JP3372201B2 - 音響塔 - Google Patents

音響塔

Info

Publication number
JP3372201B2
JP3372201B2 JP30923797A JP30923797A JP3372201B2 JP 3372201 B2 JP3372201 B2 JP 3372201B2 JP 30923797 A JP30923797 A JP 30923797A JP 30923797 A JP30923797 A JP 30923797A JP 3372201 B2 JP3372201 B2 JP 3372201B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
stationary body
acoustic
phosphorus
stationary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30923797A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11126081A (ja
Inventor
武 天野
Original Assignee
有限会社深谷石材店
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社深谷石材店 filed Critical 有限会社深谷石材店
Priority to JP30923797A priority Critical patent/JP3372201B2/ja
Publication of JPH11126081A publication Critical patent/JPH11126081A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3372201B2 publication Critical patent/JP3372201B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Toys (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、定置胴部上に可
動可能に載置した頭部を動かすと、定置胴部の胴内から
リン(鈴)等の音が発音されるようした音響塔に関わ
り、特に、玄関に設置して呼び鈴として、或いは墓所に
設置して墓参した各々の心に余韻を残すことのできる音
響塔に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、墓地は墓石や石碑や塔婆などが林
立する無機質で重苦しい雰囲気のする場所であったが、
近年、墓地を公園化するなど潤いのある明るい環境に変
える工夫が施されてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、墓地
(霊園)全体についての公園化は進んでいるとしても、
個々の墓所ごとの無機質な状態は変わりようがなく、墓
所ごとの工夫が要求されていた。
【0004】本発明は上記の点に鑑み案出したもので、
墓所等の如き無機質な場所に心に余韻を残す音を響かせ
ることができるとともに、心ゆたかな雰囲気を演出でき
る音響塔を提供することを目的としている。また、本発
明の他の目的は玄関に設置して訪問を知らせる呼び鈴と
しても応用できる音響塔を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、定置胴部上に水平方向に
回動可能に頭部を載置し、前記定置胴部の胴内に、前記
頭部の水平方向の回動に連動する回動軸に基部を固定し
たバネ材に取り付けたリンと、該バネ材又はリンが回動
時に触れる胴内突起とからなる音響手段を設け、かつ、
前記定置胴部の外壁に胴内に連通する窓穴を設けたこと
を特徴とし、墓参者或いは訪問者が頭部を所定のように
動かすと、その動きに連動して定置胴部の胴内からその
場の雰囲気に合った音が発せられる、意外性や面白さが
醸出できるように構成した。
【0006】上記請求項1に記載の発明に含まれる音響
手段は、定置胴部の胴内にあって、頭部を水平方向に動
かすことによって回動する回動軸に連動して生ずるバネ
材の振動により、或いは胴内突起との接触による衝撃で
きれいな音色を発生させるとともに、機構簡易にして故
障が生じないように構成した。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、定置胴部
上に水平方向に回動可能に頭部を載置し、前記定置胴部
の胴内に、前記頭部の水平方向の回動に連動する回動軸
から突設した叩き部材と、該叩き部材が回動軸とともに
回動するときに触れるように胴内内壁に設置したリンと
からなる音響手段を設け、かつ、前記定置胴部の外壁に
胴内に連通する窓穴を設けたことを特徴とし、定置胴部
内内壁に設置した複数個のリンの、個々の大きさなどに
変化を持たせておくことにより種々の音色を生じさせる
ことができるように構成した。
【0008】さらに、請求項3に記載の発明は、前記定
置胴部と頭部とを、石材にて形成したことを特徴とし、
墓所や玄関先の如く、風雨や直射日光に晒される場所に
設置しても変形することがなく、十分なる耐侯性を保持
できるように構成した。
【0009】
【発明の実施態様】次に、本発明を添付図面に基づいて
説明する。図1は本願音響塔の設置状態を示す斜視図、
図2は本願音響塔の側面断面図、図3は本願音響塔の音
響手段を示す一部切欠拡大斜視図、図4は音響手段の他
の例を示す平面断面図である。
【0010】図において、1は本願音響塔で、該本願音
響塔1は、図1の如く、台座2の上に設置した定置胴部
3と、該定置胴部3上に可動可能に載置した頭部4とか
らなり、前記定置胴部3は図示の例では半球状に形成さ
れ、また、頭部4は球状に形成されているが、これらの
形状に限定されない。
【0011】また、前記定置胴部3及び頭部4の材質
は、みかげ石や大理石などの石材にて形成することが良
い。かかる場合には、墓所や玄関先の如く、風雨や直射
日光に晒される場所に設置しても変形することがなく、
長期の耐侯性を保持できる利点がある。勿論、プラスチ
ックや陶磁器などで形成しても良い。
【0012】前記定置胴部3は、第2図の如く、底面
(台座2側)から空洞5に穿孔されている。その空洞5
になっている胴内には、前記頭部4を可動させたとき
に、その可動に連動して発音する音響手段6が設けられ
ている。
【0013】前記音響手段6は、構造的に限定されるも
のではないが、図示の例では、前記頭部4を水平方向に
回転させると、これに連動して回転できるように定置胴
部3の空洞5内に設けた回動軸7と、該回動軸7に基部
を固定したバネ材8に取り付けたリン9と、該バネ材8
又はリン9が回動時に触れる胴内突起10と、前記定置
胴部3の外壁に設置した窓穴11とからなる。
【0014】前記回転軸7は、その上端部7aが頭部4
に嵌入固着され、該頭部4と一体になっている。この回
動軸7の上端部7aは図示の例では断面円形であるが、
頭部4との一体化のために非円形にすることもある。
【0015】また、回転軸7の下端部7bは、定置胴部
3の頂面から空洞5に貫通するように設けた透孔12
に、鍔13aを介して係止されたサヤ部材13に遊嵌さ
れ、スムーズに回動できるようになっている。
【0016】前記バネ材8は、逆U字状の屈曲されてい
る。その基端8aにはネジ部材14で固定されたリング
15を備え、前記回転軸7の下端部7bにネジ部材16
で固定されている。
【0017】前記バネ材8の先端8bにはリン9がその
頂部に設けた吊金17を介して止め部材18で固定され
ている。該リン9は金属製の傘状部9aと、その内頂部
に吊った錘9bとからなり、前記回動軸7が頭部5に連
動して回動したときの振動で錘9bが傘状部9aに触れ
てきれいな音が発せられるようになっている。
【0018】なお、リン9は振動により音を発する総称
であり、前記傘状部9aと錘9bとからなるもののみに
限らず、図示していないが、金属製の中空体を互いに触
れ合うように複数吊設したものであっても良いことは勿
論である。
【0019】前記胴内突起10は、バネ材8又はリン9
に直に振動を付与するためのものである。即ち、前記リ
ン9を鳴らすためには、通常、頭部4を瞬発的かつ急速
に回動させることが求められるが、前記突起10はその
ような瞬発的かつ急速に回転させることなくリンを確実
に鳴らすために有効である。
【0020】前記リン9の音色は、傘状部9aと錘9b
の大きさや形状や材質等によって任意に作ることが可能
であり、従って、その音色の決定は本願音響塔1の設置
場所との関係において調整されることとなる。
【0021】前記定置胴部3の外壁に設置した窓穴11
は、定置胴部3の胴内で発生した音を胴外に漏らすため
のもので、前記リン9を音源とすれば、窓穴11はスピ
ーカーの役を果たすものである。
【0022】前記窓穴11には現実にスピーカーを設置
し、前記定置胴部3の胴内に電気的な音源(図示せず)
を設け、該音源を頭部4の可動に連動してスイッチオン
して前記スピーカーを鳴らすようにすることも可能であ
る。この延長で考慮するならば、磁気テープや光ディス
クに録音した音楽やトークを発生させることも可能であ
る。
【0023】前記音響手段6として、上記の実施態様例
では、前記頭部4を水平方向に回転させると、これに連
動する回動軸7にバネ材8を介してリン9を設け、該バ
ネ材8又はリン9が回動時に胴内突起10に触れるよう
に構成したが、図4の如く、回動軸7にコイルバネ材1
9を介して叩き部材20を突設し、該叩き部材20が回
動軸とともに回動するときに胴内内壁に設置した複数個
のリン9を叩くようにすることも可能である。この場合
は、個々にリン9の大きさなどを変化させることにより
種々の音色を生じさせることができるようにすることが
可能となる。
【0024】上記実施態様において、定置胴部3上に可
動可能に載置した頭部分4を、図1の矢印の如く、回動
させると、定置胴部3の空洞5内に設置した音響手段6
からリン(鈴)の音色が発音され、その音色が定置胴部
3の外壁に設けた窓穴11から響き出る。
【0025】従って、本願音響塔1を、玄関に設置すれ
ば、呼び鈴として機能するし、墓所に設置すれば、故人
を思って墓参した各々の心に心地よい余韻を残すことの
できるものである。
【0026】なお、図中、21は台座2の手前側に設け
た踏み台、22は踏み台21の左右に設けた飾台(花
台)、23は台座2の奥側に設けた屏風である。
【0027】
【発明の効果】以上説明した如く、請求項1に記載の発
明は、定置胴部上に水平方向に回動可能に頭部を載置
し、前記定置胴部の胴内に、前記頭部の水平方向の回動
に連動する回動軸に基部を固定したバネ材に取り付けた
リンと、該バネ材又はリンが回動時に触れる胴内突起と
からなる音響手段を設け、かつ、前記定置胴部の外壁に
胴内に連通する窓穴を設けたことを特徴としているか
ら、墓参者或いは訪問者が頭部を所定のように動かす
と、その動きに連動して定置胴部の胴内からその場の雰
囲気に合った心地よい音色が発せられ、その意外性と面
白さにより訪問や墓参を楽しくするという効果を奏する
ものである。
【0028】上記請求項1に記載の発明に含まれる音響
手段は、定置胴部の胴内にあって、頭部を水平方向に動
かすことによって回動する回動軸に連動して生ずるバネ
材の振動により、或いは胴内突起との接触による衝撃で
きれいな音色を発生させるとともに、機構簡易にして故
障が生じにくいという効果を奏する。
【0029】また、請求項2に記載の発明は、定置胴部
上に水平方向に回動可能に頭部を載置し、前記定置胴部
の胴内に、前記頭部の水平方向の回動に連動する回動軸
から突設した叩き部材と、該叩き部材が回動軸とともに
回動するときに触れるように胴内内壁に設置したリンと
からなる音響手段を設け、かつ、前記定置胴部の外壁に
胴内に連通する窓穴を設けたことを特徴としているか
ら、定置胴部内内壁に設置した複数個のリンの、個々の
大きさなどに変化を持たせておくことにより種々の音色
を生じさせることができるという効果を奏する。
【0030】さらに、請求項3に記載の発明は、前記定
置胴部と頭部とを、石材にて形成したことを特徴として
いるから、墓所や玄関先の如く、風雨や直射日光に直に
晒される場所に設置して変形することがなく、十分なる
耐侯性を保持できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願音響塔の設置状態を示す斜視図である。
【図2】本願音響塔の側面断面図である。
【図3】本願音響塔の音響手段を示す一部切欠拡大斜視
図である。
【図4】音響手段の他の例を示す平面断面図である。
【符号の説明】
1 本願音響塔 2 台座 3 定置胴部 4 頭部 5 空洞 6 音響手段 7 回動軸 7a 上端部 7b 下端部 8 バネ材 8a 基端 8b 先端 9 リン 9a 金属傘 9b 錘 10 空洞内突起 11 窓穴 12 定置胴部の頂面の透孔 13 鞘部材 13a 鍔 14 ネジ部材 15 リング 16 ネジ部材 17 吊金 18 止め部材 19 コイルバネ 20 叩き部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定置胴部上に水平方向に回動可能に頭部
    を載置し、前記定置胴部の胴内に、前記頭部の水平方向
    の回動に連動する回動軸に基部を固定したバネ材に取り
    付けたリンと、該バネ材又はリンが回動時に触れる胴内
    突起とからなる音響手段を設け、かつ、前記定置胴部の
    外壁に胴内に連通する窓穴を設けたことを特徴とする音
    響塔。
  2. 【請求項2】 定置胴部上に水平方向に回動可能に頭部
    を載置し、前記定置胴部の胴内に、前記頭部の水平方向
    の回動に連動する回動軸から突設した叩き部材と、該叩
    き部材が回動軸とともに回動するときに触れるように胴
    内内壁に設置したリンとからなる音響手段を設け、か
    つ、前記定置胴部の外壁に胴内に連通する窓穴を設けた
    ことを特徴とする音響塔。
  3. 【請求項3】 前記定置胴部と頭部とを、石材にて形成
    したことを特徴とする請求項1又は2に記載音響塔。
JP30923797A 1997-10-23 1997-10-23 音響塔 Expired - Fee Related JP3372201B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30923797A JP3372201B2 (ja) 1997-10-23 1997-10-23 音響塔

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30923797A JP3372201B2 (ja) 1997-10-23 1997-10-23 音響塔

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11126081A JPH11126081A (ja) 1999-05-11
JP3372201B2 true JP3372201B2 (ja) 2003-01-27

Family

ID=17990589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30923797A Expired - Fee Related JP3372201B2 (ja) 1997-10-23 1997-10-23 音響塔

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3372201B2 (ja)

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
実公24129(大正15年)(JP,Y1 T)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11126081A (ja) 1999-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Aronson Postmodern design
KR20060106304A (ko) 오르골 장치를 구비하는 케이크
JP3978463B2 (ja) 発音装置
JP3372201B2 (ja) 音響塔
JP2022083370A (ja) 回転型おりん
US6500005B2 (en) Rotating earth globe having music box spring motor that plays music and rotates globe
Scarce The Architecture and Decoration of the Gulistan Palace: The Aims and Achievements of Fath ᶜAli Shah (1797-1834) and Nasir al-din Shah (1848-1896)
JPH07260952A (ja) 多面時計
CN207345366U (zh) 一种旋转动态挂画
JPH10129199A (ja) 置 物
JP3051305U (ja) メリーゴーラウンド
CN2147976Y (zh) 一种具有语音装置的塑像工艺品
KR200227299Y1 (ko) 장식용 종각
JP3008150U (ja) 発音器を付設したメガホン
KR200164162Y1 (ko) 노래방
KR200311127Y1 (ko) 실내용 연날리기 기구
CN207708512U (zh) 一种儿童玩具
KR200318798Y1 (ko) 완구용 소리나는 오뚝이
JPH041989Y2 (ja)
JPH0328479Y2 (ja)
JPH0439697Y2 (ja)
JPH0726329Y2 (ja) 動作体における装飾品取付部材の動作構造
KR100397075B1 (ko) 폐타이어를 이용한 담장 구조물
JP3032509U (ja) タッチ式多効能地球儀
JP3074787U (ja) 光学機器

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081122

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees