JP3373722B2 - スタッカークレーンを備えた自動倉庫 - Google Patents
スタッカークレーンを備えた自動倉庫Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばスタッカ
ークレーンを備えた自動倉庫に係り、特に蓋を備えた容
器を保管する場合にこの蓋を被せたまま又は外した状態
にして収納したり、容器だけまたはこれに蓋を被せて搬
出できるようにした自動倉庫に関する。 【0002】 【従来の技術】多数の製品を保管してその在庫量の管理
から搬入及び搬出までの操作を全て自動化した自動倉庫
が各種の分野で利用されている。このような自動倉庫と
しては、多数のラックを上下に複数段配置した列を少な
くとも2列間隔をおいて並べ、これらのラック列の間を
走行するスタッカークレーンによって製品の搬入及び搬
出を可能としたものがある。 【0003】一方、鋳造工場においてもこのような自動
倉庫が採用されているが、鋳造後の製品は数百°C程度
の高温であってその表面には鋳物砂が付着したままにな
っているので、専用の容器の中に製品を入れて倉庫に保
管するようにしている。このような鋳物製品の保管で
は、表面に付着した鋳物砂が倉庫までの搬送の間に飛散
することが多いことや、鋳物製品の温度管理(徐冷)等
の理由により、容器には蓋を被せて操作することが従来
から行われている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】鋳物製品の保管に際し
ては、鋳造後の高温のまま製品を倉庫に搬入することに
なるが、製品の種類に応じて徐冷するか空冷するかの二
通りの処理が一般に行われる。そして、蓋付きの容器を
用いる場合では、徐冷は蓋を容器に被せたままで製品を
保管するようにし、冷却する必要がある製品対象につい
ては蓋を外した状態で保管する取り扱いとなる。 【0005】一方、従来の自動倉庫は、たとえば鋼板コ
イル等のように容器等を用いずに製品自体をそのまま搬
入・搬出するための設備としたものが一般的であり、製
品の保管及び搬入と搬出の作業の効率化を優先させた機
能を持つものである。このため蓋付きの容器を媒体とし
て製品を保管する場合には、蓋を被せたままで保管する
ものではそのまま容器を搬入すればよいが、鋳物製品の
空冷の場合のように蓋を外して保管する場合では倉庫に
搬入する前に蓋を外す作業工程が必要になる。また、蓋
を被せたまま保管した容器を搬出するときには、蓋を被
せたままであればそのまま容器を搬出すればよいが、蓋
を外して後工程に送り出すときにはこの蓋を外す作業工
程が加わることになる。 【0006】このように、従来の自動倉庫では、製品ま
たはこれを収納した容器を保管することについては十分
な機能を備えるものの、蓋付きの容器等については蓋と
容器のそれぞれについての分離や合体等を操作すること
はできない。このため、蓋の取り外しまたは取り付けの
ための作業工程及びこのための作業スペースが必要とな
るほか、これらの作業を人為的に行うことになるため、
全ての作業を自動化できるには至っていない。 【0007】本発明において解決すべき課題は、製品を
収納する蓋付きの容器を保管するに際して容器の保管だ
けでなく蓋の取付け及び取外しも含めて自動処理できる
自動倉庫を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、格子状に複数
の収納部を区画した倉庫フレームに沿ってスタッカーク
レーンを走行可能に配置し、前記スタッカークレーンの
キャリッジの昇降及び該キャリッジに連接されたフォー
クの進退動作の合成によって前記収納部に保管された保
管物を搬入及び搬出可能とした自動倉庫であって、前記
保管物を各種製品の収納用の容器と該容器に被せる蓋と
すると共に該蓋には前記容器の外周から外に突き出るフ
ランジを形成し、前記収納部の下端側には前記スタッカ
ークレーン側から見て左右に一対の主棧を設けると共
に、これらの主棧の上方であって前記蓋を被せた容器の
全高寸法よりも大きく離れた位置に一対の補助棧を設
け、前記一対の主棧どうしの間の間隔を前記容器の収納
方向と直交する長さよりも短く且つ前記フォークの幅よ
りも長くし、前記一対の補助棧どうしの間の間隔を前記
容器の収納方向と直交する向きの前記容器の長さよりも
長く且つ前記蓋の収納方向と直交する向きの前記フラン
ジの長さよりも短くしてなることを特徴とする。 【0009】 【発明の実施の形態】フォークの主棧に対する長さの関
係によって、このフォークは主棧どうしの間の抜けて昇
降し、容器の大きさと主棧どうしの間の間隔の関係によ
って容器はこれらの主棧の上に載せることができ、更に
容器の大きさと補助棧どうしの間隔の関係によって容器
はこれらの補助棧の間を抜けて昇降できる。 【0010】また、蓋のフランジの大きさと補助棧どう
しの間の長さの関係によって、蓋を補助棧の上側から下
降させればこの蓋を補助棧の上に載せることができる。 【0011】以上のことから、蓋を被せた容器を収納部
に差し込むとき、蓋を補助棧の上側に位置させてフォー
クを下降させれば、蓋は補助棧に受け取られ、容器は主
棧に受け取られる。したがって、蓋を被せたまま収納部
に搬入した容器について、その収納操作と同時に蓋を開
いた保管への形態を取らせることができる。 【0012】また、主棧の上面と補助棧の上面との間の
長さを、蓋を容器に被せたときの全体の高さよりも大き
くしておけば、蓋を被せたままの状態で容器を主棧に載
せた保管が可能となる。 【0013】 【実施例】図1は本発明の自動倉庫の概要を示す斜視図
である。 【0014】図において、縦ビーム2及び横ビーム3に
よって上下及び左右方向に格子状に製品の収納空間を形
成した倉庫フレーム1が間隔を置いて構築され、これら
の倉庫フレーム1の間を縫ってスタッカークレーン4が
走行可能に配置されている。スタッカークレーン4は、
既に知られているように、作業床に敷いたレール5上を
走行可能なフレーム4aに電動機4bによって昇降動作
可能なキャリッジ4cを設け、このキャリッジ4cに電
動機またはシリンダ(図示せず)等の駆動装置によって
図中の矢印方向に進退動作可能なフォーク4dを設けた
ものである。そして、このスタッカークレーン4は、そ
の走行とキャリッジ4cの昇降動作によって、縦ビーム
2と横ビーム3とによって区画された製品の収納部に対
してフォーク4dの位置を設定することができ、指定さ
れた製品の収納部に対して製品の受け渡しを行うことが
できる。 【0015】図2はスタッカークレーン4側から見た倉
庫フレーム1の収納部の正面図であり、製品またはこれ
を納めた容器等は図面と直交する向きに進退して出し入
れされる。 【0016】縦ビーム2と横ビーム3とによって矩形に
区画された収納部1aが形成され、この収納部1aの下
側部分左右の縦ビーム2には一対の主棧2aがそれぞれ
同じ高さに取り付けられている。そして、これらの主棧
2aの上方には一対の補助棧2bが同様に同じ高さに設
けられている。これらの主棧2a及び補助棧2bはそれ
ぞれ収納部1aの奥行き方向の全長に設けるか、または
奥行き方向の中央部分にそれぞれ荷受けする製品を支持
するのに適切な長さとして設けるものとする。また、主
棧2aを内部側への突き出し長さに比べて、補助棧2b
の突き出しを小さくした長さ関係とする。 【0017】図3は収納部1aに納める蓋7付きの容器
6を示す概略図である。 【0018】従来技術の項でも説明したように、鋳物製
品の保管に際しては容器6に収納して搬入される方式と
したものがあり、本実施例ではこの鋳物製品を対象とし
て説明する。 【0019】容器6はその上端縁にリブ6aを立ち上げ
たものであり、その外形寸法は図2の一点鎖線で示すよ
うに収納部1cに差し込める程度であって、その左右方
向の寸法は補助棧2bどうしの間隔よりも短くて下の主
棧2aの上に搭載できる長さとする。また、蓋7はその
下面に容器6のリブ6a周りに嵌合するリブ7aを形成
すると共に、このリブ7aの周りにフランジ7bを形成
したものである。フランジ7bの平面形状は、容器6の
外形よりも大きなものとし、図3の(a)に示すように
容器6に被せたときにはこのフランジ7bが容器6の外
周壁よりも外に突き出る長さとする。そして、図2の一
点鎖線で示すように、フランジ7bの左右方向の長さは
補助棧2bどうしの間の間隔よりも長いものとし、これ
らの補助棧2bの上にフランジ7bが載せられる寸法関
係を持たせる。 【0020】また、容器6に蓋7を被せたときに全体の
高さ寸法は、主棧2aの上面と補助棧2bの下面との間
の距離よりも短いものとし、蓋7を容器6に被せたまま
主棧2aの上に載せた保管ができるようにする。 【0021】以上の構成において、鋳造後の鋳物製品は
容器6の中に収納され、表面に付着した鋳物砂が飛散し
ないように蓋7を容器6に被せて搬送され、移載手段に
よってスタッカークレーン4のフォーク4dの上に搭載
される。そして、フレーム4aの走行及びキャリッジ4
cの昇降動作によって、フォーク4dを目的の位置の収
納部1cに位置合わせする。 【0022】ここで、鋳物製品を徐冷する場合には先に
述べたように蓋7を被せたまま保管するので、蓋7を容
器6に一体としてそのまま収納部1cに納める作業を行
う。これは、キャリッジ4cの高さを調節してフォーク
4dを主棧2aよりも少し高い位置に設定してこのフォ
ーク4dを収納部1cに差し込み、その後キャリッジ4
cを下降させることで、図3に示すように容器6の左右
方向の両端の底面を主棧2aに預け、その後フォーク4
dを後退させることで蓋7を被せた容器6を収納部1c
の中に保管することができる。 【0023】また、保管していた蓋7付きの容器6は、
フォーク4dを主棧2aの下側に差し込んだ後にこれを
上昇させて容器6を受け取って後退させればスタッカー
クレーン2側に回収でき、これを倉庫外に搬出すること
ができる。 【0024】一方、鋳物製品を空冷する場合では、収納
部1cに保管するときには蓋7を外しておく必要があ
る。このための操作は、図5の(a)に示すように、蓋
7のフランジ7bが補助棧2bの上方に差し込まれるよ
うにキャリッジ4cの高さを調節してフォーク4aによ
って容器6を収納部1cの中に移送し、その後キャリッ
ジ4cを下降させる。このとき、蓋7付きの容器6が下
降して、図5の(b)に示すように蓋7のフランジ7a
が補助棧2bに先に受け止められ、更に下降することに
よって容器6が主棧2aによって受け止められる。この
ように、キャリッジ4cの下降動作を利用することで、
蓋7を容器6から外した状態でそれぞれを収納部1cに
保管することができ、スタッカークレーン2に搭載する
前に蓋7を取り外す等の作業をすることなく鋳物製品の
空冷保管が可能となる。 【0025】更に、空冷後の鋳物製品を容器6に蓋7を
被せて搬出する場合では、図5の(b)において容器6
の下側にフォーク4dが差し込まれる高さにキャリッジ
4cを位置調節する。そして、フォーク4dを差し込ん
だ後にキャリッジ4cを上昇させると、先ず容器6がこ
のフォーク4dによって受け取られて上昇していき、そ
の後蓋7の下面に突き当たった後も少し上昇させる。こ
の操作によって、容器6の上面に蓋7が被さった状態と
なり、フォーク4dを後退させることにより蓋7付きの
容器6を回収することができる。 【0026】なお、容器6の上昇の際には、容器6のリ
ブ6a及び蓋7のリブ7aどうしが嵌まり合う関係なの
で、容器6に対して蓋7が前後左右に位置ずれすること
はなく、蓋7の落下等の危険性は全くない。 【0027】以上のように、主棧2a及び補助棧2bを
設けたことによって、蓋7を容器6に被せたままの保管
及び蓋7を外した状態での保管が可能であり、倉庫への
搬入過程で蓋7の取り外し等を一切することなく保管作
業と同時に実行させることができる。また、製品の搬出
の際にも、蓋7を外した容器6についてはこれに蓋7を
被せる操作を搬出作業と併行して行うことができ、倉庫
から搬出した後に蓋7を被せる等といった作業も必要な
い。したがって、蓋7を被せたり取り外したりする作業
のためのスペースを確保する必要がないほか、これに関
する人為的な作業が削減されるので、保管作業の大幅な
改善が図られる。 【0028】なお、実施例では鋳物製品の保管について
説明したが、これ以外にも蓋付きの容器を利用し保管時
にはこの蓋を取り外しておいたほうが好ましい保管形態
のものについても同様に本発明が適用できる。 【0029】 【発明の効果】本発明では、蓋付きの容器の保管に際し
てスタッカークレーンの動作を利用してこの蓋の取り外
しと取り付けの操作を行うことができ、自動倉庫を単に
保管のみに利用するだけでなく蓋の開閉についても機能
させることが可能なので、設備の有効利用が図られる。
また、蓋の取り付けや取り外し等の人為的な作業も不要
となるので作業負担が軽減されるほか、作業スペースも
省くことができ、作業効率及び保管効率の両面で大幅な
改善が可能となる。
ークレーンを備えた自動倉庫に係り、特に蓋を備えた容
器を保管する場合にこの蓋を被せたまま又は外した状態
にして収納したり、容器だけまたはこれに蓋を被せて搬
出できるようにした自動倉庫に関する。 【0002】 【従来の技術】多数の製品を保管してその在庫量の管理
から搬入及び搬出までの操作を全て自動化した自動倉庫
が各種の分野で利用されている。このような自動倉庫と
しては、多数のラックを上下に複数段配置した列を少な
くとも2列間隔をおいて並べ、これらのラック列の間を
走行するスタッカークレーンによって製品の搬入及び搬
出を可能としたものがある。 【0003】一方、鋳造工場においてもこのような自動
倉庫が採用されているが、鋳造後の製品は数百°C程度
の高温であってその表面には鋳物砂が付着したままにな
っているので、専用の容器の中に製品を入れて倉庫に保
管するようにしている。このような鋳物製品の保管で
は、表面に付着した鋳物砂が倉庫までの搬送の間に飛散
することが多いことや、鋳物製品の温度管理(徐冷)等
の理由により、容器には蓋を被せて操作することが従来
から行われている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】鋳物製品の保管に際し
ては、鋳造後の高温のまま製品を倉庫に搬入することに
なるが、製品の種類に応じて徐冷するか空冷するかの二
通りの処理が一般に行われる。そして、蓋付きの容器を
用いる場合では、徐冷は蓋を容器に被せたままで製品を
保管するようにし、冷却する必要がある製品対象につい
ては蓋を外した状態で保管する取り扱いとなる。 【0005】一方、従来の自動倉庫は、たとえば鋼板コ
イル等のように容器等を用いずに製品自体をそのまま搬
入・搬出するための設備としたものが一般的であり、製
品の保管及び搬入と搬出の作業の効率化を優先させた機
能を持つものである。このため蓋付きの容器を媒体とし
て製品を保管する場合には、蓋を被せたままで保管する
ものではそのまま容器を搬入すればよいが、鋳物製品の
空冷の場合のように蓋を外して保管する場合では倉庫に
搬入する前に蓋を外す作業工程が必要になる。また、蓋
を被せたまま保管した容器を搬出するときには、蓋を被
せたままであればそのまま容器を搬出すればよいが、蓋
を外して後工程に送り出すときにはこの蓋を外す作業工
程が加わることになる。 【0006】このように、従来の自動倉庫では、製品ま
たはこれを収納した容器を保管することについては十分
な機能を備えるものの、蓋付きの容器等については蓋と
容器のそれぞれについての分離や合体等を操作すること
はできない。このため、蓋の取り外しまたは取り付けの
ための作業工程及びこのための作業スペースが必要とな
るほか、これらの作業を人為的に行うことになるため、
全ての作業を自動化できるには至っていない。 【0007】本発明において解決すべき課題は、製品を
収納する蓋付きの容器を保管するに際して容器の保管だ
けでなく蓋の取付け及び取外しも含めて自動処理できる
自動倉庫を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、格子状に複数
の収納部を区画した倉庫フレームに沿ってスタッカーク
レーンを走行可能に配置し、前記スタッカークレーンの
キャリッジの昇降及び該キャリッジに連接されたフォー
クの進退動作の合成によって前記収納部に保管された保
管物を搬入及び搬出可能とした自動倉庫であって、前記
保管物を各種製品の収納用の容器と該容器に被せる蓋と
すると共に該蓋には前記容器の外周から外に突き出るフ
ランジを形成し、前記収納部の下端側には前記スタッカ
ークレーン側から見て左右に一対の主棧を設けると共
に、これらの主棧の上方であって前記蓋を被せた容器の
全高寸法よりも大きく離れた位置に一対の補助棧を設
け、前記一対の主棧どうしの間の間隔を前記容器の収納
方向と直交する長さよりも短く且つ前記フォークの幅よ
りも長くし、前記一対の補助棧どうしの間の間隔を前記
容器の収納方向と直交する向きの前記容器の長さよりも
長く且つ前記蓋の収納方向と直交する向きの前記フラン
ジの長さよりも短くしてなることを特徴とする。 【0009】 【発明の実施の形態】フォークの主棧に対する長さの関
係によって、このフォークは主棧どうしの間の抜けて昇
降し、容器の大きさと主棧どうしの間の間隔の関係によ
って容器はこれらの主棧の上に載せることができ、更に
容器の大きさと補助棧どうしの間隔の関係によって容器
はこれらの補助棧の間を抜けて昇降できる。 【0010】また、蓋のフランジの大きさと補助棧どう
しの間の長さの関係によって、蓋を補助棧の上側から下
降させればこの蓋を補助棧の上に載せることができる。 【0011】以上のことから、蓋を被せた容器を収納部
に差し込むとき、蓋を補助棧の上側に位置させてフォー
クを下降させれば、蓋は補助棧に受け取られ、容器は主
棧に受け取られる。したがって、蓋を被せたまま収納部
に搬入した容器について、その収納操作と同時に蓋を開
いた保管への形態を取らせることができる。 【0012】また、主棧の上面と補助棧の上面との間の
長さを、蓋を容器に被せたときの全体の高さよりも大き
くしておけば、蓋を被せたままの状態で容器を主棧に載
せた保管が可能となる。 【0013】 【実施例】図1は本発明の自動倉庫の概要を示す斜視図
である。 【0014】図において、縦ビーム2及び横ビーム3に
よって上下及び左右方向に格子状に製品の収納空間を形
成した倉庫フレーム1が間隔を置いて構築され、これら
の倉庫フレーム1の間を縫ってスタッカークレーン4が
走行可能に配置されている。スタッカークレーン4は、
既に知られているように、作業床に敷いたレール5上を
走行可能なフレーム4aに電動機4bによって昇降動作
可能なキャリッジ4cを設け、このキャリッジ4cに電
動機またはシリンダ(図示せず)等の駆動装置によって
図中の矢印方向に進退動作可能なフォーク4dを設けた
ものである。そして、このスタッカークレーン4は、そ
の走行とキャリッジ4cの昇降動作によって、縦ビーム
2と横ビーム3とによって区画された製品の収納部に対
してフォーク4dの位置を設定することができ、指定さ
れた製品の収納部に対して製品の受け渡しを行うことが
できる。 【0015】図2はスタッカークレーン4側から見た倉
庫フレーム1の収納部の正面図であり、製品またはこれ
を納めた容器等は図面と直交する向きに進退して出し入
れされる。 【0016】縦ビーム2と横ビーム3とによって矩形に
区画された収納部1aが形成され、この収納部1aの下
側部分左右の縦ビーム2には一対の主棧2aがそれぞれ
同じ高さに取り付けられている。そして、これらの主棧
2aの上方には一対の補助棧2bが同様に同じ高さに設
けられている。これらの主棧2a及び補助棧2bはそれ
ぞれ収納部1aの奥行き方向の全長に設けるか、または
奥行き方向の中央部分にそれぞれ荷受けする製品を支持
するのに適切な長さとして設けるものとする。また、主
棧2aを内部側への突き出し長さに比べて、補助棧2b
の突き出しを小さくした長さ関係とする。 【0017】図3は収納部1aに納める蓋7付きの容器
6を示す概略図である。 【0018】従来技術の項でも説明したように、鋳物製
品の保管に際しては容器6に収納して搬入される方式と
したものがあり、本実施例ではこの鋳物製品を対象とし
て説明する。 【0019】容器6はその上端縁にリブ6aを立ち上げ
たものであり、その外形寸法は図2の一点鎖線で示すよ
うに収納部1cに差し込める程度であって、その左右方
向の寸法は補助棧2bどうしの間隔よりも短くて下の主
棧2aの上に搭載できる長さとする。また、蓋7はその
下面に容器6のリブ6a周りに嵌合するリブ7aを形成
すると共に、このリブ7aの周りにフランジ7bを形成
したものである。フランジ7bの平面形状は、容器6の
外形よりも大きなものとし、図3の(a)に示すように
容器6に被せたときにはこのフランジ7bが容器6の外
周壁よりも外に突き出る長さとする。そして、図2の一
点鎖線で示すように、フランジ7bの左右方向の長さは
補助棧2bどうしの間の間隔よりも長いものとし、これ
らの補助棧2bの上にフランジ7bが載せられる寸法関
係を持たせる。 【0020】また、容器6に蓋7を被せたときに全体の
高さ寸法は、主棧2aの上面と補助棧2bの下面との間
の距離よりも短いものとし、蓋7を容器6に被せたまま
主棧2aの上に載せた保管ができるようにする。 【0021】以上の構成において、鋳造後の鋳物製品は
容器6の中に収納され、表面に付着した鋳物砂が飛散し
ないように蓋7を容器6に被せて搬送され、移載手段に
よってスタッカークレーン4のフォーク4dの上に搭載
される。そして、フレーム4aの走行及びキャリッジ4
cの昇降動作によって、フォーク4dを目的の位置の収
納部1cに位置合わせする。 【0022】ここで、鋳物製品を徐冷する場合には先に
述べたように蓋7を被せたまま保管するので、蓋7を容
器6に一体としてそのまま収納部1cに納める作業を行
う。これは、キャリッジ4cの高さを調節してフォーク
4dを主棧2aよりも少し高い位置に設定してこのフォ
ーク4dを収納部1cに差し込み、その後キャリッジ4
cを下降させることで、図3に示すように容器6の左右
方向の両端の底面を主棧2aに預け、その後フォーク4
dを後退させることで蓋7を被せた容器6を収納部1c
の中に保管することができる。 【0023】また、保管していた蓋7付きの容器6は、
フォーク4dを主棧2aの下側に差し込んだ後にこれを
上昇させて容器6を受け取って後退させればスタッカー
クレーン2側に回収でき、これを倉庫外に搬出すること
ができる。 【0024】一方、鋳物製品を空冷する場合では、収納
部1cに保管するときには蓋7を外しておく必要があ
る。このための操作は、図5の(a)に示すように、蓋
7のフランジ7bが補助棧2bの上方に差し込まれるよ
うにキャリッジ4cの高さを調節してフォーク4aによ
って容器6を収納部1cの中に移送し、その後キャリッ
ジ4cを下降させる。このとき、蓋7付きの容器6が下
降して、図5の(b)に示すように蓋7のフランジ7a
が補助棧2bに先に受け止められ、更に下降することに
よって容器6が主棧2aによって受け止められる。この
ように、キャリッジ4cの下降動作を利用することで、
蓋7を容器6から外した状態でそれぞれを収納部1cに
保管することができ、スタッカークレーン2に搭載する
前に蓋7を取り外す等の作業をすることなく鋳物製品の
空冷保管が可能となる。 【0025】更に、空冷後の鋳物製品を容器6に蓋7を
被せて搬出する場合では、図5の(b)において容器6
の下側にフォーク4dが差し込まれる高さにキャリッジ
4cを位置調節する。そして、フォーク4dを差し込ん
だ後にキャリッジ4cを上昇させると、先ず容器6がこ
のフォーク4dによって受け取られて上昇していき、そ
の後蓋7の下面に突き当たった後も少し上昇させる。こ
の操作によって、容器6の上面に蓋7が被さった状態と
なり、フォーク4dを後退させることにより蓋7付きの
容器6を回収することができる。 【0026】なお、容器6の上昇の際には、容器6のリ
ブ6a及び蓋7のリブ7aどうしが嵌まり合う関係なの
で、容器6に対して蓋7が前後左右に位置ずれすること
はなく、蓋7の落下等の危険性は全くない。 【0027】以上のように、主棧2a及び補助棧2bを
設けたことによって、蓋7を容器6に被せたままの保管
及び蓋7を外した状態での保管が可能であり、倉庫への
搬入過程で蓋7の取り外し等を一切することなく保管作
業と同時に実行させることができる。また、製品の搬出
の際にも、蓋7を外した容器6についてはこれに蓋7を
被せる操作を搬出作業と併行して行うことができ、倉庫
から搬出した後に蓋7を被せる等といった作業も必要な
い。したがって、蓋7を被せたり取り外したりする作業
のためのスペースを確保する必要がないほか、これに関
する人為的な作業が削減されるので、保管作業の大幅な
改善が図られる。 【0028】なお、実施例では鋳物製品の保管について
説明したが、これ以外にも蓋付きの容器を利用し保管時
にはこの蓋を取り外しておいたほうが好ましい保管形態
のものについても同様に本発明が適用できる。 【0029】 【発明の効果】本発明では、蓋付きの容器の保管に際し
てスタッカークレーンの動作を利用してこの蓋の取り外
しと取り付けの操作を行うことができ、自動倉庫を単に
保管のみに利用するだけでなく蓋の開閉についても機能
させることが可能なので、設備の有効利用が図られる。
また、蓋の取り付けや取り外し等の人為的な作業も不要
となるので作業負担が軽減されるほか、作業スペースも
省くことができ、作業効率及び保管効率の両面で大幅な
改善が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のスタッカークレーンを備えた自動倉
庫の要部の概要を示す斜視図である。 【図2】 倉庫フレームの収納部をスタッカークレーン
側から見た要部の正面図である。 【図3】 容器及び蓋の詳細であって、同図の(a)は
蓋を被せたときの縦断面図、図2は蓋を外したときの正
面図、同図の(c)は分解斜視図である。 【図4】 蓋を被せたまま収納部に保管した状態を示す
正面図である。 【図5】 蓋を外して容器を保管する例であって、同図
の(a)は蓋付き容器を収納部に差し込んだ状態を示す
正面図、同図の(b)はキャリッジの下降によって蓋及
び容器を順にそれぞれ補助棧及び主棧に受け渡した状態
を示す正面図である。 【符号の説明】 1 :倉庫フレーム 2 :縦フレーム 2a:主棧 2b:補助棧 3 :横ビーム 4 :スタッカークレーン 4a:フレーム 4b:電動機 4c:キャリッジ 4d:フォーク 5 :レール 6 :容器 6a:リブ 7 :蓋 7a:リブ 7b:フランジ
庫の要部の概要を示す斜視図である。 【図2】 倉庫フレームの収納部をスタッカークレーン
側から見た要部の正面図である。 【図3】 容器及び蓋の詳細であって、同図の(a)は
蓋を被せたときの縦断面図、図2は蓋を外したときの正
面図、同図の(c)は分解斜視図である。 【図4】 蓋を被せたまま収納部に保管した状態を示す
正面図である。 【図5】 蓋を外して容器を保管する例であって、同図
の(a)は蓋付き容器を収納部に差し込んだ状態を示す
正面図、同図の(b)はキャリッジの下降によって蓋及
び容器を順にそれぞれ補助棧及び主棧に受け渡した状態
を示す正面図である。 【符号の説明】 1 :倉庫フレーム 2 :縦フレーム 2a:主棧 2b:補助棧 3 :横ビーム 4 :スタッカークレーン 4a:フレーム 4b:電動機 4c:キャリッジ 4d:フォーク 5 :レール 6 :容器 6a:リブ 7 :蓋 7a:リブ 7b:フランジ
─────────────────────────────────────────────────────
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(72)発明者 野上 尚敬
北九州市戸畑区大字中原46−59 日鐵プ
ラント設計株式会社内
(72)発明者 古我 雄二郎
北九州市戸畑区大字中原46−59 日鐵プ
ラント設計株式会社内
(56)参考文献 特開 平6−156622(JP,A)
特開 昭51−16572(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B65G 1/00 - 1/20
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 格子状に複数の収納部を区画した倉庫フ
レームに沿ってスタッカークレーンを走行可能に配置
し、前記スタッカークレーンのキャリッジの昇降及び該
キャリッジに連接されたフォークの進退動作の合成によ
って前記収納部に保管された保管物を搬入及び搬出可能
とした自動倉庫であって、前記保管物を各種製品の収納
用の容器と該容器に被せる蓋とすると共に該蓋には前記
容器の外周から外に突き出るフランジを形成し、前記収
納部の下端側には前記スタッカークレーン側から見て左
右に一対の主棧を設けると共に、これらの主棧の上方で
あって前記蓋を被せた容器の全高寸法よりも大きく離れ
た位置に一対の補助棧を設け、前記一対の主棧どうしの
間の間隔を前記容器の収納方向と直交する長さよりも短
く且つ前記フォークの幅よりも長くし、前記一対の補助
棧どうしの間の間隔を前記主棧どうしの間隔よりも長く
且つ前記蓋の収納方向と直交する向きの前記フランジの
長さよりも短くしてなるスタッカークレーンを備えた自
動倉庫。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07298796A JP3373722B2 (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | スタッカークレーンを備えた自動倉庫 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07298796A JP3373722B2 (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | スタッカークレーンを備えた自動倉庫 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09263306A JPH09263306A (ja) | 1997-10-07 |
| JP3373722B2 true JP3373722B2 (ja) | 2003-02-04 |
Family
ID=13505266
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07298796A Expired - Fee Related JP3373722B2 (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | スタッカークレーンを備えた自動倉庫 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3373722B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6831288B2 (ja) * | 2017-04-24 | 2021-02-17 | 西部電機株式会社 | 自動倉庫 |
-
1996
- 1996-03-27 JP JP07298796A patent/JP3373722B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09263306A (ja) | 1997-10-07 |
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