JP3378896B2 - Beverage manufacturing method - Google Patents

Beverage manufacturing method

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JP3378896B2
JP3378896B2 JP16444098A JP16444098A JP3378896B2 JP 3378896 B2 JP3378896 B2 JP 3378896B2 JP 16444098 A JP16444098 A JP 16444098A JP 16444098 A JP16444098 A JP 16444098A JP 3378896 B2 JP3378896 B2 JP 3378896B2
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xylo
oligosaccharides
sugar
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xylobiose
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一允 志水
望碩 飯島
規男 島田
義政 大貫
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独立行政法人 森林総合研究所
東和化成工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】 【0002】本発明は、キシロオリゴ糖を含有し、良好
な風味や甘味を有する飲料の製造方法に関する。 【0003】 【従来の技術】 【0004】従来、飲料の多くは原料として多量の砂糖
を使用していた。しかしながら、砂糖は虫歯の主たる誘
発物質であって、血中コレステロールの増加を招き易
く、更に最近の嗜好は低甘味化の傾向にあることから、
代替となる良質で経済的な糖質が切望されていた。 【0005】一方、1980年のセンサスによれば日本
の広葉樹は11816千haでその中の天然生林は115
03千haと約97%を占めているが、これらは昭和30
年代のエネルギー革命により薪炭の需要が激減した。こ
れらの一部はシイタケ原木やチップ用材として利用され
てはいるもののその資源利用率は低く、同じく1980
年センサスによれば21〜40年林が全体の35%を占
めるに至っており、かっての里山薪炭林が低利用のまま
になっていた。このような理由から、近年バイオマス資
源の有効利用を狙いとして木材等から有効成分を取り出
す研究が行なわれているが、キシランやキシロオリゴ糖
の本格的な生産は未だ行なわれておらず、したがってキ
シロオリゴ糖を飲料に利用する試みもほとんど行なわれ
ていなかった。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】このような状況に対応してそれらの成分を
取り出して有効利用する用途が望まれており、その中で
も大量の使用が見込まれる飲料への利用は大変望ましい
方向であるにもかかわらず、ほとんど検討されていなか
った。 【0008】現在までキシロオリゴ糖の飲料への利用が
十分に検討されていなかった理由としては、次のような
ことが考えられる。 経済的に多量に生産できるキシロオリゴ糖の糖組成が
特定されていない。 そのために、その特定の範囲の組成をもった糖混合物
の物性測定も全く不十分なままである。 従って、それを用いた利用検討もほとんど行なわれな
かった。 【0009】つまり、糖組成や物性に関する情報に不明
な部分が多かったために、砂糖を使用した場合に考えら
れる種々の問題点を解決しようとする場合に、具体的に
どのような糖組成を持つキシロオリゴ糖を用い、そのキ
シロオリゴ糖の持つ特徴のどのようなものが利用出来る
かが全く分からなかったものと考えられる。 【0010】 【課題を解決するための手段】 【0011】本発明者らは経済的に生産出来るキシロオ
リゴ糖の組成を研究し、特定の範囲の組成をもった品を
製造して物性測定を行い、その結果を基に種々の利用研
究を行ない、本発明を完成するに至った。 【0012】すなわち、本発明は特定の糖組成を持つキ
シロオリゴ糖の特徴を見出し、それらの結果を基に、目
的とする飲料に対して上品で低い甘味質、程良い着色、
虫歯になりにくい、良い香り等の特徴を付与して製造す
ることができるという点に基づいている。 【0013】本発明の課題の解決するための手段は、下
記の通りである。 【0014】キシロオリゴ糖粉末又は溶液の固形物中の
糖組成が各々キシロース3〜55%、キシロビオース2
5〜85%、キシロトリオース5〜45%、その他のキ
シロオリゴ糖0〜35%であるキシロオリゴ糖を含有
し、良好な風味や甘味を有することを特徴とする飲料の
製造方法。 【0015】本発明に係る飲料とは、キシロオリゴ糖を
含有しているものであれば良く、例えば、清酒、清涼飲
料水、果汁飲料、乳飲料、コーヒー、紅茶等の飲料をい
う。 【0016】本発明者らは本発明に先だちキシロオリゴ
糖の製造方法について詳しく検討した。まず、キシロオ
リゴ糖を製造するための原料として、キシランを含有し
ている天然物ならばほとんど全てが使用可能であるが、
経済的な制約から原料としては、キシラン含有量の高い
バカス、トウモロコシの芯、シラカバ、ブナ等の広葉樹
が挙げられる。 【0017】又、有利な製造方法としては、綿実殻を
希硫酸に浸漬・水洗したのち水にて蒸煮し、抽出して得
られた抽出液にキシラン加水分解酵素を作用させて、得
られた液を常法に従って精製する方法、シラカバ等を
水で蒸煮又は爆砕して水で抽出したのちキシラン加水分
解酵素を作用させて得られたものを常法に従って精製す
る方法等があるが、それらの中でも工程中で加水分解用
の菌としてストレプトマイセス・エスピー(Strep
tomyces sp.)E−86を使用した場合に
は、キシロオリゴ糖の中でもキシロビオースの生成量を
40%以上に成し得ることが見出された。 【0018】なお、上記のストレプトマイセス・エスピ
ー(Streptomyces sp.)E−86は、
特公昭49−20504号公報の第3頁第5欄第16行
〜第5頁第9欄第11に掲載されているように、キシラ
ンを唯一の炭素源として生育し、キシラン分解酵素であ
る液化型キシラナーゼを生成するもので、微工研菌寄託
FERM−P No.523として寄託され入手可能な
ものである。農芸化学会誌(農化第43巻、第3号P.
145〜153、1969)には、ストレプトマイセス
・エスピー(Streptomyces sp.)E−
86について、供試菌株をスクリーニングして菌株選出
し、酵素液を調製することにより得られ、キシラナーゼ
活性を有することが記載されている。 【0019】又、経済性を最優先させた場合には、得ら
れるキシロオリゴ糖の組成が各々キシロース3〜55
%、キシロビオース25〜85%、キシロトリオース5
〜45%、その他のキシロオリゴ糖0〜35%となるこ
とを見出した。 【0020】この組成以外では、いずれも加水分解が不
十分で収率の低下や、キシロース等の減成のために歩留
まりの悪化等の不都合があった。 【0021】本発明に使用するキシロオリゴ糖は上記の
方法によって製造されたものが好ましいが、同様の組成
に調整されたものであれば、他の方法によって製造され
たものであっても支障なく使用することができる。 【0022】本発明に使用する範囲の組成を有するキシ
ロオリゴ糖の特徴は、例えば、次のようなことが挙げら
れる。 【0023】砂糖に比較して甘味約40%(組成:キ
シロース37%、キシロビオース48%、キシロトリオ
ース15%)から甘味約25%(組成:キシロース5
%、キシロビオース72%、キシロトリオース23%)
であり、キシロビオースの甘味は砂糖の約30%と極め
て低い。 上品でクセのない良質な甘味を有する。 虫歯の誘発因子とならない。 アミノ酸や蛋白質等と共に加熱することによって、食
欲をそそる適度な香りを生じ、更に美しい黄金色を呈す
る。 飲料品にコク味を付与する。 【0024】このような特徴を持つキシロオリゴ糖を原
料として使用した場合に好適な飲料としては、例えば、
清酒、清涼飲料水、果汁飲料、乳飲料、コーヒー、紅茶
等の飲料が挙げられる。 【0025】 【実施例】 【0026】以下に参考例及び実施例をあげて本発明の
内容を更に詳細に説明する。 【0027】 【参考例1】 [キシロオリゴ糖の製造方法] 【0028】(原料処理) 綿実殻2kgに0.5%硫酸20リットルを加えて1昼夜
浸し濾過したのち水洗した。その後、10リットルの水
中に上記処理した綿実殻を入れ還流させながら100℃
で12時間撹拌抽出した。得られた濃度4%の抽出液を
50%まで常法にて濃縮した。 【0029】(酵素調製) 5リットルのジャーファーメンターに培養液(100℃
で1時間蒸煮処理した綿実殻2%、ペプトン1.4%、
イーストエキス0.1%、KH2PO4を1.0%、Mg
SO4・7H2Oを0.05%、コーンスティープリカー
0.5%を含む水溶液、pH5.8)3リットルを入れ、
ストレプトマイセス・エスピー(Streptomyc
es sp.)E−86を種培養して得た種菌(同様組
成、同様条件で小スケールにて得たもの)300ミリリ
ットルを加え、35℃で48時間通気培養して、菌体を
常法に従って除去し、酵素液とした。 【0030】(糖化処理) 5リットルのジャーファーメンターに上記で得た酵素
液2.5リットルを入れ、上記で得た液0.6リット
ルを加えて、55℃でpHを5.7に調整しながら24
時間反応させた。その後、酵素を常法に従い加熱失活さ
せて6gの活性炭を加え、1時間かけて脱色し、脱イオ
ンしてから濃度70%まで濃縮し、キシロビオースを主
成分とするキシロオリゴ糖300gを得た。その糖組成
はキシロース6.6%、キシロビオース71.3%、キ
シロトリオース22.1%であった。 【0031】 【参考例2】[キシロビオースの製造] 【0032】参考例1で得た糖液を濃度60%に調製
し、その液200gをクロマトグラフ用活性炭(3リッ
トルのカラムに600gの活性炭を充填したもの)のカ
ラムに300ミリリットル/hrの流速で通し、糖を吸着
させた。次に、12.5リットルの水で洗い、その洗液
を500ミリリットル毎の画分に回収して、キシロース
画分とキシロビオース画分の一部とを得た。更に、水か
らエタノールへのグラジエント(水100%→エタノー
ル20%)、流速500ミリリットル/hr、総量15リ
ットルで糖を溶出させ、その際に500ミリリットル毎
の画分に分取して、キシロビオース画分とキシロトリオ
ース画分を得た。得られたキシロビオース画分を濃縮固
化して、純度98%のキシロビオース84gを得た。 【0033】 【参考例3】[キシロオリゴ糖の製造] 【0034】参考例1と同様の方法で酵素液を調製し
た。 シラカバチップ10kgを水蒸気圧力15kg/cm2
10分間の条件で蒸煮処理したのち、20リットルの水
を用いて抽出して濃度8%の抽出液を得、更にこれを濃
度50%まで濃縮した。 5リットルのジャーファーメンターに上記の酵素液
を2.6リットル入れ、55℃でpH5.7に調整しな
がら24時間反応させた。その後、この反応液を加熱し
酵素を失活させて、活性炭にて脱色し、常法に従って脱
イオン後、濃縮して濃度70%のキシロオリゴ糖を得
た。このものの糖組成はキシロース27%、キシロビオ
ース48%、キシロトリオース15%、その他10%で
あった。 【0035】 【実施例1】[清酒] 【0036】30v/v%エタノール4.5リットルに
参考例1の方法で得たキシロオリゴ糖300g及び還元
澱粉糖化物(商品名:PO−30、東和化成工業(株)
製)100gの他に、アラニン0.3g、グリシン0.
3g、コハク酸7.1g、コハク酸ナトリウム1.2
g、グルタミン酸ナトリウム1.1g、塩化ナトリウム
1.2g、乳酸(75w/w%)1.5g、リン酸カリ
ウム0.6g、リン酸カルシウム0.6gを加えて混合
溶解し、水約5リットルを加えて全量を約10リットル
としたのち、濾過、火入れ、冷却、調合等の常法に従っ
て製造した。本品は、キシロオリゴ糖の添加により、僅
かに黄金色を呈し、よりコクとうまみが増し、清酒とし
ての風味が一層引立った合成酒であった。 【0037】 【実施例2】[清涼飲料水] 【0038】還元澱粉糖化物(商品名:PO−60、東
和化成工業(株)製)14g、参考例3で得たキシロオ
リゴ糖1.5g、ビタミンC0.1g、クエン酸0.1
5g、レモンエッセンス0.2gにイオン交換水を加え
て全量100ミリリットルとした。本品は、レモン味を
主体とした爽快な風味が特徴の飲料で、キシロオリゴ糖
の添加により甘ったるさを感じない飲み口の良い飲料で
あった。 【0039】 【実施例3】[果汁飲料] 【0040】濃縮オレンジ果汁6.0g、粉末還元麦芽
糖水飴(商品名:アマルティMR、東和化成工業(株)
製)5.0g、参考例3で得たキシロオリゴ糖2.0
g、ステビア0.02g、クエン酸0.15g、ビタミ
ンC0.05g、オレンジエッセンス0.3g、にイオ
ン交換水を加えて全量を100ミリリットルとした。本
品は、キシロオリゴ糖がオレンジ果汁の酸味を中和し、
オレンジを主体とするさわやかな甘味を有するオレンジ
果汁飲料であった。 【0041】 【実施例4】[ミルクコーヒー] 【0042】コーヒー豆40gを650ミリリットルの
熱水にて抽出してコーヒー抽出液とした。牛乳9.0
g、乳化剤0.1g、水10.0g、砂糖6.6g、参
考例3で得たキシロオリゴ糖1.5g、レバウディオサ
イドA0.003g、コーヒーフレーバー0.015
g、にコーヒー抽出液を加えて全量を100ミリリット
ルとした。本品は、キシロオリゴ糖の添加により、コー
ヒーの持つ風味を失うことなく、適度な甘味とコクを付
与された飲料であった。 【0043】 【実施例5】[カフェオレ] 【0044】コーヒー豆40gを650ミリリットルの
熱水にて抽出してコーヒー抽出液とした。牛乳30.0
g、乳化剤0.05g、水10.0g、還元麦芽糖水飴
(商品名:アマルティシロップ、東和化成工業(株)製)
6.5g、参考例3で得たキシロオリゴ糖1.5g、ス
テビア0.005g、コーヒーフレーバー0.15g、
にコーヒー抽出液を加えて全量を100ミリリットルと
した。本品は、牛乳の添加により低減する風味やコク
を、キシロオリゴ糖が補うことにより、風味やコクを残
しつつ適度な甘味を有するカフェオレとなった。 【0045】 【実施例6】[ミルクティー] 【0046】紅茶葉に対して80倍量のイオン交換水で
3分間抽出したものを紅茶抽出液とした。牛乳9.0
g、乳化剤0.1g、イオン交換水10.0g、還元麦
芽糖水飴(商品名:アマルティシロップ、東和化成工業
(株)製)7.2g、参考例3で得たキシロオリゴ糖1.
5g、レバウディオサイドA0.011g、フレーバー
0.012g、に紅茶抽出液を加えて全量を100ミリ
リットルとした。本品は、牛乳とキシロオリゴ糖による
口当りの良さと、紅茶の持つ渋味と香りがうまくブレン
ドされ、上品な味質を有する飲料であった。 【0047】 【比較試験】[キシロオリゴ糖の有無による味質の比
較] 【0048】キシロオリゴ糖を使用した飲料について、
味質の違いを比較するため、実施例4のミルクコーヒー
と実施例6のミルクティーについて、キシロオリゴ糖に
代えて砂糖を用い、同様の処方で比較品を製造した。キ
シロオリゴ糖に代わる砂糖の使用量は0.6gとし、キ
シロオリゴ糖1.5gが持つ甘味度と等しくなるように
した。比較試験では、15歳から40歳の男女各20名
に150ミリリットルをそれぞれ試飲させ、本発明品と
比較品による官能検査を行なった。そして、特にフレー
バーについての比較結果を表1に、甘味や味等の総合的
な比較結果を表2に示す。 【0049】 【表1】 【0050】 【表2】 【0051】表1、表2によると、キシロオリゴ糖入り
飲料の方が良好な風味や甘味を有し、好ましいものであ
ることが確認された。 【0052】 【発明の効果】 【0053】本発明の製造方法によって製造された飲料
は、良好な風味や甘味を有し、上品で低い甘味質、程良
い着色、虫歯になりにくい、良い香り等の優れた性質を
有するものとなる。
Description: TECHNICAL FIELD [0001] The present invention relates to a method for producing a beverage containing xylo-oligosaccharides and having good flavor and sweetness. Conventionally, many beverages have used a large amount of sugar as a raw material. However, sugar is a major inducer of tooth decay, which tends to increase blood cholesterol, and more recent tastes tend to be less sweet,
There has been a long-awaited need for a high-quality, economical carbohydrate as an alternative. [0005] On the other hand, according to the 1980 census, Japanese hardwoods are 11816 thousand hectares and the natural forest among them is 115
03,000 ha, or 97% of the total.
The energy revolution of the 1980s drastically reduced the demand for firewood. Some of these are used as raw materials for shiitake mushrooms and chips, but their resource utilization is low.
According to the annual census, forests for 21 to 40 years have occupied 35% of the total, and the former Satoyama fuelwood forest has remained underutilized. For these reasons, research has been conducted in recent years to extract effective components from wood and the like with the aim of effectively utilizing biomass resources. Almost no attempt has been made to use it for beverages. [0007] In response to such a situation, there is a demand for a use in which those components are taken out and used effectively. Among them, there is a demand for a beverage which is expected to be used in a large amount. Despite its very desirable direction, little has been considered. The following may be considered as reasons why the use of xylo-oligosaccharides in beverages has not been sufficiently studied until now. The sugar composition of xylooligosaccharides that can be produced economically in large quantities has not been identified. As a result, the measurement of the physical properties of sugar mixtures having a specific range of composition remains quite inadequate. Therefore, the use examination using it was hardly performed. [0009] In other words, since there are many unclear parts in the information on the sugar composition and physical properties, when trying to solve various problems that can be considered when using sugar, specifically what kind of sugar composition is possessed? It is probable that the xylo-oligosaccharide was used, and it was not known at all what characteristics of the xylo-oligosaccharide could be used. The present inventors have studied the composition of xylo-oligosaccharides that can be produced economically, manufactured a product having a specific range of composition, and measured the physical properties. Based on the results, various utilization studies were conducted, and the present invention was completed. That is, the present invention finds the characteristics of xylo-oligosaccharides having a specific saccharide composition, and based on those results, provides an elegant and low sweetness to a desired beverage, moderate coloration,
It is based on the fact that it can be manufactured by imparting characteristics such as hard cavities and good fragrance. The means for solving the problems of the present invention are as follows. The sugar composition in the solid of the xylooligosaccharide powder or solution is 3 to 55% xylose and 2% xylobiose, respectively.
A method for producing a beverage, comprising xylo-oligosaccharides of 5 to 85%, xylotriose 5 to 45%, and other xylo-oligosaccharides 0 to 35%, and having good flavor and sweetness. The beverage according to the present invention may be any beverage containing xylo-oligosaccharides, for example, beverages such as sake, soft drinks, fruit juice drinks, milk drinks, coffee and tea. Prior to the present invention, the present inventors have studied in detail the method for producing xylo-oligosaccharides. First, as a raw material for producing xylo-oligosaccharides, almost all natural products containing xylan can be used,
Due to economic constraints, the raw materials include broadleaf trees such as bacas, corn core, birch, and beech having a high xylan content. An advantageous production method is that the cottonseed hull is immersed in dilute sulfuric acid, washed with water, steamed in water, extracted, and allowed to react with xylan hydrolase to obtain an extract. There is a method of purifying the obtained solution according to a conventional method, a method of birch or the like being boiled or blasted with water, extracting with water, and then purifying a product obtained by reacting with xylan hydrolase according to a conventional method. Among them, Streptomyces sp.
tomyces sp. ) When E-86 was used, it was found that the amount of xylobiose produced among xylooligosaccharides could be 40% or more. The above-mentioned Streptomyces sp. E-86 is
As described in JP-B-49-20504, from page 3, column 5, line 16 to page 5, column 9, column 11, liquefaction that grows with xylan as the sole carbon source and is a xylan-degrading enzyme Which produces xylanase-type xylanase. 523 and is available as a deposit. Journal of the Japanese Society of Agricultural Chemistry (Agricultural Chemistry Vol. 43, No. 3, p.
145-153, 1969), Streptomyces sp. E-
No. 86 is described as having a xylanase activity, which is obtained by screening a test strain, selecting a strain, and preparing an enzyme solution. When the highest priority is given to economy, the composition of the obtained xylo-oligosaccharide is 3 to 55% of xylose, respectively.
%, Xylobiose 25-85%, xylotriose 5
4545%, and other xylo-oligosaccharides were found to be 0-35%. Except for these compositions, all of them have inconveniences such as insufficient yield of hydrolysis due to insufficient hydrolysis and deterioration of yield due to degradation of xylose and the like. The xylo-oligosaccharides used in the present invention are preferably those produced by the above-mentioned method. However, xylo-oligosaccharides produced by other methods may be used as long as they have the same composition. can do. The characteristics of the xylo-oligosaccharide having a composition in the range used in the present invention include, for example, the following. Compared to sugar, about 40% sweetness (composition: xylose 37%, xylobiose 48%, xylotriose 15%) to about 25% sweetness (composition: xylose 5)
%, Xylobiose 72%, xylotriose 23%)
And the sweetness of xylobiose is extremely low, about 30% of that of sugar. It has an elegant, unusual high-quality sweetness. Does not cause caries. When heated together with amino acids and proteins, it produces an appetizing moderate scent and exhibits a more beautiful golden color. Gives richness to beverages. [0024] Suitable beverages when xylo-oligosaccharides having such characteristics are used as raw materials include, for example,
Sake, soft drinks, fruit juice drinks, milk drinks, coffee, tea, and other drinks can be mentioned. EXAMPLES The contents of the present invention will be described in more detail with reference to Reference Examples and Examples. REFERENCE EXAMPLE 1 [Production method of xylooligosaccharide] (Treatment of raw material) 20 kg of 0.5% sulfuric acid was added to 2 kg of cottonseed hull, soaked for 24 hours, filtered, and washed with water. Then, put the treated cottonseed shell in 10 liters of water and reflux at 100 ° C.
For 12 hours. The obtained extract having a concentration of 4% was concentrated to 50% by a conventional method. (Preparation of enzyme) A culture solution (100 ° C.) was placed in a 5-liter jar fermenter.
2% cotton shells, 1.4% peptone,
Yeast extract 0.1%, KH 2 PO 4 1.0%, Mg
SO 4 · 7H 2 O 0.05% aqueous solution containing 0.5% corn steep liquor, pH 5.8) were placed 3 liters,
Streptomyces sp
es sp. ) 300 ml of a seed bacterium (obtained on a small scale under the same composition and under the same conditions) obtained by seed culturing of E-86 was added thereto, followed by aeration culture at 35 ° C for 48 hours to remove the cells according to a conventional method. , And an enzyme solution. (Saccharification treatment) Into a 5 liter jar fermenter, 2.5 liters of the enzyme solution obtained above was added, and 0.6 liter of the solution obtained above was added to adjust the pH to 5.7 at 55 ° C. While 24
Allowed to react for hours. Thereafter, the enzyme was inactivated by heating according to a conventional method, 6 g of activated carbon was added, decolorized over 1 hour, deionized, and concentrated to 70% to obtain 300 g of xylooligosaccharide containing xylobiose as a main component. The sugar composition was 6.6% xylose, 71.3% xylobiose, and 22.1% xylitolose. REFERENCE EXAMPLE 2 [Production of Xylobiose] The sugar solution obtained in Reference Example 1 was adjusted to a concentration of 60%, and 200 g of the solution was subjected to activated carbon for chromatography (600 g of activated carbon in a 3 liter column). (Packed one) at a flow rate of 300 ml / hr to adsorb sugar. Next, it was washed with 12.5 liters of water, and the washings were collected in fractions of 500 ml each to obtain a xylose fraction and a part of the xylobiose fraction. Further, the sugar is eluted with a gradient from water to ethanol (water 100% → ethanol 20%), a flow rate of 500 ml / hr, and a total amount of 15 liters. And xylotriose fractions were obtained. The obtained xylobiose fraction was concentrated and solidified to obtain 84 g of xylobiose having a purity of 98%. REFERENCE EXAMPLE 3 [Production of Xylooligosaccharide] An enzyme solution was prepared in the same manner as in Reference Example 1. 10 kg of birch chips are applied with a steam pressure of 15 kg / cm 2 ,
After steaming for 10 minutes, the extract was extracted with 20 liters of water to obtain an extract having a concentration of 8%, which was further concentrated to a concentration of 50%. 2.6 liters of the above enzyme solution was placed in a 5 liter jar fermenter, and reacted at 55 ° C. for 24 hours while adjusting to pH 5.7. Thereafter, the reaction solution was heated to inactivate the enzyme, decolorized with activated carbon, deionized according to a conventional method, and concentrated to obtain a xylo-oligosaccharide having a concentration of 70%. The sugar composition of this was 27% xylose, 48% xylobiose, 15% xylotriose, and 10% other. Example 1 [Sake] 300 g of xylo-oligosaccharide obtained by the method of Reference Example 1 and reduced starch saccharified product (trade name: PO-30, Towa Kasei) in 4.5 liters of 30 v / v% ethanol Industrial Co., Ltd.
100 g), alanine 0.3 g, glycine 0.1 g.
3 g, succinic acid 7.1 g, sodium succinate 1.2
g, sodium glutamate 1.1 g, sodium chloride 1.2 g, lactic acid (75 w / w%) 1.5 g, potassium phosphate 0.6 g, and calcium phosphate 0.6 g, and mixed and dissolved. After making the total amount about 10 liters, it was manufactured according to a conventional method such as filtration, burning, cooling and blending. This product was a synthetic liquor that had a slightly golden color due to the addition of xylo-oligosaccharides, had a more rich and umami taste, and had a more pronounced flavor as sake. Example 2 [Soft drink] 14 g of reduced starch saccharified product (trade name: PO-60, manufactured by Towa Kasei Kogyo Co., Ltd.), 1.5 g of the xylo-oligosaccharide obtained in Reference Example 3, Vitamin C 0.1 g, citric acid 0.1
Deionized water was added to 5 g and 0.2 g of lemon essence to make a total volume of 100 ml. This product is a drink characterized by a refreshing flavor mainly composed of lemon taste, and a good-tasting drink that does not feel sweetness due to the addition of xylo-oligosaccharides. Example 3 [Fruit juice beverage] 6.0 g of concentrated orange juice, powdered reduced maltose syrup (trade name: Amalti MR, Towa Chemical Industry Co., Ltd.)
5.0 g, xylooligosaccharide 2.0 obtained in Reference Example 3
g, stevia 0.02 g, citric acid 0.15 g, vitamin C 0.05 g, orange essence 0.3 g, and ion-exchanged water to make a total volume of 100 ml. In this product, xylo-oligosaccharide neutralizes the acidity of orange juice,
The orange juice beverage was refreshingly sweet with orange as the main component. Example 4 Milk Coffee 40 g of coffee beans were extracted with 650 ml of hot water to obtain a coffee extract. Milk 9.0
g, emulsifier 0.1 g, water 10.0 g, sugar 6.6 g, xylooligosaccharide 1.5 g obtained in Reference Example 3, rebaudioside A 0.003 g, coffee flavor 0.015
g, a coffee extract was added to make the total amount 100 ml. This product was a beverage to which appropriate sweetness and richness were imparted without losing the flavor of coffee by the addition of xylo-oligosaccharides. Example 5 [Cafe au lait] Coffee extract was obtained by extracting 40 g of coffee beans with 650 ml of hot water. Milk 30.0
g, emulsifier 0.05 g, water 10.0 g, reduced maltose syrup (trade name: Amalty Syrup, manufactured by Towa Kasei Kogyo Co., Ltd.)
6.5 g, xylo-oligosaccharide 1.5 g obtained in Reference Example 3, stevia 0.005 g, coffee flavor 0.15 g,
Was added to the mixture to make a total volume of 100 ml. This product became a café au lait with moderate sweetness while retaining the flavor and richness by supplementing the flavor and richness reduced by the addition of milk with xylo-oligosaccharides. Example 6 [Milk Tea] A black tea extract was prepared by extracting tea leaves with 80 times the volume of ion-exchanged water for 3 minutes. Milk 9.0
g, emulsifier 0.1 g, ion exchange water 10.0 g, reduced maltose syrup (trade name: Amalti Syrup, Towa Kasei Kogyo)
7.2 g, xylo-oligosaccharide obtained in Reference Example 1.
Black tea extract was added to 5 g, 0.011 g of rebaudioside A and 0.012 g of flavor to make the total amount 100 ml. This product was a drink having an excellent taste quality, in which the good taste of milk and xylo-oligosaccharide and the astringency and aroma of black tea were well blended. [Comparative test] [Comparison of taste quality with and without xylo-oligosaccharide]
In order to compare the difference in taste quality, comparative products were produced for the milk coffee of Example 4 and the milk tea of Example 6 by using the same prescription using sugar instead of xylo-oligosaccharide. The amount of sugar used in place of xylooligosaccharide was 0.6 g, which was equal to the sweetness of 1.5 g of xylooligosaccharide. In the comparative test, 20 males and females aged 15 to 40 were each tasted at 150 ml, and a sensory test was performed using the product of the present invention and a comparative product. Table 1 shows the results of comparison of the flavors, and Table 2 shows the results of comparison of the sweetness and taste. [Table 1] [Table 2] According to Tables 1 and 2, it was confirmed that the beverage containing xylo-oligosaccharide had better flavor and sweetness and was more preferable. The beverage produced by the production method of the present invention has good flavor and sweetness, is elegant and low in sweetness, has good coloring, is less likely to cause tooth decay, has a good aroma, etc. It has excellent properties.

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A23L 2/60 C12G 3/04 101 C12G 3/04 101 A23L 2/00 C (72)発明者 大貫 義政 埼玉県川口市大字新井宿1112−19 菱青 寮内 (56)参考文献 特開 昭61−285999(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/22 - 1/237 JICSTファイル(JOIS)────────────────────────────────────────────────── ─── Continued on the front page (51) Int.Cl. 7 Identification code FI A23L 2/60 C12G 3/04 101 C12G 3/04 101 A23L 2/00 C (72) Inventor Yoshimasa Onuki Oazai, Kawaguchi-shi, Saitama Inn 1112-19 Ryosei Ryokan (56) References JP-A-61-285999 (JP, A) (58) Field surveyed (Int. Cl. 7 , DB name) A23L 1/22-1/237 JICST file ( JOIS)

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 1.キシロオリゴ糖粉末又は溶液の固形物中の糖組成が
各々キシロース3〜55%、キシロビオース25〜85
%、キシロトリオース5〜45%、その他のキシロオリ
ゴ糖0〜35%(キシロース23.4%、キシロビオー
ス34.6%、キシロトリオース19.8%、その他の
キシロオリゴ糖22.2%の場合を除く。)であるキシ
ロオリゴ糖を含有し、良好な風味や甘味を有することを
特徴とする飲料の製造方法。
(57) [Claims] The sugar composition of the xylooligosaccharide powder or the solid content of the solution is xylose 3 to 55%, xylobiose 25 to 85, respectively.
%, Xylotriose 5-45 %, other xylooligosaccharides 0-35 % (xylose 23.4%, xylobiose
34.6%, xylotriose 19.8%, other
Excluding the case of 22.2% of xylo-oligosaccharide. ) , Which has good flavor and sweetness.
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