JP3377550B2 - 写真フィルム用パトローネ本体 - Google Patents
写真フィルム用パトローネ本体Info
- Publication number
- JP3377550B2 JP3377550B2 JP08972393A JP8972393A JP3377550B2 JP 3377550 B2 JP3377550 B2 JP 3377550B2 JP 08972393 A JP08972393 A JP 08972393A JP 8972393 A JP8972393 A JP 8972393A JP 3377550 B2 JP3377550 B2 JP 3377550B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- protective film
- light
- titanium oxide
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、35ミリフィルムを収容
する写真フィルム用パトローネの本体に関し、特に、最
外層に設ける保護皮膜に関するものである。
する写真フィルム用パトローネの本体に関し、特に、最
外層に設ける保護皮膜に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、写真フィルム用パトローネは、
図5に示すように、略円筒状のパトローネ本体10と、こ
のパトローネ本体10の両端開口部を封止するキャップ20
とで構成され、スプール30にロール状に巻付けられた状
態で写真フィルム40が収納されている。
図5に示すように、略円筒状のパトローネ本体10と、こ
のパトローネ本体10の両端開口部を封止するキャップ20
とで構成され、スプール30にロール状に巻付けられた状
態で写真フィルム40が収納されている。
【0003】このパトローネ本体10は、写真フィルム用
パトローネの端部の拡大断面図である図6に示すよう
に、金属基体11と、この金属基体11の外表面に塗布され
た塗料皮膜14と、この塗料皮膜14の表面に印刷されたブ
ランド名、模様等のインキ皮膜12とからなる着色皮膜15
と、この着色皮膜15を保護するための透明な保護皮膜13
とで形成されている。さらに、金属基体11の内表面には
黒色塗料皮膜16が形成されている。
パトローネの端部の拡大断面図である図6に示すよう
に、金属基体11と、この金属基体11の外表面に塗布され
た塗料皮膜14と、この塗料皮膜14の表面に印刷されたブ
ランド名、模様等のインキ皮膜12とからなる着色皮膜15
と、この着色皮膜15を保護するための透明な保護皮膜13
とで形成されている。さらに、金属基体11の内表面には
黒色塗料皮膜16が形成されている。
【0004】そして、従来、このような保護皮膜13に
は、ポリエステル系樹脂又はビニル系樹脂が使用されて
いた。
は、ポリエステル系樹脂又はビニル系樹脂が使用されて
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の保護皮膜(ニス引き加工皮膜と一般に言われている)
の場合、収納した写真感光フィルムに光カブリが発生す
る場合があった。これは、保護皮膜にライトパイピング
(光が透明な層の中を反射を繰り返して伝わって行く現
象)が発生することが原因であった。すなわち、図6に
示すように、外部から保護皮膜13に入射した光aは、保
護皮膜13の界面で反射を繰り返して内部へ進行して行
き、最終的にパトローネの内部にまで入り込む。その結
果、収納された写真フィルム40に光カブリが発生するも
のであった。
の保護皮膜(ニス引き加工皮膜と一般に言われている)
の場合、収納した写真感光フィルムに光カブリが発生す
る場合があった。これは、保護皮膜にライトパイピング
(光が透明な層の中を反射を繰り返して伝わって行く現
象)が発生することが原因であった。すなわち、図6に
示すように、外部から保護皮膜13に入射した光aは、保
護皮膜13の界面で反射を繰り返して内部へ進行して行
き、最終的にパトローネの内部にまで入り込む。その結
果、収納された写真フィルム40に光カブリが発生するも
のであった。
【0006】本発明は、以上の問題点を解消し、保護皮
膜を通って光が内部に侵入しない写真フィルム用パトロ
ーネ本体を提供することを目的とする。
膜を通って光が内部に侵入しない写真フィルム用パトロ
ーネ本体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意検討し、保護皮膜のヘイズ(濁
度)を大きくするとライトパイピングが発生しなくなる
と考え、顔料、無機質、ワックス等のライトパイピング
に与える影響を研究した。その結果、白色顔料、特に酸
化チタンを所定量添加するとライトパイピングを有効に
防止でき、かつ、写真フィルムの写真性に悪影響を与え
ないとともに、着色皮膜へも悪影響を与えないことを見
出し、本発明を完成させたものである。
を達成するために鋭意検討し、保護皮膜のヘイズ(濁
度)を大きくするとライトパイピングが発生しなくなる
と考え、顔料、無機質、ワックス等のライトパイピング
に与える影響を研究した。その結果、白色顔料、特に酸
化チタンを所定量添加するとライトパイピングを有効に
防止でき、かつ、写真フィルムの写真性に悪影響を与え
ないとともに、着色皮膜へも悪影響を与えないことを見
出し、本発明を完成させたものである。
【0008】すなわち、本発明の写真フィルム用パトロ
ーネ本体は、金属基体と、この金属基体の外表面に施さ
れた着色皮膜と、この着色皮膜を保護するために着色皮
膜の外表面に設けられたニス引き加工皮膜である保護皮
膜とを有するものであって、この保護皮膜に酸化チタン
が0.01重量%より多く、かつ0.7重量%以下含ま
れていることを特徴として構成されている。
ーネ本体は、金属基体と、この金属基体の外表面に施さ
れた着色皮膜と、この着色皮膜を保護するために着色皮
膜の外表面に設けられたニス引き加工皮膜である保護皮
膜とを有するものであって、この保護皮膜に酸化チタン
が0.01重量%より多く、かつ0.7重量%以下含ま
れていることを特徴として構成されている。
【0009】保護皮膜には、塩化ビニル樹脂(オルガノ
ゾルを含む)を主成分とするビニル系樹脂(例えば、塩
化ビニルを主体とする共重合樹脂、オルガノゾルとして
塩化ビニルを主体とした共重合樹脂を可塑剤と少量の溶
剤中に分散したもの)、ニトロセルローズ、紫外線硬化
樹脂(UV樹脂)、ビニル・アミノ樹脂(例えば、塩化
ビニル、スチレン等のビニル樹脂と、尿素樹脂、ベンゾ
グアナミンン樹脂等のアミノ基を有する樹脂とからなる
樹脂)、アルキッド・ビニル系樹脂(例えば、無水フタ
ル酸、無水マレイン酸などの多塩基酸類とグリセリン、
ペンタエリスリトールなどの多価アルコール類との縮合
物を塩化ビニル、スチレン等ビニルモノマーで変性させ
た樹脂等)、変性アルキッド樹脂、オイルフリーアルキ
ッド樹脂(例えば、アルキッド樹脂でアマニ油、大豆
油、ヒマシ油などの脂肪油、脂肪酸で変性させていない
樹脂等)、アミノアルキッド樹脂、熱硬化アクリル・ア
ミノ樹脂(例えば、アクリル酸、メタクリル酸、アクリ
ル酸エステル、アクリルアミド、アクリロニロリルなど
のアクリル樹脂と尿素樹脂、ベンゾグアナミン樹脂など
のアミノ基を有する樹脂からなる樹脂等)、熱硬化アク
リル・エポキシ樹脂、高分子および低分子のオイルフリ
ーポリエステル・アミノ樹脂(例えば、アジピン酸・イ
ソフタル酸などの酸類とエチレングリコール、トリメチ
ロールプロパン等の多価アルコール類との重縮合により
得られるポリエステル樹脂と、尿素樹脂・ベンゾグアナ
ミン樹脂などのアミノ基を有する樹脂とからなる樹脂
等)、エポキシエステル樹脂、エポキシ・メラミン樹脂
等を用いることができる。
ゾルを含む)を主成分とするビニル系樹脂(例えば、塩
化ビニルを主体とする共重合樹脂、オルガノゾルとして
塩化ビニルを主体とした共重合樹脂を可塑剤と少量の溶
剤中に分散したもの)、ニトロセルローズ、紫外線硬化
樹脂(UV樹脂)、ビニル・アミノ樹脂(例えば、塩化
ビニル、スチレン等のビニル樹脂と、尿素樹脂、ベンゾ
グアナミンン樹脂等のアミノ基を有する樹脂とからなる
樹脂)、アルキッド・ビニル系樹脂(例えば、無水フタ
ル酸、無水マレイン酸などの多塩基酸類とグリセリン、
ペンタエリスリトールなどの多価アルコール類との縮合
物を塩化ビニル、スチレン等ビニルモノマーで変性させ
た樹脂等)、変性アルキッド樹脂、オイルフリーアルキ
ッド樹脂(例えば、アルキッド樹脂でアマニ油、大豆
油、ヒマシ油などの脂肪油、脂肪酸で変性させていない
樹脂等)、アミノアルキッド樹脂、熱硬化アクリル・ア
ミノ樹脂(例えば、アクリル酸、メタクリル酸、アクリ
ル酸エステル、アクリルアミド、アクリロニロリルなど
のアクリル樹脂と尿素樹脂、ベンゾグアナミン樹脂など
のアミノ基を有する樹脂からなる樹脂等)、熱硬化アク
リル・エポキシ樹脂、高分子および低分子のオイルフリ
ーポリエステル・アミノ樹脂(例えば、アジピン酸・イ
ソフタル酸などの酸類とエチレングリコール、トリメチ
ロールプロパン等の多価アルコール類との重縮合により
得られるポリエステル樹脂と、尿素樹脂・ベンゾグアナ
ミン樹脂などのアミノ基を有する樹脂とからなる樹脂
等)、エポキシエステル樹脂、エポキシ・メラミン樹脂
等を用いることができる。
【0010】保護皮膜に用いられるこれらの樹脂の中
で、ポリエステル・アミノ樹脂が、耐熱性が大きく、か
つ、機械強度が大きいので最も好ましく、また、塩化ビ
ニル樹脂は、機械強度が大きいので好ましい。
で、ポリエステル・アミノ樹脂が、耐熱性が大きく、か
つ、機械強度が大きいので最も好ましく、また、塩化ビ
ニル樹脂は、機械強度が大きいので好ましい。
【0011】本発明の保護皮膜に用いられる白色顔料と
しては酸化チタン、リトポン、タルク、炭酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、亜鉛華、鉛白等の白色無機顔料があ
り、白色無機顔料の中で、屈折率が2.0以上である亜鉛
華(ZnO)、硫化亜鉛(ZnS)、リトポン(ZnS+
BASO4)が好ましく、屈折率が2.5以上である酸化チ
タン(TiO2)がより好ましい。これは、屈折率が大き
いほど白色顔料で散乱される光の量が大きいからだと思
われる。
しては酸化チタン、リトポン、タルク、炭酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、亜鉛華、鉛白等の白色無機顔料があ
り、白色無機顔料の中で、屈折率が2.0以上である亜鉛
華(ZnO)、硫化亜鉛(ZnS)、リトポン(ZnS+
BASO4)が好ましく、屈折率が2.5以上である酸化チ
タン(TiO2)がより好ましい。これは、屈折率が大き
いほど白色顔料で散乱される光の量が大きいからだと思
われる。
【0012】なお、有機顔料は熱安定性がなく、写真感
光材料に悪影響を及ぼす物があるので適さなかった。
光材料に悪影響を及ぼす物があるので適さなかった。
【0013】酸化チタンの粒径は、0.10〜0.5μmが好
ましく、0.15〜0.40μmがより好ましく、0.16〜0.30μ
mが最も好ましい。粒径が0.10μm未満では高価であ
り、ミクログリットも発生しやすくなり実用化困難であ
る。粒径が0.5μmを超えると可視光を散乱させる効果
が小さくライトパイピング防止が困難になる。
ましく、0.15〜0.40μmがより好ましく、0.16〜0.30μ
mが最も好ましい。粒径が0.10μm未満では高価であ
り、ミクログリットも発生しやすくなり実用化困難であ
る。粒径が0.5μmを超えると可視光を散乱させる効果
が小さくライトパイピング防止が困難になる。
【0014】保護皮膜への白色顔料の添加量は、0.01〜
1.5重量%であることが必要で、好ましくは0.02〜1.0重
量%、より好ましくは0.02〜0.5重量%添加である。添
加量が0.01重量%未満であると、ライトパイピングを防
止できず遮光性を確保できない。添加量が1.5 重量%を
超えると、ヘイズが大きくなり着色皮膜の色の冴えが低
下する。白色顔料の内でも好ましい酸化チタンの場合
は、添加量は0.01〜0.7重量%が好ましく、0.015〜0.6
重量%がより好ましく0.02〜0.5重量%が最も好まし
い。酸化チタンの場合の添加量の上限が小さいのは、他
の白色顔料に比較してヘイズが大きくなりやすいからで
ある。
1.5重量%であることが必要で、好ましくは0.02〜1.0重
量%、より好ましくは0.02〜0.5重量%添加である。添
加量が0.01重量%未満であると、ライトパイピングを防
止できず遮光性を確保できない。添加量が1.5 重量%を
超えると、ヘイズが大きくなり着色皮膜の色の冴えが低
下する。白色顔料の内でも好ましい酸化チタンの場合
は、添加量は0.01〜0.7重量%が好ましく、0.015〜0.6
重量%がより好ましく0.02〜0.5重量%が最も好まし
い。酸化チタンの場合の添加量の上限が小さいのは、他
の白色顔料に比較してヘイズが大きくなりやすいからで
ある。
【0015】保護皮膜に添加できる添加剤としては、写
真性に悪影響を与えないもので、界面活性剤、帯電防止
剤、皮張り防止剤、増粘剤、流動性を付与する延展剤、
その他公知の各種の添加剤を目的に合わせて必要量添加
することができる。
真性に悪影響を与えないもので、界面活性剤、帯電防止
剤、皮張り防止剤、増粘剤、流動性を付与する延展剤、
その他公知の各種の添加剤を目的に合わせて必要量添加
することができる。
【0016】保護皮膜は、上述した樹脂を溶剤等に混合
溶融させて白色顔料及び必要により添加剤等とともに分
散混合させた塗工液を調整し、この塗工液を金属基体の
着色皮膜に塗布し、そして乾燥・硬化させることにより
形成することができる。
溶融させて白色顔料及び必要により添加剤等とともに分
散混合させた塗工液を調整し、この塗工液を金属基体の
着色皮膜に塗布し、そして乾燥・硬化させることにより
形成することができる。
【0017】この塗工液に用いる溶剤としては、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素、酢酸エチル等のエス
テル類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、
メタノール、エタノールとうのアルコール類等がある。
ン、キシレン等の芳香族炭化水素、酢酸エチル等のエス
テル類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、
メタノール、エタノールとうのアルコール類等がある。
【0018】また、保護皮膜の塗布は、ローラーコー
ト、スプレー、カーテンフローコート、エアナイフコー
ト、グラビアコート、リバースロールコート、カーテン
コート、スライドコートなどで行うことができる。
ト、スプレー、カーテンフローコート、エアナイフコー
ト、グラビアコート、リバースロールコート、カーテン
コート、スライドコートなどで行うことができる。
【0019】塗工液を乾燥・硬化させる際の条件は、着
色皮膜の種類、塗工液の種類、ドライヤーの数などによ
り異なるが、乾燥・硬化温度としては、一般に、常温〜
350℃が好ましく、100〜250℃がより好ましく、乾燥・
硬化時間としては、一般に、1秒〜40分が好ましく、5
〜15分がより好ましく、7〜18分が最も好ましい。
色皮膜の種類、塗工液の種類、ドライヤーの数などによ
り異なるが、乾燥・硬化温度としては、一般に、常温〜
350℃が好ましく、100〜250℃がより好ましく、乾燥・
硬化時間としては、一般に、1秒〜40分が好ましく、5
〜15分がより好ましく、7〜18分が最も好ましい。
【0020】保護皮膜の厚さは、0.1〜30μm、好まし
くは0.5〜15μmであり、より好ましくは1.0〜10μm、
最も好ましくは3.0〜7μmである。保護皮膜の厚さが
0.1μm未満であると、機械的強度が不足し、擦り傷等
が発生しやすく、着色塗料層を保護することが出来な
い。保護皮膜の厚さが30μmを超えると、ライトパイピ
ングが発生しやすくなり、これを防止しようとすると白
色顔料を多く添加する必要が生じ、その結果保護皮膜の
ヘイズが大きくなり着色皮膜(着色塗料皮膜及びインキ
皮膜等)が鮮明でなくなり品質が低下して実用化困難に
なる。
くは0.5〜15μmであり、より好ましくは1.0〜10μm、
最も好ましくは3.0〜7μmである。保護皮膜の厚さが
0.1μm未満であると、機械的強度が不足し、擦り傷等
が発生しやすく、着色塗料層を保護することが出来な
い。保護皮膜の厚さが30μmを超えると、ライトパイピ
ングが発生しやすくなり、これを防止しようとすると白
色顔料を多く添加する必要が生じ、その結果保護皮膜の
ヘイズが大きくなり着色皮膜(着色塗料皮膜及びインキ
皮膜等)が鮮明でなくなり品質が低下して実用化困難に
なる。
【0021】金属基体としては、ティンフリースチー
ル、ブリキ、アルミニウム、ステンレスなどを用いるこ
とができる。これらの中で、ティンフリースチールが、
写真感光材料の写真性に悪影響を与えず、耐磨耗性が大
きく、優れた耐食性を示し、塗料密着性がブリキより優
れているので好ましい。
ル、ブリキ、アルミニウム、ステンレスなどを用いるこ
とができる。これらの中で、ティンフリースチールが、
写真感光材料の写真性に悪影響を与えず、耐磨耗性が大
きく、優れた耐食性を示し、塗料密着性がブリキより優
れているので好ましい。
【0022】金属基体の厚みは、0.15〜0.35mmが好まし
く、0.20〜0.30mmがより好ましく、0.225〜0.275mmが最
も好ましい。金属板の厚みが0.15mm未満であると、パト
ローネの強度が小さく少しの衝撃で変形する。金属板の
厚みが0.30mmを超えると、パトローネを成形する時真円
にすることが困難で、写真フィルムの引出し抵抗が大き
くなる。
く、0.20〜0.30mmがより好ましく、0.225〜0.275mmが最
も好ましい。金属板の厚みが0.15mm未満であると、パト
ローネの強度が小さく少しの衝撃で変形する。金属板の
厚みが0.30mmを超えると、パトローネを成形する時真円
にすることが困難で、写真フィルムの引出し抵抗が大き
くなる。
【0023】金属基体のスプリングバック値は、30°〜
60°が好ましく、40°〜55°がより好ましく、35°〜55
°が最も好ましい。スプリングバック値が30°未満であ
ると、ポート幅が狭くなり写真フィルムの引出し抵抗が
大きくなる。スプリングバック値が60°を越えると、パ
トローネが変形し、かつ、ポート幅が広くなり遮光性が
悪化する(光カブリが発生する。)。
60°が好ましく、40°〜55°がより好ましく、35°〜55
°が最も好ましい。スプリングバック値が30°未満であ
ると、ポート幅が狭くなり写真フィルムの引出し抵抗が
大きくなる。スプリングバック値が60°を越えると、パ
トローネが変形し、かつ、ポート幅が広くなり遮光性が
悪化する(光カブリが発生する。)。
【0024】この金属基体のスプリングバック値は、J
IS G 3303の附属書2に記載されている試験方法によ
り求める。
IS G 3303の附属書2に記載されている試験方法によ
り求める。
【0025】着色皮膜を構成するインキ皮膜には、各種
の印刷インキが用いられるが、この成分のうちの樹脂と
しては、フェノール樹脂、アルキド樹脂、石油樹脂、エ
ポキシ・アミノ樹脂、ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、ア
クリル樹脂等が挙げられる。また、インキに用いられる
顔料としては、フタロシアニンブルー、ジスアゾイエロ
ー、アゾレーキレッド、カーボンブラック、ジオキサジ
ンバイオレット、キナクリドマゼンタ酸化チタンホワイ
ト、ベリノンオレンジ、シアニンブルー、アルミニウム
粉等がある。
の印刷インキが用いられるが、この成分のうちの樹脂と
しては、フェノール樹脂、アルキド樹脂、石油樹脂、エ
ポキシ・アミノ樹脂、ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、ア
クリル樹脂等が挙げられる。また、インキに用いられる
顔料としては、フタロシアニンブルー、ジスアゾイエロ
ー、アゾレーキレッド、カーボンブラック、ジオキサジ
ンバイオレット、キナクリドマゼンタ酸化チタンホワイ
ト、ベリノンオレンジ、シアニンブルー、アルミニウム
粉等がある。
【0026】印刷方法としては、平版オフセット印刷、
凸版印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、スクリーン印
刷、凹版印刷等が用いられる。
凸版印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、スクリーン印
刷、凹版印刷等が用いられる。
【0027】着色皮膜の焼付け温度は、130〜250℃で5
〜15分間が好ましく、140〜200℃で7〜12分間がより好
ましい。焼付け温度が130℃で5分以下であると、十分
な皮膜強度が得られず、焼付け温度が200℃で12分間を
越えると、皮膜が熱で劣化するとともにインキが変色す
るため好ましくない。
〜15分間が好ましく、140〜200℃で7〜12分間がより好
ましい。焼付け温度が130℃で5分以下であると、十分
な皮膜強度が得られず、焼付け温度が200℃で12分間を
越えると、皮膜が熱で劣化するとともにインキが変色す
るため好ましくない。
【0028】
【作用】本発明の写真フィルム用パトロー本体では、白
色顔料が保護皮膜を通る光を散乱させて、外部から保護
皮膜へ入った光がライトパイピングによりパトローネの
内部にまで進行するのを防止する。
色顔料が保護皮膜を通る光を散乱させて、外部から保護
皮膜へ入った光がライトパイピングによりパトローネの
内部にまで進行するのを防止する。
【0029】
【実施例】本発明の写真フィルム用パトローネ本体の一
実施例を図面に基づいて説明する。
実施例を図面に基づいて説明する。
【0030】図1は、写真フィルム用パトローネの端部
の拡大断面図である。この図において符号50はパトロー
ネ本体で、このパトローネ本体50は、金属基体51と、こ
の金属基体51の外表面に塗布された塗料皮膜54とこの塗
料皮膜54の表面に印刷されたブランド名及び模様等のイ
ンキ皮膜52とからなる着色皮膜55と、この着色皮膜55の
外表面に設けられた透明な保護皮膜53とで形成されてい
る。そして、この保護皮膜53は、ポリエステル・アミノ
樹脂に0.01〜0.7重量%の白色顔料である酸化チタンが
添加された樹脂組成物で形成されている。
の拡大断面図である。この図において符号50はパトロー
ネ本体で、このパトローネ本体50は、金属基体51と、こ
の金属基体51の外表面に塗布された塗料皮膜54とこの塗
料皮膜54の表面に印刷されたブランド名及び模様等のイ
ンキ皮膜52とからなる着色皮膜55と、この着色皮膜55の
外表面に設けられた透明な保護皮膜53とで形成されてい
る。そして、この保護皮膜53は、ポリエステル・アミノ
樹脂に0.01〜0.7重量%の白色顔料である酸化チタンが
添加された樹脂組成物で形成されている。
【0031】なお、パトローネ本体50の両端を封止する
キャップ20、内部に収納されるスプール30及び写真フィ
ルム40は、従来と同様に構成されている。
キャップ20、内部に収納されるスプール30及び写真フィ
ルム40は、従来と同様に構成されている。
【0032】以上のような写真フィルムパトローネで
は、外部からパトローネ本体50の保護皮膜53に入射した
光bは、保護皮膜53の界面で反射してパトローネ本体50
の端部方向へ進行しようとするが、ポリエステル・アミ
ノ樹脂中に分散して混在する酸化チタンの粒子により乱
反射されて次第に減衰し、パトローネ本体50の端部にま
で進行しない。したがって、パトローネ内部は遮光性が
保持されている。
は、外部からパトローネ本体50の保護皮膜53に入射した
光bは、保護皮膜53の界面で反射してパトローネ本体50
の端部方向へ進行しようとするが、ポリエステル・アミ
ノ樹脂中に分散して混在する酸化チタンの粒子により乱
反射されて次第に減衰し、パトローネ本体50の端部にま
で進行しない。したがって、パトローネ内部は遮光性が
保持されている。
【0033】酸化チタンの添加量のライトパイピングへ
及ぼす影響を試験した結果について説明する。実施例1
〜12及び比較例1〜7の内容及びライトパンピングの試
験結果の詳細を表1に示す。なお、写真フィルム用パト
ローネは図1に示す構成でISO感度400の35mmカラー
ネガ写真フィルムをスプール30に巻きつけたものでテス
トを行った。
及ぼす影響を試験した結果について説明する。実施例1
〜12及び比較例1〜7の内容及びライトパンピングの試
験結果の詳細を表1に示す。なお、写真フィルム用パト
ローネは図1に示す構成でISO感度400の35mmカラー
ネガ写真フィルムをスプール30に巻きつけたものでテス
トを行った。
【0034】なお、実施例及び比較例において、金属基
体51は、表面にクロムメッキした厚さ2.5mmのテインフ
リースチールを使用した。
体51は、表面にクロムメッキした厚さ2.5mmのテインフ
リースチールを使用した。
【0035】着色皮膜55の塗料皮膜54は、白色に形成さ
れており、キシレン・アセトン等に高分子オイルフリー
ポリエステル・アミノ樹脂を溶解した溶液中に酸化チタ
ンを分散させた粘度(25℃,ザーンカップ #4)135秒の
白色塗料を(固型分量50%)をローラーコート法により
乾燥膜厚15μmで金属基体の外表面全体に設けた。着色
皮膜55のインキ皮膜52は、黒印刷皮膜としてはカーボン
ブラックを使用し、グリーン印刷皮膜としてはブルー顔
料とイエロー顔料を混合した顔料を使用し、紫印刷とし
てはバイオレット顔料とマゼンタ顔料を混合した顔料を
使用した。
れており、キシレン・アセトン等に高分子オイルフリー
ポリエステル・アミノ樹脂を溶解した溶液中に酸化チタ
ンを分散させた粘度(25℃,ザーンカップ #4)135秒の
白色塗料を(固型分量50%)をローラーコート法により
乾燥膜厚15μmで金属基体の外表面全体に設けた。着色
皮膜55のインキ皮膜52は、黒印刷皮膜としてはカーボン
ブラックを使用し、グリーン印刷皮膜としてはブルー顔
料とイエロー顔料を混合した顔料を使用し、紫印刷とし
てはバイオレット顔料とマゼンタ顔料を混合した顔料を
使用した。
【0036】保護皮膜53は、キシレン、アセトン等に高
分子オイルフリーポリエステル・アミノ樹脂を溶解した
溶液中に表1に記載した酸化チタンを添加した塗料をロ
ーラーコート法により乾燥膜厚6μmでインキ皮膜52の
全表面に設けた。
分子オイルフリーポリエステル・アミノ樹脂を溶解した
溶液中に表1に記載した酸化チタンを添加した塗料をロ
ーラーコート法により乾燥膜厚6μmでインキ皮膜52の
全表面に設けた。
【0037】なお、保護皮膜用溶液は酸化チタンの添加
量が0重量%の時は粘度(25℃,ザーンカップ #4)が
90秒、固型分量は32%のものを用いた。
量が0重量%の時は粘度(25℃,ザーンカップ #4)が
90秒、固型分量は32%のものを用いた。
【0038】金属基体51の内側(写真フィルム側)には
カーボンブラックを含む黒色塗料皮膜56を全面に設け
た。
カーボンブラックを含む黒色塗料皮膜56を全面に設け
た。
【0039】
【表1】
【0040】評価は下記による。
××:実用化不可(ライトパイピング試験では光カブリ
多発) × :実用化困難(ライトパイピング試験では光カブリ
散発) ▲ :改良必要(ライトパイピング試験では弱い光カブ
リが発生し実害あり) ● :実用限度(ライトパイピング試験では非常に弱い
光カブリが発生するが実害なし) ○ :優れている(ライトパイピング試験では光カブリ
発生なし) ◎ :非常に優れている(ライトパイピング試験を2回
繰り返しても光カブリ発生なし)
多発) × :実用化困難(ライトパイピング試験では光カブリ
散発) ▲ :改良必要(ライトパイピング試験では弱い光カブ
リが発生し実害あり) ● :実用限度(ライトパイピング試験では非常に弱い
光カブリが発生するが実害なし) ○ :優れている(ライトパイピング試験では光カブリ
発生なし) ◎ :非常に優れている(ライトパイピング試験を2回
繰り返しても光カブリ発生なし)
【0041】〔ライトパイピング試験方法〕ライトパイ
ピングの試験方法を図2に基づいて説明する。まず、円
筒状の筒体61と、この内部に配置された光源62とからな
るハロゲンランプ63を用意し、この筒体61の先端開口部
にモルトプレーンからなる遮光材64を固着する。そして
金属基体51にインキ皮膜52及び保護皮膜53が積層された
被試験体である写真フィルムパトローネ本体用板材を、
保護皮膜53が上になるように配置し、この保護皮膜53に
ハロゲンランプ63の遮光材64を押し当てるとともに、遮
光材64の外側に位置する保護皮膜53に隣接してフォトト
ランジスタ65を配置する。この状態で暗室にし、光源62
を点灯させ、フォトトランジスタ65で保護皮膜53から漏
れてくる光の強さを測定する。なお、ハロゲンランプ63
の光源62の照度は2万ルックス、筒体61の内径は5mm、
遮光材64の幅(半径方向の長さ)は1mmとした。
ピングの試験方法を図2に基づいて説明する。まず、円
筒状の筒体61と、この内部に配置された光源62とからな
るハロゲンランプ63を用意し、この筒体61の先端開口部
にモルトプレーンからなる遮光材64を固着する。そして
金属基体51にインキ皮膜52及び保護皮膜53が積層された
被試験体である写真フィルムパトローネ本体用板材を、
保護皮膜53が上になるように配置し、この保護皮膜53に
ハロゲンランプ63の遮光材64を押し当てるとともに、遮
光材64の外側に位置する保護皮膜53に隣接してフォトト
ランジスタ65を配置する。この状態で暗室にし、光源62
を点灯させ、フォトトランジスタ65で保護皮膜53から漏
れてくる光の強さを測定する。なお、ハロゲンランプ63
の光源62の照度は2万ルックス、筒体61の内径は5mm、
遮光材64の幅(半径方向の長さ)は1mmとした。
【0042】〔表1の試験方法〕
ローラーコート適性:本発明の保護皮膜をローラーコー
トした時のピンホール、筋等の発生程度を目視検査によ
り評価。 耐擦り傷:新東科学KK製ヒッカキ試験機(HEIDO
N−16型)で試験した時の傷の発生程度より評価。 着色皮膜の冴え:視覚により評価。
トした時のピンホール、筋等の発生程度を目視検査によ
り評価。 耐擦り傷:新東科学KK製ヒッカキ試験機(HEIDO
N−16型)で試験した時の傷の発生程度より評価。 着色皮膜の冴え:視覚により評価。
【0043】以上の結果より、酸化チタンの添加量が0.
01%場合、厚さが9μmではライトパイピングを完全に
防止できないが、厚さが6μmではライトパイピングは
実用限度になる。さらに酸化チタンの添加量が0.02%の
場合は、厚さが9μmであっもライトパイピングを完全
に防止できることが分かる。
01%場合、厚さが9μmではライトパイピングを完全に
防止できないが、厚さが6μmではライトパイピングは
実用限度になる。さらに酸化チタンの添加量が0.02%の
場合は、厚さが9μmであっもライトパイピングを完全
に防止できることが分かる。
【0044】次に、酸化チタンの添加量と保護皮膜の厚
さとがライトパイピングへ与える影響について試験した
結果について説明する。
さとがライトパイピングへ与える影響について試験した
結果について説明する。
【0045】保護皮膜を厚さ6μmと9μmとし、それ
ぞれの保護皮膜に添加量を変更して酸化チタン添加し、
上記ライトパイピング試験法で試験した。なお、保護皮
膜の厚さと酸化チタンの量以外の条件(金属基体等の構
成)は、上述した酸化チタンの添加量のライトパイピン
グへ及ぼす影響の試験の場合と同一である。結果を図3
に示す。
ぞれの保護皮膜に添加量を変更して酸化チタン添加し、
上記ライトパイピング試験法で試験した。なお、保護皮
膜の厚さと酸化チタンの量以外の条件(金属基体等の構
成)は、上述した酸化チタンの添加量のライトパイピン
グへ及ぼす影響の試験の場合と同一である。結果を図3
に示す。
【0046】図3の結果より、厚さ9μmの方が厚さ6
μmの方よりライトパイピングは大きいが、酸化チタン
の添加量を0.02%以上にすると、厚さ9μmの場合であ
ってもライトパイピングを防止できることが分かる。
μmの方よりライトパイピングは大きいが、酸化チタン
の添加量を0.02%以上にすると、厚さ9μmの場合であ
ってもライトパイピングを防止できることが分かる。
【0047】次に、酸化チタンの添加量の保護皮膜表面
の光沢へ与える影響を試験した結果について説明する。
酸化チタンの添加量が、0%、0.03%、0.07%及び0.1
%である保護皮膜の光沢を、投光角度を変更して測定し
た。なお、酸化チタンの添加量以外の条件(金属基体等
の構成)は、上述した酸化チタンの添加量のライトパイ
ピングへ及ぼす影響の試験の場合と同一である。結果を
図4に示す。
の光沢へ与える影響を試験した結果について説明する。
酸化チタンの添加量が、0%、0.03%、0.07%及び0.1
%である保護皮膜の光沢を、投光角度を変更して測定し
た。なお、酸化チタンの添加量以外の条件(金属基体等
の構成)は、上述した酸化チタンの添加量のライトパイ
ピングへ及ぼす影響の試験の場合と同一である。結果を
図4に示す。
【0048】〔光沢度測定方法〕日本電色株式会社製G
LOSS METER VGS−10を使用し、投光角度
と受光角度を同じにし投光角度を変化させて測定した。
LOSS METER VGS−10を使用し、投光角度
と受光角度を同じにし投光角度を変化させて測定した。
【0049】図4の結果より、酸化チタンの添加量が多
い方が光沢度が大きくなることが分かった。したがっ
て、酸化チタンを添加することにより、パトローネ本体
の表面の光沢を大きくできる効果がある。この結果は試
験前に考えられた結果と全く逆であった。
い方が光沢度が大きくなることが分かった。したがっ
て、酸化チタンを添加することにより、パトローネ本体
の表面の光沢を大きくできる効果がある。この結果は試
験前に考えられた結果と全く逆であった。
【0050】
【発明の効果】本発明は、写真フィルム用パトローネの
最外層に設けられた保護皮膜におけるライトパイピング
を防止できるので、収容した写真フィルムに光カブリを
起こさせることがない。
最外層に設けられた保護皮膜におけるライトパイピング
を防止できるので、収容した写真フィルムに光カブリを
起こさせることがない。
【図1】 本発明による写真フィルム用パトローネの一
実施例の部分拡大図である。
実施例の部分拡大図である。
【図2】 ライトパイピング試験を行う方法を示す図。
【図3】 酸化チタンの添加量及び保護皮膜とライトパ
イピングとの関係を示す図。
イピングとの関係を示す図。
【図4】 酸化チタンの添加量と保護皮膜の表面の光沢
との関係を示す図。
との関係を示す図。
【図5】 写真フィルム用パトローネの一部切り欠いた
正面図。
正面図。
【図6】 従来の写真フィルム用パトローネの部分断面
図。
図。
20…キャップ
30…スプール
40…写真フィルム
50…パトローネ本体
51…金属基体
52…インキ皮膜
53…保護皮膜
54…塗料皮膜
55…着色皮膜
56…黒色塗料皮膜
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭62−125347(JP,A)
特開 昭63−53545(JP,A)
特開 平3−105340(JP,A)
特開 平4−212146(JP,A)
特開 昭62−244041(JP,A)
実開 昭61−73141(JP,U)
Claims (3)
- 【請求項1】 金属基体と、この金属基体の外表面に施
された着色皮膜と、この着色皮膜を保護するために着色
皮膜の外表面に設けられたニス引き加工皮膜である保護
皮膜とを有するものであって、この保護皮膜に酸化チタ
ンが0.01重量%より多く、かつ0.7重量%以下含
まれていることを特徴とする写真フィルム用パトローネ
本体 - 【請求項2】 屈折率が2.5以上で、粒径が0.10
〜0.5μmの酸化チタンを用いることを特徴とする請
求項1に記載の写真フィルム用パトローネ本体 - 【請求項3】 保護皮膜がポリエステル・アミノ樹脂で
形成されている請求項1または2に記載の写真フィルム
用パトローネ本体
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08972393A JP3377550B2 (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 写真フィルム用パトローネ本体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08972393A JP3377550B2 (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 写真フィルム用パトローネ本体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06301158A JPH06301158A (ja) | 1994-10-28 |
JP3377550B2 true JP3377550B2 (ja) | 2003-02-17 |
Family
ID=13978691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08972393A Expired - Fee Related JP3377550B2 (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 写真フィルム用パトローネ本体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3377550B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10142743A (ja) * | 1996-11-11 | 1998-05-29 | Fuji Photo Film Co Ltd | 写真フイルムパトローネ |
US6871811B2 (en) * | 2002-07-26 | 2005-03-29 | Milliken & Company | Film cartridge including light blocking fabric |
-
1993
- 1993-04-16 JP JP08972393A patent/JP3377550B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06301158A (ja) | 1994-10-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TW388802B (en) | Reflection type projection screen | |
DE2753253A1 (de) | Verbessertes rueckstrahlendes bogenmaterial mit rueckstrahlenden markierungen | |
RU2264425C2 (ru) | Твердый маркировочный состав, используемый в качестве средства для письма, инструмент для письма, маркировочный слой с изменяющимися оптическими характеристиками и использование множества пигментов с изменяющимися оптическими характеристиками | |
JP2010006999A (ja) | 偽造防止用赤外線吸収インキ | |
JP4517538B2 (ja) | 印刷インキ、印刷方法及び印刷包装体 | |
US20210079237A1 (en) | High opacity white ink | |
JP3377550B2 (ja) | 写真フィルム用パトローネ本体 | |
JP2024032021A (ja) | 膜を有する物品、光学機器、塗料、および物品の製造方法 | |
JP5986834B2 (ja) | 着色反射塗膜及びその形成方法 | |
US7754306B2 (en) | Optical information recording medium | |
WO2009119611A1 (ja) | 剥離フィルム及び積層体 | |
JPH11209650A (ja) | 艶消しコーティング剤及びそれを硬化させた白板の筆記シート | |
US20050271802A1 (en) | Resin composition for forming ink receiving layer and method of forming ink receiving layer | |
JP3885140B2 (ja) | 印刷インキ組成物及び包装体 | |
US5658848A (en) | Transparent film for recording images | |
JP2016109943A (ja) | 光学素子、遮光膜および遮光塗料 | |
JP2006267412A (ja) | アンチグレアシート及びその製造方法 | |
JP4544851B2 (ja) | 光学フィルター用組成物及び光学フィルター材料 | |
JP2001056535A (ja) | 135型フィルムパトローネおよびその製造方法 | |
JP7298107B1 (ja) | 低反射性積層体、及びその製造方法 | |
JPS5829974B2 (ja) | 光学ガラス用内面反射防止塗料 | |
JP5050956B2 (ja) | 剥離フィルム及び積層体 | |
JP4168823B2 (ja) | インクジェット用記録材及び記録物の製造方法 | |
JPS59178291A (ja) | 透過光観察用印画物の形成方法 | |
JP3732504B1 (ja) | 赤外線透過性に優れた表示を印刷してなる包装用アルミニウム箔 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071206 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081206 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |