JP3371478B2 - 振動光学要素の振幅制御装置 - Google Patents

振動光学要素の振幅制御装置

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JP3371478B2
JP3371478B2 JP22051693A JP22051693A JP3371478B2 JP 3371478 B2 JP3371478 B2 JP 3371478B2 JP 22051693 A JP22051693 A JP 22051693A JP 22051693 A JP22051693 A JP 22051693A JP 3371478 B2 JP3371478 B2 JP 3371478B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動光学要素の振幅制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の入射した光線を振動させて射出す
るレゾナントミラーのような振動光学要素の振幅制御装
置に関する技術としては、例えば図10及び図11に示
すようなものがある。図10に示すものは、予め定めた
増幅率により補正するものであり、正弦波発生回路1か
ら出力した正弦波は増幅率が可変な増幅回路2で増幅さ
れ、適当な増幅率で増幅されてから、ミラー駆動回路3
で駆動出力に変換され、光源4から射出しレゾナントミ
ラー5に入射した光は、レゾナントミラー5の振動角度
に応じた振幅で振動しながら反射していた。増幅回路2
の増幅率は増幅率制御回路6により制御されており、増
幅率制御回路6は温度等の条件変化に応じてレゾナント
ミラー5ができるだけ安定して振動するよう増幅回路2
の増幅率を決めていた。
【0003】図11に示すものは、レゾナントミラー5
にスポット光を照射、反射波の振幅を検出してその結果
により補正するものである。すなわち、正弦波発生回路
1から出力した正弦波は、増幅率が可変な増幅回路2で
増幅され、適当な増幅率で増幅されてからミラー駆動回
路3で駆動出力に変換され、レゾナントミラー5が振動
駆動され、スポット光の光源4からレゾナントミラー5
に入射した光はレゾナントミラー5の振動角度に応じた
振幅で振動しながら反射していた。設定された反射光の
振幅の両端にディテクタ8が配置され、ディテクタ8の
出力を受けた比較回路9は設定値と比較して信号強度出
力をCPU10に出力し、CPU10は比較回路9の出
力を基準として増幅回路2が適当な増幅率になるよう制
御する。これらの設定値は、温度などの環境変化によっ
て固有振動数が変動するので、これを補正する手段が付
置されている。
【0004】このような従来の技術の内、前者は、あら
かじめ定めた増幅率により補正しているが、条件変化に
対してあらかじめ定める増幅回路2の増幅率の設定精度
を向上させるのが困難であり、制御信号に対してレゾナ
ントミラー5の振幅が正確に設定した通りにならず、制
御精度が悪いという問題点があった。
【0005】また、後者は、振幅の両端に走査端検出用
のディテクタ8が配置され、最低2個の複数のディテク
タが必要であった。そして振幅の設定が固定的であり、
複数の振幅を変更設定しようとすると複数のディテクタ
を順次配置しなければならず、部材の配置が煩雑で処理
も複雑になるという問題点があった。
【0006】これらの問題点を解決し、レゾナントミラ
ーの振幅を正確に制御し、かつ複数の振幅の設定が容易
にできる振動光学要素の振幅制御装置及び制御方法が特
開平5−127109号公報に開示されている。この技
術は図12に示すように、光源4、マスク12、ディテ
クタ13及び計時回路14を用いて振動光学要素の振幅
に対応する時間間隔を検出し、制御部15において、検
出した時間間隔をあらかじめ求めてある基準時間と比較
して補正するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし特開平5−12
7109号に開示された技術は、制御系において時間遅
れが発生して応答性が低く、振動光学要素の振幅を正確
に安定させることが困難であり、又温度変化、光学的あ
るいは電気的なノイズ等の外乱による影響等を受けやす
いという問題点があった。又Q値が大きいレゾナントミ
ラーでは振幅を制御するための増幅率の変動が大きく、
このために増幅率が大きくなり過ぎるから、増幅率の幅
に実用上制限があると言う問題があった。
【0008】本発明は上記の課題に鑑み、外乱や制御系
の遅延による影響を抑制し、レゾナントミラーの振幅を
容易に正確かつ安定に制御できる振動光学要素の振幅制
御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、可変の振幅で
振動することにより光源から入射する光線を任意の振れ
角で振動させて射出する振動光学要素と、前記振動光学
要素を駆動する駆動手段と、前記駆動手段を駆動する正
弦波を発生する正弦波発生回路と、前記振動光学要素か
ら射出する光線を光電検出し、検出信号を出力する光電
検出手段と、前記検出信号に基づいて前記振動光学要素
の振れ角を測定し、前記振れ角に関連する振れ角信号を
出力する振れ角測定手段と、前記振れ角測定手段からの
振れ角信号を受けて、前記正弦波の周波数を制御する周
波数制御信号を前記正弦波発生回路に出力する周波数制
御手段とを具備し、前記周波数を制御することにより前
記振幅の制御を行うものである。
【0010】前記周波数制御手段は、複数の前記時間間
隔の計測値の積算値を算出し、積算値信号を出力する積
算手段と、前記振幅に対応する判定値を記憶し、判定値
信号を出力する記憶手段と、前記積算値信号及び前記判
定値信号を受け、両者の大小関係を判定し、その判定結
果に基づき前記正弦波発生回路に前記周波数制御信号を
出力する判定手段とからなるものも好ましい。
【0011】前記判定手段は、所定の前記振幅ごとに、
大きい順に第1、第2、第3及び第4の判定値を記憶
し、前記周波数制御手段は、前記積算値が前記第2の判
定値と前記第3の判定値の間にあると判定されたとき
は、前記周波数を維持するように、前記積算値が前記第
1の判定値を超えると判定されたとき及び前記積算値が
前記第4の判定値に満たないと判定されたときは、前記
周波数を変更するようにそれぞれ周波数制御信号を前記
正弦波発生回路に出力し、前記積算値が前記第1の判定
値と前記第2の判定値の間にあるか、又は前記第3の判
定値と前記第4の判定値の間にあると判定されたとき
は、前記周波数を変更する周波数制御信号を出力しない
ものが望ましい。
【0012】可変の振幅で振動することにより光源から
入射する光線を任意の振れ角で振動させて射出する振動
光学要素と、前記振動光学要素を駆動する駆動手段と、
前記駆動手段を駆動する正弦波を発生する正弦波発生回
路と、前記正弦波を可変な増幅率で増幅して前記駆動手
段に出力する増幅回路と、前記振動光学要素から射出す
る光線を光電検出し、検出信号を出力する光電検出手段
と、前記検出信号に基づいて前記振動光学要素の振れ角
を測定し、前記振れ角に関連する振れ角信号を出力する
振れ角測定手段と、前記振れ角測定手段からの振れ角信
号を受けて、前記増幅率を制御する増幅率制御信号を前
記増幅回路に出力する増幅率制御手段とを具備する振動
光学要素の振幅制御装置において、前記振れ角測定手段
からの振れ角信号を受けて、前記正弦波の周波数を制御
する周波数制御信号を前記正弦波発生回路に出力する周
波数制御手段を具備し、前記増幅率及び周波数を制御す
ることにより前記振幅の制御を行うものも好ましい。
【0013】
【作用】光源からの光線が振動光学要素により振動する
と、その振幅に対応した時間間隔が計測される。時間間
隔をあらかじめ設定された基準時間と比較した判定結果
に基づいて周波数が可変に制御され、振動光学要素の振
動の振幅、即ち光線の走査範囲が制御される。
【0014】
【実施例】本発明の第1の実施例を図1乃至図3により
説明する。図1にブロック図を示すように、光源4はレ
ーザ光11を射出する光源である。レゾナントミラー5
はレーザ光11を可変の振幅で振動させて射出する振動
光学要素である。正弦波発生回路1はレゾナントミラー
5の共振周波数の正弦波を発生させる回路、増幅回路2
は増幅率が可変で、正弦波を増幅してミラー駆動回路3
に出力する回路、ならびにミラー駆動回路3はレゾナン
トミラー5を駆動し振動させる回路である。
【0015】レゾナントミラー5で反射したレーザ光1
1の光路上にマスク12が配設され、レーザ光11の光
束は図示されていない集光レンズにより、マスク12上
にスポット光を形成するようになっている。マスク12
は、その一定位置で一方向に移動するレーザ光11を遮
断し、又その位置を反対方向に移動するレーザ光11を
通過させて、透過光に強度変調を与える遮断板である。
ディテクタ13はマスク12を透過したレーザ光11を
受光する位置に配設された光電変換素子である。
【0016】計時回路14はディテクタ13から検出信
号を受け、マスク12の上記した一定位置をレーザ光1
1のスポット光がある方向に移動した時点から、次に再
び同方向に移動する時点までの時間間隔を計測する回路
である。制御部15は時間間隔の計測値に基づき正弦波
発生回路から発生する正弦波の周波数を制御する周波数
制御信号を出力する。
【0017】次にマスク12について詳述する。図2に
示すように、マスク12は透明板21の中央部に設けら
れた遮断部22と透過部23とから構成されている。遮
断部22と透過部23との境界24a、24bは、スポ
ット光19の走査する方向に対して直角の方向に設けら
れている。境界24aと境界24bとの間の遮断部22
が制御すべきスポット光19の振幅に対応している。境
界24aと境界24bとの間の遮断部22の幅が異なる
マスクにより、異なる振幅に対応できる。
【0018】次に動作について説明する正弦発生回路1
はレゾナントミラー5の共振周波数の正弦波を発振し、
正弦発生回路1から出力した正弦波は増幅回路2で適当
な増幅率で増幅されてからミラー駆動回路3に入力す
る。ミラー駆動回路3はレゾナントミラー5を駆動する
のに適切な出力をレゾナントミラー5に入力し、レゾナ
ントミラー5は正弦波により共振周波数で振動駆動され
る。レーザ光11はレゾナントミラー5の振動角度に応
じた振幅で振動しながら反射する。レーザ光11は集光
されてスポット光19となる。
【0019】スポット光19は、マスク12に入射しマ
スク12上を、マスク12の境界24a、24bを越え
ながら透過部23の位置a1と位置a2の間を水平方向
に往復運動しながら振動する。スポット光19は、境界
24aの外側の透過部23の位置a1では透過し、境界
24aの内側の遮断部22の位置a3では透過せず、境
界24bを越えて外側の透過部23の位置a2では再び
透過する。スポット光19が境界24a、24bを越え
るごとに透過と遮断が反復され、透過光はディテクタ1
3に入射する。
【0020】したがって、マスク12を透過するレーザ
光11の強度は、スポット光19が境界24a、24b
を越えるごとに強弱が反復し、透過光を受けてディテク
タ13から出力する検出信号の大きさは、マスク12上
を移動するスポット光の位置に対応して変動する。図3
に時間t−検出信号強度Iの関係を示すように、スポッ
ト光19が遮断部22を照射している時は、検出信号強
度Iは0であり、スポット光19が透過部23を照射し
ている時は、検出信号強度IはI1 である。スポット光
19が境界24aと境界24bを越えるごとに検出信号
強度Iが変化する。参照強度I0 を設け、検出信号強度
IがI1 となる時間間隔即ち光線が遮断部22を横断す
る時間である時間間隔を計測することができる。時間間
隔の情報は計時回路14から制御部15に出力する。
【0021】制御部15は計時回路14からの時間間隔
の情報を受けて、あらかじめ設定された判定値に基づき
判定を行う。
【0022】正弦波発生回路1は制御部15からの周波
数制御信号に基づき周波数を増減し、適切な周波数で正
弦波を発生する。ミラー駆動回路3は補正された周波数
の正弦波でレゾナントミラー5を駆動し、レゾナントミ
ラー5は正確な振幅で振動する。所定時間ごとに制御を
行うことにより、レゾナントミラー5の振幅は正確に保
たれる。
【0023】本実施例において、光を遮断するマスクを
使用したが、光を反射し又は強度以外の変調を光に与え
るように構成したマスクを使用することもできる。又振
幅の両端で透過するマスクを図2に示したが、遮断部と
透過部を逆に配置してもよい。なお、本実施例によれ
ば、判定値及びマスクを変更することで振幅の変更を行
うことができる。
【0024】次に第2の実施例について、図4及び図5
により説明する。第2の実施例にかかるマスク25は、
透過部26に一定の周期で刻線を列設したリニアスケー
ルであり、刻線部分が反射部27を形成している。スポ
ット光19は列設された刻線上横切るように移動する。
スポット光19が位置c1、c2の間の振幅で振動する
と、図5に示すように、位置c1、c2に対応する時間
に検出信号d1、d2が発生する。又反射部27を形成
する刻線と刻線間の透過部とで、交互に透過と反射が繰
り返される。参照強度I01及びI02を設け、その間の強
度の検出信号を出力すると、刻線に対応した走査信号e
となる。走査信号eは例えば画像情報入力用の走査クロ
ック信号の形成に利用される。
【0025】次に第3の実施例について、図6乃至図8
により説明する。本実施例は時間間隔の係数値の積算値
を算出することにより、時間間隔の精度を向上させるも
のである。図6に示すように、制御部15は、複数の時
間間隔の計測値の積算値を算出し、積算値信号を出力す
る積算回路16、スポット光19の振幅の基準時間に対
応する判定値を記憶し、判定値信号を出力するメモリ1
7及び積算値信号及び前記判定値信号を受け、両者の大
小関係を判定し、その判定結果に基づき増幅回路に増幅
率制御信号を出力する判定回路18から構成されてい
る。
【0026】制御部15におけるこの処理を図7に示す
フローチャートにより説明する。ステップ1で処理が開
始し,ステップ2で積算値をクリアする。ステップ3で
計時回路14から時間間隔の計時値が入力し、ステップ
4で積算値が計算される。積算値は式1に従って予め定
められた指定回数分繰り返し求める。 In+1 =In −(In ×w)+(T×w) ・・(1) ただし、 In+1 :(n+1)回積算した積算値 In : n回積算した積算値 T :(n+1)回目に検出した時間間隔 w :重み係数
【0027】ステップ5で指定回数分積算したか否かを
見る。指定回数分積算したらステップ6に進み、否であ
れば指定回数になるまで、ステップ3、ステップ4を繰
り返す。ステップ6で積算値が判定値j3より大きいか
否かを見て、積算値が判定値j3より大きければ、ステ
ップ7に進み、否であればステップ12に進む。ステッ
プ7で積算値が判定値j2より大きいか否かを見て、積
算値が判定値j2より大きければ、ステップ8に進み、
否であればステップ11に進む。ステップ8で積算値が
判定値j1より大きいか否かを見て、積算値が判定値j
1より大きければ、ステップ9に進み、否であればステ
ップ10に進む。ステップ9で積算値が範囲r1にある
ことを判定し、記憶する。ステップ10で積算値が範囲
r2にあることを判定し、記憶する。ステップ11で積
算値が範囲r3にあることを判定し、記憶する。ステッ
プ12で積算値が判定値j4より大きいか否かを見て、
積算値が判定値j4より大きければ、ステップ13に進
み、否であればステップ14に進む。ステップ13で積
算値が範囲r4にあることを判定し、記憶する。ステッ
プ14で積算値が範囲r5にあることを判定し、記憶す
る。
【0028】上記した判定値j1、判定値j2、判定値
j3、判定値j4、判定値j5は、図5に示すように、
次の通りに設定されている。判定値j1は範囲r1の下
限及び範囲r2の上限、判定値j2は範囲r2の下限及
び範囲r3の上限、判定値j3は範囲r3の下限及び範
囲r4の上限、判定値j4は範囲r4の下限及び範囲r
5の上限を判断する値である。
【0029】範囲r3は振幅が正常な範囲、範囲r1は
振幅が過大な範囲、範囲r5は振幅が過小な範囲であ
る。又、範囲r2は振幅が正常な範囲から外れているが
過大ではなく、範囲r4は振幅が正常な範囲から外れて
いるが過小ではなく、それぞれ直ちに制御すると制御過
多となるので制御を停止する不感帯の範囲である。そし
て、判定回路18は、積算値が範囲r3にあると判定さ
れたときは増幅率を維持するように、積算値が範囲r1
にあると判定されたとき及び積算値が範囲r5にあると
判定されたときは増幅率を変更するようにそれぞれ増幅
率制御信号を増幅回路に出力し、積算値が範囲r2にあ
るか、又は範囲r4にあると判定されたときは前記増幅
率制御信号を変更しない。
【0030】本実施例によれば、振幅を直接検知してお
り、最新の計測値に重みをつけて時間間隔を積算した積
算値で比較しているから、外乱の影響を受けることが少
ない。なお不感帯は速い応答が得られる場合は、必ずし
も設けなくても良く、制御過多に陥ることはない。
【0031】次に第4の実施例について、図9により説
明する。第1実施例と同様又は類似の点の説明は省略す
る。正弦波発生回路1は正弦波を発生させる回路、増幅
回路2は増幅率が可変で、正弦波を増幅する回路であ
る。制御部15は、計時回路14からの時間間隔の計測
値の情報を受けて、あらかじめ設定された判定値に基づ
き判定を行う。そしてこの判定に基づき正弦波発生回路
に正弦波の周波数を制御する周波数制御信号及び増幅回
路2に正弦波の増幅率を制御する増幅率制御信号を出力
する。正弦波発生回路1は制御部15からの周波数制御
信号に基づき周波数を増減し、適切な周波数で正弦波を
発生し、増幅回路は正弦波を適切な増幅率で増幅する。
【0032】
【発明の効果】本発明により、振動光学要素から射出さ
れる光線をマスクに入射させ、マスクの両端で周期的に
生じる光量変化の時間間隔を検出し、振動光学要素の振
幅を直接監視するから高い精度で振幅を検出できる。振
幅は時間間隔として検出され、基準時間と比較している
から外乱の影響を受けることが少なく、安定度の高い制
御をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の振動光学要素の振幅制御装置の
ブロック図。
【図2】第1の実施例に使用するマスクの平面図。
【図3】第1の実施例における時間−検出出力強度図。
【図4】第2の実施例に使用するマスクの平面図。
【図5】第2の実施例における時間−検出出力強度図。
【図6】第3の実施例の振動光学要素の振幅制御装置の
ブロック図。
【図7】第3の実施例における振幅制御のフローチャー
ト。
【図8】第3の実施例における判定値の設定を示す図。
【図9】第4の実施例の振動光学要素の振幅制御装置の
ブロック図。
【図10】従来のの振動光学要素の振幅制御装置のブロ
ック図。
【図11】従来のの振動光学要素の振幅制御装置のブロ
ック図。
【図12】従来のの振動光学要素の振幅制御装置のブロ
ック図。
【符号の説明】
1・・・・正弦波発生回路 2・・・・増幅回路 3・・・・ミラー駆動回路 4・・・・光源 5・・・・レゾナントミラー 6・・・・増幅率制御回路 11・・・・レーザ光 12・・・・マスク 13・・・・ディテクタ 14・・・・計測回路 15・・・・制御部 16・・・・積算回路 17・・・・メモリ 18・・・・判定回路 19・・・・スポット光 21・・・・透明板 22・・・・遮断部 23・・・・透過部 24a、24b・・・・境界

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可変の振幅で振動することにより光源から
    入射する光線を任意の振れ角で振動させて射出する振動
    光学要素と、前記振動光学要素を駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段を駆動する正弦波を発生する正弦波発生回
    路と、前記振動光学要素から射出する光線を光電検出
    し、検出信号を出力する光電検出手段と、前記検出信号
    に基づいて前記振動光学要素の振れ角を測定し、前記振
    れ角に関連する振れ角信号を出力する振れ角測定手段
    と、前記振れ角測定手段からの振れ角信号を受けて、前
    記正弦波の周波数を制御する周波数制御信号を前記正弦
    波発生回路に出力する周波数制御手段とを具備し、前記
    周波数を制御することにより前記振幅の制御を行うこと
    を特徴とする振動光学要素の振幅制御装置。
  2. 【請求項2】前記周波数制御手段は、複数の前記時間間
    隔の計測値の積算値を算出し、積算値信号を出力する積
    算手段と、前記振幅に対応する判定値を記憶し、判定値
    信号を出力する記憶手段と、前記積算値信号及び前記判
    定値信号を受け、両者の大小関係を判定し、その判定結
    果に基づき前記正弦波発生回路に前記周波数制御信号を
    出力する判定手段とからなることを特徴とする請求項1
    に記載の振動光学要素の振幅制御装置。
  3. 【請求項3】前記判定手段は、所定の前記振幅ごとに、
    大きい順に第1、第2、第3及び第4の判定値を記憶
    し、前記周波数制御手段は、前記積算値が前記第2の判
    定値と前記第3の判定値の間にあると判定されたとき
    は、前記周波数を維持するように、前記積算値が前記第
    1の判定値を超えると判定されたとき及び前記積算値が
    前記第4の判定値に満たないと判定されたときは、前記
    周波数を変更するようにそれぞれ周波数制御信号を前記
    正弦波発生回路に出力し、前記積算値が前記第1の判定
    値と前記第2の判定値の間にあるか、又は前記第3の判
    定値と前記第4の判定値の間にあると判定されたとき
    は、前記周波数を変更する周波数制御信号を出力しない
    ことを特徴とする請求項2に記載の振動光学要素の振幅
    制御装置。
  4. 【請求項4】可変の振幅で振動することにより光源から
    入射する光線を任意の振れ角で振動させて射出する振動
    光学要素と、前記振動光学要素を駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段を駆動する正弦波を発生する正弦波発生回
    路と、前記正弦波を可変な増幅率で増幅して前記駆動手
    段に出力する増幅回路と、前記振動光学要素から射出す
    る光線を光電検出し、検出信号を出力する光電検出手段
    と、前記検出信号に基づいて前記振動光学要素の振れ角
    を測定し、前記振れ角に関連する振れ角信号を出力する
    振れ角測定手段と、前記振れ角測定手段からの振れ角信
    号を受けて、前記増幅率を制御する増幅率制御信号を前
    記増幅回路に出力する増幅率制御手段とを具備する振動
    光学要素の振幅制御装置において、前記振れ角測定手段
    からの振れ角信号を受けて、前記正弦波の周波数を制御
    する周波数制御信号を前記正弦波発生回路に出力する周
    波数制御手段を具備し、前記増幅率及び周波数を制御す
    ることにより前記振幅の制御を行うことを特徴とする振
    動光学要素の振幅制御装置。
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