JP3380385B2 - 高周波機器のシールド構造 - Google Patents
高周波機器のシールド構造Info
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Description
ルド構造に関するものである。 【0002】 【従来技術】高周波無線機においては、従来より、所望
の電気的特性を得るため、金属メッキを施したシールド
ケースを基板上に設置している。図3はそのシールド効
果をより安定且つ確実に得るため、基板とシールドケー
スの間に接点板を取り付けた例を示す概略分解斜視図で
ある。 【0003】同図において、81はシールドケースであ
り、該シールドケース81は樹脂製の板の全面に金属メ
ッキを施して形成されている。このシールドケース81
には、下記する基板95のアースパターン99に沿う形
状の仕切り部83が設けられている。 【0004】87はバネ材からなる接点板であり、前記
仕切り部83に沿った形状の板の上辺に爪89と係止片
91を設けて構成されている。爪89は板の上端辺を直
角に折り曲げ且つその両端を上方向に折り曲げて構成さ
れ、係止片91は板を略コ字状に下方向に折り曲げて構
成されている。 【0005】一方95は基板であり、その下面には各種
の図示しない電子部品を取り付けることによって、送信
ブロック、受信ブロック等の各種回路ブロック97を構
成している。そして該各種回路ブロック97の間にはア
ースパターン99が設けられている。 【0006】そしてシールドケース81の仕切り部83
に接点板87の係止片91を係合して固定し、その上に
基板95を被せて固定する。これによって基板95のア
ースパターン99には接点板87の爪89が圧接され、
両者間は確実に接続される。これによって各種回路ブロ
ック97はシールドされ、電磁波障害が防止される。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
シールド構造には以下のような課題があった。 【0008】シールドケース81の表面は金属メッキ
処理が施されているため、その表面処理の状態にバラツ
キがあると、接点板87の係止片91がシールドケース
81から外れることがある。 【0009】接点板87をシールドケース81の仕切
り部83に取り付けた際、接点板87に曲がりが生じや
すく、この場合は爪89の位置等にバラツキが生じてし
まう。 接点板87は、形状変更に対する柔軟性がない。 【0010】接点板87が各種必要で型代が高価であ
る。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、図1、図2に示すように各種回路ブロッ
ク31を設けるとともに各種回路ブロック31間を区切
るアースパターン33を設けた基板30と、この基板3
0上に被せられ前記アースパターン33に対向する位置
に仕切り板41を設けたシールドケース40と、前記仕
切り板41を挟持する挟持部12、13と該挟持部1
2、13を連結する底面11より凹状に湾曲して立設さ
れ前記アースパターン33に付勢接触する接触片21と
が設けられたシールドダブ10とを具備し、前記シール
ドタブ10の挟持部12、13に内側にく字状に曲げた
圧接部14、15と切り込みを入れて内側に延設させた
爪16、17を設け、前記シールドケース40の仕切り
板41には穴43を形成して、前記仕切り板41をシー
ルドタブ10で挟持したときに前記仕切り板41の穴4
3に前記シールドタブ10の爪16、17を引っ掛けて
シールドタブ10の抜けを阻止するとともに、前記シー
ルドタブ10の底面11と前記仕切り板41との間に隙
間を設けてシールドタブ10を取着し、かつ前記基板3
0上に前記シールドケース40を被せて該シールドケー
ス40と前記アースパターン33間を電気的に接続して
高周波機器のシールド構造を構成したことを特徴とす
る。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の一実
施形態を説明する。図1は本発明に係るシールド構造を
示し、(a)はシールドタブとシールドケースの概略分
解斜視図、(b)はシールドタブ挟持状態のシールドケ
ースA−A断面図、(c)は同B−B断面図である。図
2は本発明に係るシールド構造を示し、シールドタブを
挟持するシールドケースを基板に被せる様子を示す概略
説明図である。 【0013】図1に示すようにシールドタブ10は1枚
の金属板(バネ用ステンレスに金メッキ処理を施したも
の)を加工することによって製造されており、その構造
は、平面状の底面11から1組の挟持部12、13をほ
ぼ直角に上方向に立設するとともに、その上端近傍を内
側にく字状に折り曲げることで圧接部14、15を設け
て保持力を向上させている。さらに挟持部12、13に
は、山型の切り込みが入れられ、これが圧接部14、1
5の面に沿ってほぼ真っ直ぐに内側に入りこんだ爪1
6、17として設けられている。また、底面11にも切
り込みが入れられ、外側に少し折り曲げられ、これは基
板30のアースパターン33に付勢接触する接触片21
として機能する。 【0014】図2に示すように基板30上には、送信ブ
ロック、受信ブロック等の高周波回路の各種回路ブロッ
ク31が設けられており、各種回路ブロック31間はア
ースパターン33で区切られている。 【0015】シールドケース40は樹脂モールド一体成
形品の表面に銀メッキ処理を施したもので、その上下面
に仕切り板41が設けられている。図2に示すように、
シールドケース40は、図示されている上面の仕切り板
41と同様の仕切り板が裏面では基板30のシールドパ
ターン33に合わせて形成され、基板30に被せられた
とき基板30上の各種回路ブロック31を仕切る。 【0016】図1(a)に示すようにこの仕切り板41
にはシールドタブ10を取り付けるリブ42が設けら
れ、リブ42内には穴43とこれに直角にシールドケー
ス40の裏面に抜ける穴44が開口している。穴44は
シールドケース40のモールド一体成形時に穴43を開
口するための型抜き跡である。穴43は爪16、17を
引っ掛けるためだけのもので小さくでき、現状、穴44
の径はφ1.5mm以下で穴43を形成している。リブ
42に挟持部15、16を嵌め込むと圧接部14、15
で押さえ込み(図1(b))、完全に嵌め込まれると爪
16、17が穴43に掛かりシールドタブ10は抜けな
くなる(図1(c))。 【0017】このようにシールドタブ10を装着したシ
ールドケース40を基板30に被せるが、その際、シー
ルドタブ10の底面11には接触片21が有り、これが
アースパターン33に圧接するので接触不良が無く確実
に導通がされる。 【0018】 【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる高周波機器のシールド構造によれば、以下のような
優れた効果を有する。 【0019】挟持部に圧接部と爪を設けてシールドケ
ースの穴に掛けて抜けを防止するようにしたので、シー
ルドケースの表面処理に左右されずシールドタブの脱落
が確実に防止でき、圧接部によりシールドケースの表面
処理が剥がれることがなく、安定した導通が確保でき
る。 【0020】シールドタブをシールドケースの所定取
り付け位置に挟持させるので、アースパターンとの接触
位置にバラツキが生じることがなく、安定した導通を確
保できる。また、取り付けの自動化が容易である。 【0021】異なる形状のシールドケースや基板に対
しても、柔軟な対応ができる。即ちシールドタブの形状
は何ら変更する必要はなく、その取り付け位置を変更す
るだけでよい。 【0022】シールドタブの種類は各種必要なく型代
が安価になる。シールドケースも従来のものに小さな穴
を開けるだけでよくコストアップにならない。
ールドタブとシールドケースの概略分解斜視図、(b)
はシールドタブ挟持状態のシールドケースA−A断面
図、(c)は同B−B断面図。 【図2】本発明に係るシールド構造を示し、シールドタ
ブを挟持するシールドケースを基板に被せる様子を示す
概略説明図。 【図3】従来のシールド構造を示す概略分解斜視図。 【符号の説明】 10:シールドタブ 11:底面 12,13:挟持部 14、15:圧接部 16,17:爪 21:接触片 30:基板 31:各種回路ブロック 33:アースパターン 40:シールドケース 41:仕切り板 43:穴 81:シールドケース 83:仕切り部 87:接点板 89:爪 91:係止片 95:基板 97:各種回路ブロック 99:アースパターン
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】各種回路ブロックを設けるとともに各種回
路ブロック間を区切るアースパターンを設けた基板と、
この基板上に被せられ前記アースパターンに対向する位
置に仕切り板を設けたシールドケースと、前記仕切り板
を挟持する挟持部と該挟持部を連結する底面から凹状に
湾曲して立設させ前記アースパターンに付勢接触する接
触片とが設けられたシールドダブとを具備し、前記シー
ルドタブの挟持部に内側にく字状に曲げた圧接部と切り
込みを入れて内側に延設させた爪を設け、前記シールド
ケースの仕切り板には穴を形成して、前記仕切り板をシ
ールドタブで挟持したときに前記仕切り板の穴に前記シ
ールドタブの爪を引っ掛けてシールドタブの抜けを阻止
するとともに、前記シールドタブの底面と前記仕切り板
との間に隙間を設けてシールドタブを取着し、かつ前記
基板上に前記シールドケースを被せて該シールドケース
と前記アースパターン間を電気的に接続するようにした
ことを特徴とする高周波機器のシールド構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33511695A JP3380385B2 (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 高周波機器のシールド構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33511695A JP3380385B2 (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 高周波機器のシールド構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09181472A JPH09181472A (ja) | 1997-07-11 |
JP3380385B2 true JP3380385B2 (ja) | 2003-02-24 |
Family
ID=18284954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33511695A Expired - Fee Related JP3380385B2 (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 高周波機器のシールド構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3380385B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102006026477A1 (de) * | 2006-06-07 | 2007-12-13 | Siemens Ag | Massekontaktelement |
-
1995
- 1995-12-22 JP JP33511695A patent/JP3380385B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09181472A (ja) | 1997-07-11 |
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