JP3371222B2 - 点鼻薬用の噴霧アダプタと、それを使用する点鼻薬用の噴霧セット - Google Patents

点鼻薬用の噴霧アダプタと、それを使用する点鼻薬用の噴霧セット

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JP3371222B2
JP3371222B2 JP27620797A JP27620797A JP3371222B2 JP 3371222 B2 JP3371222 B2 JP 3371222B2 JP 27620797 A JP27620797 A JP 27620797A JP 27620797 A JP27620797 A JP 27620797A JP 3371222 B2 JP3371222 B2 JP 3371222B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、両鼻孔に対し、
点鼻薬を一挙に投与することができる点鼻薬用の噴霧ア
ダプタと、それを使用する点鼻薬用の噴霧セットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】鼻孔の奥の鼻孔粘膜に対し、点鼻薬とし
ての薬液を噴霧して投与するに際し、専用の噴霧器具を
使用することがある(たとえば特開平8−47530号
公報、特開平6−70980号公報)。
【0003】従来の噴霧器具は、手動操作用のシリンジ
の先端に噴霧用のチップが組み付けられており、シリン
ジの先端部は、鼻孔に挿入可能な径に形成されている。
そこで、このものは、シリンジ内に薬液を充填し、シリ
ンジの先端部を鼻孔に挿入し、チップから薬液を噴霧さ
せることにより、鼻孔粘膜に対して薬液を投与すること
ができる。なお、このときの薬液は、各鼻孔ごとに投与
するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、薬液は、患者の各鼻孔ごとに投与しなければな
らず、両方の鼻孔に薬液を一挙に投与することができな
いため、時間がかかり、操作が面倒であるという問題が
あった。
【0005】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、両鼻孔に挿入可能な一対の噴霧ノズル
を有するアダプタ本体を採用することによって、両鼻孔
に薬液を一挙に投与することができる点鼻薬用の噴霧ア
ダプタと、それを使用する点鼻薬用の噴霧セットを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの出願に係る第1発明の構成は、両鼻孔に挿入可
能な一対の上向きの噴霧ノズルを有するアダプタ本体
と、アダプタ本体を上向きのシリンジに着脱自在に装着
するコネクタと、アダプタ本体、コネクタの間に介装す
るシール部材とを備えてなり、シール部材は、アダプタ
本体の天面との間に間隙を形成し、間隙を介し、シリン
ジからの薬液を導入する中央部のチャンバを左右の噴霧
ノズルの軸孔に連通させることをその要旨とする。
【0007】なお、シール部材は、シリンジからの薬液
によってチャンバのまわりのリブが外側に弾性変形し、
蓄圧弁を形成することができる。
【0008】また、コネクタは、シリンジのノズル部を
差込み可能に形成することができ、または、注射針を装
着するシリンジのソケットにねじ結合可能に形成するこ
とができる。
【0009】第2発明の構成は、シリンジと、第1発明
に係る噴霧アダプタとを組み合わせることをその要旨と
する。
【0010】なお、シリンジは、薬液充填済みとするこ
とができる。
【0011】
【作用】かかる第1発明の構成によるときは、アダプタ
本体は、一対の噴霧ノズルを有するから、コネクタを介
して薬液充填済みのシリンジに装着し、噴霧ノズルを両
鼻孔に挿入してシリンジを操作することにより、シリン
ジからの薬液を両鼻孔内に一挙に噴霧して投与すること
ができる。
【0012】アダプタ本体、コネクタの間に介装するシ
ール部材は、シリンジからの薬液が外部に漏出すること
を防止する。なお、シール部材は、耐薬品性のゴム質材
料や合成樹脂材料等の弾性材から形成することが好まし
い。また、シール部材は、シリンジからの薬液によって
作動する蓄圧弁を形成するから、アダプタ本体、コネク
タ間に投入されるシリンジからの薬液の圧力が所定値以
上になることによって開放し、薬液をアダプタ本体の噴
霧ノズルに流出させる。したがって、噴霧ノズルからの
薬液は、その噴霧圧力が一定となり、一定の霧状態にし
て鼻孔内に噴霧され、鼻孔粘膜に吸収される薬液量を一
定にすることができる。
【0013】シリンジのノズル部を差込み可能なコネク
タは、長いノズル部を有するシリンジに適合する。すな
わち、このときのシリンジは、ノズル部を介し、バイア
ル瓶から容易に薬液を吸い上げることができる。
【0014】シリンジのソケットにねじ結合可能なコネ
クタは、注射針を装着するシリンジに適合する。すなわ
ち、このときのシリンジは、注射針を装着することによ
り、注射用にも使用可能である。
【0015】第2発明の構成によるときは、シリンジ
は、第1発明に係る噴霧アダプタと組み合わせることに
よって、両鼻孔用の噴霧セットを形成することができ、
シリンジを操作することにより、両鼻孔に薬液を一挙に
噴霧して投与することができる。
【0016】なお、薬液充填済みのシリンジを使用すれ
ば、薬液をあらためて充填する必要がなく、そのまま使
用可能である。ただし、このときのシリンジは、薬液の
変質を防ぐためにガラス製とすることが好ましく、注射
針を装着可能なソケット付きであることが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を以って発明の実施の
形態を説明する。
【0018】点鼻薬用の噴霧アダプタ10は、アダプタ
本体11と、アダプタ本体11に付設するコネクタ12
とを備えてなる(図1、図2)。ただし、噴霧アダプタ
10は、シリンジ20と組み合わされ、点鼻薬用の噴霧
セットを形成している。
【0019】アダプタ本体11は、円柱状の中間部の左
右を膨出させて浅い下向きの容器状に形成されている。
アダプタ本体11の左右には、僅かに先細の円柱状の一
対の噴霧ノズル11a、11aが上向きに平行に形成さ
れており、下部の内面には、左右両端部にそれぞれ嵌合
リブ11bが形成されている。また、アダプタ本体11
の天面には、断面逆三角形状のシールリブ11cが内面
に沿って形成されている(図2、図3)。アダプタ本体
11の中央部は、噴霧ノズル11a、11aの間に形成
するキャップ部11dによって閉じられており、キャッ
プ部11dの下面には、リング状に形成する凹部11d
2 の内側に低い突出部11d1 が形成されている(図
3、図4)。なお、突出部11d1 の外周は、斜めに形
成されている。
【0020】各噴霧ノズル11aには、シールリブ11
cの内側に開口する軸孔11a1 が形成されており(図
2、図5)、軸孔11a1 には、両端部の周面に複数の
平面を有する芯材11a2 が内装されている。芯材11
a2 は、軸孔11a1 の軸心に位置決めされ、軸孔11
a1 の内面との間に所定の間隙を形成している。また、
噴霧ノズル11aの先端には、ノズルチップ11a3 が
組み付けられている。すなわち、軸孔11a1 は、芯材
11a2 を介して断面積が小さく絞られ、ノズルチップ
11a3 に連通している。
【0021】コネクタ12は、アダプタ本体11の下部
に組み付けられている(図2、図6)。ただし、図6
(B)は、図2のZ−Z線矢視相当の拡大断面説明図で
あり、同図(A)は、同図(B)相当の組立説明図であ
り、同図(C)は、同図(A)、(B)の展開正面説明
図である。
【0022】コネクタ12は、断面長円形状の差込み口
12aを有する筒状に形成されており、差込み口12a
の上部内面には、下向きのガイド面12a1 を伴う段部
12a2 が形成されている。また、コネクタ12の中間
部には、開口部12b、12bが差込み口12aの長径
方向に逆方向にオフセットして前後に形成されており、
各開口部12bの下辺には、山形のエッジ12b1 が形
成されている。コネクタ12の上部は、アダプタ本体1
1の下部に適合するように形成されており、上面には、
位置決め用の突部12c、12cが左右に形成されてい
る。また、コネクタ12は、上部の外周を下向きに折り
返し、アダプタ本体11側の各嵌合リブ11bに係合す
る嵌合リブ12dを外面に形成し、嵌合リブ11b、1
2dを介し、アダプタ本体11に対して外れ止めされて
いる。
【0023】アダプタ本体11、コネクタ12の間に
は、シール部材13が介装されている(図2、図4)。
シール部材13は、弾性材によって形成し、アダプタ本
体11の天面、コネクタ12の上面に適合する形状に形
成されている。シール部材13の上面中央部には、アダ
プタ本体11の突出部11d1 の斜めの外周に密着する
環状のリブ13aが形成されている。なお、リブ13a
の内側には、チャンバ13bが形成されており、チャン
バ13bの下部には、コネクタ12の差込み口12aの
上部に収納する筒部13cが形成されている。すなわ
ち、シール部材13には、チャンバ13bの下面に開口
する筒部13cの軸孔13c1 が上下に貫通している。
【0024】シール部材13は、下面に形成する左右の
凹部13d、13dをコネクタ12の突部12c、12
cに対応させることによりコネクタ12の上面に位置決
めし、シールリブ11cを介してアダプタ本体11、コ
ネクタ12の連結部分を水密にシールしている。ただ
し、このときのシール部材13は、コネクタ12の上
面、アダプタ本体11の天面によって上下に挟み込ま
れ、シールリブ11cの外側においてアダプタ本体11
の天面とコネクタ12の上面との双方に密着している。
また、シール部材13は、シールリブ11cの内側にお
いてアダプタ本体11の天面との間に間隙dを形成し、
間隙dを介し、アダプタ本体11の左右の軸孔11a1
、11a1 と中央部のリング状の凹部11d2 とを連
通させることができる。
【0025】シリンジ20は、シリンダ21に対し、プ
ランジャ22を挿脱自在に組み合わせて構成されている
(図1、図2)。シリンダ21の先端には、長い小径の
ノズル部21aが形成されており、ノズル部21aの先
端は、先細に形成されている。また、シリンダ21の基
部には、長円形状の指掛け部21bが左右に突出して形
成されている。なお、ノズル部21aには、コネクタ1
2の開口部12b、12bに対応するようにして、下辺
が山形に膨出する係合突部21a1 、21a1が前後に
突設されている(図6(C))。
【0026】プランジャ22は、先端部を小径に形成
し、シリンダ21内に摺動自在に収納する弾性のピスト
ン部材22aが装着されている。また、プランジャ22
には、中間部から基部に亘ってガイドリブ22b、22
b…が放射状に形成されており、各ガイドリブ22bに
は、ストッパとしての段部22b1 が基部側に形成され
ている。さらに、プランジャ22の基部には、指掛け部
22cが形成されている。
【0027】噴霧アダプタ10は、コネクタ12の差込
み口12aにシリンジ20のノズル部21aを深く差し
込むことにより、シリンジ20に着脱自在に装着するこ
とができる。このとき、コネクタ12は、ガイド面12
a1 を介し、シリンジ20のノズル部21aをシール部
材13の軸孔13c1 にガイドすることができる(図
2、図4)。また、このときのノズル部21aは、軸孔
13c1 を介して先端をチャンバ13bに開口させるこ
とができ、シール部材13の筒部13cは、ノズル部2
1aの外面を水密にシールするパッキンを形成し、弾性
変形しながらノズル部21aを押し戻すようにしてシリ
ンダ21側に付勢することができる。
【0028】なお、コネクタ12は、差込み口12aの
長径方向をノズル部21aの係合突部21a1 、21a
1 に対応させ(図6(A))、ノズル部21aの周りに
回転させることにより(同図の矢印K1 方向)、開口部
12b、12b、係合突部21a1 、21a1 を介して
ノズル部21aに正しくセットしてロックすることがで
きる(同図(B))。このときの開口部12b、12b
は、それぞれ係合突部21a1 に対して相対移動するこ
とにより(同図(C)の矢印K2 方向)、エッジ12b
1 が係合突部21a1 の下側を摺動するようにして移動
する(同図(C)の二点鎖線)。よって、各エッジ12
b1 は、シール部材13の筒部13cを介してノズル部
21aがシリンダ21側に付勢されていることにより、
係合突部21a1 に係合し、ノズル部21a、コネクタ
12を相対回転不能に拘束することができる。
【0029】シリンジ20は、噴霧アダプタ10を装着
するに先き立ち、プランジャ22を介してピストン部材
22aをシリンダ21の指掛け部21b側に引き出すこ
とにより、ノズル部21aを介して図示しないバイアル
瓶から点鼻薬としての薬液を吸い上げ、シリンダ21に
あらかじめ充填することができる。そこで、シリンジ2
0は、コネクタ12を介して噴霧アダプタ10をノズル
部21aに装着し、シリンダ21の指掛け部21bに人
差指F1 、中指F2 を掛けるとともに(図7)、プラン
ジャ22の指掛け部22cに親指F3 を掛け、噴霧ノズ
ル11a、11aを患者の両鼻孔Na 、Na に挿入して
プランジャ22を押し操作することにより、シリンダ2
1内の薬液を鼻孔Na 、Na 内に一挙に噴霧して投与す
ることができる。
【0030】このとき、シール部材13のリブ13a
は、突出部11d1 の斜めの周面に密着していることに
より(図4の実線)、チャンバ13bに導入される薬液
の圧力が所定値になるまで、噴霧ノズル11a、11a
の軸孔11a1 、11a1 に薬液が流出することを阻止
する。リブ13aは、チャンバ13b内の薬液の圧力が
所定値以上になると、外側に弾性変形し(同図の二点鎖
線)、凹部11d2 、間隙dを介してチャンバ13bを
軸孔11a1 、11a1 に連通させる。すなわち、リブ
13aは、シリンジ20からの薬液を一定の圧力におい
て軸孔11a1 、11a1 に流出させる蓄圧弁を形成
し、噴霧ノズル11a、11aから噴出する薬液の噴霧
圧力を一定にすることができる。
【0031】プランジャ22を介してシリンダ21内の
薬液の所定量を噴霧アダプタ10内に流出させると、噴
霧アダプタ10を鼻孔Na 、Na から抜き取る。また、
噴霧アダプタ10は、シリンジ20のノズル部21aの
周りに逆回転させて係合突部21a1 、21a1 、エッ
ジ12b1 、12b1 の係合を外し、ノズル部21aか
ら抜き取るようにして取り外すことができる。
【0032】
【他の実施の形態】噴霧アダプタ10は、注射針24を
装着するシリンジ20に対し、コネクタ12を介して着
脱自在に装着することができる(図8、図9)。
【0033】シリンジ20は、雌ねじ23a、23a付
きのソケット23が先端部に付設されており、ソケット
23を介し、注射針24を装着することができる(図9
(A))。ただし、シリンジ20は、あらかじめ薬液を
充填し、栓体25を介して封止されている(同図
(B))。そこで、シリンジ20は、栓体25を除去し
て先端を開口し、ソケット23を介して注射針24を装
着することによって注射用に使用することができる。な
お、ソケット23は、2条ねじからなる雌ねじ23a、
23aが内面に形成されており、注射針24は、下端の
フランジ24aの外周の一部を径方向の2箇所において
雌ねじ23a、23aに係合させることにより、シリン
ジ20に対し、その軸方向に正しく装着することができ
る。
【0034】コネクタ12の下部には、注射針24のフ
ランジ24aと同等のフランジ12fが形成されている
(図8、図10)。すなわち、フランジ12fには、ソ
ケット23の雌ねじ23a、23aに係合する一対の突
部12f1 、12f1 が径方向に形成されており、フラ
ンジ12fは、突部12f1 、12f1 を介して雌ねじ
23a、23aに係合することにより、噴霧アダプタ1
0をシリンジ20の先端に着脱自在にねじ結合して装着
することができる。なお、コネクタ12には、シール部
材13の筒部13cの軸孔13c1 に挿入する先細のノ
ズル部12eが上向きに形成されており、ノズル部12
eは、シール部材13に対し、図4のノズル部21aと
同等に作用することができる。
【0035】すなわち、シリンジ20は、注射針24を
装着して注射用に使用するとともに、注射針24に代え
て噴霧アダプタ10を装着することにより、点鼻薬用の
噴霧セットとして使用することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この出願に係る第
1発明によれば、一対の噴霧ノズルを有するアダプタ本
体と、シリンジに着脱自在に装着するコネクタとを組み
合わせることによって、アダプタ本体は、噴霧ノズルを
両鼻孔に挿入し、シリンジからの薬液を両鼻孔内に噴霧
することができるから、薬液の投与を一挙に完了するこ
とができ、薬液投与の時間を短縮し、操作を簡略化する
ことができるという優れた効果がある。
【0037】第2発明によれば、シリンジと、第1発明
の噴霧アダプタとを組み合わせることによって、点鼻薬
用の噴霧セットを構成し、第1発明と同様の効果を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成分解斜視図
【図2】 全体構成縦断面図
【図3】 図2のX−X線矢視相当拡大断面図
【図4】 図2の要部拡大図
【図5】 図2のY−Y線矢視相当拡大断面図
【図6】 要部拡大説明図
【図7】 使用状態説明図
【図8】 他の実施の形態を示す要部縦断面図
【図9】 他の実施の形態を示す要部構成説明図
【図10】 図8のX1 −X1 線矢視相当拡大断面図
【符号の説明】
Na …鼻孔 10…噴霧アダプタ 11…アダプタ本体 11a…噴霧ノズル 12…コネクタ 12f…フランジ 13…シール部材 20…シリンジ 21a…ノズル部 23…ソケット 24…注射針
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−142157(JP,A) 特開 平6−70980(JP,A) 特開 平8−47530(JP,A) 実開 平2−91553(JP,U) 実開 昭58−43415(JP,U) 特公 平6−13054(JP,B2) 米国特許3874380(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61M 11/00 - 11/08 A61M 13/00 A61M 15/00 - 15/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両鼻孔に挿入可能な一対の上向きの噴霧
    ノズルを有するアダプタ本体と、該アダプタ本体を上向
    きのシリンジに着脱自在に装着するコネクタと、前記ア
    ダプタ本体、コネクタの間に介装するシール部材とを備
    えてなり、該シール部材は、前記アダプタ本体の天面と
    の間に間隙を形成し、該間隙を介し、シリンジからの薬
    液を導入する中央部のチャンバを左右の前記噴霧ノズル
    の軸孔に連通させることを特徴とする点鼻薬用の噴霧ア
    ダプタ。
  2. 【請求項2】 前記シール部材は、シリンジからの薬液
    によって前記チャンバのまわりのリブが外側に弾性変形
    し、蓄圧弁を形成することを特徴とする請求項1記載の
    点鼻薬用の噴霧アダプタ。
  3. 【請求項3】 前記コネクタは、シリンジのノズル部を
    差込み可能に形成することを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の点鼻薬用の噴霧アダプタ。
  4. 【請求項4】 前記コネクタは、注射針を装着するシリ
    ンジのソケットにねじ結合可能に形成することを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の点鼻薬用の噴霧アダ
    プタ。
  5. 【請求項5】 シリンジと、請求項1ないし請求項4の
    いずれか記載の噴霧アダプタとを組み合わせてなる点鼻
    薬用の噴霧セット。
  6. 【請求項6】 前記シリンジは、薬液充填済みであるこ
    とを特徴とする請求項5記載の点鼻薬用の噴霧セット。
JP27620797A 1997-10-08 1997-10-08 点鼻薬用の噴霧アダプタと、それを使用する点鼻薬用の噴霧セット Expired - Lifetime JP3371222B2 (ja)

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