JP3376168B2 - ブラシの取付構造 - Google Patents

ブラシの取付構造

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JP3376168B2
JP3376168B2 JP14743895A JP14743895A JP3376168B2 JP 3376168 B2 JP3376168 B2 JP 3376168B2 JP 14743895 A JP14743895 A JP 14743895A JP 14743895 A JP14743895 A JP 14743895A JP 3376168 B2 JP3376168 B2 JP 3376168B2
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慎一 中根
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Makita Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモータや発電機などのブ
ラシの取付構造に係り、特に、支え金具とホルダシャン
クとをしっかりと固定するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図3に示すように、ピグテール1
01で支え金具103と連結されると共にスプリング1
05によって前記支え金具103から離れる方向に付勢
されているブラシ107を、ブラシホルダの本体109
に埋設されたホルダシャンク111内に挿入し、前記支
え金具103を前記ホルダシャンク111に固定した上
でホルダキャップ113にて抜け止めしてなるブラシの
取付構造において、ホルダシャンク111の内面に横に
長いスリット孔111aを形成すると共に、支え金具1
03の腕部103aに外に凸の凸部103bを形成し、
これらスリット孔111aと凸部103bとを嵌合させ
ることによってブラシ107の抜け止めをしたものが知
られている(特開昭54−119603号公報)。
【0003】この様な構造により、支え金具103をホ
ルダシャンク111内に押し込んでやれば抜け止めさ
れ、ホルダキャップ113を容易に装着することができ
るようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、こうしたブラ
シ107は、整流子(図示略)と接触して常に摩擦を受
けているため、次第に摩耗してくる。このため、必要に
応じて交換しなければならない。
【0005】ところが、上記の様な従来技術によると、
スリット孔111aと凸部103bによる強い抜け止め
作用の結果、容易にブラシ107を外すことができず、
交換がやり難いという問題があった。そこで、本発明
は、支え金具の抜け止め作用を発揮できると共に、交換
に当たってはブラシを容易に抜き取ることができるよう
にすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】本発明の
ブラシの取付構造は、ピグテールで支え金具と連結され
ると共にスプリングによって前記支え金具から離れる方
向に付勢されているブラシを、ブラシホルダの本体に埋
設されたホルダシャンク内に挿入し、前記支え金具を前
記ホルダシャンクに固定した上で外からホルダキャップ
を装着して抜け止めしたブラシの取付構造において、前
記ホルダシャンクと前記ブラシホルダの本体との間にホ
ルダキャップ装着側に開口する隙間を形成すると共に、
前記支え金具には該隙間に挿入し得る間隔で2本の腕部
を形成し、前記支え金具の腕部を、先端よりも中程が内
に飛び出した状態となるように全体を内に湾曲させると
共に、前記隙間を、入口よりも奥が狭くなるように形成
し、かつ、前記隙間と腕部との関係を、腕部を隙間に押
し込むと、隙間壁面によって2本の腕部が内側に押し曲
げられてホルダシャンクを外側から挟み付けるように構
成したことを特徴とする。
【0007】このブラシの取付構造を実施するとき、ま
ず、ブラシホルダの本体を整流子の外側に配置し、ブラ
シをホルダシャンク内に挿入しながら支え金具の腕部を
隙間に押し込む。すると、腕部が隙間の壁面に押されて
内側へ押し曲げられ、ホルダシャンクを外側から挟み付
ける。このとき、腕部は、その外面で隙間壁面に当接す
ると共に、内面でホルダシャンク外面と当接した状態と
なっている。従って、腕部は内外から拘束されているこ
とになり、隙間壁面及びホルダシャンク外面にしっかり
と接触した状態で係合する。また、支え金具の腕部を、
先端よりも中程が内に飛び出した状態となるように全体
を内に凸に湾曲させると共に、前記隙間を、入口よりも
奥が狭くなるように形成しているので、支え金具の腕部
を隙間に挿入する際に、腕部の先端が隙間によってホル
ダシャンク側へ押され、腕部が全体にまっすぐに伸びな
がら中程の凸の部分を中心にホルダシャンクの外面にし
っかりと接触する。この結果、腕部とホルダシャンクと
が広い面積でしっかりと摩擦接触することができ、抜け
止めの効果が高くなる。
【0008】この状態では、スプリングが圧縮状態にな
って支え金具を押し出そうとするが、上述の様に、腕部
がしっかりと隙間及びホルダシャンクに係合しているの
で、スプリングの反力程度では支え金具が飛び出して来
ない。この結果、ホルダキャップを簡単に装着すること
ができる。
【0009】一方、ブラシを交換する場合には、ホルダ
キャップを外し、支え金具を爪の先で引っ掛けて引っ張
る。支え金具の腕部は隙間及びホルダシャンクに摩擦に
よって係合しているだけなので、簡単に抜け出して
る。
【0010】この様なブラシの取付構造において、前記
隙間が奥へ向かって次第に狭くなるテーパ形状の部分を
有するようにしておくとよい。これは階段状に狭くなる
ような構造だと、腕部の先端がこの段部に引っかかって
しまうことがあるのに対し、テーパ形状にしておくと隙
間の奥へ向かってスムーズに押し込むことができるから
である。
【0011】なお、さらに、このブラシの取付構造にお
いて、前記テーパ形状の部分の奥をホルダシャンク外面
と平行な隙間としておくと一層好適である。このように
しておくと、腕部を隙間の奥まで押し込んだとき、先端
部分が面と面との間にしっかりと挟まれ、しかもホルダ
シャンクの外面と平行に伸ばされるので、隙間壁面及び
ホルダシャンクの両方に対してより広い範囲でしっかり
と接触し、一層抜け止め効果が高くなるからである。
【0012】特に、こうした支え金具やホルダシャンク
は表面が平滑な金属板を折り曲げるなどして形成される
ことが多いので、接触が確実でないと摩擦による係合力
が不足し、固定が甘くなる可能性があるが、上記一層好
適な構成を採用すれば、広い範囲での面接触が確実とな
り、滑らかな面同士であってもしっかりと係合するから
である。そして、滑らかな面同士であるゆえに、いざ抜
き取ろうとしたときにスムーズに抜き取ることもでき、
本発明の目的であるしっかりとした抜け止めと容易な抜
取りという相反する作用・効果を発揮する上で非常に有
利となるのである。
【0013】
【実施例】実施例としてのモータ10を図1に示す。モ
ータ10の金属製の本体ケース11の整流子13側に
は、ブラシホルダ20が装着され、このブラシホルダ2
0に固定されたカーボンブラシ30にて給電がなされる
ようになっている。ブラシホルダ20は、合成樹脂製の
ホルダ本体21に埋設された金属製のホルダシャンク2
3と、合成樹脂製のホルダキャップ25とを備える。
【0014】ホルダシャンク23は、金属板を折り曲げ
て形成されており、四角形の筒部23aと、ホルダ本体
21に抜け止めされる鍔部23bと、給電用端子23c
とが設けられている。ホルダ本体21には、ホルダキャ
ップ25を装着するための突出部21aが設けられ、そ
こにはネジ山21bが設けられている。ホルダキャップ
25は、このネジ山21bに対応する雌ネジ25aを内
面に形成されている。また、ホルダ本体21の突出部2
1aには、また、ホルダシャンク23を挿入して嵌合す
るための四角孔21cが設けられている。
【0015】この四角孔21cは、図1の紙面方向正面
及び背面に、ホルダシャンク23を装着したときに、ホ
ルダシャンク23の筒部23aの外側に隙間を形成する
ような形状の段付孔となっている。この隙間は、図2
(A)の拡大断面図に符合27で示される様に、ホルダ
キャップ25の装着側に開口し、最奥部が狭い平行部2
7aとなり、中程に奥に向かって狭くなるテーパ部27
bを有し、開口側が再び平行部27cとなるような断面
形状を呈する。
【0016】一方、カーボンブラシ30は、図2(A)
に示すように、銅線製のピグテール31で支え金具33
と連結されると共にスプリング35によって支え金具3
3から離れる方向に付勢された構造を有する。そして、
支え金具33は、金属板を折り曲げて形成されており、
前述の隙間27に挿入し得る間隔で2本の腕部33aが
形成されている。この腕部33aは、図2(A)に明瞭
に示される様に、全体に内に凸となるように湾曲されて
おり、中程で最も間隔が狭くなっている。また、腕部3
3aの先端同士及び元同士の間隔は、隙間27の図示左
右の広い平行部27cの間隔と図示左右の狭い平行部2
7aの間隔の中間的な間隔となっている。
【0017】カーボンブラシ30をブラシホルダ20に
装着するに当たっては、カーボンブラシ30をホルダシ
ャンク23内に挿入し、さらに、支え金具33の腕部3
3aを隙間27に押し込む。すると、図2(B)に示す
ように、腕部33aが隙間27のテーパ部27bに当た
って次第に内へ押し曲げられ、狭い平行部27aにてホ
ルダ本体21とホルダシャンク23との間に挟まれて止
まる。これにより、腕部33aが全体にまっすぐに伸ば
される様な状態となり、先端から中程にかけての範囲で
しっかりとホルダシャンク23の筒部23aを挟み付け
る。また、腕部33aの外面は隙間27の狭い平行部2
7aともしっかりと接触する。
【0018】この結果、ホルダシャンク23の筒部23
aの外面に、支え金具33の腕部33aの内面がしっか
りと接触し、しかも腕部33aの外面は隙間27に当接
されているので、腕部33aと隙間27及び腕部33a
とホルダシャンク23とはそれぞれ密着され、摩擦力に
よってしっかりと係合した状態となる。よって、図2
(B)のように、スプリング35が圧縮変形されても飛
び出して来ない。従って、この後でホルダキャップ25
を簡単にねじ込むことができる。
【0019】一方、摩耗によってすり減ったカーボンブ
ラシ30を交換したりするときは、ホルダキャップ25
を外し、支え金具を爪の先で引っ掛けて引っ張ってやれ
ばよい。支え金具33はホルダシャンク23や隙間27
と接触しているだけであるから、容易に抜き取ることが
できる。
【0020】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は、上記実施例に限定されるものではなく、例えば、
上記の隙間27を入口から奥まで一つのテーパ面で構成
してもよいし、モータではなく発電機の集電用として用
いるブラシの取付構造としてもよいなど、本発明の要旨
を逸脱しない限り種々なる態様に変形することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例としてのモータの全体構成を示し、一
部断面で示した正面図である。
【図2】 図1のA−A断面について見た要部拡大図で
ある。
【図3】 従来のブラシ取付構造を示す要部の断面図で
ある。
【符号の説明】
10・・・モータ、11・・・本体ケース、20・・・
ブラシホルダ、21・・・ホルダ本体、23・・・ホル
ダシャンク、23a・・・筒部、25・・・ホルダキャ
ップ、27・・・隙間、27a・・・狭い平行部、27
b・・・テーパ部、27c・・・広い平行部、30・・
・カーボンブラシ、31・・・ピグテール、33・・・
支え金具、33a・・・腕部、35・・・スプリング。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピグテールで支え金具と連結されると共
    にスプリングによって前記支え金具から離れる方向に付
    勢されているブラシを、ブラシホルダの本体に埋設され
    たホルダシャンク内に挿入し、前記支え金具を前記ホル
    ダシャンクに固定した上で外からホルダキャップを装着
    して抜け止めしたブラシの取付構造において、 前記ホルダシャンクと前記ブラシホルダの本体との間に
    ホルダキャップ装着側に開口する隙間を形成すると共
    に、前記支え金具には該隙間に挿入し得る間隔で2本の
    腕部を形成し、前記支え金具の腕部を、先端よりも中程が内に飛び出し
    た状態となるように全体を内に湾曲させると共に、前記
    隙間を、入口よりも奥が狭くなるように形成し、 かつ、前記 隙間と腕部との関係を、 腕部を隙間に押し込むと、隙間壁面によって2本の腕部
    が内側に押し曲げられてホルダシャンクを外側から挟み
    付けるように構成したことを特徴とするブラシの取付構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載 のブラシの取付構造におい
    て、前記隙間が奥へ向かって次第に狭くなるテーパ形状
    の部分を有することを特徴とするブラシの取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載 のブラシの取付構造におい
    て、前記テーパ形状の部分の奥をホルダシャンク外面と
    平行な隙間としておくことを特徴とするブラシの取付構
    造。
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JP3771836B2 (ja) 2001-12-11 2006-04-26 三菱電機株式会社 車両用交流発電機のブラシ摩耗検出システム
US8087977B2 (en) * 2005-05-13 2012-01-03 Black & Decker Inc. Angle grinder

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