JP3375506B2 - 養殖帆立貝の掛止具、及び該掛止具、帆立貝のロープへの掛止方法 - Google Patents

養殖帆立貝の掛止具、及び該掛止具、帆立貝のロープへの掛止方法

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JP3375506B2
JP3375506B2 JP00245997A JP245997A JP3375506B2 JP 3375506 B2 JP3375506 B2 JP 3375506B2 JP 00245997 A JP00245997 A JP 00245997A JP 245997 A JP245997 A JP 245997A JP 3375506 B2 JP3375506 B2 JP 3375506B2
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rope
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芳定 松浦
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株式会社東北総合研究社
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

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  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、養殖帆立貝をロー
プに掛止する掛止具、及び該掛止具を用いてロープに帆
立貝を掛止する掛止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】帆立貝の養殖は、図50のように水中に
垂らすロープ100に、ロープの軸方向と直角に樹脂製
の掛止具101を貫通させて掛止し、掛止具101の先
部には先端が先鋭な挿入部102と前部抜け止め部10
3とを備え、後部には後部抜け止め部104を備える。
【0003】ロープ100と前部抜け止め部103との
間、ロープ100と後部抜け止め部104との間の軸部
105に、帆立貝106,107の耳片部106a,1
07aに設けた孔を通し、帆立貝106,107を掛止
具101を介してロープに掛止する。
【0004】従来の掛止具の一例は図51で示した如く
である。図で示す如く、多数の掛止具101…を並設
し、各掛止具101…の先鋭な先端部102a、及び後
部抜け止め部104の後端面104aを、上下に平行に
設けた剛性のある長い枠部材108,109で連結し、
多数の掛止具を並設した梯子状部材110を形成する。
【0005】以上の梯子状部材110から掛止具101
…を得るには、先鋭な先端部102a、及び後部抜け止
め部104の後端面104aを、上下の枠部材108,
109から切断して取り外し、掛止具単体を得、爾後帆
立貝、ロープに掛止具を通し、図12のように帆立貝を
ロープに掛止する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来の掛止具1
01は、梯子状部材110として成形されている。一
方、掛止具101は多数消費することを前提として上記
したように梯子状部材として成形されており、梯子状部
材をストックするには、多数の梯子状部材を上下に積層
してストックする必要があり、大きなスペースを必要と
する。又積層した場合には安定性を欠き、一方、積層し
た場合には、上下の掛止具が重力作用で相互に絡む虞が
あり、梯子状部材を個々に取り外そうとした場合に、重
ねられた掛止具相互が絡んで剥離したりし、掛止具を自
動装填することを前提とした場合、好ましくない。
【0007】一方、梯子状部材を前後方向に立ててスト
ックすることも考えられるが、これによると前記と同様
に大きなスペースを必要とし、又ストック状態で安定性
を欠く。又多数の梯子状部材を立ててストックするに
は、各梯子状部材の下部が前後方向に広がる傾向にあ
り、余分なスペースを必要とする。
【0008】以上の他、掛止具の自動装填を行なう場合
には、カートリッジ内に梯子状部材を積層、或いは立て
て並べる必要があり、カートリッジの容量には限度があ
り、又梯子状部材の円滑な送り、供給を考慮すると、大
量の梯子状部材をカートリッジ内に収納することは好ま
しくない。
【0009】従って、適正な量の梯子状部材をカートリ
ッジ内に収納し、掛止具の切り離し装置にセットして掛
止具を切り離し、且つ掛止具を帆立貝、ロープの孔に通
す作業を行なう必要があるが、掛止具を自動装填した場
合には、カートリッジ内の梯子状部材が短時間で不足す
るような事態が生じ、自動装填作業上不利である。
【0010】又上記した梯子状部材では、上下の枠部材
は、複数の掛止具を保持し、保形する上で、又カートリ
ッジへの装填、送り等の要請から、掛止具の軸部と同様
の剛性を有するように厚肉等に形成されており、このた
め、自動装填に際し、上下の枠部の除去機構、排出機構
を必要とし、自動装填装置が複雑化する、という課題も
ある。
【0011】本発明は、以上の課題を解決すべくなされ
たもので、その目的とする処は、掛止具を小さなスペー
スで大量に一体的に収納することを可能とし、収納、搬
送が容易化し、且つ自動装填上も掛止具の補充等を最少
に抑えることが可能であり、又掛止具単体の分割も容易
で、自動装填上も極めて有利である養殖帆立貝の掛止
具、及び該掛止具、帆立貝のロープへの掛止方法を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、樹脂で形成された棒状の軸部の先部に、尖
鋭な挿入部及び抜け止め部を備え、該軸部の後部には後
部抜け止め部を備える養殖帆立貝の掛止具において、掛
止具単体を、該掛止具単体の軸部が平行するように多数
並設し、各掛止具単体の軸部の先部間を、該掛止具単体
と一体に形成した薄肉の可撓性連結片で連結し、且つ各
掛止具単体の軸部の後部間を、該掛止具単体と一体に形
成した薄肉の可撓性連結片で連結し、多数の掛止具単体
を前記可撓性連結片により帯状に連結した。
【0013】請求項1においては、並設された樹脂製の
掛止具単体の先部、後部間を掛止具単体と一体に形成し
た薄肉の可撓性連結片で連結するので、大量の掛止具単
体を、各軸部が平行するようにして一体に、帯状に連結
させることができ、連結片が可撓性を有するので、連結
部を曲げて帯状掛止具をロール状にすることができるの
で、運搬、ストック上有利である。
【0014】請求項2では、前記先部の可撓性連結片
は、隣接する掛止具単体相互間に、軸方向後方に弯曲し
た弧状片で構成した。請求項2においては、掛止具を分
離すべく先部連結片を切断した際、切断された余片は掛
止具単体の軸方向の後方を向き、掛止具単体の帆立貝、
ロープの孔への挿入を円滑に行なうことができる。
【0015】請求項3では、請求項1記載の掛止具にお
いて、隣接して多数配設された掛止具単体で構成した帯
状掛止具を、各可撓性連結片部分で曲げ、ロール帯状に
巻回した。請求項3においては、帯状の掛止具をロール
状にするので、運搬、ストックに便利であり、自動装填
機による自動装填を行なう上でも有利である。
【0016】請求項4では、請求項1記載の掛止具にお
いて、掛止具の軸部の中間部には小径部を設けた。請求
項4においては、軸部中間部の小径部がロープに貫通し
てロープに臨み、ロープへの抜け止め機能が向上する。
【0017】請求項5では、請求項1において、前記軸
部の中間部には小径部を設けるとともに、軸部の後部に
小径部を設けた。請求項5においては、軸部中間部の小
径部がロープに貫通してロープに臨み、ロープへの抜け
止め機能が向上するとともに、後部の小径部でこの側の
帆立貝の掛止を確実化する。
【0018】請求項6では請求項4又は請求項5におい
て、軸部中間部の小径部の後部には、径方向外方に拡開
する抜け止め部を設けた。請求項6においては、軸部中
間部の小径部後部の径方向外方に拡開する抜け止め部
で、ロープの抜け止めが確実化する。
【0019】請求項7では、樹脂で形成された棒状の軸
部先部に、尖鋭な挿入部及び抜け止め部を備え、該軸部
の後部には後部抜け止め部を備える養殖帆立貝の掛止具
において、掛止具単体を、該掛止具単体の軸部が平行す
るように多数並設し、各掛止具単体の軸部の中間部間
を、軸方向に離れ、該掛止具単体と一体に形成した薄肉
複数本の可撓性連結片で連結し、多数の掛止具単体を
前記可撓性連結片により帯状に連結した。
【0020】請求項7においては、並設された樹脂製の
掛止具単体の軸部中間部を、軸方向に離間し、該掛止具
単体と一体に形成した薄肉の可撓性連結片で連結するの
で、大量の掛止具単体を、各軸部が平行するようにして
一体に、帯状に連結させることができ、連結片が可撓性
を有するので、連結部を曲げて帯状掛止具をロール状に
することができるので、運搬、ストック上有利である。
【0021】請求項8では、樹脂で形成された棒状の軸
部先部に、尖鋭な挿入部及び抜け止め部を備え、該軸部
の後部には後部抜け止め部を備える養殖帆立貝の掛止具
において、掛止具単体を、該掛止具単体の軸部が平行す
るように多数並設し、各掛止具単体の軸部の中間部間
を、軸方向に離れ、該掛止具単体と一体に形成した薄肉
複数本の可撓性連結片で連結し、可撓性連結片の基部
は、前記軸部から向い合うように傾斜して突設したロー
プの抜け止め部の先部に一体に設けられ、該ロープ抜け
止め部の先部の可撓性連結片で隣接する掛止具単体の軸
部に一体に連結し、前記多数の掛止具単体を前記可撓性
連結片により帯状に連結した。
【0022】請求項8においては、並設された樹脂製の
掛止具単体の軸部中間部を、軸方向に離間し、該掛止具
単体と一体に形成した薄肉の可撓性連結片で連結するの
で、大量の掛止具単体を、各軸部が平行するようにして
一体に、帯状に連結させることができ、連結片が可撓性
を有するので、連結部を曲げて帯状掛止具をロール状に
することができるので、運搬、ストック上有利である。
【0023】又請求項8においては、ロープの抜け止め
部が互いに向い合うように傾斜しているので、ロープの
抜け止め効果が極めて高く、又ロープの抜け止め部を備
えつつ、該抜け止め部と他の掛止具との間の切り離し
が、抜け止め部先部の連結片を切り易く形成できること
から容易である。
【0024】請求項9では、樹脂で形成された棒状の軸
部先部に、尖鋭な挿入部及び抜け止め部を備え、該軸部
の後部には後部抜け止め部を備える養殖帆立貝の掛止具
において、掛止具単体を、該掛止具単体の軸部が平行す
るように多数並設し、各掛止具単体の軸部の中間部間
を、軸方向に離れ、該掛止具単体と一体に形成した薄肉
複数本の可撓性連結片で連結し、複数本の可撓性連結
片間の軸部周には、ロープ抜け止め部を突設し、多数の
掛止具単体を前記可撓性連結片により帯状に連結した。
【0025】請求項9においては、並設された樹脂製の
掛止具単体の軸部中間部を、軸方向に離れ、該掛止具単
体と一体に形成した薄肉の可撓性連結片で連結するの
で、大量の掛止具単体を、各軸部が平行するようにして
一体に、帯状に連結させることができ、連結片が可撓性
を有するので、連結部を曲げて帯状掛止具をロール状に
することができるので、運搬、ストック上有利である。
又連結片は掛止具単体と一体に形成した薄肉なので、掛
止具単体の切り離しが容易であり、且つこの間に設けた
ロープ抜け止め部で、ロープへの掛止具の掛止が確実化
する。
【0026】請求項10では、請求項9において、前記
ロープ抜け止め部は軸部周に2本設けられ、各抜け止め
部は、互いに向い合うように傾斜して突設した。請求項
10においては、ロープ抜け止め部の効果が極めて高く
なる。
【0027】請求項11では、樹脂で形成された棒状の
軸部の先部に、尖鋭な挿入部及び抜け止め部を備え、該
軸部の後部には後部抜け止め部を備える養殖帆立貝の掛
止具において、掛止具単体を、該掛止具単体の軸部が平
行するように多数並設し、各掛止具単体の軸部の中間部
間を、軸方向に離れ、該掛止具単体と一体に形成した薄
肉の複数本の可撓性連結片で連結し、複数本の可撓性連
結片間の軸部周には、径方向外方の反対方向に複数本の
ロープ抜け止め部を突設し、多数の掛止具単体を前記可
撓性連結片により帯状に連結した。
【0028】請求項11においては、前記と同様に並設
された樹脂製の掛止具単体の軸部中間部を、軸方向に離
し、掛止具単体と一体に形成した薄肉の可撓性連結片
で連結するので、大量の掛止具単体を、各軸部が平行す
るようにして一体に、帯状に連結させることができ、連
結片が可撓性を有するので、連結部を曲げて帯状掛止具
をロール状にすることができるので、運搬、ストック上
有利である。
【0029】又、掛止具の軸周に、反対方向に複数本の
ロープ抜け止め部を突設したので、ロープへの掛止具の
掛止効果が高く、又抜け止め部と連結片とを別個とした
ので、隣接する掛止具相互間の切り離しが容易化する。
【0030】請求項12では、樹脂で形成した並設した
多数の掛止具単体の軸部の間を軸方向に離間し、該掛止
具単体と一体に形成した薄肉の複数本の可撓性連結片で
連結し帯状掛止具を構成し、該帯状掛止具をロール状
に巻回した帯状掛止具ロールの巻回先部の巻回を解き、
掛止具保持治具に先部の掛止具単体を直立、又は横向の
状態で保持する工程、掛止具保持治具の上に帆立貝を横
向き、又は直立の状態で保持し、帆立貝の耳片部を横向
き又は直立した状態で該耳片部間にロープを配置し、ロ
ープ、及び耳部に孔開け工具で孔開け加工する工程、孔
開け加工後、該孔と離して配置された掛止具単体を移動
させ、掛止具保持治具に設けたカッター部で前記可撓性
連結片を切断し、該可撓性連結片の切断後に他の掛止具
単体と分離された掛止具単体の移動を継続し、帆立貝耳
片部、及びロープの孔部に掛止具単体の先部、及び軸部
を通す工程とからなることを特徴とする養殖の掛止具、
帆立貝のロープへの掛止方法である。
【0031】請求項12においては、樹脂製の掛止具
体をこれと一体の薄肉の樹脂製の可撓性連結片を介して
ロール状に巻回して帆立貝、ロープに自動装填するの
で、掛止具の補給量が飛躍的に増大し、掛止具の補給の
ための装填作業を頻繁に行なう必要がなく、作業性を著
しく向上させることができる。又掛止具の分離、帆立
貝、ロープへの装着も容易化する。
【0032】請求項13では、請求項12の掛止具単体
を、軸部の先部間を連結する可撓性連結片と、軸部の後
部間を連結する可撓性連結片を備え、先部、及び後部の
可撓性連結片を前記カッター部で切断するようにした。
請求項13においては、掛止具単体を帯状に巻回してセ
ットする上で、又巻戻してカッター等の切り離し、装着
位置に臨ませた場合、連結片が掛止具単体の両端部に近
い位置なので、帯状状態の保持が確実である。
【0033】請求項14では請求項12の掛止具単体
を、可撓性連結片を軸部周の中間部に軸方向に離間して
複数本備え、該可撓性連結片を前記カッター部で切断す
るようにした。請求項14においては、掛止具単体を帯
状に巻回してセットする上で、又巻戻してカッター等の
切り離し、装着位置に臨ませた場合、連結片が掛止具単
体の軸部中間部なので、帯状状態にする上で、連結片部
が曲げ易く、巻回、巻戻しし易い。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は掛止具の一部の正面図、図2は図1
の一部の拡大図、図3は帯状掛止具から掛止具単体を分
離した状態の斜視図、図4は帯状掛止具をロール状に巻
回した状態の斜視図、図5はロール状掛止具をカートリ
ッジに巻回、装着した状態の斜視図、図6は掛止具の帆
立貝、ロープへの自動装填状態を示す説明的斜視図、図
7は自動装填状態の装填部分の説明的縦断面図で、帆立
貝、ロープへの孔開け直前の図、図8は帆立貝、ロープ
への孔開け状態を示す図、図9は孔開け後、掛止具単体
を上昇させて先部、後部の可撓性連結片を切断して分離
する状態を示す説明図、図10は掛止具単体を帆立貝、
ロープの孔部に挿入した状態を示す説明図、図11は掛
止具の帆立貝、ロープへの自動装填状態の他の例を示す
説明的斜視図、図12は帆立貝養殖の状態を示す説明図
である。
【0035】図1及び図2で本発明にかかる養殖帆立貝
の掛止具を説明する。帯状掛止具1は極めて多数の掛止
具単体2…を有し、各掛止具単体2…先部に先端部が尖
鋭な銛状の挿入部3を備え、挿入部3の後部は太くなっ
て先部抜け止め部である先部規制部4を構成する。
【0036】先部規制部4の軸方向後部は、軸方向に長
い円柱棒状の軸部5を一体に備え、軸部5の先部と先部
規制部4との間は、先部が小径で、後部が軸部5と連続
して大径となる先細り部6が形成され、軸部5は後部ま
で同径で、軸部5の後部には大径の後部抜け止め部であ
る後部規制部7が形成されている。
【0037】以上の掛止具単体2…は樹脂で形成されて
いる。このような掛止具単体2…を極めて多数、その軸
部5が先端、後端を揃えるようにして夫々平行するよう
に並べる。多数並設した各掛止具単体2…の先部、及び
後部間を可撓性連結片8、及び9で連結する。
【0038】先部連結片8は、各掛止具単体2…の先端
部に設けた挿入部3の後部に連なる先部規制部4の後部
から下方、且つ側方弧状に延びる髭片8aを備え、髭片
8aの先端部が凹弧部8bとなって隣接する掛止具2の
髭片8aに連続し、各掛止具2…の先部間を凹弧状の連
結片8で相互に連結する。
【0039】連結片8は、規制部4に近い部分が肉厚
で、離れるに従って順次薄肉となり、従って、掛止具単
体2…の先部相互間を連結する連結片8は、中間部の凹
弧部8bが薄肉で、切断し易い脆弱部を構成し、このよ
うに凹弧状の連結片8は、両端部髭部8a,8aと中間
部の凹弧状部8bとを備え、連結片8で掛止具2…の先
部相互を連結する。
【0040】以上の連結片8は、並設された掛止具単体
2…の各両側に備え、掛止具単体2…相互間を連結し、
連結片8は並設された掛止具単体2…の各部と全一体に
成形し、掛止具と同素材で形成され、薄肉に形成するこ
とで可撓性を保たせる。以上の連結片8は、図示例では
先部の規制部4の下部から左右にスカート状に髭部が下
方、且つ側方に弧状となるように設けたが、挿入部3の
基部両側から側方、且つ下方に弧状に設けても良い。
【0041】一方、掛止具単体2…の軸部5の後部規制
部7の側部間を薄肉の可撓性の後部連結片7で相互に連
結し、後部連結片7は、先部と異なって略々水平の薄い
リボン状等に形成し、後部連結片7も掛止具単体2…の
各部と同素材で形成し、薄肉に形成することで可撓性と
切断が容易な脆弱性を保たせる。
【0042】以上のように掛止具単体2…は、極めて多
数並設し、各掛止具単体2…は、先部、及び後部を薄肉
の連結片8,9で相互に連結し、図1に示すように、軸
部5の軸方向の直交する方向に連結片8,9で相互に連
結して帯状掛止具1を構成する。図1は帯状掛止具1の
左側端部の掛止具単体Aが始点で、右方向に極めて多数
の掛止具単体2…が連結片8,9で連結されて帯状掛止
具1を構成し、図1の右端部で表れた掛止具単体Bの右
側に連続する掛止具単体を省略した。
【0043】以上の帯状掛止具1は、極めて長い帯状に
形成し、帯状掛止具1の掛止具単体2が並設する方向を
連続させて長尺に形成し、図4に示すように長尺の帯状
掛止具1を巻回して帯ロール状の掛止具10を得る。帯
ロール状の掛止具10は、渦巻き状に巻回した図4の状
態で搬送し、収納、ストックし、従って、例えば、図5
のように上下にディスク11a,11bを備えるリール
11に帯ロール状掛止具10を巻回してストックした
り、搬送することができる。
【0044】図3は掛止具単体2を帯状掛止具1からそ
の一本を切り離して単体として示したものである。掛止
具単体2は、先端部に尖鋭な銛状の挿入部3を備え、挿
入部3の後部には軸部5と同径の先部規制部4を備え
る。先部規制部4は、前記した連結片8の基部がハ字型
状に後方に拡開して規制部4を構成し、切り離した左右
の連結片8,8の両端部は軸方向後方、及び外側方に弯
曲し、先細りの先部規制部4の両側先部4a,4aを構
成する。
【0045】左右の連結片8,8を切り離して形成した
余片である先部規制部4の両側先部4a,4aは、軸部
周方向に撓曲した際、軸部5の先部に形成した先細り部
6の両側と重なり、軸部5の外径と略々同径となるよう
に構成し、両側先部4a,4aの肉厚分を先細り部6の
軸径の減少で略々吸収するように構成した。又軸部5の
後部規制部7の両側の連結片9,9を切り離した残余片
9a,9aは、掛止具単体2の機能上支障が無いので、
そのまま残留させる。
【0046】次に本発明にかかる掛止具を用いた、各掛
止具単体の帆立貝、ロープへの自動装填を説明する。図
6〜図10は、自動装填装置20によりロール帯状掛止
具10から掛止具単体を自動的に切り離し、切り離した
掛止具単体を自動装填する状態を示し、図6は全体を示
す説明的な斜視図である。
【0047】図6において、前記した図4で説明したよ
うに、帯状掛止具1をロール状に巻回して帯ロール状掛
止具10とし、巻回した帯ロール状掛止具10の先部を
引出して自動装填装置20にセットする。この状態を図
7、及び図8で示した。自動装填装置20は全形が軸方
向を縦向きとしたドラム状で、図示しないモータ等で各
掛止具2ピッチ相当分回転するように構成されていおり
ドラム状部分の円周方向に間隔を開けて設けられた縦向
きの複数の中間ガイド部21…を備え、ガイド部21の
下端部はV型のカッター部22を夫々備える。
【0048】中間ガイド部21…は、軸方向長く、掛止
具単体2の軸部5よりも若干長い程度に設定し、各中間
ガイド部21…間には、帯状掛止具1の各掛止具2…を
縦向きで遊合する隙間23…を備える。又各中間ガイド
部21…の下方には、軸線を同一とした下部ガイド24
…を備え、各下部ガイド24…上端部と中間ガイド部2
1…の下端部間には掛止具単体2の後部連結片9を遊合
する隙間25…を備え、且つ各下部ガイド24…間には
掛止具単体2の後部規制部を遊合する隙間26を備え
る。
【0049】又中間ガイド部21…の上方には上部ガイ
ド部27…を備え、上部ガイド部27…の下端部にはV
型のカッター部28を夫々備える。上部ガイド部27…
と下端部と中間ガイド部21…間には隙間29を設け、
該ガイド部27…間には隙間30を設ける。
【0050】以上の自動装填装置20の上方にはセット
板31を備え、セット板31は中間位置に切り離した掛
止具2の上方への移動を許容する隙間32を備え、図示
例では隙間32は、セット板31の中間位置に設けた上
方への起壁31a,31a間に形成した。
【0051】一方、上記したセット板31の隙間32の
直下で、自動装填装置20の下方には、該隙間32と軸
線を一致させるようにプッシュロッド33を上下動自在
に設ける。又隙間32の上方には、穿孔用のドリル34
を上下動自在に設け、図6はプッシュロッド33を下降
させ、ドリル34を上昇させた状態の装填作業前の状態
を示す。図7はこのような状態下の自動装填装置20を
拡大し、正面から見た状態を表した。
【0052】以上において、自動装填装置20の外周に
設けられた縦方向に繋がる各ガイド21…,24…,2
7…間の隙間23…,25…,30…に帯ロール状掛止
具10を解いた帯状掛止具1の各掛止具2…の軸部5、
挿入部3、先部規制部4、後部規制部7が遊合し、先部
連結片8は横方向の上部隙間29間に遊合し、後部連結
片9は横方向の下部隙間26間に遊合する。
【0053】複数の掛止具単体2…は、図6、図7に示
すように隣接する隙間23…,25…,30…に軸部5
…を遊合した状態で保持され、自動装填装置20の回転
で、掛止具2の軸部5が1ピッチ分送られ、掛止具単体
2…は帯ロール状掛止具10を順次解いて自動装填装置
に供給される。
【0054】前記したセット板31の対向する起壁31
a,31aの上端部上に、上下に帆立貝40,40を寝
かせた状態で上下に離して配置する。帆立貝40,40
は、耳部41,41を上下に重なるように向かい合せて
配置し、耳部41,41間にロープ42を臨ませ、各帆
立貝40,40は支持治具43,43で挟持する。この
状態を図6、図7で示した。
【0055】次にドリル34を回転させて下降し、上の
帆立貝40の耳部41、ロープ42、下の帆立貝40の
耳部41の順で孔41a,42aを穿設する。この状態
を図8で示し、このように孔41a,42a,41aを
同心的にドリル34で穿設する。孔41a,42a,4
1aの穿設後図9のようにドリル34を上昇させる。
【0056】これと併せてプッシュロッド33を上昇さ
せる。プッシュロッド33の上昇で真上の掛止具2の軸
部5は下から上方に押上げられ、掛止具単体2は隙間2
3,25,30内を上昇する。掛止具単体2の軸部5の
上昇で、先部連結片8、後部連結片9の夫々は夫々上方
に位置するカッター28,22に臨み、上昇の継続で連
結片8,9はカッター28,22で切断され、掛止具2
は他の掛止具単体2と切り離される。
【0057】この状態を図9で示し、掛止具単体2の切
り離し後、プッシュロッド33の上昇を継続し、これに
伴って切り離された掛止具単体2は上昇を継続する。掛
止具単体2の上昇で先鋭な挿入部3は上方に位置する下
位の帆立貝40の耳部41の孔41a、この上のロープ
42の孔42a、上位の帆立貝40の耳部41の孔41
aを通り、掛止具単体2は帆立貝40、ロープ42、帆
立貝40を掛止することとなる。
【0058】掛止具単体2の孔41a,42a,41a
への挿入は、切り離された連結片で構成した前記先部規
制部4の両側先部4a,4aが可撓性を有し、且つ軸部
先部が先細り部6を有するので、両側先部4a,4aが
先細り部6周に重なり、挿入部3、規制部4の孔41
a,42a,41aへの挿入は円滑になされる。掛止具
単体2でロープ42に帆立貝40,40を掛止した状態
を図10で示した。
【0059】帆立貝40、ロープ42、帆立貝40の孔
41a,42a,41aを通った掛止具単体2は、先部
の規制部4が両側の連結片8の残留部である両側先部4
a,4aが、図10で示したように広がるので、これを
引き抜こうとした場合、この部分が抵抗部となって掛止
具2から引き抜かれることを防止し、一方、後部規制部
7は孔41aよりも充分に大径なので、帆立貝40が掛
止具単体2から引き抜かれることを防止することができ
る。
【0060】爾後、プッシュロッド33を下降して自動
装填装置20の下位に臨ませ、自動装填装置20を1ピ
ッチ回転させ、又ロープ42を所定ピッチ移動させ、帆
立貝耳部を上下に配置し、ドリル34の穿孔、プッシュ
ロッド33の上昇を行なわせて上記と同様の自動装填作
業を行なわせ、以上を反復する。以上により長尺なロー
プの長さ方向に所定ピッチ離し、ロープの両側に帆立貝
を掛止具で掛止する。掛止後、前記図12で説明したよ
うにロープを縦にして海中に浸漬し、帆立貝の養殖を行
なう。
【0061】以上は帯状ロール10を横向きに供給して
掛止具単体2を自動想定装置2にセットし、掛止具単体
2を切り離し、帆立貝40,40、ロープ42に刺通し
てこれ等三者を掛止する例を説明したが、図11は帆立
貝を直立(縦向き)させ、帯状ロール10を縦向きに供
給して上記自動装填を行なうようにした例を示す。
【0062】帯状ロール10は巻回したロール状の状態
で水平軸211を支点として回転可能であり、繰出し可
能に支持されている。下方に水平駆動軸212を支点と
して回転する自動装填装置220が配設され、自動装填
装置220は横向きとしたガイド221…,22…,2
23…を円周方向に隙間をもって軸方向に備え、ガイド
221,222にはカッター部224,225を夫々備
える。
【0063】自動装填装置220の軸方向の一方には支
持板226を配置し、これの上面の中間部にはロープ4
2を図11の紙面表裏方向に配置し、これの左右には帆
立貝40,40を縦向きに直立するように配置し、耳部
41,41を支持板226上においてロープ42の左右
に配置し、帆立貝40,40は押え板227,227で
直立状態を保持する。
【0064】帆立貝40,40のセット位置228の外
側には横向きにドリル229を配置し、ドリル229の
矢印で示す往復動で帆立貝40,40の耳部41,41
に穿孔し、併せてロープ42にも穿孔し、孔を破線で示
した。自動装填装置220の前記ドリル229とは反対
側にプッシュロッド230を配設する。
【0065】プッシュロッド230の矢印で示す軸21
2の軸線方向の移動で、掛止具単体2を図11の左側方
向に移動させ、該当する掛止具単体2を図の左側に移動
させ、掛止具単体2はガイド221,22のカッター部
224,225で連結片8,9が切断されて切り離さ
れ、更に移動させることで帆立貝40、ロープ42、帆
立貝40の孔に掛止具単体2は前記と同様に挿入され、
掛止具2によりロープ42の当該部位に帆立貝40,4
0は掛止、保持されることとなる。
【0066】このような自動装填装置の横向きレイアウ
トでも、帆立貝のロープへの掛止具単体による掛止、保
持作業を行なうことができる。爾後は前記した従来例と
同様に、図12のように海中にロープを投入して帆立貝
の養殖を行なう。即ち、海中に浸漬して垂れ下げたロー
プ42には長さ方向離間して上下に掛止具単体2が多数
掛止、保持され、掛止具単体2はロープ42に軸部5の
中間部を貫通して保持され、先部規制部4の髭片4a,
4a後方の軸部周に、一方の帆立貝40がその耳片41
に設けた孔を介して掛止され、後部規制部7の手前の軸
部周に、他方の帆立貝40がその耳片41に設けた孔を
介して掛止され、帆立貝の養殖を行なう。
【0067】図13、及び図14は上記した実施の形態
の変更実施例である。この実施例は、上記と同様に掛止
具単体2には、先部に銛状の先鋭な先部挿入部3、ハの
字型に開いた可撓性連結片8,8を有する先部規制部4
を備え、この後の先細り部6、これから後方に延出され
た軸部5を備える。隣接し、平行する他の掛止具単体2
…相互間を可撓性連結片8,8で連結する。以上の帯状
掛止具1の各部は、樹脂で全一体に形成する。
【0068】軸部5の後部には、軸部5よりも大径の後
部規制部7が形成されている。後部規制部7は、該規制
部7の両側に突設した隣接し、平行する他の掛止具単体
2…と後部可撓性連結片9,9で連結する。
【0069】以上の掛止具単体2の軸部5の中間部には
小径部5aを設け、小径部5aは前述したロープ42の
径よりも若干長い程度とし、小径部5aがロープ42の
径方向貫通孔に通して該貫通孔に臨む。ロープ42の海
中への浸漬で該ロープ42が膨張し、小径部5aを緊縛
するようになり、軸部のロープの貫通孔にかからない軸
方向小径部両端部が径が大きくなり、ロープ42の抜け
止め効果を果たす。従って、小径部5aの前後の軸部5
は段部を構成し、これがストッパーとなってロープ42
の抜け止め効果が高まる。
【0070】軸部5の後部で、後部規制部7の手前には
後部小径部5bを設ける。後部小径部5bはロープ42
の後方に突出し、後部小径部5bに帆立貝40の耳片4
1に開けた孔が臨む。帆立貝40は重力作用で下方に垂
れ下がり、耳片42の孔が小径部5bに引かかって掛止
され、帆立貝40のロープ42、及び掛止具単体2への
掛止を確実化する。図14は帯状の掛止具1から連結片
8,8,9,9を切り離して掛止具単体2を採り出した
状態を示し、前記した先部連結片は切り離された両側先
部4a,4aを構成し、又後部連結片9は切り離されて
残余片9a,9aとして後部規制部7の両側に突出す
る。
【0071】図15〜図17は上記実施の形態の更に他
の変更実施例である。この実施例は、上記した図13、
図14の実施例と基本的は同様の構造なので、同一部分
には同一符号を付し、説明は省略する。
【0072】1は帯状掛止具、2は掛止具単体、3は挿
入用先部、4は先部規制部、5は軸部、5a,5bは小
径部、6は先細り部、7は後部規制部、8は先部の可撓
性連結片、9は後部の可撓性連結片、4aは髭片、9a
は残余片である。
【0073】本実施例は、軸部5周に形成した小径部の
内、先部に近い小径部5aの先端部周に、抜け止め部を
構成する抜け止め片5c…を放射状に設けた。抜け止め
片5c…は、小径部5aを形成する際、軸部5と小径部
との間に肉厚差でできる所謂外皮部に相当する部分を利
用し、これを径方向外方に斜に起立させることで形成し
た。
【0074】本実施例によれば、掛止具単体2は、ロー
プ42への貫通装着時、小径部5aに緊縛作用でロープ
の孔部が食い付くとともに、抜け止め片5c…がロープ
の孔外側周辺部に臨み、ロープ42から掛止具単体2の
抜け止めを更に強固に行なうものである。
【0075】図18〜図20は、上記した図15の変更
実施例で、図15の実施例と基本的には同様の構成なの
で、同一部分には同一符号を付した。本実施例は、掛止
具単体2の軸部5の後部に形成される後部規制部7とこ
れの手前の軸部5周に小径部を設けない。軸部5の中間
部のみに小径部5aを設け、これの前端部に前記と同様
の抜け止め片5c…を設けたものである。本実施例にお
ける抜け止め片5c…の作用は、上記図15の実施例と
同様である。本実施例においても、帯状掛止具1の各部
は樹脂で全一体に形成する。
【0076】図21、及び図22は図1の帯状掛止具の
変更実施例を示す。本実施例は上記図1〜図3の実施例
と基本構成は同様の構成なので、同一部分には同一符号
を付し、説明は省略する。本実施例は、先部の挿入部
3、ハの字型の前部規制部4、前部の可撓性連結片8、
先細り部6、軸部5は上記図1〜図3の実施例と全く同
一である。
【0077】本実施例では、後部規制部7を平板状の略
々台形形状としたものである。平板状の後部規制部7の
両側には、可撓性連結片9が突設し、隣接する掛止具単
体2…と後部規制部7…間を連結する。図22は掛止具
単体2の斜視図を示し、後部規制部7が平板状であるの
で、ロープ42への抜け止め効果が高いものが得られ、
又デザイン上も好ましものが得られる。
【0078】図23、及び図24は図1の帯状掛止具の
変更実施例を示す。より詳細には、上記図21の変更実
施例を示す。本実施例は上記図1〜図3の実施例と基本
構成は同様の構成なので、同一部分には同一符号を付
し、説明は省略する。本実施例は、先部の挿入部3、ハ
の字型の前部規制部4、前部の可撓性連結片8、先細り
部6、軸部5は上記図1〜図3の実施例と全く同一であ
る。
【0079】本実施例では、後部規制部7を軸方向に長
さを有する断面+字型とした。+字型の後部規制部7の
対向する2片7a,7aの両側には、可撓性連結片9が
突設され、隣接する掛止具単体2…と後部規制部7…間
を連結する。図24は掛止具単体2の斜視図を示し、後
部規制部7が断面+字型であるので、ロープ42への抜
け止め効果が高いものが得られ、又デザイン上も好まし
ものが得られる。
【0080】図25〜図27は図1の帯状掛止具の変更
実施例を示す。本実施例は上記図1〜図3の実施例と基
本構成は同様の構成なので、同一部分には同一符号を付
し、説明は省略する。本実施例は、先部の挿入部3、ハ
の字型の前部規制部4、前部の可撓性連結片8、先細り
部6、軸部5は上記図1〜図3の実施例と全く同一であ
る。
【0081】本実施例は、後部規制部7が断面角柱状で
あり、両面の可撓性連結片9は、片側で各2個づつ設
け、後部規制部7の可撓性連結片9,9による掛止具単
体2の後部規制部7…間の連結強度を高めた。又後部規
制部7を角柱状とすることで、掛止具単体2の後部側に
掛止される帆立貝の抜け止め効果を高めた。
【0082】図28、及び図29は、前記図13、及び
図14の実施例の変更実施例である。先の実施例におい
ては、何れも帯状掛止具1の掛止具単体2の先端部の銛
状挿入部を、実施例ではハの字型としているが、本実施
例では片側を省略し、レ字型の挿入部3Aとした。レ字
型挿入部3Aの片側のみに設けられた前部規制部を構成
する規制片3Bは、軸部5の後方に斜に延出され、隣接
する軸部5の先部背面に連結され、規制片3Bの先端部
が可撓性連結片8を構成する。
【0083】連結片8とは反対側の軸部先部は、この面
が削られて先細り部6を構成し、軸部5の中間部には小
径部5aを、又後部規制部7の手前には小径部5bを形
成し、後部規制部7相互の可撓性連結片9は前記と同様
に2本備え、後部規制部7の可撓性連結片9,9による
掛止具単体2の後部規制部7…間の連結強度を高めるこ
とができる。小径部5a,5bの作用、効果は上記と同
様である。又レ字型の規制片3Bを長く設定すること
で、ハ字型の規制片と同様の作用、効果を奏することが
できる。
【0084】図30〜図34は本発明の他の実施の形態
を示す。51は帯状に掛止具単体52…を一体に連結し
た帯状掛止具である。前記した帯状掛止具1と同様に構
成されている。
【0085】掛止具単体52を拡大した図32で明らか
なように、掛止具単体52は軸部55の両端部、即ち先
端部には挿入部を構成するレ字型の尖鋭部を、後端部に
後部規制部構成し、を先端部の尖鋭部53と対象形状の
レ字型の尖鋭部57を備える。
【0086】両端部の尖鋭部53,57の軸方向内側の
部分には、軸部55径方向外方へ突出する前後の規制部
を構成する規制片53a,57aが対称的に軸方向内側
に傾斜するように設けられている。両端部の尖鋭部5
3,54の軸方向内側の部分には、規制片53a,57
aを立上がらせた残りの部分として前後方向に先細りと
なる先細り部54,54を形成し、軸部55の先細り部
54,54間は同形の軸部55を構成する。
【0087】極めて多数平行するように並置された掛止
具単体52…の各軸部55間の中間部間を、軸方向に離
間した複数本の可撓性連結片、図示例では2本の可撓性
連結片58,59で連結し、図30で示したような帯状
掛止具1を構成する。掛止具単体52…は、上記したよ
うに極めて多数、例えば数千本〜10,000本オーダ
ーで連結されており、図31に示すようにロール状に巻
回されてロール状帯状掛止具10を構成する。
【0088】以上の掛止具単体52…、及び帯状掛止具
51は、可撓性連結片58,含んで59を全一体に樹脂
で形成する。掛止具単体52を切り離した状態を図33
で示した。
【0089】この図30〜図33で示した掛止具単体5
2は、図33で明らかように両端部の尖鋭部53,57
が対称形状なので、両端部の前後が全く同一となり、前
記した自動切り離し装置、自動装填装置へのセット時
に、方向を問わずにセットし、ロープ52、及び帆立貝
40への装填が行える。図34において、ロープ42へ
の掛止具単体52の掛止、掛止具単体52への帆立貝4
0,40の掛止状態を示し、図では理解の便宜上、片側
の帆立貝を外して示した。
【0090】図35は図30〜図33の掛止具の他の実
施の形態を示す。掛止具単体52の基本構造は、前記と
同様なので、同一部分には同一符号を付し、詳細な説明
は省略する。
【0091】52…は掛止具単体、53,57は尖鋭
部、53a,57aは規制片、55は軸部、54,54
は先細り部である。軸部55の中間部周に、軸方向に離
間してロープ42の抜け止め部61,62を径方向外方
に2個突設する。
【0092】抜け止め部61,62は軸部55から径方
向の同方向で、軸方向に互いに向い合うようにハの字型
に突設され、径が太く、各先端部に小径の連結部58,
59が形成され、複数本、図示例では2本の連結部5
8,59で平行し、隣接する掛止具単体の軸部55周に
連結され、この部分で可撓性連結片を構成する。
【0093】図36はこの帯状掛止具51をロール状に
巻回したロール状掛止具60を示し、図37は帯状掛止
具51の拡大図であり、図38は掛止具単体52を切り
離して示した図である。規制部61,62が径が太くて
も、これの先部の細い部分の連結片58,59で平行
し、隣接する掛止具単体52と連結しているので、連結
片58,59の部分から帯状掛止具51は容易に曲げら
れ、ロール状にすることができる。
【0094】図38で示すように、切り離された掛止具
単体52は、軸部55周にハの字型の抜け止め部61,
62が突設されており、ロープ42の径方向に貫通して
設けた掛止穴に掛止具単体52を挿入する際、一方の抜
け止め部61、又は62が撓んで挿入され、ハの字型の
抜け止め部61と62間にロープ42が臨み、抜け止め
部61,62で掛止具単体52の抜け止めを確実に行
う。
【0095】図39はロープ42への掛止具単体52の
掛止、掛止具単体52への帆立貝40,40の掛止状態
を示し、図では理解の便宜上、片側の帆立貝を外して示
した。図で理解し得るように、抜け止め部61,62間
にロープが臨み、掛止具単体52の軸方向への移動を規
制し、ロープ42への掛止具単体52の抜け止めを行っ
ていることが理解できる。
【0096】図40は図35〜図38の掛止具の他の実
施の形態を示す。掛止具単体52の基本構造は、前記と
同様なので、同一部分には同一符号を付し、詳細な説明
は省略する。
【0097】52…は掛止具単体、53,57は尖鋭
部、53a,57aは規制片、55は軸部、54,54
は先細り部である。軸部55の中間部周に、軸方向に離
間してロープ42の抜け止め部61,62を径方向外方
に2個突設する。
【0098】抜け止め部61,62は軸部55から径方
向の同方向で、軸方向に互いに向い合うようにハの字型
に突設する。抜け止め部61,62は、各係止具単体5
2…の夫々の軸部周に、同様に設けられる。各掛止具単
体52…の平行し、隣接する各軸部55の上記した抜け
止め部61,62の軸方向外方部分周を、複数本、図示
例では2本の可撓性連結片58,59で連結する。
【0099】以上により図40のように帯状掛止具51
を構成し、図41は帯状掛止具51をロール状に巻回し
たロール状掛止具60を示した。図42は帯状掛止具5
2の拡大図で、図43は切り離した掛止具単体52を示
した。
【0100】図43で示すように、切り離された掛止具
単体52は、軸部55周にハの字型の抜け止め部61,
62が突設されており、ロープ42の径方向に貫通して
設けた掛止穴に掛止具単体52を挿入する際、一方の抜
け止め部61、又は62が撓んで挿入され、ハの字型の
抜け止め部61と62間にロープ42が臨み、抜け止め
部61,62で掛止具単体52の抜け止めを確実に行
う。
【0101】図44はロープ42への掛止具単体52の
掛止、掛止具単体52への帆立貝40,40の掛止状態
を示し、図では理解の便宜上、片側の帆立貝を外して示
した。図で理解し得るように、抜け止め部61,62間
にロープが臨み、掛止具単体52の軸方向への移動を規
制し、ロープ42への掛止具単体52の抜け止めを行っ
ていることが理解できる。
【0102】図45は図40〜図44の掛止具の他の実
施の形態を示す。掛止具単体52の基本構造は、前記と
同様なので、同一部分には同一符号を付し、詳細な説明
は省略する。
【0103】52…は掛止具単体、53,57は尖鋭
部、53a,57aは規制片、55は軸部、54,54
は先細り部である。軸部55の中間部周に、軸方向に離
間してロープ42の抜け止め部61,62を径方向外方
で、反対方向に対称的に2個突設する。
【0104】抜け止め部61,62は、軸部55周にお
いて、軸方向に離間し、相互に平行し、内向きとなるよ
うに傾斜して設ける。各掛止具単体52…の平行し、隣
接する各軸部55の上記した抜け止め部61,62の軸
方向外方部分周を、複数本、図示例では2本の可撓性連
結片58,59で連結する。
【0105】ところで、実施例では両端部のレの字型の
尖鋭部53,54は、互いに対称的に軸上において逆方
向に規制片53a,57aが突出するように形成する。
従って、先細り部54,54も軸方向両側部で軸上にお
いて反対側に設けられ、その他の構成は図40〜図44
の例と同様である。
【0106】図46は帯状掛止具51をロール状に巻回
したロール状掛止具を示し、又図47は帯状掛止具51
の拡大図であり、図48は切り離した掛止具単体を示
す。
【0107】図48で示すように、切り離された掛止具
単体52は、軸部55周に反対側に平行して傾斜するよ
うに対称的にレの字型の抜け止め部61,62が突設さ
れており、ロープ42の径方向に貫通して設けた掛止穴
に掛止具単体52を挿入する際、一方の抜け止め部6
1、又は62が撓んで挿入され、ハの字型の抜け止め部
61と62間にロープ42が臨み、抜け止め部61,6
2で掛止具単体52の抜け止めを確実に行う。
【0108】図49はロープ42への掛止具単体52の
掛止、掛止具単体52への帆立貝40,40の掛止状態
を示し、図では理解の便宜上、片側の帆立貝を外して示
した。図で理解し得るように、抜け止め部61,62間
にロープが臨み、掛止具単体52の軸方向への移動を規
制し、ロープ42への掛止具単体52の抜け止めを行っ
ていることが理解できる。
【0109】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1においては、樹脂で形成された棒状の軸
部の先部に、尖鋭な挿入部及び抜け止め部を備え、該軸
部の後部には後部抜け止め部を備える養殖帆立貝の掛止
具において、掛止具単体を、該掛止具単体の軸部が平行
するように多数並設し、各掛止具単体の軸部の先部間
、掛止具単体と一体の薄肉の可撓性連結片で連結し、
且つ各掛止具単体の軸部の後部間を、掛止具単体と一体
の薄肉の可撓性連結片で連結し、多数の掛止具単体を前
記可撓性連結片で帯状に連結したので、並設された掛止
具単体の先部、後部間は掛止具単体と一体の薄肉の可撓
性連結片で連結され、大量の掛止具を帯状に連結して得
ることができる。
【0110】従って、多数の掛止具の各軸部が平行する
ようにして一体に、掛止具単体と一体の薄肉の可撓性連
結片を介して帯状に連結し、帯状掛止具を構成するの
で、一体の薄肉の可撓性を有する連結片を曲げて帯状掛
止具をロール状に巻回することができる。このため、極
めて多数の掛止具を薄肉の可撓性を有する連結片を介し
帯状に形成し、これを薄肉可撓性の連結片により帯ロ
ール状に巻回することで、掛止具の運搬や、ストック上
極めて有利であり、従来のような梯子状の掛止具を多数
積層して運搬、ストックする場合の不利を解消すること
ができる。
【0111】請求項2では、前記先部の可撓性連結片
は、隣接する掛止具単体相互間に、軸方向後方に弯曲し
た弧状片で構成したので、掛止具を分離すべく先部連結
片を切断した際、切断された余片は掛止具単体の軸方向
の後方を向き、掛止具単体の帆立貝、ロープの孔への挿
入を円滑に行なうことができる。又余片は掛止具単体の
軸方向の後方を向くので、帆立貝をロープに掛止した
際、先部規制部と併せ余片部分が抜け止めとなり、帆立
貝をロープに確実に掛止することができ、帆立貝のロー
プへの保持を確実に行なわせることができる。
【0112】請求項3では、請求項1記載の掛止具にお
いて、隣接して多数配設された掛止具単体で構成した帯
状掛止具を、各可撓性連結片部分で曲げ、ロール帯状に
巻回したので、帯状の掛止具を帯ロール状となり、巻回
することで極めて多数の掛止具の容積が極めて小さくな
り、掛止具の運搬、ストック上極めて有利であり、又自
動装填機による自動装填を行なう上でも有利である。又
極めて多数の帯状掛止具をロール状とすることで、自動
装填機の掛止具供給機構もリール状の巻回、巻戻し機構
となり、掛止具供給機構が簡素化する。更に、帯状掛止
具をロール状として自動装填機に装填するので、一回の
供給量が大幅に向上し、装填作業性が向上する。
【0113】請求項4では、請求項1記載の掛止具にお
いて、掛止具の軸部の中間部には小径部を設けたので、
軸部中間部の小径部がロープに貫通してロープに臨み、
小径部前後の軸部の段差部がロープへの抜け止め機能を
発揮し、掛止具単体のロープへの抜け止め機能が向上す
る。特に、ロープの海中への浸漬で掛止具単体の小径部
を緊縛することとなり、掛止具単体のロープへの抜け止
め効果として高いものが得られる。
【0114】請求項5では、請求項1において、前記軸
部の中間部には小径部を設けるとともに、軸部の後部に
小径部を設けので、軸部中間部の小径部がロープに貫通
してロープに臨み、ロープへの抜け止め機能が向上する
とともに、後部の小径部でこの側の帆立貝の掛止を確実
化する。特に帆立貝を掛止具単体に掛止した状態では、
重力作用で帆立貝は垂れ下がり、小径部への掛止機能は
一層確実化し、帆立貝の掛止、保持を確実に行える。
【0115】請求項6では請求項4又は請求項5におい
て、軸部中間部の小径部の後部には、径方向外方に拡開
する抜け止め部を設けたので、軸部中間部の小径部後部
の径方向外方に拡開する抜け止め部で、ロープの抜け止
めが確実化する。
【0116】請求項7では、樹脂で形成された棒状の軸
部先部に、尖鋭な挿入部及び抜け止め部を備え、該軸部
の後部には後部抜け止め部を備える養殖帆立貝の掛止具
において、掛止具単体を、該掛止具単体の軸部が平行す
るように多数並設し、各掛止具単体の軸部の中間部間
を、軸方向に離れ、掛止具単体と一体の薄肉の複数本の
可撓性連結片で連結し、前記多数の掛止具単体を前記可
撓性連結片で帯状に連結したので、並設された掛止具単
体の軸部中間部を、軸方向に離間した掛止具単体と一体
の薄肉の可撓性連結片で連結するので、大量の掛止具単
体を、各軸部が平行するようにして一体に、帯状に連結
させることができ、連結片が薄肉で可撓性を有するの
で、連結部を曲げて帯状掛止具をロール状にすることが
できるので、運搬、ストック上有利である。又従来のよ
うな梯子状の掛止具を多数積層して運搬、ストックする
場合の不利を解消することができる。
【0117】請求項8では、樹脂で形成された棒状の軸
部先部に、尖鋭な挿入部及び抜け止め部を備え、該軸部
の後部には後部抜け止め部を備える養殖帆立貝の掛止具
において、前記掛止具単体を、該掛止具単体の軸部が平
行するように多数並設し、各掛止具単体の軸部の中間部
間を、軸方向に離れ、掛止具単体と一体の薄肉の複数本
の可撓性連結片で連結し、前記可撓性連結片の基部は、
前記軸部から向い合うように傾斜して突設したロープの
抜け止め部の先部に一体に設けられ、該ロープ抜け止め
部の先部の可撓性連結片で隣接する掛止具単体の軸部に
一体に連結し、前記多数の掛止具単体を前記可撓性連結
片で帯状に連結したので、並設された掛止具単体の軸部
中間部を、軸方向に離間した一体の薄肉の可撓性連結片
で連結するので、大量の掛止具単体を、各軸部が平行す
るようにして一体に、帯状に連結させることができ、連
結片が薄肉で可撓性を有するので、連結部を曲げて帯状
掛止具をロール状にすることができるので、運搬、スト
ック上有利である。又従来のような梯子状の掛止具を多
数積層して運搬、ストックする場合の不利を解消するこ
とができる。
【0118】又ロープの抜け止め部が互いに向い合うよ
うに傾斜しているので、ロープの抜け止め効果が極めて
高く、帆立貝を掛止する掛止具単体をロープに確実に保
持されることができ、帆立貝の成長によって掛止具の負
荷が増大することから、掛止具単体がロープから外れる
等の事故を防止し、効率的な帆立貝養殖を行うことがで
きる。又ロープの抜け止め部を備えつつ、該抜け止め部
と他の掛止具との間の切り離しが、抜け止め部先部の連
結片を切り易く形成できることから容易である。
【0119】請求項9では、樹脂で形成された棒状の軸
部先部に、尖鋭な挿入部及び抜け止め部を備え、該軸部
の後部には後部抜け止め部を備える養殖帆立貝の掛止具
において、前記掛止具単体を、該掛止具単体の軸部が平
行するように多数並設し、各掛止具単体の軸部の中間部
間を、軸方向に離れ、掛止具単体と一体の薄肉の複数本
の可撓性連結片で連結し、前記2本の可撓性連結片間の
軸部周には、ロープ抜け止め部を突設し、前記多数の掛
止具単体を一体薄肉の前記可撓性連結片で帯状に連結し
たので、大量の掛止具単体を、各軸部が平行するように
して一体に、帯状に連結させることができ、連結片が
肉で可撓性を有するので、連結部を曲げて帯状掛止具を
ロール状にすることができるので、運搬、ストック上有
利である。又従来のような梯子状の掛止具を多数積層し
て運搬、ストックする場合の不利を解消することができ
る。
【0120】又ロープの抜け止め部が互いに向い合うよ
うに傾斜しているので、ロープの抜け止め効果が極めて
高く、帆立貝を掛止する掛止具単体をロープに確実に保
持されることができ、帆立貝の成長によって掛止具の負
荷が増大することから、掛止具単体がロープから外れる
等の事故を防止し、効率的な帆立貝養殖を行うことがで
きる。又連結片の切り離しが容易であり、且つこの間に
設けたロープ抜け止め部で、ロープへの掛止具の掛止が
確実化する。
【0121】請求項10では、請求項9において、前記
ロープ抜け止め部は軸部周に2本設けられ、各抜け止め
部は、互いに向い合うように傾斜して突設したので、ロ
ープ抜け止め部の抜け止め効果が極めて高くなる。
【0122】請求項11では、樹脂で形成された棒状の
軸部の先部に、尖鋭な挿入部及び抜け止め部を備え、該
軸部の後部には後部抜け止め部を備える養殖帆立貝の掛
止具において、前記掛止具単体を、該掛止具単体の軸部
が平行するように多数並設し、各掛止具単体の軸部の中
間部間を、軸方向に離れ、掛止具単体と一体で薄肉の
数本の可撓性連結片で連結し、前記複数本の可撓性連結
片間の軸部周には、径方向外方の反対方向に複数本のロ
ープ抜け止め部を突設したので、大量の掛止具単体を、
各軸部が平行するようにして一体に、帯状に連結させる
ことができ、連結片が薄肉で可撓性を有するので、連結
部を曲げて帯状掛止具をロール状にすることができるの
で、運搬、ストック上有利である。又従来のような梯子
状の掛止具を多数積層して運搬、ストックする場合の不
利を解消することができる。又、掛止具の軸周に、反対
方向に複数本のロープ抜け止め部を突設したので、ロー
プへの掛止具単体の掛止効果が高く、又抜け止め部と連
結片とを別個としたので、隣接する掛止具相互間の切り
離しが容易化する。
【0123】請求項12では、並設した各掛止具単体の
軸部の間を軸方向に離間し、掛止具単体と一体の薄肉
複数本の可撓性連結片で連結して帯状掛止具を構成
し、該帯状掛止具をロール状に巻回した帯状掛止具ロー
ルの巻回先部の巻回を解き、掛止具保持治具に先部の掛
止具単体を直立、又は横向の状態で保持する工程、前記
掛止具保持治具の上に帆立貝を横向き、又は直立の状態
で保持し、帆立貝の耳片部を横向き又は直立した状態で
該耳片部間にロープを配置し、ロープ、及び耳部に孔開
け工具で孔開け加工する工程、前記孔開け加工後、該孔
と離して配置された掛止具単体を移動させ、掛止具保持
治具に設けたカッター部で前記可撓性連結片を切断し、
該可撓性連結片の切断後に他の掛止具単体と分離された
掛止具単体の移動を継続し、帆立貝耳片部、及びロープ
の孔部に掛止具単体の先部、及び軸部を通す工程とから
なる養殖の掛止具、帆立貝のロープへの掛止方法なの
で、掛止具をロール状に巻回して帆立貝、ロープに自動
装填することができ、掛止具の補給量が飛躍的に増大
し、掛止具の補給のための装填作業を頻繁に行なう必要
がなく、作業性を著しく向上させることができる。又掛
止具の分離、帆立貝、ロープへの装着も容易化する。
【0124】従って、掛止具の補給量が飛躍的に増大
し、極めて多数の掛止具を一回の補給作業で供給するこ
とができ、掛止具自動装填上、掛止具の補給のための装
填作業を頻繁に行なう必要がなく、作業性を著しく向上
させることができる。又掛止具の帯状掛止具からの切り
離し、分離工程、帆立貝、ロープへの掛止具の装着も容
易化する。
【0125】請求項13では、請求項12の掛止具単体
を、軸部の先部間を連結する可撓性連結片と、軸部の後
部間を連結する可撓性連結片を備え、先部、及び後部の
可撓性連結片を前記カッター部で切断するようにしたの
で、掛止具単体を帯状に巻回してセットする上で、又巻
戻してカッター等の切り離し、装着位置に臨ませた場
合、連結片が掛止具単体の両端部に近い位置なので、帯
状状態の保持が確実である。
【0126】請求項14では請求項12の掛止具単体
を、可撓性連結片を軸部周の中間部に軸方向に離間して
複数本備え、該可撓性連結片を前記カッター部で切断す
るようにしたので、掛止具単体を帯状に巻回してセット
する上で、又巻戻してカッター等の切り離し、装着位置
に臨ませた場合、連結片が掛止具単体の軸部中間部なの
で、帯状状態にする上で、連結片部が曲げ易く、巻回、
巻戻しし易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】掛止具の一部の正面図
【図2】図1の一部の拡大図
【図3】帯状掛止具から掛止具単体を分離した状態の斜
視図
【図4】帯状掛止具をロール状に巻回した状態の斜視図
【図5】ロール状掛止具をカートリッジに巻回、装着し
た状態の斜視図
【図6】掛止具の帆立貝、ロープへの自動装填状態を示
す説明的斜視図
【図7】自動装填状態の装填部分の説明的縦断面図で、
帆立貝、ロープへの孔開け直前の図
【図8】帆立貝、ロープへの孔開け状態を示す図
【図9】帆立貝、ロープへの孔開け後、掛止具単体を上
昇させて先部、後部の可撓性連結片を切断して分離する
状態を示す説明図
【図10】掛止具単体を帆立貝、ロープの孔部に挿入し
た状態を示す説明図
【図11】掛止具の帆立貝、ロープへの自動装填状態の
他の例を示す説明的斜視図
【図12】帆立貝養殖の状態を示す説明図
【図13】図1〜図3で示した実施の形態の他の実施例
の一部の拡大図
【図14】図13の実施例の帯状掛止具から掛止具単体
を分離した状態の斜視図
【図15】図15上記実施の形態の更に他の変更実施例
の図
【図16】図15の掛止具単体の側面図
【図17】図15の掛止具単体の斜視図
【図18】図18上記した図15の変更実施例
【図19】図18の帯状掛止具の掛止具単体の側面図
【図20】同掛止具単体の斜視図
【図21】図1の帯状掛止具の変更実施例の図
【図22】上記図21の掛止具単体の斜視図
【図23】図1の帯状掛止具の変更実施例
【図24】上記図23の掛止具単体の斜視図
【図25】図1の帯状掛止具の変更実施例の図
【図26】上記図25の掛止具単体の側面図
【図27】上記図25の掛止具単体の斜視図
【図28】13の帯状掛止具の実施例の変更実施例
【図29】図28の帯状掛止具単体の斜視図
【図30】本発明の他の実施の形態の図
【図31】図30の帯状掛止具をロール状掛止具とした
説明的斜視図
【図32】帯状掛止具の拡大図
【図33】帯状掛止具から掛止具単体を切り離した図
【図34】掛止具単体によるロープへの掛止、及び帆立
貝掛止状態の斜視図
【図35】図30〜図34の他の実施の形態を示す図
【図36】図35の帯状掛止具をロール状掛止具とした
説明的斜視図
【図37】帯状掛止具の拡大図
【図38】帯状掛止具から掛止具単体を切り離した図
【図39】掛止具単体によるロープへの掛止、及び帆立
貝掛止状態の斜視図
【図40】図35〜図38の他の実施の形態を示す図
【図41】図40の帯状掛止具をロール状掛止具とした
説明的斜視図
【図42】図40の拡大図
【図43】掛止具単体を切り離した図
【図44】掛止具単体によるロープへの掛止、及び帆立
貝掛止状態の斜視図
【図45】図40〜図43の他の実施の形態を示す図
【図46】図45の帯状掛止具をロール状掛止具とした
説明的斜視図
【図47】帯状掛止具の拡大図
【図48】切り離した掛止具単体の斜視図
【図49】掛止具単体によるロープへの掛止、及び帆立
貝掛止状態の斜視図
【図50】掛止具で帆立貝を係止してロープに装着し、
帆立貝養殖を行う説明図
【図51】従来の掛止具の正面図
【符号の説明】
1,51…帯状掛止具、 2,52…掛止具単体、 3
…挿入部、 53,57…掛止具単体52の先部の挿入
部、及び後部の規制部を構成する両端部の尖鋭部、 4
…先部抜け止め部、 5,55…軸部、 6,54…先
細り部、 7…後部抜け止め部、 8…可撓性連結片、
9…可撓性連結片、 10,60…帯ロール状掛止
具、 20…掛止保持治具である自動装填装置、 23
…, 28…カッター部、 33…掛止具単体の上昇具
であるプッシュロッド、 34…孔開け用のドリル、
40…帆立貝、 42…ロープ。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01K 61/00 B25C 1/00

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂で形成された棒状の軸部の先部に、
    尖鋭な挿入部及び抜け止め部を備え、該軸部の後部には
    後部抜け止め部を備える養殖帆立貝の掛止具において、 前記掛止具単体を、該掛止具単体の軸部が平行するよう
    に多数並設し、 各掛止具単体の軸部の先部間を、該掛止具単体と一体に
    形成した薄肉の可撓性連結片で連結し、且つ各掛止具単
    体の軸部の後部間を、該掛止具単体と一体に形成した薄
    肉の可撓性連結片で連結し、 前記多数の掛止具単体を前記可撓性連結片により帯状に
    連結した、 ことを特徴とする養殖帆立貝の掛止具。
  2. 【請求項2】 前記先部の可撓性連結片は、隣接する掛
    止具単体相互間に、軸方向後方に弯曲した弧状片で構成
    した請求項1記載の養殖帆立貝の掛止具。
  3. 【請求項3】 隣接して多数配設された掛止具単体で構
    成した帯状掛止具を、各可撓性連結片部分で曲げ、ロー
    ル帯状に巻回して帯状の掛止具ロールを構成するように
    した請求項1記載の養殖帆立貝の掛止具。
  4. 【請求項4】 前記軸部の中間部には小径部を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の養殖帆立貝の掛止具。
  5. 【請求項5】 前記軸部の中間部には小径部を設けると
    ともに、軸部の後部に小径部を設けたことを特徴とする
    請求項1記載の養殖帆立貝の掛止具。
  6. 【請求項6】 前記軸部中間部の小径部の後部には、径
    方向外方に拡開する抜け止め部を設けた請求項4、又は
    請求項5記載の養殖帆立貝の掛止具。
  7. 【請求項7】 樹脂で形成された棒状の軸部先部に、尖
    鋭な挿入部及び抜け止め部を備え、該軸部の後部には後
    部抜け止め部を備える養殖帆立貝の掛止具において、 前記掛止具単体を、該掛止具単体の軸部が平行するよう
    に多数並設し、 各掛止具単体の軸部の中間部間を、軸方向に離れ、該掛
    止具単体と一体に形成した薄肉の複数本の可撓性連結片
    で連結し、 前記多数の掛止具単体を前記可撓性連結片により帯状に
    連結した、 ことを特徴とする養殖帆立貝の掛止具。
  8. 【請求項8】 樹脂で形成された棒状の軸部先部に、尖
    鋭な挿入部及び抜け止め部を備え、該軸部の後部には後
    部抜け止め部を備える養殖帆立貝の掛止具において、 前記掛止具単体を、該掛止具単体の軸部が平行するよう
    に多数並設し、 各掛止具単体の軸部の中間部間を、軸方向に離れ、該掛
    止具単体と一体に形成した薄肉の複数本の可撓性連結片
    で連結し、 前記可撓性連結片の基部は、前記軸部から向い合うよう
    に傾斜して突設したロープの抜け止め部の先部に一体に
    設けられ、 該ロープ抜け止め部の先部の可撓性連結片で隣接する掛
    止具単体の軸部に一体に連結し、 前記多数の掛止具単体を前記可撓性連結片により帯状に
    連結した、 ことを特徴とする養殖帆立貝の掛止具。
  9. 【請求項9】 樹脂で形成された棒状の軸部先部に、尖
    鋭な挿入部及び抜け止め部を備え、該軸部の後部には後
    部抜け止め部を備える養殖帆立貝の掛止具において、 前記掛止具単体を、該掛止具単体の軸部が平行するよう
    に多数並設し、 各掛止具単体の軸部の中間部間を、軸方向に離れ、該掛
    止具単体と一体に形成した薄肉の複数本の可撓性連結片
    で連結し、 前記複数本の可撓性連結片間の軸部周には、ロープ抜け
    止め部を突設し、 前記多数の掛止具単体を前記可撓性連結片により帯状に
    連結した、 ことを特徴とする養殖帆立貝の掛止具。
  10. 【請求項10】 前記ロープ抜け止め部は軸部周に2本
    設けられ、各抜け止め部は、互いに向い合うように傾斜
    して突設したことを特徴とする請求項9記載の養殖帆立
    貝の掛止具。
  11. 【請求項11】 樹脂で形成された棒状の軸部の先部
    に、尖鋭な挿入部及び抜け止め部を備え、該軸部の後部
    には後部抜け止め部を備える養殖帆立貝の掛止具におい
    て、 前記掛止具単体を、該掛止具単体の軸部が平行するよう
    に多数並設し、 各掛止具単体の軸部の中間部間を、軸方向に離れ、該掛
    止具単体と一体に形成 した薄肉の複数本の可撓性連結片
    で連結し、 前記複数本の可撓性連結片間の軸部周には、径方向外方
    の反対方向に複数本のロープ抜け止め部を突設し、 前記多数の掛止具単体を前記可撓性連結片により帯状に
    連結した、 ことを特徴とする養殖帆立貝の掛止具。
  12. 【請求項12】 樹脂で形成した並設した多数の掛止具
    単体の軸部の間を軸方向に離間し、該掛止具単体と一体
    に形成した薄肉の複数本の可撓性連結片で連結し帯状
    掛止具を構成し、該帯状掛止具をロール状に巻回した帯
    状掛止具ロールの巻回先部の巻回を解き、掛止具保持治
    具に先部の掛止具単体を直立、又は横向の状態で保持す
    る工程、 前記掛止具保持治具の上に帆立貝を横向き、又は直立の
    状態で保持し、帆立貝の耳片部を横向き又は直立した状
    態で該耳片部間にロープを配置し、ロープ、及び耳部に
    孔開け工具で孔開け加工する工程、 前記孔開け加工後、該孔と離して配置された掛止具単体
    を移動させ、掛止具保持治具に設けたカッター部で前記
    可撓性連結片を切断し、該可撓性連結片の切断後に他の
    掛止具単体と分離された掛止具単体の移動を継続し、帆
    立貝耳片部、及びロープの孔部に掛止具単体の先部、及
    び軸部を通す工程、 とからなることを特徴とする養殖の掛止具、帆立貝のロ
    ープへの掛止方法。
  13. 【請求項13】前記掛止具単体は、軸部の先部間を連結
    する可撓性連結片と、軸部の後部間を連結する可撓性連
    結片を備え、先部、及び後部の可撓性連結片を前記カッ
    ター部で切断するようにしたことを特徴とする請求項1
    2記載の養殖の掛止具、帆立貝のロープへの掛止方法。
  14. 【請求項14】 前記掛止具単体は、前記可撓性連結片
    を軸部周の中間部に軸方向に離間して複数本備え、該可
    撓性連結片を前記カッター部で切断するようにしたこと
    を特徴とする請求項12記載の養殖の掛止具、帆立貝の
    ロープへの掛止方法。
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