JP3371973B2 - 電流比較回路 - Google Patents

電流比較回路

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JP3371973B2
JP3371973B2 JP20794292A JP20794292A JP3371973B2 JP 3371973 B2 JP3371973 B2 JP 3371973B2 JP 20794292 A JP20794292 A JP 20794292A JP 20794292 A JP20794292 A JP 20794292A JP 3371973 B2 JP3371973 B2 JP 3371973B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔目 次〕 産業上の利用分野 従来の技術(図9) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜3) 作用 実施例 (1)第1の実施例の説明(図4〜6) (2)第2の実施例の説明(図7) (3)第3の実施例の説明(図8) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、電流比較回路に関する
ものであり、更に詳しく言えば、被比較電流と比較基準
電流とを比較し、その大小関係を出力する回路の改善に
関するものである。
【0003】近年、半導体集積回路装置の高集積,高密
度化に伴い各種電子機器において、A/Dコンバータ,
各種センサ回路及び神経回路網等が用いられ、それ等に
電流を検出する電流比較回路が組み込まれる。
【0004】これによれば、電流入力コード回路により
コード化された被比較電流に直接依存する1〜n倍に重
み付けされた定電流が比較回路に入力され、それが間接
的な比較対象になっている。このため、定電流源が増加
されると、その定電流を伝搬する信号配線が長くなり、
信号伝搬時間が増加することで、電流比較動作の高速化
の妨げとなる。
【0005】そこで、定電流源の選択に係わり被比較電
流に直接依存することなく、間接的に選択された比較基
準電流と被比較電流とを直接比較することにより、その
比較動作の高速化及び比較精度の向上を図ることができ
る回路が望まれている。
【0006】
【従来の技術】図9は、従来例に係る電流比較回路の説
明図である。例えば、コード化された被比較電流ixを
その基準値と比較して「H」レベル又は「L」レベルの
電圧出力をする電流比較回路は、図9において、電流入
力コード回路1,定電流源選択回路2及び比較回路3か
ら成る。
【0007】なお、定電流源選択回路2はn個の定電流
源I1〜In,n型の電界効果トランジスタT1〜Tn
から成り、電流入力コード回路1で発生されたnビット
のコードに基づいて1〜n倍に重み付けされた定電流Σ
iを選択出力するものである。また、選択出力された定
電流ΣiはスイッチングトランジスタT1〜Tnのドレ
インDが共通に接続された信号配線Lを介して当該選択
回路2の出力部outに延在される。
【0008】さらに、比較回路3はp型の電界効果トラ
ンジスタTP1,TP2と定電流源I0から成り、該トラン
ジスタTP1,TP2の各ゲートGが接続されてカレントミ
ラー回路を構成する。また、両トランジスタTP1,TP2
のソースSが電源線VCCに接続され、一方のトランジス
タTP1のドレインDが定電流源選択回路2の出力部out
に接続される。
【0009】なお、他のトランジスタTP2のドレインD
が定電流源I0に接続され、そのドレインDと定電流源
I0との接続点が出力部OUTに延在される。当該回路の
機能は、被比較電流ixが電流入力コード回路1により
nビットの電流コードに変換されると、そのnビットの
電流コードに基づいてスイッチングトランジスタT1〜
Tnがゲート制御され、その結果、選択出力された定電
流Σi,例えば、重み付けされた電流i1が比較回路3
のトランジスタTP1のドレイン・ソース間に流れること
で、カレントミラー接続されているトランジスタTP2の
ドレイン・ソース間にi1=i2が流れる。
【0010】これにより、その基準値となる定電流源I
0の電流i0と比較され、その比較結果となる「H」レ
ベル又は「L」レベルの電圧が出力部OUTに出力され
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例によ
れば、電流入力コード回路1によりコード化された被比
較電流ixに直接依存する1〜n倍に重み付けされた定
電流Σiが信号配線Lを経て定電流源選択回路2の出力
部outに至る。
【0012】このため、当該電流比較回路の機能の向上
要求に伴い定電流源選択回路2の定電流源が増加される
と、その定電流Σiを伝搬する信号配線Lが長くなり、
これにより浮遊容量や入力端子容量が増大する。このこ
とで、信号伝搬時間が増加することから当該電流比較回
路の全体的な電流比較時間が遅延し、電流比較動作の高
速化の妨げとなる。
【0013】また、各スイッチングトランジスタT1〜
Tnへの入力数,入力配線長等の増大により、入力容量
に極端な相違がある場合に、各トランジスタT1〜Tn
に供給されるゲート制御電圧が変動することにより、定
電流Σiに誤差が介入することとなり、電流比較精度の
低下を招くという問題がある。
【0014】なお、比較回路3のトランジスタ動作は、
トランジスタTP1の形状やカレントミラー接続されてい
るトランジスタTP2の形状により閾値電圧が固定される
ことから、パワーセイブ制御や電流利得の可変要求があ
った場合に対処することが困難となる。
【0015】また、当該電流比較回路を神経回路(ニュ
ーロン)に適用する場合であって、その多層ネットワー
クを平面的なLSI装置に集積する要求があった場合
に、その閾値関数の調整が困難となるという問題があ
る。これは、各ニューロン毎の入力容量が広い範囲で変
動する状態が多くなることによる。
【0016】本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創
作されたものであり、定電流源の選択に係わり被比較電
流に直接依存することなく、間接的に選択された比較基
準電流と被比較電流とを直接比較することにより、その
比較動作の高速化及び比較精度の向上を図ることが可能
となる電流比較回路の提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1〜3は、本発明に係
る電流比較回路の原理図(その1〜3)をそれぞれ示し
ている。
【0018】本発明の第1の電流比較回路は、図1に示
すように、第1,第2の負荷素子11A,11B,定電流源
選択回路12,電流/電圧変換回路13及び比較回路1
4を具備し、少なくとも、前記第1の負荷素子11Aが電
流/電圧変換回路13の第1の入力部in1に接続され、
前記第2の負荷素子11Bが定電流源選択回路12の出力
部outに接続され、前記定電流源選択回路12の出力部
outが電流/電圧変換回路13の第2の入力部in2に接
続され、前記電流/電圧変換回路13の第1の出力部o
ut1が比較回路14の第1の入力部in1に接続され、前
記電流/電圧変換回路13の第2の出力部out2が比較
回路14の第2の入力部in2に接続され、前記電流/電
圧変換回路13が被比較電流ixと比較基準電流irと
に基づいて被比較電圧vxを出力することを特徴とす
る。
【0019】また、本発明の第2の電流比較回路は、第
1の電流比較回路において、前記電流/電圧変換回路1
3の第1,第2の出力部out1,out2に他の比較回路
15が設けられ、前記電流/電圧変換回路13の第1の
出力部out1が該比較回路15の第2の入力部in2に接
続され、前記電流/電圧変換回路13の第2の出力部o
ut2が該比較回路15の第1の入力部in1に接続される
ことを特徴とする。
【0020】なお、本発明の第1,第2の電流比較回路
において、前記電流/電圧変換回路13が動作設定信号
Sgに基づいて制御されることを特徴とする。さらに、
本発明の第1,第2の電流比較回路において、前記第
1,第2の負荷素子11A,11Bが、ソースS及びゲート
Gを共に電源線VCC又はGNDに接続した一導電型の電界
効果トランジスタTP又は反対導電型の電界効果トラン
ジスタTNや、抵抗素子Rから成ることを特徴とする。
【0021】また、本発明の第1,第2の電流比較回路
において、前記定電流源選択回路12がn個の定電流源
C1〜Cnとn個のスイッチング素子SW1〜SWnか
ら成り、前記n個の定電流源C1〜Cnの一端が共に接
続されて電源線VCC又はGNDに接続され、前記n個のス
イッチング素子SWnの一端が共に接続されて当該定電
流源選択回路12の出力部outに延在され、前記各定電
流源Cnの他の一端が各スイッチング素子SWnに接続
され、前記n個のスイッチング素子SW1〜SWnが電
流源選択データDinに基づいて制御されることを特徴と
する。
【0022】さらに、本発明の第1,第2の電流比較回
路において、前記電流/電圧変換回路13が第1〜第6
のトランジスタm1〜m6から成り、前記第1,第3,
第5のトランジスタm1,m3,m5が第1の入力部in
1と電源線VCC又はGNDとの間に直列に接続され、か
つ、前記第2,第4,第6のトランジスタm2,m4,
m6が第2の入力部in2と電源線VCC又はGNDとの間に
直列に接続され、前記第1のトランジスタm1のドレイ
ンDが第3のトランジスタm3のソースSに接続され、
かつ、該第1のトランジスタm1のゲートGが第2,第
4のトランジスタm2,m4のドレイン・ソース接続点
に接続され、前記第2のトランジスタm2のドレインD
が第4のトランジスタm4のソースSに接続され、か
つ、該第2のトランジスタm2のゲートGが第1,第3
のトランジスタm1,m3のドレイン・ソース接続点に
接続され、前記第3のトランジスタm3のドレインDが
第5のトランジスタm5のドレインDに接続され、か
つ、該第3のトランジスタm3のゲートGが第4のトラ
ンジスタm4のゲートGに接続され、前記第4のトラン
ジスタm4のドレインDが第6のトランジスタm6のド
レインDに接続され、前記第5のトランジスタm5のソ
ースSが第6のトランジスタm6のソースSに接続され
て電源線VCC又はGNDに接続され、かつ、該第5のトラ
ンジスタm5のゲートGが第3,第5のトランジスタm
3,m5の共通ドレイン接続点に接続されて第1の出力
部out1に延在され、前記第6のトランジスタm6のゲ
ートGが第4,第6のトランジスタm4,m6の共通ド
レイン接続点に接続されて第2の出力部out2に延在さ
れること特徴とする。
【0023】また、本発明の第2の電流比較回路におい
て、前記比較回路14や他の比較回路15が第7〜第10
のトランジスタm7〜m10から成り、前記第7〜第10の
トランジスタm7〜m10の各ソースSが電源線VCCやG
NDに接続され、前記第7のトランジスタm7のドレイン
Dが第8のトランジスタm8のドレインDに接続され、
かつ、該第7のトランジスタm7のゲートGが当該比較
回路14の第1の入力部in1に延在され、前記第8のト
ランジスタm8のゲートGが第10のトランジスタm10の
ゲートGに接続されて第7,第8のトランジスタm7,
m8の共通ドレインに接続され、前記第9のトランジス
タm9のドレインDが第10のトランジスタm10のドレイ
ンDに接続されて出力部OUTに延在されることを特徴と
する。
【0024】なお、本発明の第1,第2の電流比較回路
において、前記第1,第3,第4,第8,第10のトラン
ジスタm1,m3,m4,m8,m10が一導電型の電界
効果トランジスタTPから成り、前記第2,第5,第
6,第7,第9のトランジスタm2,m5,m6,m
7,m9が反対導電型の電界効果トランジスタTnから
成ることを特徴とし、上記目的を達成する。
【0025】
【作 用】本発明の第1の電流比較回路によれば、図1
に示すように、第1,第2の負荷素子11A,11B,定電
流源選択回路12,電流/電圧変換回路13及び比較回
路14が具備され、定電流源選択回路12に接続された
電流/電圧変換回路13が被比較電流ixと比較基準電
流irとに基づいて被比較電圧vxを発生し、それを比
較回路14に出力している。
【0026】例えば、第2の負荷素子11Bを接続した定
電流源選択回路12のn個のスイッチング素子SW1〜
SWnが電流源選択データDinに基づいてON動作をす
ると、n個の定電流源C1〜Cnで選択された定電流源
に基づいて定電流Σiが流れる。また、該定電流Σiは
電流/電圧変換回路13の第2のトランジスタm2のド
レイン・ソース間に流れる比較基準電流irとなる。
【0027】一方,第1の負荷素子11Aを接続した電流
/電圧変換回路13の第1の入力部in1に被比較電流i
xが流れると、先の比較基準電流irとの差が検出され
る。すなわち、第1,第2のトランジスタm1,m2の
各ゲートGが互いに交叉する状態で、第2,第1のトラ
ンジスタm2,m1の共通ドレイン接続点に接続された
電流検出回路において、被比較電流ixと比較基準電流
irとの差に基づく被比較電圧vxとして,例えば、第
3,第5のトランジスタm3,m5のドレインDに非反
転電圧が出力され、それが比較回路14の第1の入力部
in1に入力される。
【0028】また、その相反性の電圧(以下反転電圧と
いう)が第4,第6のトランジスタm4,m6の共通ド
レイン接続点に出力され、それが比較回路14の第2の
入力部in2に入力される。これにより、比較回路14で
はカレントミラー接続された第10のトランジスタm10に
電流i1=i2が流れ、また、第9のトランジスタm9
のゲートGに供給された反転電圧に基づく電流i3とが
比較される結果、その比較結果電圧が第9,第10のトラ
ンジスタm9,m10の共通ドレイン接続点に出力され
る。
【0029】このため、定電流源選択回路12の定電流
源C1〜Cnが増加された場合であって、その定電流Σ
iを伝搬する信号配線が長くなり、これにより浮遊容量
や入力端子容量が増大した場合であっても、被比較電流
ixの伝搬経路と比較基準電流irとなる定電流Σiの
伝搬経路とが分離されるこから、従来例のような被比較
電流ixによる電圧変動が極力抑制される。
【0030】このことで、被比較電流ixの信号伝搬時
間が極力低減されることから当該電流比較回路の全体的
な電流比較時間を短縮することができ、その電流比較動
作の高速化を図ることが可能となる。
【0031】また、各スイッチング素子SW1〜SWn
へのゲート入力数,入力配線長等の増大により、入力容
量に極端な相違が生じた場合であっても、被比較電流i
xの伝搬経路と比較基準電流irの伝搬経路とが分離さ
れることで、各スイッチング素子SW1〜SWnに供給
されるゲート制御電圧の変動が被比較電流ixの伝搬経
路に直接影響しない。また、定電流Σiに介入した誤差
は、被比較電流ixの伝搬経路による誤差と相殺され
る。これは、被比較電流ixと比較基準電流irとの差
を採ることにより得られる。
【0032】これにより、電圧変動の安定化が図られ、
電流比較精度の向上を図ることが可能となる。また、本
発明の第2の電流比較回路によれば、第1の電流比較回
路において、電流/電圧変換回路13の第1,第2の出
力部out1,out2に比較回路14とは別に他の比較回
路15が設けられる。
【0033】例えば、電流/電圧変換回路13の出力を
反転入力をする方法,すなわち、電流/電圧変換回路1
3の第1の出力部out1が該比較回路15の第2の入力
部in2に接続され、電流/電圧変換回路13の第2の出
力部out2が該比較回路15の第1の入力部in1に接続
される。
【0034】このため、比較回路14の出力部outと他
の比較回路15の出力部outから相反性の比較結果電圧
を出力することができ、当該電流比較回路の機能の向上
を図ることが可能となる。
【0035】なお、本発明の第1,第2の電流比較回路
において、電流/電圧変換回路13が動作設定信号Sg
に基づいて制御される。例えば、第3,第4のトランジ
スタm3,m4のゲートGが動作設定信号Sgに制御さ
れる。
【0036】このため、カレントミラー接続された第5
のトランジスタm5と第7のトランジスタm7や、第6
のトランジスタm6と第9のトランジスタm9の形状に
より決定される各トランジスタ回路の閾値電圧が従来例
のように固定されることなく、動作設定信号Sgにより
トランジスタ動作を自由に可変することが可能となる。
【0037】これにより、パワーセイブ制御や電流利得
の可変要求があった場合に容易に対処することが可能と
なる。
【0038】
【実施例】次に、図を参照しながら本発明の実施例につ
いて説明をする。図4〜8は、本発明の実施例に係る電
流比較回路を説明する図である。
【0039】(1)第1の実施例の説明 図4は、本発明の各実施例に係る電流比較回路の構成図
であり、図5はその動作説明図であり、図6は本発明の
第1の実施例に係るA/Dコンバータの構成図をそれぞ
れ示している。
【0040】例えば、被比較電流ixと基準比較電流i
rとを比較して「H」レベル又は「L」レベルの電圧出
力をする電流比較回路は、図4において、第1,第2の
低インピーダンス負荷21A,21B,定電流源選択回路1
2,電流/電圧変換回路13及び比較回路14から成
る。
【0041】すなわち、第1,第2の低インピーダンス
負荷21A,21Bは第1,第2の負荷素子11A,11Bの一
実施例であり、ソースS及びゲートGが共に電源線VCC
に接続された一導電型の電界効果トランジスタの一例と
なるp型の電界効果トランジスタTP5やTP6から成る。
また、p型の電界効果トランジスタTP5のドレインDが
被比較電流ixの入力INに延在する電流/電圧変換回
路13の第1の入力部in1に接続される。
【0042】また、p型の電界効果トランジスタTP6の
ドレインDが比較基準電流irの伝搬経路に係る定電流
源選択回路12の出力部outに接続される。なお、第
1,第2の低インピーダンス負荷21A,21Bは電源線V
CCや接地線GNDの電位設定により、n型の電界効果トラ
ンジスタTNを用いても良く、さらに、多結晶シリコン
抵抗,拡散抵抗及び金属被膜抵抗等の抵抗素子Rを用い
ても良い。
【0043】定電流源選択回路12は,例えば、4個の
定電流源C1〜C4と4個のスイッチング素子SW1〜
SW4の一例となるn型の電界効果トランジスタTN1〜
TN4から成る。また、4個の定電流源C1〜C4の一端
が共に接続されて接地線GNDに接続され、4個のトラン
ジスタTN1〜TN4の各ドレインDが共に接続されて当該
定電流源選択回路12の出力部outに延在され、各定電
流源C1〜C4の他の一端が各トランジスタTN1〜TN4
の各ソースSにそれぞれ接続される。なお、定電流源選
択回路12の出力部outが電流/電圧変換回路13の第
2の入力部in2に接続され、4個のトランジスタTN1〜
TN4が4ビットの電流源選択データDinに基づいて制御
される。
【0044】さらに、電流/電圧変換回路13は第1〜
第4のトランジスタm1〜m4の一例となるp型の電界
効果トランジスタ(以下単に第1〜第4のトランジスタ
という)TP1〜TP4と第5,第6のトランジスタm5〜
m6の一例となるn型の電界効果トランジスタ(以下単
に第5,第6のトランジスタという)TN5,TN6から成
る。
【0045】すなわち、第1,第3,第5のトランジス
タTP1,TP3,TP5が第1の入力部in1と接地線GNDと
の間に直列に接続され、かつ、第2,第4,第6のトラ
ンジスタTP2,TN4,TN6が第2の入力部in2と電源線
VCC又はGNDとの間に直列に接続される。また、第1の
トランジスタTP1のドレインDが第3のトランジスタT
P3のソースSに接続され、かつ、該第1のトランジスタ
TP1のゲートGが第2,第4のトランジスタTP2,TP4
のドレイン・ソース接続点に接続される。
【0046】さらに、第2のトランジスタTP2のドレイ
ンDが第4のトランジスタTP4のソースSに接続され、
かつ、該第2のトランジスタTP2のゲートGが第1,第
3のトランジスタTP1,TP3のドレイン・ソース接続点
に接続される。また、第3のトランジスタTP3のドレイ
ンDが第5のトランジスタTN5のドレインDに接続さ
れ、かつ、該第3のトランジスタTP3のゲートGが第4
のトランジスタTP4のゲートGに接続される。
【0047】なお、第4のトランジスタTP4のドレイン
Dが第6のトランジスタTN6のドレインDに接続され、
第5のトランジスタTN5のソースSが第6のトランジス
タTN6のソースSに接続されて接地線GNDに接続され
る。また、第5のトランジスタTN5のゲートGが第3,
第5のトランジスタTP3,TP4のドレイン・ソースの接
続点に接続されて第1の出力部out1に延在される。さ
らに、第6のトランジスタTN6のゲートGが第4,第6
のトランジスタTP4,TN6のドレイン・ソースの接続点
に接続されて第2の出力部out2に延在される。
【0048】なお、電流/電圧変換回路13の第1の出
力部out1が比較回路14の第1の入力部in1に接続さ
れ、その第2の出力部out2が比較回路14の第2の入
力部in2に接続される。また、第1〜第4のトランジス
タTP1〜TP4の形状係数をそれぞれβm1〜βm4とし
た場合に、βm1≧βm3,βm2≧βm4,βm1≒
βm2,βm3≒βm4とする。
【0049】これにより、動作設定信号Sgの一例とな
るゲート制御信号を第3,第5のトランジスタTP3,T
P4の共通ゲートGに設定することにより、電流/電圧変
換回路13の電流利得調整を行うことができ、該変換回
路13から比較回路14に被比較電流ixと比較基準電
流irとに基づく被比較電圧vxが出力される。
【0050】比較回路14は第7,第9のトランジスタ
m7,m9の一例となるn型の電界効果トランジスタ
(以下単に、第7,第9のトランジスタという)TN7,
TN9と、第8,第10のトランジスタm8,m10の一例と
なるp型の電界効果トランジスタ(以下単に、第8,第
10のトランジスタという)TP8,TP10 から成る。
【0051】すなわち、各トランジスタTN7,TN9の各
ソースSが接地線GNDに接続され、他のトランジスタT
P8,TP10 の各ソースSが電源線VCCに接続される。ま
た、第7のトランジスタTN7のドレインDが第8のトラ
ンジスタTP8のドレインDに接続され、かつ、該第7の
トランジスタTN7のゲートGが当該比較回路14の第1
の入力部in1に延在される。
【0052】さらに、第8のトランジスタTP8のゲート
Gが第10のトランジスタTP10 のゲートGに接続されて
第7,第8のトランジスタTN7,TP8の共通ドレインに
接続される。また、第9のトランジスタTN9のドレイン
Dが第10のトランジスタTP10 のドレインDに接続され
て出力部OUTに延在される。
【0053】このようにして、本発明の各実施例に係る
電流比較回路によれば、図4に示すように、第1,第2
の低インピーダンス負荷21A,21B,定電流源選択回路
12,電流/電圧変換回路13及び比較回路14が具備
され、該定電流源選択回路12に接続された電流/電圧
変換回路13が被比較電流ixと比較基準電流i4とに
基づいて被比較電圧vxを発生し、それを比較回路14
に出力している。
【0054】例えば、図5に示した電流比較回路の動作
説明図(その一部を等価回路に示す)において、第2の
低インピーダンス負荷21Bを接続した定電流源選択回路
12の4個のスイッチング素子SW1〜SW4が電流源
選択データDin=「0110」に基づいてON動作をす
ると、4個の定電流源C1〜C4の中の定電流源C2,
C3が選択され、その定電流源C2,C3に基づいて定
電流Σiが流れる。また、該定電流Σiは電流/電圧変
換回路13の第2のトランジスタTP2のドレイン・ソー
ス間に流れる比較基準電流irとなる。
【0055】一方,第1の低インピーダンス負荷21Aを
接続した電流/電圧変換回路13の第1の入力部in1に
被測定対象22が接続され、それに被比較電流ixが流
れると、先の比較基準電流irとの差が電流/電圧変換
回路13により検出される。すなわち、第1,第2のト
ランジスタTP1,TP2の各ゲートGが互いに交叉する状
態で、第2,第1のトランジスタTP2,TP1の共通ドレ
イン接続点に接続された電流検出回路において、被比較
電流ixと比較基準電流irとの差に基づく被比較電圧
vxとして,例えば、第3,第5のトランジスタTP3,
TN5の共通ドレイン接続点に非反転電圧vx1が出力さ
れ、それが比較回路14の第1の入力部in1に入力され
る。
【0056】また、その相反性の電圧(以下反転電圧と
いう)vx2が第4,第6のトランジスタTP4,TN6の共
通ドレイン接続点に出力され、それが比較回路14の第
2の入力部in2に入力される。これにより、比較回路1
4ではカレントミラー接続された第10のトランジスタT
P10 に電流i1=i2が流れ、また、第9のトランジス
タTN9のゲートGに供給された反転電圧vx2に基づく電
流i3とが比較される結果、その比較結果電圧が第9,
第10のトランジスタTN9,TP10 の共通ドレイン接続点
(出力部OUT)に出力される。
【0057】例えば、比較基準電流irが被比較電流i
xよりも大きい場合に、非反転電圧vx1が降下し、反対
に反転電圧vx2が上昇することから、第10のトランジス
タTP10 に流れる電流i1=i2が小さくなり、比較回
路14の出力部OUTには「L」レベルの電圧が出力され
る。また、反対に比較基準電流irが被比較電流ixよ
りも小さい場合には、非反転電圧vx1が上昇し、反対に
反転電圧vx2が降下することから、第10のトランジスタ
TP10 に流れる電流i1=i2が多くなり、比較回路1
4の出力部OUTには「H」レベルの電圧が出力される。
【0058】このため、定電流源選択回路12の定電流
源C1〜C4が増加された場合であって、その定電流Σ
iを伝搬する信号配線が長くなり、これにより浮遊容量
や入力端子容量が増大した場合であっても、被比較電流
ixの伝搬経路と比較基準電流irとなる定電流Σiの
伝搬経路とが分離されるこから、従来例のような被比較
電流ixによる電圧変動が極力抑制される。
【0059】このことで、被比較電流ixの信号伝搬時
間が極力低減されることから当該電流比較回路の全体的
な電流比較時間を短縮することができ、その電流比較動
作の高速化を図ることが可能となる。
【0060】また、各スイッチング素子SW1〜SW4
へのゲート入力数,入力配線長等の増大により、入力容
量に極端な相違が生じた場合であっても、被比較電流i
xの伝搬経路と比較基準電流irの伝搬経路とが分離さ
れることで、各スイッチング素子SW1〜SW4に供給
されるゲート制御電圧の変動が被比較電流ixの伝搬経
路に直接影響しない。また、定電流Σiに介入した誤差
は、被比較電流ixの伝搬経路による誤差と相殺され
る。これは、被比較電流ixと比較基準電流irとの差
を採ることにより可能となる。
【0061】これにより、当該電流比較回路の電圧変動
の安定化が図られ、その電流比較精度の向上を図ること
が可能となる。また、本発明の電流比較回路において、
電流/電圧変換回路13、第3,第4のトランジスタT
P3,TP4のゲートGに動作設定信号Sgが供給されるこ
とにより、カレントミラー接続された第5のトランジス
タTN5と第7のトランジスタTN7や、第6のトランジス
タTN6と第9のトランジスタTN9の形状により決定され
る各トランジスタ回路の閾値電圧が従来例のように固定
されることなく、動作設定信号Sgによりトランジスタ
動作を自由に可変することが可能となる。
【0062】これにより、パワーセイブ制御や電流利得
の可変要求があった場合に容易に対処することが可能と
なり、当該電流比較回路の機能の向上を図ることが可能
となる。
【0063】なお、図6は本発明の第1の実施例に係る
A/Dコンバータの構成図を示している。図6におい
て、A/Dコンバータは、本発明の電流比較回路200 に
逐次変換順序回路23を接続したものである。また、電流
/電圧変換回路13の第1,第2の出力部out1,out
2に他の比較回路15を設けられる。なお、その内部構
成は比較回路14と同様であるため、その説明を省略す
る。
【0064】また、電流/電圧変換回路13の第1の出
力部out1を該比較回路15の第2の入力部in2に接続
し、該電流/電圧変換回路13の第2の出力部out2を
該比較回路15の第1の入力部in1に接続することによ
り、比較回路14の出力部outと他の比較回路15の出
力部outから相反性の比較結果電圧を差動出力すること
が可能となる。
【0065】例えば、アナログ電流(被比較電流)ix
が電流比較回路200 に入力されると、逐次変換順序回路
23により発生した電流源選択データDinが定電流源選択
回路12が逐次入力され、その定電流Σiに基づいて、
アナログ電流ixが逐次比較される。
【0066】これにより、その差動比較電圧vx1やvx2
が逐次変換順序回路23に出力され、該順序回路23からN
ビットのデジタルデータDOUT を出力することが可能と
なる。
【0067】(2)第2の実施例の説明 図6は、本発明の第2の実施例に係る電流検出回路の構
成図を示している。なお、第1の実施例と異なるのは第
2の実施例では、本発明の電流比較回路の定電流源選択
回路12を取外し、入力端子T1,T2に測定回路201
を接続したものである。
【0068】すなわち、測定回路201 は、電源線VCCと
接地線GNDとの間にブリッジ回路が構成され、そのa点
が入力端子T1を経由して電流/電圧変換回路13の第
1の入力部in1に接続され、そのb点が入力端子T2を
経由して電流/電圧変換回路13の第2の入力部in2に
接続される。
【0069】また、ブリッジ回路のc点とa点との間に
電流発生素子24が接続され、そのc点とb点との間に
基準回路素子25が接続される。例えば、電流発生素子
24には、被測定対象26の性質により抵抗値が変化す
るものや、光電流効果等により直接,電流を発生するも
のが含まれる。さらに、基準回路素子25には、基準抵
抗や温度補償用抵抗等が用いられる。
【0070】なお、電源線VCCとa点やb点との間には
それぞれ抵抗素子R11,R12が接続される。また、第1
の実施例のA/Dコンバータのように比較回路14に加
えて、他の比較回路15を設けても良い。
【0071】このようにして、本発明の第2の実施例に
係る電流検出回路によれば、本発明の電流比較回路から
定電流源選択回路12が取外され、その入力端子T1,
T2に測定回路201 が接続される。
【0072】このため、基準回路素子25に係る比較基
準電流irと被測定対象26に係る被比較電流ixとの
差の検出に基づく被比較電圧vxとして,電流/電圧変
換回路13の第3,第5のトランジスタTP3,TN5の共
通ドレイン接続点に非反転電圧vx1が出力され、それが
比較回路14の第1の入力部in1に入力される。
【0073】また、その相反性の電圧(以下反転電圧と
いう)vx2が第4,第6のトランジスタTP4,TN6の共
通ドレイン接続点に出力され、それが比較回路14の第
2の入力部in2に入力される。これにより、比較回路1
4ではカレントミラー接続された第10のトランジスタT
P10 に電流i1=i2が流れ、また、第9のトランジス
タTN9のゲートGに供給された反転電圧vx2に基づく電
流i3とが比較される結果、その比較結果電圧が第9,
第10のトランジスタTN9,TP10 の共通ドレイン接続点
(出力部OUT)に出力される(図4,5参照)。
【0074】これにより、定電流源選択回路12を取外
した電流比較回路を被測定対象26の電流を検出する回
路に応用することが可能となる。 (3)第3の実施例の説明 図8は、本発明の第3の実施例に係る神経回路網の構成
図を示している。なお、第1,第2の実施例と異なるの
は第3の実施例では、本発明の電流比較回路の定電流源
選択回路12を取外し、電流/電圧変換回路13の第
1,第2の入力部(+)in1,(−)in2に神経回路網
27を接続し、さらに、比較回路14,15を差動出力
形式にしたニューロン(神経回路)203 に応用するもの
である。
【0075】なお、ニューロン(神経回路)203 の出力
部(+)out1,(−)out2がインバータIN1,IN2
を介して神経回路網27に延在され、X方向に設けられ
た神経回路網とY方向に設けられた神経回路網27とが
交叉する位置にシナップス(抵抗素子)が接続される。
【0076】また、ニューロン203 には閾値関数調整信
号が供給される。すなわち、電流/電圧変換回路13の
第3,第4のトランジスタTP3,TP4の共通ゲートG
に、動作設定信号Sgの一例となる閾値関数調整信号が
供給されることにより、ニューロン203 の電流利得調整
を行うことができる。
【0077】これにより、該変換回路13から比較回路
14に神経回路網27で生じた被比較電流ixと比較基
準電流irとなる他の神経回路網27で生じた被比較電
流ixとに基づく被比較電圧vxが該ニューロン203 の
出力部(+)out1,(−)out2に出力される。
【0078】このようにして、本発明の第3の実施例に
係る神経回路網によれば、定電流源選択回路12を取外
した電流比較回路であって、その電流/電圧変換回路1
3の第1,第2の入力部(+)in1,(−)in2に神経
回路網27が接続され、比較回路14,15を差動出力
形式にしたニューロン(神経回路)203 に応用される。
【0079】このため、当該電流比較回路を神経回路網
に適用する場合において、その多層ネットワークを平面
的なLSI装置に集積する要求があった場合に、その閾
値関数の調整を容易に行うことが可能となる。これは、
各ニューロン毎の入力容量が広い範囲で変動するような
状態下で、閾値関数調整信号(動作設定信号Sg)を電
流/電圧変換回路13の第3,第4のトランジスタTP
3,TP4の共通ゲートGに供給することにより、その電
流利得制御が可能となるためである。
【0080】これにより、比較動作の高速化や比較精度
が高度化が要求される電子機器の電流比較回路に貢献す
るところが大きい。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電流比較
回路によれば、第1,第2の負荷素子,定電流源選択回
路,電流/電圧変換回路及び比較回路が具備され、定電
流源選択回路に接続された電流/電圧変換回路が被比較
電流と比較基準電流とに基づいて被比較電圧を発生し、
それが比較回路に出力される。
【0082】このため、定電流源選択回路の定電流源が
増加された場合であって、その定電流を伝搬する信号配
線が長くなって、浮遊容量や入力端子容量が増大した場
合であっても、被比較電流の伝搬経路と比較基準電流と
なる定電流の伝搬経路とが分離されるこから、従来例の
ような被比較電流による電圧変動が極力抑制される。
【0083】このことで、被比較電流の信号伝搬時間が
極力低減されることから当該電流比較回路の全体的な電
流比較時間を短縮することができ、その電流比較動作の
高速化を図ることが可能となる。
【0084】また、定電流源選択回路の各スイッチング
素子のゲート入力数,入力配線長等の増大により、入力
容量に極端な相違が生じた場合であっても、被比較電流
の伝搬経路と比較基準電流の伝搬経路とが分離されるこ
とで、電圧変動の安定化が図られ、電流比較精度の向上
を図ることが可能となる。
【0085】また、本発明の他の電流比較回路によれ
ば、電流/電圧変換回路の第1,第2の出力部に比較回
路とは別に他の比較回路が設けられる。このため、被比
較電流に係る差動出力電圧を得ることができ、当該電流
比較回路の機能の向上を図ることが可能となる。また、
本発明の電流比較回路において、電流/電圧変換回路が
動作設定信号に基づいて制御されるため、そのトランジ
スタ動作を自由に可変することが可能となる。
【0086】これにより、パワーセイブ制御や電流利得
の可変要求があった場合に容易に対処することが可能と
なり、また、A/Dコンバータ,各種センサ及び神経回
路網等において、低電圧高速動作及び低電力消費型の電
流比較回路装置の提供に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電流比較回路の原理図(その1)
である。
【図2】本発明に係る電流比較回路の原理図(その2)
である。
【図3】本発明に係る電流比較回路の原理図(その3)
である。
【図4】本発明の各実施例に係る電流比較回路の構成図
である。
【図5】本発明の各実施例に係る電流比較回路の動作説
明図である。
【図6】本発明の第1の実施例に係るA/Dコンバータ
の構成図である。
【図7】本発明の第2の実施例に係る電流検出回路の構
成図である。
【図8】本発明の第3の実施例に係る神経回路網の構成
図である。
【図9】従来例に係る電流比較回路の説明図である。
【符号の説明】
11A,11B…第1,第2の負荷素子、 12…定電流源選択回路、 13…電流/電圧変換回路、 14…比較回路、 15…他の比較回路、 SW1〜SWn…スイッチング素子、 C1〜Cn…定電流源、 TP…一導電型の電界効果トランジスタ、 Tn…反対導電型の電界効果トランジスタ、 ix…被比較電流、 ir…比較基準電流、 D…電流源選択データ、 Sg…動作設定信号、 vx…被比較電圧、 VCC又はGND,VCC又やGND…電源線。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1,第2の負荷素子(11A,11B),
    定電流源選択回路(12),電流/電圧変換回路(1
    3)及び比較回路(14)を具備し、少なくとも、前記
    第1の負荷素子(11A)が電流/電圧変換回路(13)
    の第1の入力部(in1)に接続され、前記第2の負荷素
    子(11B)が定電流源選択回路(12)の出力部(ou
    t)に接続され、前記定電流源選択回路(12)の出力
    部(out)が電流/電圧変換回路(13)の第2の入力
    部(in2)に接続され、前記電流/電圧変換回路(1
    3)の第1の出力部(out1)が比較回路(14)の第
    1の入力部(in1)に接続され、前記電流/電圧変換回
    路(13)の第2の出力部(out2)が比較回路(1
    4)の第2の入力部(in2)に接続され、前記電流/電
    圧変換回路(13)が被比較電流(ix)と比較基準電
    流(ir)とに基づいて被比較電圧(vx)を出力する
    ことを特徴とする電流比較回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電流比較回路において、
    前記電流/電圧変換回路(13)の第1,第2の出力部
    (out1,out2)に他の比較回路(15)が設けら
    れ、前記電流/電圧変換回路(13)の第1の出力部
    (out1)が該比較回路(15)の第2の入力部(in
    2)に接続され、前記電流/電圧変換回路(13)の第
    2の出力部(out2)が該比較回路(15)の第1の入
    力部(in1)に接続されることを特徴とする電流比較回
    路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電流比較回路において、
    前記電流/電圧変換回路(13)が動作設定信号(S
    g)に基づいて制御されることを特徴とする電流比較回
    路。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の電流比較回路において、
    前記第1,第2の負荷素子(11A,11B)が、ソース
    (S)及びゲート(G)を共に電源線(VCC又はGND)
    に接続した一導電型の電界効果トランジスタ(TP)又
    は反対導電型の電界効果トランジスタ(TN)や、抵抗
    素子(R)から成ることを特徴とする電流比較回路。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の電流比較回路において、
    前記定電流源選択回路(12)がn個の定電流源(C1
    〜Cn)とn個のスイッチング素子(SW1〜SWn)
    から成り、前記n個の定電流源(C1〜Cn)の一端が
    共に接続されて電源線(VCC又はGND)に接続され、前
    記n個のスイッチング素子(SWn)の一端が共に接続
    されて当該定電流源選択回路(12)の出力部(out)
    に延在され、前記各定電流源(Cn)の他の一端が各ス
    イッチング素子(SWn)に接続され、前記n個のスイ
    ッチング素子(SW1〜SWn)が電流源選択データ
    (Din)に基づいて制御されることを特徴とする電流比
    較回路。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の電流比較回路において、
    前記電流/電圧変換回路(13)が第1〜第6のトラン
    ジスタ(m1〜m6)から成り、前記第1,第3,第5
    のトランジスタ(m1,m3,m5)が第1の入力部
    (in1)と電源線(VCC又はGND)との間に直列に接続
    され、かつ、前記第2,第4,第6のトランジスタ(m
    2,m4,m6)が第2の入力部(in2)と電源線(V
    CC又はGND)との間に直列に接続され、 前記第1のトランジスタ(m1)のドレイン(D)が第
    3のトランジスタ(m3)のソース(S)に接続され、
    かつ、該第1のトランジスタ(m1)のゲート(G)が
    第2,第4のトランジスタ(m2,m4)のドレイン・
    ソース接続点に接続され、 前記第2のトランジスタ(m2)のドレイン(D)が第
    4のトランジスタ(m4)のソース(S)に接続され、
    かつ、該第2のトランジスタ(m2)のゲート(G)が
    第1,第3のトランジスタ(m1,m3)のドレイン・
    ソース接続点に接続され、 前記第3のトランジスタ(m3)のドレイン(D)が第
    5のトランジスタ(m5)のドレイン(D)に接続さ
    れ、かつ、該第3のトランジスタ(m3)のゲート
    (G)が第4のトランジスタ(m4)のゲート(G)に
    接続され、 前記第4のトランジスタ(m4)のドレイン(D)が第
    6のトランジスタ(m6)のドレイン(D)に接続さ
    れ、 前記第5のトランジスタ(m5)のソース(S)が第6
    のトランジスタ(m6)のソース(S)に接続されて電
    源線(VCC又はGND)に接続され、かつ、該第5のトラ
    ンジスタ(m5)のゲート(G)が第3,第5のトラン
    ジスタ(m3,m5)の共通ドレイン接続点に接続され
    て第1の出力部(out1)に延在され、前記第6のトラ
    ンジスタ(m6)のゲート(G)が第4,第6のトラン
    ジスタ(m4,m6)の共通ドレイン接続点に接続され
    て第2の出力部(out2)に延在されることを特徴とす
    る電流比較回路。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の電流比較回路において、
    前記比較回路(14)や他の比較回路(15)が第7〜
    第10のトランジスタ(m7〜m10)から成り、前記第7
    〜第10のトランジスタ(m7〜m10)の各ソース(S)
    が電源線(VCCやGND)に接続され、 前記第7のトランジスタ(m7)のドレイン(D)が第
    8のトランジスタ(m8)のドレイン(D)に接続さ
    れ、かつ、該第7のトランジスタ(m7)のゲート
    (G)が当該比較回路(14)の第1の入力部(in1)
    に延在され、 前記第8のトランジスタ(m8)のゲートG)が第10の
    トランジスタ(m10)のゲートG)に接続されて第7,
    第8のトランジスタ(m7,m8)の共通ドレインに接
    続され、 前記第9のトランジスタ(m9)のドレイン(D)が第
    10のトランジスタ(m10)のドレイン(D)に接続され
    て出力部(OUT)に延在されることを特徴とする電流比
    較回路。
  8. 【請求項8】 請求項6,7記載の電流比較回路におい
    て、前記第1〜第4,第8,第10のトランジスタ(m1
    〜m4,m8,m10)が一導電型の電界効果トランジス
    タ(TP)から成り、前記第5,第6,第7,第9のト
    ランジスタ(m5,m6,m7,m9)が反対導電型の
    電界効果トランジスタ(Tn)から成ることを特徴とす
    る電流比較回路。
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