JP3376205B2 - Atm回線インタフェースのセル処理システム - Google Patents

Atm回線インタフェースのセル処理システム

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JP3376205B2
JP3376205B2 JP05576596A JP5576596A JP3376205B2 JP 3376205 B2 JP3376205 B2 JP 3376205B2 JP 05576596 A JP05576596 A JP 05576596A JP 5576596 A JP5576596 A JP 5576596A JP 3376205 B2 JP3376205 B2 JP 3376205B2
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cell
processing unit
unit
line interface
atm
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健一 瓦井
裕司 長門
直明 山中
伸幸 吉居
晃二 鈴木
学 岡本
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Fujitsu Ltd
Hitachi Ltd
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Oki Electric Industry Co Ltd
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Fujitsu Ltd
Hitachi Ltd
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATM回線インタフ
ェースのセル処理システムに関する。ここで、ATM回
線インタフェースとは、加入者回線インタフェースと中
継回線インタフェースを含むものである。
【0002】ATM交換機では、音声,動画,データ等
の種々の情報をセルと呼ばれる固定長パケットに分割し
て転送する。ATM交換機の構成要素であるATM回線
インタフェースは、加入者回線又は中継回線と接続さ
れ、回線終端、故障管理、性能管理、構成管理、課金管
理、セキュリティ管理といった各種のOAM(管理)機
能と、ユーザが契約した内容のセルを流しているかを監
視し、契約を守らないユーザに対してはセルを廃棄また
はタギング(CLPビットを1にする)ポリシング機能
(UPC)を提供している。
【0003】近年、マルチメディア通信への要求が高ま
る中で、通信で扱うソースも従来の音声のみでなく、動
画やデータといった大容量でバースト的なデータが扱わ
れるようになってきている。このため、大容量のATM
交換機が要求されている。交換機の大容量化のために
は、ATMスイッチの大容量化のみならず、それに接続
される回線インタフェース数が増大するため、ATM回
線インタフェースの小型化が必要である。
【0004】
【従来の技術】図はATM交換機の構成概念図であ
る。図において、10は回線(加入者回線又は中継回
線)と接続され、回線終端及び故障管理、性能管理、構
成管理、課金管理、セキュリティ管理といった各種のO
AM(管理)機能と、ユーザが契約した内容のセルを流
しているかを監視し、契約を守らないユーザに対しては
セルを廃棄またはタギング(CLPビットを1にする)
ポリシング機能を有するATM回線インタフェースであ
る。該ATM回線インタフェースが加入者回線インタフ
ェースである時には、該ATM回線インタフェースは加
入者端末と接続され、該ATM回線インタフェースが中
継回線インタフェースである時には、他の中継交換機と
接続される。20は該ATM回線インタフェース10と
接続され、自己ルーティング機能を持つATMスイッチ
(SRSW)である。該ATM回線インタフェース10
は、図に示すように複数設けられている。30は該AT
Mスイッチ20と接続され、交換機自身の制御を行なう
交換機制御部である。
【0005】このような構成において、ある回線からデ
ータが送られると、このデータはATM回線インタフェ
ース10を経てATMスイッチ20に入り、該ATMス
イッチ20で所定の方路にスイッチされ、他のATM回
線インタフェース10を経て、例えば他の加入者端末と
接続される(図の矢印)。交換機制御部30は、データ
を送る前のシグナリング過程において、加入者端末と制
御信号のやりとりを行なう。
【0006】図はATM回線インタフェースの従来構
成例を示すブロック図である。図に示すように、セルデ
ータの処理を行なうデータ処理部1が複数(n個)設け
られ、あるデータ処理部1で処理が終了したら、通話路
2を介して次のデータ処理部1に入り、次のデータ処理
が行なわれ、最終段のデータ処理部1からATMスイッ
チ20に入力される。この場合に、各データ処理部1に
はデータ識別部1aが設けられており、このデータ識別
部1aで通話路2から送られてきたセルデータ種別を識
別し、その処理部に応じた処理を行なっている。
【0007】図は従来のATM回線インタフェースの
他の構成例を示すブロック図である。図と同一のもの
は、同一の符号を付して示す。ATM回線インタフェー
ス10は、回線を物理的に終端する物理レイヤ処理ブロ
ック10A(図示せず)とATMセルの処理を行なうA
TMレイヤ処理ブロック10Bから構成される。図で
は、ATMレイヤ処理ブロック10Bの構成を示す。
【0008】(a)の構成において、12はOAMセル
を抽出する機能と、OAMセルを後続の処理部にそのま
ま転送するモニタ機能と、新たなOAMセルを挿入する
機能を持つOAMセル処理部、13はセルに対するポリ
シング機能を持つUPC部、14は通過するセル数をカ
ウントする課金処理部、15はセルのヘッダを交換し、
ATMスイッチ内のルーティング情報及び出方路でのヘ
ッダ情報を設定するヘッダ変換部である。
【0009】ここで、OAMセルとは、ATMヘッダに
おけるペイロードタイプ(PTI値)又はVCI値にプ
リアサインされた特別な値を用いることにより、ユーザ
データセルと同一経路のインチャネルのユーザデータセ
ルの空きセル区間に故障及び性能管理情報を搭載したO
AMセルコネクションの終端点又は特定の接続点で、O
AMセルの挿入/分離を行なうことにより、故障及び性
能管理するセルである。このセルは、どの接続点におい
ても、OAMセルを複写することにより、モニタが可能
である。OAMセル処理部12で抽出されたセルは情報
を抽出した後は廃棄される。以上は上り通話路2に設け
られる。
【0010】16はATMスイッチ20側からのセルを
カウントする課金処理部、17はOAMセルを挿入する
OAMセル処理部である。課金処理部16及びOAMセ
ル処理部17は、下り通話路2に設けられる。図中のO
AMセル処理部12からOAMセル処理部17へのルー
プは、導通試験の場合のループを示している。
【0011】(b)の構成において、図(a)と同一の
ものは、同一の符号を付して示す。(b)に示す構成
は、(a)に示す構成の各処理部の配置を異ならしめた
ものである。18はOAMセル処理部12と同じく、O
AMセルを抽出する機能と、OAMセルを後続の処理部
にそのまま転送するモニタ機能と、新たなOAMセルを
挿入する機能を持つOAMセル処理部で、下り通話路2
に設けられている。導通試験時に、上り通話路2から入
ってきたセルは、OAMセル処理部12で下り通話路2
に折り返され、一方、下り通話路2から入ってきたセル
は、OAMセル処理部18で上り通話路2に折り返され
る。
【0012】図10は従来のATM回線インタフェース
の他の構成例を示すブロック図である。図と同一のも
のは、同一の符号を付して示す。通話路2から入ってき
たセルは、OAMセル抽出/モニタ部3で、セルの抽
出、又はセルの後続の処理部への転送が行われる。OA
Mセル抽出/モニタ部3から転送されるセルは、続くU
PC/課金等処理部4でポリシング処理と課金処理が行
われる。UPC/課金等処理部4を出たセルは、OAM
セル挿入部5に入り、該OAMセル挿入部5で必要な場
合には、新規セルの挿入が行われる。
【0013】通話路の試験を行なう場合に用いられる試
験セルは、図11に示すようなフォーマットの構成であ
る。交換機内部でのみ用いられるセルの場合、ATMセ
ルのヘッダ部にオーバヘッドAを設けることができる。
このオーバヘッドAに、必要な情報を組み込む。そし
て、VCI部分Bに試験セルであることを示す特番値を
組み込んでいる。
【0014】図12は従来のATM交換機における試験
セルの流れを示す図である。図8と同一のものは、同一
の符号を付して示す。導通試験を行なう場合には、試験
セルを発生するための試験用セル発生部(TCU)6を
別途設け、この試験用セル発生部6で発生させた試験セ
ルをATMスイッチ20を介して回線対応部(LU:A
TM回線インタフェース10内に設けられる)10aで
折り返し、折り返された試験セルは、再度ATMスイッ
チ20に入って、他の回線対応部10aに入り、該回線
対応部10aで折り返され、再度ATMスイッチ20に
入り、試験用セル発生部6に戻る。この試験用セル発生
部6で、送出した試験セルと戻って来たセルを比較する
ことにより、通話路の正常性(導通)の試験を行なうこ
とができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のATM
交換機システムでは、以下に示すような問題がある。
に示すシステムでは、データ処理部にセルが入る度
にデータ識別部1aでセルの種類を識別する必要がある
ので、データ処理部の数が増える程に回路規模が大きく
なってしまう。
【0016】図に示すシステムの場合、(a)に示
す方式では、UPC部13や課金処理部14の前にOA
Mセル処理部12があるため、余分な(当該OAMセル
処理部12で廃棄又は折り返されるセルがUPC部1
3や課金処理部14の対象となることはないが、UPC
部13や課金処理部14より後段でセグメントOAMセ
ルが使用できない。また、(b)に示す方式では、セグ
メントOAMセルがUPC部13又は課金処理部14の
対象となり、ユーザセルが余計に廃棄されたり、課金さ
れたりする場合がある。
【0017】図10に示すシステムの場合、セルの抽
出/モニタ部とセルの挿入部を別に設ける必要がある。
12に示すシステムでは、通話路の導通試験を行な
うために、試験セル発生部を設ける必要があり、試験セ
ルを識別するために、特番のVCIを使用し、そのため
にリソースを消費する。
【0018】ATM回線インタフェースは、回線終端機
能、各種OAM機能,課金機能及びポリシング機能とい
った多岐にわたる機能を提供するため、その処理が複雑
なものであり、また回線速度が156Mbpsであり、
高速に処理する必要があるため、専用のLSIを用いて
ハードウェア上の処理をする必要がある。従って、構成
に要するハードウェア量が増大し、回路が非常に大型な
ものとなっている。また、装置の検査及び試験も複雑に
なっている。従って、大容量のATM交換機を構成する
際に、装置が非常に大型なものとなり、交換機を設置す
るのに要する空間的スペースが大きくなるという問題が
ある。また、装置の検査及び試験に要する時間及びコス
トも大きくなっている。
【0019】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、セル処理部をより効率的な構成にして、
より小型で検査・試験が簡便で、保守性の高いATM回
線インタフェースを提供することを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図である。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】図において、50は上り及び下りの通話
路2の入口側に設けられた、上りと下りのセルを集中的
に識別するセル識別部、51は通話路2に設けられたセ
ルの単一の処理機能を有するセル処理部である。52は
セル識別部50で識別されたセル情報を後続のセル処理
部51に通知する信号線である。
【0030】この発明の構成によれば、セル識別をセル
識別部50で一括して集中的に行なうため、その分各セ
ル処理部51におけるハードウェアを削減することがで
きる。また、後続のセル処理部51を機能毎に分けてい
るため、処理部ごとに分担して開発できる上、セル処理
部51の動作の正常性の確認が容易となる。なお、図で
はセル情報を信号線で後続のセル処理部51に通知して
いるが、フラグビットをセルに挿入して通知するように
してもよい。
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図は本発明の一実施の形
態例を示すブロック図で、ATM回線インタフェース1
0として加入者回線インタフェース部の構成を示す。図
と同一のものは、同一の符号を付して示す。図におい
て、60は物理終端部で、加入者回路から送られてくる
信号を符号化してビット列にする。例えば、加入者回線
が光ファイバの場合には、光電/電光変換部もここに含
まれる。61はフレームを終端するフレーム終端部であ
る。ここで、フレームは、複数のATMセルから構成さ
れる単位である。62は、ヘッダ同期機能、セルの組立
とセルの分解機能を有するセル処理部である。後述する
ATMセルのオーバヘッドの付加は、該セル処理部62
で行なう。
【0035】63は上り通話路2に設けられる警報セル
の抽出とモニタを行なう警報セル抽出/モニタ部、64
は上り通話路に設けられたMC(モニタリングセル)の
抽出とモニタを行なうMC抽出/モニタ部である。警報
セル抽出/モニタ部63で警報セルを抽出した時には該
警報セルは廃棄され、モニタする時には後続の処理部に
転送される。一方、MC抽出/モニタ部64でモニタリ
ングセルを抽出した時には該モニタリングセルは廃棄さ
れ、モニタする時には後続の処理部に転送される。
【0036】65は下り通話路2に設けられた警報セル
を挿入する警報セル挿入部、66は下り通話路2に設け
られたモニタリングセルを挿入するMC挿入部である。
モニタリングセルとは、回線の品質を測るセルで、MC
抽出/モニタ部64は、モニタリングセル及びユーザセ
ルを観測することにより、品質測定を行なう。67はル
ープバック(LB)セルの処理と、試験セルの処理を行
なうOAMセル処理部である。
【0037】13は上り通話路2に設けられた、通過す
るセルのポリシングを行なうUPC部、14は上り通話
路2に設けられた課金処理部、68は上り通話路2に設
けられた、モニタリングセルを挿入するMC挿入部、6
9は上り通話路2に設けられた、警報セルを挿入する警
報セル挿入部である。15は上り通話路2に設けられ
た、セルのヘッダに付されている情報によりATMスイ
ッチ内の方路を設定するヘッダ変換部である。
【0038】16は下り通話路2に設けられた課金処理
部、70は下り通話路2に設けられたMC抽出部、71
は下り通話路2に設けられた警報セルをモニタする警報
セルモニタ部である。
【0039】このように構成することにより、各セル処
理部は通話路2をインタフェースとして個別に開発する
ことができ、またセル処理機能の異なる装置に対して
も、セル処理部の配置を変更することにより、容易に対
応することができる。また、それぞれのセル処理部の構
成を簡略化できるため、それぞれのセル処理部毎の処理
前と処理後のセルフォーマットの変化及びセル処理部に
おける統計的情報により、各セル処理部の動作の正常性
を比較的容易に検査することができる。
【0040】このように構成された回路の動作を説明す
れば、以下の通りである。加入者回線側から挿入された
信号は、物理終端部60で所望の電気信号に変換され、
フレーム終端部61でフレーム同期、セクションオーバ
ヘッド処理及びパスオーバヘッド処理を施される。更に
てセル処理部62でヘッダ同期、セル組立を行ない、図
の(a)に示すようなセルフォーマットに変換され、
物理レイヤ処理を終端する。
【0041】図は交換機内セルフォーマット例を示す
図である。この図(b)のセルフォーマットは、IT
U−Tで勧告されているものである。(a)に示すセル
フォーマットは、(b)に示す53バイトのセルフォー
マットのHEC部分を取り除き、新たに先頭の2バイト
に内部オーバヘッドAを付加したものである。以上の処
理は、セル処理部62が行なう。このオーバヘッドのう
ち、RBはATMスイッチ(SRSW:自己ルーティン
グスイッチ)20のルーティング情報、Yは新規挿入セ
ル識別子、TはSRSW導通試験セル識別子である。そ
れぞれセルを新規に挿入する場合には、Yに“1”を立
て、導通試験セルを流す場合には、Tに“1”を立て
る。
【0042】このセルは、回線インタフェース内の通話
路2に沿って、警報セル抽出/モニタ部63による警報
セル処理、MC抽出/モニタ部64によるMC処理、O
AMセル処理部67によるLBセル処理、試験セル処
理、UPC部13によりポリシング処理、課金処理部1
4による課金処理、必要な場合にはMC挿入部68によ
るモニタリングセル挿入、ヘッダ変換部15によるヘッ
ダ変換処理といったセル処理を施され、ATMスイッチ
側に転送される。
【0043】また、同様に、ATMスイッチ側から挿入
されたセルについても、各処理部を通過し、回線側に転
送される。更に、回線側からATMスイッチ側へのセル
処理において、新規に挿入される警報セルに対して、警
報セル抽出/モニタ部63(図のA点)で、図に示す
ように、セルフォーマットの1バイト目の1ビット目に
Yフラグを立てることにより、後続のセル処理部では、
Yビットフラグを見て処理をしないので、新規挿入セル
は、論理的には無処理で通過したセル処理部の後段の警
報セル挿入部(図のB点)で挿入されたことになる。
【0044】図の場合において、警報セル抽出/モニ
タ部63で警報セルを挿入し、Yビットフラグを立てる
と、後続のMC抽出/モニタ部64,OAMセル処理部
67,UPC部13,課金処理部14及びMC挿入部6
8をパスして警報セル挿入部69でセルが挿入されたよ
うに見える。これによれば、新規セル挿入部63(A
点)で物理的なセルを挿入し、新規セルであることを示
すフラグを立てておくことにより、後続のセル処理部は
全て無処理で通過させ、新規セル挿入部(警報セル挿入
部)69(B点)に到着するので、A点で挿入したセル
が、あたかもB点で挿入したのと等価になる。従って、
セル受信部とセル挿入部を別途に用意する必要がなくな
るため、ハードウェアの削減が図れる。
【0045】また、ヘッダ変換部15では、回線側から
転送されてきたセルのヘッダを変換することができる
が、Yビット部分はルーティングビットとして上書きさ
れるため、加入者回線インタフェース10を出た後の処
理に影響はない。また、新規挿入セルの明示は、前述し
た方式とは別に通話路2と並行に張られた信号線により
行なうこともできる。また、MC処理などの他のセル処
理や下り通話路についても同様に行うことができる。
【0046】図は本発明の他の実施の形態例を示すブ
ロック図である。図,図と同一のものは、同一の符
号を付して示す。図において、50は上りと下りのセル
を集中的に識別するセル識別部で、上り通話路2及び下
り通話路2のそれぞれの入口部に設けられている。52
はこれらセル識別部50で識別したセル識別情報を各々
の後続のセル処理部に通知する信号線である。その他の
構成は、全く図と同じである。このように構成された
回路の動作を説明すれば、以下の通りである。
【0047】通話路2を流れているセルを各セル処理部
の前段に設けられたセル識別部50で、どのセル処理部
で処理すべきセルであるかを識別し、通話路と並行に張
られている信号線52で該当セル処理部に通知する。こ
れにより、各セル処理部は再度セルの識別を行なう必要
がなくなるので、その分各セル処理部におけるハードウ
ェアを削減することができる。このため、加入者回線イ
ンタフェース10を小型化することができる。
【0048】また、後続のセル処理部を機能毎に分けて
いるため、処理ブロックごとに分担して開発が可能であ
りセル処理部の動作の正常性の確認が容易となる。な
お、図ではセル情報を信号線52で後続のセル処理部に
通知しているが、フラグビットをセルに挿入して通知す
るようにしてもよい。
【0049】図は本発明の他の実施の形態例を示すブ
ロック図である。図2と同一のものは、同一の符号を付
して示す。物理レイヤ処理ブロック10Aは、物理終端
部60,フレーム終端部61及びセル処理部62とで構
成され、物理レイヤ処理部40を構成している。41,
42はOAMセルを処理するOAMセル処理部である。
OAMセル処理部41は、上り通話路2に設けられたO
AMセル抽出/モニタ部41aと、下り通話路2に設け
られたOAMセル挿入部bとで構成される。OAMセル
処理部42は、下り通話路2に設けられたOAMセル抽
出/モニタ部42aと、上り通話路2に設けられたOA
Mセル挿入部42bとで構成される。
【0050】これらOAMセル処理部41と42で挟ま
れた形で、上り通話路2には、UPC部13と課金処理
部14が設けられ、下り通話路2には課金処理部16が
設けられている。15は上り通話路2の出口側に設けら
れたヘッダ変換部である。このように構成された回路の
動作を説明すれば、以下の通りである。
【0051】加入者回線側から挿入された信号は、物理
終端部60で所望の電気信号に変換され、フレーム終端
部61でフレーム同期、セクションオーバヘッド処理及
びパスオーバヘッド処理を施される。更に、セル処理部
62でヘッダ同期、セル組立を行ない、図の(a)に
示すようなセルフォーマットに変換され、物理レイヤ処
理を終端する。
【0052】このセルは、加入者回線インタフェース1
0内の通話路2に沿って、OAMセル処理部41に入
り、OAMセル抽出処理、モニタが行なわれる。次に、
UPC部13によりポリシング処理、課金処理部14に
よる課金処理が行なわれ、OAMセル処理部42に入
る。該OAMセル処理部42では、必要な場合にはOA
Mセル挿入部42bによるセル挿入、ヘッダ変換部15
によるヘッダ変換処理といったセル処理を施され、AT
Mスイッチ側に転送される。また、同様に、ATMスイ
ッチ側から挿入されたセルについても、各処理部を通過
し、回線側に転送される。
【0053】この発明によれば、網内で使用するOAM
セルをポリシング処理や課金処理を行なうセル処理部1
3,14の前後で終端させているので、当該加入者回線
インタフェースで新規に挿入、抽出又は折り返されるO
AMセルをポリシング処理又は課金処理を行なうセル処
理部13,14に流さないようにし、網内で使用される
OAMセルを課金したり、ユーザセルが不要にポリシン
グされるのを防ぐことができる。また、ポリシングされ
たセルは課金非対象にすることもできる。更に、ヘッダ
変換部15を最もATMスイッチ20よりに配置するこ
とにより、容易に加入者回線インタフェース10とAT
Mスイッチ20のヘッダの状態を切り換えることができ
る。
【0054】図は本発明による試験ルートの説明図
で、FB間(回線対応部−スイッチ間)試験ルートを示
している。図と同一のものは、同一の符号を付して示
す。この図では、加入者回線インタフェースを回線対応
部(LU)と、回線対応部インタフェース(LUIF)
に分けて示している。図において、80,81は上り通
話路2及び下り通話路の全てのセルを折り返すループT
である。82は、LBセルの処理と試験セルの処理を行
なうセル処理部である。20は加入者回線インタフェー
ス10と接続されるATMスイッチ(自己ルーティング
スイッチ)である。このように構成された回路の動作を
説明すれば、以下の通りである。
【0055】セル処理部82により特番VCI値(例え
ば16進でFF)とした試験セルをATMスイッチ側に
挿入する。そして、UPC部13,課金処理部14,M
C挿入部68を無処理で通過させる。以上の区間を特番
試験セル区間L1とする。この試験セルを続くヘッダ変
換部15でTビット付加試験セルに変換する。この時、
ヘッダ変換部15は、ルーティングビットRB(図
照)を自己の加入者回線インタフェースに指定してAT
Mスイッチ20に送出する。このTビット試験セルは、
回線インタフェースLUIFを経てATMスイッチ20
に入る。
【0056】ATMスイッチ20で自己宛に折り返され
たTビット試験セルは、再び回線対応部LUの下り通話
路2に戻ってくる。図のL2が、Tビット付加試験セル
区間である。そして、MC抽出部70,課金処理部16
を無処理で通過し、セル処理部82に到達し、該Tビッ
ト付加試験セルが抽出される。このようにして、通話路
の導通試験を行なうことができる。この場合に、Tビッ
ト付加試験セルは、ATM交換機内で付加される内部オ
ーバヘッド領域を用いているので、交換機より外のネッ
トワークに影響を与えることはない。また、交換機内に
適当にループCやループTのようにループバックポイン
トを設けることにより、任意の地点までの導通試験を簡
便に行なうことができる。
【0057】このように、この実施例によれば、特定の
ビットを立てたセルを試験用セルと明示し、セル処理部
及びATMスイッチを試験用セルが無処理で通過するこ
とにより、他のセル処理部へ影響を与えず、イン・サー
ビン中、アウト・オブ・サービス中に簡便にATM回線
インタフェース10とATMスイッチ20間を試験する
ことができる。
【0058】上述の実施例では、ATM回線インタフェ
ースとして加入者回線インタフェースを用いた場合を例
にとったが、中継回線インタフェースについても全く同
様に本発明を適用することができる。また、上述の実施
例では、セル処理部を通話路に直列に接続した場合を例
にとった。しかしながら、本発明はこれに限るものでは
なく、ATM回線インタフェースの入口と出口に、セ
処理部を並列に設け、かつ通話路2の入口にセル識別部
を設けて、セルを集中的に識別して、並列に接続された
セル処理部に通知してやるようにすることもできる。こ
のようにすると、セル識別と抽出は、セル識別/抽出部
45で行ない、セル処理部8では行なう必要はないの
で、セル処理部8の負担が減る。更に、セル処理部8
は、通話路2から入ってきたセルを同時に処理すること
ができる。従って、処理速度が向上し、またハードウェ
アも小型化することができる。
【0059】このように、本発明によれば、セル処理部
をより効率的な構成にして、より小型で検査・試験が簡
便で、保守性の高いATM回線インタフェースを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態例を示すブロック図であ
る。
【図3】交換機内セルフォーマット例を示す図である。
【図4】本発明の他の実施の形態例を示すブロック図で
ある。
【図5】本発明の他の実施の形態例を示すブロック図で
ある。
【図6】本発明による試験ルートの説明図である。
【図7】ATM交換機の構成概念図である。
【図8】ATM回線インタフェースの従来構成例を示す
ブロック図である。
【図9】従来のATM回線インタフェースの他の構成例
を示すブロック図である。
【図10】従来のATM回線インタフェースの他の構成
例を示すブロック図である。
【図11】従来の試験セルのフォーマット例を示す図で
ある。
【図12】従来のATM交換機における試験セルの流れ
を示す図である。
【符号の説明】
10 ATM回線インタフェース 50 セル識別部 51 セル処理部 52 信号線
フロントページの続き (73)特許権者 000005108 株式会社日立製作所 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 (72)発明者 瓦井 健一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 長門 裕司 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 山中 直明 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 吉居 伸幸 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 晃二 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (72)発明者 岡本 学 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所 情報通信事業部内 (56)参考文献 特開 平8−237267(JP,A) 特開 平8−167906(JP,A) 特開 平5−252188(JP,A) 特開 平5−14391(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56 300 H04L 12/56 400

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その一端が回線側と、他端がATMスイ
    ッチ側と接続されるATM回線インタフェースにおい
    て、回線側とATMスイッチ側のそれぞれに上りと下りのセ
    ルを集中的に識別するセル識別部を設け、 該セル識別部が後続のセル処理部に対してセル上のフラ
    グビット又は信号線を用いて当該セルの処理を行なうか
    否かを通知する ことを特徴とするATM回線インタフェ
    ースのセル処理システム。
  2. 【請求項2】 特定のビットを立てたセルを試験用セル
    とし、各セル処理部においてユーザセルとは異なる動作
    をさせることを特徴とする請求項1記載のATM回線イ
    ンタフェースのセル処理システム。
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