JP3381419B2 - 厚膜銀ペースト、および厚膜電極の形成方法 - Google Patents
厚膜銀ペースト、および厚膜電極の形成方法Info
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Description
びこの厚膜銀ペーストを用いた厚膜電極の形成方法に関
する。
子部品には、セラミック素体の表面に、導電性ペースト
と抵抗ペーストとで電極パターンおよび抵抗パターンを
厚膜印刷形成したうえでこれらを焼結して構成されたも
のがある。
導電性ペーストは、導電性粉末とガラスフリットとを、
有機溶剤で樹脂を溶解してなるビヒクルで分散して構成
されている。このような導電性ペーストとして厚膜銀ペ
ーストと厚膜銀/パラジウムペーストとがあるが、従来
から、製造コストを鑑みて、高価なパラジウムを含まな
い厚膜銀ペーストが多用されていた。
うな厚膜銀ペーストや、この厚膜銀ペーストを用いた厚
膜電極には、次のような問題があった。すなわち、厚膜
銀ペーストの色は銀灰色をしており、この色はセラミッ
ク素体と同色である。そのため、セラミック素体に形成
した電極パターンを目視により識別するのが困難であっ
た。ところが、通常、セラミック素体に形成した電極パ
ターンの印刷不良の検出は、作業者が目視で行うことが
多く、そのために、印刷不良の検出漏れが生じやすくな
っていた。このような印刷不良の検出漏れは、断線等の
不良品発生に繋がるために非常に都合の悪いものであっ
た。
は、厚膜銀/パラジウムペーストで作製した電極に比べ
て電極強度が弱く、そのため、電極はがれ等の形状不良
を引き起こしやすいという問題もあった。
るセラミック素体からの識別がしやすく、さらには、電
極強度を高くすることのできる厚膜銀ペースト、および
厚膜電極の形成方法を提供することを目的としている。
るために、本発明の第1の発明の厚膜銀ペーストは、フ
タロシアニンブルーが添加されていることに特徴を有し
ている。
シアニンブルーが添加された厚膜銀ペーストをセラミッ
ク素体上に印刷することで電極パターンを形成したの
ち、この電極パターンを焼結させて厚膜電極を形成する
ことに特徴を有している。
%、1wt%、3wt%、5wt%、ないし7wt%の
フタロシアニンブルーを添加して各種厚膜銀ペースト試
料を作製した。なお、基本材料となる厚膜銀ペーストに
は、銀粉末70wt%とガラスフリット5wt%とを、
有機溶剤で樹脂を溶解してなるビヒクル25wt%で分
散して作製したものを用いた。
ト試料をアルミナ基板上に、0.4mm幅のライン状パ
ターンにスクリーン印刷した。そして、このアルミナ基
板を150℃で5分間乾燥させたのち、ライン状パター
ンを目視により観察した。
ト試料をアルミナ基板上に、2mm角の方形状パターン
にスクリーン印刷して乾燥させたのち、このアルミナ基
板をベルト炉で10分間、850℃で焼成することで方
形状電極を形成した。そして、この方形状電極に、共晶
半田によって半田引き軟銅線からなるリード線を半田付
けしたのち、取り付けたリード線を方形状電極の垂線方
向に引っ張って電極強度を測定した。その測定結果と前
記したライン状パターンの観察結果とを表1に示す。
ンブルーを1〜5wt%添加することにより、ライン状
パターンをセラミック基板から識別しやすくなっている
のが確認できる。これは、フタロシアニンブルーを添加
することにより、ライン状パターンの色が厚膜銀ペース
ト単体の色である銀灰色(セラミック基板と同色)から
青色がかった色に変色するためである。
wt%、すなわち、5wt%より多量に添加すると、厚
膜銀ペーストのチクソトロピック性が増大して、スクリ
ーン印刷が困難になる。このため、5wt%以上フタロ
シアニンブルーを添加するのは不適当であるのがわか
る。
を添加することによって、約20%の強度向上が図れて
いるのが確認できる。
ト5wt%とを、有機溶剤で樹脂を溶解してなるビヒク
ル35wt%で分散して作製した厚膜銀ペーストに、フ
タロシアニンブルーを添加して作製した厚膜銀ペースト
を、電極材料にして、セラミック基板上にライン状パタ
ーン、および方形状電極を形成した。そして、それらを
目視により観察した結果、およびその電極強度を測定し
た結果を表2に示す。ここでのフタロシアニンブルーの
添加量は、上述と同様、0wt%、1wt%、3wt
%、5wt%、7wt%である。
トの成分比率を変化させてみても、上述と同様の結果が
得られることが確認できる。
アニンブルーを添加することにより、厚膜銀ペーストを
セラミック素体とは異なる色に変色させることができ
た。そのため、この厚膜銀ペーストによってセラミック
素体上に形成する印刷パターンと、セラミック素体とを
目視によって識別することが容易となり、印刷不良を精
度よく検出することができるようになった。これによ
り、断線等の不良品発生を未然にしかも確実に防止する
ことができるようになった。
ることにより、この厚膜銀ペーストによってセラミック
素体上に形成した電極の強度が向上して、電極はがれ等
の不具合を起こすことを防止できるようになった。
Claims (3)
- 【請求項1】 フタロシアニンブルーが添加されている
ことを特徴とする厚膜銀ペースト。 - 【請求項2】 前記フタロシアニンブルーの添加量は、
厚膜銀ペーストの1〜5wt%であることを特徴とする
請求項1記載の厚膜銀ペースト。 - 【請求項3】 フタロシアニンブルーが添加された厚膜
銀ペーストをセラミック素体上に印刷することで電極パ
ターンを形成したのち、この電極パターンを焼結させて
厚膜電極を形成することを特徴とする厚膜電極の形成方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29143694A JP3381419B2 (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 厚膜銀ペースト、および厚膜電極の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29143694A JP3381419B2 (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 厚膜銀ペースト、および厚膜電極の形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08148033A JPH08148033A (ja) | 1996-06-07 |
JP3381419B2 true JP3381419B2 (ja) | 2003-02-24 |
Family
ID=17768853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29143694A Expired - Lifetime JP3381419B2 (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 厚膜銀ペースト、および厚膜電極の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3381419B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111587056A (zh) * | 2020-05-14 | 2020-08-25 | 湖南省国银新材料有限公司 | 一种通信设备用电磁屏蔽银浆及其制备方法 |
-
1994
- 1994-11-25 JP JP29143694A patent/JP3381419B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08148033A (ja) | 1996-06-07 |
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