JP3371347B2 - 画像形成装置及びその使用方法 - Google Patents

画像形成装置及びその使用方法

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JP3371347B2 JP05497195A JP5497195A JP3371347B2 JP 3371347 B2 JP3371347 B2 JP 3371347B2 JP 05497195 A JP05497195 A JP 05497195A JP 5497195 A JP5497195 A JP 5497195A JP 3371347 B2 JP3371347 B2 JP 3371347B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、顕
像担持体を備えた4以上の顕像形成装置と、該4以上の
顕像形成装置の顕像担持体に対向する領域を含む無端経
路に沿って表面が移動するように駆動される転写材搬送
ベルトを備えたベルト装置とを有し、各顕像形成装置に
より顕像坦持体上に形成した顕像を該転写材搬送ベルト
上に保持されて搬送される転写材に転写して画像を形成
する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の画像形成装置としては、周
知の電子写真プロセスで顕像担持体としての潜像担持体
表面に静電潜像を形成し、その静電潜像を現像装置によ
って現像して、感光体表面に顕像としてのトナー像を形
成し、そのトナー像を転写材搬送ベルトとしての転写ベ
ルトが搬送してきた記録紙などの転写材の表面に転写装
置によって転写し、さらに定着装置によって定着して画
像形成を行うものが知られている。特に、現像剤して、
トナーとキャリア液からなる二成分系現像液、又は、ト
ナーからなる一成分系現像液を、現像剤として用いる湿
式画像形成装置は、トナー粒径が乾式のトナーに比して
小さく、透明度に優れるため、高品質の画像形成を実現
するために注目されている。
【0003】ところが、この湿式画像形成装置では、現
像剤が流動性や粘着性を有するため、現像剤の取り扱い
が難しく種々の問題が残されている。その問題の一つと
して、感光体が上記転写ベルトに接しているため、作像
開始時の余剰現像液が転写ベルトに付着し、先端濡れ、
地肌汚れを引き起こしてしまうということがある。ま
た、転写されずに感光体表面に残るトナーをクリーニン
グ器によって除去した後に現像器に戻して再利用する場
合、上記転写ベルトに付着した余剰現像液が転写ベルト
移動方向下流側の感光体表面に付着してしまい、この感
光体についてのクリーニング器を介して現像器に回収さ
れ、この現像器内で混色を起こすこともある。
【0004】上記作像開始時の余剰現像液の発生プロセ
スについて、図1に示す湿式画像形成装置の構成例を用
いて説明する。図示の湿式画像形成装置は、顕像担持体
としてのドラム状の感光体1の外周に、帯電チャージャ
15と、湿式の現像部16と、クリーニング器17と、
除電ランプ18とが配設されている。感光体の軸心を座
標原点としてみれば、帯電チャージャ15とクリーニン
グ器17とは第一象限に、除電ランプ18は第二象限
に、現像部16は第三及び第四象限に、それぞれ配置さ
れ、転写ベルト7が第二象限と第三象限との境の部分で
感光体1に対向している。また、第一象限と第四象限と
の境の部分に図示を省略した露光装置からの像露光光が
照射されるようになっている。この露光装置としては、
スキャナなどによって色分解された画像情報に対応する
光信号を半導体レーザから出射させ、そのレーザ光を回
転駆動されるポリゴンミラーにより感光体に走査するも
ので、その走査光路中に収束用及びポリゴンミラーの面
倒れ補正用のレンズやレーザ光を偏向するミラーなどが
配設されているものを用いることができる。
【0005】上記現像部16は、トナーが担持液として
の溶剤に分散されてなる現像液が供給される上面開口の
ケーシング19を有し、このケーシング19内には2本
の現像ローラ20やリバースローラ20aなどが設けら
れている。そして、このケーシング19内で使用される
現像液を貯溜する図示を省略した現像液タンクが設けら
れ、この現像液タンク内の現像液を、現像液供給管を介
してケーシング19内に供給し、かつ、該ケーシングか
ら現像液タンクに現像液を回収するようになっている。
【0006】この画像形成装置では、帯電チャージャ4
5による帯電や露光装置による露光によって感光体ドラ
ムに形成された静電潜像を現像ローラ20,20で現像
し、現像時に感光体に付着した余剰現像液膜をリバース
ローラ20aで掻き取り、転写に適した液膜にした後、
転写ベルト7に吸着されて搬送されてきた転写材に、感
光体ドラム上の画像を転写する。
【0007】ここで、上記感光体ドラム1の回転始動直
後のある程度の期間は、現像ローラ20,20通過後の
液膜が安定しておらず、リバースローラ20aが所望の
余剰現像液掻き取り機能を発揮することができない。こ
のため、この期間にリバースローラ20aを通過する感
光体表面は、リバースローラ20aで掻き取られなかっ
た余剰現像液膜を付着させまま転写位置に移動する。こ
れにより転写位置に運び込まれた余剰現像液が、感光体
1と転写ベルト7との間にメニスカス状になって留まっ
てしまう。そして、この余剰現像液の溜りが、その後に
転写位置に搬送されてきた転写材の先端を濡らす先端ぬ
れや地汚れを生じさせる。
【0008】なお、感光体の始動からある程度時間が経
過した後には、現像ローラ20,20通過後の感光体上
の液膜が安定し、リバースローラ20aは所望の余剰液
掻き取り機能を発揮できるようになる。このため、感光
体始動後最初に転写位置に搬送されてきた転写材の先端
部によってある程度の余剰現像液が吸収されて減少した
上記余剰現像液の溜りが、このようにリバースローラ2
0aが所望の余剰液掻き取り機能を発揮できるようにな
った時期以降に実行される画像形成中に、再び増大し始
めることはない。よって、連続して行われる画像形成中
に転写材間にむき出しになっている転写ベルト面部分に
付着する余剰現像液の量は、微々たるもので特段の不具
合は生じない。
【0009】以上のような転写材の先端ぬれや地汚れを
防止するため、感光体ドラム始動時に、転写ベルト7を
感光体1から離しておき、リバースローラ20aを通過
してしまった感光体上の余剰現像液が、転写ベルト7と
の対向部を通過した後に転写ベルト7を感光体1に接触
させるようにして、感光体ドラム始動時の余剰現像液が
転写ベルト7と感光体ドラム1との間にたまらないよう
にする湿式画像形成装置の開発が行われている。図2
(a),(b)は、その一例に係る湿式複写機を示すも
のであり、図2(a)は、転写ベルト7を感光体ドラム
1,2,3,4から離間させた状態、図2(b)は転写
ベルト7を感光体ドラム1,2,3,4に接触させた状
態を示す。この装置は、それぞれ印字色の異なる画像を
形成する複数の顕像担持体としての第1乃至第4の感光
体1、2、3、4を有し、これらの感光体は、その軸心
が鉛直方向の同一平面内に配設されている。図示を省略
したが、これらの第1感光体1乃至第4感光体4それぞ
れの周囲には、前述の図1の装置と同様に、帯電チャー
ジャなどが配設されている。第1感光体1はブラック
(Bk)用、第2感光体2はシアン(C)用、第3感光
体3はマゼンタ(M)用、第4感光体4はイエロー
(Y)用である。転写ベルト7は、これらの感光体の全
てに一方の展張部が対向するように、鉛直方向の同一平
面内で所定の間隔をあけて回転自在に保持された駆動ロ
ーラ5と従動ローラ6とに巻回されている。この転写ベ
ルト7は、ポリエチレンテレフタレートなどの誘電体に
より形成され、転写チャージャ8によって分極されて転
写紙を静電作用により吸引するエンドレスのベルトであ
る。転写チャージャ8は感光体毎に設けられ、それぞれ
転写ベルト7を挟んで感光体に対向配置されている。
【0010】更に、最下位に位置する前記第1感光体1
の下部には、給紙カセット21に収納された転写紙22
を一枚ずつ間欠的に引き出す給紙ローラ23と、給紙路
24に案内された転写紙22を前記転写ベルト7に送り
出すレジストローラ25とが設けられている。また、前
記従動ローラ6の近傍には、洗浄液が供給される容器2
6が設けられ、この容器26には、転写ベルト7に接触
するフォームローラ27及びクリーニングブレード28
が設けられている。更に、前記駆動ローラ5の上部に
は、定着ローラ29とプレスローラ30とが互いに接し
て回転可能に設けられ、定着ローラ29を通過した転写
紙22を排紙トレイ31に排出する排紙ローラ32も設
けられている。
【0011】このような構成において、各感光体1乃至
4にはそれぞれ印字色が異なる画像が形成される。各感
光体に対する画像形成プロセスは互いに同一である。ま
ず、最下位に位置する第1感光体1は回転中に帯電チャ
ージャ15からの電荷により一様に帯電される。ブラッ
クの印字色に色分解された画像情報に基づき前記露光装
置が駆動され、この第1感光体1の帯電部分に静電潜像
が形成される。この静電潜像は現像部16により現像さ
れる。一方、給紙ローラ23により引き出された転写紙
22はその先端がレジストローラ25のニップ部に当接
した状態で待機状態に維持され、第1感光体1の回転運
動に同期して回転するレジストローラ25と駆動ローラ
5とにより第1感光体1と対向する転写位置に搬送さ
れ、ここで第1感光体1上の現像画像が転写紙22に転
写される。
【0012】同様のプロセスにより、次にシアンの印字
色に色分解された画像が第2感光体2に形成されて転写
紙22に転写され、次にマゼンタの印字色に色分解され
た画像が第3感光体3に形成されて転写紙22に重ね転
写され、次にイエローの印字色に色分解された画像が感
光体に形成されて転写紙22に重ねて転写され、これに
より、カラー画像が得られる。画像が重ねて転写された
転写紙22は、転写ベルト7から分離されて定着ローラ
27aとプレスローラ27bとにより搬送される過程で
転写画像が定着され、排紙ローラ28により排紙トレイ
29に排紙される。また、転写の都度、転写ベルト7に
付着する現像液はフォームローラ26a及びクリーニン
グブレード26bを備えたベルトクリーナ26により除
去される。
【0013】なお、良好な転写が行われるように、各感
光体1乃至4に対応する転写チャージャ8への転写電圧
は、転写の順番に従って徐々に高められる。
【0014】そして、この例では、転写ベルト7の展張
部に対向する第1乃至第4の合計4つの感光体ドラムの
うち一方の端に位置する第1感光体ドラム1の上流側
と、他方の端に位置する第4感光体ドラムの下流側と
に、それぞれ転写ベルト8の裏面側で移動可能な接離ロ
ーラ100,101を配置している。両接離ローラ10
0,101は、図2(a)に示すように転写ベルトが感
光体ドラムから離間する位置と、図2(b)に示すよう
に両接離ローラが転写ベルトを感光体側に押し込んで転
写ベルトを4つの感光体ドラムに接触させる位置との間
で移動駆動される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記接離ロ
ーラ100、101を用いた装置では、第1感光体ドラ
ム1及び第4感光体ドラム2の転写部での転写ベルト圧
力に比較して第2感光体ドラム2及び第3感光体ドラム
3での転写ベルト圧力が弱くなってしまい、4つの感光
体ドラムの転写ベルト圧力を均一にすることができな
い。一方、このシステムでは高品質な画像を提供できる
反面、それを実現するための諸条件の適正範囲が狭い。
このため、4色すべての転写条件を同じにすることが狭
い適正範囲の中でシステムを成り立たせるための必須条
件である。よって、4つの感光体ドラムの転写ベルト圧
力を均一にできる、この種の湿式画像形成装置の開発が
望まれている。なお、以上のような湿式画像形成装置に
限らず、乾式現像剤を用いた画像形成装置においても、
例えば転写ベルトが感光体と接触することによる転写ベ
ルトのトナー汚れをできるだけ少なくするなどの目的
で、適宜タイミングを取って、感光体に対して転写ベル
トを離接させることが考えられるが、このような場合に
も、感光体と転写ベルトとの接触状態では転写ベルトと
の接触圧を各感光体間で等しくすることが望ましい。
【0016】また、近年は紙の種類(厚さ)を限定した
画像形成装置ではなく、多種類の紙に対応できる画像形
成装置が求められている。ところが、転写ベルト圧力は
紙の種類によってその適正値が異なる。例えば、コート
紙か否かなどにより現像液の吸収しやすさ異って良好な
画像を得るための転写ベルト圧力が異なることが最近判
ってきた。また、同一構成でも(以降に記載している食
い込み量が一定等)、紙の厚みが異なると転写ベルト圧
力が変化してしまう。具体的には紙の厚みが厚いときよ
り薄いときの方が転写ベルト圧力が弱くなる。このた
め、適切な転写ベルト圧力からのずれてしまって画像品
質が劣化してしまう恐れがある。このように、転写ベル
ト圧力が紙の種類及び紙の厚さによって、その適正値が
異なるなどの理由から、多種類の紙に対応できる画像形
成装置の実現が困難であった。
【0017】また、複数の像担持体と単一の転写ベルト
を有する画像形成装置では、転写チャージャをかけるこ
とにより転写ベルトに電荷が蓄積するため、次色の転写
に必要な電界を得るためには、前の電界より電界強度を
上げなければならず、前述のように、第1感光体、第2
感光体、第3感光体、第4感光体と転写チャージャ電流
をステップアップさせている。このため、第4感光体転
写チャージャ部では転写チャージャ電流が大きくなって
しまい、異常放電による危険性、電力消費量の増大、オ
ゾン発生量の増大などの問題を生じている。
【0018】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、第1の目的は、4以上の顕像担持体上に形成し
た顕像を、転写材搬送ベルト上に保持されて搬送される
転写材に転写して画像を形成する画像形成装置であっ
て、上記4以上の顕像担持体間で、転写材搬送ベルトと
の接触圧を等しくし、高品質な画像を形成することがで
きる画像形成装置を提供することである。また、第2の
目的は、上記4以上の顕像担持体間で、転写材搬送ベル
トとの接触圧を等しくし、高品質な画像を形成すること
ができるとともに、多種の転写材に対応できる画像形成
装置及びその使用方法を提供することである。また、第
3の目的は、上記4以上の顕像担持体間で、転写材搬送
ベルトとの接触圧を等しくし、高品質な画像を形成する
ことができるとともに、転写電界のステップアップを軽
減し、安全性、経済性に優れた画像形成装置を提供する
ことである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1の画像形成装置は、顕像担持体を備
えた4以上の顕像形成装置と、該4以上の顕像形成装置
の顕像担持体に対向する領域を含む無端経路に沿って表
面が移動するように駆動される転写材搬送ベルトを備え
たベルト装置とを有し、各顕像形成装置により顕像坦持
体上に形成した顕像を該転写材搬送ベルト上に保持され
て搬送される転写材に転写して画像を形成する画像形成
装置において、上記4以上の顕像形成装置を、上記顕像
担持体における上記転写材搬送ベルトとの接触部が同一
平面内に位置するように設け、該顕像担持体に対して接
触する位置と離間する位置とを上記転写材搬送ベルトに
選択的に取らせるように移動可能なベルト接離切り替え
用のベルトガイド部材を、上記無端経路で上記領域より
上流側と下流側とで一対設け、かつ、上記無端経路上で
いずれも端に位置する第1及び第4の顕像担持体と、第
1及び第4の顕像担持体に挟まれた第2及び第3の顕像
担持体との間で、上記転写材搬送ベルトとの接触圧が等
しくなるよう、該ベルトガイド部材とともに移動可能な
転写圧調整用のベルトガイド部材を、上記無端経路上で
第2の顕像担持体と第3の顕像担持体との間に相当する
箇所に設けたことを特徴とするものである。
【0020】また、請求項2の画像形成装置は、請求項
1の画像形成装置において、上記第1及び第4の顕像担
持体に対する上記平面内における距離、及び、上記転写
材搬送ベルトに、上記顕像担持体に対して接触する位置
を取らせるときの、該平面に対する距離が、上記一対の
ベルト接離切り替え用のベルトガイド部材同士の間で等
しくなるように上記一対のベルト接離切り替え用のベル
トガイド部材を設け、かつ、上記無端経路上で該第1及
び第4の顕像担持体に挟まれた第2の顕像担持体と第3
の顕像担持体との間の中心に相当する箇所に、上記転写
圧調整用のベルトガイド部材を設けたことを特徴とする
ものである。
【0021】上記第2の目的を達成するために、請求項
3の画像形成装置は、請求項1の画像形成装置におい
て、上記転写材搬送ベルトに、上記顕像担持体に対して
接触する位置を取らせるときの、上記ベルト接離切り替
え用のベルトガイド部材及び上記転写圧調整用のベルト
ガイド部材と、該平面との距離を、変更可能に構成した
ことを特徴とするものである。
【0022】また、請求項4の画像形成装置の使用方法
は、請求項3の画像形成装置の使用方法であって、転写
材の種類あるいは厚さによって、上記距離を変更するこ
とを特徴とするものである。
【0023】上記第3の目的を達成するために、請求項
5の画像形成装置は、請求項1の画像形成装置におい
て、上記顕像担持体上の顕像を転写材に転写するための
転写電界を形成する転写電界形成手段を設けるととも
に、上記転写圧調整用のベルトガイド部材に、転写材搬
送ベルトを挟んで対向する箇所に、該転写電界形成手段
の作用により帯電した該転写材搬送ベルトの電荷を除電
するための除電装置を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0024】また、請求項6の画像形成装置は、請求項
5の画像形成装置において、上記転写圧調整用のベルト
ガイド部材を、導電体で形成し、上記除電装置の対向電
極として兼用したことを特徴とするものである。
【0025】また、請求項7の画像形成装置は、請求項
3の画像形成装置において、上記顕像担持体上の顕像を
転写材に転写するための転写電界を形成する転写電界形
成手段を設け、上記転写圧調整用のベルトガイド部材
に、転写材搬送ベルトを挟んで対向する箇所に、該転写
電界形成手段の作用により帯電した該転写材搬送ベルト
の電荷を除電するための除電装置を設け、かつ、該除電
装置を、該除電装置と該転写圧調整用のベルトガイド部
材との距離か一定になるように、該転写圧調整用のベル
トガイド部材とともに、上記平面との距離が変更可能に
構成したたことを特徴とするものである。
【0026】
【実施例】以下、本発明を画像形成装置である電子写真
複写機(以下、複写機という)に適用した一実施例につ
いて説明する。図3(a)は本実施例に係る複写機の転
写ベルト7の支持構造の概略構成図である。この複写機
は、転写ベルト7の支持構造以外は、前述の図2に示す
複写機と同一の構成であるので、同図3(a)に同支持
構造に加えて第1乃至第4の感光体1〜4を図示するに
とどめ、転写ベルト7の支持構造以外の説明は省略す
る。本実施例の複写機における転写ベルト7は、図2の
複写機と同様に、軸心が鉛直方向の同一平面内に位置す
るように配設されている4つの感光体1〜4の全てに一
方の展張部が対向するように、鉛直方向の同一平面内で
所定の間隔をあけて回転自在に保持された駆動ローラ5
と従動ローラ6とに巻回されている。また、転写ベルト
が感光体ドラムから離間する位置と、転写ベルトを感光
体側に押し込んで転写ベルトを4つの感光体ドラムに接
触させる位置との間で移動駆動される接離ローラ対10
0,101が、第1感光体ドラム1の上流側と、第4感
光体ドラムの下流側とに、それぞれ転写ベルト8の裏面
側に配置されている。
【0027】そして、本実施例の複写機においては、図
3(a),(b)に示すように、第2感光体ドラム2と
第3感光体ドラム3との間に、接離ローラ対100,1
01とともに移動駆動される転写圧調整ローラ102を
配置する。図3(a)は転写ベルト7と感光体1〜4が
離れている状態、図3(b)は転写ベルト7と感光体1
〜4とが接触している状態、をそれぞれ示す。図3
(b)の状態では、接離ローラ対100,101が転写
ベルト7を押し上げて、感光体1〜4に転写ベルト7を
接触させるようにしている。更に、転写圧調整ローラ1
02が転写ベルト7を感光体1〜4側に押し込み転写ベ
ルト圧力を強めている。このように、転写圧調整ローラ
102を配置したことにより、すべての感光体1〜4ド
ラムの片側から圧力がかかることになる。このため、接
離ローラ及び転写圧調整ローラ102の転写ベルト7へ
の食い込み量や配置の設定により、各転写部における転
写ベルト圧力を等しくすることが可能となった。 (以下、余白)
【0028】例えば、図3(b)に示すように、第1感
光体ドラム1の上流に配置された接離ローラ100と第
1感光体ドラム1との垂直方向の距離Y1と、第4感光
体ドラム4の上流に配置された接離ローラ101と第4
感光体ドラム4との垂直方向の距離Y2とを等しくす
る。また、転写圧調整ローラ102と第2感光体ドラム
2との垂直方向の距離Y3と、前記転写圧調整ローラ1
02と第3感光体ドラム3との垂直方向の距離Y4とを
等しくする。更に、感光体ドラム1〜4と転写ベルト7
との接触時の両接離ローラ100,101の転写ベルト
7への食い込み量を等しくする。
【0029】上記転写ベルト7の感光体1〜4に対する
接離のための機構は、上記接離ローラ対100,101
及び転写圧調整ローラ102の転写ベルト7への食い込
み量が可変な構成にすることが望ましい。各ローラ10
0,101,102の転写ベルト7への食い込み量を変
えられる接離機構の構成及び動作について図4及び図5
を用いて説明する。図4(a)は転写ベルト7を感光体
1〜4から離間させている状態の接離機構の正面図、図
4(b)はその右側面図、図5は転写ベルト7を感光体
1〜4に接触させている状態の接離機構の正面図であ
る。ここで、この構成例では、上記各ローラ100,1
01,102毎に、ローラを移動させるための機構を備
えており、この機構は各ローラ共通のものを使用してい
るので、以下、転写圧調整ローラ102の移動機構を例
にして説明する。
【0030】この例における転写圧調整ローラ102
は、装置両側板34,34に固設されたガイド35,3
5により転写ベルト7の面に垂直な方向に移動自在に支
持されたローラブラケット40に、軸受けを介して保持
されている。このローラブラケット40は引っ張りスプ
リング26,26により転写ベルト7から離れる向きに
付勢され、この付勢力に抗してローラブラケット40を
係止すべく、ローラブラケット40に形成された開口部
41,41に、図示を省略したガイド機構により転写圧
調整ローラ102の軸線方向にスライド自在にガイドさ
れるスライド板33に固設されたピン37,37が係合
している。このスライド板36の一端側に、モータによ
り回転駆動される偏心カム31が設けられ、この偏心カ
ム31にスライド板36に植設されたフォロアーピン3
2が当接している。上記スライド板33の開口部41,
41は、上記引っ張りスプリング36,36による図中
下向きの付勢力で、ここに係合しているピン37,37
を介してスライド板32を上記偏心カム31側に付勢で
きるように、ピン37,37との係合部が傾斜させて形
成されている。このスライド板33の偏心カム31側へ
の付勢により、スライド板33のフォロワーピン32と
偏心カム31との当接が保証される。
【0031】以上の構成において、モータ30によりフ
ォロワーピン32の変位量が増大するように偏心カム3
1を回転させると、スライド板33がフォロワーピン3
2を介して図中右側に押し込まれ、このスライド板33
と一体のピン37,37が、ローラブラケット40の開
口部41,41の傾斜係合部に沿って移動しながら、引
っ張りスプリング36,36の付勢力に抗してローラブ
ラケット40を転写ベルト7側へ押し上げる。一方、モ
ータ30によりフォロワーピン32の変位量が減少する
ように偏心カム31を回転させると、ローラブラケット
40の開口部41,41の傾斜係合部及びここに係合し
ているピン37,37を介して、引っ張りスプリング3
6,36の付勢力により偏心カム31側に付勢されてい
るガイド板33の、偏心カム31側へのスライドが許容
され、偏心カム31とフォロワーピン32との当接状態
を維持しなが偏心カム側にスライドするスライド板33
と一体のピン37,37がローラブラケット40の開口
部41,41の傾斜係合部に沿って移動しながら、ロー
ラブラケット40が転写ベルト7から離れる向きに引き
下げられる。
【0032】以上のように偏心カム31の回転により、
ローラブラケット40を転写ベルト7面に垂直な方向に
で移動させることにより、これに支持されている転写圧
調整ローラ102を、同方向で移動させることができ
る。よって、転写圧調整ローラ102の転写ベルト7へ
の食い込み量を偏心カムの回転角により変化させること
ができる。同様の機構により接離ローラ対100,10
1の転写ベルト7への食い込み量を偏心カムの回転角に
より変化させることができる。なお、図4及び図5は、
説明の便宜上、転写ベルト7の展張部が図中左右方向に
張られ、これに垂直な図中上下方向に転写圧調整ローラ
102を動かす図になっているが、図3の複写機では、
転写ベルト7の展張部が鉛直方向に張られていることか
ら、転写圧調整ローラ102などは、これに垂直な方
向、すなわち、水平方向に移動させる。すなわち、図4
及び図5に図示の機構は90度回転させた状態で使用さ
れる。
【0033】上記偏心カム31の回転角制御により、転
写圧調整ローラ102などの転写ベルト7の食い込み量
制御を行うことができる。図6を用いて食い込み量制御
が可能な接離機構について、その構成及び動作を説明す
る。図6において、この構成例では、図4及び図5に示
す構成例におけるモータ30の出力軸にフィラー42を
固設し、そのフィラー42を挟み込むようにフォトイン
タラプタ43が配置されている。このフィラー42には
偏心カム31の位置検出用の切りかきが形成されてお
り、この切りかきの位置は偏心カム31がフォロワピン
32を押し込む量が最も小さい状態、すなわちフォロワ
ピン32の変位量が最小の時にフォトインタラプタ43
の位置にくるように形成してある。また、モータ30は
エンコーダパルスを出力できるものを使用する。まず初
めに、モータが回り始めフォトインタラプタによって偏
心カムがピンを押し込む量が最も小さい状態(接離ロー
ラなどが感光体から最も離れる状態)を検出し、その時
点からモータ30から出力されてくるエンコーダパルス
信号をカウントし始める。そしてあらかじめ設定してお
いたパルス信号数をカウントし終えた時点でモータ30
の回転を止める。この設定パルス信号数は、所望の食い
込み量にあわせて計算した偏心カム30の回転角度に対
応する円コーダパルスの信号数を計算したものである。
【0034】例えば図6の構成例を利用した、接離ロー
ラ対100,101や転写圧調整ローラ102の転写ベ
ルト7に対する食い込み量制御により、紙の種類と紙の
厚さの少なくとも一方に応じて接離ローラ及び転写圧調
整ローラ102の食い込み量を変えるようにすれば、多
種類の転写材について良好に複写を行わせることができ
る。例えば、紙厚が薄いときほど接離ローラ対100,
101及び転写圧調整ローラ102の食い込み量を大き
くするように偏心カム31の回転角を制御する。また、
同じ食い込み量であった場合、紙厚が薄い方が厚いとき
に比較して転写ベルス圧力が小さくなるために、紙厚が
薄いときほど各ローラの食い込み量を大きくして、転写
ベルス圧力を強めるように偏心カム31の回転角を制御
する。紙の種類や厚みの情報は、例えば、オペレータが
判別して操作部から入力するように構成する事により、
入手できる。
【0035】なお、転写チャージャによる転写電界のス
テップアップを軽減し、安全性、経済性を向上させるた
めに、図7に示すように、例えば第2感光体2と第3感
光体3との間に帯電制御装置としての除電チャージャ5
0を設けても良い。また、このような帯電制御装置を第
2感光体2と第3感光体3との間に配置する場合、これ
と転写ベルト7を挟んで対向する位置にある転写圧調整
ローラ102を導電性ローラにして、帯電制御装置の対
向電極の機能を持たせるようにしても良い。
【0036】図8(a)は、上記除電チャージャ50を
用いた場合の、各転写通過後の表面電位の測定結果を示
したものである。この実験では、転写率やドット再現性
の観点から良好な画像を得ることができる、各転写チャ
ージャ用の定電流電源の設定電流値は、第1感光体1に
対応するものが−200μA、第2感光体2に対応する
ものが−400μA、第3感光体3に対応するものが−
210μA、第4感光体4に対応するものが−410μ
Aであった。なお、図8(a)で示す通り、転写圧調整
ローラ102部での除電は、除電後の転写ベルス表面電
位がOVにならない範囲で行っている。これは、転写ベ
ルト7の電荷によって転写材を転写ベルト7に吸着させ
ているため、除電しすぎると転写材が転写ベルト7から
離れてしまうためである。一方、図8(b)は、除電を
行わない場合の表面電位の測定結果を示すものである。
この時の各転写チャージャ用の定電流電源の電流値設定
値は、第1感光体1に対応するものが−200μA、第
2感光体2に対応するものが−400μA、第3感光体
3に対応するものが−600μA、第4感光体4に対応
するものが−800μAであった。この図8(b)との
比較から明らかなように、上記除電チャージャ50を用
いた場合、良好な画像を得るために必要な第3感光体3
及び第4感光体ドラム4に対応する転写チャージャの電
流設定値を、除電チャージャ50を用いない場合に比し
て小さくできる。
【0037】また、このような除電チャージャ50を転
写圧調整ローラ102に対向させて配置する場合、除電
チャージャ50を、転写圧調整ローラ102と同一方向
に移動させることが望ましい。また、転写圧調整ローラ
102の食い込み量にあわせて帯電制御装置を動かし転
写圧調整ローラ102と帯電制御装置の距離を一定にす
ることが望ましい。
【0038】
【発明の作用効果】請求項1乃至8の画像形成装置によ
れば、転写材搬送ベルトの無端経路で、4以上の顕像形
成装置の顕像担持体に対向する領域より上流側と下流側
とで一対設けた、ベルト接離切り替え用のベルトガイド
部材を移動させて、転写材搬送ベルトに、顕像担持体に
対して接触する位置と離間する位置とを選択的に取らせ
る。これにより、転写材搬送ベルを顕像担持体に常時接
触させておく場合の不具合を防止することができる。そ
して、転写材搬送ベルトの無端経路上でいずれも端に位
置する第1及び第4の顕像担持体に挟まれた第2及び第
3の顕像担持体の間に相当する箇所に設けた転写圧調整
用のベルトガイド部材を、上記ベルト接離切り替え用の
ベルトガイド部材とともに移動させて、第1及び第4の
顕像担持体と、第2及び第3の顕像担持体との間で、上
記転写材搬送ベルトとの接触圧が等しくなるようする。
これにより、高品質な画像を得るための転写に関する装
置条件の適正範囲(像担持体が2以下の場合に比して、
狭い適正範囲)内に、実際の装置を入れ込むことが、第
1及び第4の顕像担持体と、第2及び第3の顕像担持体
との間で、上記転写材搬送ベルトとの接触圧が異なる場
合に比して容易になる。よって、高品質な画像を得るた
めの装置の設定の困難性を従来に比して小さくできる。
【0039】特に、請求項3の画像形成装置によれば、
上記転写材搬送ベルトに、上記顕像担持体に対して接触
する位置を取らせるときの、上記ベルト接離切り替え用
のベルトガイド部材及び上記転写圧調整用のベルトガイ
ド部材と、該平面との距離を、変更可能であるので、転
写材の厚みに応じて該距離を変更して、転写材の厚みに
よらず転写材搬送ベルト顕像担持体との接触圧を一定に
したり、転写材の種類に応じて接触圧を変えたりでき
る。よって、上記距離が不変であるものと異なり、転写
材の厚みの変化により上記接触圧が変化して画像品質を
劣化させたり、種類が異なり現像剤の吸収性が異なるこ
とから良好な転写を行うための適切な転写圧が異なる転
写材に、不適切な転写圧を用いて転写して画像品質を劣
化させたりすることを防止することが可能になる。
【0040】また、特に、請求項4の画像形成装置の使
用方法によれば、転写材の種類あるいは厚さによって、
上記距離を変更して、顕像担持体と転写材搬送ベルトと
の接触圧を調整するので、多種の転写材に良好に画像を
形成させることができる。例えば、転写材の厚みが薄い
ほど、上記距離を、上記顕像担持体と上記転写材搬送ベ
ルトとの接触圧が大きくなるように変更する。
【0041】請求項5の画像形成装置によれば、上記転
写圧調整用のベルトガイド部材に、転写材搬送ベルトを
挟んで対向する箇所に設けた除電装置により、転写材搬
送ベルトに顕像を転写するための転写電界を形成する転
写電界形成手段の作用で帯電した転写材搬送ベルトの電
荷を除電するので、この除電後の転写材搬送ベルトに顕
像を転写するための転写電界形成手段の出力を、このよ
うな除電を行わない場合に比して小さくできる。よっ
て、このような除電を行わず、写材搬送ベルト移動方向
で最上流の位置にある転写電界形成手段から同方向で最
下流にある転写電界形成手段にいたるまで、順次その出
力を大きくする必要がある場合よりも、異常放電による
危険性や電力消費量を小さくでき、また、転写電界形成
手段としてオゾンを発生させる装置を使用した場合のオ
ゾン発生量を少なくできる。
【0042】請求項6の画像形成装置によれば、転写圧
調整ローラを導電性にし、帯電制御装置の対向電極の機
能を兼ねるようにしたため、部品点数の減少を図ること
ができる。
【0043】請求項7の画像形成装置によれば、転写圧
調整ローラと帯電制御装置との相対距離が一定になった
ため、食い込み量に応じて除電条件を変える必要がな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】湿式画像形成装置の主要部の概略構成図。
【図2】(a)は転写ベルトと感光体とが離間した状態
の湿式画像形成装置の説明図。(b)は転写ベルトと感
光体とが接触した状態の湿式画像形成装置の説明図。
【図3】(a)は転写ベルトと感光体とが離間した状態
の実施例に係る湿式画像形成装置の説明図。(b)は転
写ベルトと感光体とが接触した状態の実施例に係る湿式
画像形成装置の説明図。
【図4】(a)は同湿式画像形成装置の転写圧調整ロー
ラの接離機構の正面図。(b)は同接離機構の右側面
図。
【図5】同接離機構の他の状態を示す正面図。
【図6】変形例に係る接離機構の正面図。
【図7】変形例に係る湿式画像形成装置の説明図。
【図8】(a)は同湿式画像形成装置の転写チャージャ
電流の変化を示すグラフ。(b)は従来例に係る湿式画
像形成装置の転写チャージャ電流の変化を示すグラフ。
【符号の説明】
1 第1感光体 2 第2感光体 3 第3感光体 4 第4感光体 7 転写ベルト 50 除電チャージャ 100 接離ローラ 101 接離ローラ 102 転写圧調整ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−102776(JP,A) 特開 平4−172376(JP,A) 特開 平1−107280(JP,A) 特開 平4−120563(JP,A) 特開 平6−110288(JP,A) 実開 昭63−76847(JP,U) 実開 平3−84837(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/01 G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 15/16

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】顕像担持体を備えた4以上の顕像形成装置
    と、該4以上の顕像形成装置の顕像担持体に対向する領
    域を含む無端経路に沿って表面が移動するように駆動さ
    れる転写材搬送ベルトを備えたベルト装置とを有し、各
    顕像形成装置により顕像坦持体上に形成した顕像を該転
    写材搬送ベルト上に保持されて搬送される転写材に転写
    して画像を形成する画像形成装置において、 上記4以上の顕像形成装置を、上記顕像担持体における
    上記転写材搬送ベルトとの接触部が同一平面内に位置す
    るように設け、 該顕像担持体に対して接触する位置と離間する位置とを
    上記転写材搬送ベルトに選択的に取らせるように移動可
    能なベルト接離切り替え用のベルトガイド部材を、上記
    無端経路で上記領域より上流側と下流側とで一対設け、
    かつ、 上記無端経路上でいずれも端に位置する第1及び第4の
    顕像担持体と、第1及び第4の顕像担持体に挟まれた第
    2及び第3の顕像担持体との間で、上記転写材搬送ベル
    トとの接触圧が等しくなるよう、該ベルトガイド部材と
    ともに移動可能な転写圧調整用のベルトガイド部材を、
    上記無端経路上で第2の顕像担持体と第3の顕像担持体
    との間に相当する箇所に設けたことを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、 上記第1及び第4の顕像担持体に対する上記平面内にお
    ける距離、及び、上記転写材搬送ベルトに、上記顕像担
    持体に対して接触する位置を取らせるときの、該平面に
    対する距離が、上記一対のベルト接離切り替え用のベル
    トガイド部材同士の間で等しくなるように上記一対のベ
    ルト接離切り替え用のベルトガイド部材を設け、かつ、 上記無端経路上で該第1及び第4の顕像担持体に挟まれ
    た第2の顕像担持体と第3の顕像担持体との間の中心に
    相当する箇所に、上記転写圧調整用のベルトガイド部材
    を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1の画像形成装置において、 上記転写材搬送ベルトに、上記顕像担持体に対して接触
    する位置を取らせるときの、上記ベルト接離切り替え用
    のベルトガイド部材及び上記転写圧調整用のベルトガイ
    ド部材と、該平面との距離を、変更可能に構成したこと
    を特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項3の画像形成装置の使用方法であっ
    て、 転写材の種類あるいは厚さによって、上記距離を変更す
    ることを特徴とする画像形成装置の使用方法。
  5. 【請求項5】請求項1の画像形成装置において、 上記顕像担持体上の顕像を転写材に転写するための転写
    電界を形成する転写電界形成手段を設けるとともに、 上記転写圧調整用のベルトガイド部材に、転写材搬送ベ
    ルトを挟んで対向する箇所に、該転写電界形成手段の作
    用により帯電した該転写材搬送ベルトの電荷を除電する
    ための除電装置を設けたことを特徴とする画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】請求項5の画像形成装置において、 上記転写圧調整用のベルトガイド部材を、導電体で形成
    し、上記除電装置の対向電極として兼用したことを特徴
    とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項3の画像形成装置において、 上記顕像担持体上の顕像を転写材に転写するための転写
    電界を形成する転写電界形成手段を設け、 上記転写圧調整用のベルトガイド部材に、転写材搬送ベ
    ルトを挟んで対向する箇所に、該転写電界形成手段の作
    用により帯電した該転写材搬送ベルトの電荷を除電する
    ための除電装置を設け、かつ、 該除電装置を、該除電装置と該転写圧調整用のベルトガ
    イド部材との距離か一定になるように、該転写圧調整用
    のベルトガイド部材とともに、上記平面との距離が変更
    可能に構成したたことを特徴とする画像形成装置。
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