JP3380968B2 - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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JP3380968B2
JP3380968B2 JP34239593A JP34239593A JP3380968B2 JP 3380968 B2 JP3380968 B2 JP 3380968B2 JP 34239593 A JP34239593 A JP 34239593A JP 34239593 A JP34239593 A JP 34239593A JP 3380968 B2 JP3380968 B2 JP 3380968B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープおよびリールを
収容する本体ケースの内部に、メモリ素子を含む回路基
板が設けてあるテープカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のテープカートリッジに特開昭6
3−166085号公報がある。そこでは、ICパッケ
ージとその外面から突設した複数個のリードピンとでメ
モリ素子を構成している。メモリ素子は本体ケースの後
壁下部に埋め込み固定されて、そのリードピンが後壁に
設けた接続端子と電気的に接続されている。使用状態に
おいて、ケース後壁で露出する接続端子には、テープデ
ッキ側の接続端子が圧接接続される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、メモリ
素子や接続端子をケース後壁に埋め込み固定する形態で
は、テープデッキ側の接続端子の接続圧力の殆どをケー
ス底壁で受け止めることができるので、電気的な接続不
良を生じにくい。反面、本体ケースの成形時に、接続端
子やメモリ素子を例えばインサート固定しなければなら
ないので、成形が困難になる。
【0004】リールやリールブレーキなどの他の構成部
品と同様に、メモリ素子を本体ケースに対して組み付け
固定する形態を採ると、本体ケースを通常の成形条件下
で容易に成形できる。問題はメモリ素子を後組みすのる
で、落下衝撃などによってメモリ素子がずれ動くおそれ
があり、圧接接続形態を採るコネクタ部分の信頼性が十
分に得難いことにある。メモリ素子を遊動不能に固定保
持するための専用構造を本体ケースに設ける必要があ
り、その分だけケース構造が複雑になる不利もある。
【0005】本発明の目的は、本体ケースに後組みされ
るメモリ素子を確実かつ強固に固定保持することにあ
る。本発明の他の目的は、リールの遊動限界を規定する
ための規制リブと本体ケースの後壁とを利用して、基板
化されたメモリ素子を固定保持し、メモリ素子を装備す
ることで本体ケースの構造が複雑化するのを解消するに
ある。本発明の更に他の目的は、本体ケースに組み込ま
れる切換えピースを利用して、基板化されたメモリ素子
を確実に固定保持することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、テープ1およ
びリール2を収容する本体ケース3を有し、本体ケース
3の内部にディジタル情報信号を記憶するメモリ素子1
5が設けてあるテープカートリッジを対象とする。その
本体ケース3の後壁6の内面近傍には、リール2の遊動
限界を規定する部分円弧状の規制リブ7が、ケース底壁
8から立設されている。後壁6と規制リブ7との間に、
メモリ素子15および接続端子16を含む回路基板10
を差し込み係合する。接続端子16は後壁6に開口した
接続口13を介してケース外に臨ませる。具体的には、
後壁6と規制リブ7とを、ケース底壁8から立設したリ
ブ17で前後に接続し、リブ17と係合して位置決めを
行う溝18を回路基板10に設ける。回路基板10の片
面に、規制リブ7と接当して回路基板10の全体を後壁
6に押圧するばね31を設ける。
【0007】
【作用】メモリ素子15は、接続端子16と共に回路基
板10に実装されて基板化されている。この回路基板1
0を前後に隣接して起立する本体ケース3の後壁6と規
制リブ7との間に差し込み係合するので、専用の取り付
け構造を設ける必要もなく、回路基板10を本体ケース
3に強固に固定保持できる。回路基板10の溝18を後
壁6と規制リブ7との間のリブ17に差し込み係合する
と、回路基板10の左右方向の装着位置をより正確に位
置決めできる。回路基板10の片面にばね31を設け、
ばね31の付勢力で回路基板10の全体を後壁6に押圧
する取り付け形態では、後壁6と規制リブ7の隙間寸法
や、回路基板10の厚み寸法にばらつきがある場合で
も、回路基板10を確実に保持固定できる。
【0008】
【実施例】図2においてテープカートリッジは、テープ
1および左右一対のリール2を収容する本体ケース3を
有し、本体ケース3の前部に、不使用時のテープ1を保
護する前蓋4、裏蓋5、および図外の上蓋を設けてな
る。本体ケース3の後壁6の内面近傍には、リール2の
遊動限界を規定する部分円弧状の規制リブ7がケース底
壁8から立設してある。この規制リブ7と後壁6とで区
画される後隅側の小区室内に、誤消去防止用の切換えピ
ース9と、横長板状の回路基板10とを組み付ける。図
2において符号11はリールストッパーである。本体ケ
ース3は、上ケース3aと下ケース3bを蓋合わせ状に
接合した中空ケースからなり、小区室に臨む後壁6に
は、図3に示すごとく切換えピース9を操作するための
操作口12を上方に、回路基板10用の接続口13を下
方にそれぞれ上下に隣接させて開口してある。接続口1
3は細い枠体14で格子状に区分してある。
【0009】図1において回路基板10には、表面実装
型のICチップからなるメモリ素子15および関連する
電子部品と、4個の接続端子16などが実装され、プリ
ント配線で接続してある。メモリ素子15にはテープの
仕様や特性データあるいは映像や音声の録画時の記録モ
ードなどの情報を記憶させることができる。回路基板1
0は、図2に示すように後壁6と規制リブ7とを利用し
て両者6・7間に差し込み係合し、さらに後壁6と規制
リブ7とを前後に接続する2個のリブ17で左右方向の
位置決めを行う。この位置決めのために、回路基板10
の板面一側に溝18を設け、溝18をリブ17に係合で
きるようにしている。回路基板10を後壁6と規制リブ
7との間に差し込み係合した状態では、規制リブ7が僅
かに弾性変形して、回路基板10の全体を後壁6の内面
に密着させ、その後面側に設けた接合端子16が接続口
13を介してケース外に臨んでいる(図4参照)。
【0010】回路基板10の上方に隣接して切換えピー
ス9を配置する。図1において切換えピース9は、ケー
ス底壁8で支持される平板状のベース部20と、操作口
12を介してケース外へ臨む操作部21と、ベース部2
0と操作部21を結ぶ脚部22と、操作部21の下縁に
沿って設けた段壁23とを一体に形成したプラスチック
成形品からなる。ベース部20と操作部21とは、脚部
22から互いに逆向きに突設する。操作部21の一側寄
りには指掛け用の突起24を設ける。
【0011】切換えピース9は、そのベース部20が規
制リブ7に連続する直線壁25と後壁6との間に嵌まり
込むよう下ケース3bに装填する。この状態では、図4
に示すように段壁23が回路基板10の上面に接当し
て、回路基板10の上方遊動を阻止する。
【0012】全ての部品を下ケース3bに組み付けた
後、上ケース3aを下ケース3bに組むことにより、回
路基板10が切換えピース9を介して押圧固定される。
切換えピース9は、その操作部21の突起24が操作口
12からケース外へ露出する状態で、全体が操作口12
の範囲内で左右スライドのみ自在に支持される。ベース
部20は図2の矢印で示す範囲を左右にスライドでき、
想像線で示すようにケース中央側へスライド変位したと
き、ケース底壁8に設けた検知孔27を開放してテープ
デッキ側に設けた検知ピンが小区室内へ進入するのを許
す。
【0013】切換えピース9を録画可能位置(検知孔2
7をベース部20で塞いだ状態)と、再記録不能位置と
において位置決めするために、図4に示すように脚部2
2の上端面のケース内端寄りに部分球面状の係合突起2
8を設け、脚部22と対向する上ケース3aの上壁内面
の二個所に係合凹部29を形成する。
【0014】テープカートリッジをテープデッキに装填
した状態では、図4に示すようにデッキ側に設けた接続
端子Cが、回路基板10の接続端子16に圧接接続され
てメモリ素子15の記録データを読み取り、あるいは録
画モード等の記録情報データを書き込む。このとき回路
基板10には、符号Fで示す向きの圧接力が作用する
が、回路基板10は規制リブ7と切換えピース9で受け
止められており、さらに段壁23とケース底壁8とで上
下に挟み固定されているので、回路基板10がケース内
方やケース上方へずれ動くことはなく、一対の接続端子
16・Cを確実に接続して誤信号がメモリ素子15に読
み書きされることを防止する。
【0015】図5は回路基板10の別実施例を示す。そ
こでは、回路基板10の片面にばね31を固定する。こ
のばね31は断面V字形の板ばねからなり、装着状態に
おいて規制リブ7と接当して、回路基板10の全体を後
壁6に押圧する。このようにばね31を設けると、規制
リブ7と後壁6の前後隙間寸法や、回路基板10の厚み
寸法にばらつきがある場合でも、回路基板10を確実に
固定保持できる。
【0016】路基板10の上下寸法を、溝18を形成
する側で本体ケース3の内法寸法に一致させておくと、
回路基板10を上下ケース3a・3bで挟み固定でき
る。この場合は切換えピース9で回路基板10を押え保
持する必要がなくなる。メモリ素子15は挿入型のIC
チップであってもよく、その構造や外観は限定しない。
接続口13は枠体14で区分する必要はなく、一個の開
口として形成することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明では、メモリ素子15と接続端子
16を回路基板10に実装して基板化したうえで、回路
基板10を本体ケース3の後壁6と、リール2用の規制
リブ7とのあいだに差し込み係合することで本体ケース
3に固定した。つまり、後壁6と規制リブ7を取り付け
構造に利用して、メモリ素子15を備えた回路基板10
を本体ケース3に組み込むので、ケース構造を複雑化す
ることなく、しかも組立を容易化しながらメモリ素子1
5を確実に保持固定でき、振動や衝撃を受けても機能不
全に陥ることのない、信頼性に優れたテープカートリッ
ジが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】下ケースと回路基板の関係構造を示す分解斜視
図である。
【図2】内部の平面図である。
【図3】切換えピースと回路基板の配置を示す要部の背
面図である。
【図4】図3におけるA−A線断面図である。
【図5】回路基板の別実施例を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
3 本体ケース 6 後壁 7 規制リブ 8 ケース底壁 10 回路基板 13 接続口 15 メモリ素子 16 接続端子 17 リブ 18 溝 31 ばね

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ1およびリール2を収容する本体
    ケース3を有し、本体ケース3の内部にディジタル情報
    信号を記憶するメモリ素子15が設けてあるテープカー
    トリッジであって、 本体ケース3の後壁6の内面近傍に、リール2の遊動限
    界を規定する部分円弧状の規制リブ7が、ケース底壁8
    から立設されており、後壁6と規制リブ7とが、ケース底壁8から立設したリ
    ブ17で前後に接続されており、 後壁6と規制リブ7との間に、メモリ素子15および接
    続端子16を含む横長板状の回路基板10が差し込み係
    合されており、後壁6と規制リブ7との間に回路基板10を差し込み係
    合した状態において、規制リブ7が弾性変形して回路基
    板10の全体を後壁6の内面に密着させ、回路基板10
    の後面側に設けた 接続端子16が後壁6に開口した接
    続口13を介してケース外に臨んでいるとともに、回路
    基板10に設けた溝18が、前記リブ17と係合して回
    路基板10の左右方向の位置決めを図っているテープカ
    ートリッジ。
  2. 【請求項2】 回路基板10の片面に、規制リブ7と接
    当して回路基板10の全体を後壁6に押圧するばね31
    が設けてある請求項1記載のテープカートリッジ
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