JP3375683B2 - 生葉管理装置のサンプリング装置 - Google Patents

生葉管理装置のサンプリング装置

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JP3375683B2
JP3375683B2 JP20836993A JP20836993A JP3375683B2 JP 3375683 B2 JP3375683 B2 JP 3375683B2 JP 20836993 A JP20836993 A JP 20836993A JP 20836993 A JP20836993 A JP 20836993A JP 3375683 B2 JP3375683 B2 JP 3375683B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生葉管理装置内の生葉
を、品質チェックのためにサンプリングする、生葉管理
装置のサンプリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、茶園から摘採された生葉は、20
〜30キログラム毎に摘採袋に収容されたり、あるいは
摘採したままの状態で、トラック等で製茶工場に搬入さ
れ、総重量を計量し、品質チェック後に各工程に送られ
る。この品質チェックは、生葉を格付けして価格に反映
させたり、生葉の品質を改善するためのもので、搬入の
際に、受け入れ側の査定員によって、次のようにして行
われている。すなわち、査定員が、荷口(ロット)の中
の開封された摘採袋、あるいは床面板に広げられている
生葉を、ランダムに所定量サンプリングする。そして、
このサンプリングした生葉の、葉の色、茎の混入度合等
を、予め定めた判定基準に基づいて判定し、荷口の生葉
の格付けを行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなサンプリング方法にあっては、サンプリングに人為
的な要素が関与し易く、生葉の正確な品質チェックが困
難であるという問題点があった。すなわち、査定員がラ
ンダムにサンプリングするとしても、搬入場所の混み具
合いや広さ等から、必ずしもランダムにサンプリングす
ることが難しく、取り出し易いものをサンプリングして
しまう場合もある。また、格付けが価格に反映され、搬
入者の利益に直接影響するために、サンプリングが搬入
者の目前で行われること等から、遍在する品質(良い品
質)の生葉をサンプリングしがちになる。このため、搬
入された生葉の平均的な品質を必ずしも反映しておら
ず、サンプリングが実際の生葉の品質と一致せず、正確
な品質チェックも困難になる。特に、摘採が重なる最盛
時には、多数の荷口の生葉を大量に処理しなければなら
ないため、サンプリング作業による搬入作業現場での生
葉の停滞や、サンプリング忘れ等が発生し易く、その改
善が望まれているのが実状である。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、その目的は、生葉のサンプリングに人為的な
要素の関与をなくし、的確なサンプリングを行うことに
より、生葉の正確な品質チェックを可能にする、生葉管
理装置のサンプリング装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、請求項1記載の生葉管理装置のサンプリング装置
は、上端が床面と略同一高さとなる如く床面下に埋設し
た一時貯留コンテナに投入シュートにて投入される生葉
を、該一時貯留コンテナを介して製茶工程へ搬送する生
葉管理装置のサンプリング装置において、前記一時貯留
コンテナに投入される生葉を該一時貯留コンテナ内にて
採取する採取手段と、該採取手段で採取された生葉を貯
留する貯留手段とを備え、前記採取手段は、前記投入シ
ュートから投入される生葉を、必要時に採取し不要時に
採取しないように択一的に回転し得るダンパと、該ダン
パで採取された生葉を前記貯留手段まで搬送する搬送コ
ンベアとを具備し、前記一時貯留コンテナに連続的に投
入される生葉の一部を、該一時貯留コンテナ内における
生葉の搬送動作を停止させることなく所定量採取するこ
とを特徴とする。
【0006】また、請求項2記載のサンプリング装置
は、上端が床面と略同一高さとなる如く床面下に埋設し
た一時貯留コンテナに投入シュートにて投入される生葉
を、該一時貯留コンテナを介して製茶工程へ搬送する生
葉管理装置のサンプリング装置において、前記一時貯留
コンテナに生葉が投入されたことを検出する検出手段
と、前記一時貯留コンテナに投入される生葉を採取する
採取手段と、該採取手段で採取された生葉を貯留する貯
留手段とを備え、前記採取手段は、前記投入シュートか
ら投入される生葉を、必要時に採取し不要時に採取しな
いように択一的に回転し得るダンパと、該ダンパで採取
された生葉を搬送する搬送コンベアとを具備し、前記
出手段で前記一時貯留コンテナへの生葉の投入が検出さ
れた際に、該一時貯留コンテナに連続的に投入される生
葉の一部を、該コンテナ内における生葉の搬送動作を停
止させることなく所定量採取すると共に、この生葉を前
記貯留手段に搬送するようにしたことを特徴とする。
【0007】さらに、請求項3記載のサンプリング装置
は、採取手段が、投入シュートの下方に設けられている
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】まず、請求項1記載の生葉管理装置のサンプリ
ング装置によれば、茶園から摘採されて搬入されてくる
生葉は、例えば投入作業者によって投入シュートから一
時貯留コンテナ内に投入される。この生葉は、コンテナ
によって一時貯留されつつ必要に応じて適宜搬送され、
蒸機以降の次工程(製茶工程という)に送られる。生葉
は、この搬送途中において採取手段のダンパにより所定
量採取され、搬送コンベアにて貯留手段に貯留されて、
査定員によって品質チェックが行われ、例えば格付けさ
れる。これにより、生葉のサンプリングに人為的な要素
の関与がなくなり、的確なサンプリングが行える。
【0009】また、請求項2記載のサンプリング装置に
よれば、一時貯留コンテナへの生葉の投入が検出手段で
検出されると、採取手段のダンパにより搬送途中の生葉
が、自動的に所定量採取され、生葉のサンプリングに人
為的な要素が、より一層関与しなくなる。さらに、請求
項3記載のサンプリング装置によれば、投入シュートか
ら投入された生葉は、投入シュートの下方に設けられた
採取手段によって採取され、投入直後の生葉の採取が可
能になる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1〜図3は、本発明に係わるサンプリ
ング装置を装備した生葉管理装置の一部、すなわち受入
れ側の生葉管理装置を示し、図1はその一部を破断した
側面図、図2はその平面図、図3は図2のA−A線矢視
図を示している。図1及び図2において、生葉管理装置
1は、生葉Tを一時貯留及び搬送する一時貯留コンテナ
2(以下、単にコンテナ2という)と、採取手段として
のサンプリング装置3とを有している。
【0011】コンテナ2は、側壁4a、4b及び両端壁
4c、4d等からなる機枠4と、この機枠4内の下部に
配設された搬送コンベア5とを有している。機枠4の一
端側(両端壁4c側)には、投入シュート6が設けら
れ、その他端側(両端壁4d側)には、かき落し装置7
が設けられている。また、機枠4の側壁4bの外側に
は、図2に示すように、複数台の送風加湿装置8が配設
されている。
【0012】搬送コンベア5は、通気用の細かい孔(図
示せず)が穿設された多数の通気板9で構成されてい
る。この搬送コンベア5は、モータ10に連結され、こ
のモータ10の回転により、図1の矢印イ方向に回転す
る。なお、コンテナ2は、両端壁4d側を除き、その上
端が床面11と略同一になる如く床面下に埋設されてお
り、その幅は、1500〜4000mm程度に設定さ
れ、必要に応じて増設することにより、その長さが調整
され得る構成になっている。
【0013】サンプリング装置3は、投入シュート6の
下部に配設された3個のダンパ14a〜14cと、この
ダンパ14a〜14cの下方に配設された水平コンベア
15と、この水平コンベア15の一端側に連結された垂
直コンベア16等を有している。
【0014】ダンパ14a〜14cは、図3に示すよう
に、舟底形をし、その裏面側には回転軸20が固定され
ている。回転軸20は、モータ21に連結され、このモ
ータ21の回転により、3個のダンパ14a〜14cが
同時に所定角度回転する。投入シュート6の下部の垂直
壁6aには、各ダンパ14a〜14cに対応して、該ダ
ンパ14a〜14cと略同一形状の孔22a〜22cが
それぞれ穿設されている。なお、ダンパ14a〜14c
は、拡散された生葉Tを採取するために、垂直壁6aの
できるだけ下方に配設するのが好ましい。
【0015】水平コンベア15は、一対のローラ24
a、24b間に巻回された搬送ベルト25を有し、機枠
4の幅方向(長手方向に直交する方向)に配設されて、
その一端側が機枠4の側壁4a外に位置している。この
水平コンベア15のローラ24bが、モータ26にベル
ト27を介して連結され、モータ26の回転により、図
3の矢印ロ方向に回転する。
【0016】また、垂直コンベア16は、一対のローラ
28a、28b(28bは図1参照)間に巻回された搬
送ベルト29と、この搬送ベルト29に所定間隔で固定
された複数個のバケット30と、ホッパ31等を有して
いる。ホッパ31は、水平コンベア15の一端側下部に
位置し、水平コンベア15で搬送されてくる生葉Tを収
容する。垂直コンベア16の上部には、ローラ28aを
回転させるモータ32が配設され、このモータ32の回
転により、搬送ベルト29が図1の矢印ハ方向に回転す
る。また、垂直コンベア16の上部には、バケット30
で搬送されてくる生葉Tを、外部に排出する排出シュー
ト33が設けられている。この排出シュート33の下部
の床面11に、貯留手段としての貯留箱17が配置され
ている。この貯留箱17は、例えば、生葉Tが1〜2キ
ログラム収容され得る大きさに設定されている。
【0017】なお、前記投入シュート6部には検出手段
としてのセンサ13が配設され、このセンサ13は、機
枠4の側壁4bに配設されて、投入シュート6から投入
される生葉Tの有無を検知し、その信号を制御装置18
に出力する。また、モータ10、21、26、32等
は、図1に示すように、制御装置18に接続され、この
制御装置18の制御信号によってそれぞれ回転する。
らに、貯留箱17が設置される近辺の所定位置には、後
述する如く、垂直コンベア16で搬送されてくる生葉T
を、コンテナ2内に戻すための傾斜台35(図4参照)
が配置されている。また、かき落し装置7の下方には、
振動コンベア36が配設され、この振動コンベア36の
一端には、垂直コンベア37が連結されている。
【0018】次に、このサンプリング装置3の動作の一
例について説明する。まず、投入作業者が、搬入された
生葉Tのデータ、例えば搬入者、摘採袋数もしくは総重
量、生葉Tの採取時間(サンプリング時間)等を、制御
装置18に接続された入力装置(図示せず)によって入
力する。データが入力されると、制御装置18は、例え
ば摘採袋数もしくは総重量から、サンプリング時期(タ
イミング)及びサンプリング回数等を決定する。このサ
ンプリング時期とサンプリング回数は、入力装置で入力
設定することもできる。そして、投入作業者は、図1に
示すように、摘採袋Fを開封して、その開口部を投入シ
ュート6内に向け、生葉Tをコンテナ2内に投入する
か、あるいは投入シュート6に連結された図示しない投
入機を使用して投入する。
【0019】生葉Tが投入シュート6から投入される
と、センサ13がこれを検知して制御装置18に信号を
出力する。制御装置18は、この信号に基づき、上記の
サンプリング時期が到来した時点で、モータ21に駆動
信号を出力して、ダンパ14a〜14cを、開放した状
態、すなわち、図4の実線の位置で停止させる。また、
これと同時に、モータ26、32に駆動信号を出力し
て、水平コンベア15及び垂直コンベア16を回転させ
る。これにより、投入シュート6から投入される生葉T
は、図4に示すように、ダンパ14a〜14cの上端側
で採取されて、ダンパ14a〜14cの傾斜面に沿って
移動し、水平コンベア15の搬送ベルト25上に落下す
る。
【0020】水平コンベア15に落下した生葉Tは、水
平コンベア15によって搬送されて、垂直コンベア16
のホッパ31内に落下し、バケット30で浚われて上昇
し、垂直コンベア16の上部で、排出シュート33に排
出される。排出シュート33に排出された生葉Tは、図
5に示すように、床面11上に配置されている貯留箱1
7内に落下し貯留される。
【0021】そして、入力設定された採取時間が経過す
ると、制御装置18の制御信号により、モータ21が回
転して、ダンパ14a〜14cを、閉じた状態、すなわ
ち、図4の矢印ニ方向に回転させて二点鎖線の位置で停
止させる。これにより、投入シュート6の垂直壁6aに
設けた孔22a〜22cが、ダンパ14a〜14cによ
って略閉塞された状態になり、生葉Tの水平コンベア1
5方向への落下が防止され、生葉Tはすべて搬送コンベ
ア5上に落下することになる。
【0022】貯留箱17に生葉Tが落下し、図5の二点
鎖線で示すように、所定量貯留されたら、査定員は、排
出シュート33の下部から貯留箱17を取り除き、図6
に示すように、傾斜台35を設置する。これにより、ダ
ンパ14a〜14cが閉じた後も、水平コンベア15及
び垂直コンベア16上に残存して搬送されてくる生葉T
が、側壁4aの内側、すなわち、コンテナ2内に戻され
る。
【0023】査定員によって、貯留箱17内の生葉Tの
品質チェックが行われ、生葉Tの格付けが終了したら、
査定員は、傾斜台35を貯留箱17に交換し、生葉Tの
次のサンプリングを待つことになる。なお、品質チェッ
クによって得られた結果は、生葉Tの格付けの他に、例
えば生葉Tの品質改善のためのデータとして利用され
る。
【0024】一方、サンプリングにより回転している水
平コンベア15及び垂直コンベア16は、制御装置18
の制御信号により、ダンパ14a〜14cが閉じてから
所定時間経過するまで、すなわち、水平コンベア15上
に採取された生葉Tが完全に貯留箱17かコンテナ2内
に落下するまで回転し、その後停止する。そして、ダン
パ14a〜14cの次の開放と同時に、再び回転するこ
とになる。
【0025】投入シュート6への一つの荷口(ロット)
の投入が終了したら、次の荷口の投入作業を上記と同様
に行い、生葉Tがサンプリング装置3によってサンプリ
ングされ、査定員によって品質チェックが行われる。投
入作業者によって摘採袋Fからコンテナ2内に順次投入
され、所定高さに堆積された生葉Tは、制御装置18に
よって適宜回転される搬送コンベア5によって、かき落
し装置7方向に搬送される。この間に、コンテナ2内の
生葉Tは、制御装置18の制御信号で断続的に動作す
る、送風加湿装置8によって加湿送風されつつ一時貯留
される。また、かき落し装置7の位置まで搬送された生
葉Tは、必要に応じて回転するかき落し装置7によって
振動コンベア36内に落下し、垂直コンベア37もしく
は他の適宜の輸送機を介して、例えば生葉管理装置を構
成する次のコンテナ(図示せず)に供給される。
【0026】なお、上記の傾斜台35の代わりに、例え
ば制御装置18の制御信号で貯留箱17上に進退する傾
斜板(図示せず)を配設し、貯留箱17に所定量の生葉
Tが貯留されたら、傾斜板を貯留箱17上に進出させ、
生葉Tの貯留箱17内への落下を自動的に停止させると
共に、傾斜板を介して生葉Tをコンテナ2内に戻すよう
にしてもよい。また、貯留箱17への生葉Tが所定量貯
留されたことを、例えば貯留箱17の下部に設置した重
量センサ等によって検出し、この信号により、ダンパ1
4a〜14cの切り替えタイミングや水平コンベア1
5、垂直コンベア16の動作等を制御したり、貯留箱1
7内の生葉Tの貯留状態を表示させることもできる。
【0027】このように、上記実施例によれば、投入作
業者が摘採袋Fを開封し、生葉Tを投入シュート6に投
入するだけで、ダンパ14a〜14c、水平コンベア1
5及び垂直コンベア16、貯留箱17等によって生葉T
が自動的にサンプリングされるため、査定員によるサン
プリング作業が不要になる。これにより、サンプリング
に人為的な要素の関与をなくすことができて、的確なサ
ンプリングが行え、生葉Tの正確な品質チェック、すな
わち、格付け等が可能になる。
【0028】特に、ダンパ14a〜14cは、コンテナ
2の幅方向に3個設けているため、生葉Tの投入シュー
ト6への投入位置が、その幅方向に変化した場合でも、
確実に採取することができる。また、ダンパ14a〜1
4cは、採取側である上端側を先細りに形成しているた
め、例えば塊となって投入される生葉Tを拡散させつつ
採取することができる。さらに、ダンパ14a〜14c
が投入シュート6の直下で、垂直壁6aのできるだけ下
方に配設されているため、投入シュート6に沿って落下
しながら拡散した生葉Tを採取することができると共
に、従来の採取時期(投入前)にできるだけ近い箇所で
の採取が可能になる。さらにまた、査定員も、搬入者や
投入作業者等に気兼ねすることなく、品質チェックを行
うことができ、チェック忘れ等を防止することができ
る。これらのことにより、生葉Tのより正確な品質チェ
ックが可能になる。
【0029】また、生葉管理装置1への投入前のサンプ
リング作業がなくなるため、例えば摘採が重なる最盛時
であっても、投入作業者は、連続的に搬入されてくる生
葉Tを、投入シュート6に連続して投入することができ
ると共に、査定員による作業の妨げもなくなって、投入
作業をスムーズに行うことができ、生葉Tの停滞がなく
なる等、ライン効率を向上させることができる。また、
生葉Tが貯留箱17に所定量貯留されたら、傾斜台35
で生葉Tをコンテナ2内に戻すため、生葉Tのムダの発
生やライン内への散乱等が防止される。
【0030】なお、上記実施例においては、投入シュー
ト6部にセンサ13を配設し、このセンサ13からの信
号に基づいて、サンプリング装置3を作動させるように
構成したが、例えばセンサ13の代わりに、制御装置1
8に操作スイッチ(図示せず)を設け、この操作スイッ
チを作業者(投入作業者もしくは査定員等)が操作する
ことによって、サンプリング装置3を所定のタイミング
で作動させるようにしてもよい。このように構成して
も、サンプリング作業における人為的な要素の関与を、
従来に比べて少なくすることができ、上記実施例と同様
の作用効果が得られる。
【0031】図7は、本発明に係わるサンプリング装置
の他の実施例を示している。この実施例の特徴は、上記
の垂直コンベア16の代わりに傾斜コンベア44を使用
した点にある。すなわち、サンプリング装置43の傾斜
コンベア44は、コンテナ2の側壁4aに沿って配設さ
れ、一対のローラ45a、45b間に巻回された搬送ベ
ルト46を有している。そして、その一端側が、水平コ
ンベア15の一端側下方に位置し、その他端側が床面1
1上に位置している。
【0032】傾斜コンベア44の一方のローラ45a
は、モータ47に連結され、このモータ47の回転によ
り、図7の矢印ホ方向に回転する。また、傾斜コンベア
44の他端側の下方には貯留箱17が配置されている。
このサンプリング装置43においても、ダンパ14a〜
14cで採取された生葉Tが、水平コンベア15及び傾
斜コンベア44で搬送されて、貯留箱17に貯留され、
上記実施例と同様の作用効果が得られる。
【0033】なお、上記各実施例においては、サンプリ
ング装置のダンパを投入シュートの直下に配設したが、
本発明はこれに何等限定されず、例えば、一時貯留コン
テナの側壁に設ける等、生葉Tの搬送経路の適宜位置に
設けることもできる。また、上記実施例においては、サ
ンプリング装置を、受入れ側の生葉管理装置に装備した
場合について説明したが、例えば蒸機に連結された排出
側の生葉管理装置等にも装備できる。さらに、上記実施
例におけるダンパの形状、取付け個数、水平コンベア、
垂直及び傾斜コンベアの構成、配置等は一例であって、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能
であることは言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の生葉管理
装置のサンプリング装置によれば、生葉のサンプリング
に人為的な要素の関与がなくなり、的確なサンプリング
を行うことができて、生葉の正確な品質チェックが可能
になる。これにより、生葉の正確な格付けや、品質改善
を図ることができる等の効果を奏する。加えて、採取す
る必要がある時に、ダンパによって採取された生葉が搬
送コンベアで搬送されて貯留手段に貯留され、生葉の採
取が不要な時は、ダンパによって一時貯留コンテナに投
入されるので、必要時のみ生葉を採取することが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるサンプリング装置を装備した生
葉管理装置の一部を破談した側面図
【図2】同平面図
【図3】同図2のA−A線矢視図
【図4】同ダンパの動作を示す断面図
【図5】同貯留箱の動作を示す断面図
【図6】同傾斜台の動作を示す断面図
【図7】本発明に係わるサンプリング装置の他の実施例
を示す側面図
【符号の説明】
1・・・・・・・・生葉管理装置 2・・・・・・・・一時貯留コンテナ 3、43・・・・・サンプリング装置 5・・・・・・・・搬送コンベア 6・・・・・・・・投入シュート 13・・・・・・・センサ 14a〜14c・・ダンパ 15・・・・・・・水平コンベア 16・・・・・・・垂直コンベア 17・・・・・・・貯留箱 18・・・・・・・制御装置 35・・・・・・・傾斜台 44・・・・・・・傾斜コンベア F・・・・・・・・摘採袋 T・・・・・・・・生葉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−39041(JP,A) 特開 平3−65138(JP,A) 特開 平3−228668(JP,A) 特開 昭57−177615(JP,A) 特開 昭60−49746(JP,A) 特開 平2−38942(JP,A) 特開 昭64−39943(JP,A) 実開 平2−93938(JP,U) 実開 平2−111241(JP,U) 実開 平1−167881(JP,U) 実開 昭53−46397(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01F 25/00 A23F 3/06 A23F 3/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上端が床面と略同一高さとなる如く床面下
    に埋設した一時貯留コンテナに投入シュートにて投入さ
    れる生葉を、該一時貯留コンテナを介して製茶工程へ搬
    送する生葉管理装置のサンプリング装置において、 前記一時貯留コンテナに投入される生葉を該一時貯留コ
    ンテナ内にて採取する採取手段と、該採取手段で採取さ
    れた生葉を貯留する貯留手段とを備え、前記採取手段
    は、前記投入シュートから投入される生葉を、必要時に
    採取し不要時に採取しないように択一的に回転し得るダ
    ンパと、該ダンパで採取された生葉を前記貯留手段まで
    搬送する搬送コンベアとを具備し、前記一時貯留コンテ
    ナに連続的に投入される生葉の一部を、該一時貯留コン
    テナ内における生葉の搬送動作を停止させることなく所
    定量採取することを特徴とする生葉管理装置のサンプリ
    ング装置。
  2. 【請求項2】上端が床面と略同一高さとなる如く床面下
    に埋設した一時貯留コンテナに投入シュートにて投入さ
    れる生葉を、該一時貯留コンテナを介して製茶工程へ搬
    送する生葉管理装置のサンプリング装置において、 前記一時貯留コンテナに生葉が投入されたことを検出す
    る検出手段と、前記一時貯留コンテナに投入される生葉
    を採取する採取手段と、該採取手段で採取された生葉を
    貯留する貯留手段とを備え、前記採取手段は、前記投入
    シュートから投入される生葉を、必要時に採取し不要時
    に採取しないように択一的に回転し得るダンパと、該ダ
    ンパで採取された生葉を搬送する搬送コンベアとを具備
    し、前記検出手段で前記一時貯留コンテナへの生葉の投
    入が検出された際に、該一時貯留コンテナに連続的に投
    入される生葉の一部を、該コンテナ内における生葉の搬
    送動作を停止させることなく所定量採取すると共に、こ
    の生葉を前記貯留手段に搬送するようにしたことを特徴
    とする生葉管理装置のサンプリング装置。
  3. 【請求項3】前記採取手段が、前記投入シュートの下方
    に設けられていることを特徴とする、請求項1もしくは
    請求項2記載の生葉管理装置のサンプリング装置。
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