JP3375172B2 - Mos技術で複合映像信号から同期信号を抽出するための回路 - Google Patents

Mos技術で複合映像信号から同期信号を抽出するための回路

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JP3375172B2 JP09753593A JP9753593A JP3375172B2 JP 3375172 B2 JP3375172 B2 JP 3375172B2 JP 09753593 A JP09753593 A JP 09753593A JP 9753593 A JP9753593 A JP 9753593A JP 3375172 B2 JP3375172 B2 JP 3375172B2
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ジャック・メイエール
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エステーミクロエレクトロニクス ソシエテ アノニム
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/04Synchronising
    • H04N5/08Separation of synchronising signals from picture signals

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Synchronizing For Television (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】この発明は、テレビ型信号、すなわち各
線につき一連の少なくとも3つの信号部分、つまり、同
期信号の部分と、その間には画像の情報が伝送されない
抑制信号の部分と、現在の電流画像線に対応する情報を
表示する有用な信号とを含む、画像線を表示する複合信
号を処理するために、使用される集積回路に関する。
【0002】
【関連技術の議論】図1は、テレビ信号の伝送のみなら
ず、ビデオテープレコーダ、およびその他の画像表示シ
ステムに用いられるテレビ、または複合映像信号の標準
化された構造を表わしている。
【0003】基準電圧を、情報抑制段階の間に伝達され
る電圧レベルVsupと仮定すると、ある線の始まりは
できるだけ鋭い端縁および約4.7μsの持続時間を有
する負パルスの同期信号によって示されている。それか
ら抑制レベルVsupは約5.3μsの間放出され、有
用な信号が52μsの間、抑制レベルを上回る正の値と
して放出され、そして抑制レベルが約2μsの間再放出
される。したがって1つの線の合計伝送持続時間は約6
4μsとなる。
【0004】テレビ回路を動作させるためには、線の同
期信号が抽出されなくてはならない。なぜなら、これは
スクリーンの走査点の帰線を制御しなければならないか
らであり、またはマトリックス表示の場合にはこれが種
々の線のアドレスシーケンスを決定しなければならない
からである。
【0005】先行技術では同期信号抽出のための回路
は、一般的にバイポーラ集積回路技術で制作されてい
る。係る技術は従来、アナログ電子回路に適用されてい
る。
【0006】最も一般的に用いられている抽出回路の原
理は、図2に示されている。同期間隔の発生に際してパ
ルスを与えるため必要なのは、複合映像信号と、同期間
隔の低電圧レベルVsynと抑制電圧レベルVsupと
の中間しきい値とを単に比較することだけである。最も
有益な方策は(Vsup+Vsyn)/2の値を有する
しきい値を確立することである。比較器は複合映像信号
としきい値とを受け、映像信号がしきい値を下回る、つ
まり同期間隔が発生する度にパルスを1つ与える。
【0007】しかしながら、この目的を達成するために
は、このしきい値が確立されなければならない。したが
って、受信信号のVsup、およびVsynのレベルを
知る必要がある。このようなレベルは前もって知ること
ができないため、受信した信号から決定されなくてはな
らない。
【0008】さらに、複合映像信号が到達する時に、そ
れは基準電圧に関してその信号が基準とされるのではな
い。つまり、それは固定した直流値のない可変信号なの
である。
【0009】この理由で、次のいくつかのステップが必
要である。すなわち複合信号の基準電圧を固定するステ
ップと、この基準に関して電圧VsynおよびVsup
を決定するステップと、しきい値(Vsyn+Vsu
p)/2を確立するステップと、整列した複合信号とこ
のしきい値とを比較するステップと、である。
【0010】図2に原理を示した従来の回路では、映像
信号の抑制レベルVsupは基準電圧Vrefと整列さ
れている。
【0011】この整列を得るために、複合映像信号Sv
が第1の直列コンデンサC1を介して、集積回路の入力
端子B1に与えられる。信号SvはコンデンサC1の直
流電荷値に対応する値によってオフセットされ、信号S
v′を与える。オフセットされた信号Sv′の平均抑制
レベルVsupが基準電圧Vrefに全く等しくなるよ
うに、端子B1に接続された第1の回路段はコンデンサ
C1の充電を制御する。
【0012】この整列段は主に差動増幅器AD1を含
み、増幅器の入力の1つは電圧Vrefに、もう1つの
入力は端子B1に接続されている。比較器の出力は、コ
ンデンサC1の充電電流源SCcの活性化を制御してコ
ンデンサにかかる直流電圧を増すか、または放電電流源
SCdの活性化を制御してこの直流値を低減する。充電
電流と放電電流の割合は、コンデンサC1の充電が自動
的に平衡し、信号Sv′の抑制電圧VsupがVref
に等しくなるようにされている。
【0013】そして、第2の回路段は信号Sv′の同期
間隔の低電圧に等しい電圧Vsynを確立する。この第
2の段は、信号Sv′の負波高値を検出するための単な
る検出器である。この回路は、レベルVsynを表す直
流充電をストアするために動作できるコンデンサC2を
含む。コンデンサC2は端子B2と接地の間に接続され
ている。ダイオードを含む帰還ループを有する差動増幅
器AD2は一方の入力で信号Sv′を、他方の入力でコ
ンデンサC2にストアされた電圧を受ける。ダイオード
D1は、信号のSv′のレベルがコンデンサC2にスト
アされたレベルを下回ると急速にコンデンサを放電する
動作が可能である。結果としてコンデンサC2の電圧レ
ベルは絶えず、信号Sv′の最低レベル値、つまりVs
ynに規制されている。充電抵抗器R1は、同期間隔の
低レベルが上昇する傾向にあると、コンデンサをゆっく
りと再充電する。そして、フォロワ段(単一利得を与え
る帰還ループを有する増幅器AD3)により、コンデン
サにかかっている電圧を正確に複写することが可能とな
り、それを抵抗分割器に与える。フォロワ段は抵抗分割
器を介してコンデンサC2のいかなるスプリアス放電も
回避する。
【0014】さらに、この抽出回路は第3の段を含み、
その段は信号Sv′を(Vsyn+Vsup)/2に等
しいしきい値、つまり(Vsyn+Vref)/2に等
しくなったしきい値と比較する。この第3の段は上述の
抵抗器を含み、それは同じ値を有し、(Vsynで)フ
ォロワ段の出力と基準電圧Vrefの間に直列に接続さ
れた2の抵抗器を備える。比較器(差動増幅器AD4)
は1つの入力で信号Sv′を、もう1つの入力で抵抗分
割器のタップT(中間タップ)での信号を受ける。差動
増幅器AD4は映像信号から抽出された同期信号を、そ
の出力Sで与える。
【0015】ある応用では、同期を抽出する回路が数あ
る構成部分のうちの1つである、映像信号処理のための
複合回路を与えることが望ましい。係る回路にはMOS
技術(つまり、絶縁ゲート電界効果トランジスタを用い
る技術)を用いることが不可欠となる。これは、トラン
ジスタの数が非常に多い(たとえばトランジスタ何百万
個)ことによるだろう。この場合、電力消費を減少させ
ることが必要となり、低電力消費技術(相補MOSトラ
ンジスタといった技術)の使用につながる。もう1つの
理由として考えられるのは、バイポーラ技術よりもMO
S技術の方がより容易に論理回路に役立つことから、製
作される回路のほとんどがアナログ回路ではなく、論理
回路であるからだということである。
【0016】これらの場合において、高価な二重の(バ
イポーラ/MOS)技術を用いるのを回避することが所
望される場合は、すべての回路はMOSトランジスタを
用いて製作されなくてはならない。
【0017】しかしながら、バイポーラ技術で容易に実
現できる図2の回路は、MOS技術にうつされると、複
雑で扱いにくく、信頼できなくなることが注目されてき
た。
【0018】与えられる種々の説明のうち、考えられる
1つの理由は、回路の2つの異なる点に同様に加えられ
なくてはならない電圧Vref等の基準電圧源を簡単に
与えることが不可能だという点である。もう1つの理由
は、単純な増幅回路が用いられると、バイポーラ技術よ
りもMOS技術での方が、差動増幅器のオフセット電圧
が実質的に高いことである。しかしながら、これらのオ
フセット電圧は、そのレベルによってVsynおよびV
supが確立される精密度に直接影響を与え、それによ
り、ひいてはしきい値(Vsyn+Vsup)/2、お
よびSv′とこのしきい値との比較に影響を与える。た
とえばVsupとVsynの違いの大きさのオーダは約
150−300mVであり、一方、MOS差動増幅器の
オフセット電圧は通常10−20mVの分散がある。さ
らにMOS技術で製作された場合、増幅フォロワはより
決定的である。(不安定性のリスクが高くなる。)この
発明の1つの目的は、複合映像信号を受け、かつ各線の
最初で同期パルスを提供することのできる、複合映像信
号から同期信号を抽出する回路を提供することである。
【0019】
【発明の概要】この発明は、MOS技術における同期信
号を抽出する回路を提供するための特に有利な方策を提
供する。
【0020】この発明に従えば、この回路は電源端子
(Vcc)と接地端子(Vss)との間に結合され、次
の構成要素を含む、つまり基準電圧と複合信号を整列さ
せるための手段、および整列された複合信号と、同期間
隔の低レベル(Vsyn)と信号抑制レベル(Vsu
p)との中間のレベルとを比較する出力比較器を含む。
加えて、この回路はこの発明に従えば、以下のものを含
む。
【0021】−同期間隔の低レベル(Vsyn)を接地
電圧(Vss)と整列させる段と、−整列回路によって
整列された複合信号(Sv′)の抑制レベル(Vsu
p)を検出する段とを含み、この段は1つのコンデンサ
と、整列された複合信号を受信する第1の入力および第
2の入力をもつ第2の比較器とを含み、この比較器はそ
の入力間の電圧差の極性に依存して、コンデンサの充電
または放電を制御する。この段はさらに、負帰還トラン
ジスタを含み、そのゲートはコンデンサに接続され、そ
のソースは、第2のコンデンサの第2の入力に接続され
て、コンデンサの充電が変化する際に、この第2の入力
での電圧をかかる充電の変化方向と相関する方向に変化
させる。回路はさらに、−第2の増幅器の第2の入力と
接地との間に接続された電圧分割器を含み、出力比較器
は入力が分割器の中間タップに接続され、第2の入力が
整列された複合信号を受ける。
【0022】VsupとVsyn間の中間しきい値は、
好ましくは(Vsup+Vsyn)の和の半分である。
【0023】比較器は、好ましくは単純な差動増幅器
で、回路は単一利得を与えるための帰還ループを持つい
かなる差動増幅器をも用いない。
【0024】抑制レベルを検出するための段で用いられ
るコンデンサは、必ずしも正確にVsupでなくてもよ
い電圧をストアする。
【0025】比較器は、抽出回路がその上に集積されて
いるチップの外部にあり得る。同期間隔の低レベルと接
地とを整列させるための回路は好ましくは以下を含む:
1つの端子で整列されていない複合映像信号を受信し、
第2の端子で整列された映像信号を与える第2のコンデ
ンサと、整列された複合信号が、接地電圧を下回るよう
になると即、コンデンサを急速に充電するよう適合され
る第1のトランジスタとを含み、第1のトランジスタの
ソースはそのコンデンサの第2の端子に接続され、その
ゲートは、ダイオードとして接続されかつ電流源によっ
て給電される第2のトランジスタのゲートに接続され、
第2のトランジスタの電源は接地されている。
【0026】漏流脚部は好ましくは、コンデンサの第2
端子と接地との間に配置される。さらに好ましくは、こ
の発明に従えば、回路の比較器は、接地が電源端子の最
大の負電圧であれば、Pチャネル入力トランジスタで実
現される入力段を含み、入力電圧が接地電圧に非常に近
い値を持つときでさえ、これらの入力電圧の差の極性を
検出する。
【0027】この発明の先のおよび他の目的、特色、局
面および利点は、添付の図面と関連して読まれると、次
の詳細な説明から明らかになるだろう。
【0028】
【詳細な説明】この発明の好ましい実施例は図3に示さ
れている。
【0029】抽出する回路は電源端子Vccと接地端子
Vssの間に結合されている。端子Vccが正電圧であ
る一方で、接地端子は理論上は最低電圧である。しかし
ながら、Pチャネルトランジスタを各々Nチャネルトラ
ンジスタと取り換えることによって、相反的に、かつ回
路内の電圧差の極性を毎回反転させることによって、逆
の配置にすることもできる。
【0030】図2の回路と異なり、この発明に従った回
路は、抑制レベル(Vsup)を基準電圧に整列させる
ための段の代わりに、低同期レベル(Vsyn)を接地
に整列させるための段を含む。
【0031】この整列段は、複合映像信号を受けるよう
に動作可能な端子Eと端子B1との間に直列に接続され
たコンデンサC3を含む。したがって、コンデンサC3
は整列されていない複合映像信号Svを受ける第1の端
子、および整列された信号Sv′の現われる第2の端子
を持つ。コンデンサC3にかかる平均直流電圧は、同期
間隔の低電圧を接地と整列させるために要求されるオフ
セット電圧を表わす。
【0032】コンデンサC3は抽出回路がその上に集積
されているチップの外部にあるコンデンサであってもよ
い。その場合そのコンデンサの第2の端子が接続されて
いる端子B1は集積回路の入力端子である。
【0033】第1の電界効果トランジスタ(FET)M
1はコンデンサC3を充電する。FETは、ゲートに与
えられる適切な電圧レベルによって、FETが導電状態
にされると、充電が急速に達成できるように設計されて
いる。充電の速度は、整列を確立するために与えられる
時間に依存する。
【0034】NチャネルFETM1のソースは端子B1
に接続され、そのドレインは、たとえば、正の電源電圧
Vccに直接接続されている。FETのゲートは(ドレ
インとゲートとが接続されて)、ダイオードとして接続
され、ソースが接地に接続されている第2のNチャネル
トランジスタM2によって確立された常にバイアスする
ソースに接続されている。トランジスタM2は低電流源
SC1(約1μA)によって給電されている。
【0035】かかる配置はトランジスタM2をその導電
状態に近く設定する。結果として、トランジスタM2と
同じしきい値電圧特性を持つトランジスタM1は、その
ソースが接地と同じ電圧であると、導電限界に設定され
る。そのソース(端子B1)が接地電圧を下回る傾向を
見せると即、M1は明らかに導通する。
【0036】トランジスタM2が大きければ大きいほ
ど、その導電限界の信頼度は高まる。逆に、トランジス
タM2に給電する電流源SC1は非常に低くなり得る。
トランジスタM1は、充電する電流をコンデンサC3に
急速に充電するためにますます大きくなくてはならな
い。
【0037】さらに、コンデンサC3の微量の放電電流
を確保するため、トランジスタM3(もしくは電流源、
または代わりになるものとして、漏流脚部を形成する抵
抗器)は端子B1と接地との間に接続される。この放電
電流によって、信号Sv′のレベルVsynが接地電圧
を上回る傾向にある場合、所望の整列に戻ることができ
る。後者の場合、コンデンサの放電時定数は、充電時定
数に対して長く保持しなくてはならないため、トランジ
スタM3は小型のトランジスタである。
【0038】この回路は、Sv′のレベルVsynが常
に接地電圧で保持されているように、平均的にコンデン
サC3にかけて定充電を維持している。
【0039】信号Sv′の抑制レベルに等しい、つま
り、同期間隔の直前および直後の信号Sv′の電圧レベ
ルに等しい定電圧Vsupを確立するのに、抽出回路の
第2の部分は有用である。
【0040】Vsupを与える段は、異なる充電および
放電電流で、コンデンサC4を充電および放電する原理
に基づいており、その割合は複合信号の3つの部分の持
続時間の割合と相関している。
【0041】コンデンサC4の第1の端子は、固定電圧
点、好ましくは接地Vssに接続され、もう1つの端子
は好ましくは集積回路の外部端子B2に接続されてい
る。かかる接続の理由はコンデンサC4が好ましくは集
積回路の外部にあることにある。
【0042】比較器として動作する差動増幅器AD5
は、整列された複合信号Sv′が抑制レベルVsupよ
り高いか低いかによって、コンデンサの充電または放電
を制御するよう接続されている。増幅器AD5の入力の
1つは信号Sv′を受け、他方の入力は電圧Vsupを
受け、この電圧は、後述する態様でこの電圧の変化に従
う傾向があるという点において端子B2と相関する。た
とえば、増幅器の非反転入力(+)は端子B1から信号
Sv′を受ける。反転入力(−)は信号Vsupを受け
る。
【0043】充電電流をIc、放電電流をId、および
増幅器AD5の反転入力に与えられた電圧が値Vsu
p′またはVsup′′を持ち、これは所望の値Vsu
pと全く同じではない、つまり、同期間隔の直前および
直後の信号Sv′と全く同じではないと仮定する。
【0044】Vsup′はVsupより低いと仮定する
(図1参照)。最大で約4.7μsの間信号Sv′がV
sup′より低いため、比較器AD5が4.7μsの間
電流Idで、コンデンサC4の放電を制御し、かつ比較
器AD5は電流Icでコンデンサの充電を約59.3μ
sの間制御する。所望の結果はコンデンサがVsup′
をVsupに増すような方向で充電されることである。
これは、充電電流が少なくとも放電電流と1:12で等
しい限り可能である、というのも、この場合充電および
放電時間は最低で12の割合に留まるからである。
【0045】逆に比較器の入力(−)での抑制レベルを
Vsup′′、整列された複合信号Sv′の実効レベル
Vsupに対して少し高すぎるものとすると、コンデン
サC4はVsup′′を減じるような方向で放電されな
くてはならない。しかしながら、比較器AD5は最低約
12μsの間放電を制御し、最大約52μsの間充電を
制御する。充電および放電時間が約4以下の割合である
ため、充電電流が、最大で約1:4に等しい条件でC4
の放電を得る。
【0046】すると、IC:IDの比が上記の値以下、
好ましくは、たとえばある実施例では約1:8に等しい
ならば、回路は、常に、電圧Vsup′またはVsu
p′′を所望の値に戻すよう動作する。
【0047】比較器AD5の反転入力での電圧変化がC
4にかかる電圧変化に相関するために、Nチャネルトラ
ンジスタM4が与えられており、そのゲートはコンデン
サC4(端子B2)に接続され、そのソースは比較器A
D5の反転入力に接続され、かつそのドレインはたとえ
ば、端子Vccによって給電される。反転入力の電圧レ
ベルVsupは、端子B2の電圧レベルと同じではない
が、端子B2の電圧レベルが変動すると、変動する。変
動方向の単純な相関が回路の作動を確実にするというこ
とに注目されたい。もちろん、最も単純な条件とは、変
行方向が同じであるということであり、コンデンサC4
にかかる電圧が上昇すると、比較器AD5の反転入力で
の電圧が上昇するというものである。これが上で指摘し
たように接続されたトランジスタM4の場合である。
【0048】したがって、整列された映像信号Sv′の
抑制レベルを表わす電圧Vsupが、比較器AD5の反
転入力において得られる。
【0049】トランジスタM4のソースと増幅器との間
に、この発明の精神から逸脱することなく、小型の抵抗
器を挿入することができる。
【0050】決められた割合を有する充電および放電電
流、それぞれIcおよびIdを与えるように、電流源S
CcおよびSCdを作成することは、MOS技術におい
てはいかなる特定の問題をも生じず、一方のソースが比
較器の状態により制御され、他方のソースが比較器の逆
の状態により制御される。
【0051】抽出回路の第3の部分は信号Sv′としき
い値(Vsup+Vsyn)/2を比較するための比較
回路である。Vsynは接地電圧に等しい。このしきい
値確立のために電圧分割器が用いられる。ここで、分割
器は好ましくは、値Rを持つ2つの抵抗器を有する抵抗
分割器である。その分割器は、比較器AD5の反転入力
と接地との間に接続される。分割器の中間タップTは高
利得の差動増幅器(比較器)AD6の1つの入力に与え
られ、他方の入力は端子B1から映像信号Sv′を受け
る。比較器AD6の出力は、複合信号から抽出された同
期信号を与える。この出力は集積回路内で使用され得
る、および/または、外部端子B3に伝達され得る。
【0052】コンデンサC4はトランジスタM4のゲー
トにただ接続されているだけなので、電圧分割抵抗器は
コンデンサC4を放電するために協働はしないことが注
目されるであろう。
【0053】比較に関与する電圧レベルがかなり低いた
め、比較器(AD5,AD6)として作動する増幅器は
各々、図4で示されているように、PチャネルMOS入
力トランジスタを用いた第1の入力段を含むことが所望
される。もちろん、接地Vssが低電源電圧であれば、
これは有効である。
【0054】上述した抽出回路にはさらに、非常に簡単
にテストされるという利点があることに注目されたい。
トランジスタM1−M3と同様、増幅器AD5およびA
D6をテストすることができるのは全く不可欠な点であ
る。増幅器は、その2つの入力および出力が、集積回路
の端子に直接、または実質的に直接、接続されているた
め、簡単にテストできる。
【0055】整列段(M1−M3)の動作は端子B1に
よってテストされる。アセンブリM1,M2,M3の動
き(しきい値のない整流器)を調べるため、端子B1に
おいて、電流/電圧特性を与えることが、全く不可欠で
ある。
【0056】こうして、この発明の1つの特定の実施例
を説明したが、当業者には、様々な変更、修正、および
改良がたやすく起こるであろう。かかる変更、修正およ
び改良はこの開示の一部として意図されており、この発
明の精神およびその範囲内であると意図されている。し
たがって、先の説明は単なる例であり、制限されること
は意図されていない。この発明は、前掲の特許請求の範
囲および均等物によって規定されたもののみに制限され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】複合映像信号の図である。
【図2】先行技術に従った、従来の同期抽出回路の図で
ある。
【図3】この発明に従った同期抽出回路の図である。
【図4】この発明に従った回路で用いられている差動増
幅器の入力段を示す概略図である。
【符号の説明】
C4 コンデンサ Sv′ 複合信号 Vsup 信号抑制レベル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源端子(Vcc)と接地端子(Vs
    s)の間で給電される、MOS技術で複合映像信号から
    同期を抽出するための回路であって、 前記複合信号を基準電圧と整列させる手段と、 整列された複合信号(Sv′)と、同期間隔の低レベル
    (Vsyn)と信号抑制レベル(Vsup)との中間の
    レベルとを比較するための出力比較器(AD6)と、 前記低レベル(Vsyn)を前記接地電圧(Vss)と
    整列させるための段(M1,M2,M3)と、 整列回路によって整列された前記複合信号(Sv′)の
    抑制レベル(Vsup)を検出するための段とを含み、
    前記段は、コンデンサ(C4)と、前記整列された複合
    信号を受けるように動作可能な第1の入力および第2の
    入力を有する第2の比較器(AD5)とを含み、前記比
    較器は、その入力にかかる電圧差の符号に依存して、前
    記コンデンサ(C4)の充電または放電を制御し、さら
    に前記検出するための段は、負帰還トランジスタを含
    み、負帰還トランジスタのゲートは前記コンデンサに接
    続され、ソースは第2の比較器の第2の入力に接続され
    て前記コンデンサ(C4)の充電が変化する際には、前
    記充電の変化方向に相関した方向で、前記第2の入力に
    おいて電圧を変化させ、さらに、 前記第2の増幅器の第2の入力と接地との間に接続され
    た電圧分割器を含み、出力比較器(AD6)は入力が前
    記分割器の中間タップに接続され第2の入力が前記整列
    された複合信号(Sv′)を受ける、回路。
  2. 【請求項2】 前記第2の比較器(AD5)の出力は、
    その入力にかかる電圧の符号に依存して前記比較器を充
    電する電流源(SCc)または放電電流源(SCd)を
    活性化するよう接続されており、充電および放電電流の
    値は定められた割合内にある、請求項1に記載の回路。
  3. 【請求項3】 前記割合が実質的に8に等しい、請求項
    2に記載の回路。
  4. 【請求項4】 前記比較器(AD5,AD6)は、2つ
    のPチャネル入力トランジスタを有する入力差動段を含
    み、接地端子が電源の低電圧端子である、請求項1ない
    し3のいずれかに記載の回路。
  5. 【請求項5】 前記整列段は、第1の端子で整列されて
    いない複合映像信号を受け、かつ第2の端子で整列され
    た映像信号(Sv′)を与える第2のコンデンサと、前
    記整列された複合信号が接地電圧を下回るようになると
    即、前記コンデンサを急速に充電するよう適合されてい
    る第1のトランジスタ(M1)とを含み、前記トランジ
    スタのソースは、前記コンデンサの第2の端子に接続さ
    れており、そのゲートは、ダイオードとして接続されか
    つ電流源に給電されている第2のトランジスタ(M2)
    のゲートに接続されており、前記第2のトランジスタの
    ソースは接地に接続されている、請求項1ないし4のい
    ずれかに記載の回路。
  6. 【請求項6】 前記第1の端子と接地との間に漏流脚部
    を含む、請求項5に記載の回路。
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