JP3376740B2 - キャビネット装置 - Google Patents
キャビネット装置Info
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- JP3376740B2 JP3376740B2 JP03635595A JP3635595A JP3376740B2 JP 3376740 B2 JP3376740 B2 JP 3376740B2 JP 03635595 A JP03635595 A JP 03635595A JP 3635595 A JP3635595 A JP 3635595A JP 3376740 B2 JP3376740 B2 JP 3376740B2
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- cabinet
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- adjuster
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はキャビネット装置に関
し、詳しくは壁の前方に設置するのに有用なキャビネッ
ト装置に関するものである。
し、詳しくは壁の前方に設置するのに有用なキャビネッ
ト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、壁等の前方に設置されるキャ
ビネットとしては、底面の前方部および後方部の左右に
それぞれ垂下して設けられた4本の支持脚により床上等
に支持されるタイプのものが一般的であった。キャビネ
ットの4本の支持脚はそれぞれアジャスター機能を有し
ており、このアジャスターにより支持脚の高さ調節をす
ることによりキャビネットの水平調節を行っていた。
ビネットとしては、底面の前方部および後方部の左右に
それぞれ垂下して設けられた4本の支持脚により床上等
に支持されるタイプのものが一般的であった。キャビネ
ットの4本の支持脚はそれぞれアジャスター機能を有し
ており、このアジャスターにより支持脚の高さ調節をす
ることによりキャビネットの水平調節を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如きキャビネットにおいて水平調節するにあたっては、
水準器等を用いて水平度合を確認しながら4本の支持脚
においてそれぞれ高さ調節しなければならなかったため
に、一回の高さ調節では水平を出し難く、何度も微調整
をしなければならず、手間がかかるという欠点があっ
た。
如きキャビネットにおいて水平調節するにあたっては、
水準器等を用いて水平度合を確認しながら4本の支持脚
においてそれぞれ高さ調節しなければならなかったため
に、一回の高さ調節では水平を出し難く、何度も微調整
をしなければならず、手間がかかるという欠点があっ
た。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、水平調節しやすいキャ
ビネット装置を提供することにある。
ので、その目的とするところは、水平調節しやすいキャ
ビネット装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のキャビネット装
置は、壁面に水平に取り付けられた支持材にキャビネッ
ト本体の後端底部にキャビネットの内部からドライバー
で回転伝動軸を回して高さ調節する高さ調節装置が設け
られたキャビネットの後端底部を載置し、一方、キャビ
ネットの前部を、このキャビネットの底面前方部に垂下
して設けられたアジャスター機能を有する支持脚により
支持してなることを特徴とするものである。
置は、壁面に水平に取り付けられた支持材にキャビネッ
ト本体の後端底部にキャビネットの内部からドライバー
で回転伝動軸を回して高さ調節する高さ調節装置が設け
られたキャビネットの後端底部を載置し、一方、キャビ
ネットの前部を、このキャビネットの底面前方部に垂下
して設けられたアジャスター機能を有する支持脚により
支持してなることを特徴とするものである。
【0006】本発明のキャビネット装置において、支持
脚がアジャスター機能を有していると好ましいものであ
る。
脚がアジャスター機能を有していると好ましいものであ
る。
【0007】また、キャビネットの後端底部に高さ調節
装置が設けられているものである。
装置が設けられているものである。
【0008】さらに、支持脚の前方に幅木が取り付けら
れていると好ましいものである。
れていると好ましいものである。
【0009】
【作用】本発明のキャビネット装置によると、壁面に水
平に取り付けられた支持材にキャビネットの後端底部を
載置することで、キャビネットの後部が支持されると同
時にキャビネットが左右方向に水平となり、同時にキャ
ビネットの底面前方部に垂下して設けられた支持脚によ
りキャビネットの前部が支持される。
平に取り付けられた支持材にキャビネットの後端底部を
載置することで、キャビネットの後部が支持されると同
時にキャビネットが左右方向に水平となり、同時にキャ
ビネットの底面前方部に垂下して設けられた支持脚によ
りキャビネットの前部が支持される。
【0010】本発明のキャビネット装置において、支持
脚がアジャスター機能を有していると、このアジャスタ
ー機能により、キャビネットの前後方向の水平調節をす
ることができる。
脚がアジャスター機能を有していると、このアジャスタ
ー機能により、キャビネットの前後方向の水平調節をす
ることができる。
【0011】また、キャビネットの後端底部に高さ調節
装置が設けられていると、キャビネット設置後におい
て、必要に応じてキャビネットの高さ調節をすることが
可能となる。
装置が設けられていると、キャビネット設置後におい
て、必要に応じてキャビネットの高さ調節をすることが
可能となる。
【0012】さらに、支持脚の前方に幅木が取り付けら
れていると、キャビネットの下方部分を隠すことがで
き、見栄えが良くなる。
れていると、キャビネットの下方部分を隠すことがで
き、見栄えが良くなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例として示した図面に基
づいて説明する。図1は本発明の一実施例に係るキャビ
ネット装置を示す分解斜視図である。図2は本発明の一
実施例に係るキャビネット装置を示す側面図である。
づいて説明する。図1は本発明の一実施例に係るキャビ
ネット装置を示す分解斜視図である。図2は本発明の一
実施例に係るキャビネット装置を示す側面図である。
【0014】図示の如く、該実施例に係るキャビネット
装置においては、キャビネット1として、前方に開口す
る物品収納用の空間を内部に備え、この空間の前方の開
口部に扉が取り付けられたものが用いられている。この
キャビネット本体の後部は、このキャビネット本体の後
端底部を壁Aの前面に水平に取り付けられた支持材2に
載置することで左右を水平にして支持されている。支持
材2としては横長の木材が用いられており、長手方向を
水平にして壁Aに釘、ネジ等で固定されている。
装置においては、キャビネット1として、前方に開口す
る物品収納用の空間を内部に備え、この空間の前方の開
口部に扉が取り付けられたものが用いられている。この
キャビネット本体の後部は、このキャビネット本体の後
端底部を壁Aの前面に水平に取り付けられた支持材2に
載置することで左右を水平にして支持されている。支持
材2としては横長の木材が用いられており、長手方向を
水平にして壁Aに釘、ネジ等で固定されている。
【0015】一方、キャビネット1の前部は、このキャ
ビネット1の底面前方部の左右に垂下して設けられた2
本の支持脚3,3により床Bの上に支持されている。こ
の支持脚3は、図3に示す如く、支持脚本体部22と、
この支持脚本体部22の上端に設けられた取付フランジ
23と、この支持脚本体部22の下端に上下自在に螺着
するアジャスター21とから構成されており、キャビネ
ット1の底面に取付フランジ23が固着されている。こ
の支持脚3は、支持材2が取り付けられた高さと略等し
い高さを有している。キャビネット1が前後に傾いてい
る場合には、アジャスター21を調節して支持材2の高
さ調節を行うことにより、前後を水平とすることができ
る。
ビネット1の底面前方部の左右に垂下して設けられた2
本の支持脚3,3により床Bの上に支持されている。こ
の支持脚3は、図3に示す如く、支持脚本体部22と、
この支持脚本体部22の上端に設けられた取付フランジ
23と、この支持脚本体部22の下端に上下自在に螺着
するアジャスター21とから構成されており、キャビネ
ット1の底面に取付フランジ23が固着されている。こ
の支持脚3は、支持材2が取り付けられた高さと略等し
い高さを有している。キャビネット1が前後に傾いてい
る場合には、アジャスター21を調節して支持材2の高
さ調節を行うことにより、前後を水平とすることができ
る。
【0016】さらに、支持脚3,3の前方には、幅木4
が連架して取り付けられている。この幅木4は、図4に
示す如く、裏面に支持脚3の支持脚本体部22を掴持す
る係止部41が左右に設けられており、この係止部41
により支持脚3,3の前方に取り付けられている。この
幅木4により、床Bとキャビネット1の底面との間の空
間をキャビネット1の前方から見えないように隠すこと
ができ、見栄えが良くなる。
が連架して取り付けられている。この幅木4は、図4に
示す如く、裏面に支持脚3の支持脚本体部22を掴持す
る係止部41が左右に設けられており、この係止部41
により支持脚3,3の前方に取り付けられている。この
幅木4により、床Bとキャビネット1の底面との間の空
間をキャビネット1の前方から見えないように隠すこと
ができ、見栄えが良くなる。
【0017】該キャビネット装置においては、キャビネ
ット1の後端底部を支持材2に載置すると同時にキャビ
ネット1の左右を水平とすることができるので、キャビ
ネット1の前後における平行調節だけをすれば、キャビ
ネット1の全体を水平とすることができる。したがっ
て、キャビネット1の水平調節がしやすい。また、キャ
ビネット1の前後における平行調節は、アジャスター2
1による高さ調節を2本の支持脚3,3において行うだ
けでできるので、高さ調節する調節箇所が従来の半分で
ある。ゆえに、その手間も低減されてキャビネット1の
施工にかかる時間を短縮することができる。
ット1の後端底部を支持材2に載置すると同時にキャビ
ネット1の左右を水平とすることができるので、キャビ
ネット1の前後における平行調節だけをすれば、キャビ
ネット1の全体を水平とすることができる。したがっ
て、キャビネット1の水平調節がしやすい。また、キャ
ビネット1の前後における平行調節は、アジャスター2
1による高さ調節を2本の支持脚3,3において行うだ
けでできるので、高さ調節する調節箇所が従来の半分で
ある。ゆえに、その手間も低減されてキャビネット1の
施工にかかる時間を短縮することができる。
【0018】図5は、本発明の他の実施例に係るキャビ
ネット装置の要部を示す断面図である。本発明のキャビ
ネット装置においては、キャビネット1の後端底部に高
さ調節装置が設けられていてもよく、該実施例はその一
例である。
ネット装置の要部を示す断面図である。本発明のキャビ
ネット装置においては、キャビネット1の後端底部に高
さ調節装置が設けられていてもよく、該実施例はその一
例である。
【0019】該実施例においては、図6(a)(b)に
示す如き高さ調節装置が、キャビネット1の後端底部の
左右2箇所に設けられており、キャビネット1の後端底
部はこの高さ調節装置を介して支持材2に載置されてい
る。該実施例では、支持材2として、壁Aにネジ止めさ
れる鉛直片21と、この鉛直片21の上端から前方に折
曲された水平片22とからなるL型金具20が用いられ
ている。
示す如き高さ調節装置が、キャビネット1の後端底部の
左右2箇所に設けられており、キャビネット1の後端底
部はこの高さ調節装置を介して支持材2に載置されてい
る。該実施例では、支持材2として、壁Aにネジ止めさ
れる鉛直片21と、この鉛直片21の上端から前方に折
曲された水平片22とからなるL型金具20が用いられ
ている。
【0020】この高さ調節装置は、キャビネット1の後
端底部に固定されてキャビネット1と壁Aとの間に介在
するフレーム金具5と、このフレーム金具5を上下自在
に貫通して支持材2に突き当たる上下駆動軸6と、この
フレーム金具5を水平に貫通して上下可動軸6と直角に
交差する回転伝動軸7とから構成されている。
端底部に固定されてキャビネット1と壁Aとの間に介在
するフレーム金具5と、このフレーム金具5を上下自在
に貫通して支持材2に突き当たる上下駆動軸6と、この
フレーム金具5を水平に貫通して上下可動軸6と直角に
交差する回転伝動軸7とから構成されている。
【0021】フレーム金具5は、上下に間隔をおいて平
行に設けられた上板51、中板53、下板55と、上板
51および中板53の前端を連架する上側板52と、中
板53および下板55の後端を連架する下側板54とか
ら、略己字型に形成されている。このフレーム金具5
は、上側板52がキャビネット1の背板12の後面に接
合されており、中板53と下板55との間にキャビネッ
ト1の底板11における背板12より後方に突き出た部
分を挟持して、キャビネット1の後端底部に固定されて
いる。
行に設けられた上板51、中板53、下板55と、上板
51および中板53の前端を連架する上側板52と、中
板53および下板55の後端を連架する下側板54とか
ら、略己字型に形成されている。このフレーム金具5
は、上側板52がキャビネット1の背板12の後面に接
合されており、中板53と下板55との間にキャビネッ
ト1の底板11における背板12より後方に突き出た部
分を挟持して、キャビネット1の後端底部に固定されて
いる。
【0022】上下駆動軸6は、フレーム金具5における
上板51、中板53、下板55を上下に貫通して、下端
がL型金具20の水平片22に突き当たっている。上下
駆動軸6における、上板51と中板53との間に介在す
る部分には鉛直方向に凸条および凹条をなす歯が周設さ
れた歯車部62が設けられており、この歯車部62の下
端から中板53を越えて下板55に至る部分には雄ネジ
部63が設けられている。フレーム金具5の中板53に
おける上下駆動軸6の貫通部分には、雄ネジ部63が螺
合するナット56が設けられている。上下駆動軸6にお
ける歯車部62よりも上方部分は平滑な周面となってお
り、フレーム金具5の上板51を円滑回転自在に貫通し
ており、同様に、上下駆動軸6における雄ネジ部63よ
りも下方部分は平滑な周面となっており、フレーム金具
5の下板55を円滑回転自在に貫通している。
上板51、中板53、下板55を上下に貫通して、下端
がL型金具20の水平片22に突き当たっている。上下
駆動軸6における、上板51と中板53との間に介在す
る部分には鉛直方向に凸条および凹条をなす歯が周設さ
れた歯車部62が設けられており、この歯車部62の下
端から中板53を越えて下板55に至る部分には雄ネジ
部63が設けられている。フレーム金具5の中板53に
おける上下駆動軸6の貫通部分には、雄ネジ部63が螺
合するナット56が設けられている。上下駆動軸6にお
ける歯車部62よりも上方部分は平滑な周面となってお
り、フレーム金具5の上板51を円滑回転自在に貫通し
ており、同様に、上下駆動軸6における雄ネジ部63よ
りも下方部分は平滑な周面となっており、フレーム金具
5の下板55を円滑回転自在に貫通している。
【0023】回転伝動軸7は、フレーム金具5の上側板
52を貫通し、さらにキャビネット1の背板12を貫通
して水平に設けられており、上下可動軸6と直角に交差
している。この回転伝動軸7の上板51と中板53との
間に介在する部分には螺旋状に歯が形成されたウォーム
部71が設けられており、このウォーム部71が上下駆
動軸6の歯車部62と歯合している。また、回転伝動軸
7におけるキャビネット1内に貫通した側の先端部には
プラス溝が形成されており、ドライバーで回転伝動軸7
を回転させることができるようになっている。さらに回
転伝動軸7におけるキャビネット1内に貫通した側の先
端部には、キャップ72が被せられている。
52を貫通し、さらにキャビネット1の背板12を貫通
して水平に設けられており、上下可動軸6と直角に交差
している。この回転伝動軸7の上板51と中板53との
間に介在する部分には螺旋状に歯が形成されたウォーム
部71が設けられており、このウォーム部71が上下駆
動軸6の歯車部62と歯合している。また、回転伝動軸
7におけるキャビネット1内に貫通した側の先端部には
プラス溝が形成されており、ドライバーで回転伝動軸7
を回転させることができるようになっている。さらに回
転伝動軸7におけるキャビネット1内に貫通した側の先
端部には、キャップ72が被せられている。
【0024】この高さ調節装置の動作を説明すると、ま
ずキャップ72を外してキャビネット1の内部からドラ
イバーで回転伝動軸7を回すと、その回転がウォーム部
71から歯車部62に伝わって上下可動軸6が回転し、
同時にフレーム金具5の中板53に設けられたナット5
6に対して雄ネジ部63が螺旋回転することにより上下
可動軸6が上下する。このように高さ調節装置を操作す
ることにより、上下可動軸6の下端がL型金具20の水
平片22を押圧して、キャビネット1の後端底部が上下
する。このとき、左右2箇所に設けられた高さ調節装置
において、上下可動軸6がL型金具20を押圧する幅を
等しくすることで、キャビネット1の左右の水平バラン
スを崩すことなく、高さ調節をすることができるもので
ある。
ずキャップ72を外してキャビネット1の内部からドラ
イバーで回転伝動軸7を回すと、その回転がウォーム部
71から歯車部62に伝わって上下可動軸6が回転し、
同時にフレーム金具5の中板53に設けられたナット5
6に対して雄ネジ部63が螺旋回転することにより上下
可動軸6が上下する。このように高さ調節装置を操作す
ることにより、上下可動軸6の下端がL型金具20の水
平片22を押圧して、キャビネット1の後端底部が上下
する。このとき、左右2箇所に設けられた高さ調節装置
において、上下可動軸6がL型金具20を押圧する幅を
等しくすることで、キャビネット1の左右の水平バラン
スを崩すことなく、高さ調節をすることができるもので
ある。
【0025】図7は、本発明のさらに他の実施例に係る
キャビネット装置の要部を示す断面図である。該実施例
は、図5に示す実施例とは異なる態様の高さ調節装置
が、キャビネット1の後端底部の左右2箇所に設けられ
ている例である。
キャビネット装置の要部を示す断面図である。該実施例
は、図5に示す実施例とは異なる態様の高さ調節装置
が、キャビネット1の後端底部の左右2箇所に設けられ
ている例である。
【0026】図示の如く、該実施例において高さ調節装
置は、キャビネット1の底板11の後端部に上下に貫通
して設けられた貫通孔9と、この貫通孔9内に埋設され
たインサートナット81と、このインサートナット81
の上下に貫通して螺合するアジャスターボルト8とから
構成されている。該実施例では、前述の実施例と同様に
支持材2としてL型金具20が用いられている。貫通孔
9はキャビネット1の内外に連通して、底板11の後端
部の左右2箇所に設けられている。インサートナット8
1は、上下に貫通する雌ネジ孔を備え、貫通孔9内に埋
設されている。このインサートナット81は、外周部に
複数の突起を備えており、この突起が貫通孔9の内周部
にアンカーとして食い込んで、貫通孔9から脱落しない
ようになっている。アジャスターボルト8は、上下に渡
って雄ネジが形成されており、インサートナット81の
雌ネジ孔に貫通して螺合している。アジャスターボルト
8の下端はL型金具20に突き当たっている。またアジ
ャスターボルト8の上端にはドライバー溝が形成されて
いる。貫通孔9の上端には、キャップ82が被せられて
いる。この高さ調節装置においては、キャビネット1の
内部においてキャップ82を外し、ドライバーでアジャ
スターボルト8を回すと、アジャスターボルト8がイン
サートナット81に対して上下し、L型金具20を押圧
する。これにより、キャビネット1の後端底部が上下す
る。このとき、左右2箇所に設けられた高さ調節装置に
おいて、アジャスターボルト8がL型金具20を押圧す
る幅を等しくすることで、キャビネット1の左右の水平
バランスを崩すことなく、高さ調節をすることができる
ものである。
置は、キャビネット1の底板11の後端部に上下に貫通
して設けられた貫通孔9と、この貫通孔9内に埋設され
たインサートナット81と、このインサートナット81
の上下に貫通して螺合するアジャスターボルト8とから
構成されている。該実施例では、前述の実施例と同様に
支持材2としてL型金具20が用いられている。貫通孔
9はキャビネット1の内外に連通して、底板11の後端
部の左右2箇所に設けられている。インサートナット8
1は、上下に貫通する雌ネジ孔を備え、貫通孔9内に埋
設されている。このインサートナット81は、外周部に
複数の突起を備えており、この突起が貫通孔9の内周部
にアンカーとして食い込んで、貫通孔9から脱落しない
ようになっている。アジャスターボルト8は、上下に渡
って雄ネジが形成されており、インサートナット81の
雌ネジ孔に貫通して螺合している。アジャスターボルト
8の下端はL型金具20に突き当たっている。またアジ
ャスターボルト8の上端にはドライバー溝が形成されて
いる。貫通孔9の上端には、キャップ82が被せられて
いる。この高さ調節装置においては、キャビネット1の
内部においてキャップ82を外し、ドライバーでアジャ
スターボルト8を回すと、アジャスターボルト8がイン
サートナット81に対して上下し、L型金具20を押圧
する。これにより、キャビネット1の後端底部が上下す
る。このとき、左右2箇所に設けられた高さ調節装置に
おいて、アジャスターボルト8がL型金具20を押圧す
る幅を等しくすることで、キャビネット1の左右の水平
バランスを崩すことなく、高さ調節をすることができる
ものである。
【0027】
【発明の効果】本発明のキャビネット装置によると、壁
面に水平に取り付けられた支持材にキャビネットの後端
部を載置することで、キャビネットの後部が支持される
と同時にキャビネットが左右方向に水平となり、同時に
キャビネットの底面前端部に垂下して設けられた支持脚
によりキャビネットの前部が支持される。したがって、
キャビネット1の左右方向の水平調節を行う手間を省く
ことができ、キャビネット1の全体としての水平調節が
しやすくなる。
面に水平に取り付けられた支持材にキャビネットの後端
部を載置することで、キャビネットの後部が支持される
と同時にキャビネットが左右方向に水平となり、同時に
キャビネットの底面前端部に垂下して設けられた支持脚
によりキャビネットの前部が支持される。したがって、
キャビネット1の左右方向の水平調節を行う手間を省く
ことができ、キャビネット1の全体としての水平調節が
しやすくなる。
【0028】本発明のキャビネット装置において、支持
脚がアジャスター機能を有していると、このアジャスタ
ー機能により、キャビネットの前後方向の水平調節をす
ることができる。
脚がアジャスター機能を有していると、このアジャスタ
ー機能により、キャビネットの前後方向の水平調節をす
ることができる。
【0029】また、キャビネットの後端部に高さ調節装
置が設けられていると、キャビネット設置後において、
必要に応じてキャビネットの高さ調節をすることが可能
となる。
置が設けられていると、キャビネット設置後において、
必要に応じてキャビネットの高さ調節をすることが可能
となる。
【0030】さらに、支持脚の前方に幅木が取り付けら
れていると、キャビネットの下方部分を隠すことがで
き、見栄えが良くなる。
れていると、キャビネットの下方部分を隠すことがで
き、見栄えが良くなる。
【図1】本発明の一実施例に係るキャビネット装置を示
す分解斜視図である。
す分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施例に係るキャビネット装置を示
す側面図である。
す側面図である。
【図3】本発明の一実施例に係るキャビネット装置にお
いて用いられる支持脚を示す斜視図である。
いて用いられる支持脚を示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施例に係るキャビネット装置にお
いて用いられる幅木を示す斜視図である。
いて用いられる幅木を示す斜視図である。
【図5】本発明の他の実施例に係るキャビネット装置の
要部を示す断面図である。
要部を示す断面図である。
【図6】図5に示すキャビネット装置において用いられ
る高さ調節装置を示す、(a)は斜視図であり、(b)
は側面図である。
る高さ調節装置を示す、(a)は斜視図であり、(b)
は側面図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例に係るキャビネット
装置の要部を示す断面図である。
装置の要部を示す断面図である。
1 キャビネット
2 支持材
3 支持脚
4 幅木
Claims (2)
- 【請求項1】 壁面に水平に取り付けられた支持材にキ
ャビネット本体の後端底部にキャビネットの内部からド
ライバーで回転伝動軸を回して高さ調節する高さ調節装
置が設けられたキャビネットの後端底部を載置し、一
方、キャビネットの前部を、このキャビネットの底面前
方部に垂下して設けられたアジャスター機能を有する支
持脚により支持してなることを特徴とするキャビネット
装置。 - 【請求項2】 支持脚の前方に幅木が取り付けられてい
ることを特徴とする請求項1記載のキャビネット装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03635595A JP3376740B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | キャビネット装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03635595A JP3376740B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | キャビネット装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08228863A JPH08228863A (ja) | 1996-09-10 |
JP3376740B2 true JP3376740B2 (ja) | 2003-02-10 |
Family
ID=12467533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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