JP3375423B2 - データ/多値レベル信号間変換方法及び通信方法 - Google Patents

データ/多値レベル信号間変換方法及び通信方法

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JP3375423B2
JP3375423B2 JP18549294A JP18549294A JP3375423B2 JP 3375423 B2 JP3375423 B2 JP 3375423B2 JP 18549294 A JP18549294 A JP 18549294A JP 18549294 A JP18549294 A JP 18549294A JP 3375423 B2 JP3375423 B2 JP 3375423B2
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2進数データと多値化
レベル信号との間の相互変換の方法及びその相互変換方
法を用いた通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、データ伝送では、所定周波数のキ
ャリアを2進数データを用いて、振幅、周波数、位相変
調する方式が知られている。しかしながら、この方法は
伝送効率の面で問題があり、2進数データを3ビットか
ら4ビットまとめて得られる多値データを用いて、搬送
波を振幅、周波数、位相変調する方式が知られている。
この方式は変調された搬送波の状態数が多くなり伝送効
率が向上する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、例えば、搬
送波を多値データにより振幅変調して送出する通信方法
の場合には、復調波を多値レベルに量子化することが必
要となる。このため、正確な復調を行うためには、受信
信号から振幅基準やサンプリング基準を正確に検出する
必要がある。しかし、伝送路の減衰や増幅器の温度特
性、経年変化等により受信信号の振幅レベルが変化する
ため、通常、自動利得制御(AGC)を行って、振幅の
安定を保つ。しかし、変調信号が多値ランダム信号であ
る場合、常に、安定して、正確な制御電圧を得ることは
困難であった。又、同一データが長期間連続した場合、
同一振幅が連続するため受信側でタイミング基準が抽出
できないという問題があった。
【0004】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、データと多値レベル信号
との間の相互変換において、復調時の基準レベル及びタ
イミング基準を受信信号から正確に得られるようにする
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は2進数
データを多値レベル信号に変換する方法に関する。2進
数データの構成は、1データ当たり2進数nビットであ
る。多値レベル信号は、データの値m=2n に対応する
多値レベルの信号である。多値レベル信号の領域におい
ては、1基本期間は、第0タイムスロットから第m−1
タイムスロットのm個のタイムスロットで構成され、レ
ベルは、第0レベルから第m−1レベル、第m−1レベ
ルの上の上基準レベルとの合計m+1個の多値レベルで
構成される。又、連続する基本期間が交互にA種基本期
間とB種基本期間と定義される。
【0006】A種基本期間は後述するようにデータの値
を1レベル上位レベルへシフトして多値レベル信号を生
成する期間であり、B種基本期間はデータの値をそのま
ま多値レベル信号とする期間である。
【0007】2進数のデータ領域では、1群データがm
個のデータで構成され、1群のm個のデータのうち、群
の先頭から所定のk番目に現れるデータが指標データと
定義される。その指標データの値は時間指標値Tとさ
れ、残りのm−1個の通常データjの値がレベル値Lj
とされる。
【0008】次の事項は特に本発明の特徴部分である。
受信時の振幅の基準及びタイミングの基準を得るため
に、指標データに関しては、第Tタイムスロットにおい
て、A種基本期間において第0レベル、B種基本期間に
おいて上基準レベルをとる多値レベル信号とされる。通
常データjに関しては、第Tタイムスロットだけを飛ば
して1群における通常データjの存在位置に対応するタ
イムスロットにおいて、A種基本期間においては通常デ
ータjのレベル値Lj を1レベル上位にシフトさせたレ
ベル値Lj +1をとる多値レベル信号とし、B種基本期
間においては通常データjのレベル値Lj をとる多値レ
ベル信号とされる。
【0009】請求項2の発明は、多値レベル信号の領域
において、請求項1の発明が上基準レベルを設定したの
に対して、第0レベルより下の下基準レベル、第0レベ
ルから第m−1レベルとの合計m+1個の多値レベルで
構成したことのみが異なる。よって、A種基本期間にお
いては指標データは第m−1レベルの多値レベル信号と
し、通常データjのレベル値Lj を1レベル下位にシフ
トさせたレベル値Lj−1をとる多値レベル信号とし、
B種基本期間においては指標データは第0レベルの多値
レベル信号とし、通常データjのレベル値Lj をとる多
値レベル信号とした。
【0010】請求項3の発明は、請求項1の逆変換で、
多値レベル信号を2進数のデータに変換する方法であ
る。2進数データ領域と多値レベル信号領域の対応関係
は請求項1と同一である。A種基本期間に対しては、そ
の基本期間内における多値レベル信号の最小値を検出
し、B種基本期間に対しては、その基本期間内における
多値レベル信号の最大値を検出する。そして、最小値と
最大値との差に基づいて多値レベル信号を量子化するm
+1個の基準レベルを生成し、m+1個の基準レベルに
基づいて、多値レベル信号のレベル値を求める。A種基
本期間については多値レベル信号が最小レベル値をとる
タイムスロットの番号Tを検出し、その値を指標データ
の値とし、B種基本期間については多値レベル信号が最
大レベル値をとるタイムスロットの番号Tを検出し、そ
の値を指標データの値とする。指標データの値を群の先
頭から所定の第k番目に位置させ、他の多値レベル信号
に関しては、A種基本期間においては、多値レベル信号
のレベル値Lj を1レベル下位にシフトさせた値Lj
1、B種基本期間におていは、多値レベル信号のレベル
値Lj の値Lj を、その多値レベル信号のタイムスロッ
トの位置に対応した位置に並べる。これにより多値レベ
ル信号を2進数のデータに変換する。
【0011】請求項4の発明は、請求項2の逆変換で、
請求項3に対して、多値レベル信号において、下基準レ
ベルを設定しているのが異なる。従って、請求項3に対
して、A種基本期間に対しては、その基本期間内におけ
る多値レベル信号の最大値を検出し、B種基本期間に対
しては、その基本期間内における多値レベル信号の最小
値を検出する。又、A種基本期間については多値レベル
信号が最大レベル値をとるタイムスロットの番号Tを検
出し、その値を指標データの値とし、B種基本期間につ
いては多値レベル信号が最小レベル値をとるタイムスロ
ットの番号Tを検出する。さらに、A種基本期間におい
ては、多値レベル信号のレベル値Lj を1レベル上位に
シフトさせた値Lj +1、B種基本期間におていは、多
値レベル信号のレベル値Lj の値Lj を、その多値レベ
ル信号のタイムスロットの位置に対応した位置に並べ
る。
【0012】尚、上記の請求項1〜4では、各レベルの
番号はレベルの指標であって、絶対的な電圧レベルを指
すものではない。また、レベルは、B種基本期間ではレ
ベルシフトがないように、B種基本期間を基準として、
指標付が行われているものとする。よって、多値レベル
を絶対的な電圧レベルで考えるとき、2進数データの値
で対応する電圧値に1電圧目盛だけ、上位にシフトさせ
たものをA種基本期間電圧メモリのシフトさせないもの
をB種基本期間とする他、1電圧目盛/2だけ上位にシ
フトさせたものをA種基本期間、1電圧目盛/2だけ下
位にシフトさせたものをB種基本期間としても良い。即
ち、上記の請求項の定義では、変換後のこのB種基本期
間の電圧レベルに対して指標付を行った後のレベルとし
て定義されている。よって、1レベルシフトは、A種基
本期間とB種基本期間とにおける相対的な概念である。
【0013】請求項5の発明は、多値レベル信号のレベ
ルをm個のレベルに、第0レベルより下の下基準レベ
ル、第m−1レベルより上の上基準レベルの2つのレベ
ルを加えたものである。よって、指標データに関して
は、第Tタイムスロットにおいて、A種基本期間におい
て下基準レベル、B種基本期間において上基準レベルを
とる多値レベル信号とする。通常データjに関しては、
第Tタイムスロットだけを飛ばして1群における通常デ
ータjの存在位置に対応するタイムスロットにおいて、
通常データjのレベル値Lj をとる多値レベル信号とす
る。
【0014】請求項6の発明は、請求項5の逆変換であ
る。即ち、A種基本期間に対しては、その基本期間内に
おける多値レベル信号の最小値を検出し、B種基本期間
に対しては、その基本期間内における多値レベル信号の
最大値を検出する。そして、最小値と最大値との差に基
づいて多値レベル信号を量子化するm+2個の基準レベ
ルを生成する。このm+2個の基準レベルに基づいて、
多値レベル信号のレベル値を求める。又、A種基本期間
については多値レベル信号が最小レベル値をとるタイム
スロットの番号Tを検出し、その値を指標データの値と
し、B種基本期間については多値レベル信号が最大レベ
ル値をとるタイムスロットの番号Tを検出し、その値を
指標データの値とする。そして、指標データの値を群の
先頭から所定の第k番目に位置させ、他の多値レベル信
号のレベル値をタイムスロットの位置に対応した位置に
並べることにより多値レベル信号を2進数のデータに変
換する。
【0015】請求項7の発明は、請求項1、2、5の方
法で得られた多値レベル信号で搬送波を変調して、伝送
路に送出する通信方法である。
【0016】又、請求項8の発明は、多値レベル信号で
搬送波を変調した信号を復調して、多値レベル信号を得
た後、その多値レベル信号を請求項3、4、6の方法で
2進数データに逆変換する通信方法である。
【0017】全請求項において、第0レベル、第1レベ
ル、…、第m−1レベルの値0,1,…,m−1は多値
レベル信号のレベルに付された指標であり、レベル値L
j もレベルの指標の値を意味する。従って、下基準レベ
ル、第0レベル、第1レベル、…、第m−1レベル、上
基準レベルに対応する絶対的な電圧値は等間隔である必
要はない。例えば、第0レベルから第m−1レベルまで
は、絶対電圧値にして等間隔とし、下基準レベルと第0
レベルとの電圧差、上基準レベルと第m−1レベルとの
電圧差は、上記の等間隔電圧差の2倍、3倍、3/2
倍、5/2倍等任意に設定できる。下基準レベルと上基
準レベルの絶対電圧値は、タイムスロットの検出タイミ
ングや、多値レベル信号の電圧値を量子化するために、
各レベルに対応する絶対基準電圧値を発生するために用
いられる。よって、データとして意味のある第0レベル
〜第m−1レベルの絶対電圧値に対して、大きく異なる
方が、タイミング検出、振幅検出の精度が高くなる。こ
のように、レベルは電圧にして等間隔である必要はない
ので、レベルの概念は単に指標を意味するに過ぎない。
よって、1レベル上位又は下位にシフトさせることは、
電圧値が不等間隔であっても、指標が1つだけ、上位又
は下位のレベルにシフトさせることを意味する。レベル
値Lj を1だけ上位又は下位にシフトさせたレベル値L
j +1,Lj −1も、レベルの指標値を意味し、絶対電
圧値を意味するものではない。
【作用及び発明の効果】請求項1、2、5では、指標デ
ータの値Tは、多値レベル信号の第Tタイムスロット
に、連続する基本期間で交互に、第0レベル又は上基準
レベル(請求項1)、第m−1レベル又は下基準レベル
(請求項2)、下基準レベル及び上基準レベル(請求項
5)の多値レベル信号として変換される。指標データを
除く他の通常データjの値Lj は、A種基本期間では、
1レベル上のレベルLj +1にシフト(請求項1)又は
1レベル下のレベルLj −1にシフトされる(請求項
2)。B種基本期間では通常データjの値Lj がそのま
ま多値レベル信号のレベル値となる。請求項5の方法
は、レベルのシフトはない。このA種基本期間とB種基
本期間は交互に現れる。この指標データの多値レベル信
号のレベル値により多値レベル信号の最大振幅の情報を
伝達することができる。又、この方法では、nビットを
1データとするm個の1群のデータが、m+1レベル
(請求項1、2)、m+2レベル(請求項5)のm個の
タイムスロットを1基本期間とする多値レベル信号に変
換される。この時、指標データはタイムスロット番号が
伝達情報となるがm個のタイムスロットがとれるので、
指標データも通常データと同じビット数のデータとする
ことができるので、m個の全データを同一に多値レベル
信号とした場合と同一の伝送効率となる。
【0018】請求項3、4、6では、交互に現れるA種
基本期間とB種基本期間とにおいて、多値レベル信号の
最大レベル値又は最小レベル値を検出することで、多値
レベル信号の最大振幅を検出でき、多値レベル信号を量
子化するための基準レベルを正確に生成できる。従っ
て、多値レベル信号の2進数データへの変換が正確とな
る。又、振幅情報を伝達する多値レベル信号が1基本期
間内でm個のタイムスロットのうちどのタイムスロット
に存在するかの情報により、指標データの本来の値を求
めることができる。さらに、指標データは1基本周期内
に必ず1個含まれるので、同一データが連続する場合で
も、受信側で周期的にタイミング基準を抽出することが
できること、及び、同期復調時の搬送波再生を容易に行
うことができる。
【0019】以上のように、本発明では、伝送データに
冗長性を持たせることなく、多値レベルの検出の基準と
なる振幅情報とタイミング情報とを伝送することができ
るので、伝送効率を低下させることなく多値レベル信号
から2進数データへの変換が正確となる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。第1実施例
【0021】本発明の変換方法を次に説明する。本実施
例の方法は、1データ、n=3ビット、m=8、レベル
数m+1=9、第m−1レベルの上に上基準レベルB
(第mレベル)を設定、タイムスロット数8、1群のデ
ータ数8、k=1、即ち、指標データは1群の先頭にあ
る場合である。
【0022】データ列は、具体的に、2進数で、第1群
が、110,010,100,010,101,00
1,010,100、第2群が、010,011,01
0,110,111,100,001,011、第3群
が、111,100,011,111,011,01
0,001,100である。8進数表記O’x’とする
と、第1群の8個のデータは、発生順に、O’6242
5124’、第2群の8個のデータは、O’23267
413’、第3群の8個のデータは、O’743732
14’である。指標データは各群の先頭データであるの
で、第1群がO’6’、第2群がO’2’、第3群が
O’7’である。
【0023】第1群データの変換 第1群の2進データは、第1基本期間の多値レベルに変
換される。先ず、第1群の指標データはO’6’である
ので、この値6は時間指標値Tとされ、第Tタイムスロ
ット、即ち、第6タイムスロットにおいて、第0レベル
の信号とされる。次に、第2データから第8データまで
は、通常データjであるが、この順に、第6タイムスロ
ットだけを飛ばして、第0タイムスロットから第7タイ
ムスロットの7個のタイムスロットが割り付けられる。
この場合には、第2データは、第0タイムスロット、第
3データは第1タイムスロット、…第7データは第5タ
イムスロット、第8データは第7タイムスロットに割当
られる。
【0024】次に、第2データから第8データまでの2
進数の通常データjが多値化される。このレベル値Lj
は、具体的には、2,4,2,5,1,2,4である。
次に、この第1基本期間はA種基本期間であるので、上
記のレベル値Lj は1レベルだけ上位にシフトされる。
即ち、3,5,3,6,2,3,5である。
【0025】次に、指標データを含めた、第1群データ
の多値化データの信号レベルが、図1の(1)に示す同
期信号に同期して、第1基本期間の第0タイムスロット
から第7タイムスロットに、3,5,3,6,2,3,
0,5と配列される。
【0026】第2群データの変換 次に、第2群の2進データの多値レベルへの変換につい
て説明する。第2群の2進データは、第2基本期間の多
値レベルに変換される。先ず、第2群の指標データは
O’2’であるので、この値2は時間指標値Tとされ、
第Tタイムスロット、即ち、第2タイムスロットにおい
て、上基準レベルB(第mレベル、第8レベル)の信号
とされる。次に、第2データから第8データまでは、通
常データjであるが、この順に、第2タイムスロットだ
けを飛ばして、第0タイムスロットから第7タイムスロ
ットの7個のタイムスロットが割り付けられる。この場
合には、第2データは第0タイムスロット、第3データ
は第1タイムスロット、第4データは第3タイムスロッ
ト、第5データは第4タイムスロット…第7データは第
7タイムスロットに割当られる。
【0027】次に、第2データから第8データまでの2
進数の通常データjが多値化される。このレベル値Lj
は、具体的には、3,2,6,7,4,1,3である。
次に、この第2基本期間はB種基本期間であるので、上
記のレベル値Lj のレベルシフトは行われない。
【0028】よって、指標データを含めた、第2群デー
タの多値化データの信号レベルが、図1の(1)に示す
同期信号(クロック)に同期して、第2基本期間の第0
タイムスロットから第7タイムスロットに、3,2,
B,6,7,4,1,3と配列される。
【0029】次に、第3群データが第3基本期間の多値
レベルに変換される。この第3基本期間は、第1基本期
間と同じA種基本期間であるので、第1基本期間と同様
に通常データjのレベル値Lj が1レベルだけ上レベル
にシフトされて、多値レベルに変換される。以上のよう
に通常データのレベル値Lj は、図1の(4)に示すよ
うに、A種基本期間とB種基本期間とで、交互に1レベ
ルだけ上にシフトされる。
【0030】このように、3ビット8個のデータから成
る1群のデータを1単位として、その1群のデータが1
基本期間の多値レベルの信号に変換される。尚、伝送路
では、上記の9レベルの各レベルは、−4Vから4Vま
での1V間隔の電圧レベルで送出される。尚、レベルシ
フトにおいて、絶対電圧レベルで考え、A種基本期間で
0.5V上へ、B種基本期間で0.5V下へシフトさせ
た場合も、A種基本期間で通常データは1レベル上にシ
フトされたものとなる。
【0031】この多値レベル信号をローパスフィルタに
入力した後、ローパスフィルタの出力信号で所定周波数
の搬送波を振幅、周波数又は位相変調することで、伝送
路に送出することができる。
【0032】伝送路から受信した被変調信号を復調した
後、多値レベル信号を抽出する。次に、この多値レベル
信号の2進数データへの逆変換に付いて説明する。先
ず、1基本期間の8個のタイムスロットの各信号電圧が
同期信号に同期してサンプリングされディジタルデータ
に変換され、バッファメモリに一旦記憶される。次に、
1基本期間がA種基本期間であれば、この8個のデータ
の中で最小電圧が第0レベルの電圧値として決定され
る。又、1基本期間がB種基本期間であれば、8個のデ
ータの中で最大電圧が第8レベルの電圧値として決定さ
れる。これらの電圧値は次の基本期間の信号の復調が完
了するまで記憶される。
【0033】次に、図1の(3)に示すように、前の基
本期間で検出された最大電圧値Max、即ち、上基準レベ
ルB、又は最小電圧値Min 、即ち、第0レベルと、今回
の基本期間で検出された最小電圧値又は最大電圧値とか
ら、電圧幅Wが演算される。もしも、伝送路における雑
音混入や瞬間的な信号レベルの変動がなければ、最大電
圧値は+4Vであり、最小電圧値は−4Vであるので、
その電圧幅Wは8Vとなる。次に、電圧幅Wから1レベ
ル間の電圧差がd=W/8で演算される。これにより、
受信端において、第0レベルから第8レベルの9レベル
の各電圧値が決定される。
【0034】次に、この各レベルの電圧値を用いて、1
基本期間の各信号の電圧値が第0レベルから第8レベル
の9レベルに量子化される。具体的には、図1のデータ
の例では、第1基本期間における多値化信号のレベル値
は、3,5,3,6,2,3,0,5となる。
【0035】次に、基本期間がA種基本期間である場合
には、上記のレベル値が0であるデータのタイムスロッ
ト番号Tが演算される。上記の第1基本期間の例では、
レベル値0は、第6タイムスロットに存在するので、T
=6となる。この値6は、指標データの復調された値と
なる。次に、基本期間がA種基本期間である場合には、
上記データ列からレベル値0を消去して、残りの7つの
データに関して、上記のレベル値が1レベルだけ下位レ
ベルにシフトされる。即ち、2,4,2,5,1,2,
4となる。そして、指標データは群の先頭から第k番目
に存在する、即ち、本実施例では第1番目に存在するか
ら、値6が群の先頭に位置し、他の7つのデータを共
に、復調された1群のデータ列が生成される。即ち、そ
のデータ列は、O’62425124’となる。このよ
うにして、多値レベル信号は元の2進データに逆変換さ
れる。
【0036】第2基本期間の多値レベル信号について
も、同様に処理される。但し、第2基本期間はB種基本
期間であるので、最大電圧値が上基準レベルB(第8レ
ベル)に対応する電圧値として検出される。第1基本期
間と同様な量子化の処理により、第2基本期間のレベル
値は、3,2,B,6,7,4,1,3となる。B種基
本期間の場合には、レベルの下位へのシフトは行われな
い。次に、量子化された後のレベル値が上基準レベルB
となっているタイムスロット番号Tが演算される。この
値TがB種基本期間の指標データを復調した値となる。
第2群データの場合には、T=2である。次に、その指
標データの値2と、他の7個の通常データjの値とを1
列に並べて、復調された1群のデータ列が生成される。
即ち、そのデータ列は、O’23267413’とな
る。このようにして、多値レベル信号は元の2進データ
に復調される。
【0037】以下、同様な処理により多値レベル信号は
2進データに復調される。逆変換の場合も、順変換の場
合と同様にレベルシフトを絶対的な電圧レベルで考えた
場合には、A種基本期間を1レベル下位にシフトさせる
ことは、A種基本期間の通常データの多値レベル信号の
電圧値を1Vシフトさせ、B種基本期間の通常データの
多値レベル信号の電圧値をシフトさせないこと、A種基
本期間の通常データの多値レベル信号の電圧値を−0.
5Vシフトさせ、B種基本期間の通常データの多値レベ
ル信号の電圧値を0.5Vシフトさせることの方法があ
る。
【0038】尚、上記の実施例において、A種基本期間
とB種基本期間とは交互に現れるように約束している。
従って、データフレームの先頭が検出できれば、順に、
A種基本期間、B種基本期間と判定できる。このデータ
フレームの検出は、データを伝送していない場合には、
最大電圧と最小電圧を交互に出力して、多値レベル信号
の振幅を固定することで、逆変換時の量子化レベルを決
定することができる。又、図3に示すように、1基本期
間において、少なくとも2つのタイムスロットで最大レ
ベルをとり、且つ、少なくとも2つのタイムスロットで
最小レベルをとる識別信号を送出すれば、データフレー
ムの先頭の検出が可能である。何故ならば、データはそ
のような状態はとれないからである。
【0039】又、タイムスロットを検出するための同期
信号を生成する必要があるが、指標データの多値レベル
信号はA種基本期間の最低レベル、B種基本期間の最大
レベルとして検出できる。しかも、この信号は基本期間
に必ず1つ存在する。この信号で位相同期ループ(PL
L)を構成し、常時、正確なクロックを再生することが
できる。
【0040】第2実施例 他の実施例の変換方法を次に説明する。本実施例の方式
は、1データ、n=3ビット、m=8、レベル数m+2
=10、下基準レベルA及び上基準レベルBを有する、
タイムスロット数8、1群のデータ数8、k=1、即
ち、指標データは1群の先頭にある場合である。
【0041】第1実施例は、指標データの多値レベルを
連続する基本期間で、交互に第0レベルと上基準レベル
B(第mレベル(第8レベル))とし、第0レベルを指
標データの多値レベルとして用いた場合には、通常デー
タの多値レベルを1レベル上位にシフトさせて、第0レ
ベルと通常データの値0とが重ならないように配慮され
ている。これに対して、第2実施例は、m個のレベルに
下基準レベルAと上基準レベルBの2つのレベルを余分
に付加し、指標データの多値レベルを連続する基本期間
において交互に下基準レベルAと上基準レベルBと割当
て、通常データの多値レベルをm個の多値レベルに割り
当てたものである。従って、第2実施例では、変換及び
逆変換時に多値レベルのシフト操作は必要でなくなる。
【0042】第1実施例と同じデータ列で説明する。即
ち、第1群データは、O’62425124’、第2群
データは、O’23267413’、第3群データは、
O’74373214’において、各群の先頭に現れる
指標データの値は、それぞれ、6、2、7である。よっ
て、第1基本周期の第6タイムスロットは下基準レベル
Aに、第2基本周期の第2タイムスロットは上基準レベ
ルBに、第3基本周期の第7タイムスロットは下基準レ
ベルAに設定される。そして、それらのタイムスロット
を除いて、順に、各タイムスロットにおいて、通常デー
タの多値レベルO’2425124’、O’32674
13’、O’4373214’が割当られる。
【0043】このように、指標データの多値レベルは下
基準レベルAと上基準レベルBとで交互に割当られる。
【0044】次に、多値レベルの信号の2進データへの
復調に付いて説明する。復調は第1実施例とほぼ同様に
行われる。即ち、A種基準期間(下基準レベルAが使用
される期間)の場合には、1基本期間の8個のタイムス
ロットの各信号電圧のうち最小電圧が下基準レベルAの
電圧値として決定される。一方、B種基本期間(上基準
レベルBが使用される期間)であれば、8個のデータの
中で最大電圧が上基準レベルBの電圧値として決定され
る。これらの電圧値は次の基本期間の信号の復調が完了
するまで記憶される。
【0045】第1実施例と同様に、図2の(3)に示す
ように、前基本周期の最大電圧値Max 又は最小電圧値Mi
n と、今回の基本期間で検出された最小電圧値又は最大
電圧値とから、電圧幅Wが演算され、電圧幅Wから1レ
ベル間の電圧差がd=W/9で演算される。これによ
り、受信端において、下基準レベルA、第0レベルから
第7レベル、上基準レベルBの10レベルの各電圧値が
決定される。
【0046】次に、この各レベルの電圧値を用いて、1
基本期間の各信号の電圧値が上記の10レベルに量子化
される。具体的には、図2のデータの例では、第1基本
期間における多値化信号のレベル値は、2,4,2,
5,1,2,A,4、第2基本期間における多値化信号
レベル値は、3,2,B,6,7,4,1,3、第3基
本期間における多値化信号レベル値は、4,3,7,
3,2,1,4,A、となる。
【0047】次に、基本期間がA種基本期間、B種基本
期間に応じて、上記のレベル値がA、Bであるデータの
タイムスロット番号Tが演算される。この値は、上記の
3つの群のデータでは、6、2、7となる。次に、これ
らの値は各群の指標データの多値レベル値であるので、
各群の第k番目、即ち、先頭に位置させ、値A、値Bを
除くデータ列を生成する。この結果、第1基準期間の多
値化レベル信号は、O’62425124’、第2基準
期間の多値化レベル信号は、O’23267413’、
第3基準期間の多値化レベル信号は、O’743732
14’と逆変換される。このようにして、多値レベル信
号は元の2進数データに逆変換される。
【0048】以下、同様な処理により多値レベル信号は
2進数データに逆変換される。本実施例では、データフ
レームの先頭又は終わりを示す多値レベル信号は、下基
準レベルA、上基準レベルBが存在するので、図4に示
すパターンが考えられる。即ち、2基本期間の信号を受
信すれば、最大レベルと最小レベルは検出できるで、量
子化レベルが正確に決定できる。よって、その後に、1
基本期間において、少なくとも2つのタイムスロットに
最大レベルが現れるか、少なくとも2つのタイムスロッ
トに最小レベルが現れるかの信号により、データと区別
できる。
【0049】図1に示す第1実施例において、第0レベ
ルから第8レベルまでの各レベルの電圧値は等間隔(u
ボルト)とした。しかし、図5に示すように、第0レベ
ルと、上基準レベルB(第8レベル)は、第1レベル、
第7レベルに対して、電圧値で2uボルトの差を設けて
も良い。又、図2に示す第2実施例においては、下基準
レベルAから上基準レベルBまでの各レベルの電圧値は
等間隔(uボルト)とした。しかし、図6に示すよう
に、下基準レベルAと上基準レベルBは、第0レベル、
第7レベルに対して、電圧値で2uボルトの差を設けて
も良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な第1実施例にかかる変換方法
を説明したタイミングチャート。
【図2】本発明の具体的な第2実施例にかかる変換方法
を説明したタイミングチャート。
【図3】第1実施例におけるデータフレームの先頭又は
終わりを示す多値レベル信号のパターンを示した波形
図。
【図4】第2実施例におけるデータフレームの先頭又は
終わりを示す多値レベル信号のパターンを示した波形
図。
【図5】第1実施例の変形例にかかる変換方法を説明し
たタイミングチャート。
【図6】第2実施例の変形例にかかる変換方法を説明し
たタイミングチャート。
【符号の説明】
A…下基準レベル B…上基準レベル T…時間指標値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−236748(JP,A) 特開 昭57−89362(JP,A) 特開 昭55−47753(JP,A) 特開 昭61−212121(JP,A) 特開 平8−181722(JP,A) 特開 平8−181723(JP,A) 特開 平8−97790(JP,A) 特開 平8−125698(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/02 H04L 25/49

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1データ当たり2進数nビットで構成され
    たデータから、そのデータの値m=2n に対応する多値
    レベル信号への変換方法において、 第0タイムスロットから第m−1タイムスロットのm個
    のタイムスロットを1基本期間とし、第0レベルから第
    m−1レベル、第m−1レベルの上の上基準レベルと
    で、合計m+1個の多値レベルを設定し、 連続する前記基本期間を交互にA種基本期間とB種基本
    期間とし、 前記基本期間に対応する1群をm個のデータで構成し、 1群のm個のデータのうち、群の先頭から所定のk番目
    に現れる指標データの値を時間指標値Tとし、残りのm
    −1個の通常データjの値をレベル値Lj とし、 前記指標データに関しては、第Tタイムスロットにおい
    て、A種基本期間において第0レベル、B種基本期間に
    おいて上基準レベルをとる多値レベル信号とし、 前記通常データjに関しては、前記第Tタイムスロット
    だけを飛ばして1群における前記通常データjの存在位
    置に対応するタイムスロットにおいて、前記A種基本期
    間においては前記通常データjのレベル値Lj を1レベ
    ル上位にシフトさせたレベル値Lj +1をとる多値レベ
    ル信号とし、前記B種基本期間においては前記通常デー
    タjのレベル値Lj をとる多値レベル信号としたことを
    特徴とするデータ多値レベル信号変換方法。
  2. 【請求項2】1データ当たり2進数nビットで構成され
    たデータから、そのデータの値m=2n に対応する多値
    レベル信号への変換方法において、 第0タイムスロットから第m−1タイムスロットのm個
    のタイムスロットを1基本期間とし、第0レベルの下の
    下基準レベル、第0レベルから第m−1レベルとで、合
    計m+1個の多値レベルを設定し、 連続する前記基本期間を交互にA種基本期間とB種基本
    期間とし、 前記基本期間に対応する1群をm個のデータで構成し、 1群のm個のデータのうち、群の先頭から所定のk番目
    に現れる指標データの値を時間指標値Tとし、残りのm
    −1個の通常データjの値をレベル値Lj とし、 前記指標データに関しては、第Tタイムスロットにおい
    て、A種基本期間において第m−1レベル、B種基本期
    間において下基準レベルをとる多値レベル信号とし、 前記通常データjに関しては、前記第Tタイムスロット
    だけを飛ばして1群における前記通常データjの存在位
    置に対応するタイムスロットにおいて、前記A種基本期
    間においては前記通常データjのレベル値Lj を1レベ
    ル下位にシフトさせたレベル値Lj −1をとる多値レベ
    ル信号とし、前記B種基本期間においては前記通常デー
    タjのレベル値Lj をとる多値レベル信号としたことを
    特徴とするデータ多値レベル信号変換方法。
  3. 【請求項3】 多値レベル信号から、そのレベル値に対
    応する1データ当たり2進数nビットで構成されたデー
    タに変換する変換方法において、 多値レベル信号に関しては、第0タイムスロットから第
    m−1タイムスロットのm個のタイムスロットを1基本
    期間とし、第0レベルから第m−1レベル、第m−1レ
    ベルの上の上基準レベルとで、合計m+1個の多値レベ
    ルを設定し、 前記1基本期間の前記多値レベル信号に対応して、m個
    のデータから成る群を設定し、 連続する前記基本期間を交互にA種基本期間とB種基本
    期間とし、 前記A種基本期間に対しては、その基本期間内における
    前記多値レベル信号の最小値を検出し、前記B種基本期
    間に対しては、その基本期間内における前記多値レベル
    信号の最大値を検出し、 前記最小値と前記最大値との差に基づいて多値レベル信
    号を量子化するm+1個の基準レベルを生成し、 前記m+1個の基準レベルに基づいて、前記多値レベル
    信号のレベル値を求め、 A種基本期間については前記多値レベル信号が最小レベ
    ル値をとるタイムスロットの番号Tを検出し、その値を
    指標データの値とし、B種基本期間については前記多値
    レベル信号が最大レベル値をとるタイムスロットの番号
    Tを検出し、その値を指標データの値とし、 前記指標データの値を群の先頭から所定の第k番目に位
    置させ、他の多値レベル信号に関しては、前記A種基本
    期間においては、多値レベル信号のレベル値Lj を1レ
    ベル下位にシフトさせた値Lj −1、前記B種基本期間
    におていは、多値レベル信号のレベル値Lj の値L
    j を、その多値レベル信号のタイムスロットの位置に対
    応した位置に並べることにより多値レベル信号を2進数
    のデータに変換することを特徴とする多値レベル信号デ
    ータ変換方法。
  4. 【請求項4】 多値レベル信号から、そのレベル値に対
    応する1データ当たり2進数nビットで構成されたデー
    タに変換する変換方法において、 多値レベル信号に関しては、第0タイムスロットから第
    m−1タイムスロットのm個のタイムスロットを1基本
    期間とし、第0レベルの下の下基準レベル、第0レベル
    から第m−1レベルとで、合計m+1個の多値レベルを
    設定し、 前記1基本期間の前記多値レベル信号に対応して、m個
    のデータから成る群を設定し、 連続する前記基本期間を交互にA種基本期間とB種基本
    期間とし、 前記A種基本期間に対しては、その基本期間内における
    前記多値レベル信号の最大値を検出し、前記B種基本期
    間に対しては、その基本期間内における前記多値レベル
    信号の最小値を検出し、 前記最小値と前記最大値との差に基づいて多値レベル信
    号を量子化するm+1個の基準レベルを生成し、 前記m+1個の基準レベルに基づいて、前記多値レベル
    信号のレベル値を求め、 A種基本期間については前記多値レベル信号が最大レベ
    ル値をとるタイムスロットの番号Tを検出し、その値を
    指標データの値とし、B種基本期間については前記多値
    レベル信号が最小レベル値をとるタイムスロットの番号
    Tを検出し、その値を指標データの値とし、 前記指標データの値を群の先頭から所定の第k番目に位
    置させ、他の多値レベル信号に関しては、前記A種基本
    期間においては、多値レベル信号のレベル値Lj を1レ
    ベル上位にシフトさせた値Lj +1、前記B種基本期間
    におていは、多値レベル信号のレベル値Lj の値L
    j を、その多値レベル信号のタイムスロットの位置に対
    応した位置に並べることにより多値レベル信号を2進数
    のデータに変換することを特徴とする多値レベル信号デ
    ータ変換方法。
  5. 【請求項5】1データ当たり2進数nビットで構成され
    たデータから、そのデータの値m=2n に対応する多値
    レベル信号への変換方法において、 第0タイムスロットから第m−1タイムスロットのm個
    のタイムスロットを1基本期間とし、第0レベルの下の
    下基準レベル、第0レベルから第m−1レベル、第m−
    1レベルの上の上基準レベルとで、合計m+2個の多値
    レベルを設定し、 連続する前記基本期間を交互にA種基本期間とB種基本
    期間とし、 前記基本期間に対応する1群をm個のデータで構成し、 1群のm個のデータのうち、群の先頭から所定のk番目
    に現れる指標データの値を時間指標値Tとし、残りのm
    −1個の通常データjの値をレベル値Lj とし、 前記指標データに関しては、第Tタイムスロットにおい
    て、A種基本期間において下基準レベル、B種基本期間
    において上基準レベルをとる多値レベル信号とし、 前記通常データjに関しては、前記第Tタイムスロット
    だけを飛ばして1群における前記通常データjの存在位
    置に対応するタイムスロットにおいて、前記通常データ
    jのレベル値Lj をとる多値レベル信号としたことを特
    徴とするデータ多値レベル信号変換方法。
  6. 【請求項6】 多値レベル信号から、そのレベル値に対
    応する1データ当たり2進数nビットで構成されたデー
    タに変換する変換方法において、 多値レベル信号に関しては、第0タイムスロットから第
    m−1タイムスロットのm個のタイムスロットを1基本
    期間とし、第0レベルの下の下基準レベル、第0レベル
    から第m−1レベル、第m−1レベルの上の上基準レベ
    ルとで、合計m+2個の多値レベルを設定し、 前記1基本期間の前記多値レベル信号に対応して、m個
    のデータから成る群を設定し、 連続する前記基本期間を交互にA種基本期間とB種基本
    期間とし、 前記A種基本期間に対しては、その基本期間内における
    前記多値レベル信号の最小値を検出し、前記B種基本期
    間に対しては、その基本期間内における前記多値レベル
    信号の最大値を検出し、 前記最小値と前記最大値との差に基づいて多値レベル信
    号を量子化するm+2個の基準レベルを生成し、 前記m+2個の基準レベルに基づいて、前記多値レベル
    信号のレベル値を求め、 A種基本期間については前記多値レベル信号が最小レベ
    ル値をとるタイムスロットの番号Tを検出し、その値を
    指標データの値とし、B種基本期間については前記多値
    レベル信号が最大レベル値をとるタイムスロットの番号
    Tを検出し、その値を指標データの値とし、 前記指標データの値を群の先頭から所定の第k番目に位
    置させ、他の多値レベル信号のレベル値をタイムスロッ
    トの位置に対応した位置に並べることにより多値レベル
    信号を2進数のデータに変換することを特徴とする多値
    レベル信号データ変換方法。
  7. 【請求項7】請求項1、請求項2又は請求項5におい
    て、得られた多値レベル信号により所定周波数の搬送波
    を変調して伝送路に送出する通信方法。
  8. 【請求項8】請求項3、請求項4又は請求項6におい
    て、多値レベル信号は、多値レベル信号により所定周波
    数の搬送波を変調して伝送路に送出された信号を復調す
    ることで得られる信号であることを特徴とする通信方
    法。
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