JP3375020B2 - 双方向性流量制御弁の駆動回路 - Google Patents

双方向性流量制御弁の駆動回路

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JP3375020B2
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    • H02P7/03Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for controlling the direction of rotation of DC motors
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】は、双方向性流量制御弁の駆動回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】無通電時に中間開度となり、コイルへの
一方向の通電電流の増加により前記中間開度より開度が
増加し、前記コイルへの反対方向の通電電流の増加によ
り前記中間開度より開度が減少する双方向性流量制御弁
は、コイルへの通電が遮断される故障が生じても弁開度
が全閉及び全開に急変しないという安全性を有するの
で、スロットルバルブなどに好適である。
【0003】高位電源端子をコイルの一端に接続する第
1スイッチと、低位電源端子をコイルの一端に接続する
第2スイッチと、高位電源端子をコイルの他端に接続す
る第3スイッチと、低位電源端子を駆動コイルの他端に
接続する第4スイッチとからなる周知のH形ブリッジ回
路でこの種の双方向性流量制御弁のコイルを制御する場
合の従来の制御動作を以下に説明する。
【0004】すなわち、弁の開度を無通電時の中間開度
とするには各スイッチをオフし、弁の開度を無通電時の
中間開度から増加するには第1、第4スイッチを開度指
令信号に応じてオンし、第3、第2スイッチをオフし、
弁の開度を無通電時の中間開度から減少するには第3、
第2スイッチを開度指令信号に応てオンし、第1、第4
スイッチをオフしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の双方向性流量制御弁の駆動回路には、H形ブリ
ッジ回路やその駆動回路の異常検出及び異常発生時の対
応が容易ではなく、装置の信頼性向上が難しいという問
題があった。まず、H形ブリッジ回路のオンすべきトラ
ンジスタがオープン故障したり、コイルが断線したり、
H形ブリッジ回路を制御するための制御信号を発生する
その制御回路が故障してオンすべきトランジスタがオフ
し続ける場合などにおいて、上記従来の動作方式ではH
形ブリッジ回路に流れる電流は0となるが、上記したよ
うに無通電時および、双方向通電時間を等しくした時の
中間開度状態でも同様に電流は0となるので、両者の判
別が困難となる。
【0006】また、開度指令信号が一定である場合はコ
イル通電電流が一定となり、通常においてオン−オフ時
間が非常に短く設定されるので、弁がその開度で略静止
してしまい、静摩擦状態となって追従遅れやヒステリシ
ス特性が生じてしまうという問題もあった。本発明は上
記問題点に鑑みなされたものであり、コイルへの通電電
流遮断故障の発見が容易な双方向性流量制御弁の駆動回
路を提供することを、その一目的としている。
【0007】また、本発明は、静摩擦状態による弁の追
従遅れが生じたり、弁の開度と通電電流との関係がヒス
テリシス特性となるという問題を回避することを、他の
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成は、
無通電時に中間開度となり、コイルへの一方向の通電電
流の増加により前記中間開度より開度が増加し、前記コ
イルへの反対方向の通電電流の増加により前記中間開度
より開度が減少する双方向性流量制御弁への通電電流を
制御するH形ブリッジ回路と、前記H形ブリッジ回路を
制御する制御回路とを備え、前記H形ブリッジ回路は、
高位電源端子を前記コイルの一端に接続する第1スイッ
チと、低位電源端子を前記コイルの一端に接続する第2
スイッチと、前記高位電源端子を前記コイルの他端に接
続する第3スイッチと、前記低位電源端子を前記コイル
の他端に接続する第4スイッチとからなり、前記制御回
路は、入力される開度指令信号により前記各スイッチを
所定周期で開閉する制御を行う双方向性流量制御弁の駆
動回路において、前記制御回路は、前記第1、第4スイ
ッチをオンし、前記第3、第2スイッチをオフする正方
向通電モードと、前記第1、第4スイッチをオフし、前
記第3、第2スイッチをオンする逆方向通電モードとを
一定のキャリヤ周波数で交互に繰り返すとともに、前記
無通電時の中間開度に相当する開度を得る場合に前記両
モードの実施時間を等しくし、前記無通電時の中間開度
より開度を増加する場合に前記正方向通電モードの実施
時間を増加するとともに前記逆方向通電モードの実施時
間を減少して前記コイルへの一方向の平均通電電流を増
加し、前記無通電時の中間開度より開度を減少する場合
に前記正方向通電モードの実施時間を減少するとともに
前記逆方向通電モードの実施時間増加して前記コイル
への反対方向の平均通電電流を増加するものであること
を特徴としている。
【0009】本発明の第2の構成は、上記第1の構成に
おいて更に、前記制御回路が、前記コイルの端部電圧と
前記各スイッチの制御電圧とを比較して前記各スイッチ
のオープン故障を検出するものであることを特徴として
いる。本発明の第3の構成は、上記第1の構成において
更に、前記制御回路が、前記H形ブリッジ回路への通電
電流を検出するとともに、前記通電電流が所定レベル以
下となる場合に前記コイルのオープン故障と判定するも
のであることを特徴としている。
【0010】本発明の第4の構成は、上記第1の構成に
おいて更に、前記制御回路が、前記第1スイッチまたは
第2スイッチの制御電圧の切り換え時の前記コイルの端
部電圧から前記第1スイッチまたは第2スイッチの異常
を判定し、前記第3スイッチまたは第4スイッチの制御
電圧の切り換え時の前記端部電圧から前記第3スイッチ
または第4スイッチの異常を判定するものであることを
特徴としている。
【0011】本発明の第5の構成は、上記第1の構成に
おいて更に、前記制御回路が、前記H形ブリッジ回路へ
の過電流通電を検出するとともに、前記過電流の検出時
にすべての前記各スイッチを遮断するものであることを
特徴としている。本発明の第6の構成は、上記第1の構
成において更に、前記制御回路が、制御入力端子に入力
される開度指令信号が所定時間内に変化するかどうかを
検出するとともに、変化しない場合に前記開度指令信号
が異常であると判定するものであることを特徴としてい
る。
【0012】本発明の第7の構成は、上記第2〜第5の
いずれかの構成において更に、前記制御回路が、開度指
令信号が入力される制御入力端子の電位を、前記故障又
は異常又は過電流の検出時に高位電源電位又は低位電源
電位に固定するものであることを特徴としている。本発
明の第8の構成は、上記第2〜第5のいずれかの構成に
おいて更に、前記制御回路が、信号線を通じて外部から
開度指令信号が入力される制御入力端子に電流を給電す
る給電用スイッチング素子を有する給電回路部と、前記
制御入力端子を所定電位に設定するレベル固定用スイッ
チング素子と、前記制御回路へ電源電圧又は接地電圧を
印加する電源線又は接地線の断線により前記給電用スイ
ッチング素子を遮断する遮断回路部とを備えることを特
徴としている。
【0013】
【作用及び発明の効果】本発明の駆動回路が駆動する双
方向性流量制御弁は、H形ブリッジ回路の互いに対角線
関係にある第1、第4スイッチをオンし、互いに対角線
関係にある第3、第2スイッチをオフする正方向通電モ
ードを開度指令信号のオンデューティ期間に実施し、第
1、第4スイッチをオフし、第3、第2スイッチをオン
する逆方向通電モードと開度指令信号のオフデューティ
期間に実施する。ここで、上記オンデューティ時間は、
キャリヤ(搬送波信号)の各周期においてパルスがハイ
レベルとなる期間であり、上記オフデューティ時間は、
キャリヤの一周期においてパルスがローレベルとなる時
間である。
【0014】このようにすれば、正常時には開度に関わ
らず常時、H形ブリッジ回路及びコイルに通電が行われ
ることになり、その結果、H形ブリッジ回路又はコイル
への通電が遮断された場合(通電方向切り換え時の瞬時
的な遮断状態は除外する)には、上記制御回路又はH形
ブリッジ回路又はコイルへの断線が生じたものと見做す
ことができ、これらの異常を確実に判定することが可能
となる。
【0015】また、本発明によれば、上記開度指令信号
のキャリヤ(搬送波信号)の各周期内において第1方向
の通電と反対方向の通電とを順次実行するので、上記従
来技術の項で説明したように上記開度指令信号のキャリ
ヤ(搬送波信号)の各周期内においてただどちらかの通
電だけを所定のデューティ比で行う場合に比較して弁体
に与える微振動すなわち微小な開度変化が大きく、この
ためにたとえ平均的には一定開度にて制御される場合で
も弁体は動摩擦状態となって摩擦係数が低下し、弁体の
レスポンスの向上や上記したヒステリシスの低減を実現
することができる。
【0016】本発明の第2の構成によれば、上記第1の
構成において更に、コイルの端部電圧とスイッチの制御
電圧とを比較して各スイッチのオープン故障を検出す
る。すなわち、コイルのオープン故障時にはコイルの端
部電圧とスイッチの制御電圧との関係は正常時と同じで
あるが、スイッチのオープン故障時にはコイルの端部電
圧とスイッチの制御電圧との関係は正常時と異なるの
で、スイッチのオープン故障だけを容易かつ正確に判別
することができる。
【0017】本発明の第3の構成によれば、上記第1の
構成において更に、H形ブリッジ回路への通電電流が所
定レベル以下となる場合にコイルのオープン故障と判定
する。すなわち、一個のスイッチのオープン故障時には
故障スイッチを含まない対のスイッチがオン時には電流
が流れるので、瞬時状態を無視すれば平均電流は0には
ならない。これに比べて、コイルのオープン故障時には
H形ブリッジ回路への通電電流はほとんど0となるの
で、コイルのオープン故障だけを容易かつ正確に判別す
ることができる。
【0018】本発明の第4の構成によれば、上記第1の
構成において更に、第1スイッチまたは第2スイッチの
制御電圧の切り換え時のコイルの端部電圧から第1スイ
ッチまたは第2スイッチの異常を判定し、第3スイッチ
または第4スイッチの制御電圧の切り換え時の端部電圧
から第3スイッチまたは第4スイッチの異常を判定す
る。
【0019】このようにすれば、コイルのインダクタン
スによる電流の影響などを回避して確実にオープン故障
を判定することができる。本発明の第5の構成によれ
ば、上記第1の構成において更に、過電流検出時にすべ
てのスイッチを遮断する。このようにすれば、H形ブリ
ッジ回路の各スイッチのショート故障を検出することが
できる。
【0020】本発明の第6の構成によれば、上記第1の
構成において更に、制御入力端子に入力される開度指令
信号が所定時間内に変化しない場合に開度指令信号が異
常、例えば信号伝送ラインのはずれなどと判定する。す
なわち、開度指令信号はキャリヤの周期で繰り返される
パルス列からなり、このパルスのデューティ比(オンデ
ューティ)が0%又は100%の場合にのみ、開度指令
信号が変化しないことになるが、このような極端な状態
の持続はほとんどなく、異常と判定しても運転上、支障
は生じない。このようにすれば、簡単な構成で信号伝送
ラインのはずれなどの開度指令信号の入力異常を検出す
ることができる。
【0021】更に、双方向性流量制御弁の特性を、開度
指令信号のデューティ比が0%を超える値で最小開度と
なり、開度指令信号のデューティ比が100未満の値で
最大開度となるように設定すれば、開度指令信号として
このようなデューティ比0%又は100%を送信する必
要がなく、したがって、このようなデューティ比0%又
は100%を受信した場合には、受信した開度指令信号
の異常と判定することができる。
【0022】本発明の第7の構成によれば、上記第2〜
第5のいずれかの構成において更に、制御入力端子の電
位を上記故障又は異常又は過電流の検出時に高位電源電
位又は低位電源電位に固定する。このようにすれば、特
別の伝送線を増設することなく、開度指令信号を送出す
るコントローラにH形ブリッジ回路又はコイルのオープ
ン故障やショート故障を報知することができる。
【0023】すなわち、この駆動回路の制御入力端子を
高位電源電位又は低位電源電位に固定すれば、開度指令
信号の送信出力端の電位がその分変動するので、これに
より特別の伝送線を増設することなく異常報知を実現す
ることができる。なお、上記した電位固定により送信側
から駆動回路への開度指令信号も変形されてしまうが、
異常検出時には駆動回路はもはや開度指令信号の正常な
受信を必要としないので、このような開度指令信号の変
形により悪影響を受けることがない。
【0024】本発明の第8の構成によれば、上記第2〜
第5のいずれかの構成において更に、前記制御回路に接
続される電源線又は接地線が断線した場合に制御入力端
子に電流を給電する給電用スイッチング素子を遮断す
る。このようにすれば、上記断線時に、前記制御入力端
子に接続される信号線を電位固定する場合に、前記給電
用スイッチング素子から給電する電流を節減することが
できるとともに、上記給電用スイッチング素子から制御
入力端子へ流入する電流を流出させる必要がないので、
信号線の電位固定が容易となる。
【0025】
【実施例】以下、双方向性流量制御弁としての空気流量
制御弁及びその駆動回路を図面を参照して説明する。こ
の実施例の空気流量制御弁の軸方向組立断面図を図4に
示し、その径方向断面図を図5に示す。
【0026】この空気流量制御弁は、外観等を形成する
ハウジング1を有し、ハウジング1は、両端開口円筒状
のバルブ収容空間10を有するバルブハウジング部2
と、バルブハウジング部2の軸方向一端に一体形成され
たソレノイドハウジング部12とからなる。バルブ収容
空間10に面するバルブハウジング部2の内周面の両端
部に一対の球軸受3が嵌入されている。これら球軸受3
は回動軸4を回転自在に支持しており、弁体5が一対の
球軸受3の間に位置して回転軸4に固定されている。1
3はバルブハウジング部2の右端開口に嵌入されてそれ
を閉鎖するプレートである。バルブハウジング部2の内
周面及び両球軸受3の端面により円筒形状の弁室Sが区
画形成されている。
【0027】弁室Sは、バルブハウジング部2に開口さ
れた流入孔11aを通じて外部の空気流入空間に連通
し、またバルブハウジング部2に開口された流出ポート
14a及び主流出孔14を通じて外部の空気流出空間に
連通し図示しない流出用パイプに連通している。流出孔
14、14aは後述するように弁体5の回動により開度
制御され、これにより流量が制御される。
【0028】ソレノイドハウジング部12は、バルブ収
容空間10に隣接して弁室10と同軸に形成された両端
開口円筒状の磁石ロータ収容空間16と、磁石ロータ収
容空間16の上部に隣接して磁石ロータ収容空間16と
交差せずに直角に形成された両端開口円筒状のコイル収
容空間17とを有する。コイル収容空間17には、図6
に示すロータリーソレノイド6のコイル部61が嵌入さ
れ、磁石ロータ収容空間16にはロータリーソレノイド
6のヨーク62の基部62aが収容されている。
【0029】回動軸4の左端部には永久磁石63が嵌
着、固定されており、永久磁石63は磁石ロータ室16
に挿入され、ヨーク62の基部62aに開口された開口
62bに回転自在に収容されている。19は磁石ロータ
室16の左端開口に嵌入されてそれを閉鎖するプレート
である。コイル61に流れる電流の大きさ及び方向を制
御することにより、それぞれ軟磁性体からなるヨーク6
2及びコア64からなる磁気回路を流れる磁束量が変化
し、この変化により、ヨーク62の基部62aの開口6
2bに面する磁極の中心位置と大きさが変化する。その
結果、これらの磁極は、回動軸4に固定された永久磁石
63に形成された磁極と吸引又は反発を生じ、結局、コ
イル61に流れる電流の大きさ及び方向の制御により、
永久磁石63及び回動軸4は回動する。
【0030】ロータリーソレノイド6を駆動する駆動回
路7の一例を図1に示す。駆動回路7は、H形ブリッジ
回路70と、H形ブリッジ回路70を制御する制御回路
71とからなる。H形ブリッジ回路70は、NPNバイ
ポーラトランジスタT1〜T4からなり、トランジスタ
T1(本発明でいう第1スイッチ)は高位電源端子(バ
ッテリ電圧端子)+Bとロータリーソレノイド6のコイ
ル61の一端とを接続し、トランジスタT2(本発明で
いう第2スイッチ)はコイル61の一端を電流検出用低
抵抗105を通じて接地線(低位電源端子)に接続し、
トランジスタT3(本発明でいう第3スイッチ)は高位
電源端子(バッテリ電圧端子)+Bとロータリーソレノ
イド6のコイル61の他端とを接続し、トランジスタT
4(本発明でいう第4スイッチ)はコイル61の他端と
電流検出用低抵抗105を通じて接地線(低位電源端
子)に接続している。D1〜D4はフライバックダイオ
ードである。
【0031】以下、制御回路71について説明する。制
御回路71は、開度指令信号Sを出力するコントローラ
200に伝送ライン201を通じて接続される入力端子
100を有し、入力端子100には、コントローラ20
0のオープンコレクタのドライバトランジスタ(開度指
令信号出力トランジスタ)Tdの負荷を構成する負荷抵
抗Lが接続されている。なお、コントローラ200は制
御回路71には含まれない。
【0032】入力端子100の開度指令信号Sはアンド
回路103に入力され、また、ノット回路102で反転
されてアンド回路104に入力される。入力端子100
の電位変動は開度指令監視回路120に入力され、回路
120の出力信号はアンド回路103、104に入力さ
れる。一方、コイル61の上記一端の電位は、Dフリッ
プフロップ111、112の入力端子Dに入力され、D
フリップフロップ111のクロック入力端子には反転開
度指令信号S’が入力され、Dフリップフロップ112
のクロック入力端子には開度指令信号Sが入力される。
また、コイル61の上記他端の電位は、Dフリップフロ
ップ109、110の入力端子Dに入力され、Dフリッ
プフロップ109のクロック入力端子には反転開度指令
信号S’が入力され、Dフリップフロップ110のクロ
ック入力端子には開度指令信号Sが入力される。これら
Dフリップフロップ109、112のQ出力及びDフリ
ップフロップ110、111の反Q出力はノア回路11
3を通じてナンド回路108に入力される。
【0033】また、抵抗r1と定電圧ダイオードZD1
とからなる定電圧回路から出力される参照電圧Vref
1は、電流検出用の低抵抗105の電圧降下ΔVとコン
パレータ114により比較され、コンパレータ114の
出力は、Dフリップフロップ115、116の入力端子
Dに入力される。Dフリップフロップ115のクロック
入力端子には反転開度指令信号S’が入力され、Dフリ
ップフロップ116のクロック入力端子には開度指令信
号Sが入力される。
【0034】Dフリップフロップ115、116のQ出
力はオア回路117で論理加算されてアンド回路107
を介してナンド回路108に入力される。一方、抵抗r
2と定電圧ダイオードZD2とからなる定電圧回路から
出力される参照電圧Vref2は、電流検出用の低抵抗
105の電圧降下ΔVとコンパレータ116により比較
され、コンパレータ106の出力は、アンド回路107
を通じてナンド回路108に入力される。
【0035】ナンド回路108の出力はDフリップフロ
ップ101のクロック端子に入力され、その入力端子D
にはローレベルが常時入力される。Dフリップフロップ
101のQ出力は、アンド回路103、104に入力さ
れるとともに、ナンド回路118を通じてドライバトラ
ンジスタ119に入力される。以下、この駆動回路7の
動作が説明される。
【0036】以下、図1の駆動回路の動作を説明する。 (トランジスタT1〜T4正常時)トランジスタT1〜
T4の正常時には、フリップフロップ101のQ出力端
子はハイレベルを出力するので、入力端子100に入力
される開度指令信号Sに基づいて、アンド回路103の
出力は開度指令信号Sに追従する。
【0037】一方、ノット回路102による信号反転に
より、アンド回路104の出力は開度指令信号Sがハイ
レベル時にはローレベルとなる。したがって、開度指令
信号Sがハイレベルの時(以下、オンデューティともい
う)には、トランジスタT1、T4がオンし、トランジ
スタT2、T3がオフする。一方、開度指令信号Sがロ
ーレベルの時(以下、オフデューティともいう)には、
トランジスタT1、T4がオフし、トランジスタT2、
T3がオンする。トランジスタT1、T4のオンにより
駆動コイル61には一方向の電流i1が流れ、トランジ
スタT2、T3のオンにより駆動コイル61には反対方
向の電流i2が流れる。
【0038】すなわち、この実施例では、一方のペアを
なすトランジスタT1、T4と、他方のペアをなすトラ
ンジスタT2、T3が常時、相補(コンプリメンタリ)
動作を行う。かつ、開度指令信号Sは所定の搬送周波数
のキャリヤの1周期毎に上記双方向交互通電を繰り返
す。したがって、いま、各周期において一方向に電流i
1が流れ、反対方向に電流i2とが流れるものとする
と、コイル61には、平均電流(i1−i2)が流れる
と見なせる。この通電方式によれば、制御が簡単でしか
もデューティ比と開度(平均電流)との関係の直線性が
向上する(ヒステリシスが減少する)。
【0039】図3に、この開度指令信号Sと流量Qとの
関係を示す。開度指令信号Sのデューティ比が0からd
1までは、弁の漏れにより決定される最小の流量Qmi
nが流れ、Qminのデューティ比がd1になると、
今、理解を簡単とするために負荷であるコイル61のリ
アクタンス分を無視すれば、上記説明のように、電流i
1のデューティ比がd1、電流i2のデューティ比が1
−d1となり、総合デューティ比は2d1−1となる。
この実施例では、開度指令信号Sがd1以上となると実
質的に弁が開き、流量Qが増大するように設定されてい
る。また、開度指令信号Sが50%となると、総合デュ
ーティ比は0となり、非通電と同じになり、この時、前
述したように永久磁石63は自身の磁力により最も安定
な位置(この位置が流量50%としてある)に回動す
る。
【0040】更に、開度指令信号Sのデューティ比を増
大していくと、総合デューティ比(2d1−1)は、正
となり電流は逆転し、開度指令信号Sのデューティ比が
d2となると、実質的に弁が全閉となり、デューティ信
号Sのデューティ比が1となると、総合デューティ比
(2d1−1)も1となり、反対方向への全通電とな
る。
【0041】具体的に説明すると、コイル61に一方向
へ少しづつ平均電流を増加すると、それにつれて永久磁
石63のN極、S極がヨーク62の開口62bに面して
形成されるN極、S極と吸引、反発して上記エアギャッ
プ最小角度位置から電流のデューティ比に応じた回動角
度位置まで時計回転方向へ回動する。平均電流の通電方
向を反対とすれば、当然、同様の原理で上記エアギャッ
プ最小角度位置から電流のデューティ比に応じた回動角
度位置まで反時計方向へ回動する。
【0042】次に、異常時の動作を説明する。 トランジスタT1のショート故障時 トランジスタT3、T2がオンする時に、トランジスタ
T1、T2を通じて大電流が流れるので、この電流を電
流検出抵抗105を用いて検出し、コンパレータ106
へ入力する。コンパレータ106の他の入力を検出した
い過電流相当の電圧Vref2に調整しておけば、過電
流発生時にコンパレータ106の出力はローになる。そ
の結果、ANDゲ−ト107の出力はローになり、NA
NDゲ−ト108の出力はローからハイに変わり、フリ
ップフロップ101のQ出力はローになり、ANDゲ−
ト103、104の出力もデューティ入力に関わらずロ
ーになり、トランジスタT1〜T4はオフされ、コイル
61への通電はカットされる。
【0043】同様に、他のトランジスタT2〜T4又は
コイル61のショート故障時も、過電流を検出すること
によって、コイル61への通電をカットできる。 トランジスタT1のオープン故障時 開度指令信号Sがハイからローになるタイミングでコイ
ル61の端子電圧(本発明でいう端部電圧)V1をフリ
ップフロップ111に取り込むと、端子電圧V1は正常
時にはハイになっているトランジスタT1のオープン故
障によりローになっている為、フリップフロップ111
の反Q出力はハイになり、NORゲ−ト113の出力は
ローになる。NANDゲ−ト108の出力はローからハ
イに変わり、フリップフロップ101の出力Qはローに
なり、ANDゲ−ト103、104の出力もデューティ
入力に関わらずローになり、トランジスタT1〜T4は
オフされ、コイル61への通電はカットされる。
【0044】同様に、他のトランジスタT2〜T4のオ
ープン故障時も、フリップフロップ109又は110又
は112の出力がハイになり、コイル61への通電はカ
ットされる。以下、コイル61の端子電圧V1又はV2
とトランジスタT1〜T4の開度指令信号S又はS’と
を、トランジスタT1〜T4の開度指令信号S又はS’
の切り替わりタイミングで比較する意味を図2を参照し
て以下に説明する。
【0045】開度指令信号Sがハイ(H)からロー
(L)へ変化する立ち下がりエッジにおいて、各トラン
ジスタT1〜T4が正常であれば立ち下がりエッジより
多少の動作遅延後、コイル61の端子電圧V1、V2も
反転し、端子電圧V1もハイからローへ変化する。ここ
で、トランジスタT1が上記立ち下がりエッジ以前の時
点(例えば時点Ta)でオープン故障すると、本来は立
ち下がりエッジの時点では上記動作遅延のためにまだハ
イであるべき端子電圧V1がローに低下することにな
り、確実にトランジスタT1のオープン故障を検出する
ことができる。
【0046】同様に、トランジスタT2がオープン故障
すると、反転開度指令信号S’がハイ(H)からロー
(L)へ変化する立ち下がりエッジ(開度指令信号Sが
ロー(L)からハイ(H)へ変化する立ち上がりエッ
ジ)の時点では上記動作遅延のためにまだローであるべ
き端子電圧V1がハイなっていることになり、これを検
出することより確実にトランジスタT2のオープン故障
を検出することができる。
【0047】同様に、トランジスタT3において反転開
度指令信号S’がハイ(H)からロー(L)へ変化する
立ち下がりエッジ以前の時点(例えば時点Tc)でオー
プン故障すると、本来は立ち下がりエッジの時点では上
記動作遅延のためにまだハイであるべき端子電圧V2が
ローに低下することになり、確実にトランジスタT3の
オープン故障を検出することができる。
【0048】同様に、トランジスタT4がオープン故障
すると、開度指令信号Sがハイ(H)からロー(L)へ
変化する立ち下がりエッジ(反転開度指令信号S’がロ
ー(L)からハイ(H)へ変化する立ち上がりエッジ)
の時点では上記動作遅延のためにまだローであるべき端
子電圧V2がハイなっていることになり、これを検出す
ることより確実にトランジスタT4のオープン故障を検
出することができる。
【0049】更に言えば、この実施例のH形ブリッジ回
路70では、各トランジスタT1〜T4とそれぞれ並列
にフライバックダイオードD1〜D4が個別に接続され
ており、これらフライバックダイオードD1〜D4を通
じてコイル61の両端に通電され、あたかもトランジス
タT1〜T4がオープン故障しているにもかかわらず、
トランジスタT1〜T4がオープン故障していないよう
に状態の端子電圧V1〜V2が発生することがある。
【0050】したがって、フライバックエネルギーが最
も小さくか又は無視できる開度指令信号Sの変化タイミ
ング(正確には変化直前)における端子電圧V1、V2
と開度指令信号S、反開度指令信号S’との関係を調べ
れば、最も正確にトランジスタT1〜T4のオープン故
障を検出することができる。 コイル61のオープン故障時 開度指令信号Sのハイからロー、ローからハイのいずれ
の変化のタイミングでも、電流検出抵抗105の電圧降
下は0となる。したがって、抵抗r1及び定電圧ダイオ
ードZD1により抵抗105に流れる数10mAの電流
に相当する値に調整された参照電圧Vref1が1入力
端子に入力されるコンパレータ114の出力はローのま
まになり、フリップフロップ115、116の出力Qは
いずれもローとなる。この為、オアゲ−ト117の出力
はローとなり、ANDゲ−ト107の出力もローにな
り、NANDゲ−ト108の出力はローからハイに変わ
り、フリップフロップ101の出力Qはローになり、A
NDゲ−ト103、104の出力もデューティ入力に関
わらずローになり、トランジスタT1〜T4はオフさ
れ、コイル61への通電はカットされる。
【0051】また、フリップフロップ101の出力がロ
ーになった場合は、インバータ118、119によって
入力端子100もローに固定され、これにより、異常発
生をコントローラ200に報知することができる。な
お、コントローラ200には、制御入力端がライン20
1に接続される受信トランジスタ(図示せず)が設置さ
れ、ドライバトランジスタTdがオフしている間のライ
ン201の電位の低下により駆動回路7における異常検
出を発見することができる。また、コントローラ200
は上記受信トランジスタの入力電位が常時ローの場合に
ライン201の断線又は駆動回路7への電源電圧の供給
停止が生じたことを判別することもできる。 (変形態様)図7は図1の回路の変形態様を示す回路図
である。
【0052】図7は、図1において、トランジスタ20
2を負荷抵抗Lと高位電源線+Vとの間に挿入し、トラ
ンジスタ202のベースと高位電源線+Vとの間に抵抗
203を接続し、トランジスタ202のベースと接地線
との間に抵抗204を接続し、更にトランジスタTdの
エミッタ・コレクタ間にバイパス抵抗Tdを並列接続し
たものである。高位電源線+Vは、Hブリッジ回路70
の高位電源(バッテリ電圧)+Bと共通とすることがで
きることは当然である他、高位電源(バッテリ電圧)+
Bを定電圧化した電源電圧を印加されることもできる。
【0053】このようにすれば、図7において接地線が
断線した場合、トランジスタ202がオフして駆動回路
7からライン201への給電が遮断される。その結果、
ライン201は、トランジスタTdの動作状態の如何に
かかわらずコントローラ200内の抵抗205によって
コントローラ200の接地電位に固定されることとな
る。したがって、コントローラ200は、トランジスタ
206により検出したライン201の電位状態により駆
動回路7の接地線の断線を検出することができる。
【0054】また、駆動回路7の高位電源線+Vが断線
した場合を考える。この場合にもトランジスタ202及
び抵抗Lを通じてライン201に給電がなされず、上記
接地線の断線時と同様にライン201は接地電位とな
る。したがって、コントローラ200は、トランジスタ
206により検出したライン201の電位状態により駆
動回路7の高位電源線+Vの断線を検出することができ
る。
【0055】なお、トランジスタ206による上記断線
検出は、例えば以下の方法でなされる。例えばデューテ
ィ比が0%を超えるPWMパルス信号などの印加により
ライン201が定期的にハイレベルとなるようにしてお
き、この状態でライン201が所定期間以上接地電位の
場合は、上記断線異常の発生可能性ありと判定すること
ができる。
【0056】なお、図7において、トランジスタ202
及び抵抗Lは本発明でいう給電回路部を構成し、抵抗2
03、204は本発明でいう遮断回路部を構成し、抵抗
205は信号線電位固定回路部を構成している。抵抗2
05を信号線201の制御回路71よりの配設すること
は当然可能である。 開度指令信号Sの入力異常 また、ライン201の断線等の異常によって、開度指令
信号Sが所定の時間(少なくともキャリヤの1周期以
上)以上変化しない場合は、開度指令監視回路120が
開度指令信号Sの受信異常と判定し、開度指令監視回路
120の出力をローとすることにより、トランジスタT
1〜T4をオフすることができる。
【0057】なお、このような開度指令監視回路120
自体はハードウエア又はマイコンのソフトウエアにより
容易に実現できるので、その構成の図示説明は省略す
る。また、上記実施例では、H形ブリッジ回路70とし
て、NPNバイポーラトランジスタ形式のインバータを
採用したが、相補バイポーラインバータ、相補CMOS
インバータを採用することもでき、NMOSインバータ
を採用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の双方向性流量制御弁の駆動回路の回
路図である。
【図2】図1の駆動回路の各部の電位のタイミングチャ
ートである。
【図3】図1の流量制御回動弁の入力電圧のデューティ
比と空気流量との関係を示す特性図である。
【図4】図1の流量制御弁の軸方向断面図である。
【図5】図1のAーA線矢視断面図である。
【図6】ロータリーアクチエータの断面図である。
【図7】本実施例の双方向性流量制御弁の駆動回路の変
形態様を示す回路図である。
【符号の説明】
61はコイル、70はH形ブリッジ回路、71は制御回
路、T1〜T4はトランジスタ(第1〜第4スイッ
チ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−66762(JP,A) 特開 昭50−63527(JP,A) 特開 平4−190678(JP,A) 実開 昭62−60779(JP,U) 実開 平4−107810(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 31/06 H01F 7/18

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無通電時に中間開度となり、コイルへの一
    方向の通電電流の増加により前記中間開度より開度が増
    加し、前記コイルへの反対方向の通電電流の増加により
    前記中間開度より開度が減少する双方向性流量制御弁へ
    の通電電流を制御するH形ブリッジ回路と、前記H形ブ
    リッジ回路を制御する制御回路とを備え、前記H形ブリ
    ッジ回路は、高位電源端子を前記コイルの一端に接続す
    る第1スイッチと、低位電源端子を前記コイルの一端に
    接続する第2スイッチと、前記高位電源端子を前記コイ
    ルの他端に接続する第3スイッチと、前記低位電源端子
    を前記コイルの他端に接続する第4スイッチとからな
    り、前記制御回路は、入力される開度指令信号により前
    記各スイッチを所定周期で開閉する制御を行う双方向性
    流量制御弁の駆動回路において、 前記制御回路は、前記第1、第4スイッチをオンし、前
    記第3、第2スイッチをオフする正方向通電モードと、
    前記第1、第4スイッチをオフし、前記第3、第2スイ
    ッチをオンする逆方向通電モードとを一定のキャリヤ周
    波数で交互に繰り返すとともに、前記無通電時の中間開
    度に相当する開度を得る場合に前記両モードの実施時間
    を等しくし、前記無通電時の中間開度より開度を増加す
    る場合に前記正方向通電モードの実施時間を増加すると
    ともに前記逆方向通電モードの実施時間を減少して前記
    コイルへの一方向の平均通電電流を増加し、前記無通電
    時の中間開度より開度を減少する場合に前記正方向通電
    モードの実施時間を減少するとともに前記逆方向通電モ
    ードの実施時間増加して前記コイルへの反対方向の平
    均通電電流を増加するものであることを特徴とする双方
    向性流量制御弁の駆動回路。
  2. 【請求項2】前記制御回路は、前記コイルの端部電圧と
    前記各スイッチの制御電圧とを比較して前記各スイッチ
    のオープン故障を検出するものである請求項1記載の双
    方向性流量制御弁の駆動回路。
  3. 【請求項3】前記制御回路は、前記H形ブリッジ回路へ
    の通電電流を検出するとともに、前記通電電流が所定レ
    ベル以下となる場合に前記コイルのオープン故障と判定
    するものである請求項1記載の流量制御弁用駆動回路。
  4. 【請求項4】前記制御回路は、前記第1スイッチまたは
    第2スイッチの制御電圧の切り換え時の前記コイルの端
    部電圧から前記第1スイッチまたは第2スイッチの異常
    を判定し、前記第3スイッチまたは第4スイッチの制御
    電圧の切り換え時の前記端部電圧から前記第3スイッチ
    または第4スイッチの異常を判定するものである請求項
    1記載の双方向性流量制御弁の駆動回路。
  5. 【請求項5】前記制御回路は、前記H形ブリッジ回路へ
    の過電流通電を検出するとともに、前記過電流の検出時
    にすべての前記各スイッチを遮断するものである請求項
    1記載の双方向性流量制御弁の駆動回路。
  6. 【請求項6】前記制御回路は、制御入力端子に入力され
    るPWM信号である開度指令信号が所定時間内に変化す
    るかどうかを検出するとともに、変化しない場合に前記
    開度指令信号が異常であると判定するものである請求項
    1記載の双方向性流量制御弁の駆動回路。
  7. 【請求項7】前記制御回路は、開度指令信号が入力され
    る制御入力端子の電位を、前記故障又は異常又は過電流
    の検出時に高位電源電位又は低位電源電位に固定するも
    のである請求項2〜5のいずれかに記載の双方向性流量
    制御弁の駆動回路。
  8. 【請求項8】前記制御回路は、信号線を通じて外部から
    開度指令信号が入力される制御入力端子に電流を給電す
    る給電用スイッチング素子を有する給電回路部と、前記
    制御入力端子を所定電位に設定する信号線電位固定回路
    部と、前記制御回路へ電源電圧又は接地電圧を印加する
    電源線又は接地線の断線により前記給電用スイッチング
    素子を遮断する遮断回路部とを備える請求項2〜5のい
    ずれか記載の双方向性流量制御弁の駆動回路。
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