JP3375060B2 - ネットワーク・サービスのためのネットワークを介した実時間課金方法 - Google Patents

ネットワーク・サービスのためのネットワークを介した実時間課金方法

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JP3375060B2 JP31773198A JP31773198A JP3375060B2 JP 3375060 B2 JP3375060 B2 JP 3375060B2 JP 31773198 A JP31773198 A JP 31773198A JP 31773198 A JP31773198 A JP 31773198A JP 3375060 B2 JP3375060 B2 JP 3375060B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】本発明は、概して云えば、電話システムに
関するものであり、更に詳しくいえば、アドバンスト・
インテリジェント・ネットワーク（ＡＩＮ）オペレーシ
ョン及びサービスを提供する局用交換機のための電話課
金システムに関するものである。
【０００２】
【発明の属する技術分野】過去数年にわたって、電話網
を通して提供される新たなサービス及び特徴の数は増加
している。これらの機能強化された電話網は、「アドバ
ンスト・インテリジェント・ネットワーク」（ＡＩＮ）
として知られている。ＡＩＮアーキテクチャに適合した
電話制御網は、会議電話、コール・ウェイティング、着
信転送、音声アナウンス、音声応答、キーボード応答等
のような交換トラフィック及びユーザ・サービスを制御
するためのインテリジェント・サブシステムを含む。こ
れらのインテリジェント・サブシステムは「インテリジ
ェント周辺装置」（ＩＰ）とも呼ばれ、特定地域の電話
サービスために構成される。
【０００３】
【従来の技術】ＡＩＮシステムとして使用されるマルチ
プロセッサ・システムは、インターナショナル・ビジネ
ス・マシーンズ（ＩＢＭ）社に譲渡された Deborah L.
Acker及び Thomas E. Creamer 氏による米国特許出願番
号 ０８/７９２,０１８の未決出願に開示されている。
【０００４】会議電話のために、ホスト発呼者は、各会
議参加者を接続するようにインテリジェント周辺装置に
命令する。そこで、電話交換機は、各参加者をコールす
ること及び各レッグ（ｌｅｇ）に対する電話回線を同時
に接続することによって、その会議の個々のレッグを確
立する。所与のレッグは市内電話又は長距離電話であっ
てもよい。課金は電話の各レッグに対する１分当たりの
レートに基づくものであり、そのレートは、同じレッグ
に沿った二者間コールに対するレートよりも高い。従っ
て、通常、会議電話の各レッグに対して種々のレートが
適用する。長距離市外通話料金が適用するレッグによっ
て接続された多くのパーティが存在する時、料金が速い
速度で累積することは明らかである。従って、電話会議
が行われている間、一人又は複数の会議参加者がその電
話会議に対する累積料金を実時間ベースでモニタするこ
とができることが望ましい。しかし、電話会議料金の実
時間モニタリングは、参加者が種々な時間に電話会議に
加わったり、電話会議から離脱したりすることによって
更に複雑にされる。
【０００５】電話会議が予算額を超えないように、その
電話会議に対する合計料金に関して金額上の制限を設け
ることが望ましいことがある。このように電話会議の時
間を制限することは、参加者をその電話会議に対する議
題に固執させ、冗舌にしなくするであろう。
【０００６】電話及び他のタイプのネットワーク・サー
ビスは定期的に、例えば、月毎に課金されることが慣例
である。所与のコールに対する支払い請求は、そのコー
ルが生じ、しかる後、数週間経ってから顧客が支払いを
行うという課金サイクルの終わりまで生じない。それ
は、請求書を作成し、送達後にできるだけ早くサービス
に対する支払いを受けるためには有利である。従って、
コールの終了後直ちに、銀行のクレジット・カード・オ
ペレーションのような第三者のサービス提供者によって
管理される貸方勘定又は借方勘定に対して、特定のサー
ビスに対する課金を自動的に行うことが望ましい。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明の総体的な目的
は、アドバンスト・インテリジェント・ネットワーク・
サービスの実時間課金処理を提供することにある。
【０００８】本発明の別の目的は、アドバンスト・イン
テリジェント・ネットワークのユーザが、サービス使用
の間、累積するサービス料金をモニタすることを可能に
することにある。
【０００９】本発明の更なる目的は、サービスの開始時
にユーザがその特定の使用に対する合計料金に関して金
額上の制限を設定し、その制限の到達時にその使用を自
動的に終了させることを可能にすることにある。
【００１０】更に別の目的は、機能強化されたネットワ
ーク・サービスに対して貸方勘定又は借方勘定に対する
課金を、各使用に続いて自動的に行うことにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】これらの及びこの他の目
的は、アドバンスト・インテリジェント通信ネットワー
クによって提供されるサービスに対する料金をモニタ
し、そのサービスの使用中に生じた課金事象の発生を検
出する方法によって満たされる。課金処理が生じる時、
その事象に関連した料金がそのサービスに対する累積料
金合計に加えられる。累積料金合計は、時々、そのサー
ビスを使用する人によって位置指定された装置に、イン
ターネットを介して伝送される。例えば、その伝送は、
累積料金合計が変化する時にいつも生じる。その装置
は、そのサービスが使用されている間、インターネット
から受信された累積料金合計をその人に表示する。
【００１２】この方法では、サービスの運転コストが連
続的に追跡され、サービスの使用中、その人に表示され
る。これは、サービスの現在の使用がどのくらいのコス
トになるかをユーザが任意の時点で知ることを可能にす
る。
【００１３】この方法の望ましい実施例は、ユーザがそ
のサービスの特定の使用に対する最大コスト制限を定義
することを可能にする。累積料金合計がその最大コスト
制限に達した時、サービスの使用は自動的に終了する。
【００１４】例えば、この方法は電話会議コール・サー
ビスへの特定な適用例を有する。この場合、会議に接続
された各電話回線に対する料金の現時点の小計は、種々
の使用レートが各電話回線に適用する場合でも、及び電
話回線が種々の時点でその会議に接続及び接続解除され
る場合でも維持される。回線毎の小計も会議参加者に送
られ、表示される。
【００１５】
【発明の実施の形態】先ず、図１を参照すると、公衆交
換電話網（ＰＳＴＮ）１０が、アドバンスト・インテリ
ジェント・ネットワーク（ＡＩＮ）に対するアーキテク
チャに適合する。ＡＩＮアーキテクチャに関する更なる
情報は、次のような刊行物の１つ又は幾つかを参照する
ことによって得られる。即ち、Bellcore 社の GR-2802-
CORE 「アドバンスト・インテリジェント・ネットワー
ク（ＡＩＮ）０.Ｘ 第１版」、「一般的な必要事項 第
２版」１９９３年１２月発行。Bellcore 社の GR-1129-
CORE 「アドバンスト・インテリジェント・ネットワー
ク（ＡＩＮ）０.２ 交換インテリジェント周辺インター
フェース（ＩＰＩ）一般的な必要事項 ＩＬＣ ＩＥ」１
９９３年１２月発行。複数の電話１２がＰＳＴＮのロー
カル回線に接続される。これらの接続のうちの或るもの
がＰＳＴＮにおいて長距離接続を伴い得ることは勿論で
ある。
【００１６】更に、ＰＳＴＮ１０にはインテリジェント
周辺装置１４が接続される。その周辺装置は、ＰＳＴＮ
の領域ノード（例えば、ローカル回線とそのノードを横
切る中継線との間にある）を通過する電話コールのため
の交換接続を提供し、それぞれのコールに関連したサー
ビス・アプリケーションを制御する。これらのサービス
・アプリケーションは、例えば、複数参加者の会議、音
声アナウンス、音声認識、コール・ウェーティング、及
び着信転送のような機能強化された音声サービスを含
む。
【００１７】インテリジェント周辺装置１４のハードウ
エアはＩＢＭインテリジェント周辺システムに基づくも
のでよい。そのシステムの構成要素は、「スイッチング
・ファブリック」複合装置１８、コール・プロセッサ２
０、課金サーバ２２、及び音声周辺装置プロセッサ２４
を含む。音声周辺装置プロセッサ２４のようなクリティ
カルなコンポーネントは、如何なるコンポーネント障害
の場合でも連続した可用性を保証するために冗長に構成
される。インテリジェント周辺装置１４のそれらコンポ
ーネントの相互間の音声及びデータ接続は、非同期転送
モード（ＡＴＭ）と一般に呼ばれているローカル・エリ
ア・ネットワークによって提供される。
【００１８】インテリジェント周辺装置１４は、「スイ
ッチング・ファブリック」複合装置１８によってＰＳＴ
Ｎ１０に結合される。その複合装置は、二者間電話コー
ル又は更に多くのＰＳＴＮ回線の相互接続を伴う電話会
議を確立するためにＰＳＴＮ１０の回線を相互接続する
通常の電話交換機である。コール・プロセッサ２０は、
コールがスイッチング・ファブリック１８に到来する
時、手順を定義するコール・モデルを設定する。本発明
に関して云えば、スイッチング・ファブリック１８が、
電話会議を形成するようにＰＳＴＮ回線の物理的接続を
提供する。課金サーバ２２は、カスタム・アプリケーシ
ョン・プログラミング・インターフェース（ＡＰＩ）の
セットを利用する。特定のサービスに対する課金が開始
される時、課金サーバ２２は、提供されるサービスの識
別、そのサービスに関与する電話番号、及び発信回線番
号を受信する。ＡＰＩシーケンスは、トランザクション
の日付、トランザクションの接続時間、トランザクショ
ンの切断期間、発信電話番号、終端電話番号、サービス
のタイプ、課金タイプ、課金レート、及び累積料金金額
のような適切な課金情報を持った課金エレメントをポピ
ュレートする課金プロセスをオープンすることより成
る。課金サーバ２２は、トランザクション毎に及び加入
者毎に適切な課金データを提供する。課金は、使用の期
間に関して又は使用毎に設計可能である。一旦ＡＰＩが
所与のサービス・トランザクションに対する課金プロセ
スを閉鎖すると、生の課金データが受容可能なフォーマ
ットに構成され、ネットワーク・サービス提供者のため
の課金コンピュータ・システムに送られる。
【００１９】インテリジェント周辺装置１４のもう１つ
のコンポーネントは音声周辺装置プロセッサ２４であ
る。そのプロセッサは、ディジタル的に記憶されたオー
ディオ・メッセージ又はディジタル的に合成された音声
メッセージを提供する。それらのメッセージは、ステー
タスに関する情報を発呼者に提供する。例えば、これら
のメッセージは、発呼者が非動作番号に達したことを表
すか、或いはサービス機能を選択するために電話のキー
パッドを介してコマンドを入れるようにユーザにプロン
プト指示する。
【００２０】本発明のために、標準的なインテリジェン
ト周辺装置１４は、そのインテリジェント周辺装置をイ
ンターネット３０にインターフェースするように通常の
ウェブ・サーバ２６を追加することによって機能強化さ
れる。これは、インターネットに接続されたパーソナル
・コンピュータ３２及び３３がインテリジェント周辺装
置１４をアクセスして種々の機能強化された音声サービ
スを設定することを可能にする。本発明に関して、顧客
は、インターネットを介して電話会議を設定することが
でき、その電話会議中、パーソナル・コンピュータ３２
において実時間課金情報を受信することができる。
【００２１】この課金方法を実現するためのソフトウエ
アは、インテリジェント周辺装置１４のコンポーネント
内に記憶される。この課金方法は、自動化された電話会
議に関連して、人のオペレータによる介入を必要とする
ことなく設定及び管理される方法であることを最もよく
理解される。それにも関わらず、この課金方法が他の形
式の機能強化された音声サービスに、及び電話システム
以外のタイプの通信ネットワークにさえも適用可能であ
ることは当業者には理解されるであろうし、明らかであ
ろう。
【００２２】電話会議は、以下では「ホスト発呼者」と
呼ばれるその電話会議のホストがインテリジェント周辺
装置１４をアクセスしてその電話会議を設定することに
より、図２におけるステップ４０において開始する。電
話会議の事前登録は、その電話会議の始めに、又はその
電話会議のかなり前に、例えば、参加者すべてが所与の
時間に手があいていることに同意した時点で起こり得る
ことである。ホスト発呼者は、電話１２の１つによって
又はパーソナル・コンピュータ３２からインターネット
３０を介してインテリジェント周辺装置１４をアクセス
することによって事前登録を行うことができる。電話１
２を介してインテリジェント周辺装置をアクセスする場
合、ホスト発呼者は、この目的で割り当てられた「８０
０」という電話番号をダイヤルする。着信する電話は、
電話会議の時間に関する情報及び電話会議参加者の各々
に対して電話番号をリクエストする音声プロンプトをホ
スト発呼者に向けてステップ毎に発生する。ホスト発呼
者は、電話キーパッドを介してそのリクエストされた情
報を入れる。インターネット及びＩＰウェブ・サーバ２
６を介したインテリジェント周辺装置１４の同様のアク
セスは、ホスト発呼者が電話会議を設定するために必要
な情報を入れる一連の表示スクリーンを、ホスト発呼者
のパーソナル・コンピュータへウェブ・サーバに送らせ
る。別のタイプの機能強化された音声サービスも、電話
又はインターネット接続を介して同様に開始可能であ
る。ホスト発呼者がインテリジェント周辺装置１４に供
給する情報はコール・プロセッサ２０に、それが電話会
議を開始させる時間まで記憶される。
【００２３】電話会議は、インテリジェント周辺装置１
４によって、又はホスト発呼者がインテリジェント周辺
装置を再びアクセスする時、自動的に開始可能である。
事前登録中に自動開始が表された場合、インテリジェン
ト周辺装置、特に、コール・プロセッサ２０は、指定さ
れた日及び時間に電話会議を開始させるであろう。この
場合、コール・プロセッサ２０はスイッチング・ファブ
リック１８を介して各参加者をコールし、各電話コール
が応答される時、音声周辺装置プロセッサ２４は、これ
が電話会議であることを参加者に知らせるオーディオ・
メッセージを伝送する。そこで、スイッチング・ファブ
リック１８は、ステップ４４において、それぞれのＰＳ
ＴＮ回線を通常の電話会議のフォーマットで接続する。
【００２４】別の方法では、ステップ４２において、ホ
スト発呼者は、適切な「８００」という電話番号をダイ
ヤルすることによって、又はインターネット３０を介し
てＩＰウェブ・サーバ２６にアクセスすることによって
電話１２の１つを通してインテリジェント周辺装置と接
触することが可能である。この状況では、インテリジェ
ント周辺装置は、事前登録プロセス中にその電話会議に
割り当てられたパス・コードを入れるようにホスト発呼
者にリクエストする。このパスコードは音声周辺装置プ
ロセッサ２４に送られる。そのプロセッサはメモリから
事前登録情報を検索し、電話会議を設定するためにその
情報を使用する。
【００２５】参加者がインターネット３０及びオーディ
オ接続を介して電話会議に加わることができることも明
らかである。この場合、人は、インターネット３０によ
ってＩＰウェブ・サーバ２６に接続されたパーソナル・
コンピュータ３２を介してインテリジェント周辺装置１
４をアクセスする。そこで、その人は、電話会議に加わ
るためにウェブ・サーバのホーム・ページ上に表示され
たハイパーリンクを選択し、ウェブ・サーバ２６をアク
セスするパーソナル・コンピュータ３２は、その電話会
議に参加するためのパス・コードを入れるために照会を
受けるであろう。しかる後、その会議の電話コールを処
理するスイッチング・ファブリック１８とウェブ・サー
バ２６との間に、音声パスがＡＴＭスイッチ１６によっ
て設定される。インターネット３０を介して接続された
参加者は、電話及びＰＳＴＮ１０を介した電話参加者と
同様に扱われる。そのようなインターネット接続は、接
続期間当たりの指定された課金レート（１分当たり０.
５０ＵＳドル）を有する。
【００２６】電話会議のステータスを実時間でモニタす
るためには、ホスト発呼者あるいは他の人は、インター
ネット及びウェブ・サーバ２６を介してインテリジェン
ト周辺装置１４をアクセスすることができる。ウェブ・
サーバのホーム・ページにおいて電話モニタするための
ハイパーリンクを選択する時、アクセスするパーソナル
・コンピュータ３２又は３３は、モニタされるべきコー
ルに対するパス・コードを入れるために照会を受けるで
あろう。有効なパス・コードを受信したことに応答し
て、インテリジェント周辺装置１４は、電話会議ステー
タス情報をそのパーソナル・コンピュータ３２又は３３
に、ウェブ・ブラウザが表示するために、送り始める。
【００２７】会議レッグを形成する電話回線が接続され
る時、電話会議の各レッグのステータス（接続済み又は
接続解除済み）が音声周辺装置プロセッサ２４によっ
て、ＡＴＭスイッチ１６を介してウェブ・サーバ２６に
送られる。そこでは、コールのステータスが表示データ
の形にフォーマットされ、インターネットを介してホス
ト発呼者のコンピュータ３２に送られる。これは、ホス
ト発呼者がコール・ステータスをモニタすることを、及
び各参加者がいつその会議に加わったかを知ることを可
能にする。
【００２８】コール・プロセッサ２０からのコールに答
えたすべての参加者がスイッチング・ファブリック１８
によって相互接続された時、電話会議処理プログラムは
ステップ４６に進む。１つ又は複数の指定された参加者
が開始の電話コールに答えなかった時、会議アプリケー
ションは、その参加者に連絡をつけそしてその参加者を
会議に接続させようとして周期的に再びコールを行うで
あろう。ステップ４６において、音声周辺装置プロセッ
サ２４は、参加者のうちの誰かが会議を離脱したかどう
か、即ち、電話を切ったかどうかを決定するために電話
会議をモニタする。
【００２９】電話会議の各レッグに対する時間経過の課
金のインクレメントとして（例えば、Ｘ秒毎に（但し、
Ｘは正の数である））、そのレッグに対する料金金額は
インクレメント当たりの長距離電話料金ずつ増加し、そ
れによって、電話会議の各レッグに対する現時点の小計
を生じさせる。更に、各レッグに対する現時点の小計は
合算され、電話会議全体に対する累積合計を生じさせ
る。各レッグはわずかに異なる時間に接続されるので、
課金の期間が異なることは明らかである。
【００３０】会議のレッグに対する現時点の小計の１つ
がインクレメントされる度に、その新しい料金金額が音
声周辺装置プロセッサ２４からＡＴＭスイッチ１６を通
してウェブ・サーバ２６に送られる。ウェブ・サーバ２
６はその新しい料金情報をデータ・パケットに入れる。
データ・パケットは、ステップ４８において、インター
ネット３０を介してホスト発呼者のコンピュータ３２に
伝送され、そこでその金額が表示される。これは、電話
会議の各レッグに対する現時点の小計及びその電話会議
に対する合計金額を表す実時間コスト・データをホスト
発呼者に供給する。
【００３１】参加者が電話会議から離脱する時、接続解
除ステータスがインターネット接続を通してホスト発呼
者に表示される。そのレッグに対する現時点の小計料金
のインクレメントは停止するが、最後の小計金額はその
会議に対する累積合計に加算され続ける。
【００３２】電話会議のステータス及び料金に関する更
新されたデータを送った後、音声周辺装置プロセッサ２
４は、ステップ５０において、その累積合計が事前登録
時に設定されたその電話会議に対する料金制限を越えた
かどうかを決定する。この料金制限機能は、ホスト発呼
者によって実施されてもよく、或いは実施されなくても
よい。その制限が越えられるまでは、実時間課金手順は
ステップ５２に進み、その電話会議が終了したかどうか
の決定が行われる。その決定が否定される場合、プロセ
スはステップ４６に戻り、コール・プロセッサ２０は会
議をモニタし続けることができる。
【００３３】電話会議の累積料金が設定された料金制限
を越えることがステップ５０においてわかった時、プロ
セスはステップ５４にブランチする。そこでは、音声周
辺装置プロセッサ２４は、スイッチング・ファブリック
１８における電話会議接続をすべて終了させるようにコ
ール・プロセッサ２０に命令する。実際には、音声周辺
装置プロセッサ２４は、その電話会議に対する累積料金
がコール制限に近付いている時を、即ち、累積料金が料
金制限より低い所定のドル金額に達した時を検出するよ
うに構成されてもよい。その時、音声周辺装置プロセッ
サ２４は、その電話会議が料金制限に近付いていること
を会議参加者に警報するオーディオ・メッセージを、ス
イッチング・ファブリック１８を介して会議参加者に送
る。この技法の更なる機能強化は、この時点におけるホ
スト発呼者がパーソナル・コンピュータのインターネッ
ト接続を介してその料金制限を増加させることを可能に
し、それによって、その電話会議が予め定義された終了
ポイントを越えて継続することを可能にする。
【００３４】最後に、参加者すべてが受話器を置くか又
はステップ５４において終了が生じる時、ステップ５２
においてその電話会議の終了が検出され、課金手順はス
テップ５６に進む。この時点で、音声周辺装置プロセッ
サ２４は、概説したように、最終的な累積料金を電話会
議の接続に関する他の情報と共に課金サーバ２２に送
る。このデータは、課金サーバ２２がデータ・パケット
を準備し、それをネットワーク・サービス提供者の課金
コンピュータ・システム２８にデータ・パケットを送
り、従って、電話会議の料金はホスト発呼者の次のステ
ートメント上に現れるであろう。同時に、累積したコス
ト情報はウェブ・サーバ２６に送られ、しかる後、その
ウェブ・サーバは、ステップ５８において、インターネ
ットを介してコンピュータ３２におけるホスト発呼者の
ウェブ・ブラウザに、及び事前登録情報において指定さ
れたそのインターネットに接続された他のパーソナル・
コンピュータにおけるウェブ・ブラウザにその最終的な
コール情報を送る。そこで、課金プロセスは終了する。
【００３５】電話会議に関する情報をネットワーク提供
者の課金コンピュータ・システム２８に送る課金サーバ
２２に対する代替えとして、インテリジェント周辺装置
１４がウェブ・サーバ２６及びインターネット３０を介
してクレジット・カードの口座、借方口座、又は第三者
によって維持された電子商取引システムにトランザクシ
ョン・メッセージを送ることも可能である。そのような
第三者の課金は、ネットワーク・プロバイダへの支払い
を、プロバイダの正規の課金サイクル及び顧客の支払期
間に依存するよりも早く提供する。
【００３６】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【００３７】（１）アドバンスト・インテリジェント通
信ネットワークによって提供されるサービスに対する料
金をモニタする方法にして、前記サービスの使用中に生
じた課金事象の発生を検出するステップと、課金事象が
生じた時、前記サービスに対する累積料金合計に該事象
と関連した料金を加えるステップと、前記サービスを使
用する人に関連して設置された装置にインターネットを
介して前記累計料金合計を時々伝送するステップと、前
記インターネットから受信された前記累計料金合計を、
前記サービスが使用されている間、前記人に表示するス
テップと、を含む方法。 （２）前記サービスに対する合計料金に関する、前記サ
ービスのユーザによって定義された制限を記憶するステ
ップと、前記累積料金合計が前記合計料金に関する制限
に達する時、前記サービスの更なる使用を終了させるス
テップと、を含む上記（１）に記載の方法。 （３）前記サービスの使用の完了時に、前記アドバンス
ト・インテリジェント通信ネットワークのプロバイダが
クレジット・カード口座、借方口座、又は前記プロバイ
ダ以外のものによって操作される電子商取引システムの
１つに前記累計料金合計を送ることを含む上記（１）に
記載の方法。 （４）前記課金事象の発生を検出するステップは、前記
サービスの使用中に所定の期間が経過した時を検出する
ことを含む上記（１）に記載の方法。 （５）前記サービスは電話会議サービスであり、前記料
金を加えるステップは電話会議に接続された各通信回線
に対して、所与の通信回線が前記電話会議に接続されて
いる間、該所与の通信回線に関連した料金を前記累積料
金合計にＸ秒（但し、Ｘは正数である）毎に加えるステ
ップを含む上記（１）に記載の方法。 （６）前記サービスは複数の通信回線を相互接続する電
話会議サービスであり、前記料金を加えるステップは、
所与の通信回線が電話会議に接続されている間、該所与
の通信回線に関連した料金を該所与の通信回線に対する
現時点の小計にＸ秒（但し、Ｘは正数である）毎に加え
るステップと、各通信回線に対する前記小計の和の関数
である累積料金合計を生じさせるステップと、を含む上
記（１）に記載の方法。 （７）各通信回線に対する小計を、前記サービスを使用
する人に関連して設置された装置に伝送するステップ
と、前記サービスが使用されている間、前記インターネ
ットから受信された各通信回線に対する小計を前記人に
表示するステップと、を更に含む上記（６）に記載の方
法。 （８）前記サービスは複数の参加者を伴う電話会議を提
供し、各参加者が前記電話会議に接続されたかどうかに
関する標示を、前記サービスを使用する人に関連して設
置された装置にインターネットを介して伝送するステッ
プと、前記サービスが使用されている間、前記人に各標
示を表示するステップと、を更に含む上記（１）に記載
の方法。 （９）複数の通信回線の相互接続を伴う電話会議に対す
る課金する方法にして、各通信回線に対して、当該通信
回線が前記電話会議に接続されている時、事前定義され
た課金事象の発生に応答して、前記電話会議に対する累
積料金合計に該課金事象に関連した料金を加えるステッ
プと、前記電話会議における参加者に関連して設置され
た装置にインターネットを介して前記累計料金合計を時
々伝送するステップと、前記インターネットから受信さ
れた前記累計料金合計を、前記電話会議の間、前記参加
者に表示するステップと、を含む方法。 （１０）前記料金を加えるステップは、前記通信回線が
前記電話会議に接続されている間、料金を前記通信回線
に対する現時点の小計にＸ秒（但し、Ｘは正数である）
毎に加えるステップと、各通信回線に対する小計を合計
することによって累積料金合計を生じさせるステップ
と、を含む上記（９）に記載の方法。 （１１）各通信回線に対する小計を、前記電話会議にお
ける参加者に関連して設置された装置にインターネット
を介して時々伝送するステップと、前記電話会議が行わ
れている間、前記インターネットから受信された各通信
回線に対する小計を前記参加者に表示するステップと、
を更に含む上記（１０）に記載の方法。 （１２）前記電話会議に対する合計料金に関するユーザ
定義の制限を記憶するステップと、前記累積料金合計が
前記合計料金に関する制限に達した時、前記電話会議を
終了させるステップと、を更に含む上記（９）に記載の
方法。 （１３）前記複数の通信回線の各々が前記電話会議に接
続されているかどうかの標示を、前記インターネットを
介して前記サービスを使用する人に関連して設置された
装置に時々送るステップと、前記サービスが使用されて
いる間、各標示を前記人に表示するステップと、を更に
含む上記（９）に記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図１】ＡＩＮアーキテクチャに適合する電話網の機能
的ブロック図である。
【図２】本発明による拡張電話サービスの実時間課金の
ための、ネットワーク上で実施されるプロセスの流れ図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 プラディープ・パーズラム・マンゼイ アメリカ合衆国33071、フロリダ州、コ ーラル・スプリングス、ワンハンドレッ ドシックスティーンス・アベニュ・エ ヌ・ダブリュ 1115 (72)発明者 バイジュ・ディラジュラル・マンダリア アメリカ合衆国33496、フロリダ州、ボ カ・ラトン、イジーエン・ドライブ 9501 (56)参考文献 特開 平９−284427（ＪＰ，Ａ) 特開 平９−172509（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−223322（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−264330（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−278870（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04M 15/00

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】アドバンスト・インテリジェント通信ネッ
    トワークによって提供される電話会議サービスに対する
    料金をモニタする方法にして、 前記サービスの使用中に生じた課金事象の発生を検出す
    るステップと、 課金事象が生じた時、前記サービスに対する累積料金合
    計に該課金事象に伴う料金を加えるステップと、 前記サービスを使用する人に関連して設置された装置に
    インターネットを介して前記累計料金合計を所定の間隔
    で伝送するステップと、 前記インターネットから受信された前記累計料金合計を
    前記サービスを使用する人に対し、前記サービスが使用
    されている間、表示するステップと、 を含む方法。
  2. 【請求項２】前記サービスに対する合計料金に関する、
    前記サービスのユーザによって定義された制限を記憶す
    るステップと、 前記累積料金合計が前記合計料金に関する制限に達する
    時、前記サービスの更なる使用を終了させるステップ
    と、 を含む請求項１に記載の方法。
  3. 【請求項３】前記サービスの使用の完了時に、前記アド
    バンスト・インテリジェント通信ネットワークのプロバ
    イダがクレジット・カード口座、借方口座、又は前記プ
    ロバイダ以外のものによって操作される電子商取引シス
    テムの１つに前記累計料金合計を送ることを含む請求項
    １に記載の方法。
  4. 【請求項４】前記課金事象の発生を検出するステップ
    は、前記サービスの使用中に所定の期間が経過した時を
    検出することを含む請求項１に記載の方法。
  5. 【請求項５】前記サービスは電話会議サービスであり、 前記料金を加えるステップは電話会議に接続された各通
    信回線に対して、所与の通信回線が前記電話会議に接続
    されている間、該所与の通信回線に関連した料金を前記
    累積料金合計にＸ秒（但し、Ｘは正数である）毎に加え
    るステップを含む請求項１に記載の方法。
  6. 【請求項６】前記サービスは複数の通信回線を相互接続
    する電話会議サービスであり、 前記料金を加えるステップは、所与の通信回線が電話会
    議に接続されている間、該所与の通信回線に関連した料
    金を該所与の通信回線に対する現時点の小計にＸ秒（但
    し、Ｘは正数である）毎に加えるステップと、 各通信回線に対する前記小計の和の関数である累積料金
    合計を生じさせるステップと、 を含む請求項１に記載の方法。
  7. 【請求項７】各通信回線に対する小計を、前記サービス
    を使用する人に関連して設置された装置に伝送するステ
    ップと、 前記サービスが使用されている間、前記インターネット
    から受信された各通信回線に対する小計を前記サービス
    を使用する人に表示するステップと、 を更に含む請求項６に記載の方法。
  8. 【請求項８】前記サービスは複数の参加者を伴う電話会
    議を提供し、 各参加者が前記電話会議に接続されたかどうかに関する
    標示を、前記サービスを使用する人に関連して設置され
    た装置にインターネットを介して伝送するステップと、 前記サービスが使用されている間、前記サービスを使用
    する人に各標示を表示するステップと、 を更に含む請求項１に記載の方法。
  9. 【請求項９】複数の通信回線の相互接続を伴う電話会議
    に対する課金する方法にして、 各通信回線に対して、当該通信回線が前記電話会議に接
    続されている時、事前定義された課金事象の発生に応答
    して、前記電話会議に対する累積料金合計に該課金事象
    に伴う料金を加えるステップと、 前記電話会議における参加者に関連して設置された装置
    にインターネットを介して前記累計料金合計を所定の期
    間ごとに伝送するステップと、 前記インターネットから受信された前記累計料金合計
    を、前記電話会議の間、前記参加者に表示するステップ
    と、 を含む方法。
  10. 【請求項１０】前記料金を加えるステップは、前記通信
    回線が前記電話会議に接続されている間、料金を前記通
    信回線に対する現時点の小計にＸ秒（但し、Ｘは正数で
    ある）毎に加えるステップと、 各通信回線に対する小計を合計することによって累積料
    金合計を生じさせるステップと、 を含む請求項９に記載の方法。
  11. 【請求項１１】各通信回線に対する小計を、前記電話会
    議における参加者に関連して設置された装置にインター
    ネットを介して時々伝送するステップと、 前記電話会議が行われている間、前記インターネットか
    ら受信された各通信回線に対する小計を前記参加者に表
    示するステップと、 を更に含む請求項１０に記載の方法。
  12. 【請求項１２】前記電話会議に対する合計料金に関する
    ユーザ定義の制限を記憶するステップと、 前記累積料金合計が前記合計料金に関する制限に達した
    時、前記電話会議を終了させるステップと、 を更に含む請求項９に記載の方法。
  13. 【請求項１３】前記複数の通信回線の各々が前記電話会
    議に接続されているかどうかの標示を、前記インターネ
    ットを介して前記参加者に関連して設置された装置に所
    定の間隔で送るステップと、 前記サービスが使用されている間、各標示を前記参加者
    に表示するステップと、 を更に含む請求項９に記載の方法。
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