JP3371207B2 - 多硫酸化ムコ多糖類の新規薬理作用 - Google Patents
多硫酸化ムコ多糖類の新規薬理作用Info
- Publication number
- JP3371207B2 JP3371207B2 JP2000154691A JP2000154691A JP3371207B2 JP 3371207 B2 JP3371207 B2 JP 3371207B2 JP 2000154691 A JP2000154691 A JP 2000154691A JP 2000154691 A JP2000154691 A JP 2000154691A JP 3371207 B2 JP3371207 B2 JP 3371207B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- active ingredient
- polysulfated
- heparin
- substance
- mucopolysaccharide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
類を有効成分とするセレクチン依存性細胞接着阻害剤、
皮膚角化細胞の接着分子発現阻害剤等に関する。
と、その大動脈血管内皮に白血球が接着し、浸潤してい
る像が認められる。また、若年者の部検例においても同
様の像が観察されることから、この白血球の血管内皮へ
の接着、浸潤が動脈硬化形成の初期病変として重要であ
ると考えられている。
れるとサイトカイン等で活性化された血管内皮細胞上を
転がりはじめ(ローリング(rolling))、やがて強固
に接着し(firm adhesion)、血管間隙を通り抜け(tra
nsmigration)、血管内膜を肥厚させたり、炎症反応を
増長させたりする。この一連のローリングには、白血球
又は血管内皮細胞上に発現しているセレクチンと、白血
球又は血管内皮細胞上に発現しているシリアルルイスX
等の糖鎖(セレクチンリガンド)とが関与することが知
られている。次の接着には、白血球上に発現しているイ
ンテグリンと、内皮細胞上に発現している免疫グロブリ
ンスーパーファミリーと呼ばれる分子群が関与すること
が知られている。従って、これらの現象をブロックし、
白血球の血管内皮細胞への接着を阻害すれば、白血球の
血管外への浸潤を抑制し、血管内膜の肥厚や炎症反応を
抑制することが期待されている。
rcellular adhesion molecule-1)は、LFA−1(lym
phocyte function associated antigen-1)のリガンド
として最初に同定された分子である。炎症時に白血球は
ICAM−1/LFA−1を介して血管内皮細胞と接着
し、炎症局所に浸潤する。とくに表皮の炎症性疾患(扁
平苔癬、乾癬、接触皮膚炎など)における表皮角化細胞
(KC)のICAM−1発現がLFA−1陽性リンパ球
の表皮への浸潤に誘導的役割をしている可能性が報告さ
れていた(皮膚臨床 35(8)特:33;1343-1356,199
3)。従って、KCのICAM−1発現を阻害すること
により、炎症性疾患の抑制が期待されている。
硫酸化コンドロイチン硫酸(ヘパリン類似物質)は、血
液凝固抑制作用、末梢血液循環促進作用、繊維芽細胞増
殖抑制作用を有することが知られている。また、多硫酸
化コンドロイチン硫酸は、皮膚保湿作用を有し、乾皮
症、皮脂欠乏症、進行性指掌角皮症などの乾燥性皮膚疾
患にも有用性が知られている。しかしながら、上記機序
による動脈硬化抑制作用、皮膚細菌感染阻害作用等は知
られていなかった。
ムコ多糖類に着目し、その新たな用途について研究した
結果、多硫酸化コンドロイチン硫酸などの多硫酸化ムコ
多糖類が優れたセレクチン依存性細胞接着阻害作用及び
皮膚角化細胞の接着分子発現阻害作用等を有することを
見出した。
防又は治療薬を提供するものである。 項1.多硫酸化ムコ多糖類を有効成分とするセレクチン
依存性細胞接着阻害剤。 項2.多硫酸化ムコ多糖類を有効成分とする血管内膜肥
厚及び血管狭窄阻害剤。 項3.多硫酸化ムコ多糖類を有効成分とする動脈硬化の
予防又は治療薬。 項4.多硫酸化ムコ多糖類を有効成分とする皮膚角化細
胞の接着分子発現阻害剤。 項5.多硫酸化ムコ多糖類を有効成分とする皮膚細菌感
染症の予防又は治療薬。 項6.多硫酸化ムコ多糖類を有効成分とする移植片対宿
主病の予防又は治療薬。 項7.多硫酸化ムコ多糖類を有効成分とする扁平苔癬症
の予防又は治療薬。 項8.多硫酸化ムコ多糖類を有効成分とする、皮膚角化
細胞の接着分子発現阻害作用に基づく乾癬の予防又は治
療薬。
有効成分とする、白血球と血管内皮との接着阻害作用に
基づく血管疾病の予防又は治療薬を提供するものであ
る。また、本発明は、多硫酸化ムコ多糖類を有効成分と
する、皮膚角化細胞の接着分子発現阻害作用に基づく皮
膚疾病の予防又は治療薬を提供するものである。
糖類は、ヘキソサミンとウロン酸又はガラクトースより
なる二糖の繰り返し単位を有する長鎖多糖類に、化学的
に硫酸基を導入することによって合成されたものを意味
する。天然由来のムコ多糖類には、硫酸基を持つものも
存在するので、それらをさらに化学的に多硫酸化したも
のも本発明の多硫酸化ムコ多糖類に包含される。
要に応じ、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属の水
酸化物若しくは炭酸塩、又はアミン類等を用いる造塩反
応により得られる生理学的に許容される塩形態として使
用することもできる。
く、ヘキソースのヒドロキシル基がアミノ基で置換され
た化合物を意味するが、具体的には、D−グルコサミ
ン、D−ガラクトサミン等が挙げられる。
ルコールが酸化されてカルボキシル基となったものを広
く意味するが、具体的にはD−グルクロン酸、L−イズ
ロン酸、D−ガラクツロン酸、D−マンヌロン酸、L−
グルロン酸等の天然由来のウロン酸が例示される。
チン硫酸(コンドロイチン4−硫酸、コンドロイチン6
−硫酸等)、ヘパラン硫酸、ケラタン硫酸、デルマタン
硫酸、ヒアルロン酸、コンドロイチン等が挙げられる。
酸化コンドロイチン硫酸、多硫酸化ヘパラン硫酸、多硫
酸化ケラタン硫酸、多硫酸化デルマタン硫酸、多硫酸化
ヒアルロン酸等が挙げられ、日本薬局方外医薬品規格に
記載のヘパリン類似物質(以下、MPSという)、コン
ドロイチン硫酸Dやコンドロイチン硫酸Eなどの多硫酸
化コンドロイチン硫酸及びケラタンポリ硫酸が好まし
い。さらに好ましくは、MPSなどの多硫酸化コンドロ
イチン硫酸である。
特に限定するものではないが、より好適なものとして
は、例えば前述のムコ多糖類に対して人為的に硫酸化処
理を施すことによって硫酸化してなるものが挙げられ
る。
る硫酸基の数は特に限定されないが、単糖当たり、通常
平均0.55〜5個、好ましくは平均0.6〜2.9
個、より好ましくは平均0.7〜2個の割合で有する。
はその塩の分子量は、多糖の種類によっても異なり限定
されるものではないが、その平均分子量が、数平均分子
量で1000〜10000000程度であり、好ましく
は、5000〜1000000程度、より好ましくは1
0000〜100000程度、更に一層好ましくは10
000〜50000であることが望ましい。
は、既知の方法、例えば、ムコ多糖類と硫酸化剤を適当
な溶媒中で加温し、反応させる方法が挙げられる。硫酸
化剤としては、多硫酸化の目的を達成することができる
ものであれば特に限定されるものではないが、無水硫酸
とピリジン若しくはトリエチルアミン等の錯体を使用す
るのが好ましい。ムコ多糖類と硫酸化剤の使用割合は、
所望の多硫酸化ムコ多糖類の硫酸化率(又は硫黄含有
率)及び反応条件に従って任意に選択することができる
が、一般に、ムコ多糖類1重量部に対して2〜10重量
部となるような割合で使用する。溶媒としては、例え
ば、ジメチルホルムアミド等の親プロトン性溶媒を挙げ
ることができる。反応温度、反応時間としては、所望の
硫酸化率が達成できる限り特に限定されないが、例え
ば、40〜90℃で30分〜20日間程度反応させる。
糖類は、各種修飾多糖類で常用されている精製操作によ
り精製することができる。例えば、中和、透析による脱
塩、有機溶媒添加による沈殿を回収する操作、凍結乾燥
による回収操作などが挙げられる。
硫酸化ムコ多糖類を含むことを特徴とするものであり、
本発明の効果を損なわない限り、通常使用し得る生理学
的若しくは薬学的に許容され得る担体、賦形剤、増量
剤、結合剤、湿潤化剤、崩壊剤、界面活性剤、潤滑剤、
分散剤、緩衝剤、保存剤、溶解補助剤、防腐剤、矯味・
矯臭剤又は安定剤等を包含することもできる。
は、医薬製剤としての各種形態、例えば軟膏剤、硬膏
剤、錠剤、ローション剤、液剤、懸濁剤、注射剤、エア
ゾール剤等の形態を治療目的に応じて選択できる。そし
て、患者の年齢、疾病の種類及び程度、並びに剤型及び
投与様式により、例えば、局所、粘膜、皮膚、皮下、静
脈内、動脈内、筋肉内、経口、経肺等により投与するこ
とができる。
剤、乳化剤、保存剤等が挙げられる。基剤としては白色
ワセリン、流動パラフィン等の炭化水素、大豆等の油脂
類、ミツロウ、ラノリン等のロウ類、ステアリン酸、オ
レイン酸等の脂肪酸、ラノリンアルコール、セトステア
リルアルコール等の高級アルコール及びそのエステル
類、マクロゴール等が挙げられる。乳化剤としては、非
イオン性界面活性剤等が挙げられる。保存剤としては、
チモール、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息
香酸プロピル等が挙げられる。
しては、増粘剤、保湿剤、充填剤、架橋剤、溶解剤、乳
化剤等が挙げられる。増粘剤としては、アルギン酸ナト
リウム、ゼラチン、メチルセルロース、カルボキシビニ
ルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム等が挙げられ
る。保湿剤としては、グリセリン、マクロゴール類等が
挙げられる。充填剤としては、カオリン、二酸化チタ
ン、亜鉛華等が挙げられる。架橋剤としては、アセトア
ルデヒド、ジメチルケトン、硫酸アルミニウム等が挙げ
られる。溶解剤としては、エタノール、2−プロパノー
ル等のアルコール類、マクロゴール類等が挙げられる。
乳化剤としては、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界
面活性剤等が挙げられる。
調整剤、緩衝剤、安定化剤、等張化剤、局所麻酔剤など
が挙げられる。
は、賦形剤、崩壊剤、滑沢剤、結合剤、矯臭剤、矯味剤
などが挙げられる。
量は、患者の年齢、性別、疾病の種類及び程度、並びに
剤型及び投与様式により、適宜決定される。
剤型によって適宜決定されるが、好ましくは、0.00
1〜50重量%程度、さらに好ましくは0.001〜1
0重量%程度、より一層好ましくは0.05〜1重量%
程度である。
着阻害作用に基づいて、予防又は治療される血管疾病と
しては、動脈硬化等が挙げられる。
発現阻害作用に基づいて、予防又は治療される皮膚疾病
としては、皮膚細菌感染症、移植片対宿主病、扁平苔癬
症、乾癬、アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎等が挙げられ
る。
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
タル酵母(株)製;以下、KCとする)を、KC用無血清
培地(GIBCO社製;以下KBMとする)に50μg/mL
の牛脳抽出物(GIBCO社製)と5ng/mLのヒト遺伝子
組換え上皮成長因子(GIBCO社製;以下、EGFと
する)とを含有させた5mLの培養液(以下KGMとす
る)で培養した。KCの継代はプロナーゼ処理により行
い、2継代したKCを96ウェルプレートに播種、培養
し、サブコンフルエントになった状態で供試した。
γ(IFN−γ)刺激によるICAM−1発現に対する
MPS等の作用検討 96ウェルプレートにおける培養でサブコンフルエントに
なったKCの培養上清を除去し、200μL/wellのKBM
で緩やかに洗浄した。次に、下記表1に示す濃度のMP
S等の薬剤の存在下又は非存在下、100ng/mLのIFN−
γを含有させた200μL/wellのKGMを、KCに加えて4
8時間培養した。陰性対照群には200μL/wellのKGMの
みを加えた。
のリン酸緩衝生理食塩液(以下、PBSとする)でKC
を1回洗浄した。KCに100μL/wellのPLP溶液(2%
パラホルムアルデヒド、75mM L-リシン、10mM メタ過ヨ
ウ素酸ナトリウム、37.5mMリン酸、pH6.2)を加えて室
温で15分間放置することにより固定した後、200μL/wel
lのPBSで3回洗浄し、さらにBSA(ウシ血清アルブ
ミン)を2%含有させたPBS(以下、BSA/PBS
とする)を100μL/well添加して室温で20分間放置する
ことによりブロッキングを行った。次に、ブロッキング
液を除去後、一次抗体(抗ヒトICAM−1 mAb;Upst
ate Biotechnology社製)を10μg/mL含有させた0.2%B
SA/PBSを50μL/well添加して、室温で30分間放置
した。ブランクウェルにはBSA/PBSのみを添加し
た。KCを200μL/wellのPBSで3回洗浄後、二次抗体
(ビオチン標識された抗マウスIgG(H+L);Vector社
製)を10μg/mL含有させた0.2%BSA/PBSを50μL
/well添加して室温で30分間放置した。200μL/wellのP
BSで3回洗浄後、ABC−AP(ビオチン化アルカリ
フォスファターゼ−アビジン複合体)溶液を50μL/well
添加して室温で30分間放置した。さらに200μL/wellの
PBSで3回洗浄し、100μL/wellのpNPP(p−ニト
ロフェニルホスフェート)溶液(5mM)を加えて室温で1
0分間放置後、405nmにおける吸光度をマイクロプレート
リーダーで測定した。測定結果を図1及び2に示す。
現は無処置群に比べて顕著に増加した。MPSは、IF
N−γによるICAM−1の発現を濃度依存的に有意に
抑制した(図1)。また、有意な作用を認めた100μg/m
LのMPSのICAM−1発現抑制作用を同濃度の他の
ムコ多糖(ヘパリン、コンドロイチン4-硫酸、コンドロ
イチン6-硫酸)と比較したところ、MPSは最も強くI
CAM−1発現を抑制した(図2)。
IFN−γで誘導されるICAM−1を介した細胞湿潤
抑制作用を有し、さらには炎症性皮膚疾患に有用である
ことが示唆される。
中にて、FBS(仔ウシ胎児血清)を10%及びECGF
(endothelial cell growth factor;100倍希釈)を含
むMCDB131培地で培養し、0.025%トリプシン/
0.01%EDTA処理により適宜継代培養した。I型コラ
ーゲンコートした24ウェルプレートに、4×104セル/mL
の細胞密度で播種し、24時間培養後、細胞を接着の試験
に供試した。供試された細胞は継代数5であった。
養 EoL−1細胞を、FBSを10%含むRPMI−164
0培地で培養し、2×105〜2×106セル/mLの細胞密度で
適宜継代培養し(継代数:13〜15以上)、下記の蛍光ラ
ベル処理を施した後、接着の試験に供試した。
浄した後、約5×106セル/mLの細胞密度で、BCECF
−AM(2',7'-bis(carboxyethyl)-4又は5-carboxyfluo
rescein)(5μM)とBSA(0.1%)とを含むHBSS
(Hanks' balancedsalts)に懸濁し、5%CO2/95%air
中で(37℃)30分インキュベートした。インキュベート
終了後、細胞をPBSで1回洗浄し、FBSを1%含む
RPMI−1640培地に希釈し、接着の試験に使用し
た。
(100U/mL)とFBS(10%)とを含むMCDB131培
地を添加し、4時間インキュベートした。インキュベー
ト終了後、HUVECをPBSで1回洗浄し、MPS
(0.1%及び1%)と1cm2あたり4×105個の蛍光ラベル化
EoL−1細胞とを添加した。5%CO2/95%air中で(3
7℃)、プレートシェーカー上で水平に回転振盪(150rp
m)しながら30分インキュベートした。インキュベート終
了後、HUVECに接着していないEoL−1細胞をP
BSで1回洗浄することにより除去した。HUVECに
接着しているEoL−1細胞をNaOH(1M)で溶解し、残存
している蛍光強度を測定した(励起;485nm、蛍光;530n
m)。測定結果を図3に示す。
L−1細胞とHUVECの接着反応を抑制し、セレクチ
ン依存性細胞接着阻害作用を示すことがわかる。
性細胞接着阻害作用、皮膚角化細胞の接着分子発現阻害
作用等により、セレクチン依存性細胞接着阻害剤、皮膚
角化細胞の接着分子発現阻害剤、血管内膜肥厚及び血管
狭窄阻害剤として、又は皮膚細菌感染症等の予防又は治
療薬として有用である。
に基づく血管疾病の予防又は治療薬として有用であり、
とりわけ動脈硬化の予防又は治療薬として有用である。
作用に基づく、乾癬、皮膚細菌感染症、移植片対宿主
病、扁平苔癬症等の皮膚疾患の予防又は治療薬として有
用である。
対するMPS(0.1%及び1%)の影響を示すグラフであ
る。
対する各種ムコ多糖の影響を示すグラフである。
MPSの影響を示すグラフである。
Claims (8)
- 【請求項1】ヘパリン類似物質を有効成分とするセレク
チン依存性細胞接着阻害剤。 - 【請求項2】ヘパリン類似物質を有効成分とする血管内
膜肥厚及び血管狭窄阻害剤。 - 【請求項3】ヘパリン類似物質を有効成分とする動脈硬
化の予防又は治療薬。 - 【請求項4】ヘパリン類似物質を有効成分とする皮膚角
化細胞の接着分子発現阻害剤。 - 【請求項5】ヘパリン類似物質を有効成分とする皮膚細
菌感染症の予防又は治療薬。 - 【請求項6】ヘパリン類似物質を有効成分とする移植片
対宿主病の予防又は治療薬。 - 【請求項7】ヘパリン類似物質を有効成分とする扁平苔
癬症の予防又は治療薬。 - 【請求項8】ヘパリン類似物質を有効成分とする、皮膚
角化細胞の接着分子発現阻害作用に基づく乾癬の予防又
は治療薬。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000154691A JP3371207B2 (ja) | 2000-05-25 | 2000-05-25 | 多硫酸化ムコ多糖類の新規薬理作用 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000154691A JP3371207B2 (ja) | 2000-05-25 | 2000-05-25 | 多硫酸化ムコ多糖類の新規薬理作用 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001335490A JP2001335490A (ja) | 2001-12-04 |
JP3371207B2 true JP3371207B2 (ja) | 2003-01-27 |
Family
ID=18659753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000154691A Expired - Fee Related JP3371207B2 (ja) | 2000-05-25 | 2000-05-25 | 多硫酸化ムコ多糖類の新規薬理作用 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3371207B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002226380A (ja) * | 2001-02-02 | 2002-08-14 | Maruho Co Ltd | 多硫酸化多糖類によるtimp産生の亢進 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20060105988A1 (en) * | 2003-03-25 | 2006-05-18 | Tatsuo Shimizu | Antipruritic composition for external use on skin |
JP2007254316A (ja) * | 2006-03-22 | 2007-10-04 | Seikagaku Kogyo Co Ltd | Haマトリックス形成阻害剤 |
JP2009013134A (ja) * | 2007-07-06 | 2009-01-22 | Maruho Co Ltd | バリア機能回復促進剤 |
WO2021107067A1 (ja) * | 2019-11-29 | 2021-06-03 | マルホ株式会社 | 医薬品または化粧品用組成物 |
-
2000
- 2000-05-25 JP JP2000154691A patent/JP3371207B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002226380A (ja) * | 2001-02-02 | 2002-08-14 | Maruho Co Ltd | 多硫酸化多糖類によるtimp産生の亢進 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001335490A (ja) | 2001-12-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU668865B2 (en) | Compositions for the prevention and/or treatment of pathological processes | |
JP2752353B2 (ja) | 抗炎症活性を有する硫酸化ポリサッカライド | |
US8207145B2 (en) | Use of sulfated glycosaminoglycans for establishing effective labor in women | |
CA2995610C (en) | New medicines for topic use based on sulfated hyaluronic acid as activating or inhibiting agent of the cytokine activity | |
JPH06506248A (ja) | 新規な非抗凝固剤ヘパリン誘導体 | |
US20080069884A1 (en) | Amide Derivatives of Hyaluronic Acid in Osteoarthrosis | |
EP0341006A2 (en) | Smooth muscle cell growth inhibitor | |
CN105324132B (zh) | 糖胺聚醣化合物及其医药组合物与用途 | |
JP3371207B2 (ja) | 多硫酸化ムコ多糖類の新規薬理作用 | |
AU699624B2 (en) | Compositions for the regulation of cytokine activity | |
JPH11335288A (ja) | アレルギー性疾患の予防または治療薬 | |
US6750207B1 (en) | Compositions for the regulation of cytokine activity | |
JP2009096807A (ja) | アレルギー性疾患の予防または治療薬 | |
JP5025045B2 (ja) | 多硫酸化多糖類によるtimp産生の亢進 | |
US20180228703A1 (en) | Improved Hyaluronan and Modified-Hyaluronan in Biomedical Applications | |
US8394781B2 (en) | Disaccharides for the treatment of tendons, ligaments, and bones | |
WO2002083155A1 (en) | Use of sulfated bacterial polysaccharides suitable for the inhibition of angiogenesis | |
AU650910B2 (en) | Use of a heparinfraction | |
US20240024487A1 (en) | Self-repairing biomimetic lubricants and methods of making and using same | |
JP4463510B2 (ja) | グリア瘢痕形成抑制剤 | |
Muratal et al. | Acidic Glycosaminoglycans in Werner’s Syndrome: Studies on Levels in Tissue, Organ, Cell, and Fluid | |
JPH1180205A (ja) | ヒアルロン酸分解促進剤、ヒアルロン酸合成異常亢進疾患治療剤及びヒアルロン酸分解異常抑制疾患治療剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081122 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091122 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121122 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121122 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151122 Year of fee payment: 13 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |