JP3372690B2 - 旋回式コンバイン - Google Patents

旋回式コンバイン

Info

Publication number
JP3372690B2
JP3372690B2 JP01817495A JP1817495A JP3372690B2 JP 3372690 B2 JP3372690 B2 JP 3372690B2 JP 01817495 A JP01817495 A JP 01817495A JP 1817495 A JP1817495 A JP 1817495A JP 3372690 B2 JP3372690 B2 JP 3372690B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turning
swivel
upper body
combine
crawler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP01817495A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08205660A (ja
Inventor
一誠 吉沢
正 中尾
博明 古山
孝夫 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA filed Critical MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP01817495A priority Critical patent/JP3372690B2/ja
Publication of JPH08205660A publication Critical patent/JPH08205660A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3372690B2 publication Critical patent/JP3372690B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クローラを備えた下部
機体に対しその上方に備えた上部機体を旋回自在に構成
した旋回式コンバインの構造ならびに制御機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常のコンバインによる殻稈の刈取りで
は、未刈り側にクローラがはみ出して未刈り部分を踏ま
ないようにし、かつクローラ走行に伴い泥土を未刈り側
の殻稈に付着させないようにするために、前処理装置の
左端部分をクローラの端面よりもはみ出す形で設けると
共に(いわゆる「踏み代」)、例えば図13に示すよう
に、圃場に対し左回りに機体を走行させながら刈取りを
行っていた。
【0003】すなわち、この一方向刈りによれば、一端
側の一番外側の列の殻稈の刈取りを行った後に、機体を
距離L1 だけ移動させ、次に他端側の一番外側の列の殻
稈の刈取りを行い、更に機体を距離L2 だけ移動させ、
・・・という形式で順次内側の列に向けて刈取りを行っ
ていた。
【0004】従って、従来のコンバインでは、図14に
示すように、一列目の刈取りを行った後に、枕地で機体
を反転させて次に二列目の刈取りを連続的に行うとい
う、いわゆる往復刈りを行うことはできなかった。
【0005】これに対し、旋回式コンバインによれば、
上部機体の前後の向きを旋回により180度転換させて
刈り取りを行うことができるため、前記「踏み代」の設
定における問題を解決できれば、効率の良い往復刈りが
可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の旋回式
コンバインでは、図15に示すように、上部機体の旋回
中心(Y軸)を左右のクローラ101,102の略中心
付近(g=h)に配置していたため、例えば前処理装置
103の左端側からクローラ101がはみ出さないよう
に踏み代eを大きく設けると、上部機体を180度旋回
したときに前処理装置103の他端側から、クローラ1
01が幅fだけ穀稈110の未刈り側にはみ出してしま
うおそれがあった。
【0007】また、旋回式コンバインは、上部機体が旋
回可能であるため、図16に示すように、前処理装置1
03とクローラ101(102)とのスペースA,B
を、略180度旋回した場合においても少なくとも所定
量は確保しておく必要があるため、通常のコンバインよ
りも機体の全長が長くなるという課題があった。
【0008】一方、旋回式コンバインは、その機能上、
上部機体を360度旋回させることが可能であるが、そ
のため、特に下部機体に対し上部機体が略直角の位置に
あるとき、旋回中のバランスが不安定になったり、ま
た、作業中に旋回動作を行うと、前処理装置103によ
り殻稈110をなぎ倒すおそれがあった。更に、旋回時
には上部機体が略180度旋回した位置で停止するよう
に制御するので、一般に旋回速度を遅くする必要がある
が、全ての位置で同スピードで旋回すると、作業能率が
悪化するという課題があった。
【0009】この発明は、斯かる課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、旋回した後
においても未刈り側に踏み代を確保できるようにすると
共に、旋回半径をできるだけ小さくし、更に作業能率を
改善させることのできる旋回式コンバインを提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、クローラ走行装置(2)を備えた下部機
体(3)に対し、刈取部(4)を有する前処理装置
(5)およびその後部に脱穀部(6)等を備えた上部機
体(7)を、縦方向の旋回軸(Y軸)を中心として旋回
自在に装着した旋回式コンバイン(1)において、前記
旋回軸(Y軸)を、前記前処理装置(5)における左右
方向の左右いずれかの端部がクローラ走行装置(2)よ
りも突出している側に下部機体(3)の中心から偏位さ
せて配置すると共に、該旋回軸(Y軸)を、前記前処理
装置(5)における機体左右方向の略々中心線上に配置
したことを特徴とする。
【0011】好ましくは、前記旋回軸(Y軸)を、クロ
ーラ走行装置(2)の前後方向の略中心線上に配置し、
または、上部機体の重心位置(G)に配置する。
【0012】また、前記上部機体(7)を支持する走行
フレーム(8)の側面の前後から少なくとも2本の固定
軸(12,13)を略々水平かつ略々平行に突設し、こ
の固定軸(12,13)に、該固定軸(12,13)に
対応して設けられた前後のクランク(14,15)を介
してクローラ走行装置(2)のトラックフレーム(9)
を軸支すると共に前記前後のクランク(14,15)
は、クランク軸(14d,15d)と、該クランク軸
(14d,15d)の軸方向の一端側に取付けられた一
端側クランクアーム(14a,15a)と、他端側に取
付けられた他端側クランクアーム(14b,15b)と
を有し、 前記固定軸(12,13)に前記クランク軸
(14d,15d)を回動自在に嵌挿し、前記他端側ク
ランクアーム(14b,15b)に前記トラックフレー
ム(9)を連結し、更に前後の前記一端側クランクアー
ム(14a,15a)の先端同士をロッド(18)にて
接続すると共に、前後の前記一端側クランクアーム(1
4a,15a)の一方(15a)の先端と前記走行フレ
ーム(8)との間に油圧アクチュエータ(19)を取り
付けたことを特徴とする。
【0013】前記上部機体(7)の旋回速度を、少なく
とも停止位置近傍においては低速度で制御する制御手段
(28,29,30)を備えたことを特徴とする。
【0014】前記上部機体(7)の旋回動作を行う前
に、前記前処理装置(5)を上昇させるように制御する
上昇制御手段(32,33,35,36)を設けたこと
を特徴とする。
【0015】前記上部機体(7)の旋回動作を、主変速
レバーがニュートラルの位置にあるときにのみ動作可能
とする旋回制御手段(32,34,30)を設けたこと
を特徴とする。
【0016】
【作用】以上の構成により、本発明によれば、上部機体
(7)の旋回軸(Y軸)を、前処理装置(5)における
機体左右方向の左右いずれかの端部がクローラ走行装置
(2)よりも突出している側に、下部機体(3)の中心
から偏位させて配置すると共に、旋回軸(Y軸)を、前
処理装置(5)における機体左右方向の略々中心線上に
配置したことで、上部機体(7)を180度旋回したと
しても穀稈(11)の未刈り側に十分な踏み代(c)を
確保することができ、これにより効率的に往復刈りを行
うことが可能となる。
【0017】なお、上述したカッコ内の符号は図面を参
照するために示すものであって、本発明の構成をなんら
限定するものではない。
【0018】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を説明す
る。
【0019】図1は、本発明に係る旋回式コンバインの
外観を示す図であり、同図において、旋回式コンバイン
1は、走行自在な左右一対のクローラ走行装置2,2を
備えた下部機体3と、走行フレーム8上に搭載され脱穀
部や籾タンク6および運転席40などを備えていると共
に、その前方に昇降自在な刈取部4やデバイダ39を有
する前処理装置5を備えた上部機体7を備えている。そ
して、前記下部機体3に対し前記上部機体7が、縦方向
の旋回軸(Y軸)を中心として前後方向の向きを転換で
きるように旋回自在に装着されている。
【0020】また、前記クローラ走行装置2は、略全長
にわたってトラックフレーム9を有しており、このトラ
ックフレーム9の下部には複数個の転輪10が取り付け
られている。
【0021】ここで本実施例では、前記旋回軸(Y軸)
を、前記前処理装置5における左右方向の左右いずれか
の端部がクローラ走行装置2よりも突出している側に下
部機体3の中心から偏位させて配置すると共に、該旋回
軸(Y軸)を、前処理装置5における機体左右方向の略
々中心線上に配置したことを特徴としている。
【0022】すなわち、図1および図2において、上部
機体7の旋回軸(Y軸)を、前処理装置5の左側端部が
クローラ2aの端面よりも突出している方向に下部機体
3の中心から偏位させた位置に配置しており、実施例で
は、前記旋回軸(Y軸)を前処理装置5の左右方向の中
心(a=b)の後方に配置している。
【0023】この実施例によれば、機体の往行程時には
殻稈11の未刈り側に踏み代cを有して、右側から6列
目までの殻稈11を刈取ることができ、こうして枕地に
至ったら、前処理装置5の略中心に位置する旋回軸(Y
軸)を中心として上部機体7を旋回させることにより、
復行程時には殻稈11の未刈り側に踏み代c’を有し
て、刈取りを行うことができる。このようにして往復刈
りができるため、前処理装置5の右側端部とクローラ2
bの端面との間の距離d寸法を気にすることなく、踏み
代cを大きく取ることが可能となり、未刈り側の殻稈1
1を踏みつけたり、クローラ2aで殻稈11に泥土を付
着させるおそれがなくなる。
【0024】図3は、旋回式コンバイン1の側面図を示
すものであり、この実施例では、前記旋回軸(Y軸)
を、クローラ走行装置2の前後方向の長さLの略中心線
上に配置している。このようにすることで、クローラ走
行装置2の前後部の夫々の端面と前処理装置5の内側部
との間のスペースA,Bが旋回の前後で等しくなる。
【0025】これにより、前記スペースA,Bを最小限
に抑えることができると共に、旋回半径を極力小さくす
ることができ、機体長さも最小にすることができる。
【0026】図4は、前記と同様に旋回式コンバイン1
の側面図を示すものであり、この実施例では、前記旋回
軸(Y軸)と上部機体の重心位置(G)との距離sを0
にしている。
【0027】前記旋回式コンバイン1は、その機能上3
60度旋回することができ、旋回中心位置によっては旋
回中のバランスが不安定になるが、前記旋回軸(Y軸)
上部機体の重心位置(G)に一致させることにより、
作業時の前後方向、左右方向のバランスのみならず、旋
回中においても安定性が良くなる。
【0028】図5〜図7は、クローラ走行装置2の詳細
な構成を示す図であり、駆動スプロケット22,転輪2
3,24,25,26,アイドラ27等がクローラ2a
(2b)によって巻回されている。
【0029】この実施例では、上部機体7を支持する走
行フレーム8の側面の前後位置から側方に向かって、2
本の固定軸12,13が夫々略平行に突設され、この固
定軸12,13にクランク14,15のクランク軸14
d,15dが回動自在に軸着されている。そして、この
クランク14,15の他端側クランクアーム14b,1
5bに設けられたピン14c,15cが、夫々クローラ
走行装置2のトラックフレーム9に設けられたボス1
6,17を介して回動自在に軸着され、更にクランク1
4,15の一端クランクアーム14a,15a同士が
ロッド18により接続されている。また、一方の一端
クランクアーム15aの先端と、走行フレーム8側のブ
ラケット20との間に、ロータリジョイント21からの
油圧によって伸縮可能な油圧シリンダ19が取り付けら
れている。
【0030】上記構成により、油圧シリンダ19が伸長
されると、クランク14,15の一端クランクアーム
14a,15aが固定軸12,13を支点として図5の
矢印方向に回動し、その結果他端クランクアーム14
b,15bに設けられたピン14c,15cが同方向に
回動し、これによりトラックフレーム9が下方に移動し
て機体高さが変わるようになっている。
【0031】以上により、従来は水平制御時にクローラ
側面形状を変えながらクローラ高さを調節していたの
で、その都度クローラに無理な力が加わっていたのに対
し、本実施例によれば、クローラの側面形状を変えずに
クランク14,15の回動により機体高さを自由に変化
させることができるので、クローラ2a,2bやトラッ
クフレーム9に無理な力が加わらずスムーズな走行が可
能となる。
【0032】図8は、前記上部機体7の旋回速度を、停
止位置近傍においては低速度で制御し、それ以外の位置
においては高速度で制御する速度モデルを示す図であ
る。
【0033】すなわち、旋回式コンバイン1において
は、180度旋回した位置で停止するよう制御するの
で、停止位置付近の所定範囲(Θs )では旋回速度を遅
くする必要があるが、全ての位置でその速度により旋回
することとすると作業能率が悪くなるので、停止位置以
外の範囲(Θf )では高速度で旋回させるようにしたも
のである。
【0034】図9は、その制御手段を示す図であり、マ
イクロコンピータ28からの制御信号をソレノイドバル
ブ29を介して旋回用モータ30を制御するようにした
ものである。すなわち、停止位置付近の所定範囲(Θ
s )においては、マイクロコンピータ28からの制御信
号によりソレノイドバルブ29の弁が完全に切り替わら
ないようにし、これにより作動油は少ししか流れないた
め、旋回用モータ30は低速度で回転する。一方、停止
位置以外の範囲(Θf )では、ソレノイドバルブ29の
弁を完全に切り替え、作動油を大量に流すことによって
旋回用モータ30を高速度で回転させる。
【0035】以上により、上部機体7の停止位置付近に
おいては旋回用モータ30は低速度で旋回するため、確
実な制御が可能であると共に、それ以外の実作業をして
いない領域においては高速度にて旋回させることによ
り、作業能率を向上することができる。
【0036】図10は、前記上部機体7の旋回動作を行
う前に、前処理装置5を上昇させるように制御する上昇
制御手段32,33,35,36を設けた実施例を示す
図である。
【0037】同図において、旋回レバー31から上部機
体7の旋回指令が制御部32に入力されると、前処理リ
フト用バルブ33によって制御される前処理リフトシリ
ンダ35が下方へ動作しているかどうかを検出し、前処
理装置5が下降している間は旋回用モータ30を動作さ
せない。続いて、前処理リフトシリンダ35が上がって
いるか否かを検出し、上がっていなければリミットスイ
ッチ36がONになるまで、前処理リフト用バルブ33
によって前処理リフトシリンダ35を上昇させる。そし
て、前処理装置5が上昇し終わったら、前処理リフト用
バルブ33をOFFにし、旋回用バルブ34を作動させ
て旋回用モータ30を駆動する。
【0038】図11は、以上の動作の制御フローチャー
トを示す図である。
【0039】すなわち、ステップ150において、旋回
指令が入力されると、ステップ151においてクローラ
走行装置2が停止(車速が0)しているか否かが検出さ
れる。
【0040】この場合、一般に機体を後退させるときは
警報ブザーを鳴らして注意を喚起しているが、このとき
機体の後退を検出するリミットスイッチの他に、主変速
レバーを前進に入れたときにON動作するリミットスイ
ッチを設けておく。そして、前記各リミットスイッチか
らの信号を図10の入力端子(3)(4)に入力してお
き、制御部32によって双方のリミットスイッチからの
信号がOFFのとき(すなわち、主変速レバーがニュー
トラルの位置)にのみ旋回指令を出すようにすることが
できる。
【0041】以上により、ステップ151において、N
oならステップ152において旋回を行わず、また、Y
esならステップ153においてタイマーをONにす
る。ステップ154では上記タイマーにより10秒経過
したか否かが判断され、Noならステップ155におい
て旋回を行わず、また、Yesならステップ156に進
み、ここで更に前処理装置が下降中か否かが判断され
る。そして、Noなら前記ステップ155において旋回
を行わず、また、Yesならステップ157に進み、こ
こではリミットスイッチ36がONになっているか否か
が判断される。そして、Noなら前処理リフト用バルブ
33をONとしてステップ154に戻り、Yesならス
テップ159に進んで前処理リフト用バルブ33をOF
Fにし、旋回指示が行われる(ステップ160)。
【0042】この実施例によれば、旋回時には常に前処
理装置5が上昇しているため、この前処理装置5により
未刈りの穀稈を倒すようなおそれはない。
【0043】図12は、旋回式コンバイン1の概略の平
面図であり、この実施例では、排ワラ搬送部37にリミ
ットスイッチ38を設けたものである。
【0044】この実施例によれば、排ワラの有無もしく
は排ワラ搬送部37の停止状態を確認し、排ワラが未刈
り部分に落下していないときにのみ上部機体7を旋回可
能としたものであるため、作業効率が低下するおそれが
ない。
【0045】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、旋
回軸を下部機体の中心よりも偏位させると共に、該旋回
軸を前処理装置における機体左右方向の略々中心線上に
配置したことにより、180度旋回したとしても穀稈の
未刈り側に踏み代を確保することができ、効率的に往復
刈りを行うことができる。
【0046】また、前記旋回軸をクローラ走行装置の略
中心に配置したことにより、旋回半径や機体長さを小さ
くすることができる。
【0047】更に、前記旋回軸を上部機体の重心に配置
したことにより、機体バランスと安定性を向上させるこ
とができる。
【0048】更にまた、油圧アクチュエータとクランク
アームの作用でクローラの側面形状を変えずに機体の水
平制御を行うようにしたので、クローラやトラックフレ
ームに無理な力が加わることがなく、スムーズな走行が
可能となる。
【0049】また、旋回時に目標の停止位置付近以外の
範囲は高速で回転させるようにしたので、作業能率が向
上する。
【0050】更に、前処理装置を上昇させてから、ある
いは主変速レバーがニュートラルの位置にあるときにの
み旋回動作を可能としたので、未刈り側の穀稈を倒した
り誤操作をしたりするおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】旋回式コンバインの外観を示す図である。
【図2】クローラと旋回中心および前処理装置との位置
関係を示す図である。
【図3】旋回式コンバインの概略の側面図である。
【図4】旋回式コンバインの概略の側面図である。
【図5】クローラ走行装置の側面図である。
【図6】クローラ走行装置の正面図である。
【図7】クローラ走行装置の分解斜視図である。
【図8】上部機体の旋回速度モデルを示す図である。
【図9】上部機体の旋回速度を制御するための主要構成
を示す図である。
【図10】上部機体の旋回動作を行うための主要構成を
示す図である。
【図11】上部機体の旋回動作の制御フローチャートを
示す図である。
【図12】旋回式コンバインの概略の平面図である。
【図13】コンバインによる一方向刈りのときの移動経
路を示す図である。
【図14】コンバインによる往復刈りのときの移動経路
を示す図である。
【図15】従来のコンバインによるクローラと旋回中心
および前処理装置との位置関係を示す図である。
【図16】従来の旋回式コンバインの概略の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 旋回式コンバイン 2 クローラ走行装置 2a,2b クローラ 3 下部機体 5 前処理装置 7 上部機体 8 走行フレーム 9 トラックフレーム 11 穀稈 12,13 固定軸 14,15 クランクアーム 19 油圧シリンダ 28 マイクロコンピュータ 29 ソレノイドバルブ 30 旋回用モータ 32 制御部 33 前処理リフト用バルブ 34 旋回用バルブ 35 前処理リフトシリンダ 36,38 リミットスイッチ 37 排ワラ搬送部 Y軸 旋回中心軸 c 踏み代 G 機体重心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 足立 孝夫 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番 地1 三菱農機株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−113652(JP,A) 特開 平5−319322(JP,A) 特開 平7−28(JP,A) 特開 昭47−42122(JP,A) 実開 平4−41222(JP,U) 実開 平6−86422(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 67/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クローラ走行装置を備えた下部機体に対
    し、刈取部を有する前処理装置およびその後部に脱穀部
    等を備えた上部機体を、縦方向の旋回軸を中心として旋
    回自在に装着した旋回式コンバインにおいて、 前記旋回軸を、前記前処理装置における機体左右方向の
    左右いずれかの端部がクローラ走行装置よりも突出して
    いる側に下部機体の中心から偏位させて配置すると共
    に、 該旋回軸を、前記前処理装置における機体左右方向の略
    々中心線上に配置 したことを特徴とする旋回式コンバイ
    ン。
  2. 【請求項2】 前記旋回軸を、クローラ走行装置の前後
    方向の略中心線上に配置したことを特徴とする請求項1
    記載の旋回式コンバイン。
  3. 【請求項3】 前記旋回軸を、前記上部機体の重心位置
    に配置したことを特徴とする請求項1記載の旋回式コン
    バイン。
  4. 【請求項4】 前記上部機体を支持する走行フレームの
    側面の前後から少なくとも2本の固定軸を略々水平かつ
    略々平行に突設し、この固定軸に、該固定軸に対応して
    設けられた前後のクランクを介してクローラ走行装置の
    トラックフレームを軸支すると共に前記前後のクランクは、クランク軸と、該クランク軸の
    軸方向の一端側に取付けられた一端側クランクアーム
    と、他端側に取付けられた他端側クランクアームとを有
    し、 前記固定軸に前記クランク軸を回動自在に嵌挿し、前記
    他端側クランクアームに前記トラックフレームを連結
    し、更に前後の前記一端側 クランクアームの先端同士を
    ロッドにて接続すると共に、前後の前記一端側クランク
    アームの一方の先端と前記走行フレームとの間に油圧ア
    クチュエータを取り付けたことを特徴とする請求項1記
    載の旋回式コンバイン。
  5. 【請求項5】 前記上部機体の旋回速度を、少なくとも
    停止位置近傍においては低速度で制御する制御手段を備
    えたことを特徴とする請求項1記載の旋回式コンバイ
    ン。
  6. 【請求項6】 前記上部機体の旋回動作を行う前に、前
    記前処理装置を上昇させるように制御する上昇制御手段
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の旋回式コンバ
    イン。
  7. 【請求項7】 前記上部機体の旋回動作を、主変速レバ
    ーがニュートラルの位置にあるときにのみ動作可能とす
    る旋回制御手段を設けたことを特徴とする請求項1記載
    の旋回式コンバイン。
JP01817495A 1995-02-06 1995-02-06 旋回式コンバイン Expired - Fee Related JP3372690B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01817495A JP3372690B2 (ja) 1995-02-06 1995-02-06 旋回式コンバイン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01817495A JP3372690B2 (ja) 1995-02-06 1995-02-06 旋回式コンバイン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08205660A JPH08205660A (ja) 1996-08-13
JP3372690B2 true JP3372690B2 (ja) 2003-02-04

Family

ID=11964258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01817495A Expired - Fee Related JP3372690B2 (ja) 1995-02-06 1995-02-06 旋回式コンバイン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3372690B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08205660A (ja) 1996-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3028481B1 (ja) 移動農機
JP3372690B2 (ja) 旋回式コンバイン
JP3028482B1 (ja) 移動農機
JP2001138943A (ja) クローラ走行車
JP2890540B2 (ja) コンバイン等の走行装置
JP2000102318A (ja) 移動農機
JP2000355228A (ja) 移動農機
JP2000108922A (ja) 移動農機
JP2000110933A (ja) 移動農機
JP2522031Y2 (ja) コンバインのバランス調節装置
JP3013178B1 (ja) 移動農機
JP3013179B1 (ja) 移動農機の走行装置
JP2861141B2 (ja) コンバインの走行制御装置
JPS6216140Y2 (ja)
JP3406725B2 (ja) 旋回式コンバイン
JP2000130579A (ja) 移動農機
JP2000085614A (ja) 移動農機
JP2897290B2 (ja) コンバイン等の走行制御装置
JP2897292B2 (ja) コンバインの走行制御装置
JP2588504Y2 (ja) 車速同調方式コンバインにおける微速運転制御構造
JPH10113045A (ja) 移動農機
JP2500677Y2 (ja) 全稈投入型コンバインの刈取部ロ―リング構造
JP2000103352A (ja) 移動農機
JP3013177B1 (ja) 移動農機
JP2000102302A (ja) 移動農機

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071122

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081122

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081122

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091122

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees