JP3383060B2 - 流体軸受の擦れ検査装置及び擦れ検査方法 - Google Patents

流体軸受の擦れ検査装置及び擦れ検査方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スピンドルモータにお
ける流体軸受を構成する固定軸体と回転スリーブとの間
の擦れを検出するための擦れ検査装置及び擦れ検査方法
に関する。
【0002】
【従来の技術及び解決しようとする課題】スピンドルモ
ータにおける流体軸受を構成する固定軸体と回転スリー
ブとの間の擦れを検出する場合、従来は、図5に示すよ
うに、ロータハブaに導電性のダミーディスクbを外嵌
して簡易クランプcにより仮止めし、電源dの一方の極
と固定軸体eとを接続した状態で、電源dの他方の極に
接続した導電性のブラシfによりダミーディスクbを押
さえながらロータハブaを回転させ、通電の有無を検出
器gにより検出することにより行っていた。通電を検出
した場合は、ブラシf、ダミーディスクb、ロータハブ
a、回転スリーブh及び固定軸体eを電流が通じたもの
であって、固定軸体eと回転スリーブhとの間に擦れが
生じているものと判定し、通電がない場合は、擦れが生
じていないものと判定していた。
【0003】ところがこの場合、ダミーディスクbをブ
ラシfにより押さえながらロータハブaを回転させるの
で、ダミーディスクbに対するブラシfの接触不良によ
り擦れ検出に漏れが生じたり、スピンドルモータに対し
過度の負荷がかかったり、ダミーディスクbとブラシf
との間の摩擦により削粉が発生し、スピンドルモータを
ハードディスク駆動装置等に用いた場合に読み書きエラ
ーが発生したり駆動装置が破損する等の問題が生じるお
それがあった。
【0004】本発明は、従来技術に存した上記のような
問題点に鑑み行われたものであって、その目的とすると
ころは、ブラシ等の接触不良による流体軸受を構成する
固定軸体と回転スリーブとの間における擦れ検出の漏
れ、スピンドモータに対する過度の負荷、摩擦による削
粉の発生等が防止される擦れ検査装置及び擦れ検査方法
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の擦れ検査装置は、嵌着部においてスピンド
ルモータの回転部に着脱自在に嵌着され、スピンドルモ
ータにおける流体軸受を構成する固定軸体と回転スリー
ブ部との間の擦れを検査する装置であって、前記回転部
に接触しつつ共に回転する導電性部材或はその回転部自
体に対し、回転部に嵌着した状態において接触する外周
電極部と、回転部に嵌着した状態において固定軸体の端
面の中央部に弾性的に圧接する中央電極部と、通電表示
手段と、その通電表示手段が通電状態を表示するための
電流を供給し得る電流源とを有し、固定軸体と回転部と
が擦れている場合に通電表示手段が通電状態を表示し得
るよう外周電極部と中央電極部と電流源と通電表示手段
とが電気的に接続されたものとしている。
【0006】また本発明の擦れ検査方法は、スピンドル
モータにおける流体軸受を構成する固定軸体と回転スリ
ーブ部との間の擦れを検査する方法であって、回転スリ
ーブ部の外周側に位置するステータコイルに励磁電流を
流して回転スリーブ部を含む回転部を回転させることに
より回転スリーブ部に渦電流を発生させると共に、前記
固定軸体のうち少なくとも外周側に回転スリーブ部を有
する部分に、所定の振動電流を基準信号として付与し、
固定軸体における振動電流を検出して基準信号と比較す
ることにより、固定軸体に伝わる渦電流の存否、及び、
それに対応する固定軸体と回転スリーブ部との間の擦れ
の有無を検知するものとしている。
【0007】
【作用】請求項1の擦れ検査装置を、嵌着部においてス
ピンドルモータの回転部に嵌着させることにより、外周
電極部を、回転部に接触しつつ共に回転する導電性部材
或はその回転部自体に対し接触させると共に、中央電極
部を、スピンドルモータの固定軸体の端面の中央部に弾
性的に圧接させる。スピンドルモータを回転させた場合
に固定軸体と回転スリーブ部との間に擦れがあると、擦
れの際に固定軸体と回転スリーブ部との間が導通状態と
なるので、固定軸体、回転スリーブ部、外周電極部及び
中央電極部を介して電流源から通電表示手段に対し電流
が供給され、通電表示手段が通電状態、すなわち擦れが
生じていることを表示する。
【0008】中央電極部は、スピンドルモータにおける
固定軸体の端面の中央部に弾性的に圧接し、その接触部
における中央電極部と固定軸体の端面との間の相対速度
は極めて小さい。この弾性的圧接及び相対速度が極めて
小さいことが相まって、中央電極部と固定軸体との接触
不良が防止される。また、相対速度が極めて小さいこと
により、スピンドルモータに対する過度の負荷、及び固
定軸体と中央電極部との間の摩擦による削粉の発生が、
何れも良く防止される。
【0009】請求項2の擦れ検査方法において、回転ス
リーブ部の外周側に位置するステータコイルに励磁電流
を供給して回転スリーブ部を含む回転部を回転させる
と、ステータコイルの磁界により回転スリーブ部に渦電
流が誘導される。それと共に、スピンドルモータの固定
軸体のうち少なくとも外周側に回転スリーブ部を有する
部分に、所定の振動電流を基準信号として付与する。
【0010】固定軸体と回転スリーブ部との間に擦れが
ある場合は、回転スリーブ部の渦電流が固定軸体に伝わ
るので、固定軸体における振動電流を検出すると、基準
信号と異なるものが検出される。一方固定軸体と回転ス
リーブ部との間に擦れがない場合は、回転スリーブ部の
渦電流が固定軸体に伝わらないので、固定軸体において
検出される振動電流は実質上基準信号と異ならない。
【0011】それゆえ、検出した振動電流と基準信号と
を比較することにより、固定軸体に伝わる渦電流の存否
を検知し得、その固定軸体に伝わる渦電流の存否によ
り、固定軸体と回転スリーブ部との間の擦れの有無を検
知することができる。
【0012】
【実施例】図1及び図2は、本発明の擦れ検査装置の1
実施例についてのものであって、図1はその使用状態断
面図、図2は擦れ検査装置の平面図である。スピンドル
モータAは、ブラケット10の中央部に固定軸体12が
立設され、ロータハブ14の内周部に位置する回転スリ
ーブ部14aが固定軸体12に外嵌され、回転スリーブ
部14aの上端部とロータハブ14の上端部に固定され
たスラストカバー14bとの間に、固定軸体12におけ
るスラスト用の環状張出部12aが挿まれている。また
ブラケット10には、ステータコイル16が捲回された
ステータコア18が固定されて回転スリーブ部14aの
外周側に位置し、ロータハブ14の外周壁に内嵌固定さ
れたロータマグネット20と、その内周側において相対
している。ロータハブ14、回転スリーブ部14a及び
固定軸体12は何れも金属製である。
【0013】固定軸体12の外周部と回転スリーブ部1
4aの内周部との間には潤滑油が配され、これらがラジ
アル流体軸受を構成している。また固定軸体12におけ
る環状張出部12aの上下面と、回転スリーブ部14a
の上端面及びスラストカバー14bの下面との間にも潤
滑油が配され、これらがスラスト流体軸受を構成してい
る。ロータハブ14の外周部には、導電性部材としての
ダミーディスク22の内周部が外嵌され、このダミーデ
ィスク22の下面がロータハブ14の外周側に突設され
た鍔状部14cの上面上に支持されている。
【0014】次に、擦れ検査装置Bは、絶縁性合成樹脂
製の簡易クランプ部材30に、外周電極32、中央電極
34、通電表示用のLED36(発光ダイオード)、電
池38、導電性材料(例えば金属)製の圧縮コイルバネ
40及びリード線42を組み込んで構成されている。そ
のうち簡易クランプ部材30は、弧状断面の1対の柱状
部30aが、それらの凹部が相対する状態で対峙し、両
柱状部30aの下端部が比較的肉薄の連結板部30bに
より連結され、両柱状部30aの下端部外下方にそれぞ
れ嵌着部30cが設けられてなる。
【0015】嵌着部30cのうち外側部30c1の下端
部は、嵌着部30cの内側部30c2よりも下方に突出
しており、外側部30c1における下端部の内周面は、
対象となるスピンドルモータAにおけるロータハブ14
の外周面に対応する円弧状面に形成されている。嵌着部
30cの外側部30c1には円柱形状の外周電極32が
埋設され、外周電極32の下端面は外側部30c1の下
端面に露出し、外周電極32の上端面は外側部30c1
の上端面に露出している。
【0016】中央電極34は、下端面が球面状をなすと
共に上端部に鍔状部34cを有する円柱形状をなし、両
柱状部30a間の下端部に位置する連結板部30bの中
央部に設けられた挿通孔30b1に挿通されている。両
柱状部30aに囲まれた内部の上部には、電池38が配
装されると共に、その電池38の上側の極にLED36
の下面の端子部が接触した状態でLED36が配装さ
れ、LED36の発光部は、両柱状部30aの上端にお
ける内方突出部30a1の内端部にそれぞれ設けられた
弓形の切欠部30a2に囲まれて露出している。また電
池38の下側の極と中央電極34との間には圧縮コイル
バネ40が介装され、中央電極34に下向きの弾性力を
加えると共に電池38の下側の極と中央電極34とを電
気的に接続している。なお、圧縮コイルバネ40以外の
弾性部材により中央電極34に弾性力を加えても差し支
えない。また中央電極34と電池38との間は、リード
線等により接続することもできる。
【0017】LED36の側周面の端子と外周電極32
との間は、リード線42により接続されている。この擦
れ検査装置Bを嵌着部30cにおいてスピンドルモータ
Aのロータハブ14の上部に外嵌して嵌着させると、嵌
着部30cの内端部がロータハブ14の上面に当接し、
嵌着部30cの外端部がダミーディスク22の内周部上
面に当接した状態で、ダミーディスク22がロータハブ
14に仮止めされる。スピンドルモータAのロータハブ
14に対する嵌着及び脱離が自在であり、ロータハブ1
4と共に回転するものであるから、全てのスピンドルモ
ータAについて必要な擦れ検査に極めて容易に使用する
ことができる。
【0018】この状態で、外周電極32の下端面がダミ
ーディスク22の上面に接触すると共に、中央電極34
がスピンドルモータAにおける固定軸体12の上端面の
中央部に弾性的に圧接する。なお、ダミーディスク22
は、少なくともロータハブ14と外周電極32とを導通
し得る導電性を有すればよく、必ずしも、全体が金属製
であったり、全表面が金属メッキされていたりすること
を要しない。また、外周電極32がダミーディスク22
を介さずに直接ロータハブ14に接触するものとするこ
ともできる。
【0019】スピンドルモータAを回転させた場合に固
定軸体12と回転スリーブ部14aとの間に擦れがない
場合、固定軸体12と回転スリーブ部14aとの間は電
気的に絶縁された状態であるため、LED36には通電
されず、LED36は点灯しない。他方、スピンドルモ
ータAを回転させた場合に固定軸体12と回転スリーブ
部14aとの間に擦れがある場合は、擦れの際に固定軸
体12と回転スリーブ部14aとの間が導通状態となる
ので、圧縮コイルバネ40、中央電極34、固定軸体1
2、回転スリーブ部14a、ロータハブ14、ダミーデ
ィスク22、外周電極32部及びリード線42を介して
電池38からLED36に対し電流が供給され、LED
36が通電により点灯状態となって擦れが生じているこ
とが表示される。
【0020】外周電極32はロータハブ14及びダミー
ディスク22と共に回転するものであり、中央電極34
は、固定軸体12の上端面の中央部に弾性的に圧接して
いてその接触部における中央電極34と固定軸体12の
端面との間の相対速度は極めて小さい。中央電極34と
固定軸体12の端面との間が弾性的に圧接していること
及びそれらの間の相対速度が極めて小さいことにより、
中央電極34と固定軸体12との電気的接触不良が有効
に防止される。また、中央電極34と固定軸体12の端
面との間の相対速度が極めて小さいことにより、スピン
ドルモータAに対する過度の負荷、及び固定軸体12と
中央電極34との間の摩擦による削粉の発生が、何れも
有効に防止される。
【0021】図3及び図4は、本発明の擦れ検査方法の
1実施例についてのものであって、図3はその回路図、
図4は、検査対象たるスピンドルモータの断面図であ
る。スピンドルモータAの構成及び符合の意味は図1に
おけるものと同様である。但し図3においては、固定軸
体12、回転スリーブ部14a、スラストカバー14
b、ステータコイル16を簡略化表示している。基準信
号源としての発振器50の両出力端子と固定軸体12の
両端面とが、基準周波数(例えば1kHz)以上をカッ
トするフィルタZ1 とZ2 を介して接続され、固定軸体
12に対し、所定の振動電流を基準信号として付与する
ものとしている。また固定軸体12の両端面は、振動電
流の周波数を測定する測定器52の両入力端子に接続さ
れている。なお、発振器50の両出力端子及び測定器5
2の両入力端子のそれぞれが、スピンドルモータAの固
定軸体12と電気的に接続された状態にある固定部に対
し、固定軸体12のうち少なくとも外周側に回転スリー
ブ部14aを有する部分をはさんで接続されていれば、
これらの両出力端子又は両入力端子の各一方は、例えば
ブラケット10に接続されていてもよい。
【0022】ステータコイル16に励磁電流を供給して
回転スリーブ部14aを含む回転部を回転させると、回
転スリーブ部14aの外周側に位置するステータコイル
16の磁界により回転スリーブ部14aに渦電流が誘導
される。固定軸体12と回転スリーブ部14aとの間に
擦れがある場合は、回転スリーブ部14aの渦電流が固
定軸体12に伝わるので、固定軸体12における振動電
流を検出してその周波数を測定器52により測定する
と、予めモータの回転数に従って設定した基準周波数を
上回る交流電流が検出され、固定軸体12と回転スリー
ブ部14aとの間に擦れが生じていることを検知するこ
とができる。固定軸体12と回転スリーブ部14aとの
間に擦れがない場合は、回転スリーブ部14aの渦電流
が固定軸体12に伝わらないので、測定器52により測
定される振動電流の周波数は実質上基準信号と異なら
ず、そのことによって、擦れが生じていないことがわか
る。
【0023】この方法によればスピンドルモータAのロ
ータハブ14或は固定軸体12等との間に相対速度を有
する状態で電極やブラシ等をスピンドルモータAに接触
させることを要しないので、電極やブラシ等の接触不良
による擦れ検出ミス、スピンドルモータAに対する過度
の負荷、摩擦による削粉の発生等の問題が完全に解決さ
れる。なお、以上の実施例についての記述における上下
位置関係、構成部品の個数、材質、形状、その相対配置
などは、特にそれらに限定される旨の記載がない限り
は、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のもの
ではなく、単なる説明例に過ぎない。
【0024】
【発明の効果】本発明の擦れ検査装置は、スピンドルモ
ータの回転部に対する嵌着及び脱離が自在であり、スピ
ンドルモータの回転部と共に回転し、通電表示手段によ
り、擦れが生じていることを表示するものであるから、
全てのスピンドルモータについて必要な擦れ検査に極め
て容易に使用することができる。而も、この擦れ検査装
置の中央電極部は、スピンドルモータにおける固定軸体
の端面の中央部に弾性的に圧接し、その接触部における
中央電極部と固定軸体の端面との間の相対速度は極めて
小さいので、中央電極部と固定軸体との接触不良による
擦れ検出ミス、スピンドルモータに対する過度の負荷、
及び固定軸体と中央電極部との間の摩擦による削粉の発
生が、何れも効果的に防止される。
【0025】本発明の擦れ検査方法によれば、スピンド
ルモータの固定軸体に基準信号を付与すると共に固定軸
体における振動電流を検出することによって、固定軸体
と回転スリーブ部との間の擦れの有無を検知することが
でき、スピンドルモータの回転部或は固定部との間に相
対速度を有する状態で電極やブラシ等をスピンドルモー
タに接触させることを要しないので、電極やブラシ等の
接触不良による擦れ検出ミス、スピンドルモータに対す
る過度の負荷、摩擦による削粉の発生等の問題が完全に
解決される。
【図面の簡単な説明】
【図1】擦れ検査装置の使用状態断面図である。
【図2】擦れ検査装置の平面図である。
【図3】擦れ検査方法についての回路図である。
【図4】検査対象たるスピンドルモータの断面図であ
る。
【図5】従来の擦れ検査装置の断面図である。
【符合の説明】
12 固定軸体 12a 環状張出部 14a 回転スリーブ部 14b スラストカバー 16 ステータコイル 30 簡易クランプ部材 30a 柱状部 30c1 外側部 32 外周電極 34 中央電極 36 LED 38 電池 40 圧縮コイルバネ 42 リード線 50 発振器 52 測定器
フロントページの続き (72)発明者 服部 忍 京都府京都市右京区西京極堤外町10番地 日本電産株式会社中央研究所内 (72)発明者 猪原 省三 京都府京都市右京区西京極堤外町10番地 日本電産株式会社中央研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−79020(JP,A) 特開 昭49−133053(JP,A) 特開 昭49−77682(JP,A) 特開 平4−217847(JP,A) 特開 昭62−153724(JP,A) 実開 昭63−105068(JP,U) 実開 昭53−89377(JP,U) 実開 昭49−38468(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 13/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】嵌着部においてスピンドルモータの回転部
    に着脱自在に嵌着され、スピンドルモータにおける流体
    軸受を構成する固定軸体と回転スリーブ部との間の擦れ
    を検査する装置であって、前記回転部に接触しつつ共に
    回転する導電性部材或はその回転部自体に対し、回転部
    に嵌着した状態において接触する外周電極部と、回転部
    に嵌着した状態において固定軸体の端面の中央部に弾性
    的に圧接する中央電極部と、通電表示手段と、その通電
    表示手段が通電状態を表示するための電流を供給し得る
    電流源とを有し、固定軸体と回転部とが擦れている場合
    に通電表示手段が通電状態を表示し得るよう外周電極部
    と中央電極部と電流源と通電表示手段とが電気的に接続
    されていることを特徴とする擦れ検査装置。
  2. 【請求項2】スピンドルモータにおける流体軸受を構成
    する固定軸体と回転スリーブ部との間の擦れを検査する
    方法であって、回転スリーブ部の外周側に位置するステ
    ータコイルに励磁電流を流して回転スリーブ部を含む回
    転部を回転させることにより回転スリーブ部に渦電流を
    発生させると共に、前記固定軸体のうち少なくとも外周
    側に回転スリーブ部を有する部分に、所定の振動電流を
    基準信号として付与し、固定軸体における振動電流を検
    出して基準信号と比較することにより、固定軸体に伝わ
    る渦電流の存否、及び、それに対応する固定軸体と回転
    スリーブ部との間の擦れの有無を検知することを特徴と
    する擦れ検査方法。
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