JP3382413B2 - 羽毛布団 - Google Patents

羽毛布団

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JP3382413B2
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幹夫 木下
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面を真綿布団で被わ
れた羽毛布団に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の所謂羽毛布団は、布製の扁平袋体
に羽毛を詰めた構造をなしており、この扁平袋体は、内
部から羽毛が抜け出ない程度の極めて細かい織目で形成
されたダウンプルーフと称される特殊生地からなってい
る。このような羽毛布団は、単独で使われることは勿論
であるが、羽毛布団を二重にしたり、或は羽毛布団の上
に綿布団を重ねたりして使われることもある。これは、
羽毛が非常に軽量であるために、それ単独では身体との
フィット感及び保温性が感じられない場合があるので、
羽毛にある程度の重みを付勢して身体とのフィット感及
び保温性を高めようとするためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たようにダウンプルーフは極めて細かい織目で形成され
ているので通気性が極めて低い。そのため、身体から多
湿空気が発散される速度に比べて、その多湿空気がダウ
ンプルーフを通過して羽毛に吸収される速度は極めて遅
い。その結果、多湿空気が身体とダウンプルーフとの間
に停滞してしまうことになり、羽毛布団の快適性が失わ
れてしまう。
【0004】また、羽毛布団を二重にしたり、或は羽毛
布団の上に綿布団を重ねたりするだけでは、就寝中に上
位にある羽毛布団、或は綿布団がずれてしまい、常に身
体とのフィット感及び保温性を保つことができないとい
う欠点がある。本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、常に身体にフィット感及び保温性
を与え且つ吸湿性に優れた羽毛布団を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の羽毛布団は、内部から羽毛が抜け出ない程
度の織目に織られた布製の扁平袋体と、この扁平袋体に
詰められた羽毛と、夫々前記扁平袋体より粗目に織られ
た内袋及び外袋からなる布製の二重扁平袋体と、この二
重扁平袋体の内袋と外袋との間に詰められた真綿とを備
え、前記扁平袋体が前記二重扁平袋体の内袋内に収納さ
れていることを特徴とするものである(請求項1)。
【0006】この場合、前記二重扁平袋体の一部位に開
閉手段を備え、前記扁平袋体は、前記開閉手段を通じて
前記二重扁平袋体の内袋内に対し出し入れ可能にしても
良い(請求項2)。
【0007】また、内袋が内部から羽毛が抜け出ない程
度の織目に織られた布で形成され外袋が内袋より粗目に
織られた布で形成された二重扁平袋体と、この二重扁平
袋体の内袋に詰められた羽毛と、前記二重扁平袋体の内
袋と外袋との間に詰められた真綿とからなる構成にして
も良い(請求項3)。
【0008】さらに、前記二重扁平袋体の外袋の裏面
は、前記真綿に対しその滑りを抑制する摩擦を付与する
状態にしても良い(請求項4)。
【0009】
【作用】請求項1記載の羽毛布団は、内部に羽毛が詰め
られた扁平袋体が二重扁平袋体の内袋内に収納されてお
り、この二重扁平袋体の内袋及び外袋の夫々が扁平袋体
よりも粗目に織られており、これらの間に真綿が詰めら
れていることを特徴としている。これにより、扁平袋体
内の羽毛に二重扁平袋体内の真綿からある程度の重みが
常に付勢されるようになる。また、身体と触れる側で
は、身体から発散された多湿空気が、まず二重扁平袋体
を通過して真綿に吸湿され、続いて徐々にではあるが扁
平袋体を通過して羽毛に吸湿されるようになる。ここ
で、二重扁平袋体に詰める中綿に真綿を選定したのは、
真綿が他の綿(例えば、もめん綿)よりも同容積での保
温性及び吸湿性に優れているからである。
【0010】請求項2記載の羽毛布団は、二重扁平袋体
の一部位に開閉手段を設けていることを特徴としてい
る。これにより、扁平袋体が開閉手段を通じて二重扁平
袋体の内袋内に対し出し入れ可能になる。
【0011】請求項3記載の羽毛布団は、二重扁平袋体
の内袋に羽毛が詰められ、それを被うようにして内袋と
それよりも粗目に織られた外袋との間に真綿が詰められ
ていることを特徴としている。これにより、請求項1記
載の羽毛布団と同様に、二重扁平袋体の内袋内の羽毛に
内袋と外袋の間の真綿からある程度の重みが常に付勢さ
れるようになる。また、身体と触れる側では、身体から
発散された多湿空気が、まず外袋を通過して真綿に吸湿
され、続いて徐々にではあるが内袋を通過して羽毛に吸
湿されるようになる。
【0012】
【0013】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1及び図2に
基づいて説明する。図1は第1実施例の羽毛布団を一部
切開して示す斜視図であり、図2は図1のA−A線に沿
う断面図である。扁平袋体1は例えばダウンプルーフと
称される特殊生地で形成され、その織目は内部の羽毛2
が抜け出さない程度に極めて細かくなっている。この扁
平袋体1を被うように二重扁平袋体3が設けられてい
る。この二重扁平袋体3は内袋4及び外袋5とからな
り、内袋4は内側生地4a及び4bとから、外袋5は外
側生地5a及び5bとからなっている。これらは扁平袋
体1の織目よりも粗目で内部の真綿6が抜け出さない程
度に織られ、特に、外袋5は日清紡績株式会社製の日清
紡エジプシャン21と称される特殊生地が使用され、そ
の表面が真綿6側になるように設けられている。そし
て、この日清紡エジプシャン21は真綿6がその表面に
対し滑らないことを特徴としている。また、二重扁平袋
体3の一部位には、扁平袋体1を内袋4内に対し出し入
れするためのファスナー7が設けられている。本実施例
において二重扁平袋体3に詰める中綿に真綿6を選定し
たのは、真綿6が例えばもめん綿などの他の綿よりも同
容積での保温性及び吸湿性に優れているからである。
【0014】上記のように構成した羽毛布団では、羽毛
2に内側生地4aと外側生地5aとの間の真綿6からあ
る程度の重みが常に付勢されているので、常に身体との
フィット感及び保温性を保つことができる。また、扁平
袋体1の織目よりも粗目、即ち扁平袋体1よりも通気性
が優れている外側生地5bが身体に触れることになるの
で、身体から発散された多湿空気が、まず外側生地5b
を通過して真綿6に吸湿され、さらに徐々にではあるが
扁平袋体1を通過して羽毛2に吸湿されるようになる。
このように真綿6により速やかに吸湿作用を行うことが
できる。
【0015】さらに、二重扁平袋体3の一部位には、扁
平袋体1を内袋4内に対し出し入れするためのファスナ
ー7が設けられているので、寒い時には扁平袋体1と二
重扁平袋体3を一体にして使い、暖かい時にはこれらを
分体にし扁平袋体1を羽毛布団として、二重扁平袋体3
を真綿布団として使うことができる。
【0016】加えて、真綿6が二重扁平袋体3の外袋5
の裏面を滑らないので、二重扁平袋体3の外袋5が動く
ことに伴い、内部の真綿6が二重扁平袋体3の外袋5の
裏面と離間することを防ぐことができる。このため、二
重扁平袋体3を折り畳む時、或いは展開する時に真綿6
が部分的に伸縮することがなく損傷を防ぐことができ
る。その結果、羽毛2と真綿6の一体的な関係が維持さ
れるので、身体とのフィット感及び保温性をより一層高
めることができる。
【0017】次に、本発明の第2実施例を図3及び図4
に基づいて説明する。図3は第2実施例の羽毛布団を一
部切開して示す斜視図であり、図4は図3のB−B線に
沿う断面図である。以下、第1実施例と異なる部分につ
いて説明する。本実施例の羽毛布団は、二重扁平袋体3
の内袋4に羽毛2を詰め、それを被うように内袋4と外
袋5との間に真綿6を詰めた構成としている。内袋4は
内部の羽毛2が抜け出さない程度に極めて細かく織ら
れ、外袋5は内袋4の織目よりも粗目で内部の真綿6が
抜け出さない程度に織られている。これにより、本実施
例では第1実施例と同様の効果を奏しながらも、内袋4
が第1実施例の扁平袋体1及び二重扁平袋体3の内袋4
を兼用しているので、製品に関わる布量を少なくし得る
ことができる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように本発
明の羽毛布団によれば、内部の羽毛に対し、それを被う
ように設けられた真綿からある程度の重みが常に付勢さ
れるので、身体とのフィット感及び保温性を常に保つこ
とができる。また、身体と触れる側では、身体から発散
された多湿空気が、真綿により羽毛に先行して速やかに
吸湿されるようになるので、羽毛のみで構成された布団
よりも吸湿性を高めることができる。
【0019】また、扁平袋体が開閉手段を通じて二重扁
平袋体の内袋内に対し出し入れ可能になるので、寒い時
には扁平袋体と二重扁平袋体を一体にして使い、暖かい
時にはこれらを分体にし扁平袋体を羽毛布団として二重
扁平袋体を真綿布団として使うことができる。
【0020】さらに、二重扁平袋体が動くことに伴い、
その内部の真綿も二重扁平袋体の外袋の裏面と離間する
ことなく一体に動くようになるので、二重扁平袋体を折
り畳む時、或いは展開する時に真綿が部分的に伸縮する
ことがなく損傷を防ぐことができる。その結果、羽毛と
真綿の一体的な関係が維持されるので、身体とのフィッ
ト感及び保温性をより一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による羽毛布団を一部切開
して示す斜視図
【図2】図1のA−A線に沿う断面図
【図3】本発明の第2実施例による羽毛布団を一部切開
して示す斜視図
【図4】図3のB−B線に沿う断面図
【符号の説明】
1は扁平袋体、2は羽毛、3は二重扁平袋体、4は内
袋、5は外袋、6は真綿、7はファスナー(開閉手段)
である。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部から羽毛が抜け出ない程度の織目に
    織られた布製の扁平袋体と、 この扁平袋体に詰められた羽毛と、 夫々前記扁平袋体より粗目に織られた内袋及び外袋から
    なる布製の二重扁平袋体と、 この二重扁平袋体の内袋と外袋との間に詰められた真綿
    とを具備し、 前記扁平袋体が前記二重扁平袋体の内袋内に収納され 前記外袋は、特殊生地が使用され、真綿が滑らない特徴
    を有する表面が前記真綿側になるように設けられている
    ことを特徴とする羽毛布団。
  2. 【請求項2】 前記二重扁平袋体の一部位に開閉手段を
    具備し、 前記扁平袋体は、前記開閉手段を通じて前記二重扁平袋
    体の内袋内に対し出し入れ可能であることを特徴とする
    請求項1記載の羽毛布団。
  3. 【請求項3】 内袋が内部から羽毛が抜け出ない程度の
    織目に織られた布で形成され外袋が内袋より粗目に織ら
    れた布で形成された二重扁平袋体と、 この二重扁平袋体の内袋に詰められた羽毛と、 前記二重扁平袋体の内袋と外袋との間に詰められた真綿
    とを具備し 前記外袋は、特殊生地が使用され、真綿が滑らない特徴
    を有する表面が前記真綿側になるように設けられている
    ことを特徴とする 羽毛布団。
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JP5761700B1 (ja) * 2014-11-18 2015-08-12 有限会社明伸 羽毛布団及び羽毛布団用カバー
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