JP3375892B2 - バスラインシステム - Google Patents

バスラインシステム

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JP3375892B2 JP22475198A JP22475198A JP3375892B2 JP 3375892 B2 JP3375892 B2 JP 3375892B2 JP 22475198 A JP22475198 A JP 22475198A JP 22475198 A JP22475198 A JP 22475198A JP 3375892 B2 JP3375892 B2 JP 3375892B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、TV受信機等の電
子機器においてデータの転送に用いて好適なI2Cバス
ラインシステム等のバスラインシステムに関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】TV受信機をはじめ、多くの電子機器
は、各種の機能を有するIC(装置)と、これを制御す
るマイクロコンピュータとによって構成されることが多
い。マイクロコンピュータはバスを介して他の装置に接
続されており、バスを介してデータの転送が行われる。 【0003】複数のICを制御するため、I2 C(Inte
r-IC)バスが利用されている。I2Cバスの特徴は、複
数のI2 Cバスのインターフェイスを持つICをクロッ
クライン、及びデータラインの2本のバスによって、制
御可能なことである。そのため、システムが、簡単に構
成でき、多くの電子機器で利用されている。 【0004】I2 Cバスラインシステムでは、それぞれ
のICに固有のアドレスを付与することにより、バス上
に流れているデータがどのIC宛のものであるか、区別
を行っている。ここでは、1つのICに1つの命令を伝
えるデータのまとまりをデータセットと呼ぶ。 【0005】ここで、図17を参照しながら、I2 Cバ
スラインシステムにおいて転送されるデータセットにつ
いての概要を以下に説明する。 【0006】データセットは、スタートコンディショ
ン、アドレス、コマンド、及びストップコンディション
の4つからなり、この順に転送される。スタートコンデ
ィションは、データセットの転送の開始に係り、アドレ
スは、現在送られているデータセットがどのIC宛のも
のであるかに係り、コマンドは、アドレスの示すICに
対する命令内容に係り、ストップコンディションは、デ
ータセットの転送の終了に係るものである。 【0007】図18にデータセットに対する各ICの動
作のフローチャートを示す。データセットが転送される
前の状態を待機状態とする。まず、各ICは、スタート
コンディションを受信し(S1)、アドレス待機状態に
移行する(S2)。次に、各ICは、受信したアドレス
と固有に与えられている自身のアドレスとを比較する
(S3及びS4)。 【0008】S4において、比較の結果、両アドレスが
一致しなかったICは、待機状態に戻る(S9)。これ
に対して、S4において、両アドレスが一致したIC
は、コマンド待機状態に移行する(S5)。 【0009】コマンド待機状態のICは、コマンドを受
信する(S6)と、その命令内容を実行する(S7)。
コマンド内容を実行したICは、ストップコンディショ
ンを受信し(S8)、待機状態に戻る。なお、ICによ
っては、ストップコンディションを受信すると同時に、
命令内容を実行するものや、コマンドを受信し、命令内
容を実行後、自動的に待機状態に戻り、ストップコンデ
ィションの必要ないものも存在する。 【0010】図19に従来のI2 Cバスラインシステム
の一例を示す。このバスラインシステムは、図19に示
すように、データセットの転送を行うマスタIC1と、
転送されたデータセットによって制御される5つのスレ
イブIC2〜IC6と、データの転送及び制御を行うた
めの双方向性の2本のクロックライン及びデータライン
からなるバスによって構成される。 【0011】図19のシステムで転送されるデータ例を
図20に示す。このデータ例は、図19のスレイブIC
であるスレイブIC2、IC3、及びIC6に対して第
1、第2、及び第3データセットをそれぞれ転送する場
合である。 【0012】第1アドレス、第2アドレス、及び第3ア
ドレスは、それぞれ、スレイブIC2、IC3、及びI
C6のアドレスとする。第1データセットは、スレイブ
IC2に対して、第1コマンドの命令内容を転送する。
第2データセットは、スレイブIC3に対して、第2コ
マンドの命令内容を転送する。第3データセットは、ス
レイブIC6に対して、第3コマンドの命令内容を転送
する。スレイブIC2、IC3、及びIC6は、受信し
た各コマンドの命令をそれぞれ実行した後、待機状態に
戻る。 【0013】図21に従来の2つの局部発振器を共にP
LLICで制御するダブルコンバージョンチューナを含
むI2 Cバスラインシステムの一例を示す。このバスラ
インシステムは、図21に示すように、データの転送を
行うマスタIC11と、転送されたデータセットによっ
て制御されるダブルコンバージョンチューナ内のスレイ
ブICであるPLLIC4a及びPLL回路IC8a
と、その他の3つのスレイブIC12乃至IC14と、
2本のクロックライン及びデータラインからなるバスに
よって構成されている。 【0014】上記PLL回路4及びPLL回路8は、何
れも、ダブルコンバージョンチューナ内に設けられてい
る。以下に、ダブルコンバージョンチューナの動作につ
いて簡単に説明する。 【0015】ダブルコンバージョンチューナは、図21
に示すように、入力端子1、ミキサ2、局部発振器3、
PLL回路4、BPF(Band Pass Filter)5、ミキサ
6、局部発振器7、PLL回路8、及び出力端子9から
主として構成されている。 【0016】入力端子1から入力された信号は、局部発
振器3及びPLL回路4で作られた第1局部発振器信号
とミキサ2において掛け合わせられ、第1中間周波数信
号にアップコンバートされる。 【0017】第1中間周波数信号は、BPF5で帯域制
限が行われたのち、局部発振器7及びPLL回路8で作
られた第2局部発振器信号とミキサ6において掛け合わ
せられ、固定の第2中間周波数信号にダウンコンバート
されて出力端子9から出力される。なお、第2中間周波
数信号に変換される入力信号の周波数を受信周波数と呼
ぶ。また、PLL回路4、及びPLL回路8は、局部発
振器3、及び局部発振器7の発振周波数を制御する役割
を有している。 【0018】PLL回路4、及びPLL回路8のそれぞ
れに含まれるPLLIC4a、及び8aは、I2 Cバス
を介した、マスタIC11から転送されてくる命令内容
に従い、それぞれの局部発振器3及び7の発振周波数を
決定する。 【0019】ダブルコンバージョンチューナでは、局部
発振器3,局部発振器7の発振周波数を変化させること
により、第2中間周波数信号に変換する受信周波数を変
化させ、選局操作を行っている。以下で、実際に選局操
作を行う場合のデータセットと対応する動作について説
明する。 【0020】例として、第1中間周波数信号の周波数を
945.75MHzに、第2中間周波数信号の周波数を
45.751MHzに固定して利用し、受信周波数を5
00MHzにセットし、更に、700MHzに変更する
場合を考える。 【0021】図22に、図21の例において、前記選局
操作を行う場合のデータ例について示す。データセット
Aにより、PLLIC4aに対して、局部発振器3の発
振周波数を1445.75MHzにセットする命令を送
る。 【0022】次に、データセットBにより、PLLIC
8aに対して、局部発振器7の発振周波数を900MH
zにセットする命令を送る。この結果、受信周波数は5
00MHzにセットされ、第1局部発振器信号の発振周
波数は1445.75MHzにセットされ、第1中間周
波数信号の周波数は945.75MHzにセットされ、
第2局部発振器信号の発振周波数は900MHzにセッ
トされ、第2中間周波数信号の周波数は45.75MH
zにセットされる。これは、500MHzが選局された
ことを意味する。 【0023】さらに、データセットCにより、PLLI
C4aに対して、局部発振器3の発振周波数を164
5.75MHzにセットする命令を送る。この結果、受
信周波数は700MHzにセットされ、第1局部発振器
信号の発振周波数は1645.75MHzにセットさ
れ、第1中間周波数信号の周波数は945.75MHz
にセットされ、第2局部発振器信号の周波数は900M
Hzにセットされ、第2中間周波数信号の周波数は4
5.75MHzにセットされ、受信周波数が変更され
る。これは、500MHzから700MHzに選局が変
更されたことを意味する。 【0024】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、I2 Cバスにつながる全てのスレイブI
Cは、I2 Cバスに流れるデータの中から、自身に対す
る命令を見つけるため、常にデータを受信可能な状態に
ある必要があった。その結果、自身以外に対するバス上
のデータが、デジタル系のノイズ(以下、バスノイズと
称す)となって、各スレイブICの性能に悪影響を及ぼ
すことがあった。 【0025】例えば、制御されるスレイブICがPLL
ICの場合、PLLは精度の要求される発振回路に利用
されるものであるため、このバスノイズがフェイズノイ
ズ(Phase Noise )を劣化させるなどした場合、様々な
形で問題となる。 【0026】本発明は上記従来の問題点に鑑みなされた
ものであって、その目的は、バスラインシステムに起因
するバスノイズの影響を低減させることにある。 【0027】 【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のバ
スラインシステムは、上記課題を解決するために、マス
タ装置から、データラインとクロックラインからなるバ
スを介して、ダブルコンバージョンチューナ内において
第1及び第2中間周波数信号を生成するための第1及び
第2局部発振器をそれぞれ制御する第1及び第2フェー
ズロックドループ回路内のPLLICを含む複数のスレ
イブ装置へデータの転送を行うバスラインシステムにお
いて、以下の措置を講ずることを特徴としている。 【0028】即ち、上記バスラインシステムにおいて
は、上記の第1及び第2フェーズロックドループ回路
は、スイッチ制御機能を備えており、少なくとも一方が
スイッチ手段を介して上記バスに接続され、該スイッチ
手段は他方のフェーズロックドループ回路のスイッチ制
御機能によりスイッチ制御される。 【0029】上記構成によれば、ダブルコンバージョン
チューナは、第1及び第2中間周波数信号を生成するた
めの第1及び第2局部発振器を有しており、該第1及び
第2局部発振器は第1及び第2フェーズロックドループ
回路によってそれぞれ制御される。上記の第1及び第2
フェーズロックドループ回路内のPLLICのうちスイ
ッチ手段を介して上記バスに接続された方は、スイッチ
手段がオンした場合においてのみ、マスタ装置からバス
を介してデータの転送が行われ、対応する発振周波数が
補正される。このとき、スイッチ手段は他方のフェーズ
ロックドループ回路のスイッチ制御機能によりスイッチ
制御される。 【0030】第1及び第2フェーズロックドループ回路
内のPLLICはスイッチ制御機能を備えたスレイブ装
置であるので、従来の構成に上記スイッチ手段を設ける
という簡単な構成でよく、しかもスイッチ手段の制御用
に専用の装置を別途設ける必要がない。 【0031】上記構成において、第1フェーズロックド
ループ回路側にスイッチ手段を設けることは、通常、選
局操作を第1局部発振器の発振周波数を可変させるこ
と、及び第2局部発振器よりフェイズノイズが悪く、バ
スノイズも受けやすいことに鑑みて有利な点である。 【0032】また、第2フェーズロックドループ回路を
AFC回路とし、第2中間周波数信号の補正に用いる場
合は、第2フェーズロックドループ回路が、常時、デー
タ受信可能状態であることが望ましいので、第2フェー
ズロックドループ回路側にスイッチ手段を設けることは
難しい。 【0033】以上の理由により、第1フェーズロックド
ループ回路のみがスイッチ手段を介してバスに接続され
る場合、スイッチ手段を選局操作時のみオンするように
制御することによって、第1フェーズロックドループ回
路は選局操作時以外はバスから切り離されることになる
ので、選局操作時以外にバスノイズの影響を受けること
を確実に回避できる。 【0034】上記のように、第1フェーズロックドルー
プ回路側にのみスイッチ手段を設ける場合、選局操作を
するたび毎にスイッチ手段を断接することが必要とな
る。そこで、第2局部発振器の発振周波数を完全に固定
して使用する場合であって、第2局部発振器と第1局部
発振器に対するバスノイズの影響が同程度である場合
は、第2フェーズロックドループ回路側にのみスイッチ
手段を設ける方が、有利である。なぜなら、スイッチ手
段のオン状態は、第2フェーズロックドループ回路がロ
ックしていない状態から選局操作を行う場合にだけ必要
であり、その後、選局操作を行う場合も必要がないため
である。 【0035】以上の理由により、第2フェーズロックド
ループ回路のみがスイッチ手段を介してバスに接続され
る場合、スイッチ手段をフェーズロックしていない状態
から選局操作する時のみオンするように制御することに
よって、第2フェーズロックドループ回路はフェーズロ
ックしていない状態から選局操作時以外はバスから切り
離されることになるので、その分、バスノイズの影響を
受けることを確実に回避できる。 【0036】また、第1及び第2フェーズロックドルー
プ回路側の双方にそれぞれスイッチ手段を設けると、受
信周波数に応じて、バスノイズの影響をより大きく受け
る方をバスから切り離すことも可能である。これによ
り、片方のフェーズロックドループ回路側にのみスイッ
チ手段を設ける場合に比べ、さらにノイズの影響を効果
的且つ適切に低減することができる。つまり、第1及び
第2フェーズロックドループ回路の双方がそれぞれスイ
ッチ手段を介してバスに接続されている場合、受信周波
数に応じて変化するバスノイズの影響に基づいて、双方
のスイッチ手段の断接を制御することによって、バスノ
イズの影響を最小にするバスラインシステムを実現でき
る。 【0037】 【発明の実施の形態】本発明の実施形態について図1乃
至図16に基づいて説明すれば、以下のとおりである。 【0038】図1は、本発明の実施形態の第1基本形
係るバスラインシステムの構成を示すものであり、I2
Cバスを使用したバスラインシステムの例である。この
バスラインシステムは、図1に示すように、データセッ
トの転送を行うマスタIC21(マスタ装置)、転送さ
れたデータセットによって制御される5つのスレイブI
C22乃至IC26(スレイブ装置)、クロックライン
及びデータラインの2本からなるI2 Cバス、マスタI
C21から転送されるデータセットに従い、スイッチ制
御電圧を発生するスイッチ制御用IC27、スレイブI
C22及び23をI2 Cバスに接続するためのスイッチ
31及び32(スイッチ手段)、及びスイッチ制御電圧
をスイッチ31及び32に伝えるための制御電圧ライン
29及び28によって構成されている。ここでは、説明
の便宜上、上記スレイブIC22及び23は、スレイブ
装置のうち、上記I2 Cバスからのバスノイズの影響が
大きいものであるとする。 【0039】このバスラインシステムにおいて、スイッ
チを介しないで直接I2 Cバスに接続されているスレイ
ブIC24乃至IC26に対して、命令(コマンド)を
転送する場合は、前述の従来と同様のデータセットを転
送すれば良い。 【0040】なお、スレイブIC22及び23はそれぞ
れスイッチ31及び32を備えているが、ここでは、説
明の便宜上、スレイブIC22に命令を送る場合を例に
挙げて、図2及び図3を参照しながら、以下に説明す
る。また、スレイブIC23に命令を送る場合について
は、スレイブ22の場合と同様であるので、説明を省略
する。また、初期状態として、スイッチ31はオフ状態
にあるとする。 【0041】まず、マスタIC21からスイッチ制御用
IC27にスイッチ31をオンさせる内容のデータセッ
トDS1を転送する(S21)。その結果、スイッチ制
御用IC27から、制御電圧ライン29を介してスイッ
チ制御電圧が伝えられ、スイッチ31がオンされること
になる(S22)。なお、上記データセットDS1は、
図3に示すように、スタートコンディション、アドレス
(スレイブIC27に割り当てられたアドレス)、コマ
ンド(スイッチ31をオンさせる命令内容)、及びスト
ップコンディションを含む。 【0042】次に、スレイブIC22に対する命令内容
を含むデータセットDS2を転送する(S23)。その
結果、スレイブIC22は、受信した命令内容を実行す
る(S24)。なお、上記データセットDS2は、図3
に示すように、スタートコンディション、アドレス(ス
レイブIC22に割り当てられたアドレス)、コマンド
(スレイブIC22に対する命令内容)、及びストップ
コンディションを含む。 【0043】最後に、スイッチ制御用IC27にスイッ
チ31をオフさせる内容のデータセットDS3を転送す
る(S25)。その結果、スイッチ制御用IC27か
ら、制御電圧ライン29を介して、スイッチ制御電圧が
伝えられ、スイッチ31がオフされる(S26)。な
お、上記データセットDS3は、図3に示すように、ス
タートコンディション、アドレス(スレイブIC27に
割り当てられたアドレス)、コマンド(スイッチ31を
オフさせる命令)、及びストップコンディションを含
む。 【0044】ここで、複数のスレイブICに対して順に
命令を実行させる場合について、図4を参照しながら、
以下に説明する。 【0045】図4にスレイブIC24、IC23、IC
25、IC26、及びIC22の順に命令を送る場合
の、データの流れを示す。まず、スレイブIC24に対
する命令内容を含むデータセットがマスタIC21から
スレイブIC24へ転送される(S31)。このデータ
セットを受信すると、スレイブIC24は受信した命令
内容を実行する。 【0046】次に、マスタIC21からスイッチ制御用
IC27に対してスイッチ32をオンさせるデータセッ
トが転送される(S32)。このデータセットを受信す
ると、スイッチ制御用IC27は制御電圧ライン28を
介してスイッチ制御電圧をスイッチ32へ送る。これに
より、スイッチ32はオンし、スレイブIC23がI2
Cバスに接続される。スレイブIC23に対する命令内
容を含むデータセットがマスタIC21からスレイブI
C23へ転送される(S33)。このデータセットを受
信すると、スレイブIC23は受信した命令内容を実行
する。命令内容の実行後、マスタIC21からスイッチ
制御用IC27に対してスイッチ32をオフさせるデー
タセットが転送される(S34)。このデータセットを
受信すると、スイッチ制御用IC27は制御電圧ライン
28を介してスイッチ制御電圧をスイッチ32へ送り、
これにより、スイッチ32はオフし、スレイブIC23
がI2 Cバスから切り離される。 【0047】スレイブIC25に対する命令内容を含む
データセットがマスタIC21からスレイブIC25へ
転送される(S35)。このデータセットを受信する
と、スレイブIC25は受信した命令内容を実行する。
それから、スレイブIC26に対する命令内容を含むデ
ータセットがマスタIC21からスレイブIC26へ転
送される(S36)。このデータセットを受領すると、
スレイブIC26は該受信命令内容を実行する。 【0048】それから、マスタIC21からスイッチ制
御用IC27に対してスイッチ31をオンさせるデータ
セットが転送される(S37)。このデータセットを受
信すると、スイッチ制御用IC27は制御電圧ライン2
9を介してスイッチ制御電圧をスイッチ31へ送る。こ
れにより、スイッチ31はオンし、スレイブIC22が
2 Cバスに接続される。スレイブIC22に対する命
令内容を含むデータセットがマスタIC21からスレイ
ブIC22へ転送される(S38)。このデータセット
を受信すると、スレイブIC22は受信した命令内容を
実行する。命令内容の実行後、マスタIC21からスイ
ッチ制御用IC27に対してスイッチ31をオフさせる
データセットが転送される(S39)。このデータセッ
トを受信すると、スイッチ制御用IC27は制御電圧ラ
イン29を介してスイッチ制御電圧をスイッチ31へ送
り、これにより、スイッチ31はオフし、スレイブIC
22がI2 Cバスから切り離される。 【0049】以上のように、図4からも分かるように、
2 Cバスに対してスイッチ31及び32を備えるスレ
イブIC22及び23は、自身宛のデータセット転送
時、及びその前後のスイッチ制御用IC27に対するデ
ータセット転送時以外は、I2Cバスから切り離され
る。 【0050】このように、図1に示すバスラインシステ
ムによれば、全てのスレイブICに対してスイッチを設
けることが不要であり、スレイブ装置のうち、I2 Cバ
スからのバスノイズの影響の大きいスレーブIC22及
び23に対してのみ、その入力段にスイッチ31及び3
2を備えているので、スレーブIC22及び23に対す
るバスノイズの影響を確実に低減することができる。 【0051】図5は、本発明の実施形態の第2基本形
係るバスラインシステムの構成を示すものである。な
お、図1に示した第1基本形に係るバスラインシステム
と同一の機能を有する部材については同一の参照番号を
付記し、ここでは、詳細な説明を省略する。 【0052】第2基本形に係るバスラインシステムは、
スイッチ31がスレイブIC22とスレイブIC23と
に共通に使用されている点で上述の第1基本形に係るバ
スラインシステムと異なっている。つまり、本第2基本
においては、スイッチ31がオンするとスレイブIC
22及びスレイブIC23が共にI2 Cバスに接続され
ると共に、スイッチ31がオフするとスレイブIC22
及びスレイブIC23が共にI2 Cバスから切り離され
る点で、図1に示すバスラインシステムと異なってい
る。 【0053】このバスラインシステムにおいて、スイッ
チ31を備えないスレイブIC24乃至IC26に対し
て命令を転送する場合は、前述の従来と同様のデータセ
ットを送信すれば良い。そこで、ここでは、スイッチ3
1を備えるスレイブIC22及びIC23に対して命令
を転送する際、スレイブIC22及びIC23に対して
この順に命令を転送する場合について、図6を参照しな
がら、説明すると、以下のとおりである。 【0054】まず、スイッチ31をオンさせる内容のデ
ータセットをマスタIC21からスイッチ制御用IC2
7に転送する(S41)。その結果、スイッチ制御用I
C27からスイッチ31へ制御電圧ライン29を介して
スイッチ制御電圧が伝えられるので、スイッチ31がオ
ンされる(S42)。 【0055】次に、スレイブIC22宛の命令内容を含
むデータセットがマスタIC21からスレイブIC22
へ転送される(S43)。その結果、スレイブIC22
は、受信した命令内容を実行する(S44)。ひきつづ
き、スレイブIC23に対する命令内容を含むデータセ
ットをマスタIC21からスレイブIC22へ転送する
(S45)。その結果、スレイブIC23は、受信した
命令内容を実行する(S46)。 【0056】最後に、スイッチ31をオフさせる内容の
データセットをマスタIC21からスイッチ制御用IC
27へ転送する(S47)。その結果、スイッチ制御用
IC27から、制御電圧ライン29を介してスイッチ制
御電圧が伝えられるので、スイッチ31がオフされる
(S48)。 【0057】スレイブIC22とスレイブIC23とが
関連する機能を持つ場合には、ほとんどの場合、順に、
或いは組み合わされて命令が転送される。図5に示すバ
スラインシステムを採用することによって、たとえスイ
ッチの数を減らしても、それぞれにスイッチを設けた場
合に近いバスノイズの影響の低減効果が得られる。しか
も、ソフトウェア的にも、図6の例で考えれば、必要な
転送データセットの数は、それぞれにスイッチを設けた
場合と比較して、6個から4個に減少することになる。
なお、図5の例では、関連スレイブIC22とスレイブ
IC23とが共通のスイッチ31を介してI2 Cバスに
接続される例について説明しているが、本基本形はこれ
に限定されるものではなく、スイッチ31に接続される
スレイブICの数を3個以上とする構成でもよい。 【0058】図5の例のように、関連する複数のスレイ
ブICごとに一つのスイッチが設けられると、スレイブ
ICごとに設けられる場合と比較して、必要なスイッチ
の数が減少するが、この場合でも、一つのスレイブIC
に一つのスイッチが設けられる場合に近いバスノイズの
影響の低減を図ることができる。しかも、一つのスイッ
チに接続されるスレイブICの数をN個とすると、必要
な転送データセットの数は、3N個から(N+2)個に
変化するので、約2N個も減少する。 【0059】なお、第2基本形では、一つのスイッチ3
1に2個のスレイブIC22及び23を接続する例につ
いて説明したが、基本形はこれに限定されるものではな
く、第1基本形第2基本形を組み合わせた構成を有す
るバスラインシステムでもよい。つまり、I2 Cバスか
らのバスノイズの影響の大きいスレイブICに対してス
イッチを設けると共に、関連する機能を有する複数のス
レイブICごとに唯一のスイッチを介してI2 Cバスに
接続する構成でもよい。或いは、I2 Cバスからのバス
ノイズの影響の大きく且つ関連する機能を有する複数の
スレイブICに対してスイッチを設ける構成でもよい。 【0060】図7は、本発明に係る実施形態の第3基本
のバスラインシステムの構成例を示すものである。な
お、図1に示した第1基本形に係るバスラインシステム
と同一の機能を有する部材については同一の参照番号を
付記し、ここでは、詳細な説明を省略する。 【0061】第3基本形に係るバスラインシステムは、
スイッチ制御機能とスレイブ装置としての所定機能とを
併せ持つスイッチ制御機能付スレイブIC22’が、
1基本形のスレイブIC22及びスイッチ制御用IC2
7の双方の機能を兼ね備えている点、及び該スイッチ制
御機能付スレイブIC22’が直接I2 Cバスに接続さ
れている点において、第1基本形と異なっている。 【0062】このシステムにおいて、スイッチ32を設
けないスレイブICに対して命令を転送する場合は、前
述と従来と同様のデータセットを転送すればよいので、
ここでは、スイッチ32を備えるスレイブIC23に対
して命令を送る場合について説明する。この場合、スイ
ッチ制御電圧を発生させる命令だけをスイッチ制御機能
付スレイブIC22’へ転送し、次に、スレイブIC2
3へ命令を送る場合と、スイッチ制御電圧を発生させる
だけでなく、別の内容を含む命令をスイッチ制御機能付
スレイブIC22’に送り、次にスレイブIC23に命
令を送る場合との2つのケースについて以下に説明す
る。 【0063】まず、スイッチ制御電圧を発生させる命令
だけをスイッチ制御機能付スレイブIC22’に送り、
次に、スレイブIC23に命令を送る場合について、そ
の動作を図8を参照しながら、説明する。 【0064】この場合、まず、スイッチ32をオンさせ
る内容のデータセットをマスタIC21からスイッチ制
御機能付スレイブIC22’へ転送する(S51)。そ
の結果、スイッチ制御機能付スレイブIC22’から、
制御電圧ライン28’を介して、スイッチ制御電圧が伝
えられるので、スイッチ32がオンされる(S52)。 【0065】次に、スレイブIC23に対する命令内容
を含むデータセットを転送する(S53)。その結果、
スレイブIC23は、受信した命令内容を実行する(S
54)。最後に、スイッチ制御機能付スレイブIC2
2’にスイッチ32をオフさせる内容のデータセットを
転送する(S55)。その結果、スイッチ制御機能付ス
レイブIC22’から、制御電圧ライン28’を介して
スイッチ制御電圧が伝えられ、スイッチ32がオフされ
る(S56)。 【0066】次に、スイッチ制御電圧を発生させるだけ
でなく、別の内容を含む命令をスイッチ制御機能付スレ
イブIC22’に送り、次にスレイブIC23に命令を
送る場合について、その動作を図9を参照しながら以下
に説明する。 【0067】まず、スイッチ32をオンさせる内容、及
び別の命令内容を含むデータセットをマスタIC21か
らスイッチ制御機能付スレイブIC22’へ転送する
(S61)。その結果、スイッチ制御機能付スレイブI
C22’は別の内容を実行すると同時に、スイッチ制御
機能付スレイブIC22’から制御電圧ライン28’を
介してスイッチ制御電圧が伝えられ、スイッチ32がオ
ンされる(S62)。次に、スレイブIC23に対する
命令内容を含むデータセットをマスタIC21からスレ
イブIC23へ転送する(S63)。その結果、スレイ
ブIC23は、受信した命令内容を実行する(S6
4)。 【0068】最後に、スイッチ32をオフさせる内容の
データセットをマスタIC21からスイッチ制御機能付
スレイブIC22’へ送信する(S65)。その結果、
スイッチ制御機能付スレイブIC22’から、制御電圧
ライン28’を介してスイッチ制御電圧が伝えられ、ス
イッチ32がオフされる(S66)。 【0069】図7に示すバスラインシステムを採用した
場合、スイッチ制御用ICを専用に設けなくても、バス
ノイズの影響を軽減することができる。また、ソフトウ
ェア的にも、スイッチ制御機能付スレイブIC22’
と、スイッチ32を介してI2Cバスに接続されたスレ
イブIC23との機能の関連が強ければ、必要なデータ
セット数をスイッチ制御用ICを別途設ける場合より、
確実に減らすことが可能である。 【0070】図10は、本発明に係る実施形態の第4基
本形のバスラインシステムの構成例を示すものである。
なお、図1に示した第1基本形に係るバスラインシステ
ムと同一の機能を有する部材については同一の参照番号
を付記し、ここでは、詳細な説明を省略する。 【0071】第4基本形に係るバスラインシステムは、
スレイブIC22がスイッチ31を介してデータライン
に接続されると共にクロックラインには直接接続されて
いる一方、スレイブIC23がスイッチ32を介してク
ロックラインに接続されると共にデータラインには直接
接続されている点において、上記の第1基本形と異なっ
ている。このような構成は、スレイブIC22に関して
はデータラインからのバスノイズの影響が大きい一方、
スレイブIC23に関してはクロックラインからのバス
ノイズの影響が大きい場合に最適である。 【0072】第4基本形に係るバスラインシステムの動
作は、スレイブIC22は直接クロックラインに接続さ
れているので、クロックライン上のクロックを常時受信
可能状態にあると共に、スレイブIC23は直接データ
ラインに接続されているので、データライン上のデータ
を常時受信可能状態にあること以外は、第1基本形に係
るバスラインシステムの動作と基本的には同じである。
したがって、詳細な動作説明は省略する。 【0073】以上のように、データラインに対してのみ
スイッチ31を介して接続されるスレイブIC22、及
びクロックラインに対してのみスイッチ32を介して接
続されるスレイブIC23は、自身へのデータセット転
送時、及びその前後のスイッチ制御用IC27に対する
データセット転送時以外は、データライン、及びクロッ
クラインからそれぞれ切り離される。それゆえ、スレイ
ブIC22に関してはデータラインからのバスノイズの
影響を確実に低減できると共に、スレイブIC23に関
してはクロックラインからのバスノイズの影響を確実に
低減できる。 【0074】つまり、第4基本形に係るバスラインシス
テムを採用すれば、バスノイズの影響が、I2 Cバスの
一方から大きく且つ他方から小さい場合には、スイッチ
の必要個数を半数に削減でき、しかもデータライン及び
クロックラインの両方にスイッチが設けられた場合と同
様の有効な効果を得ることができる。 【0075】図11は、本発明の第1実施形態に係るI
2 Cバスラインシステムの例である。なお、図21に示
した従来のダブルコンバージョンチューナ及び図1に示
した第1基本形に係るバスラインシステムと同一の機能
を有する部材については同一の参照番号を付記し、詳細
な説明を省略する。 【0076】第1実施形態に係るバスラインシステム
は、PLL回路4内のPLLIC4aがスイッチ31を
介してI2 Cバスに接続されている点、及びスイッチ3
1のオン及びオフを制御するスイッチ制御電圧が制御電
圧ライン29を介してPLL回路8内のPLLIC8a
(PLLIC8aが有するバンドスイッチ)から供給さ
れる点において、図21に示した従来のバスラインシス
テムと異なっている。 【0077】ここで、PLLICの有するバンドスイッ
チの動作を説明する。バンドスイッチは、電源ラインに
接続されたPNPトランジスタによって構成され、トラ
ンジスタのコレクタ端子が、出力として用いられる。P
LLICがバンドスイッチをオンする命令を受けた際、
IC内部のロジック回路はPNPトランジスタをオン
し、電源電圧をトランジスタを介して出力する。バンド
スイッチは、一般にこの電圧によって、局部発振回路の
発振経路を切り替えることで、発振周波数帯域の変更に
用いられるものである。本発明では、これをスイッチ制
御に用いる。 【0078】ここで、第1実施形態の動作について、図
12を参照しながら、以下に説明する。なお、第1中間
周波数信号の周波数を945.75MHzに、第2中間
周波数信号の周波数を45.75MHzに固定し、受信
周波数を500MHzにセットし、更に、700MHz
に変更する場合について説明する。 【0079】図12に、図11の例において、前記選局
操作を行う場合の動作の例について示す。ただし、初期
の状態として、PLL回路4及びPLL回路8は共に動
作しておらず、スイッチ31はオフ状態のリセット状態
にあり、選局動作後は、スイッチ31を0FF状態に戻
すこととする。また、送信されるデータセットの組み合
せは、ここで示す例に限定されるものではない。 【0080】まず、局部発振器7の発振周波数を900
MHzにセットすると共にスイッチ31をオンさせる内
容のデータセットが、マスタIC21からPLL回路8
内のPLLIC8aへ転送される(S71)。 【0081】その結果、局部発振器7が900MHzに
セットされると共に、PLLIC8aから、制御電圧ラ
イン29を介して、スイッチ制御電圧が伝えられ、スイ
ッチ31がオンされる(S72)。次に、局部発振器3
の発振周波数を1445.75MHzにセットする内容
のデータセットが、マスタIC21からPLLIC4a
へ転送される(S73)。その結果、局部発振器3が1
445.75MHzにセットされる(S74)。さら
に、スイッチ31をオフさせる内容のデータセットが、
マスタIC21からPLLIC8aへ転送される(S7
5)。以上の結果、受信周波数が500MHzにセット
され、局部発振器3の発振周波数が1445.75MH
zにセットされ、第1中間周波数信号の周波数が94
5.75MHzにセットされ、局部発振器7の発振周波
数が900MHzにセットされ、第2中間周波数信号の
周波数が45.75MHzにセットされ、また、スイッ
チ31がオフ状態に戻る(S76)。 【0082】次に、スイッチ31をオンさせる内容のデ
ータセットが、マスタIC21からPLLIC8aへ転
送される(S77)。その結果、スイッチ31がオンさ
れる(S78)。さらに、局部発振器3の発振周波数を
1645.75MHzにセットする内容のデータセット
が、マスタIC21からPLLIC4aへ転送される
(S79)。その結果、局部発振器3の発振周波数が1
645.75MHzに変更される(S80)。最後に、
スイッチ31をオフさせる内容のデータセットが、マス
タIC21からPLLIC8aへ転送される(S8
1)。 【0083】以上の結果、受信周波数が700MHzに
セットされ、局部発振器3の発振周波数が1645.7
5MHzにセットされ、第1中間周波数信号の周波数が
945.75MHzにセットされ、局部発振器7の発振
周波数が900MHzにセットされ、第2中間周波数信
号の周波数が45.75MHzにセットされ、受信周波
数が変更され、スイッチ31がオフ状態に戻る(S8
2)。 【0084】以上のように、第1実施形態によれば、ス
イッチ31の働きにより、局部発振器3は、選局操作時
以外は、I2 Cバスから切り離されるので、バスノイズ
の影響を受けない。しかも、第1実施形態によれば、実
施に際して、従来のバスラインシステムに新たなスイッ
チ制御用IC等を加える必要がないので、構成の簡素化
が可能である。 【0085】図13は、本発明の第2実施形態に係るバ
スラインシステムの例である。図11に示した第1実施
形態に係るバスラインシステムと同一の機能を有する部
材については同一の参照番号を付記し、ここでは、詳細
な説明を省略する。 【0086】第2実施形態に係るバスラインシステム
は、PLL回路8内のPLLIC8aがスイッチ32を
介してバスに接続されている点、及び該スイッチ32の
オン及びオフを制御するスイッチ制御電圧が制御電圧ラ
イン28を介してPLL回路4内のPLLIC4a(P
LLIC4aが有するバンドスイッチ)から供給される
点において、図11に示した上記第1実施形態のバスラ
インシステムと異なっている。 【0087】第1中間周波数信号の周波数を945.7
5MHzに、第2中間周波数信号の周波数を45.75
MHzに固定し、受信周波数を500MHzにセット
し、更に、700MHzに変更する場合について図14
を参照しながら、以下に説明する。 【0088】図14に、図13の例において、前記選局
操作を行う場合の動作の例について示す。ただし、初期
の状態として、PLL回路4、PLL回路8は共に動作
しておらず、スイッチ32はオフ状態のリセット状態に
あり、選局動作後は、スイッチ32をオフ状態に戻すこ
ととする。また、送信されるデータセットの組み合せ
は、ここに示す例に限定されるものではない。 【0089】まず、局部発振器3の発振周波数を144
5.75MHzにセットすると共にスイッチ32をオン
させる内容のデータセットがマスタIC21からPLL
IC4aへ転送される(S91)。その結果、局部発振
器3の発振周波数が、1445.75MHzにセットさ
れると共に、PLLIC4aから、制御電圧ライン28
を介して、スイッチ制御電圧が伝えられ、スイッチ32
がオンされる(S92)。 【0090】次に、局部発振器7の発振周波数を900
MHzにセットする内容のデータセットが、マスタIC
21からPLLIC8aへ転送される(S93)。その
結果、局部発振器7が900MHzにセットされる(S
94)。さらに、スイッチ32をオフさせる内容のデー
タセットが、マスタIC21からPLLIC4aへ転送
される(S95)。 【0091】以上の結果、受信周波数が500MHzに
セットされ、局部発振器3の発振周波数が1445.7
5MHzにセットされ、第1中間周波数信号の周波数が
945.75MHzにセットされ、局部発振器7の発振
周波数が900MHzにセットされ、第2中間周波数信
号の周波数が45.75MHzにセットされ、スイッチ
32がオフ状態に戻る(S96)。 【0092】それから、局部発振器3の発振周波数を1
645.75MHzにセットする内容のデータセット
が、マスタIC21からPLLIC8aへ転送される
(S97)。その結果、局部発振器3の発振周波数が1
645.75MHzに変更される。 【0093】以上の結果、受信周波数が700MHzに
セットされ、局部発振器3の発振周波数が1645.7
5MHzにセットされ、第1中間周波数信号の周波数が
945.75MHzにセットされ、局部発振器7の発振
周波数が900MHzにセットされ、第2中間周波数信
号の周波数が45.75MHzにセットされ、受信周波
数が変更される(S98)。このとき、スイッチ32は
オフ状態にある。 【0094】以上のように、第2実施形態のバスライン
システムによれば、スイッチ32の働きにより、局部発
振器7は、PLL回路8がロックしていない状態から選
局操作する時以外は、I2 Cバスから切り離されるので
バスノイズの影響を受けない。しかも、実施に際して、
従来のシステムに新たなスイッチ制御用IC等を加える
必要がなく、ソフトウェア的には、PLL回路8がロッ
クしていない状態から選局操作する場合以外の変更の必
要がないので、有利である。 【0095】図15は、本発明の第3実施形態に係るバ
スラインシステムの例である。図11に示した第1実施
形態に係るバスラインシステムと同一の機能を有する部
材については同一の参照番号を付記し、詳細な説明を省
略する。 【0096】第3実施形態に係るバスラインシステム
は、PLL回路8内のPLLIC8aがスイッチ32を
介してI2 Cバスに接続され、該スイッチ32のオン及
びオフを制御するスイッチ制御電圧が制御電圧ライン2
8を介してPLL回路4内のPLLIC4a(PLLI
C4aが有するバンドスイッチ)から供給される点にお
いて、図11の上記第1実施形態のバスラインシステム
と異なっている。つまり、第3実施形態に係るバスライ
ンシステムは、図11の構成と図13の構成とを組み合
わせた例である。 【0097】第1中間周波数信号の周波数を945.7
5MHzにセットし、第2中間周波数信号の周波数を4
5.75MHzに固定し、受信周波数を500MHzに
セットし、更に、700MHzに変更する場合について
説明する。 【0098】図16に、図15の例において、前記選局
操作を行う場合の動作の例について示す。ただし、初期
の状態として、PLL回路4及びPLL回路8は共に動
作しておらず、スイッチ31はオン状態、スイッチ32
はオフ状態のリセット状態にあるとする。そして、バス
ノイズの低減のために、500MHzを受信する際は、
スイッチ32をオフ状態とし、700MHzを受信する
際は、スイッチ31をオフ状態にすることとする。ま
た、転送されるデータセットの組み合せは、ここに示す
例に限定されるものではない。 【0099】まず、局部発振器3の発振周波数を144
5.75MHzセットすると共にスイッチ32をオンさ
せる内容のデータセットが、マスタIC21からPLL
IC4aへ転送される(S101)。その結果、局部発
振器3が、1445.75MHzにセットされると共
に、PLLIC4aから、制御電圧ライン28を介し
て、スイッチ制御電圧が伝えられ、スイッチ32がオン
される。このとき、スイッチ31もオンしている(S1
02)。 【0100】次に、局部発振器7の発振周波数を900
MHzにセットする内容のデータセットが、マスタIC
21からPLLIC8aへ転送される(S103)。そ
の結果、局部発振器7の発振周波数が900MHzにセ
ットされる。このとき、スイッチ31及び32は共にオ
ン状態にある(S104)。次に、スイッチ32をオフ
させる内容のデータセットが、マスタIC21からPL
LIC4aへ転送される(S105)。その結果、PL
LIC4aから制御電圧ライン28を介してスイッチ制
御電圧が伝えられ、スイッチ32がオフされる。なお、
スイッチ31はオン状態にある。 【0101】以上の結果、受信周波数は500MHzに
セットされ、局部発振器3の発振周波数は1445.7
5MHzにセットされ、第1中間周波数信号の周波数は
945.75MHzにセットされ、局部発振器7の発振
周波数は900MHzにセットされ、第2中間周波数信
号の周波数は45.75MHzにセットされ、スイッチ
31がオン状態となり、スイッチ2がオフ状態となる
(S106)。 【0102】次に、局部発振器3の発振周波数を164
5.75MHzにセットすると共にスイッチ32をオン
させる内容のデータセットが、マスタIC21からPL
LIC4aへ転送される(S107)。その結果、局部
発振器3の発振周波数が1645.75MHzにセット
されると共に、PLLIC4aから、制御電圧ライン2
8を介して、スイッチ制御電圧が伝えられ、スイッチ3
2がオンされる。このとき、スイッチ31はオン状態に
ある(S108)。最後に、スイッチ31をオフさせる
内容のデータセットが、マスタIC21からPLLIC
8aへ転送される(S109)。 【0103】以上の結果、受信周波数は700MHzに
セットされ、局部発振器3の発振周波数は1645.7
5MHzにセットされ、第1中間周波数信号の周波数は
945.75MHzにセットされ、局部発振器7の発振
周波数は900MHzにセットされ、第2中間周波数信
号の周波数は45.75MHzにセットされ、スイッチ
31はオフ状態になり、スイッチ32はオン状態とな
り、受信周波数が変更される(S110)。 【0104】以上のように、第3実施形態に係るバスラ
インシステムによれば、あらかじめ受信周波数ごとにバ
スノイズの影響を調べておくと、受信周波数に応じて、
バスノイズの影響をより受けやすい方のPLLICをI
2 Cバスから切り離すことができるので、非常に効果的
且つ適切にバスノイズの影響を回避できるバスラインシ
ステムを実現することが可能となる。しかも、実施に際
して、従来のシステムに新たなスイッチ制御用IC等を
加える必要がない。 【0105】以上のように第1実施形態乃至第3実施形
に係るバスラインシステムにおいては、ハードウェア
としては、従来の構成(図21で示す)にスイッチ31
及び/又は32を加えるだけでよく、しかも、ダブルコ
ンバージョンチューナが筐体内に形成されている場合に
は、筐体内部で対応可能である。 【0106】ただし、本件において、ダブルコンバージ
ョンチューナは、その回路構成を意味し、必ずしも、1
つの筐体内に形成されるもののみを意味しない。例え
ば、第2中間周波数信号以降の復調回路を同一筐体内に
おさめたユニットや、2つの筐体にわけて構成されるも
の、筐体を持たずに基板上に構成されるものなども、ダ
ブルコンバージョンチューナに含まれる。 【0107】なお、本発明は、上記の実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可
能である。例えば、第4基本形以外においては、スイッ
チ31及び/又は32はデータライン及びクロックライ
ンの双方に設けられた場合について説明しているが、本
発明はこれに限定されるものではなく、データライン及
びクロックラインのうち一方からのバスノイズが大きく
且つ他方からのバスノイズが小さい場合、バスノイズが
大きいラインに対してのみスイッチ31及び/又は32
を設ける構成にしてもよく、この場合、必要なスイッチ
の数を確実に減少させることができる。 【0108】また、本発明は、バスノイズの低減に活用
するだけでなく、バスをオン/オフすることで、ICの
動作をオン/オフさせる機能(イネーブル機能)等にも
応用することができる。 【0109】以上、発明の実施の形態について述べた。
なお、発明の実施の形態では、バスラインシステムとし
て、データラインとクロックラインからなるバスを介し
てマスタ装置から複数のスレイブ装置へデータの転送を
行うバスラインシステムにおいて、複数の上記スレイブ
装置のうち、上記バスからのバスノイズの影響の大きい
ものに対してのみ、その入力段にスイッチ手段を設け、
転送されるデータによって制御されると共に、上記デー
タを上記スイッチ手段を備えたスレイブ装置に転送する
場合においてのみ、上記スイッチ手段をオンするスイッ
チ制御手段を備えているバスラインシステム(第1のバ
スラインシステムとする) について述べた。なお、この
スイッチ制御手段もスレイブ装置のひとつである。 【0110】上記の構成によれば、マスタ装置とスレイ
ブ装置との間でバスを介してデータの転送が行われる。
この際、スイッチ手段が設けられていないスレイブ装置
は、常に、バス上のデータ及びクロックを受信可能状態
にある。これに対して、スイッチ手段が設けられている
スレイブ装置は、該スイッチ手段がオンしている間だけ
バス上のデータ及びクロックを受信可能状態になる。 【0111】上記スイッチ手段は、複数の上記スレイブ
装置のうち、上記バスからのバスノイズの影響の大きい
ものに対してのみ、その入力段に設けられる。つまり、
バスノイズの影響の大きいスレイブ装置は、このスイッ
チ手段を介して上記バスに接続されることになる。ま
た、上記スイッチ手段は、マスタ装置から該スイッチ手
段が設けられたスレイブ装置へデータが転送される場合
においてのみオンさせられ、それ以外はオフさせられ
る。これにより、必要な場合だけ、バス上のデータが該
スレイブ装置によって受信されることになるので、上記
スイッチ手段を備えたスレイブ装置に対するバスノイズ
の影響は確実に低減され、該スレイブ装置本来の性能を
保持することが可能となる。 【0112】また、第2のバスラインシステムとして、
第1のバスラインシステムにおいて、関連する複数のス
レイブ装置ごとに一つのスイッチ手段が設けられるもの
について述べた。 【0113】上記の構成によれば、第1のバスラインシ
ステムの作用に加えて、関連する複数のスレイブ装置に
設けられた一つのスイッチ手段がスイッチ制御手段によ
ってオンされると、これら複数のスレイブ装置はバス上
のデータ及びクロックを受信可能状態になる。これら複
数のスレイブ装置は、バス上のデータのうち自分宛のも
のを受信し、関連の処理を行う。 【0114】以上のように、関連する複数のスレイブ装
置ごとに一つのスイッチ手段が設けられているので、第
1のバスラインシステムと比べると、必要なスイッチ手
段の数が減少する。この場合でも、一つのスレイブ装置
に一つのスイッチ手段が設けられる場合に近いバスノイ
ズの影響の低減を図ることができる。しかも、一つのス
イッチ手段に接続されるスレイブ装置の数をN個とする
と、必要な転送データセット数は約2N個も減少する。 【0115】また、第3のバスラインシステムとして、
第1又は第2のバスラインシステムにおいて、上記スイ
ッチ制御手段は、スイッチ制御機能とスレイブ装置とし
ての所定機能とを併せ持つスレイブ装置であるものにつ
いて述べた。 【0116】上記の構成によれば、第1又は第2のバス
ラインシステムの作用に加えて、スイッチ制御手段は、
スイッチ制御機能とスレイブ装置としての所定機能とを
併せ 持つスレイブ装置であり、スレイブ装置としての機
能を果たすと共に上記スイッチ制御手段の機能も果たす
ので、スイッチ手段の制御用に専用の装置を別途設ける
必要がない。また、両スレイブ装置同士の関連が深い場
合、転送データ数を減少することができる。 【0117】また、第4のバスラインシステムとして、
第1、第2、又は第3のバスラインシステムにおいて、
上記スイッチ制御手段は、上記データラインまたはクロ
ックラインの何れか一方を断接するものについて述べ
た。 【0118】上記の構成によれば、第1、第2、又は第
3のバスラインシステムの作用に加えて、データライン
又はクロックラインの一方がスイッチ手段を介してスレ
イブ装置に接続される。これにより、データライン及び
クロックラインのうち一方からのバスノイズが大きく且
つ他方からのバスノイズが小さい場合に、必要なスイッ
チ手段の数が減少する。 【0119】 【発明の効果】請求項1に係る発明のバスラインシステ
ムは、以上のように、第1及び第2フェーズロックドル
ープ回路は、スイッチ制御機能を備えており、少なくと
も一方がスイッチ手段を介して上記バスに接続され、該
スイッチ手段は他方のフェーズロックドループ回路のス
イッチ制御機能によりスイッチ制御されることを特徴と
している。 【0120】それゆえ、第1及び第2フェーズロックド
ループ回路はスイッチ制御機能を備えたスレイブ装置で
あるので、従来の構成に上記スイッチ手段を設けるとい
う簡単な構成でよく、しかもスイッチ手段の制御用に専
用の装置を別途設ける必要がない。 【0121】上記構成において、第1フェーズロックド
ループ回路側にスイッチ手段を設けることは、通常、選
局操作を第1局部発振器の発振周波数を可変させるこ
と、及び第2局部発振器よりフェイズノイズ(Phase No
ise )が悪く、バスノイズも受けやすいことに鑑みて、
有利である。 【0122】また、第2フェーズロックドループ回路を
AFC回路とし、第2中間周波数信号の補正に用いる場
合は、第2フェーズロックドループ回路が、常時、デー
タ受信可能状態であることが望ましいので、第2フェー
ズロックドループ回路側にスイッチ手段を設けることは
難しい。 【0123】以上の理由により、第1フェーズロックド
ループ回路のみがスイッチ手段を介してバスに接続され
る場合、スイッチ手段を選局操作時のみオンするように
制御することによって、第1フェーズロックドループ回
路は選局操作時以外はバスから切り離されることになる
ので、選局操作時以外にバスノイズの影響を受けること
を確実に回避できる。 【0124】上記のように、第1フェーズロックドルー
プ回路側にのみスイッチ手段を設ける場合、選局操作を
するたび毎にスイッチ手段を断接することが必要とな
る。そこで、第2局部発振器の発振周波数を完全に固定
して使用する場合であって、第2局部発振器と第1局部
発振器に対するバスノイズの影響が同程度である場合
は、第2フェーズロックドループ回路側にのみスイッチ
手段を設ける方が、有効である。なぜなら、スイッチ手
段のオン状態は、第2フェーズロックドループ回路がロ
ックしていない状態から選局操作を行う場合にだけ必要
であり、その後、選局操作を行う場合も必要がないため
である。 【0125】以上の理由により、第2フェーズロックド
ループ回路のみがスイッチ手段を介してバスに接続され
る場合、スイッチ手段をフェーズロックしていない状態
から選局操作する時のみオンするように制御することに
よって、第2フェーズロックドループ回路はフェーズロ
ックしていない状態から選局操作時以外はバスから切り
離されることになるので、その分、バスノイズの影響を
受けることを確実に回避できる。 【0126】また、第1及び第2フェーズロックドルー
プ回路側の双方にそれぞれスイッチ手段を設けると、受
信周波数に応じて、バスノイズの影響をより大きく受け
る方をバスから切り離すことも可能である。これによ
り、片方のフェーズロックドループ回路側にのみスイッ
チ手段を設ける場合に比べ、さらにノイズの影響を効果
的且つ適切に低減することができる。つまり、第1及び
第2フェーズロックドループ回路の双方がそれぞれスイ
ッチ手段を介してバスに接続されている場合、受信周波
数に応じて変化するバスノイズの影響に基づいて、双方
のスイッチ手段の断接を制御することによって、バスノ
イズの影響を最小にするバスラインシステムを実現でき
るという効果を併せて奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施形態の第1基本形に係るI2 Cバ
スラインシステムの構成例を示すブロック図である。 【図2】図1のI2 Cバスラインシステムの動作例を示
すフローチャートである。 【図3】上記の第1基本形のI2 Cバスラインシステム
において転送されるデータ例を示す説明図である。 【図4】図1に示すI2 Cバスラインシステムの他の動
作例を示すフローチャートである。 【図5】本発明の実施形態の第2基本形に係るI2 Cバ
スラインシステムの構成例を示すブロック図である。 【図6】図5のI2 Cバスラインシステムの動作例を示
すフローチャートである。 【図7】本発明の実施形態の第3基本形に係るI2 Cバ
スラインシステムの構成例を示すブロック図である。 【図8】図7のI2 Cバスラインシステムの動作例を示
すフローチャートである。 【図9】図7に示すI2 Cバスラインシステムの他の動
作例を示すフローチャートである。 【図10】本発明の実施形態の第4基本形に係るI2
バスラインシステムの構成例を示すブロック図である。 【図11】本発明の第1実施形態に係るI2 Cバスライ
ンシステムの構成例を示すブロック図である。 【図12】図11のI2 Cバスラインシステムの動作例
を示すフローチャートである。 【図13】本発明の第2実施形態に係るI2 Cバスライ
ンシステムの構成例を示すブロック図である。 【図14】図13のI2 Cバスラインシステムの動作例
を示すフローチャートである。 【図15】本発明の第3実施形態に係るI2 Cバスライ
ンシステムの構成例を示すブロック図である。 【図16】図15のI2 Cバスラインシステムの動作例
を示すフローチャートである。 【図17】I2 Cバスラインシステムにおいて転送され
るデータセットについての概要を示す説明図である。 【図18】データセットに対する各ICの動作を示すフ
ローチャートである。 【図19】従来のI2 Cバスラインシステムの構成例を
示すブロック図である。 【図20】図19のI2 Cバスラインシステムで伝送さ
れるデータ例を示す説明図である。 【図21】2つの局部発振器を共にPLLICで制御す
るダブルコンバージョンチューナを含む従来のI2 Cバ
スラインシステムの構成例を示すブロック図である。 【図22】図21のI2 Cバスラインシステムで転送さ
れるデータ例を示す説明図である。 【符号の説明】 4 PLL回路 8 PLL回路 21 マスタIC(マスタ装置) 22 スレイブIC(スレイブ装置) 22’ スイッチ制御機能付スレイブIC 23 スレイブIC(スレイブ装置) 27 スイッチ制御用IC(スイッチ制御手段) 31 スイッチ(スイッチ手段) 32 スイッチ(スイッチ手段)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】マスタ装置から、データラインとクロック
    ラインからなるバスを介して、ダブルコンバージョンチ
    ューナ内において第1及び第2中間周波数信号を生成す
    るための第1及び第2局部発振器をそれぞれ制御する第
    1及び第2フェーズロックドループ回路内のPLLIC
    を含む複数のスレイブ装置へデータの転送を行うバスラ
    インシステムであって、 上記の第1及び第2フェーズロックドループ回路は、ス
    イッチ制御機能を備えており、少なくとも一方がスイッ
    チ手段を介して上記バスに接続され、該スイッチ手段は
    他方のフェーズロックドループ回路のスイッチ制御機能
    によりスイッチ制御されることを特徴とするバスライン
    システム。
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