JP3375492B2 - 測距センサ - Google Patents
測距センサInfo
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Description
シャッタ式カメラ、コンパクトカメラのいずれにも搭載
できる測距センサに関する。
装置を備えたカメラの自動焦点調節装置は、一眼レフカ
メラでは、撮影レンズから入射した被写体光束をコンデ
ンサレンズにより集光し、セパレータレンズで二分割
し、受光素子列上の異なる一対の領域に投影(結像)
し、受光素子列の積分出力に基づいて各領域に形成され
た一対の被写体像の間隔を検出し、その間隔からデフォ
ーカス量を求める。そして自動焦点調節装置は、そのデ
フォーカス量が0になるように、つまり、受光素子列上
の各領域に形成された一対の被写体像の間隔がゼロにな
るように撮影レンズの焦点調整レンズ群を移動させてい
る。一方、レンズシャッタ式カメラまたはコンパクトカ
メラのパッシブ方式の焦点検出装置は、撮影レンズを介
さずに、被写体光束を一対の結像レンズによってそれぞ
れ一対の受光素子列に投影(結像)し、一対の受光素子
列のそれぞれの積分出力に基づいて、それぞれの受光素
子列上に形成された被写体像の間隔を検出し、結像レン
ズのf値と一対の結像レンズの基線長から三角測量法に
よって被写体までの距離(被写体距離または撮影距離)
を求めている。そして自動焦点調節装置は、その距離に
基づいて撮影レンズの焦点調節レンズ群を移動させてい
る。受光素子列としては、CCDラインセンサあるいは
MOS型ラインセンサなどが使用されている。
は、三角測量法によって被写体までの距離を求めるの
で、基線長、つまり、一対の結像レンズの間隔は広い方
が測距精度が高くなる。しかも、通常結像レンズは固定
焦点なので、被写体距離によっては受光素子列上の被写
体像がぼけている場合もある。このように被写体像がぼ
けていると被写体像の位置検出誤差が大きくなるので、
誤差を小さくするためには一対の受光素子列の間隔は広
い方が望ましい。一方、一眼レフカメラでは、デフォー
カス量を小さくするためにCCDラインセンサの積分動
作を何度も行いながら測距し、焦点レンズの位置調整を
行うため、レンズシャッタ式カメラほど一対の被写体像
間隔を広くしなくても高精度を得やすい。また、一眼レ
フカメラでは、前記コンデンサレンズ、セパレータレン
ズ、CCDラインセンサなどのAFユニットがミラーボ
ックス下面に収納されているため、AF光学系はもとよ
りCCDの各受光素子のピッチやサイズ自体も小さくし
なければならなかった。
検出装置では、被写体光を受光した受光素子が積分、つ
まり蓄積した電荷がオーバーフローしないように、受光
素子列に隣接させて設けたモニタセンサの出力に基づい
て受光素子列の積分時間を制御している。デフォーカス
量を検出する場合は、一つの受光素子列に一対の被写体
像を形成して、その像間隔を検出することでデフォーカ
ス量を検出しているので、モニタセンサは受光素子列の
半分の領域をモニタできればよい。しかし、レンズシャ
ッタカメラのように被写体の距離を測定する場合は、離
反した一対の受光素子列のそれぞれに形成された被写体
像の間隔を検出するので、モニタセンサは、少なくとも
一方の受光素子列のほぼ全領域についてモニタしなけれ
ばならない。
は、一眼レフカメラとレンズシャッタカメラとでは、焦
点検出用光学系から、受光素子列まで全く異なる構成の
ものを使用していた。
てなされたもので、一眼レフカメラにも、レンズシャッ
タ式カメラにも使用できるパッシブ方式の測距センサを
提供することを目的とする。
って配置された複数の受光素子を備えた受光素子列を複
数備え、撮影光学系および焦点検出光学系を介して、複
数の測距エリア内の被写体像がそれぞれ一対の被写体像
に瞳分割されて測距エリア毎に対応する同一の受光素子
列上に形成される場合は、各受光素子列毎に一対の被写
体像の一方が形成される領域を基準領域、他方が形成さ
れる領域を参照領域として基準領域と参照領域の受光素
子から出力される画素信号に基づいて一対の被写体像の
位相差を検出してデフォーカス量を演算するSLRモー
ド、または一対の結像レンズによって二つの被写体像が
それぞれ異なる受光素子列に形成される場合はその二つ
の受光素子列の全受光領域の受光素子から出力される画
素信号に基づいて上記二つの被写体像の間隔を検出して
被写体の距離を演算するLSモードのいずれかで動作す
る測距センサであって、上記各受光素子列の近傍に配置
され、該受光素子列の受光光量をモニタするモニタ手段
を備え、少なくとも上記LSモードで使用される一対の
一方の受光素子列の近傍に配置されたモニタ手段は該受
光素子列の全受光領域の受光光量をモニタ可能に形成さ
れ、該モニタ手段は、上記SLRモードで動作する場合
は上記基準領域と参照領域のうち一方の領域をモニタ
し、上記LSモードで動作する場合は上記全受光領域を
モニタすることに特徴を有する。本発明の測距センサに
よれば、各受光素子列毎にデフォーカス量を演算するS
LRモードで使用する場合も、一対の受光素子列を使用
して被写体の距離を演算するLSモードで使用する場合
も、各受光素子列について適切な受光量あるいは積分時
間が得られるので、一眼レフカメラ、レンズシャッタカ
メラにかかわらず広い被写体輝度的条件下でのデフォー
カス量演算または被写体の距離演算が可能になる。
電荷に変換して一時的に積分するラインセンサと、対応
するラインセンサが積分した電荷を保存するメモリー部
を備え、上記モニタ手段は、上記各ラインセンサ毎に備
えられ、上記SLRモードで動作しているときは、上記
各ラインセンサ毎に、各モニタ手段のモニタ値が所定値
になる毎に該ラインセンサが積分した電荷を上記メモリ
ー部に転送して積分を終了させ、上記LSモードで動作
しているときは、上記一対のラインセンサの一方のライ
ンセンサのモニタ手段のモニタ値が所定値になったとき
に上記一対のラインセンサが積分した電荷を上記各メモ
リー部に転送して積分を終了させる積分制御手段を備え
る。そして、上記SLRモードで動作するときは、撮影
光学系を介して、上記各受光素子列の少なくとも一つま
たは全てに、互いに離反した一対の被写体像を形成する
焦点検出光学系が備えられ、上記積分制御手段は、上記
各モニタ手段毎に、上記各受光素子列の一方の領域の受
光光量をモニタして各受光素子列毎に積分制御する。上
記LSモードで動作するときは、上記一対の受光素子列
のそれぞれに被写体像を形成する一対の結像レンズを備
えた焦点検出光学系が備えられ、上記積分制御手段は、
上記一対の受光素子列のモニタ手段のうち、上記全受光
領域をモニタ可能なモニタ手段により一方の受光素子列
の全受光領域をモニタして上記一対の受光素子列を積分
制御する。
する。図1は、本発明を適用したパッシブ焦点検出装置
(AF測距センサ11)の一実施の形態の要部を示す図
であり、図2は、このAF測距センサ11をカメラに搭
載したときの主要回路構成を示すブロック図、図3は、
AF測距センサに使用されるラインセンサの別の実施例
を示す図である。
て所定間隔で設けられた3本のラインセンサ13A、1
3B、13Cと、各ラインセンサ13A、13B、13
Cに隣接して設けられたメモリー部15A、15B、1
5Cと、各メモリー部15A、15B、15Cに隣接し
て設けられた、連続した1本の転送用CCDシフトレジ
スタ17を有する。各ラインセンサ13A、13B、1
3Cはいわゆるフォトダイオードアレーであって、それ
ぞれ、被写体光束を受光して光電変換するフォトダイオ
ード(画素)が一定の間隔で一直線に沿って設けられて
いる。さらにラインセンサ13A、13B、13Cは、
各フォトダイオードが変換した電荷を蓄積(積分)する
電荷蓄積部を有する。
(電荷蓄積部)に蓄積された各電荷は、センサ毎に対応
するメモリー部15A、15B、15Cに転送される。
メモリー部15A、15B、15Cは、各ラインセンサ
単位で転送された電荷を一時的にメモリ(保存)する役
割を持っている。そして各メモリー部15A、15B、
15Cに転送された画素信号は一斉にCCDシフトレジ
スタ17に転送され、CCDシフトレジスタ17を段階
的にシリアル転送されて、出力変換部19において電荷
が電圧に変換され、出力回路21で増幅処理などが施さ
れて、画素単位の積分信号としてのビデオ信号(Video
)が出力される。
入力されたビデオ信号は、CPU41の内蔵A/D回路
43でディジタルの画素データに変換されて逐次内部R
AM42の所定のアドレスにメモリされる。CPU41
は、RAM42から必要な領域の画素データを読み出し
て、測距演算に使用する。例えば、一眼レフカメラの場
合は、各ラインセンサ13A、13B、13Cの画素デ
ータ群をそれぞれ二つの領域13A1、13A2、領域
13B1、13B2、領域13C1、13C2(図7の
(A)参照)の画素データ群に分けて、一方の領域を基
準領域、他方の領域を参照領域として、各領域に含まれ
る画素データ群を使用して基準領域と参照領域に形成さ
れた一対の被写体像間隔を求めて、この像間隔からデフ
ォーカス量を求める。
央のラインセンサ13Bは使用しないで、両端の一対の
ラインセンサ13A、13Cを使用し(図7の(B)参
照)、それぞれのラインセンサ13A、13Cの画素デ
ータ群を利用する。つまり、一対のラインセンサ13
A、13Cの画素データに基づいて、それぞれのライン
センサ13A、13Cに形成された一対の被写体像の位
置および間隔を検出し、三角測量法によって被写体まで
の距離を求める。
ていたが、本発明は、図3に示したように、連続したラ
インセンサを使用することもできる。
より詳細に説明する。各ラインセンサ13A、13B、
13Cの積分時間(積分終了時)を制御するためのモニ
タセンサ23A、23B、23Cが、各ラインセンサ1
3A、13B、13Cに隣接して並設されている。モニ
タセンサ23A、23B、23Cは、各ラインセンサ1
3A、13B、13Cが受光する被写体像の近接部分を
受光する。モニタセンサ23A、23B、23Cはそれ
ぞれ複数の受光素子を備えていて、さらに、モニタセン
サ23A、23B、23Cの暗電流成分を補正するため
に、モニタセンサ23B、23Cが延びる方向に隣接し
て遮光されたモニタダークセンサMD1、MD2を備え
ている。
Aの全受光領域をほぼモニタできる幅を有し、モニタ素
子M1からM10まで10分割されている。そして、ラ
インセンサ13Aの中央から一方のほぼ半分の受光領域
をモニタするモニタ素子M1〜M5の出力が積分制御回
路25Aに入力され、残りのほぼ半分の受光領域をモニ
タするモニタ素子M6からM10の出力が積分制御回路
25Bに入力されている。
Bの受光領域の中央から一方のほぼ半分の受光領域をモ
ニタ可能な幅に形成されていて、モニタ受光素子M11
からM15まで5分割されている。各モニタ受光素子M
11〜M15の出力は積分制御回路25Bに入力されて
いる。
Cの受光領域の中央から左の一部の領域をモニタできる
幅に形成され、モニタ受光素子M16からM18まで3
分割されている。各モニタ受光素子M16〜M18の出
力は、積分制御回路25Cにそれぞれ入力されている。
の出力は、AGC制御回路27に入力されている。
出力されてD/A変換回路45でアナログ信号に変換さ
れた基準電圧VAGC が入力される。基準電圧VAGC は、
ビデオ信号出力レベルを規制する電圧である。AGC制
御回路27は、モニタダークセンサMD1、MD2の出
力に基づいて基準電圧VAGC を補正して補正基準電圧を
積分制御回路25に出力し、積分制御回路25は、AG
C制御回路27から入力した補正基準電圧と各モニタセ
ンサ23A、23B、23Cの出力電圧とを比較し、出
力電圧が補正基準電圧に達したことを検出したときに、
対応するラインセンサ13A、13B、13Cが蓄積し
た電荷をメモリー部15A、15B、15Cに転送させ
てラインセンサ13A、13B、13Cの電荷蓄積(積
分)を終了させる。所定時間内にモニタセンサ23A、
23B、23Cの出力電圧が補正基準電圧に達しなかっ
たときには、対応するラインセンサ13A、13B、1
3Cの積分を強制的に終了させる。
C、積分制御回路25A、25B、25C、AGC制御
回路27およびCPU41が、積分制御手段の主たる構
成要素である。
ビットデータをシリアル通信によって受信し、そのデー
タ内容に応じた積分処理を実行する。AF測距センサ1
1の積分動作について、図4から図6を参照してより詳
細に説明する。AF測距センサ11の積分動作は、CP
U41との間で行われるシリアル通信(図4参照)によ
って受信した通信内容(図5参照)によって制御され
る。本実施の形態では、CPU41は、8ビットデータ
をシリアル通信を介してAF測距センサ11に転送す
る。AF測距センサ11は、そのデータをタイミングジ
ェネレータ制御回路31のレジスタにラッチし、そのデ
ータの内容に基づいて積分処理を実行する。
最下位のD0ビットがレンズシャッタカメラ(LS)で
あるか一眼レフカメラ(SLR)であるかを識別するビ
ット、D3ビットがラインセンサ13Cを選択するフラ
グ、D4ビットがラインセンサ13Bを選択するフラ
グ、D5ビットがラインセンサ13Aを選択するフラ
グ、D6ビットが積分を強制的に終了させるフラグ、D
7ビットが積分をスタートさせるフラグである。
するラインセンサの態様を表として示し、図7には、使
用するラインセンサおよびモニタセンサを太線で示して
ある。レンズシャッタカメラ(LS)のときには、両端
のラインセンサ13Aおよび13Cを一体として積分処
理を実行する。この積分処理の際、ラインセンサ13A
をモニタするモニタセンサ23Aの全てのモニタ受光素
子M1からM10を使用して積分を制御する。
個のラインセンサ13A、13B、13Cをそれぞれ独
立して全て、あるいはセレクトされたものについてのみ
積分処理を実行する。その際、ラインセンサ13Aにつ
いてはモニタセンサ23Aの一部のモニタ受光素子M1
〜M3を使用して積分を制御し、中央のラインセンサ1
3Bについてはモニタセンサ23Bの5個のモニタ受光
素子M11からM15の全てを使用して積分を制御し、
ラインセンサ13Cについてはモニタセンサ23Cの3
個のモニタ受光素子M16〜M18全てを使用して積分
を制御する。
B、13C、メモリー部15A、15B、15C、積分
制御回路25A、25B、25C、AGC制御回路27
の積分および積分制御動作、CCDシフトレジスタ1
7、出力変換部19および出力回路21の電荷転送、出
力動作は、外部クロックφMによって作動するタイミン
グ・ジェネレータ制御回路31によって駆動制御され
る。また、図1及び図4において、符号CEバーはシリ
アル通信をアクティブにする信号、SIはシリアルデー
タ入力信号、SCKはシリアル通信動作クロック、VS
はビデオ出力基準電圧、φM は図示しない発振器から出
力される外部基準クロック、φADは積分終了信号を兼ね
たA/D変換タイミング信号である。
カメラに使用する場合とレンズシャッタカメラに使用す
る場合の態様について図8および図9を参照して説明す
る。
フカメラに適用した場合の焦点検出光学系を示す図であ
る。図示しない一眼レフカメラにおいて、撮影レンズに
よって被写体像が形成される予定焦点面に視野マスク5
1が配置される。視野マスク51には、測距領域を規制
する開口51A、51B、51Cが形成されている。本
実施の形態では、横長の長方形の開口51A、51B、
51Cが、一直線に沿って一定の間隔で3個形成されて
いる。なお、予定焦点面は、いわゆる銀塩フィルムカメ
ラの場合にはフィルム面と等価な面であり、電子スチル
カメラの場合には撮像素子の受光面と等価な面である。
51Cの後方にはコンデンサレンズ53A、53B、5
3Cが配置されている。コンデンサレンズ53A、53
B、53Cは、各開口51A、51B、51Cを透過し
た被写体光束を補助レンズ55A、55B、55Cに導
くリレーレンズとしても機能する。コンデンサレンズ5
3Aと補助レンズ55Aの間およびコンデンサレンズ5
3Cと補助レンズ55Cの間にはそれぞれ、開口51
A、51Cを透過して被写体光束を開口51Bを通った
光束に接近させるミラー54A1、54A2、54C
1、54C2が配置されている。
方には、それぞれ一対のセパレータレンズ57A1、5
7A2、57B1、57B2、57C1、57C2が配
置されている。それぞれが一対のセパレータレンズ57
A1と57A2、57B1と57B2、57C1と57
C2は、各開口51A、51B、51Cを透過した光束
を二分割して分割した各像をそれぞれ、二次結像面に配
置された各ラインセンサ13A、13B、13Cの異な
る領域に投影する。二次結像面は、予定結像面の像が形
成される面であって、撮影レンズによる被写体の像は、
この二次結像面上に形成される。
せ、ミラー54A1、54A2、54C1、54C2を
配置して、開口51A、51Cを透過した被写体光束を
中央の開口51Bを通った被写体光束に接近させること
で、ラインセンサ13A、13B、13Cの間隔を変え
ることなく、開口51A、51B、51Cの間隔を広く
することが可能になる。
CPU41からのシリアル通信によってSLR信号
(1)を受信するので、ラインセンサ13A、13B、
13Cを使用して積分を開始し、図7(A)に太線で示
したモニタセンサ23Aの内のモニタ受光素子M1〜M
3、モニタセンサ23Bのモニタ受光素子M11〜M1
5、モニタセンサ23Cのモニタ受光素子M16〜M1
8、および積分制御回路25A、25B、25Cを使用
して積分レベルを制御する。そして、各ラインセンサ1
3A、13B、13Cの各フォトダイオードが積分した
電荷をビデオ信号としてカメラのCPU41(制御手
段)に出力する。
3B、13Cからの一対のビデオ信号に基づいて、各ラ
インセンサ13A、13B、13C毎に一対の像間隔を
求め、デフォーカス量を算出する。
スク51の開口51A、51B、51Cを一直線に沿っ
て配置したが、ラインセンサ13A、13B、13Cが
一直線に沿って並んでいれば、H型でもよくその配列は
問わない。
1をレンズシャッタカメラに適用した場合の実施の形態
について説明する。左右の一対のラインセンサ13A、
13Cの前方に、焦点検出光学系としての一対の結像レ
ンズ61(61A、61C)が配置されている。各結像
レンズ61A、61Cに入射した被写体光束は、それぞ
れ結像レンズ61A、61Cによってラインセンサ13
Aおよびモニタセンサ25A、ラインセンサ13C上ま
たはその前後にそれぞれ結像される。
CPU41からシリアル通信によりLS信号を受信する
ので、図7(B)に太線で示した一対のラインセンサ1
3A、13Cを使用して積分を開始し、モニタセンサ2
3Aの全てのモニタ受光素子M1〜M10および積分制
御回路25A、25Bを使用して受光量をモニタして積
分を制御する。
制御されたラインセンサ13A、13Cが積分した電荷
は、ビデオ信号としてCPU41に出力される。CPU
41は、ラインセンサ13A、13Cから入力したビデ
オ信号に基づいて一対のラインセンサ13A、13C上
の像間隔を求め、さらに結像レンズ61A、61Cの焦
点距離、間隔に基づいて三角測量法によって被写体距離
を演算する。
レフカメラに使用したときは、水平方向に離反した3つ
の領域の被写体についての測距が可能であり、レンズシ
ャッタカメラに適用したときは、ラインセンサが延びる
方向に最も離れた一対のラインセンサ13A、13Cを
使用して三角測量するので、高精度の測距ができる。し
かも、積分時間を、使用するラインセンサに近接配置し
たモニタセンサを使用して制御するので、ラインセンサ
で受光する被写体の輝度に応じた最適な受光量が得られ
る。特に本実施の形態では、ラインセンサ13Aについ
ては、一眼レフカメラではモニタセンサ25Aの内、一
部のモニタ受光素子M1〜M3のみよってモニタし、レ
ンズシャッタカメラではモニタセンサ25Aの全てのモ
ニタ受光素子M1〜M10を使用してモニタするので、
焦点検出方法にかかわらず、ラインセンサについて最適
な受光出力が得られる。
センサ13A、13B、13C(受光手段)を示した
が、その数は、4個以上でもよい。また、3つの受光素
子列を同一直線に沿って一列に並べたが、本発明は、少
なくとも一対のラインセンサが同一直線に沿って並んで
いれば、他のラインセンサの位置、向きは問わない。
各受光素子列毎にデフォーカス量を求めるSLRモード
および一対の受光素子列によって被写体の距離を求める
LSモードに応じて受光素子列の受光光量をモニタ手段
によりモニタできるので、各受光素子列を利用して受光
素子列ごとに被写体のデフォーカス量を求める場合も、
一対の受光素子列を利用して被写体の距離を求める場合
も、いずれの場合にも、受光素子列毎に適切な受光光量
のモニタが可能になり、広い輝度範囲で正確な焦点検
出、被写体の距離測定を可能にし、被写体に輝度差があ
っても正確な焦点検出ができる。
測距ユニットの主要構成を示す図である。
回路構成を示すブロック図である。
の実施例を示す図である。
リアル通信タイミングチャートを示す図である。
レジスタにラッチされるデータの内容を示す図である。
インセンサおよびモニタセンサとの関係を表で示す図で
ある。
あって、(A)は一眼レフカメラの場合の使用受光素子
列を示す図、(B)はレンズシャッタカメラに適用した
場合の使用受光素子列を示す図である。
実施例の光学的構成を示す図である。
用した実施例の光学的構成を示す図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 一直線に沿って配置された複数の受光素
子を備えた受光素子列を複数備え、撮影光学系および焦
点検出光学系を介して、複数の測距エリア内の被写体像
がそれぞれ一対の被写体像に瞳分割されて測距エリア毎
に対応する同一の受光素子列上に形成される場合は、各
受光素子列毎に一対の被写体像の一方が形成される領域
を基準領域、他方が形成される領域を参照領域として基
準領域と参照領域の受光素子から出力される画素信号に
基づいて一対の被写体像の間隔を検出してデフォーカス
量を演算するSLRモード、または一対の結像レンズに
よって二つの被写体像がそれぞれ異なる受光素子列に形
成される場合はその二つの受光素子列の全受光領域の受
光素子から出力される画素信号に基づいて上記二つの被
写体像の間隔を検出して被写体の距離を演算するLSモ
ードのいずれかで動作する測距センサであって、 上記各受光素子列の近傍に配置され、該受光素子列の受
光光量をモニタするモニタ手段を備え、 少なくとも上記LSモードで使用される一対の一方の受
光素子列の近傍に配置されたモニタ手段は該受光素子列
の全受光領域の受光光量をモニタ可能に形成され、該モ
ニタ手段は、上記SLRモードで動作する場合は上記基
準領域と参照領域のうち一方の領域をモニタし、上記L
Sモードで動作する場合は上記全受光領域をモニタする
ことを特徴とする測距センサ。 - 【請求項2】 請求項1記載の測距センサにおいて、上
記一対の一方の受光素子列以外の他の受光素子列の他方
の近傍には、その受光素子列の基準領域または参照領域
の一方の領域をモニタ可能なモニタ手段が配置されてい
る測距センサ。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の測距センサにお
いて、上記各受光素子列は、それぞれ上記同一直線に沿
って所定間隔で配置された少なくとも3列備えられ、上
記一対の受光素子列は、1列以上の受光素子列を挟んで
設定される測距センサ。 - 【請求項4】 請求項1または2記載の測距センサにお
いて、上記各受光素子列は、それぞれ上記同一直線に沿
って所定間隔で配置された少なくとも3列備えられ、上
記一対の受光素子列は両端に位置する測距センサ。 - 【請求項5】 請求項1から4のいずれか一項記載の測
距センサにおいて、上記各受光素子列は、受光した被写
体光を電荷に変換して一時的に積分するラインセンサ
と、対応するラインセンサが積分した電荷を保存するメ
モリー部を備え、上記モニタ手段は、上記各ラインセン
サ毎に上記メモリー部とは反対側に該ラインセンサに沿
って設けられている測距センサ。 - 【請求項6】 請求項3記載の測距センサにおいて、上
記演算手段が上記SLRモードで動作するときは、上記
全受光領域をモニタ可能なモニタ手段は、上記一方の領
域をモニタする測距センサ。 - 【請求項7】 請求項3記載の測距センサにおいて、上
記演算手段が上記LSモードで動作するときは、上記一
対の受光素子列のモニタ手段のうち、上記全受光領域を
モニタ可能なモニタ手段により一方の受光素子列の全受
光領域をモニタする測距センサ。
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---|---|---|---|
JP19051396A JP3375492B2 (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 測距センサ |
US08/897,149 US5943514A (en) | 1996-07-19 | 1997-07-18 | Focusing system |
DE19730976A DE19730976C2 (de) | 1996-07-19 | 1997-07-18 | Einrichtung zum Scharfstellen des Objektivs einer Kamera |
GB9715355A GB2315630B (en) | 1996-07-19 | 1997-07-21 | Focusing system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP19051396A JP3375492B2 (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 測距センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP3375492B2 true JP3375492B2 (ja) | 2003-02-10 |
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ID=16259348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Families Citing this family (1)
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-
1996
- 1996-07-19 JP JP19051396A patent/JP3375492B2/ja not_active Expired - Fee Related
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