JP3378529B2 - サーバシステムおよびそのアクセス制御方法 - Google Patents
サーバシステムおよびそのアクセス制御方法Info
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Description
びそのアクセス制御方法に関し、とくに、インターネッ
ト上の任意のクライアントからアクセス要求を受け付け
るサーバシステムに関する。
よりWebサイトを提供するWWW(World Wide Web)サーバ
は、アクセスを制限する方法をまったく備えないか、例
えアクセスを制限するにしても、WWWサーバに加わる負
荷を計測して、計測される負荷が所定値を超える場合に
アクセスを制限する程度である。
は、アクセス数としてのみ捉えられている。
予約するためのWWWサーバにおいては、アクセスが制限
されていないため、アクセスの集中によるシステムダウ
ンが引き起される可能性がある。
場合にアクセスを制限するWWWサーバの場合、WWWサーバ
に対するアクセスはアクセス数でしか把握されていない
ために、WWWサーバにアクセスして処理を行っているユ
ーザは、その処理途中でアクセスが制限または不可にさ
れる可能性がある。このような場合、WWWサーバにアク
セスして一連の操作をしていたユーザは、WWWサーバに
アクセスし直し、最初から操作をやり直さなければなら
ない。
クライアントマシンから同時に複数のアクセスを行うこ
とが可能であるから、WWWサーバに対するアクセスがア
クセス数でしか把握されていなければ、一部のユーザに
よりWWWサーバのアクセスが独占されるような事態が発
生する可能性もある。
ので、サーバに対するアクセス集中を防いで、クライア
ントに快適な操作感を提供することを目的とする。ま
た、サーバに対する独占的なアクセスを防ぐことを他の
目的とする。
達成する一手段として、以下の構成を備える。
のアクセス番号の有効無効を管理し、所定の要求に対し
て無効なアクセス番号を供給して、そのアクセス番号を
有効にするデータベースと、任意のクライアントからの
アクセスに対して、前記データベースにアクセス番号を
要求して、前記データベースから取得したアクセス番号
を前記クライアントへ発行する第一のサーバと、クライ
アントの要求に含まれるアクセス番号が有効な場合に応
答し、前記クライアントの一連の操作が完了したと判定
した場合、前記クライアントの要求に含まれるアクセス
番号の無効化を前記データベースに指示する第二のサー
バとを有することを特徴とする。
数のアクセス番号の有効無効を管理するデータベース、
任意のクライアントからのアクセスに応答する第一のサ
ーバ、および、有効なアクセス番号を含むクライアント
の要求に応答する第二のサーバを有するサーバシステム
のアクセス制御方法であって、前記第一のサーバは、任
意のクライアントからのアクセスに対して、前記データ
ベースにアクセス番号を要求し、前記データベースは、
前記第一のサーバの前記要求に対して無効なアクセス番
号を供給して、そのアクセス番号を有効にし、前記第一
のサーバは、前記データベースから取得したアクセス番
号を前記クライアントへ発行し、前記第二のサーバは、
クライアントの要求に含まれるアクセス番号が有効な場
合に応答し、前記クライアントの一連の操作が完了した
と判定される場合、前記クライアントの要求に含まれる
アクセス番号の無効化を前記データベースに指示するこ
とを特徴とする。
クセス制御装置を含むサーバ構成例を示す図である。
ーバ4はLANなどのネットワーク6を介して相互に接続さ
れているとともに、ルータ2および3を介してインターネ
ット1へ接続されている。
Wサーバ5へのアクセスを制御するアクセス制御装置とし
て機能する。詳細は後述するが、バルブサーバ4は、イ
ンターネット1からのアクセスに対してソフトウェアで
ある発番DLL (Dynamic Link Library)によりWWWサーバ5
へのアクセス番号を発行し、発行されたアクセス番号は
クライアントへ送られる。
用いてWWWサーバ5にアクセスする。WWWサーバ5は、アク
セスに利用されるアクセス番号が有効か否かを照合DLL5
aにより照合し、有効なアクセス番号であれば、クライ
アントから要求される情報をクライアントへ送信する。
その期間、クライアントはWWWサーバ5からアクセスを拒
否されることはない。このように、バルブサーバ4は、
アクセス番号を発行する発行しないにより、WWWサーバ5
へのアクセスを制御することができ、さらに、アクセス
数だけでなく、アクセス番号によりクライアント(ユー
ザ)数を把握し、WWWサーバ5へのアクセスを制御するこ
とができる。
実行されるアクセス制御を説明する図、図3および図4は
アクセス制御の詳細、つまり発番DLL4aおよび照会DLL5a
の処理を示すフローチャートである。
S1でインターネットを介したアクセスを待ち、アクセス
があるとステップS2で、発番データベース(DB)7へアク
セスしてアクセス番号を取得する。発番データベース7
は、無効なアクセス番号をバルブサーバ4へ供給し、そ
のアクセス番号を有効にする。なお、発番データベース
7は、LAN 6に接続されているデータベースサーバに配置
するのが望ましいが、バルブサーバ4の中に配置するこ
ともできる。勿論、発番データベース7を、通信回線を
介して遠隔地に置くこともできる。
番号が取得できたか否かを判定し、取得できた場合はス
テップS4でアクセス番号を暗号化したキーにし、ステッ
プS5でキーをクッキー(cookie)に登録し、クッキーおよ
びトップページをクライアント8へ送る。また、アクセ
ス番号が取得できなかった場合はステップS6で「現在ア
クセス不可」を示すページをクライアント8へ送る。
たクライアント8は、そのトップページにはWWWサーバ5
のURL (Uniform Resource Locator)がリンクとして設定
されている。クライアント8のユーザは、このリンクを
選択することにより、WWWサーバ5にアクセスする。この
アクセスの際、クッキーに登録されたキーがWWWサーバ5
へ送られる。
でインターネットを介したアクセスを待ち、アクセスが
あるとステップS12で、受信されるキーを解読してアク
セス番号(以下「受信アクセス番号」と呼ぶ)を得る。
そして、ステップS13で受信アクセス番号を発番データ
ベース7に照会し、ステップS14で受信アクセス番号が有
効か否かを判定する。受信アクセス番号が有効であれば
ステップS15で、クライアント8から要求されるページを
クライアント8へ送り、ステップS16で一連のページの操
作が終了したなど、クライアント8によるページ操作が
終了か否かを判定し、未了であればステップS11へ戻
る。
アント8から必要なページが要求されると、WWWサーバ5
は、ステップS11からステップS15の処理を繰り返すこと
によって要求ページをクライアント8へ提供する。
テップS19で「アクセス番号が無効」を示すページをク
ライアント8へ送る。従って、WWWサーバ5は、有効なア
クセス番号をもたないクライアント8からアクセスされ
たとしても「アクセス番号が無効」を示す以外のページ
を提供することはない。なお、「アクセス番号が無効」
を示すページにはバルブサーバ4のURLをリンクとして設
定しておくことが望ましい。
バ5は、ステップS17で受信アクセス番号の無効化を発番
データベース7に指示し、ステップS18で終了ページをク
ライアントへ送信する。
ス制御をクライアント単位に行うことができる。言い換
えれば、本来セッション管理ができないWWWサーバにお
いて、クライアントを特定することでセッション管理を
行うことが可能になる。
了と判定された場合に限らず、発番データベース7側で
スケジューラを稼働させ、定期的に古いアクセス番号を
無効にする方法や、所定時間アクセスが途絶えた場合に
アクセス番号を無効にする方法なども取り得る。
能性があるWebサイトに、本実施形態のアクセス制御を
適用すれば効果的である。つまり、インターネット1を
介したアクセスをバルブサーバ4により受け付け、予め
設定されたアクセス(ユーザ)数だけアクセス番号を発
行してWWWサーバ5へのアクセスを許可することができる
ので、例え、バルブサーバ4へのアクセスが集中したと
しても、アクセス番号を入手してWWWサーバ5へのアクセ
スを許可されたクライアント(ユーザ)は、アクセス集
中の悪影響を受けることなく、WWWサーバ5に対する処理
を続行することができる。従って、本実施形態のアクセ
ス制御により、ユーザには快適な操作感を提供すること
が可能になる。
サーバ4がWWWサーバ5から分離されているので、WWWサー
バ5の並列化が容易である。勿論、発番データベース7を
LAN6上などのデータベースサーバに配置すればバルブサ
ーバ4の並列化も容易である。従って、サーバの並列化
により負荷を分散して、Webサイトがさらに多くのアク
セスに耐え得るようにすることもできる上、Webサイト
全体を停止することなく動的にサーバを増設し、一部サ
ーバを停止することができるので、Webサイトの増設や
メンテナンスなどに好都合である。
に登録されるので、WWWサーバ5に対する不正なアクセス
は困難であり、暗号化されたアクセス番号であるキーは
クライアント8側に格納されるため、一台のクライアン
トマシンからWWWサーバ5に対して同時に複数のアクセス
を行うことはできない。
ータベース7を設定することで、任意に動的に変更する
ことができるので、例えば、時間帯に応じてアクセス数
を制御することができる。
するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒
体を装置に供給し、その装置のCPUが記憶媒体に格納さ
れたプログラムコードを読み出し実行することによって
も達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプ
ログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現
し、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明
を構成することになる。
任意のクライアントからのアクセスに対するアクセス番
号の発行、クライアントの要求に含まれるアクセス番号
が有効な場合に応答するサーバ、クライアントの一連の
操作完了に対するアクセス番号の無効化により、サーバ
に対するアクセス集中を防いで、クライアントに快適な
操作感を提供することができる。また、サーバに対する
独占的なアクセスを防ぐことができる。
構成例を示す図、
ス制御を説明する図
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 所定数のアクセス番号の有効無効を管理
し、所定の要求に対して無効なアクセス番号を供給し
て、そのアクセス番号を有効にするデータベースと、 任意のクライアントからのアクセスに対して、前記デー
タベースにアクセス番号を要求して、前記データベース
から取得したアクセス番号を前記クライアントへ発行す
る第一のサーバと、 クライアントの要求に含まれるアクセス番号が有効な場
合に応答し、前記クライアントの一連の操作が完了した
と判定した場合、前記クライアントの要求に含まれるア
クセス番号の無効化を前記データベースに指示する第二
のサーバとを有することを特徴とするサーバシステム。 - 【請求項2】 前記第二のサーバは、クライアントの要
求に含まれるアクセス番号を前記データベースに照会す
ることで、前記アクセス番号の有効性を判定し、有効な
アクセス番号である場合に、要求される情報を前記クラ
イアントへ送信することを特徴とする請求項1に記載さ
れたサーバシステム。 - 【請求項3】 所定数のアクセス番号の有効無効を管理
するデータベース、任意のクライアントからのアクセス
に応答する第一のサーバ、および、有効なアクセス番号
を含むクライアントの要求に応答する第二のサーバを有
するサーバシステムのアクセス制御方法であって、前記第一のサーバは、 任意のクライアントからのアクセ
スに対して、前記データベースにアクセス番号を要求
し、 前記データベースは、前記第一のサーバの前記要求に対
して無効なアクセス番号を供給して、そのアクセス番号
を有効にし、 前記第一のサーバは、前記データベースから取得した ア
クセス番号を前記クライアントへ発行し、前記第二のサーバは、クライアントの要求に含まれるア
クセス番号が有効な場合に応答し、前記クライアントの
一連の操作が完了したと判定される場合、前記クライア
ントの要求に含まれるアクセス番号の無効化を前記デー
タベースに指示 することを特徴とするアクセス制御方
法。 - 【請求項4】 前記第二のサーバは、前記要求に含まれ
るアクセス番号を前記データベースに照会することで、
前記アクセス番号の有効性を判定し、有効なアクセス番
号である場合に、要求される情報を前記クライアントへ
送信することを特徴とする請求項3に記載されたアクセ
ス制御方法。 - 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載されたアク
セス制御の処理手順をサーバシステムを構成する複数の
情報処理装置に実行させるためのプログラムが記録され
たことを特徴とする記録媒体。
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佐藤著,クッキーの利用を考える クッキーのしくみとCGIを使った利用例,OPEN DESIGN,日本,CQ出版(株),1999年2月1日,第6巻、第1号,p.4−45 |
手島・中島著,Webアプリケーション開発の注意点:利点・欠点と限界を把握し、作業しながら本質を見極める,日経インターネットテクノロジー,日本,日経BP社,1999年3月22日,第21号,p.116−135 |
横山著,Active Directoryで変貌するNTネットワークの世界:NT5.0で戸惑わないための前知識,Windows NT World,日本,(株)IDGコミュニケーションズ,1998年5月1日,第3巻、第5号,p.182−195 |
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