JP3380367B2 - 三次元造形装置および方法 - Google Patents
三次元造形装置および方法Info
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Description
補助材層に設けた凹部の中で固化させた造形材層を積層
していくことにより、任意の三次元造形物を形成する三
次元造形装置および方法に関するものである。
三次元造形装置や三次元造形方法があり、このような中
に、特開平6−190929号公報に開示されたものが
ある。これは、図9(A)〜(D)に示すような工程を
繰り返すことにより所定の形状を形成するものである。
9(A)に示すように、光透過性のフィルム1とこれに
接着させた光硬化性の接着剤からなる接着層2をレーザ
ー切断によって所定の形状に切断し、その上に、図9
(B)に示すように、下面の所定部分に接着剤が塗布さ
れたフィルム3を搬送機構4によって搬送する。この
際、フィルム3に塗布された接着剤は、所定部分が露光
部5によって照射されて硬化し、フィルム3に接着する
硬化部6と未硬化部7になる。
ザー切断部8で切断して離しフィルム1上に載置したの
ち、図9(C)に示すように、線光源9でフィルム3を
介してその下側の未硬化部7を照射して硬化させること
により硬化した接着層7aをフィルム1および3に接着
させる。つぎに、押さえローラ10でフィルム3の上面
を押圧することにより、接着層7aをフィルム1,3に
密着させるとともに、ギャップセンサ11で測定しなが
らフィルム3の上面を平面にする。
ム3とこれに接着する接着層7a,硬化部6の所定部分
をレーザー切断部8で切断し不要部分を除去することに
より、図9(E)に示すような三次元の造形物12が得
られるというものである。なお、図9(A)から図9
(D)の操作をさらに繰り返すことによりさらに多層の
形状物を得ることができる。
方法では造形できる造形物の形状に制限があり、複雑な
形状、特に、内側に凹部があるようなものの造形は不可
能な場合がある。すなわち、この方法で造形できる凹部
の形状は、開口側が広く中に入る程狭くなるような単純
な形状に限られ、複雑な形状の凹部や開口側が狭い凹部
を有する造形物の造形は凹部に相当する不要部分の除去
が不可能であるためできないという問題を有している。
っても、凹部に相当する部分の除去が、面倒であった
り、困難であったりするという問題を有している。さら
に、凹部以外の外側部分についても、露光部5の照射に
よって、接着剤の硬化部6と未硬化部7を形成する際、
その境界線を正確に出すことが難しく、必要部分同士の
接着が十分できなかったり、不要部分が必要部分と接着
して最後の工程での不要部分の除去が困難になったりす
るという問題がある。
円筒状のような同じ断面形状が連続する場合もあるが、
このような場合、上記のような方法では、一定の厚みの
フィルムを積層して造形するため一層の厚みを任意の厚
みに調整しながら造形することができない。このため、
全く同じ形状の層を何度も形成しなければならず作業が
面倒であるという問題がある。さらに、接着剤を塗布し
たフィルムを重ねるようになっているため、接着剤の塗
布ムラによる起伏が生じやすく、寸法精度が悪くなると
いう問題もある。
たもので、複雑な形状のものでも造形でき、かつ、不要
部分の除去が容易で、一層の厚みを適宜調節できるとと
もに、同じ断面形状が連続する場合には作業を簡略化で
き、さらに、寸法精度のよい造形ができる三次元造形装
置および装置の提供をその目的とする。
め、この発明は、上面が平面状に形成された台部と、こ
の台部上面に対して相対的にX,Y,Z方向に移動可能
な集光装置を備えたレーザー照射部と、紫外線照射によ
り固化しレーザー照射による加熱により昇華する水溶性
の液体補助材を、各補助材層の厚みを変更可能に供給し
得るホッパーによって上記台部上面に供給する補助材供
給部と、紫外線照射により固化し水に対して不溶性の液
体造形材を上記台部上面に供給する造形材供給部と、上
記台部上面に供給する造形材供給部と、上記台部上面に
供給された補助材および液体造形材を固化させる紫外線
発光部とを備えた三次元造形装置を第1の要旨とし、台
部上面に、紫外線照射により固化し加熱により昇華する
水溶性の液体補助材を、各補助材層の厚みを変更可能に
供給し得るホッパーによって供給したのち紫外線照射に
より固化させて補助材層を形成し、この補助材層の所定
部分をレーザー照射することにより昇華させて除去し、
この除去した部分に、紫外線硬化性で水に対して不溶性
の液体造形材を充填してこれに紫外線を照射することに
より固化させるかまたは加熱により液化しその状態から
常温に冷却することにより固化する粉体造形材を加熱し
液体の状態で充填しこれを常温に冷却することにより固
化させ、この補助材と造形材からなる硬化層の上側に、
造形材部分の形状を所定の形状に変えながら上記動作を
繰り返して造形材部分が補助材層の中で一定の形状にな
るような複数の硬化層からなる積層体を形成し、その積
層体の補助材層を水で溶かして除去し造形材のみからな
る所定の造形物を得る三次元造形方法を第2の要旨と
し、上面が平面状に形成された台部と、この台部上面に
対して相対的にX,Y,Z方向に移動可能な集光装置を
備えたレーザー照射部と、紫外線照射により固化しレー
ザー照射による加熱により昇華する水溶性の液体補助材
を上記台部上面に供給する補助材供給部と、加熱により
液化しその状態から常温に冷却することにより固化する
粉体造形材を加熱し液体の状態で上記台部上面に供給す
る造形材供給部と、上記台部上面に供給された補助材お
よび液体造形材を固化させる紫外線発光部とを備えた三
次元造型装置を第3の要旨とする。
フィルムを、必要部と不要部の境界に切断部を設けなが
ら積層し、最後に不要部分を除去することにより造形物
を得るるというものではなく、補助材層を水溶性の液体
補助材を硬化させて形成し、この補助材層の所定部分を
レーザー照射により昇華させて除去したのち、この除去
部分に、水に不溶の造形材を液体の状態で充填しこれを
固化させるという工程を繰り返すことにより複数の硬化
層からなる三次元造形を行うようになっている。
構成し、造形材層を水に不溶の造形材で構成しているた
め、不要部分である補助材層は水洗いすることにより溶
けて簡単に除去することができる。その結果、複雑な形
状の凹部を有する造形物や開口部が狭くなった凹部を有
する造形物であっても、完全な中空でなく開口部さえあ
るものであればどのような形状のものでも造形できるよ
うになる。同様に、外側の不要部分の除去作業も極めて
簡単にできるようになる。
台部に供給されるため、これらの供給量を適宜調節する
ことにより、各層の厚みが異なる造形物の造形も可能に
なる。さらに、補助材や造形材は液状で供給されるため
その上面が水平になり、その状態で固化する。したがっ
て、従来例のように、押さえローラ10で上面を押圧す
るといったことをしなくとも、各層の上面は自然に水平
の平面になり、寸法精度のよい造形ができるようにな
る。
連続して生じるような場合には、補助材層のみを複数層
形成し、これに所定部分の除去を行ったのちに造形材を
供給することもでき、これによって、補助材層複数分の
造形材層の形成が一度ででき作業を大幅に簡略化するこ
ともできる。つぎに、実施例にもとづいて、この発明に
よる三次元造形装置および方法を詳しく説明する。
形装置20を示している。図において、21はZ(上
下)方向に移動可能な台部であり、上面が水平な平面状
に形成されその周囲における縁部に溝22,23が形成
されている。24は、台部21の上方に配設され台部2
1上をX(左右),Y(前後)方向に移動できる集光装
置であり、2個の反射ミラー25,26(図2参照)を
介してレーザー発生器27から送られてくるレーザー光
線を内部に設けられたレンズ(図示せず)で集光し台部
21の上面に焦点を合わせて照射するようになってい
る。
端側上方における後端部に、台部21の他端に向けて配
設され、そのレーザー光線発射側に、反射ミラー26,
25,集光装置24が、図2に示すように、移動可能な
状態で配設されている。すなわち、反射ミラー26は、
レーザー発生器27が発生するレーザー光線を前側に配
設された反射ミラー25に反射できるように傾けられて
レーザー発生器27と同じ高さの位置に配設されてい
る。そして、台部21の後端側をX方向に移動できるよ
うになっており、その移動の際、反射ミラー25および
集光装置24も反射ミラー26とともに、X方向に移動
するようになっている。
介してレーザー発生器27から送られるレーザー光線を
下側に配設された集光装置24側に反射できるように傾
けられて、レーザー発生器27および反射ミラー26と
同じ高さの位置に配設されている。この反射ミラー25
は、常時、集光装置24とともに一体となって移動する
ようになっており、反射ミラー26とともにX方向に移
動する外、反射ミラー26に対して進退するようにY方
向にも移動するようになっている。
され、台部21上をX方向に移動できる樋状のホッパー
である。このホッパー28は、図3に示すように、下端
部に長手方向に沿って一定間隔で吐出孔29が穿設され
ているとともに、高さ0.15mmの小突起30が下方に
向かって突設されている。
上側に設けられた補助材タンクであり、内部に水溶性の
昇華型紫外線硬化樹脂からなる液体の補助材(スリーボ
ンド社製紫外線硬化樹脂3046E)32が充填されて
いる。この補助材タンク31は底部側に設けられた栓3
3を介して供給管34がホッパー28の上方に延びてお
り、栓33を開くことにより内部の補助材32をホッパ
ー28内に供給できるようになっている。
され、ホッパー28と同様、台部21上をX方向に移動
できる樋状のホッパーであり、図4に示すように、下端
部に長手方向に沿って一定間隔で吐出孔36が穿設され
ている。37はホッパー35の基点(図示の右端)上側
に設けられた造形材タンクであり、内部に水に不溶の紫
外線硬化樹脂からなる液体の造形材(スリーボンド社製
紫外線硬化樹脂3061B)38が充填されている。こ
の造形材タンク37は底部側に設けられた栓39を介し
て供給管40がホッパー35の上方に延びており、栓3
9を開くことにより内部の造形材38をホッパー35内
に供給できるようになっている。
紫外線照射ランプであり、台部21上に供給される補助
材32および造形材38を固化させることができるよう
になっている。また、この三次元造形装置20は周囲が
壁部42で覆われて、紫外線照射ランプ41の発光する
紫外線が外部に漏れたり、レーザー発生器27の発生す
るレーザー光線に作業者が触れることがないようになっ
ている。43は壁部42の他端側略中央部に設けられた
排出孔であり、三次元造形装置20の内部で発生するガ
スを、外部に設けられた吸引機(図示せず)を作動させ
ることにより、外部に排出できるようになっている。
は、まず、集光装置24および反射ミラー25をY方向
における後方位置に退避させた状態で、栓33を一定時
間開いて所定量の補助材32をホッパー28内に供給
し、小突起30の下端を台部21上面に軽く接触させた
状態でホッパー28をX方向に往復移動させる。
吐出孔29から台部21上面に吐出され過剰分をホッパ
ー28の底部により溝22,23に押し出されて、小突
起30の高さと略同じ高さの液層になる。その状態で、
紫外線照射ランプ41をオンにして、紫外線を照射する
ことにより補助材32を固化させ、図5(A)のような
補助材層32aを形成する。
装置24および反射ミラー25を台部21上の中央付近
に移動させるとともに、レーザー発生器27を作動させ
レーザー光線を発生させる。そして、集光装置24およ
び反射ミラー25をX,Y方向に移動させることによ
り、レーザー光線で補助材層32aの中の所定の部分を
昇華させて除去し、図5(B)の状態にする。この場
合、昇華により生じたガスは、排出孔43を介して吸引
機に吸い取られていく。
させるとともに、集光装置24および反射ミラー25を
再度、後方位置に退避させる。そして、栓39を一定時
間開いて、所定量の造形材38をホッパー35内に供給
し、底部を軽く補助材層32aの上面に接触させた状態
でホッパー35をX方向に往復移動させる。
32aの上面に接触している場合は、吐出孔36が閉塞
されて造形材38の吐出は防止され、補助材層32aが
除去された凹部44の部分にのみ造形材38が吐出され
る。また、過剰の造形材38はホッパー35の底部によ
って、溝22,23内に押し出され、補助材層32aの
上面と同じ高さになるような適正量の造形材38が凹部
44内に充填される。
て、凹部44内の造形材38に紫外線を照射することに
より、造形材38を硬化させ、図5(C)の状態のよう
な造形材層38aを形成する。
造形材層38aの厚み分だけ降下させ、再度、補助材層
32aにおける除去する部分の形状を適宜変えながら上
記の工程を何度も繰り返して、図5(D)のような積層
体45を形成し、複数の造形材層38aで構成される形
状が所定の三次元造形物になるようにする。そして、こ
の積層体45を台部21から取り外し、水洗いすること
により、補助材層32aを溶かし、図5(E)に示すよ
うな、造形物46が得られる。
工程は、予め準備されたプログラムに沿ったコンピュー
ター制御により行われる。また、補助材32を台部21
上面に供給する工程において、台部21からのホッパー
28の高さを変えることにより、任意の厚みの補助材層
32aを形成することができる。さらに、同じ断面形状
の部分が続く場合には、まず、複数の補助材層32aを
形成し、深さの深い凹部44を形成したのちその凹部4
4に造形材層38aを一度に形成することもできる。
に供給する補助材32および造形材タンク37からホッ
パー35に供給する造形材38は、一回使用量分だけを
その都度供給し、残った補助材32や供給材38がホッ
パー28や35内で固化することを防止することが好ま
しい。なお、ホッパー28,35内に補助材32や造形
材38が残る場合には、紫外線照射によりその補助材3
2や造形材38が固化しないようホッパー28,35の
上部開口付近に遮蔽のためのシール部を設けておく。
2aを水溶性の補助材32で構成し、造形材層38aを
水に不溶の造形材38で構成しているため、得られた積
層体45を水洗いすることにより、補助材層32aのみ
を溶かして簡単に除去することができる。この結果、開
口部さえあればどのような形状の凹部44を有する造形
物であっても造形が可能になる。また、凹部44に相当
する不要部分の除去作業が極めて容易になる。
助材32を供給する際に、ホッパー28の高さを調節し
台部21上面に供給する補助材32の量を変えることに
より、形成される補助材層32aの厚みを適宜変更する
ことができる。これにより、各層の厚みが異なる造形物
の造形も可能になる。さらに、同じ断面形状が連続する
部分を持つ造形物の造形の場合には、補助材層32aの
みを複数層形成しこれに複数層に見合った凹部44の形
成を行ったのちにその凹部44に造形材38を一度に供
給することもできる。これによって、造形材層38aの
形成作業が簡単になり、かつ作業時間が短縮される。
の状態で台部21上に供給し、その状態で固化するため
補助材層32aおよび造形材層38aの上面が水平面に
なる。このため、各層が正確に平行した層状に形成され
るようになり、寸法精度のよい造形ができるようにな
る。
している。この実施例による三次元造形装置50では、
反射ミラー25,26が使用されてなく、レーザー発生
器51と集光装置52の間が銀ハライド製の光ファイバ
ー53で連結されている。上記集光装置52は台部21
上をX,Y方向に移動可能になっており、光ファイバー
53は中間部が上方に懸架されて台部21の上面に接触
しないようになっている。それ以外の部分の構成につい
ては、上記実施例と同様である。したがって、同一部分
に同一符号を記している。
52を移動させるための駆動機構が単純化できるように
なる。また、レーザー発生器51で発生されるレーザー
光線が光ファイバー53内を通るため作業者がレーザー
光線に触れる等の事故がなくなり、作業が安全になる。
このため、壁部42をレーザー光線の遮蔽を考慮しない
簡単なもので構成することもできるようになる。それ以
外の作用効果については前記実施例と同様である。
例を示している。この実施例による三次元造形装置60
では、造形材用のホッパー61が、図8に示すように、
下端部に長手方向に沿って一定間隔で溶出孔62が穿設
されているとともに、内部には加熱ヒーター63が内蔵
されて構成されている。そして、造形材64としては、
紫外線硬化樹脂からなる液体の造形材38に代えて、加
熱により液化しその状態で常温に冷却することにより固
化する水に不溶の粉体ワックスが使用されている。
5は、図示のように、底部が傾斜面になってその最下端
に閉じ蓋66が取り付けられ、この閉じ蓋66を開くこ
とにより内部の造形材64をホッパー61内に供給でき
るようになっている。この実施例におけるそれ以外の部
分の構成については、前記図1に示した実施例と同様で
ある。したがって、同一部分に同一符号を記している。
な補助材層32aに設けられた凹部44内に造形材64
を充填するような場合には、まず、閉じ蓋66を一定時
間開いて所定量の造形材64をホッパー61内に供給
し、加熱ヒーター63をオンにしてその造形材64を液
状に溶かす。そして、下端部を補助材層32aの上面に
軽く接触させた状態でホッパー61をX方向に往復移動
させる。その結果、ホッパー61内の造形材64は、溶
出孔62から外部に出て凹部44内に充填され、自然冷
却によって固化する。
64の固化が自然冷却によってなされるため、紫外線照
射ランプ41で紫外線を照射することにより造形材を固
化する工程を省略でき、作業が簡単になる。それ以外の
工程については、前記図1に示した実施例と同様であ
り、作用効果も同様である。また、この実施例におい
て、レーザー光線の搬送手段として、図6に示した実施
例の光ファイバー53を利用できることはいうまでもな
い。
8,35,61に樋状のものを使用しているが、これに
限らず、幅の短いものを使用することもできる。その場
合、ホッパー28,35,61をY方向へも移動できる
機構にするとともに、X方向への一往復の移動だけでは
補助材32や造形材38,64を十分に供給できない場
合には、Y方向の位置をずらし複数回Y方向への往復移
動をさせることにより、補助材32や造形材38,64
の供給を行うようにする。
記実施例のものに限定するものではなく、補助材32と
しては、水溶性のもので、紫外線照射により固化し、固
化した状態でレーザー光線を照射することにより昇華す
る液体であればなんでもよく、造形材38としては、水
に不溶で紫外線照射により硬化する液体、造形材64と
しては、水に不溶で、加熱により液化し常温に冷却する
ことにより固化する粉体であればなんでも使用すること
ができる。
溶性のもので構成されているため水洗により簡単に除去
できる。したがって、複雑な形状のものでも造形でき、
かつ、不要部分である補助材層の除去が極めて容易にな
る。また、補助材や造形材を液状で供給するため供給量
を調節することにより一層の厚みを適宜調節できるとと
もに、同じ断面形状が連続する場合には複数層形成した
補助材層の中に一度に造形材を充填することができ作業
を簡略化することができる。さらに、供給される補助材
や造形材が自然に水平の状態になるため寸法精度のよい
造形ができるようになる。
成を示す構成図である。
構成図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
あり、(A)は台部上面に補助材層を形成した状態、
(B)はその補助材層の所定部分に凹部を形成した状
態、(C)は補助材層の凹部に造形材を充填した状態、
(D)は多数の硬化層が形成された状態、(E)は造形
物を示している。
構成を示す構成図である。
装置の構成を示す構成図である。
の構造を示す断面図である。
り、(A)は下側に接着層が設けられたフィルムを所定
の形状に切断した状態、(B)はその上方に新たなフィ
ルムを搬送した状態、(C)は下側のフィルムと上側の
フィルムを接着した状態、(D)は上側のフィルムを切
断する状態、(E)は得られた造形を示している。
Claims (3)
- 【請求項1】 上面が平面状に形成された台部と、この
台部上面に対して相対的にX,Y,Z方向に移動可能な
集光装置を備えたレーザー照射部と、紫外線照射により
固化しレーザー照射による加熱により昇華する水溶性の
液体補助材を、各補助材層の厚みを変更可能に供給し得
るホッパーによって上記台部上面に供給する補助材供給
部と、紫外線照射により固化し水に対して不溶性の液体
造形材を上記台部上面に供給する造形材供給部と、上記
台部上面に供給された補助材および液体造形材を固化さ
せる紫外線発光部とを備えたことを特徴とする三次元造
形装置。 - 【請求項2】 台部上面に、紫外線照射により固化し加
熱により昇華する水溶性の液体補助材を、各補助材層の
厚みを変更可能に供給し得るホッパーによって供給した
のち紫外線照射により固化させて補助材層を形成し、こ
の補助材層の所定部分をレーザー照射することにより昇
華させて除去し、この除去した部分に、紫外線硬化性で
水に対して不溶性の液体造形材を充填してこれに紫外線
を照射することにより固化させるかまたは加熱により液
化しその状態から常温に冷却することにより固化する粉
体造形材を加熱し液体の状態で充填しこれを常温に冷却
することにより固化させ、この補助材と造形材からなる
硬化層の上側に、造形材部分の形状を所定の形状に変え
ながら上記動作を繰り返して造形材部分が補助材層の中
で一定の形状になるような複数の硬化層からなる積層体
を形成し、その積層体の補助材層を水で溶かして除去し
造形材のみからなる所定の造形物を得ることを特徴とす
る三次元造形方法。 - 【請求項3】 上面が平面状に形成された台部と、この
台部上面に対して相対的にX,Y,Z方向に移動可能な
集光装置を備えたレーザー照射部と、紫外線照射により
固化しレーザー照射による加熱により昇華する水溶性の
液体補助材を上記台部上面に供給する補助材供給部と、
加熱により液化しその状態から常温に冷却することによ
り固化する粉体造形材を加熱し液体の状態で上記台部上
面に供給する造形材供給部と、上記台部上面に供給され
た補助材および液体造形材を固化させる紫外線発光部と
を備えたことを特徴とする三次元造形装置。
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JP13287195A JP3380367B2 (ja) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | 三次元造形装置および方法 |
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