JP3032509U - タッチ式多効能地球儀 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案はタッチ式多効能の地球儀に関し、子
供たちの学習の興味をそそることができるようにするこ
とを課題とする。 【解決手段】 球体２を支持している架構１は、導電性
のある金属製の弧状杆１２と、弧状杆１２の底端の弾性
を有する燈座３と、一つの箱４とを有する。箱４の中
に、モータ４１があり、モータ４１が音楽ローラ４５を
回転させる。音楽ローラ４５が回転すると、弾性片４６
が弾かれて音楽を奏でる。音楽ローラ４５の上部のギヤ
４７が輪盤４８を駆動し、球体２が定速で回転する。一
つの単回路と一つの双回路のタッチスイッチ回路５が、
球体２の回転、音楽を奏で、電球３３の明滅を制御す
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はタッチ式多効能地球儀に係り、特に、タッチ式電気スイッチを利用し て、球体の定速での回転、音楽の演奏、灯の明滅などを代わるがわる起こさせる 構成のタッチ式多効能地球儀に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の地球儀は、静状態の観察ができるにとどまり、自動回転は出来ないもの であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

よって、従来の地球儀は、いきいきとした気分がなく、子供や消費者はこのよ うな地球儀には興味を示さず、よって、教学効率が良くなかった。 そこで、本考案は、球体の自動回転、音楽の演奏、灯の明滅などが行われるよ うにして、子供が多くの変化の中で楽しく地球の知識を学べるようにしたタッチ 式多効能の地球儀を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、架構と、架構に嵌まった球体とよりなり、架構は、導電性 のある金属製の弧状杆と、弧状杆の底端の弾性を有する燈座と、一つの箱とを有 し、箱の中に、螺杆を駆動するモータと、モータにより螺杆、転向ギヤ及び減速 ギヤを介して回転される音楽ローラと、音楽ローラによって弾かれる弾性片とを 有し、音楽ローラの軸にギヤが固定してあり、このギヤが弧状杆の底端の輪盤と 噛合しており、この輪盤に上記の球体が固定してあり、上記燈座の基座の内部に 底板にタッチ式のＩＣ電気スイッチ回路基板が取り付けてあり、一つの単回路と 一つの双回路のタッチスイッチ回路によって、単に指を架構にタッチさせると、 同時に或いは別々に、明かり及びモータのパワーをコントロールし、これによっ て、地球儀が自転するばかりか、音楽ローラが弾性片を弾いて音楽を奏で、音、 光が地球儀が自転に合わせて多く変化する構成としたものである。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図２及び図３は、本考案になるタッチ式多効能の地球儀を示す。地球儀は、架 構１を有する。架構１は、導電性のある金属製であり、主に、基座１１と弧状杆 １２とから組立られている。基座１１の内部の底板の上には、単回路と双回路の タッチ式のＩＣ電気スイッチ回路基板５が設けてある。このタッチ式のＩＣ電気 スイッチ回路基板５が設けてあることによって、地球儀は種々の動作をする。

【０００６】 弧状杆１２は、金属製であり、半円弧状を有し、頂部に軸１２１を有し、底部 にスリーブ１２２を有する。 このスリーブ１２２内に、弾性杆３１が嵌合して上方に突き出ている。輪板４ ８が、その中心孔を弾性杆３１に嵌合させてスリーブ１２２の上端に載っている 。弾性杆３１の頂部に、燈座３２が支持されており、ここに、電球３３が取り付 けてある。世界地図が書いてある球体２は、上側を軸１２１に嵌合させ、下側を 輪板４８に固定されて設けてある。球体２の内部の中心に電球３３がある。よっ て、球体２は灯籠のようであり、地球儀は特別な飾り灯籠のようである。

【０００７】 図１を併せて参照するに、弾性杆３１の底端に、一つの箱４が取り付けてある 。この箱１の中には、小型のモータ４１が設けてある。モータ４１の軸に、螺杆 ４２が固定してある。螺杆４２は、転向ギヤ４３を駆動し、転向ギヤ４３は減速 ギヤ４４を駆動する。この減速ギヤ４４が、音楽ローラ４５を駆動し、音楽ロー ラ４５の表面の突起物が弾性片４６を弾き、音を鳴らす、即ち、優雅な音楽を奏 でる。これによって、愉快な学習の気分が満ちて来て、勿論、学習の効率が高ま る。

【０００８】 この音楽ローラ４５の軸は箱１の外に延びており、軸の上端にはギヤ４７が固 定してある。ギヤ４７は、輪板４８と噛合している。ギヤ４７が回転すると輪板 ４８が駆動され、球体２が一定速度で回転され、恰も、地球の自転のようになる 。 これを眺める子供たちは宇宙空間に身を置いて、地球を眺めるようになり、印 象は深くなる。

【０００９】 同時に、遠方からの電球のあかりによって、地球の世界各国の昼夜分布の状況 をはっきり見えるようになり、また、昼夜の発生、昼夜の交代も分かるようにな る。よって、本考案になるタッチ式多効能の地球儀は、従来の静状態の地球儀に よっては得ることの出来ない、活発な動態教学形体となる。 特に地球の自転と共に優雅な音楽が流れてくることによって、厳かめしい学習 気分が和らげられ、学習効率が向上する。

【００１０】 単回路と双回路のタッチ式のＩＣ電気スイッチ回路基板５のコントロールによ って、電球３３の明滅、球体２の回転、及び、音楽の発生が制御される。 単回路スイッチは、電球３３とモータ４１を同時に制御し、これによって、電 球３３の明滅、球体２の回転、及び、音楽の発生が同時に制御される。 双回路スイッチは、電球３３とモータ４１のパワーを、別々に又は同時に制御 する。双回路スイッチを設けることによって、電球３３の明滅、球体２の回転、 及び、音楽の発生が別々に又は同時に制御される。

【００１１】 指を金属製である架構１のうちのいづれかの部分にタッチすると、スイッチが 動作し、上記の電球３３の明滅、球体２の回転、及び、音楽の発生が別々に又は 同時に起きる。よって、本考案になるタッチ式多効能の地球儀は、動態教学の効 能があるばかりでなく、音及び光が多くの変化して、子供たちの学習の興味をそ そる。

【００１２】

【考案の効果】

上述の如く、本考案のタッチ式多効能の地球儀によれば、架構に指を触れれば 電球の明滅、球体の回転、及び、音楽の発生が別々に又は同時に起きるため、動 態教学の効能があるばかりでなく、音及び光が多くの変化して、子供たちの学習 の興味をそそることが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例になるタッチ式多効能の地球
儀の箱の内部の機構を分解して示す図である。

【図２】本考案の一実施例になるタッチ式多効能の地球
儀を、箱のカバーを取り外した状態で示す正面図であ
る。

【図３】本考案の一実施例になるタッチ式多効能の地球
儀の斜視図である。

【符号の説明】

１ 金属製の架構 ２ 球体 ４ 箱 ５ 単回路と双回路のタッチ式のＩＣ電気スイッチ回路
基板 １２ 弧状杆 １２１ 軸 １２２ スリーブ ３１ 弾性杆 ３２ 燈座 ３３ 電球 ４１ モータ ４２ 螺杆 ４３ 転向ギヤ ４４ 減速ギヤ ４５ 音楽ローラ ４６ 弾性片 ４７ ギヤ ４８ 輪板

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 架構（１）と、 架構（１）に嵌まった球体（２）とよりなり、 架構（１）は、導電性のある金属製の弧状杆（１２）
   と、弧状杆（１２）の底端の弾性を有する燈座（３１）
   と、一つの箱（４）とを有し、 該箱（４）の中に、螺杆（４２）を駆動するモータ（４
   １）と、モータ（４１）により螺杆（４２）、転向ギヤ
   （４３）及び減速ギヤ（４４）を介して回転される音楽
   ローラ（４５）と、音楽ローラ（４５）によって弾かれ
   る弾性片（４６）とを有し、 音楽ローラ（４５）の軸にギヤ（４７）が固定してあ
   り、このギヤ（４７）が弧状杆（１２）の底端の輪盤
   （４８）と噛合しており、この輪盤（４８）に上記の球
   体（２）が固定してあり、 上記燈座（１１）の基座の内部に底板にタッチ式のＩＣ
   電気スイッチ回路基板（５）が取り付けてあり、 一つの単回路と一つの双回路のタッチスイッチ回路によ
   って、 単に指を架構（１）にタッチさせると、同時に或いは別
   々に、明かり及びモータのパワーをコントロールし、こ
   れによって、地球儀が自転するばかりか、音楽ローラ
   （４５）が弾性片（４６）を弾いて音楽を奏で、音、光
   が地球儀が自転に合わせて多く変化する構成のタッチ式
   多効能地球儀。