているが、データポ
スト14の間隔のスケールは指示されておらず、また、デ
ータポスト14を残らず示してあるわけでもない。DTEDデ
ータベース12は多様のフォーマットをとることができる
が、本発明に関しては、一般に、たとえば、緯度と経度
によりアドレス指定されるデータポスト14のXYアドレス
指定可能アレイとしてみなされれば良く、所定の場所で
の海抜を規定する。飛行経路12は、特命飛行計画の一部
として選択された飛行経路であっても良く、あるいは、
航空機の現在高度及び速度ベクトルの関数として動的に
予測される飛行経路であっても良い。いずれの場合に
も、地勢に従った飛行を助けるように地勢プロファイル
を生成するために、DTEDデータベース12から飛行経路10
に対する高度データを取り出すことが必要である。
れるデジタル地勢高度データ(DTED)データベース12の
一部を参照する飛行経路10を示す。図1では、各々のデ
ータポスト14を「X」として指示しているが、データポ
スト14の間隔のスケールは指示されておらず、また、デ
ータポスト14を残らず示してあるわけでもない。DTEDデ
ータベース12は多様のフォーマットをとることができる
が、本発明に関しては、一般に、たとえば、緯度と経度
によりアドレス指定されるデータポスト14のXYアドレス
指定可能アレイとしてみなされれば良く、所定の場所で
の海抜を規定する。飛行経路12は、特命飛行計画の一部
として選択された飛行経路であっても良く、あるいは、
航空機の現在高度及び速度ベクトルの関数として動的に
予測される飛行経路であっても良い。いずれの場合に
も、地勢に従った飛行を助けるように地勢プロファイル
を生成するために、DTEDデータベース12から飛行経路10
に対する高度データを取り出すことが必要である。
地勢追跡飛行は、本発明に従えば、DTEDデータベース
12を参照することにより、追加の能動センサデータをほ
とんど又は全く使用せずに実行される。使用されるどの
能動センサも低パワーであり、航空機の数海里の範囲内
でのみ検出可能であろう。航空機の相互視認性を最小に
して且つ脅威設備からの攻撃をできる限り組けにくくす
るためには、そのような地勢追跡飛行を地面から最小限
の高度で実行することが望ましい。DTED情報に基づく地
勢プロファイルを使用して、航空機は、接近しつつある
地勢条件を予測し且つ航空機とパイロットの飛行能力及
び反応時間を考慮に入れて、そのような予測地勢条件に
対して地面からの高度を最小にすることにより、そのよ
うな地面からの最小高度を実現できる。
12を参照することにより、追加の能動センサデータをほ
とんど又は全く使用せずに実行される。使用されるどの
能動センサも低パワーであり、航空機の数海里の範囲内
でのみ検出可能であろう。航空機の相互視認性を最小に
して且つ脅威設備からの攻撃をできる限り組けにくくす
るためには、そのような地勢追跡飛行を地面から最小限
の高度で実行することが望ましい。DTED情報に基づく地
勢プロファイルを使用して、航空機は、接近しつつある
地勢条件を予測し且つ航空機とパイロットの飛行能力及
び反応時間を考慮に入れて、そのような予測地勢条件に
対して地面からの高度を最小にすることにより、そのよ
うな地面からの最小高度を実現できる。
DTEDデータベースは巨大なものになり、特に地勢追跡
飛行を動的に実行しながらデータベースの全体を解析す
るための計算はわずらわしいことが理解されるであろ
う。ところが、本発明では、地勢追跡飛行を実行するた
めの地勢プロファイルを生成するときに使用するために
は、データベース12の限られた部分、すなわち、サンプ
ル領域18のみを取り出すだけで良い。これにより、その
ような地勢追跡飛行に要求される計算とメモリの量は最
小限に抑えられる。サンプル領域18は、飛行経路10に沿
った航空機16の位置の関数としてそれぞれ動的に選択さ
れる1組の部分領域18a〜18dを含む。
飛行を動的に実行しながらデータベースの全体を解析す
るための計算はわずらわしいことが理解されるであろ
う。ところが、本発明では、地勢追跡飛行を実行するた
めの地勢プロファイルを生成するときに使用するために
は、データベース12の限られた部分、すなわち、サンプ
ル領域18のみを取り出すだけで良い。これにより、その
ような地勢追跡飛行に要求される計算とメモリの量は最
小限に抑えられる。サンプル領域18は、飛行経路10に沿
った航空機16の位置の関数としてそれぞれ動的に選択さ
れる1組の部分領域18a〜18dを含む。
近接プロファイル部分領域18aは航空機16から始まっ
て飛行経路10に沿って、航空機16の前方、約2海里にわ
たって延びている。飛行中、近接プロファイル部分領域
18aの幅は、航空機のNAV CEP、針路交差偏差及び航空
機16の翼長の関数として変化することもある。これによ
り、得られる地勢プロファイルの精密調整は、多くの地
勢追跡操縦コマンドが生成されると思われるデータベー
ス12の領域に限定される。すなわち、クリアすべき範囲
は典型的には航空機16から2海里以内である。
て飛行経路10に沿って、航空機16の前方、約2海里にわ
たって延びている。飛行中、近接プロファイル部分領域
18aの幅は、航空機のNAV CEP、針路交差偏差及び航空
機16の翼長の関数として変化することもある。これによ
り、得られる地勢プロファイルの精密調整は、多くの地
勢追跡操縦コマンドが生成されると思われるデータベー
ス12の領域に限定される。すなわち、クリアすべき範囲
は典型的には航空機16から2海里以内である。
第1の中間プロファイル部分領域18bは航空機16の前
方約2海里のところから始まって飛行経路10に沿い、航
空機16から約5海里で終わり、近接部分領域18aより相
対的に幅が広い。中間部分領域18bの幅は一定であって
も良いが、航空機16を選定又は予測された飛行経路10か
ら外すように作用する潜在力又は条件の関数として定義
されても良い。すなわち、航空機16が経路10から逸脱し
うる程度までは、この潜在偏差の範囲内における飛行を
予測するために、領域18bは適当に十分な幅を有してい
るべきである。中間部分領域18bの幅を確定するときに
考慮する力の種類は、一般に、予測されない条件として
特徴づけできる。たとえば、予期せぬ突然の横風が航空
機を飛行経路10からそらせることもあり、予測しなかっ
た出来事によって、パイロットが迷い、航空機が飛行経
路に対してある程度まで外れてしまうこともありうるだ
ろう。従って、中間部分領域18bの幅を確定するときに
は、多様な潜在的経路外れ条件を考慮しても良い。ま
た、幅の計算に際しては、予期しない事象に対するパイ
ロットの応答時間や、使用する特定の航空機、すなわ
ち、パイロットのコマンドに対する航空機の応答などの
特定の情報を考慮に入れるべきである。たとえば、地上
トラック応答が相対的に遅い高速航空機の場合、その高
速と相対的に遅い地上トラック応答のために、航空機が
飛行経路10から外れるときの距離は相対的に長くなる可
能性があるので、部分領域18bの幅を相対的に広くとる
必要があると思われる。これに対し、低速で大型の航空
機では、地上トラック応答が速いので、部分領域18bは
相対的により狭くなるであろう。
方約2海里のところから始まって飛行経路10に沿い、航
空機16から約5海里で終わり、近接部分領域18aより相
対的に幅が広い。中間部分領域18bの幅は一定であって
も良いが、航空機16を選定又は予測された飛行経路10か
ら外すように作用する潜在力又は条件の関数として定義
されても良い。すなわち、航空機16が経路10から逸脱し
うる程度までは、この潜在偏差の範囲内における飛行を
予測するために、領域18bは適当に十分な幅を有してい
るべきである。中間部分領域18bの幅を確定するときに
考慮する力の種類は、一般に、予測されない条件として
特徴づけできる。たとえば、予期せぬ突然の横風が航空
機を飛行経路10からそらせることもあり、予測しなかっ
た出来事によって、パイロットが迷い、航空機が飛行経
路に対してある程度まで外れてしまうこともありうるだ
ろう。従って、中間部分領域18bの幅を確定するときに
は、多様な潜在的経路外れ条件を考慮しても良い。ま
た、幅の計算に際しては、予期しない事象に対するパイ
ロットの応答時間や、使用する特定の航空機、すなわ
ち、パイロットのコマンドに対する航空機の応答などの
特定の情報を考慮に入れるべきである。たとえば、地上
トラック応答が相対的に遅い高速航空機の場合、その高
速と相対的に遅い地上トラック応答のために、航空機が
飛行経路10から外れるときの距離は相対的に長くなる可
能性があるので、部分領域18bの幅を相対的に広くとる
必要があると思われる。これに対し、低速で大型の航空
機では、地上トラック応答が速いので、部分領域18bは
相対的により狭くなるであろう。
航空機16から飛行経路に沿って約5海里のところから
始まり、飛行経路10に沿って航空機16に対して約7海里
で終わる第2の中間部分領域18cは、部分領域18bより相
対的に狭い。パイロットは領域20において検出された経
路外し力に応答して経路10に戻すように操縦し、それに
より、部分領域18cの早期考察という利点を得る。
始まり、飛行経路10に沿って航空機16に対して約7海里
で終わる第2の中間部分領域18cは、部分領域18bより相
対的に狭い。パイロットは領域20において検出された経
路外し力に応答して経路10に戻すように操縦し、それに
より、部分領域18cの早期考察という利点を得る。
飛行経路10に沿って航空機16に対して約7海里から始
まり、飛行経路10に沿って航空機16に対して約20海里の
位置に至る長距離プロファイル部分領域18dは、領域18
の中で最も狭い部分である。部分領域18dの幅は、経路1
0に直接沿った主な地勢の変化を事前に十分に考慮でき
るように、データポスト14一つ分であっても良い。
まり、飛行経路10に沿って航空機16に対して約20海里の
位置に至る長距離プロファイル部分領域18dは、領域18
の中で最も狭い部分である。部分領域18dの幅は、経路1
0に直接沿った主な地勢の変化を事前に十分に考慮でき
るように、データポスト14一つ分であっても良い。
図2は、領域18から生成された地勢プロファイル40を
示す。プロファイルの部分40aは部分領域18aの中の飛行
経路10に相当し、部分40bは部分領域18bの中の飛行経路
に相当し、部分40cは部分領域18cの中の飛行経路に相当
し、部分40dは部分領域18dの中の飛行経路に相当する。
サンプル領域18を地勢プロファイル40に変換する方法
は、様々な形態をとりうる。ところが、そのようにサン
プル領域18を地勢プロファイル40に変換するどの方法に
よっても、要求される計算時間と計算資源は考慮される
データポストの数の関数であると想定される。従って、
本発明による解析方法は相対的に小さいボリュームのDT
EDデータに基づいて許容しうる、すなわち、安全な又は
確実な地勢プロファイルを生成できるので、本発明の方
法は、計算時間が短く且つ要求される資源は少なくなる
一方で、厳密な安全基準を維持するという利点をもたら
す。
示す。プロファイルの部分40aは部分領域18aの中の飛行
経路10に相当し、部分40bは部分領域18bの中の飛行経路
に相当し、部分40cは部分領域18cの中の飛行経路に相当
し、部分40dは部分領域18dの中の飛行経路に相当する。
サンプル領域18を地勢プロファイル40に変換する方法
は、様々な形態をとりうる。ところが、そのようにサン
プル領域18を地勢プロファイル40に変換するどの方法に
よっても、要求される計算時間と計算資源は考慮される
データポストの数の関数であると想定される。従って、
本発明による解析方法は相対的に小さいボリュームのDT
EDデータに基づいて許容しうる、すなわち、安全な又は
確実な地勢プロファイルを生成できるので、本発明の方
法は、計算時間が短く且つ要求される資源は少なくなる
一方で、厳密な安全基準を維持するという利点をもたら
す。
本発明によれば、収集され、解析されるDTEDデータベ
ース12のボリュームはその使用方法に従って最小限に抑
えられる。部分領域18aはデータベース12の、多くの地
勢追跡コマンドを実行するために必要な部分を考慮す
る。それにより、データベース12の処理は、大半の地勢
追跡飛行コマンドに関連するデータを取り出すことによ
って最小になる。部分領域18bのボリュームは大きい
が、予期しない飛行経路10の偏差が起こった場合に地勢
プロファイル40を生成するときには、この部分領域18b
を考慮しなければならない。データベース12の相対的に
小さなボリューム、すなわち、部分領域18c及び18dは、
航空機16からさらに離間したところの条件を予測するた
めに利用可能である。
ース12のボリュームはその使用方法に従って最小限に抑
えられる。部分領域18aはデータベース12の、多くの地
勢追跡コマンドを実行するために必要な部分を考慮す
る。それにより、データベース12の処理は、大半の地勢
追跡飛行コマンドに関連するデータを取り出すことによ
って最小になる。部分領域18bのボリュームは大きい
が、予期しない飛行経路10の偏差が起こった場合に地勢
プロファイル40を生成するときには、この部分領域18b
を考慮しなければならない。データベース12の相対的に
小さなボリューム、すなわち、部分領域18c及び18dは、
航空機16からさらに離間したところの条件を予測するた
めに利用可能である。
航空機16が飛行経路10に沿って移動するにつれて、サ
ンプル領域18は、解析のためにデータベース12のどの部
分が検討又はサンプリングされるかを決める。これによ
り、部分領域18a〜18dは、航空機16が飛行経路10に沿っ
て前方へ移動するにつれて、データベース12に対して動
的に変化する。任意のどの時点においても、航空機16
は、地勢プロファイル40を生成し且つ飛行地勢追跡行動
を実行するときに、解析のためにサンプル領域を利用で
きる。
ンプル領域18は、解析のためにデータベース12のどの部
分が検討又はサンプリングされるかを決める。これによ
り、部分領域18a〜18dは、航空機16が飛行経路10に沿っ
て前方へ移動するにつれて、データベース12に対して動
的に変化する。任意のどの時点においても、航空機16
は、地勢プロファイル40を生成し且つ飛行地勢追跡行動
を実行するときに、解析のためにサンプル領域を利用で
きる。
本発明の下では、サンプル領域18に従ったDTEDデータ
を取り出す多様な方法を採用できる。飛行経路10及び航
空機16に対するサンプル領域18の取り出しはソフトウェ
アによって実現されるべきものである。サンプル領域18
に関わる総寸法基準を確定したならば、サンプル領域18
を取り出し、所定の地勢プロファイル変換アルゴリズム
に従って地勢プロファイル40を生成する、すなわち、サ
ンプル領域18を地勢プロファイル40に変換することは、
当業者の技術の範囲内に入っていると考えられる。
を取り出す多様な方法を採用できる。飛行経路10及び航
空機16に対するサンプル領域18の取り出しはソフトウェ
アによって実現されるべきものである。サンプル領域18
に関わる総寸法基準を確定したならば、サンプル領域18
を取り出し、所定の地勢プロファイル変換アルゴリズム
に従って地勢プロファイル40を生成する、すなわち、サ
ンプル領域18を地勢プロファイル40に変換することは、
当業者の技術の範囲内に入っていると考えられる。
取り出され、地勢追跡飛行アルゴリズムの下で解析さ
れる情報のボリュームを制限することにより、本発明
は、現在飛行経路及びそこからの偏差に関連する地勢形
状のみを考慮して、地勢追跡飛行をさらに効率良く且つ
正確にする。DTEDデータベース12の余分の部分は取り出
されず、解析もされない。従って、本発明によれば、地
勢追跡飛行アルゴリズムのために要求される総計算スル
ープット及びメモリ量は、地勢追跡飛行アルゴリズムの
完全性をそこなうことなく相当に減少される。
れる情報のボリュームを制限することにより、本発明
は、現在飛行経路及びそこからの偏差に関連する地勢形
状のみを考慮して、地勢追跡飛行をさらに効率良く且つ
正確にする。DTEDデータベース12の余分の部分は取り出
されず、解析もされない。従って、本発明によれば、地
勢追跡飛行アルゴリズムのために要求される総計算スル
ープット及びメモリ量は、地勢追跡飛行アルゴリズムの
完全性をそこなうことなく相当に減少される。
本発明の方法は、単独で使用されても良く又は短距離
能動センサデータと一体化されても良い地勢プロファイ
ルの生成を考えている。
能動センサデータと一体化されても良い地勢プロファイ
ルの生成を考えている。
能動センサデータと関連させて使用する場合には、能
動センサを低パワーに設定して動作させるだけで良い。
その結果、航空機が敵軍に見えるのは、航空機の位置か
ら数海里以内である。このように調整して使用すれば、
地勢プロファイル40は、地勢条件を予測し、且つ長距離
地勢追跡飛行行動を指示するための長距離センサ能力を
シミュレートすることになる。
動センサを低パワーに設定して動作させるだけで良い。
その結果、航空機が敵軍に見えるのは、航空機の位置か
ら数海里以内である。このように調整して使用すれば、
地勢プロファイル40は、地勢条件を予測し、且つ長距離
地勢追跡飛行行動を指示するための長距離センサ能力を
シミュレートすることになる。
能動センサは、航空機のすぐ近くで短距離センサとし
て働くリアルタイム地勢条件データを与える。従って、
航空機のすぐ近くを表わす追加の短距離地勢プロファイ
ルは能動センサデータに基づくことができる。地勢プロ
ファイル40によって表わされているような地勢プロファ
イルのさらに離れた部分は、サンプル領域18に基づいて
いる。
て働くリアルタイム地勢条件データを与える。従って、
航空機のすぐ近くを表わす追加の短距離地勢プロファイ
ルは能動センサデータに基づくことができる。地勢プロ
ファイル40によって表わされているような地勢プロファ
イルのさらに離れた部分は、サンプル領域18に基づいて
いる。
航空機は低パワーの能動センサにより相対的に隠蔽さ
れたままとなるが、航空機の位置から相当に離れた場所
における地勢条件を考慮するという戦術上の利点を有し
ている。通常、そのような長距離地勢プロファイル情報
の利点を得るためには、パイロットはハイパワーで能動
センサを動作させなければならず、航空機は遠い距離か
ら敵軍に見えるようになるという望ましくない事態を招
いてしまうであろう。あるいは、DTEDデータベースから
地勢プロファイルを生成することも可能であろうが、そ
のような地勢プロファイルの生成は、これまで、わずら
わしい計算を伴うものであり、そのような地勢プロファ
イルの生成のために通常取り出されるデータのボリュー
ムの関係上、動的動作、すなわち、飛行中にはあまり適
さない。しかしながら、本発明に従った地勢プロファイ
ルの生成はより速い速度で実行され、従って、動的飛行
中地勢プロファイル生成アルゴリズムにより容易に統合
できる。
れたままとなるが、航空機の位置から相当に離れた場所
における地勢条件を考慮するという戦術上の利点を有し
ている。通常、そのような長距離地勢プロファイル情報
の利点を得るためには、パイロットはハイパワーで能動
センサを動作させなければならず、航空機は遠い距離か
ら敵軍に見えるようになるという望ましくない事態を招
いてしまうであろう。あるいは、DTEDデータベースから
地勢プロファイルを生成することも可能であろうが、そ
のような地勢プロファイルの生成は、これまで、わずら
わしい計算を伴うものであり、そのような地勢プロファ
イルの生成のために通常取り出されるデータのボリュー
ムの関係上、動的動作、すなわち、飛行中にはあまり適
さない。しかしながら、本発明に従った地勢プロファイ
ルの生成はより速い速度で実行され、従って、動的飛行
中地勢プロファイル生成アルゴリズムにより容易に統合
できる。
本発明のDTEDデータベース解析の方法は、より低い高
度の地勢追跡飛行を可能にしつつ、安全性を最大限にす
る。事前選定飛行ルートを利用するとき、本発明は特命
飛行の完全な知識を利用する。航空機の高度及び速度ベ
クトルに基づく予測ルートを解析するときには、本発明
は能動センサデータの使用によって限定される必要はな
い。従って、本発明の方法はセンサの視野によっては限
定されず、「隠れた地勢」、すなわち、センサの視野か
らは通常隠されている地勢を考慮することができる。本
発明の方法は主にDTEDデータベース12に依存しているの
で、解析のために全ての地勢を見ることができ、利用で
きる。これに反し、能動センサデータに依存する地勢追
跡システムにおいては、特に地面から低い高度で飛行す
る場合、ある地勢は地勢プロファイルにより陰蔽されて
おり、飛行行動を予測するために、その地勢は利用不可
能である。すなわち、本発明の方法によれば、能動セン
サデータの使用によって地勢プロファイルを生成するた
めに航空機は相対的に高い高度で進行する必要がないの
で、より低い平均高度が可能である。「現実の」地勢条
件は、敵軍から見えるという限定された危険を提示する
短距離センサ機器により表現される。本発明によれば、
DTEDデータベース12から長距離地勢プロファイル情報は
効率良く得られ、地勢追跡飛行行動を予測するときに接
近しつつある地勢を完全に解析するために、その情報を
利用できる。
度の地勢追跡飛行を可能にしつつ、安全性を最大限にす
る。事前選定飛行ルートを利用するとき、本発明は特命
飛行の完全な知識を利用する。航空機の高度及び速度ベ
クトルに基づく予測ルートを解析するときには、本発明
は能動センサデータの使用によって限定される必要はな
い。従って、本発明の方法はセンサの視野によっては限
定されず、「隠れた地勢」、すなわち、センサの視野か
らは通常隠されている地勢を考慮することができる。本
発明の方法は主にDTEDデータベース12に依存しているの
で、解析のために全ての地勢を見ることができ、利用で
きる。これに反し、能動センサデータに依存する地勢追
跡システムにおいては、特に地面から低い高度で飛行す
る場合、ある地勢は地勢プロファイルにより陰蔽されて
おり、飛行行動を予測するために、その地勢は利用不可
能である。すなわち、本発明の方法によれば、能動セン
サデータの使用によって地勢プロファイルを生成するた
めに航空機は相対的に高い高度で進行する必要がないの
で、より低い平均高度が可能である。「現実の」地勢条
件は、敵軍から見えるという限定された危険を提示する
短距離センサ機器により表現される。本発明によれば、
DTEDデータベース12から長距離地勢プロファイル情報は
効率良く得られ、地勢追跡飛行行動を予測するときに接
近しつつある地勢を完全に解析するために、その情報を
利用できる。
本発明に従って地勢プロファイルを生成する方法は、
典型的なパイロット応答時間と、応答時間及び飛行行動
能力などの特定の航空機情報とを含む多様な要因を考慮
に入れても良い。特定の特命飛行は、サンプル領域18の
様々な部分領域の幅と長さを選択するときにそのような
パラメータの全てを考慮に入れることによって特徴づけ
られるであろう。
典型的なパイロット応答時間と、応答時間及び飛行行動
能力などの特定の航空機情報とを含む多様な要因を考慮
に入れても良い。特定の特命飛行は、サンプル領域18の
様々な部分領域の幅と長さを選択するときにそのような
パラメータの全てを考慮に入れることによって特徴づけ
られるであろう。
部分領域18a〜18dの長さと幅を含めた特定の寸法は、
一般に、特命飛行及び航空機に特有のものである。それ
らの部分領域について寸法を計算するために特定の寸法
又は公式を挙げることは可能であると考えられない。先
に述べた通り、各部分領域は予期されるデータの使用に
従って大きさを規定される。本発明を実現するとき、実
際の飛行データを考慮するが、これは部分領域18a〜18d
の寸法値を生成するための最良の方法である。そのよう
な飛行データは、予期される飛行経路に対して航空機の
位置をロギングし且つこのデータを解析して、部分領域
18a〜18dの寸法を規定するための基準を確定することに
よって得られた。
一般に、特命飛行及び航空機に特有のものである。それ
らの部分領域について寸法を計算するために特定の寸法
又は公式を挙げることは可能であると考えられない。先
に述べた通り、各部分領域は予期されるデータの使用に
従って大きさを規定される。本発明を実現するとき、実
際の飛行データを考慮するが、これは部分領域18a〜18d
の寸法値を生成するための最良の方法である。そのよう
な飛行データは、予期される飛行経路に対して航空機の
位置をロギングし且つこのデータを解析して、部分領域
18a〜18dの寸法を規定するための基準を確定することに
よって得られた。
たとえば、予期される飛行経路に対して実際の飛行経
路を解析することにより、予期される飛行経路からの統
計的偏差を導き出されるであろう。この統計的偏差は、
たとえば、一般に部分領域18cと、部分領域18bとに相関
できるであろう。そこで、部分領域18bをこの統計的偏
差に対して、地勢プロファイル生成アルゴリズムに取り
入れることを望む安全性の大きさの関数として大きく又
は小さくできるであろう。広い範囲にわたる予期しない
飛行経路外れ条件を許容すべき場合、すなわち確実な安
全マージンを許容すべき場合には、部分領域18bはそれ
に相応して大きくなるであろう。ところが、アルゴリズ
ムが広範囲の予期しない飛行外れ条件を考慮することを
許容しないことによって、ある程度のリスクを受け入れ
るべきであるならば、部分領域18bを相応して小さくで
きるであろう。部分領域18dは最小の大きさの幅、すな
わち、航空機16の位置からは十分に前方の位置の一般地
勢条件の適切な標識としての1つのデータポスト14の幅
で有効であることがわかっている。
路を解析することにより、予期される飛行経路からの統
計的偏差を導き出されるであろう。この統計的偏差は、
たとえば、一般に部分領域18cと、部分領域18bとに相関
できるであろう。そこで、部分領域18bをこの統計的偏
差に対して、地勢プロファイル生成アルゴリズムに取り
入れることを望む安全性の大きさの関数として大きく又
は小さくできるであろう。広い範囲にわたる予期しない
飛行経路外れ条件を許容すべき場合、すなわち確実な安
全マージンを許容すべき場合には、部分領域18bはそれ
に相応して大きくなるであろう。ところが、アルゴリズ
ムが広範囲の予期しない飛行外れ条件を考慮することを
許容しないことによって、ある程度のリスクを受け入れ
るべきであるならば、部分領域18bを相応して小さくで
きるであろう。部分領域18dは最小の大きさの幅、すな
わち、航空機16の位置からは十分に前方の位置の一般地
勢条件の適切な標識としての1つのデータポスト14の幅
で有効であることがわかっている。
従って、実際の飛行データは部分領域18a〜18dに要求
される寸法を生成するために採用されることが示唆され
る。それらのサンプル部分領域の特定の寸法は、考慮さ
れる総特命飛行戦略及び安全性の要因に関連して開発さ
れても良い。たとえば、航空機がきわめて速い速度で長
距離能動センサのデータを使用せずに地勢追跡飛行を実
行すべき場合、地勢プロファイルを生成するときに要求
される実行時間の条件は、地勢プロファイルの生成に際
して非常に小さいボリュームのDTEDデータを使用するこ
とを必要とするであろう。逆に、航空機が低速で前進し
ているか又は航空機の安全がより大きな関心事である場
合には、それらの特命飛行特有の基準に適合するため
に、相応してより大きな寸法のサンプル領域18を採用し
ても良い。
される寸法を生成するために採用されることが示唆され
る。それらのサンプル部分領域の特定の寸法は、考慮さ
れる総特命飛行戦略及び安全性の要因に関連して開発さ
れても良い。たとえば、航空機がきわめて速い速度で長
距離能動センサのデータを使用せずに地勢追跡飛行を実
行すべき場合、地勢プロファイルを生成するときに要求
される実行時間の条件は、地勢プロファイルの生成に際
して非常に小さいボリュームのDTEDデータを使用するこ
とを必要とするであろう。逆に、航空機が低速で前進し
ているか又は航空機の安全がより大きな関心事である場
合には、それらの特命飛行特有の基準に適合するため
に、相応してより大きな寸法のサンプル領域18を採用し
ても良い。
従って、一般的に使用するための特定の計算又は公式
を提示することはできないが、本発明によれば、そのよ
うな特定の基準に適合させるためにサンプル領域18の寸
法の規定を調整できる。すなわち、サンプル領域18は予
期される用途と特命飛行特有のパラメータに従って大き
さを規定される。
を提示することはできないが、本発明によれば、そのよ
うな特定の基準に適合させるためにサンプル領域18の寸
法の規定を調整できる。すなわち、サンプル領域18は予
期される用途と特命飛行特有のパラメータに従って大き
さを規定される。
特許法に従うと共に、新規な原理を適用し且つそのよ
うな特殊化された構成要素を必要に応じて構成し、使用
するために必要とされる情報を当業者に提供するため
に、本発明を相当に詳細に説明した。しかしながら、本
発明が以上説明し且つ図示した特定の実施形態には限定
されず、特定の点で異なる機器及び装置により本発明を
実施できること、及び機器の詳細と動作手続きの双方に
ついて、本発明それ自体の範囲から逸脱せずに様々な変
形を実現できることを理解すべきである。
うな特殊化された構成要素を必要に応じて構成し、使用
するために必要とされる情報を当業者に提供するため
に、本発明を相当に詳細に説明した。しかしながら、本
発明が以上説明し且つ図示した特定の実施形態には限定
されず、特定の点で異なる機器及び装置により本発明を
実施できること、及び機器の詳細と動作手続きの双方に
ついて、本発明それ自体の範囲から逸脱せずに様々な変
形を実現できることを理解すべきである。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G08G 5/00
G01C 7/02
Claims (3)
- 【請求項1】航空機の位置(16)に対応するデジタル地
勢高度データのサンプル領域と、予測飛行経路(10)と
を使用して航空機の特命飛行用コンピュータシステムで
地勢プロファイルを生成する方法において、 可能な短距離地勢追跡コマンドと、潜在的な飛行経路偏
差と、長距離地勢追跡コマンドとを含む使用基準に従っ
て大きさが変化する、航空機の予測飛行経路(10)の直
下及びそれに沿った複数のサンプル領域(18)を識別す
る過程であって、その複数のサンプル領域は、 必要とされる短距離地勢追跡飛行コマンドデータに従っ
て大きさを規定され、中間ボリュームであり且つ航空機
に最も近接している第1のサンプル領域(18a)と; 必要とされる潜在的な飛行経路偏差のデータに従って大
きさを規定され、最大ボリュームであり且つ航空機に次
に近接している第2のサンプル領域(18b)と; 必要とされる長距離地勢追跡飛行データに従って大きさ
を規定され、最小ボリュームであり且つ航空機から最も
離れている第3のサンプル領域(18c)とを含み、 前記複数のサンプル領域を地勢プロファイルに変換する
過程と から成る方法。 - 【請求項2】前記複数のサンプル領域(18)の間の前記
幅の変化は、前記予測飛行経路に対する前記航空機の潜
在的な予期しない飛行経路外れの関数として、前記サン
プル領域の1つに最大の大きさの幅の寸法を与える請求
項1記載の方法。 - 【請求項3】前記複数のサンプル領域(18)は、 航空機の付近の地勢について地勢追跡飛行コマンドの実
行のために要求されるデータの関数として選択される長
さと幅の寸法を有する前記第1のサンプル領域(18a)
と; 前記飛行経路の直下及びそれに沿って、前記航空機の位
置に対して前記第1のサンプル領域の前方に位置し、予
期しない事象によって潜在的は飛行経路外れに直接に関
連する長さと幅の寸法を有する前記第2のサンプル領域
(18b)と; 前記潜在的な飛行経路外れ条件の1つから前記飛行経路
に戻すときに要求されるデータから確定される長さと幅
を有する前記第3のサンプル領域(18c)と; 前記第1、第2及び第3のサンプル領域に対して前記航
空機から最も遠く離れた位置にあり、前記第1、第2及
び第3のサンプル領域の幅寸法に対して最小の幅寸法を
有する第4のサンプル領域とをさらに含む請求項1記載
の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/183,531 | 1994-01-18 | ||
US08/183,531 US6005581A (en) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | Terrain elevation path manager |
PCT/US1995/000638 WO1995019609A1 (en) | 1994-01-18 | 1995-01-17 | Terrain elevation path manager |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09507710A JPH09507710A (ja) | 1997-08-05 |
JP3383309B2 true JP3383309B2 (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=22673201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51918795A Expired - Fee Related JP3383309B2 (ja) | 1994-01-18 | 1995-01-17 | 地勢高度経路マネージャ |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6005581A (ja) |
EP (1) | EP0740815B1 (ja) |
JP (1) | JP3383309B2 (ja) |
DE (1) | DE69500465T2 (ja) |
IL (1) | IL112189A (ja) |
WO (1) | WO1995019609A1 (ja) |
Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998052176A1 (fr) * | 1997-05-09 | 1998-11-19 | Xanavi Informatics Corporation | Dispositif de base de donnees pour cartes, dispositif d'afficharge et support d'enregistrement de cartes comportant et utilisant efficacement les donnees de hauteur |
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DE19850612C1 (de) * | 1998-11-03 | 2000-02-24 | Daimler Chrysler Ag | Trimmverfahren zum Abgleich eines Simulationssystems mit einem geregelten Referenzsystem |
US6421603B1 (en) * | 1999-08-11 | 2002-07-16 | Honeywell International Inc. | Hazard detection for a travel plan |
JP2001125908A (ja) | 1999-10-26 | 2001-05-11 | Sony Corp | 入力装置および方法 |
US6405124B1 (en) * | 2000-05-31 | 2002-06-11 | Lockheed Martin Corporation | System and method for offset course guidance |
US6973621B2 (en) * | 2001-04-27 | 2005-12-06 | Starz Entertainment Group Llc | Customization in a content distribution system |
DE60206052T2 (de) | 2001-07-06 | 2006-07-13 | L-3 Communications Avionics Systems, Inc., Grand Rapids | System und verfahren zur bearbeitung von flugplandaten |
SE521295C2 (sv) * | 2001-08-22 | 2003-10-21 | Saab Ab | Metod och anordning för objektpresentation |
US20030059743A1 (en) * | 2001-08-29 | 2003-03-27 | The Boeing Company | Method and apparatus for automatically generating a terrain model for display during flight simulation |
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