JP3370958B2 - 紙おしぼり製造装置、紙おしぼり包装装置およびこれらを組み合わせた紙おしぼり製品製造設備とその製造方法 - Google Patents
紙おしぼり製造装置、紙おしぼり包装装置およびこれらを組み合わせた紙おしぼり製品製造設備とその製造方法Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙おしぼり製造装
置、紙おしぼり包装装置およびこれらを組み合わせた紙
おしぼり製品製造設備とその製造方法に関する。
置、紙おしぼり包装装置およびこれらを組み合わせた紙
おしぼり製品製造設備とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図15は紙おしぼり製品Aの単体図で、
(A)は概略斜視図、(B)は(A)のB−B線断面図
である。同図に示すように、紙おしぼり製品Aは、薬液
が含浸されたパルプ製の紙おしぼり1が、ポリエチレン
フィルムや塩化ビニルなどの熱可塑性樹脂製の包装フィ
ルム2に包装されているものである。紙おしぼり1は、
その長手方向に沿って観音折りされ、さらにその長手方
向に沿って二つ折りされ、最後に、その長手方向におけ
る真ん中でその幅方向に沿って縦に二つ折りされたもの
である。このように、紙おしぼり1はコンパクトに、か
つ、拡げやすく折り畳まれている。包装フィルム2は長
方形状の一枚もので、紙おしぼり1を包み込むために、
折り畳まれており、しかもその両端縁部7、7が熱シー
ルされ、上面中央部6が熱シールされている。この紙お
しぼり製品Aを使用するには、包装フィルム2の上面中
央部6をその幅方向側へ引っ張るだけでよい。包装フィ
ルム2の上面中央部6をその幅方向側へ引っ張ると、包
装フィルム2はその上面中央部6に沿って破れ、さらに
包装フィルム2の両端縁部7、7に沿って破れる。この
ため、紙おしぼり1を包装フィルム2から取り出せば直
ちに使用することができる。また、取り出された紙おし
ぼり1は拡げやすく使いやすい。
(A)は概略斜視図、(B)は(A)のB−B線断面図
である。同図に示すように、紙おしぼり製品Aは、薬液
が含浸されたパルプ製の紙おしぼり1が、ポリエチレン
フィルムや塩化ビニルなどの熱可塑性樹脂製の包装フィ
ルム2に包装されているものである。紙おしぼり1は、
その長手方向に沿って観音折りされ、さらにその長手方
向に沿って二つ折りされ、最後に、その長手方向におけ
る真ん中でその幅方向に沿って縦に二つ折りされたもの
である。このように、紙おしぼり1はコンパクトに、か
つ、拡げやすく折り畳まれている。包装フィルム2は長
方形状の一枚もので、紙おしぼり1を包み込むために、
折り畳まれており、しかもその両端縁部7、7が熱シー
ルされ、上面中央部6が熱シールされている。この紙お
しぼり製品Aを使用するには、包装フィルム2の上面中
央部6をその幅方向側へ引っ張るだけでよい。包装フィ
ルム2の上面中央部6をその幅方向側へ引っ張ると、包
装フィルム2はその上面中央部6に沿って破れ、さらに
包装フィルム2の両端縁部7、7に沿って破れる。この
ため、紙おしぼり1を包装フィルム2から取り出せば直
ちに使用することができる。また、取り出された紙おし
ぼり1は拡げやすく使いやすい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、紙おしぼり
1を効率的に大量生産できる紙おしぼり製造装置はない
という問題がある。また、紙おしぼり1を包装フィルム
2で効率的に包装し紙おしぼり製品Aとする紙おしぼり
包装装置や紙おしぼり製品製造設備はないという問題が
ある。さらに、従来の紙おしぼり製品製造設備は、高速
操業になるにつれ、その紙おしぼり包装装置において、
包装フィルム2の熱シール時間が短くなり、紙おしぼり
1を包装している包装フィルム2の上面中央部6や両端
縁部7、7を十分に熱シールすることができない。仮
に、熱シールの温度を上昇させて対処した場合であって
も、溶解しきった包装フィルム2がその粘着性によっ
て、熱シールロール側に付着してしまって包装フィルム
2をうまく熱シールすることができない。いずれにして
も、うまく熱シールできないので、包装フィルム2にお
ける紙おしぼり1の位置ズレが生じるとともに、紙おし
ぼり1を包装フィルム2で高速に包装することができな
いので、紙おしぼり製品Aを大量生産することができな
いという問題がある。さらにまた、従来の包装装置には
アタッチコンベアが組み込まれており、このアタッチコ
ンベアで搬送された紙おしぼり1を包装フィルムシート
で包み込むための折り畳み装置はあったが、包装フィル
ムシートに紙おしぼりをうまく重ね合せられず、うまく
折り畳み装置に挿入されないので、多くのロスがあると
いう問題がある。
1を効率的に大量生産できる紙おしぼり製造装置はない
という問題がある。また、紙おしぼり1を包装フィルム
2で効率的に包装し紙おしぼり製品Aとする紙おしぼり
包装装置や紙おしぼり製品製造設備はないという問題が
ある。さらに、従来の紙おしぼり製品製造設備は、高速
操業になるにつれ、その紙おしぼり包装装置において、
包装フィルム2の熱シール時間が短くなり、紙おしぼり
1を包装している包装フィルム2の上面中央部6や両端
縁部7、7を十分に熱シールすることができない。仮
に、熱シールの温度を上昇させて対処した場合であって
も、溶解しきった包装フィルム2がその粘着性によっ
て、熱シールロール側に付着してしまって包装フィルム
2をうまく熱シールすることができない。いずれにして
も、うまく熱シールできないので、包装フィルム2にお
ける紙おしぼり1の位置ズレが生じるとともに、紙おし
ぼり1を包装フィルム2で高速に包装することができな
いので、紙おしぼり製品Aを大量生産することができな
いという問題がある。さらにまた、従来の包装装置には
アタッチコンベアが組み込まれており、このアタッチコ
ンベアで搬送された紙おしぼり1を包装フィルムシート
で包み込むための折り畳み装置はあったが、包装フィル
ムシートに紙おしぼりをうまく重ね合せられず、うまく
折り畳み装置に挿入されないので、多くのロスがあると
いう問題がある。
【0004】本発明はかかる事情に鑑み、効率的に紙お
しぼりを大量生産できる紙おしぼり製造装置を提供し、
紙おしぼりを包装フィルムで確実に密封でき、包装フィ
ルムにおける紙おしぼりの位置ズレを防止し、製品ロス
をなくすことができ、紙おしぼり製品を効率的に大量生
産できる紙おしぼり包装装置、紙おしぼり製品製造設備
および紙おしぼり製品の製造方法を提供することを目的
とする。
しぼりを大量生産できる紙おしぼり製造装置を提供し、
紙おしぼりを包装フィルムで確実に密封でき、包装フィ
ルムにおける紙おしぼりの位置ズレを防止し、製品ロス
をなくすことができ、紙おしぼり製品を効率的に大量生
産できる紙おしぼり包装装置、紙おしぼり製品製造設備
および紙おしぼり製品の製造方法を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の紙おしぼり製
造装置は、一続きの紙おしぼりシートを加工して、紙お
しぼりを順次製造する装置であって、該製造装置が、前
記紙おしぼりシートをその走行方向に沿って観音折りに
折り畳む一次折り畳み部と、観音折りされた紙おしぼり
シートを、その幅方向における真ん中でその走行方向に
沿ってさらに二つ折りに折り畳む二次折り畳み部と、前
記紙おしぼりシートに薬液を含浸する薬液の含浸部と、
回転自在に設けられ、ロール周面上にその軸方向に延び
たカッターが取り付けられたカッターロールと、該カッ
ターロールに同調して回転自在に設けられ、ロールの軸
方向に延びた突部がロール周面上に設けられた送りロー
ルと、該送りロールに同調して回転自在に設けられ、該
送りロールの突部に嵌合しうる溝が、ロール周面上に形
成された縦折りロールとからなり、前記薬液が含浸され
た紙おしぼりシートが、前記カッターロールと前記送り
ロールとの間を通されて、前記カッターロールのカッタ
ーと送りロールのロール周面が重なるときに、前記紙お
しぼりシートが、カットされて紙おしぼりとなり、該紙
おしぼりが、前記送りロールと縦折りロールとの間を通
されて、前記送りロールの突部により 前記紙おしぼりが
その真ん中を前記縦折りロールの溝に押し込まれて縦折
りされることを特徴とする。請求項2の紙おしぼり包装
装置は、一続きの包装フィルムシートを加工して、順次
供給される紙おしぼりを順次包装する包装装置であっ
て、該包装装置が、前記包装フィルムシートの上に、前
記紙おしぼりを重ね合わせる重合部と、前記紙おしぼり
を内側にして、前記包装フィルムシートをその走行方向
に沿って折り畳み、前記包装フィルムシートの幅方向に
おける対向する端縁部同士を重ね合わせて紙おしぼりを
包み込む包み込み部と、前記包装フィルムシートの幅方
向における重ね合わされた両端縁部をヒートシールする
センターシール部と、前記包装フィルムシートにおい
て、該包装フィルムシートに包み込まれた隣接する前記
紙おしぼりの間の間隙部分を仮接着する仮接着部と、前
記包装フィルムシートにおける前記間隙部分を熱によっ
て溶解させるフィルム溶解部と、前記包装フィルムシー
トにおける溶解した前記間隙部分を冷却固化させ、該間
隙部分を切断するシール切断部とからなり、前記包み込
み部に、前記包装フィルムシートの両端縁部を接近もし
くは接触させながら、かつ、立てた状態で走行させる折
り畳み装置が組み込まれており、前記センターシール部
が、互いに接触した状態で回転自在に設けられ、加熱さ
れた一対のシールロールからなり、該一対のシールロー
ル間に、前記包装フィルムシートの前記両端縁部が通さ
れることを特徴とする。
造装置は、一続きの紙おしぼりシートを加工して、紙お
しぼりを順次製造する装置であって、該製造装置が、前
記紙おしぼりシートをその走行方向に沿って観音折りに
折り畳む一次折り畳み部と、観音折りされた紙おしぼり
シートを、その幅方向における真ん中でその走行方向に
沿ってさらに二つ折りに折り畳む二次折り畳み部と、前
記紙おしぼりシートに薬液を含浸する薬液の含浸部と、
回転自在に設けられ、ロール周面上にその軸方向に延び
たカッターが取り付けられたカッターロールと、該カッ
ターロールに同調して回転自在に設けられ、ロールの軸
方向に延びた突部がロール周面上に設けられた送りロー
ルと、該送りロールに同調して回転自在に設けられ、該
送りロールの突部に嵌合しうる溝が、ロール周面上に形
成された縦折りロールとからなり、前記薬液が含浸され
た紙おしぼりシートが、前記カッターロールと前記送り
ロールとの間を通されて、前記カッターロールのカッタ
ーと送りロールのロール周面が重なるときに、前記紙お
しぼりシートが、カットされて紙おしぼりとなり、該紙
おしぼりが、前記送りロールと縦折りロールとの間を通
されて、前記送りロールの突部により 前記紙おしぼりが
その真ん中を前記縦折りロールの溝に押し込まれて縦折
りされることを特徴とする。請求項2の紙おしぼり包装
装置は、一続きの包装フィルムシートを加工して、順次
供給される紙おしぼりを順次包装する包装装置であっ
て、該包装装置が、前記包装フィルムシートの上に、前
記紙おしぼりを重ね合わせる重合部と、前記紙おしぼり
を内側にして、前記包装フィルムシートをその走行方向
に沿って折り畳み、前記包装フィルムシートの幅方向に
おける対向する端縁部同士を重ね合わせて紙おしぼりを
包み込む包み込み部と、前記包装フィルムシートの幅方
向における重ね合わされた両端縁部をヒートシールする
センターシール部と、前記包装フィルムシートにおい
て、該包装フィルムシートに包み込まれた隣接する前記
紙おしぼりの間の間隙部分を仮接着する仮接着部と、前
記包装フィルムシートにおける前記間隙部分を熱によっ
て溶解させるフィルム溶解部と、前記包装フィルムシー
トにおける溶解した前記間隙部分を冷却固化させ、該間
隙部分を切断するシール切断部とからなり、前記包み込
み部に、前記包装フィルムシートの両端縁部を接近もし
くは接触させながら、かつ、立てた状態で走行させる折
り畳み装置が組み込まれており、前記センターシール部
が、互いに接触した状態で回転自在に設けられ、加熱さ
れた一対のシールロールからなり、該一対のシールロー
ル間に、前記包装フィルムシートの前記両端縁部が通さ
れることを特徴とする。
【0006】請求項3の紙おしぼり製品製造設備は、請
求項1記載の紙おしぼり製造装置と、請求項2記載の紙
おしぼり包装装置とからなることを特徴とする。請求項
4の紙おしぼり製品製造設備は、複数の請求項1記載の
紙おしぼり製造装置と、原反ロールから繰り出された原
反シートを、その走行方向に多列に裁断して、多列の包
装フィルムシートにするフィルム裁断部と、複数の請求
項2記載の紙おしぼり包装装置とからなることを特徴と
する。請求項5の紙おしぼり製品の製造方法は、原反ロ
ールから繰り出された一続きの紙おしぼりシートを走行
させながらその走行方向に沿って観音折りし、観音折り
された紙おしぼりシートをその走行方向に沿ってさらに
二つ折りし、二つ折りされた紙おしぼりシートに薬液を
含浸し、薬液が含浸された紙おしぼりシートをその走行
方向に沿って等間隔で、その幅方向に沿ってカットして
紙おしぼりとし、該紙おしぼりをその走行方向における
真ん中で、その幅方向に沿って二つに縦折りに折り畳
み、原反ロールから繰り出された一続きの包装フィルム
シートを走行させながら、該包装フィルムシートの上に
前記紙おしぼりを重ね合わせ、該紙おしぼりを内側にし
て、前記包装フィルムシートをその走行方向に沿って折
り畳み、前記包装フィルムシートの幅方向における対向
する端縁部同士を重ね合わせて紙おしぼりを包み込み、
前記包装フィルムシートの幅方向における重ね合わされ
た両端縁部をヒートシールし、ヒートシールされた包装
フィルムシートにおいて、該包装フィルムシートに包み
込まれた隣接する前記紙おしぼりの間の間隙部分を仮接
着し、仮接着された包装フィルムシートにおける前記間
隙部分を熱によって溶解し、溶解した間隙部分を冷却固
化して切断することを特徴とする。
求項1記載の紙おしぼり製造装置と、請求項2記載の紙
おしぼり包装装置とからなることを特徴とする。請求項
4の紙おしぼり製品製造設備は、複数の請求項1記載の
紙おしぼり製造装置と、原反ロールから繰り出された原
反シートを、その走行方向に多列に裁断して、多列の包
装フィルムシートにするフィルム裁断部と、複数の請求
項2記載の紙おしぼり包装装置とからなることを特徴と
する。請求項5の紙おしぼり製品の製造方法は、原反ロ
ールから繰り出された一続きの紙おしぼりシートを走行
させながらその走行方向に沿って観音折りし、観音折り
された紙おしぼりシートをその走行方向に沿ってさらに
二つ折りし、二つ折りされた紙おしぼりシートに薬液を
含浸し、薬液が含浸された紙おしぼりシートをその走行
方向に沿って等間隔で、その幅方向に沿ってカットして
紙おしぼりとし、該紙おしぼりをその走行方向における
真ん中で、その幅方向に沿って二つに縦折りに折り畳
み、原反ロールから繰り出された一続きの包装フィルム
シートを走行させながら、該包装フィルムシートの上に
前記紙おしぼりを重ね合わせ、該紙おしぼりを内側にし
て、前記包装フィルムシートをその走行方向に沿って折
り畳み、前記包装フィルムシートの幅方向における対向
する端縁部同士を重ね合わせて紙おしぼりを包み込み、
前記包装フィルムシートの幅方向における重ね合わされ
た両端縁部をヒートシールし、ヒートシールされた包装
フィルムシートにおいて、該包装フィルムシートに包み
込まれた隣接する前記紙おしぼりの間の間隙部分を仮接
着し、仮接着された包装フィルムシートにおける前記間
隙部分を熱によって溶解し、溶解した間隙部分を冷却固
化して切断することを特徴とする。
【0007】本明細書において、「観音折り」とは、真
ん中から左右に観音開きできるように折り畳む折り畳み
方をいう。
ん中から左右に観音開きできるように折り畳む折り畳み
方をいう。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図1は本発明の一実施形態に係る紙
おしぼり製品製造設備の側面図である。同図に示すよう
に、本実施形態の紙おしぼり製品製造設備は、図中左側
の紙おしぼり製造装置10と図中右側の紙おしぼり包装
装置90とが直列に接続されたものである。符号1R、
1Rは紙おしぼりシートの原反ロールを示しており、い
ずれも公知の接合部3aを経由していずれか一方の原反
ロール1Rが紙おしぼり製造装置10に供給されるよう
になっている。接合部3aは、いずれか一方の原反ロー
ル1Rが全量繰り出されたとき、その尾端に残りの原反
ロール1Rの先端を接続する装置である。符号2R、2
Rは包装フィルムシートの原反ロールを示しており、い
ずれも公知の接合部3bを経由していずれか一方の原反
ロール2Rが紙おしぼり包装装置90に供給されるよう
になっている。接合部3bは、いずれか一方の原反ロー
ル2Rが全量繰り出されたとき、その尾端に残りの原反
ロール2Rの先端を接続する装置である。
に基づき説明する。図1は本発明の一実施形態に係る紙
おしぼり製品製造設備の側面図である。同図に示すよう
に、本実施形態の紙おしぼり製品製造設備は、図中左側
の紙おしぼり製造装置10と図中右側の紙おしぼり包装
装置90とが直列に接続されたものである。符号1R、
1Rは紙おしぼりシートの原反ロールを示しており、い
ずれも公知の接合部3aを経由していずれか一方の原反
ロール1Rが紙おしぼり製造装置10に供給されるよう
になっている。接合部3aは、いずれか一方の原反ロー
ル1Rが全量繰り出されたとき、その尾端に残りの原反
ロール1Rの先端を接続する装置である。符号2R、2
Rは包装フィルムシートの原反ロールを示しており、い
ずれも公知の接合部3bを経由していずれか一方の原反
ロール2Rが紙おしぼり包装装置90に供給されるよう
になっている。接合部3bは、いずれか一方の原反ロー
ル2Rが全量繰り出されたとき、その尾端に残りの原反
ロール2Rの先端を接続する装置である。
【0009】つぎに、紙おしぼり製造装置10を説明す
る。紙おしぼり製造装置10は、エンボスプレス部2
0、紙おしぼりシート裁断部30、一次折り畳み部4
0、二次折り畳み部50、薬液の含浸部60、カット部
70および縦折り部80が設けられている。原反ロール
1Rから繰り出された原反シート1Tは接合部3aを経
由して、エンボスプレス部20、紙おしぼりシート裁断
部30、一次折り畳み部40、二次折り畳み部50、薬
液の含浸部60、カット部70および縦折り部80によ
って順に加工されて紙おしぼり1となる。
る。紙おしぼり製造装置10は、エンボスプレス部2
0、紙おしぼりシート裁断部30、一次折り畳み部4
0、二次折り畳み部50、薬液の含浸部60、カット部
70および縦折り部80が設けられている。原反ロール
1Rから繰り出された原反シート1Tは接合部3aを経
由して、エンボスプレス部20、紙おしぼりシート裁断
部30、一次折り畳み部40、二次折り畳み部50、薬
液の含浸部60、カット部70および縦折り部80によ
って順に加工されて紙おしぼり1となる。
【0010】まず、エンボスプレス部20を説明する。
図1に示すように、エンボスプレス部20は、対向する
一対のエンボスプレスロールから構成されている。この
一対のエンボスプレスロールは、それぞれそのロール周
面上にエンボス型の凹凸が形成されており、一方のエン
ボスプレスロールの凸部が他方のエンボスプレスロール
の凹部に嵌合するようになっている。このため、この一
対のエンボスプレスロールの間に原反シート1Tが通さ
れると、原反シート1Tの両表裏面上にエンボス型が型
付され、原反シート1Tはエンボス加工される。なお、
エンボスプレス部20はなくてもよいが、本実施形態の
ごとくエンボス加工された原反シート1Tは、その嵩が
高くなるので好適である。
図1に示すように、エンボスプレス部20は、対向する
一対のエンボスプレスロールから構成されている。この
一対のエンボスプレスロールは、それぞれそのロール周
面上にエンボス型の凹凸が形成されており、一方のエン
ボスプレスロールの凸部が他方のエンボスプレスロール
の凹部に嵌合するようになっている。このため、この一
対のエンボスプレスロールの間に原反シート1Tが通さ
れると、原反シート1Tの両表裏面上にエンボス型が型
付され、原反シート1Tはエンボス加工される。なお、
エンボスプレス部20はなくてもよいが、本実施形態の
ごとくエンボス加工された原反シート1Tは、その嵩が
高くなるので好適である。
【0011】つぎに、紙おしぼりシート裁断部30を説
明する。紙おしぼりシート裁断部30は、原反シート1
Tを、その幅方向に多列で裁断し、多列の紙おしぼりシ
ート1Sとするものである。図1に示すように、紙おし
ぼりシート裁断部30は、一対のカッターロールから構
成されている。一方のカッターロールのロール周面上に
は、その回転方向に等間隔に複数のカッターが取り付け
られている。残りのカッターロールのロール周面上に
は、前記カッターに対応する複数の周回溝が形成されて
いる。このため、この一対のカッターロールの間に原反
シート1Tが通されると、この原反シート1Tはその幅
方向に多列で裁断され、多列の紙おしぼりシート1Sと
なる。なお、カッターロール上のカッターの数はいくつ
であってもよい。もし、所望の列数がN列であれば、前
記カッターロール上のカッターの数を(N−1)本にす
ればよい。本実施形態においては、紙おしぼりシート1
Sの列数Nを簡単のため、2として説明する。
明する。紙おしぼりシート裁断部30は、原反シート1
Tを、その幅方向に多列で裁断し、多列の紙おしぼりシ
ート1Sとするものである。図1に示すように、紙おし
ぼりシート裁断部30は、一対のカッターロールから構
成されている。一方のカッターロールのロール周面上に
は、その回転方向に等間隔に複数のカッターが取り付け
られている。残りのカッターロールのロール周面上に
は、前記カッターに対応する複数の周回溝が形成されて
いる。このため、この一対のカッターロールの間に原反
シート1Tが通されると、この原反シート1Tはその幅
方向に多列で裁断され、多列の紙おしぼりシート1Sと
なる。なお、カッターロール上のカッターの数はいくつ
であってもよい。もし、所望の列数がN列であれば、前
記カッターロール上のカッターの数を(N−1)本にす
ればよい。本実施形態においては、紙おしぼりシート1
Sの列数Nを簡単のため、2として説明する。
【0012】つぎに、一次折り畳み部40を説明する。
図3は一次折り畳み部40および二次折り畳み部50の
概略斜視図である。同図に示すように、一次折り畳み部
40は多列の公知の折り畳み装置41から構成されてい
る。一次折り畳み部40の各折り畳み装置41は、いず
れも走行する一続きの紙おしぼりシート1Sを、その走
行方向に沿って折り畳み、観音折りするためのものであ
る。この多列の折り畳み装置41の列数は、紙おしぼり
シート1Sの列数Nと同数とすればよい。多列で走行す
る紙おしぼりシート1Sは、それぞれに対応する折り畳
み装置41に通される。すると、各折り畳み装置41に
よって、それぞれの列の紙おしぼりシート1Sは走行方
向に沿って折り畳まれて、観音折りされる。
図3は一次折り畳み部40および二次折り畳み部50の
概略斜視図である。同図に示すように、一次折り畳み部
40は多列の公知の折り畳み装置41から構成されてい
る。一次折り畳み部40の各折り畳み装置41は、いず
れも走行する一続きの紙おしぼりシート1Sを、その走
行方向に沿って折り畳み、観音折りするためのものであ
る。この多列の折り畳み装置41の列数は、紙おしぼり
シート1Sの列数Nと同数とすればよい。多列で走行す
る紙おしぼりシート1Sは、それぞれに対応する折り畳
み装置41に通される。すると、各折り畳み装置41に
よって、それぞれの列の紙おしぼりシート1Sは走行方
向に沿って折り畳まれて、観音折りされる。
【0013】つぎに、二次折り畳み部50を説明する。
図3に示すように、二次折り畳み部50は折り目ローラ
52と公知の折り畳み装置51との組み合わせユニット
が多列に配設されたものである。各折り目ローラ52
は、観音折りされた紙おしぼりシート1Sの走行方向に
直角に、かつ、それぞれの折り目ローラ52の先端縁部
が、観音折りされたそれぞれの紙おしぼりシート1Sの
走行方向に沿う中央線の位置に重なるように配設されて
いる。二次折り畳み部50の折り畳み装置51と折り目
ローラ52との組み合わせユニットは、いずれも走行す
る一続きのシートをその走行方向に沿って折り畳み、二
つ折りするためのものである。この組み合わせユニット
の列数は紙おしぼりシート1Sの列数Nと同数とすれば
よい。観音折りされた多列で走行する紙おしぼりシート
1Sは、それぞれに対応する折り目ローラ52を経由し
て折り畳み装置51に通される。すると、各折り畳み装
置51によってそれぞれの列の紙おしぼりシート1S
は、その走行方向に沿って幅方向の真ん中で折り畳まれ
て二つ折りされる。したがって、一次折り畳み部40と
二次折り畳み部50とによって紙おしぼりシート1S
は、その走行方向に沿って四つに折り畳まれる。
図3に示すように、二次折り畳み部50は折り目ローラ
52と公知の折り畳み装置51との組み合わせユニット
が多列に配設されたものである。各折り目ローラ52
は、観音折りされた紙おしぼりシート1Sの走行方向に
直角に、かつ、それぞれの折り目ローラ52の先端縁部
が、観音折りされたそれぞれの紙おしぼりシート1Sの
走行方向に沿う中央線の位置に重なるように配設されて
いる。二次折り畳み部50の折り畳み装置51と折り目
ローラ52との組み合わせユニットは、いずれも走行す
る一続きのシートをその走行方向に沿って折り畳み、二
つ折りするためのものである。この組み合わせユニット
の列数は紙おしぼりシート1Sの列数Nと同数とすれば
よい。観音折りされた多列で走行する紙おしぼりシート
1Sは、それぞれに対応する折り目ローラ52を経由し
て折り畳み装置51に通される。すると、各折り畳み装
置51によってそれぞれの列の紙おしぼりシート1S
は、その走行方向に沿って幅方向の真ん中で折り畳まれ
て二つ折りされる。したがって、一次折り畳み部40と
二次折り畳み部50とによって紙おしぼりシート1S
は、その走行方向に沿って四つに折り畳まれる。
【0014】つぎに、薬液の含浸部60を説明する。図
4は薬液の含浸部60の断面図である。同図に示すよう
に、薬液の含浸部60は上下一対のノズル61、61
が、多列で走行する紙おしぼりシート1Sに対応して、
多列に配設されたものである。各上下一対のノズル6
1、61は各紙おしぼりシート1Sの幅方向に沿って配
設されている。全てのノズル61には、その長手方向に
沿って等間隔に複数の噴出口62が形成されている。こ
の噴出口62は薬液を噴出させるための孔である。薬液
としては、精製水、エタノール、プロピレングリコー
ル、パラベン等の殺菌作用のあるものが望ましい。な
お、図ではノズル61は、折り畳まれた紙おしぼりシー
ト1Sの隙間に配設されており、紙おしぼりシート1S
に薬液を十分含浸させることができるので好適である。
前記二次折り畳み部50によって折り畳まれた各列の紙
おしぼりシート1Sは、それぞれに対応する一対のノズ
ル61、61の全ての噴出口62から薬液が噴出され
る。そして、全ての列の紙おしぼりシート1Sの幅方向
に薬液が含浸される。しかも、全ての列の紙おしぼりシ
ート1Sは走行しているので、全ての列の紙おしぼりシ
ート1Sにおけるその全面に薬液が連続して含浸され
る。
4は薬液の含浸部60の断面図である。同図に示すよう
に、薬液の含浸部60は上下一対のノズル61、61
が、多列で走行する紙おしぼりシート1Sに対応して、
多列に配設されたものである。各上下一対のノズル6
1、61は各紙おしぼりシート1Sの幅方向に沿って配
設されている。全てのノズル61には、その長手方向に
沿って等間隔に複数の噴出口62が形成されている。こ
の噴出口62は薬液を噴出させるための孔である。薬液
としては、精製水、エタノール、プロピレングリコー
ル、パラベン等の殺菌作用のあるものが望ましい。な
お、図ではノズル61は、折り畳まれた紙おしぼりシー
ト1Sの隙間に配設されており、紙おしぼりシート1S
に薬液を十分含浸させることができるので好適である。
前記二次折り畳み部50によって折り畳まれた各列の紙
おしぼりシート1Sは、それぞれに対応する一対のノズ
ル61、61の全ての噴出口62から薬液が噴出され
る。そして、全ての列の紙おしぼりシート1Sの幅方向
に薬液が含浸される。しかも、全ての列の紙おしぼりシ
ート1Sは走行しているので、全ての列の紙おしぼりシ
ート1Sにおけるその全面に薬液が連続して含浸され
る。
【0015】つぎに、カット部70を説明する。図5は
カット部70、縦折り部80および紙おしぼり包装装置
90の一部の側面図、図6はカット部70および縦折り
部80の拡大図、図7は送りロール73および縦折りロ
ール81の垂直断面図である。図5〜7に示すように、
カット部70は垂直面内で回転自在に設けられたカッタ
ーロール71と送りロール73とから構成されている。
前者のカッターロール71のロール周面上には、カッタ
ーロール71の軸方向に延びた複数のカッター72が、
カッターロール71の回転方向に沿って等間隔に取り付
けられている。図では、カッター72の数は2としてい
るが、いくつ取り付けられていてもよい。
カット部70、縦折り部80および紙おしぼり包装装置
90の一部の側面図、図6はカット部70および縦折り
部80の拡大図、図7は送りロール73および縦折りロ
ール81の垂直断面図である。図5〜7に示すように、
カット部70は垂直面内で回転自在に設けられたカッタ
ーロール71と送りロール73とから構成されている。
前者のカッターロール71のロール周面上には、カッタ
ーロール71の軸方向に延びた複数のカッター72が、
カッターロール71の回転方向に沿って等間隔に取り付
けられている。図では、カッター72の数は2としてい
るが、いくつ取り付けられていてもよい。
【0016】後者の送りロール73のロール周面上に
は、送りロール73の軸方向に延びた突部74が、送り
ロール73の回転方向に等間隔に取り付けられている。
なお、突部74の数は、カッター72の数と同数の2と
している。さらになお、図7に示すように、くさび状の
保持材75をボルト76で締め付ることによって送りロ
ール73の突部74を固定させているが、その固定手段
は特に限定されない。そして、このカッターロール71
と送りロール73とは、それぞれのカッター72と突部
74との位置が互い違いにズレる位相で配設されてい
る。
は、送りロール73の軸方向に延びた突部74が、送り
ロール73の回転方向に等間隔に取り付けられている。
なお、突部74の数は、カッター72の数と同数の2と
している。さらになお、図7に示すように、くさび状の
保持材75をボルト76で締め付ることによって送りロ
ール73の突部74を固定させているが、その固定手段
は特に限定されない。そして、このカッターロール71
と送りロール73とは、それぞれのカッター72と突部
74との位置が互い違いにズレる位相で配設されてい
る。
【0017】前記カット部70のカッターロール71と
送りロール73との間に、多列の紙おしぼりシート1S
を走行させ、かつカッターロール71および送りロール
73を紙おしぼりシート1Sの走行速度に同調して回転
させる。カッターロール71上のいずれかのカッター7
2が送りロール73と接触するときには、カッターロー
ル71のカッター72と送りロール73のロール周面と
が常に接触する。このため、カッターロール71のカッ
ター72と送りロール73のロール周面とに挟まれたそ
れぞれの列の紙おしぼりシート1Sは、それぞれその幅
方向に沿って切断されて、多列の紙おしぼり1となる。
多列の紙おしぼりシート1Sの走行を続けさせ、カット
部70のカッターロール71と送りロール73とを、紙
おしぼりシート1Sに同調して回転させ続けると、互い
に同一形状な紙おしぼり1が連続して製造される。そし
て、この多列の紙おしぼり1は、縦折り部80に送られ
る。
送りロール73との間に、多列の紙おしぼりシート1S
を走行させ、かつカッターロール71および送りロール
73を紙おしぼりシート1Sの走行速度に同調して回転
させる。カッターロール71上のいずれかのカッター7
2が送りロール73と接触するときには、カッターロー
ル71のカッター72と送りロール73のロール周面と
が常に接触する。このため、カッターロール71のカッ
ター72と送りロール73のロール周面とに挟まれたそ
れぞれの列の紙おしぼりシート1Sは、それぞれその幅
方向に沿って切断されて、多列の紙おしぼり1となる。
多列の紙おしぼりシート1Sの走行を続けさせ、カット
部70のカッターロール71と送りロール73とを、紙
おしぼりシート1Sに同調して回転させ続けると、互い
に同一形状な紙おしぼり1が連続して製造される。そし
て、この多列の紙おしぼり1は、縦折り部80に送られ
る。
【0018】つぎに、縦折り部80を説明する。図6に
示すように、縦折り部80は垂直面内で回転自在に設け
られた縦折りロール81と返しロール85とから構成さ
れている。縦折りロール81は、そのロール周面上にそ
の軸方向に延びた複数の溝82が、縦折りロール81の
回転方向に等間隔に形成されている。図では溝82の数
は6としているがいくつでもよい。この縦折りロール8
1は、その溝82に前記送りロール73の突部74が嵌
合する位置に配設されている。縦折りロール81は、そ
の溝82が、送りロール73の突部74の嵌合するよう
に同調して回転しうる。そして、縦折りロール81のロ
ール周面上には、複数の周回溝86が、縦折りロール8
1の幅方向に間隔をもって形成されている。この縦折り
ロール81の周回溝86には索条111 が巻き掛けられて
いるが、詳細は後述する。縦折りロール81の回転駆動
源は、図示しないモータとしている。前記返しロール8
5は、縦折りロール81と送りロール73との間の下方
に配設されている。なお、図7では、縦折りロール81
の溝82は、保隙材83をボルト84で固定させること
によって形成しているが、その形成手段は特に限定され
ない。
示すように、縦折り部80は垂直面内で回転自在に設け
られた縦折りロール81と返しロール85とから構成さ
れている。縦折りロール81は、そのロール周面上にそ
の軸方向に延びた複数の溝82が、縦折りロール81の
回転方向に等間隔に形成されている。図では溝82の数
は6としているがいくつでもよい。この縦折りロール8
1は、その溝82に前記送りロール73の突部74が嵌
合する位置に配設されている。縦折りロール81は、そ
の溝82が、送りロール73の突部74の嵌合するよう
に同調して回転しうる。そして、縦折りロール81のロ
ール周面上には、複数の周回溝86が、縦折りロール8
1の幅方向に間隔をもって形成されている。この縦折り
ロール81の周回溝86には索条111 が巻き掛けられて
いるが、詳細は後述する。縦折りロール81の回転駆動
源は、図示しないモータとしている。前記返しロール8
5は、縦折りロール81と送りロール73との間の下方
に配設されている。なお、図7では、縦折りロール81
の溝82は、保隙材83をボルト84で固定させること
によって形成しているが、その形成手段は特に限定され
ない。
【0019】縦折り部80に送り込まれる全ての列の紙
おしぼり1は、図7に示すように、送りロール73と縦
折りロール81との間に送られる。しかも、全ての列の
紙おしぼり1はその走行方向における真ん中で、送りロ
ール73の突部74と縦折りロール81の溝82との間
に挟まれる。したがって、各列の紙おしぼり1はその走
行方向における真ん中に、折り目が型付けられて、この
折り目が縦折りロール81の溝82に嵌まり込む。つい
で、送りロール73と縦折りロール81とを回転させる
と、図6に示すように、全ての列の紙おしぼり1は、そ
の折り目を縦折りロール81の溝82に保持されたま
ま、その折り目より下半面が返しロール85の上面に載
る。さらに、縦折りロール81を回転させると、全ての
列の紙おしぼり1は、その折り目を縦折りロール81の
溝82に保持されたまま、その折り目より下半面が返し
ロール85の上面を通り過ぎ、各列の紙おしぼり1はそ
の折り目より上半面と下半面とがともに重なり合ってす
なわち、縦に二つ折りされて折り畳まれる。
おしぼり1は、図7に示すように、送りロール73と縦
折りロール81との間に送られる。しかも、全ての列の
紙おしぼり1はその走行方向における真ん中で、送りロ
ール73の突部74と縦折りロール81の溝82との間
に挟まれる。したがって、各列の紙おしぼり1はその走
行方向における真ん中に、折り目が型付けられて、この
折り目が縦折りロール81の溝82に嵌まり込む。つい
で、送りロール73と縦折りロール81とを回転させる
と、図6に示すように、全ての列の紙おしぼり1は、そ
の折り目を縦折りロール81の溝82に保持されたま
ま、その折り目より下半面が返しロール85の上面に載
る。さらに、縦折りロール81を回転させると、全ての
列の紙おしぼり1は、その折り目を縦折りロール81の
溝82に保持されたまま、その折り目より下半面が返し
ロール85の上面を通り過ぎ、各列の紙おしぼり1はそ
の折り目より上半面と下半面とがともに重なり合ってす
なわち、縦に二つ折りされて折り畳まれる。
【0020】つぎに、紙おしぼり製造装置10による作
業工程を説明する。図2は紙おしぼり製造装置10のブ
ロック図である。同図に示すように、原反ロール1Rか
ら繰り出された一続きの原反シート1Tはエンボスプレ
ス(20P)され、原反シート1Tはその表裏面にエン
ボス加工される。そして、原反シート1Tはその走行方
向に多列に裁断(30P)され、多列の紙おしぼりシー
ト1Sとなる。各列の紙おしぼりシート1Sはそれぞ
れ、その走行方向に沿って観音折りに折り畳まれ(40
P)、さらにその走行方向に沿って二つ折りに折り畳ま
れる(50P)。そして、各列の紙おしぼりシート1S
には、それぞれ薬液が含浸(60P)される。さらに、
各列の紙おしぼりシート1Sはそれぞれの幅方向に沿っ
てカット(70P)されて、単体の紙おしぼり1とな
り、この紙おしぼり1は、その長手方向における真ん中
で縦に二つ折りされる(80P)。
業工程を説明する。図2は紙おしぼり製造装置10のブ
ロック図である。同図に示すように、原反ロール1Rか
ら繰り出された一続きの原反シート1Tはエンボスプレ
ス(20P)され、原反シート1Tはその表裏面にエン
ボス加工される。そして、原反シート1Tはその走行方
向に多列に裁断(30P)され、多列の紙おしぼりシー
ト1Sとなる。各列の紙おしぼりシート1Sはそれぞ
れ、その走行方向に沿って観音折りに折り畳まれ(40
P)、さらにその走行方向に沿って二つ折りに折り畳ま
れる(50P)。そして、各列の紙おしぼりシート1S
には、それぞれ薬液が含浸(60P)される。さらに、
各列の紙おしぼりシート1Sはそれぞれの幅方向に沿っ
てカット(70P)されて、単体の紙おしぼり1とな
り、この紙おしぼり1は、その長手方向における真ん中
で縦に二つ折りされる(80P)。
【0021】上記のごとき構成の紙おしぼり製造装置1
0によって、一続きの原反シート1Tを、多列の折り畳
まれた紙おしぼり1とすることができ、紙おしぼり1を
効率的に大量生産することができるという効果を奏す
る。そして、紙おしぼり1は多列のまま紙おしぼり包装
装置90へと送られる。
0によって、一続きの原反シート1Tを、多列の折り畳
まれた紙おしぼり1とすることができ、紙おしぼり1を
効率的に大量生産することができるという効果を奏す
る。そして、紙おしぼり1は多列のまま紙おしぼり包装
装置90へと送られる。
【0022】つぎに、紙おしぼり包装装置90を説明す
る。再び、図1に示すように、おしぼり包装装置90に
は、フィルム裁断部100 、重合部110 、包み込み部120
、センターシール部130 、仮接着部140 、フィルム溶
解部150 およびシール切断部160 が設けられている。包
装フィルムの原反ロール2Rから繰り出された原反シー
ト2Tは接合部3bを経由して、フィルム裁断部100 、
重合部110 、包み込み部120 、センターシール部130 、
仮接着部140 、フィルム溶解部150 およびシール切断部
160 によって順に加工されて包装フィルム2となり、前
記紙おしぼり1はこの包装フィルム2によって包装され
紙おしぼり製品Aとなる。包装フィルムの原反ロール2
Rは、ポリエチレンやポリオレフィン、塩化ビニルなど
の熱可塑性樹脂製の包装フィルムシート2Sが巻き取ら
れたものである。
る。再び、図1に示すように、おしぼり包装装置90に
は、フィルム裁断部100 、重合部110 、包み込み部120
、センターシール部130 、仮接着部140 、フィルム溶
解部150 およびシール切断部160 が設けられている。包
装フィルムの原反ロール2Rから繰り出された原反シー
ト2Tは接合部3bを経由して、フィルム裁断部100 、
重合部110 、包み込み部120 、センターシール部130 、
仮接着部140 、フィルム溶解部150 およびシール切断部
160 によって順に加工されて包装フィルム2となり、前
記紙おしぼり1はこの包装フィルム2によって包装され
紙おしぼり製品Aとなる。包装フィルムの原反ロール2
Rは、ポリエチレンやポリオレフィン、塩化ビニルなど
の熱可塑性樹脂製の包装フィルムシート2Sが巻き取ら
れたものである。
【0023】まず、フィルム裁断部100 を説明する。図
9(A)はフィルム裁断部100 の側面図、図9(B)は
同平面図である。同図に示すように、フィルム裁断部10
0 は、包装フィルムの原反ロール2Rから繰り出された
原反シート2Tを、この原反シート2Tの幅方向に多列
で裁断し、多列の包装フィルムシート2Sとするもので
ある。フィルム裁断部100 は、多列のフィルムカッター
101 が原反シート2Tの進行方向と逆向きに刃先を向け
て配設されたものである。包装フィルムの原反ロール2
Rから繰り出された原反シート2Tがフィルム裁断部10
0 を走行すると、この原反シート2Tはフィルム裁断部
100 のフィルムカッター101 によって幅方向に多列で裁
断され、多列の包装フィルムシート2Sとなる。なお、
原反シート2Tの裁断数は、紙おしぼり製造装置10に
おける紙おしぼり1の列数と同数にすればよい。つま
り、紙おしぼり製造装置10がN列で紙おしぼりを製造
するならば、フィルム裁断部100 において原反シート2
TをN本に裁断しN列の包装フィルムシート2Sとすれ
ばよい。したがって、この場合には、(N−1)本のフ
ィルムカッター101 を原反シート2Tの幅方向に並べて
配設しておけばよい。さらになお、フィルム裁断部100
は多列のフィルムカッター101 だけでなく、カッターロ
ール等であってもよい。
9(A)はフィルム裁断部100 の側面図、図9(B)は
同平面図である。同図に示すように、フィルム裁断部10
0 は、包装フィルムの原反ロール2Rから繰り出された
原反シート2Tを、この原反シート2Tの幅方向に多列
で裁断し、多列の包装フィルムシート2Sとするもので
ある。フィルム裁断部100 は、多列のフィルムカッター
101 が原反シート2Tの進行方向と逆向きに刃先を向け
て配設されたものである。包装フィルムの原反ロール2
Rから繰り出された原反シート2Tがフィルム裁断部10
0 を走行すると、この原反シート2Tはフィルム裁断部
100 のフィルムカッター101 によって幅方向に多列で裁
断され、多列の包装フィルムシート2Sとなる。なお、
原反シート2Tの裁断数は、紙おしぼり製造装置10に
おける紙おしぼり1の列数と同数にすればよい。つま
り、紙おしぼり製造装置10がN列で紙おしぼりを製造
するならば、フィルム裁断部100 において原反シート2
TをN本に裁断しN列の包装フィルムシート2Sとすれ
ばよい。したがって、この場合には、(N−1)本のフ
ィルムカッター101 を原反シート2Tの幅方向に並べて
配設しておけばよい。さらになお、フィルム裁断部100
は多列のフィルムカッター101 だけでなく、カッターロ
ール等であってもよい。
【0024】つぎに、重合部110 および包み込み部120
を説明する。図10は重合部110 、包み込み部120 およ
びセンターシール部130 の概略斜視図である。同図およ
び図6に示すように、重合部110 は複数の周回溝113 が
ロール周面上に形成された縦折りロール81と、この縦
折りロール81の下方に、前方斜め下向きに傾斜して設
けられたベルトコンベア112 と、後述する折りホールド
ロール123 の複数の周面溝114 とに巻き掛けられた複数
の索条111 とから構成されているが、まず包み込み部12
0 を説明する。
を説明する。図10は重合部110 、包み込み部120 およ
びセンターシール部130 の概略斜視図である。同図およ
び図6に示すように、重合部110 は複数の周回溝113 が
ロール周面上に形成された縦折りロール81と、この縦
折りロール81の下方に、前方斜め下向きに傾斜して設
けられたベルトコンベア112 と、後述する折りホールド
ロール123 の複数の周面溝114 とに巻き掛けられた複数
の索条111 とから構成されているが、まず包み込み部12
0 を説明する。
【0025】図5、6および10に示すように、包み込
み部120 はベルトコンベア121 と折り畳み装置122 と折
りホールドロール123 とからなる包み込みユニットが多
列に配設されたものである。各包み込みユニットの折り
ホールドロール123 は前記縦折りロール81と同様に垂
直面内で回転自在に設けられている。各折りホールドロ
ール123 は、ベルトコンベア112 の後輪(図中左側)よ
り低い位置に垂直面内で回転自在に設けられている。そ
して、折りホールドロール123 は、そのロール幅が各列
の包装フィルムシート2Sの幅より小さく、各列の包装
フィルムシート2Sの走行方向における中央部分を上か
ら押さえ付けることができる。このため、各列の包装フ
ィルムシート2Sにおいて、紙おしぼり1を内側にし
て、その列の包装フィルムシート2Sを紙おしぼり1と
ともにその包装フィルムシート2Sを走行方向に沿っ
て、断面視で底が平らなUの字状に型付けすることがで
きる。
み部120 はベルトコンベア121 と折り畳み装置122 と折
りホールドロール123 とからなる包み込みユニットが多
列に配設されたものである。各包み込みユニットの折り
ホールドロール123 は前記縦折りロール81と同様に垂
直面内で回転自在に設けられている。各折りホールドロ
ール123 は、ベルトコンベア112 の後輪(図中左側)よ
り低い位置に垂直面内で回転自在に設けられている。そ
して、折りホールドロール123 は、そのロール幅が各列
の包装フィルムシート2Sの幅より小さく、各列の包装
フィルムシート2Sの走行方向における中央部分を上か
ら押さえ付けることができる。このため、各列の包装フ
ィルムシート2Sにおいて、紙おしぼり1を内側にし
て、その列の包装フィルムシート2Sを紙おしぼり1と
ともにその包装フィルムシート2Sを走行方向に沿っ
て、断面視で底が平らなUの字状に型付けすることがで
きる。
【0026】各包み込みユニットの折り畳み装置122 は
前記ベルトコンベア112 に隣接して、かつ前方斜め上向
きに傾斜して配設されている。各折り畳み装置122 は、
公知の装置で、前記折りホールドロール123 によって底
が平らなUの字状に型付けされた包装フィルムシート2
Sをこの型付けに沿って折り畳み、包装フィルムシート
2Sの幅方向における両端縁部同士を接触させるもので
ある。また、各折り畳み装置122 は、その内部にベルト
コンベア121 のベルトが通されており、各折り畳み装置
122 は重合部110 の後輪(図中左側)とほぼ同じ高さの
位置に配設されている。つまり、この折り畳み装置122
には、その入口から出口までの間を、包装フィルムシー
ト2Sが通されており、走行するようになっている。な
お、包み込みユニットの列数は紙おしぼり製造装置10
における紙おしぼり1の列数Nと同数にすればよい。
前記ベルトコンベア112 に隣接して、かつ前方斜め上向
きに傾斜して配設されている。各折り畳み装置122 は、
公知の装置で、前記折りホールドロール123 によって底
が平らなUの字状に型付けされた包装フィルムシート2
Sをこの型付けに沿って折り畳み、包装フィルムシート
2Sの幅方向における両端縁部同士を接触させるもので
ある。また、各折り畳み装置122 は、その内部にベルト
コンベア121 のベルトが通されており、各折り畳み装置
122 は重合部110 の後輪(図中左側)とほぼ同じ高さの
位置に配設されている。つまり、この折り畳み装置122
には、その入口から出口までの間を、包装フィルムシー
ト2Sが通されており、走行するようになっている。な
お、包み込みユニットの列数は紙おしぼり製造装置10
における紙おしぼり1の列数Nと同数にすればよい。
【0027】ついで、重合部110 を説明する。縦折りロ
ール81が請求項3でいう第1ロールで、縦折りロール
81はそのロール周面上において、その回転方向に沿っ
て周回溝113 が形成されている。また、折りホールドロ
ール123 が請求項3でいう第2ロールで、この折りホー
ルドロール123 には、そのロール周面上において、その
回転方向に沿って周回溝114 が形成されている。包装フ
ィルムシート2Sの多列数Nに応じて、縦折りロール8
1には2N本の周回溝113 が形成されており、同様に折
りホールドロール123 には2N本の周回溝114 が形成さ
れている。この折りホールドロール123 の複数の周回溝
114 と縦折りロール81の複数の周回溝113 とには、そ
れぞれに対応する索条111 が巻き掛けられている。そし
て、縦折りロール81の下方に、ベルトコンベア112 が
前方斜め下向きに傾斜して設けられている。そして、こ
のベルトコンベア112 の上に多列の包装フィルムシート
2Sが走行している。
ール81が請求項3でいう第1ロールで、縦折りロール
81はそのロール周面上において、その回転方向に沿っ
て周回溝113 が形成されている。また、折りホールドロ
ール123 が請求項3でいう第2ロールで、この折りホー
ルドロール123 には、そのロール周面上において、その
回転方向に沿って周回溝114 が形成されている。包装フ
ィルムシート2Sの多列数Nに応じて、縦折りロール8
1には2N本の周回溝113 が形成されており、同様に折
りホールドロール123 には2N本の周回溝114 が形成さ
れている。この折りホールドロール123 の複数の周回溝
114 と縦折りロール81の複数の周回溝113 とには、そ
れぞれに対応する索条111 が巻き掛けられている。そし
て、縦折りロール81の下方に、ベルトコンベア112 が
前方斜め下向きに傾斜して設けられている。そして、こ
のベルトコンベア112 の上に多列の包装フィルムシート
2Sが走行している。
【0028】この構成により、多列の紙おしぼり1は、
縦折り部80の縦折りロール81における溝82に保持
されたまま、縦折りロール81の回転とともに前進す
る。多列の紙おしぼり1を保持している縦折りロール8
1の溝82が、重合部110 の索条111 と交差する位置ま
で前進すると、多列の紙おしぼり1はそれぞれ重合部11
0 の索条111 に当たって、強制的に包装フィルムシート
2S上に重ね合わされる。つまり、各列の紙おしぼり1
は、縦折りロール81の回転とともに前進し、重合部11
0 の索条111 は常に同一軌跡上を走行しているので、紙
おしぼり1は重合部110 の索条111 に押し返され、縦折
りロール81の溝82から抜け出て、紙おしぼり1の自
重によって、重合部110 のベルトコンベア112 の上に落
ちる。しかも、縦折りロール81のいずれの溝82に保
持された紙おしぼり1であっても、常に同一軌跡上を移
動し、かつ重合部110 の索条111 は同一軌跡上を走行し
ているので、各列の紙おしぼり1において、その紙おし
ぼり1に後続する紙おしぼり1はすべて、同一位置に落
ちる。このため、各列の包装フィルムシート2Sにおけ
るそれぞれの紙おしぼり1の位置決めはきわめて正確な
ので製品ロスをなくすことができるという効果を奏す
る。なお、1列の紙おしぼり1に2本の索条111 を対応
させているので、紙おしぼり1が左右に傾いたりズレた
りするのを防止できるので好適である。
縦折り部80の縦折りロール81における溝82に保持
されたまま、縦折りロール81の回転とともに前進す
る。多列の紙おしぼり1を保持している縦折りロール8
1の溝82が、重合部110 の索条111 と交差する位置ま
で前進すると、多列の紙おしぼり1はそれぞれ重合部11
0 の索条111 に当たって、強制的に包装フィルムシート
2S上に重ね合わされる。つまり、各列の紙おしぼり1
は、縦折りロール81の回転とともに前進し、重合部11
0 の索条111 は常に同一軌跡上を走行しているので、紙
おしぼり1は重合部110 の索条111 に押し返され、縦折
りロール81の溝82から抜け出て、紙おしぼり1の自
重によって、重合部110 のベルトコンベア112 の上に落
ちる。しかも、縦折りロール81のいずれの溝82に保
持された紙おしぼり1であっても、常に同一軌跡上を移
動し、かつ重合部110 の索条111 は同一軌跡上を走行し
ているので、各列の紙おしぼり1において、その紙おし
ぼり1に後続する紙おしぼり1はすべて、同一位置に落
ちる。このため、各列の包装フィルムシート2Sにおけ
るそれぞれの紙おしぼり1の位置決めはきわめて正確な
ので製品ロスをなくすことができるという効果を奏す
る。なお、1列の紙おしぼり1に2本の索条111 を対応
させているので、紙おしぼり1が左右に傾いたりズレた
りするのを防止できるので好適である。
【0029】つぎに、センターシール部130 を説明す
る。このセンターシール部130 は、各列の包装フィルム
シート2Sの走行方向に直列で2組の対向するシールロ
ール131 を配設されたユニットが、包装フィルムシート
2Sの列数Nに対応させて、多列で配設されたものであ
る。各ユニットの一対のシールロール131 、131 は、そ
の外周縁部が互いに接触した状態で回転自在に設けられ
ている。全てのシールロール131 、131 は、その外周縁
部に凹凸が形成されたものである。このシールロール13
1 には、図示しないが、電熱ヒータによって熱エネルギ
ーが供給され続けているので、その熱によって包装フィ
ルムシート2Sを溶解することができる。符号132 はベ
ルトコンベアを示している。なお、センターシール部13
0 におけるシールロール131 の組数はいくつでもよいが
2組以上が好適である。
る。このセンターシール部130 は、各列の包装フィルム
シート2Sの走行方向に直列で2組の対向するシールロ
ール131 を配設されたユニットが、包装フィルムシート
2Sの列数Nに対応させて、多列で配設されたものであ
る。各ユニットの一対のシールロール131 、131 は、そ
の外周縁部が互いに接触した状態で回転自在に設けられ
ている。全てのシールロール131 、131 は、その外周縁
部に凹凸が形成されたものである。このシールロール13
1 には、図示しないが、電熱ヒータによって熱エネルギ
ーが供給され続けているので、その熱によって包装フィ
ルムシート2Sを溶解することができる。符号132 はベ
ルトコンベアを示している。なお、センターシール部13
0 におけるシールロール131 の組数はいくつでもよいが
2組以上が好適である。
【0030】前記包み込み部120 の折り畳み装置122 に
よって、紙おしぼり1が包み込まれた多列の包装フィル
ムシート2Sは、その両端縁部が接近もしくは接触しな
がら、かつ立ったままで走行している。各列の包装フィ
ルムシート2Sの中央部は紙おしぼり1とともにベルト
コンベア121 上に載せられたまま、各列の包装フィルム
シート2Sの両端縁部はセンターシール部130 のそれぞ
れの列に対応する最初の組のシールロール131 、131 間
に通される。各列の包装フィルムシート2Sの両端縁部
は、最初の組のシールロール131 、131 に挟まれたま
ま、この一組のシールロール131 、131 の熱に溶解され
るので、圧着される。ついで、各列の包装フィルムシー
ト2Sの両端縁部は2組目のシールロール131 、131 に
挟まれたまま2組目の一対のシールロール131 、131 の
熱によって溶解されて圧着される。このため、全列の包
装フィルムシート2Sの両端縁部はセンターシール部13
0 によって、完全にヒートシールされる。
よって、紙おしぼり1が包み込まれた多列の包装フィル
ムシート2Sは、その両端縁部が接近もしくは接触しな
がら、かつ立ったままで走行している。各列の包装フィ
ルムシート2Sの中央部は紙おしぼり1とともにベルト
コンベア121 上に載せられたまま、各列の包装フィルム
シート2Sの両端縁部はセンターシール部130 のそれぞ
れの列に対応する最初の組のシールロール131 、131 間
に通される。各列の包装フィルムシート2Sの両端縁部
は、最初の組のシールロール131 、131 に挟まれたま
ま、この一組のシールロール131 、131 の熱に溶解され
るので、圧着される。ついで、各列の包装フィルムシー
ト2Sの両端縁部は2組目のシールロール131 、131 に
挟まれたまま2組目の一対のシールロール131 、131 の
熱によって溶解されて圧着される。このため、全列の包
装フィルムシート2Sの両端縁部はセンターシール部13
0 によって、完全にヒートシールされる。
【0031】センターシールされた後の各列の包装フィ
ルムシート2Sは、その両端縁部が立ったままである
が、ベルトコンベア132 とベルトコンベア121 との間に
送られると、この両端縁部は横倒しされて包装フィルム
シート2Sの上面に重ね合わされ、仮接着部140 へ送ら
れる。包装フィルムシート2Sにおけるヒートシールさ
れた両端縁部は、紙おしぼり製品Aにおける上面中央部
6となる予定の部分である。
ルムシート2Sは、その両端縁部が立ったままである
が、ベルトコンベア132 とベルトコンベア121 との間に
送られると、この両端縁部は横倒しされて包装フィルム
シート2Sの上面に重ね合わされ、仮接着部140 へ送ら
れる。包装フィルムシート2Sにおけるヒートシールさ
れた両端縁部は、紙おしぼり製品Aにおける上面中央部
6となる予定の部分である。
【0032】図11は仮接着部140 の概略斜視図であ
る。同図に示すように、仮接着部140は上下一対の熱シ
ールロール141 、141 が回転自在に設けられたものであ
る。この一対の熱シールロール141 、141 間に多列の包
装フィルムシート2Sが挟まれて走行するようになって
いる。各熱シールロール141 は、ロールの軸方向に延び
た台形状の加熱部143 がロール周面において回転方向に
等間隔に設けられたものである。この加熱部143 には熱
を発生させる熱芯144 が内蔵されているので、熱芯144
によって加熱部143 が高温となる。ところで、各列の包
装フィルムシート2S上の隣接する紙おしぼり1、1の
間の部分は間隙部分7であり、この間隙部分7は後述す
るシール切断部160 によって包装フィルムシート2Sの
幅方向に沿って切断される部分である。
る。同図に示すように、仮接着部140は上下一対の熱シ
ールロール141 、141 が回転自在に設けられたものであ
る。この一対の熱シールロール141 、141 間に多列の包
装フィルムシート2Sが挟まれて走行するようになって
いる。各熱シールロール141 は、ロールの軸方向に延び
た台形状の加熱部143 がロール周面において回転方向に
等間隔に設けられたものである。この加熱部143 には熱
を発生させる熱芯144 が内蔵されているので、熱芯144
によって加熱部143 が高温となる。ところで、各列の包
装フィルムシート2S上の隣接する紙おしぼり1、1の
間の部分は間隙部分7であり、この間隙部分7は後述す
るシール切断部160 によって包装フィルムシート2Sの
幅方向に沿って切断される部分である。
【0033】この構成により、仮接着部140 は以下に示
すように動作する。それぞれの列の包装フィルムシート
2Sで包み込まれた紙おしぼり1が前記一対の熱シール
ロール141 、141 間に位置しているときには、前記一対
の熱シールロール141 の加熱部143 、143 は互いに接触
していない。このため、どの列の紙おしぼり1であって
も、加熱部143 、143 によって押さえ付けられたり、加
熱部143 、143 の熱によって劣化することはなく、前記
一対の熱シールロール141 、141 間を通過する。それぞ
れの列の包装フィルムシート2Sにおける間隙部分7
が、前記一対の熱シールロール141 、141 間に位置して
いるときには、前記一対の熱シールロール141 、141 の
加熱部143 によってその包装フィルムシート2Sの間隙
部分7を挟まれる。このため、前記一対の熱シールロー
ル141 、141 のそれぞれの加熱部143 、143 の熱によっ
て、それぞれの列の包装フィルムシート2Sの間隙部分
7を溶かしながら押し付けて仮接着する。したがって、
この仮接着部140 は、全ての列の包装フィルムシート2
S上の隣接する紙おしぼり1、1の間の間隙部分7を仮
接着することができるので、全ての列の包装フィルムシ
ート2Sの位置ズレを防止できるという効果を奏する。
なお、各熱シールロール141 のロール幅は送られてくる
包装フィルムシート2Sの幅およびその列数Nに応じて
決めればよい。
すように動作する。それぞれの列の包装フィルムシート
2Sで包み込まれた紙おしぼり1が前記一対の熱シール
ロール141 、141 間に位置しているときには、前記一対
の熱シールロール141 の加熱部143 、143 は互いに接触
していない。このため、どの列の紙おしぼり1であって
も、加熱部143 、143 によって押さえ付けられたり、加
熱部143 、143 の熱によって劣化することはなく、前記
一対の熱シールロール141 、141 間を通過する。それぞ
れの列の包装フィルムシート2Sにおける間隙部分7
が、前記一対の熱シールロール141 、141 間に位置して
いるときには、前記一対の熱シールロール141 、141 の
加熱部143 によってその包装フィルムシート2Sの間隙
部分7を挟まれる。このため、前記一対の熱シールロー
ル141 、141 のそれぞれの加熱部143 、143 の熱によっ
て、それぞれの列の包装フィルムシート2Sの間隙部分
7を溶かしながら押し付けて仮接着する。したがって、
この仮接着部140 は、全ての列の包装フィルムシート2
S上の隣接する紙おしぼり1、1の間の間隙部分7を仮
接着することができるので、全ての列の包装フィルムシ
ート2Sの位置ズレを防止できるという効果を奏する。
なお、各熱シールロール141 のロール幅は送られてくる
包装フィルムシート2Sの幅およびその列数Nに応じて
決めればよい。
【0034】図12はフィルム溶解部150 の概略斜視分
解図である。同図に示すように、フィルム溶解部150
は、前記仮接着された全ての列の包装フィルムシート2
Sを挟む位置に上下一対のフィルム溶解機構が設けられ
ており、このフィルム溶解機構によってそれぞれの列の
包装フィルムシート2Sの間隙部分7を溶解させるもの
である。説明のため図中ではフィルム溶解機構は離れて
示されているが、前記一対のフィルム溶解機構は包装フ
ィルムシート2Sに接近して設けられているものであ
る。上下それぞれのフィルム溶解機構には、前後一対の
ロール151 、151 が回転自在に対向させて並設されてお
り、この前後一対のロール151 、151 の間にはそれぞれ
メッシュベルト153 が巻き掛けられている。このメッシ
ュベルト153 は、前記ロール151 を回転させると、包装
フィルムシート2Sに同調しながら包装フィルムシート
2Sの走行方向に走行するものである。もちろん、それ
ぞれの列の包装フィルムシート2Sは全て同調して走行
している。
解図である。同図に示すように、フィルム溶解部150
は、前記仮接着された全ての列の包装フィルムシート2
Sを挟む位置に上下一対のフィルム溶解機構が設けられ
ており、このフィルム溶解機構によってそれぞれの列の
包装フィルムシート2Sの間隙部分7を溶解させるもの
である。説明のため図中ではフィルム溶解機構は離れて
示されているが、前記一対のフィルム溶解機構は包装フ
ィルムシート2Sに接近して設けられているものであ
る。上下それぞれのフィルム溶解機構には、前後一対の
ロール151 、151 が回転自在に対向させて並設されてお
り、この前後一対のロール151 、151 の間にはそれぞれ
メッシュベルト153 が巻き掛けられている。このメッシ
ュベルト153 は、前記ロール151 を回転させると、包装
フィルムシート2Sに同調しながら包装フィルムシート
2Sの走行方向に走行するものである。もちろん、それ
ぞれの列の包装フィルムシート2Sは全て同調して走行
している。
【0035】このメッシュベルト153 はステンレスなど
の熱伝導性のベルトに、このメッシュベルト153 の走行
方向において等間隔に、シリコンゴムや石綿などの断熱
性を有する断熱材を貼り合わせたものである。この断熱
材の貼付された面が熱遮断部154 であり、この熱遮断部
154 は後述するホットプレート155 の熱を遮断する。他
方、メッシュベルト153 における熱遮断部154 を除いた
面は熱透過部156 であり、この熱透過部156 は後述する
ホットプレート155 の熱を透過する。なお、メッシュベ
ルト153 は、ステンレスだけでなく鉄などの熱伝導性・
耐熱性を有するものであれば、特に限定なく採択しう
る。さらになお、メッシュベルト153 の熱遮断部154 を
構成する材料としては、シリコンゴムや石綿だけでなく
カーボン繊維やガラス繊維などの断熱性を有するもので
あれば、とくに限定なく採択しうる。なお、メッシュベ
ルト153 のベルト幅は、送られてくる包装フィルムシー
ト2Sの幅およびその列数Nに応じて決めればよい。
の熱伝導性のベルトに、このメッシュベルト153 の走行
方向において等間隔に、シリコンゴムや石綿などの断熱
性を有する断熱材を貼り合わせたものである。この断熱
材の貼付された面が熱遮断部154 であり、この熱遮断部
154 は後述するホットプレート155 の熱を遮断する。他
方、メッシュベルト153 における熱遮断部154 を除いた
面は熱透過部156 であり、この熱透過部156 は後述する
ホットプレート155 の熱を透過する。なお、メッシュベ
ルト153 は、ステンレスだけでなく鉄などの熱伝導性・
耐熱性を有するものであれば、特に限定なく採択しう
る。さらになお、メッシュベルト153 の熱遮断部154 を
構成する材料としては、シリコンゴムや石綿だけでなく
カーボン繊維やガラス繊維などの断熱性を有するもので
あれば、とくに限定なく採択しうる。なお、メッシュベ
ルト153 のベルト幅は、送られてくる包装フィルムシー
ト2Sの幅およびその列数Nに応じて決めればよい。
【0036】前記一対のロール151 、151 間には、熱を
発生させるホットプレート155 が配設されており、この
ホットプレート155 から発せられる熱によってそれぞれ
の列の包装フィルムシート2Sの間隙部分7を溶解しう
る。ホットプレート155 は、真鍮、銅、鉄やアルミニウ
ムなどの金属製のヒータが内蔵されており、通電される
とその金属の電気抵抗によって熱を発生させるものであ
り、電流の大きさを調整することによって熱量を調整で
きる。
発生させるホットプレート155 が配設されており、この
ホットプレート155 から発せられる熱によってそれぞれ
の列の包装フィルムシート2Sの間隙部分7を溶解しう
る。ホットプレート155 は、真鍮、銅、鉄やアルミニウ
ムなどの金属製のヒータが内蔵されており、通電される
とその金属の電気抵抗によって熱を発生させるものであ
り、電流の大きさを調整することによって熱量を調整で
きる。
【0037】このフィルム溶解部150 の全てのロール15
1 を回転させると、メッシュベルト153 が全ての列の包
装フィルムシート2Sと同一方向かつ同調しながら走行
する。このため、ホットプレート155 の熱はメッシュベ
ルト153 の熱透過部156 を透過し、この熱によってそれ
ぞれの列の包装フィルムシート2Sの間隙部分7のみを
常に溶解させる。他方、ホットプレート155 の熱はメッ
シュベルト153 の熱遮断部154 によって遮断されるの
で、その列の包装フィルムシート2S上で折り畳まれた
紙おしぼり1は全て熱されることなく、劣化しない。つ
まり、フィルム溶解部150 は、紙おしぼり1を劣化させ
ずに、全ての列の包装フィルムシート2Sにおいて各列
の包装フィルムシート2S上の隣接する紙おしぼり1の
間の間隙部分7のみを溶解できるという効果を奏する。
1 を回転させると、メッシュベルト153 が全ての列の包
装フィルムシート2Sと同一方向かつ同調しながら走行
する。このため、ホットプレート155 の熱はメッシュベ
ルト153 の熱透過部156 を透過し、この熱によってそれ
ぞれの列の包装フィルムシート2Sの間隙部分7のみを
常に溶解させる。他方、ホットプレート155 の熱はメッ
シュベルト153 の熱遮断部154 によって遮断されるの
で、その列の包装フィルムシート2S上で折り畳まれた
紙おしぼり1は全て熱されることなく、劣化しない。つ
まり、フィルム溶解部150 は、紙おしぼり1を劣化させ
ずに、全ての列の包装フィルムシート2Sにおいて各列
の包装フィルムシート2S上の隣接する紙おしぼり1の
間の間隙部分7のみを溶解できるという効果を奏する。
【0038】図13はシール切断部160 の概略斜視図で
ある。同図に示すように、シール切断部160 は上下一対
の冷却シール切断ロール161、161 がロール間に前記包
装フィルムシート2Sを挟む位置に回転自在に設けられ
ており、この冷却シール切断ロール161 、161 はそれぞ
れの列の包装フィルムシート2Sの走行速度と同調して
回転するものである。もちろん、それぞれの列の包装フ
ィルムシート2Sは全て同調して走行している。
ある。同図に示すように、シール切断部160 は上下一対
の冷却シール切断ロール161、161 がロール間に前記包
装フィルムシート2Sを挟む位置に回転自在に設けられ
ており、この冷却シール切断ロール161 、161 はそれぞ
れの列の包装フィルムシート2Sの走行速度と同調して
回転するものである。もちろん、それぞれの列の包装フ
ィルムシート2Sは全て同調して走行している。
【0039】各冷却シール切断ロール161 は、その軸方
向に延びた台形状の冷却部163 がロール周面において取
り付けられている。この冷却シール切断ロール161 の冷
却部163 は、前記仮接着部140 の熱シールロール141 の
加熱部143 と異なり、熱を発生させるものではなくそれ
ぞれの列の包装フィルムシート2Sの間隙部分7を冷却
するためのものである。それぞれの冷却シール切断ロー
ル161 は円筒状で、ロール軸部は中空に形成されてお
り、この中空部の両端にはホース164 が連結されてお
り、このホース164 には冷却水が流されている。この冷
却水によって、冷却部163 を常に冷却することができ
る。165 はロータリコネクタで、ホース164 の捻りを防
止するものである。なお、冷却シール切断ロール161 に
おける冷却部163 の数はいくつであってもよく、複数の
冷却部163 を冷却シール切断ロール161 に取り付ける場
合には、冷却シール切断ロール161 のロール周面上に、
その回転方向に等間隔で、複数の冷却部163 をとりつけ
ればよい。もちろん、各冷却部163 にはカッター166 を
取り付ければよい。
向に延びた台形状の冷却部163 がロール周面において取
り付けられている。この冷却シール切断ロール161 の冷
却部163 は、前記仮接着部140 の熱シールロール141 の
加熱部143 と異なり、熱を発生させるものではなくそれ
ぞれの列の包装フィルムシート2Sの間隙部分7を冷却
するためのものである。それぞれの冷却シール切断ロー
ル161 は円筒状で、ロール軸部は中空に形成されてお
り、この中空部の両端にはホース164 が連結されてお
り、このホース164 には冷却水が流されている。この冷
却水によって、冷却部163 を常に冷却することができ
る。165 はロータリコネクタで、ホース164 の捻りを防
止するものである。なお、冷却シール切断ロール161 に
おける冷却部163 の数はいくつであってもよく、複数の
冷却部163 を冷却シール切断ロール161 に取り付ける場
合には、冷却シール切断ロール161 のロール周面上に、
その回転方向に等間隔で、複数の冷却部163 をとりつけ
ればよい。もちろん、各冷却部163 にはカッター166 を
取り付ければよい。
【0040】そして、冷却部163 には、冷却シール切断
ロール161 の軸方向に延びたカッター166 が装着されて
いる。なお、冷却シール切断ロール161 の冷却方法は、
上記のごとく水冷によるものだけでなく、電気やポンプ
によって冷却するものでもよく種々の方法を採択しうる
が、水冷によるものは安価なので好適である。さらにな
お、冷却シール切断ロール161 のロール幅は、送られて
くる包装フィルムシート2Sの幅およびその列数Nに応
じて決めればよい。
ロール161 の軸方向に延びたカッター166 が装着されて
いる。なお、冷却シール切断ロール161 の冷却方法は、
上記のごとく水冷によるものだけでなく、電気やポンプ
によって冷却するものでもよく種々の方法を採択しうる
が、水冷によるものは安価なので好適である。さらにな
お、冷却シール切断ロール161 のロール幅は、送られて
くる包装フィルムシート2Sの幅およびその列数Nに応
じて決めればよい。
【0041】この構成により、シール切断部160 は以下
に示すように動作する。図13に示すように、それぞれ
の列の包装フィルムシート2Sに包み込まれた紙おしぼ
り1が前記一対の冷却シール切断ロール161 、161 間に
位置しているときには、前記一対の冷却シール切断ロー
ル161 の冷却部163 は接触しない。このため、冷却部16
3 によって押さえ付けられることはなく、冷却シール切
断ロール161 、161 間を通過する。それぞれの列の包装
フィルムシート2Sにおける間隙部分7が前記一対の冷
却シール切断ロール161 、161 間に位置しているときに
は、前記一対の冷却シール切断ロール161 の冷却部163
、163 がそれぞれの列の包装フィルムシート2Sの間
隙部分7を挟む。このため、それぞれの冷却シール切断
ロール161 の冷却部163 、163 が、それぞれの列の包装
フィルムシート2Sの溶けた間隙部分7を冷却し固化し
ながら押し付けて冷却接着する。したがって、シール切
断部160 は、全ての列の包装フィルムシート2Sに包み
込まれた隣接する紙おしぼり1の間の溶解した間隙部分
7を冷却させて固化させるので、全ての列の包装フィル
ムシート2Sが開くのを防止するとともに、紙おしぼり
1をそれぞれの列の包装フィルムシート2Sで完全に包
装し封じ込めることができるという効果を奏する。
に示すように動作する。図13に示すように、それぞれ
の列の包装フィルムシート2Sに包み込まれた紙おしぼ
り1が前記一対の冷却シール切断ロール161 、161 間に
位置しているときには、前記一対の冷却シール切断ロー
ル161 の冷却部163 は接触しない。このため、冷却部16
3 によって押さえ付けられることはなく、冷却シール切
断ロール161 、161 間を通過する。それぞれの列の包装
フィルムシート2Sにおける間隙部分7が前記一対の冷
却シール切断ロール161 、161 間に位置しているときに
は、前記一対の冷却シール切断ロール161 の冷却部163
、163 がそれぞれの列の包装フィルムシート2Sの間
隙部分7を挟む。このため、それぞれの冷却シール切断
ロール161 の冷却部163 、163 が、それぞれの列の包装
フィルムシート2Sの溶けた間隙部分7を冷却し固化し
ながら押し付けて冷却接着する。したがって、シール切
断部160 は、全ての列の包装フィルムシート2Sに包み
込まれた隣接する紙おしぼり1の間の溶解した間隙部分
7を冷却させて固化させるので、全ての列の包装フィル
ムシート2Sが開くのを防止するとともに、紙おしぼり
1をそれぞれの列の包装フィルムシート2Sで完全に包
装し封じ込めることができるという効果を奏する。
【0042】しかも、前記一対の冷却シール切断ロール
161 、161 を回転させて、それぞれの冷却部163 同士を
合わせると、冷却部163 のカッター166 同士が重なり合
い、包装フィルムシート2Sの間隙部分7を挾むので、
包装フィルムシート2Sの間隙部分7は包装フィルムシ
ート2Sの幅方向に沿ってカットされる。
161 、161 を回転させて、それぞれの冷却部163 同士を
合わせると、冷却部163 のカッター166 同士が重なり合
い、包装フィルムシート2Sの間隙部分7を挾むので、
包装フィルムシート2Sの間隙部分7は包装フィルムシ
ート2Sの幅方向に沿ってカットされる。
【0043】つぎに、紙おしぼり包装装置90の作用を
説明する。図8は紙おしぼり1の包装方法のフローチャ
ートである。図14は本実施形態の紙おしぼり包装装置
90の動作説明図である。図8〜14に示すように、フ
ィルム裁断工程 100Pにおいて、フィルム裁断部100 に
よって包装フィルムロール2Rから繰り出された一続き
の原反シート2Tはこの原反シート2Tの幅方向に多列
で裁断され、多列の包装フィルムシート2Sとなる。つ
ぎに、重合工程 110Pにおいて、重合部110 によって、
多列で走行する包装フィルムシート2Sのそれぞれの上
に紙おしぼり1が重ね合わされる。つぎに、包み込み工
程 120Pにおいて、包み込み部120 によって、多列で走
行する包装フィルムシート2Sは、紙おしぼり1を内側
にして、それぞれ紙おしぼり1とともにその包装フィル
ムシート2Sの走行方向に沿って底が平らなUの字状に
折られ、その両端縁部は立ったまま接触している。
説明する。図8は紙おしぼり1の包装方法のフローチャ
ートである。図14は本実施形態の紙おしぼり包装装置
90の動作説明図である。図8〜14に示すように、フ
ィルム裁断工程 100Pにおいて、フィルム裁断部100 に
よって包装フィルムロール2Rから繰り出された一続き
の原反シート2Tはこの原反シート2Tの幅方向に多列
で裁断され、多列の包装フィルムシート2Sとなる。つ
ぎに、重合工程 110Pにおいて、重合部110 によって、
多列で走行する包装フィルムシート2Sのそれぞれの上
に紙おしぼり1が重ね合わされる。つぎに、包み込み工
程 120Pにおいて、包み込み部120 によって、多列で走
行する包装フィルムシート2Sは、紙おしぼり1を内側
にして、それぞれ紙おしぼり1とともにその包装フィル
ムシート2Sの走行方向に沿って底が平らなUの字状に
折られ、その両端縁部は立ったまま接触している。
【0044】センターシール工程130 Pにおいて、セン
ターシール部130 のシールロール131 、131 の間に挾ま
れて、熱によって、溶解されるので、包装フィルムシー
ト2Sの両端縁同士が熱シールされる。そして、ベルト
コンベア132 によって、包装フィルムシート2Sの両端
縁部は横倒しされる。
ターシール部130 のシールロール131 、131 の間に挾ま
れて、熱によって、溶解されるので、包装フィルムシー
ト2Sの両端縁同士が熱シールされる。そして、ベルト
コンベア132 によって、包装フィルムシート2Sの両端
縁部は横倒しされる。
【0045】仮接着工程 140Pにおいて、多列で走行す
る包装フィルムシート2Sの間隙部分7を前記一対の熱
シールロール141 の加熱部143 、143 間で挟み、この加
熱部143 の熱によって、それぞれの列の包装フィルムシ
ート2Sにおける間隙部分7のみを溶かしながら押し付
けて仮接着する。どの列の包装フィルムシート2Sであ
ってもその列の包装フィルムシート2Sに包み込まれた
紙おしぼり1は加熱部143 に押し付けられないので、紙
おしぼり1は劣化しない。したがって、全ての列の包装
フィルムシート2Sにおけるそれぞれの紙おしぼり1の
位置ズレを防止できるという効果を奏する。
る包装フィルムシート2Sの間隙部分7を前記一対の熱
シールロール141 の加熱部143 、143 間で挟み、この加
熱部143 の熱によって、それぞれの列の包装フィルムシ
ート2Sにおける間隙部分7のみを溶かしながら押し付
けて仮接着する。どの列の包装フィルムシート2Sであ
ってもその列の包装フィルムシート2Sに包み込まれた
紙おしぼり1は加熱部143 に押し付けられないので、紙
おしぼり1は劣化しない。したがって、全ての列の包装
フィルムシート2Sにおけるそれぞれの紙おしぼり1の
位置ズレを防止できるという効果を奏する。
【0046】そして、フィルム溶解工程 150Pにおい
て、フィルム溶解部150 のホットプレート155 の熱はメ
ッシュベルト153 の熱透過部156 を透過するので、多列
で走行する包装フィルムシート2Sにおける間隙部分7
は、ホットプレート155 の熱によって溶解される。他
方、フィルム溶解部150 のホットプレート155 の熱はメ
ッシュベルト153 の熱遮断部154 によって遮断されるの
で、どの列の包装フィルムシート2Sであってもその列
の包装フィルムシート2Sに包み込まれた紙おしぼり1
は、この熱によって劣化しない。つまり、どの列の包装
フィルムシート2Sであっても紙おしぼり1を劣化させ
ずに、全ての列の包装フィルムシート2Sに包み込まれ
た隣接する紙おしぼり1の間の間隙部分7のみを溶解す
ることができるという効果を奏する。
て、フィルム溶解部150 のホットプレート155 の熱はメ
ッシュベルト153 の熱透過部156 を透過するので、多列
で走行する包装フィルムシート2Sにおける間隙部分7
は、ホットプレート155 の熱によって溶解される。他
方、フィルム溶解部150 のホットプレート155 の熱はメ
ッシュベルト153 の熱遮断部154 によって遮断されるの
で、どの列の包装フィルムシート2Sであってもその列
の包装フィルムシート2Sに包み込まれた紙おしぼり1
は、この熱によって劣化しない。つまり、どの列の包装
フィルムシート2Sであっても紙おしぼり1を劣化させ
ずに、全ての列の包装フィルムシート2Sに包み込まれ
た隣接する紙おしぼり1の間の間隙部分7のみを溶解す
ることができるという効果を奏する。
【0047】最後に、シール切断工程 160Pにおいて、
多列で走行する包装フィルムシート2Sの間隙部分7を
前記一対の冷却シール切断ロール161 の冷却部163 、16
3 間に挟むことによって、それぞれの列の包装フィルム
シート2Sにおける溶解間隙部分7を冷却し固化させな
がら押し付けて冷却接着する。どの列の包装フィルムシ
ート2Sであっても包装フィルムシート2Sに包み込ま
れた紙おしぼり1は冷却シール切断ロール161 の冷却部
163 に押し付けられないので、紙おしぼり1は劣化しな
い。つまり、どの列の包装フィルムシート2Sであって
もその列の包装フィルムシート2Sに包み込まれた隣接
する紙おしぼり1の間の溶解した間隙部分7を冷却させ
て固化させることができるので、全ての列の包装フィル
ムシート2Sが開くのを防止するとともに、紙おしぼり
1をそれぞれの列の包装フィルムシート2Sで完全に包
装し封じ込めることができる。しかも、冷却部163 のカ
ッター166 、166 によって、全ての列の包装フィルムシ
ート2Sにおける間隙部分7は、その包装フィルムシー
ト2Sの幅方向に沿って切断され、各紙おしぼり1はそ
れに対応する包装フィルム2によって包装されて紙おし
ぼり製品Aとなる。
多列で走行する包装フィルムシート2Sの間隙部分7を
前記一対の冷却シール切断ロール161 の冷却部163 、16
3 間に挟むことによって、それぞれの列の包装フィルム
シート2Sにおける溶解間隙部分7を冷却し固化させな
がら押し付けて冷却接着する。どの列の包装フィルムシ
ート2Sであっても包装フィルムシート2Sに包み込ま
れた紙おしぼり1は冷却シール切断ロール161 の冷却部
163 に押し付けられないので、紙おしぼり1は劣化しな
い。つまり、どの列の包装フィルムシート2Sであって
もその列の包装フィルムシート2Sに包み込まれた隣接
する紙おしぼり1の間の溶解した間隙部分7を冷却させ
て固化させることができるので、全ての列の包装フィル
ムシート2Sが開くのを防止するとともに、紙おしぼり
1をそれぞれの列の包装フィルムシート2Sで完全に包
装し封じ込めることができる。しかも、冷却部163 のカ
ッター166 、166 によって、全ての列の包装フィルムシ
ート2Sにおける間隙部分7は、その包装フィルムシー
ト2Sの幅方向に沿って切断され、各紙おしぼり1はそ
れに対応する包装フィルム2によって包装されて紙おし
ぼり製品Aとなる。
【0048】上記のごとく、紙おしぼり包装装置90に
よって、多列の紙おしぼり1を効率的に包装することが
できる。したがって、紙おしぼり1を包装して紙おしぼ
り製品Aを効率的に大量に製造することができるという
効果を奏する。
よって、多列の紙おしぼり1を効率的に包装することが
できる。したがって、紙おしぼり1を包装して紙おしぼ
り製品Aを効率的に大量に製造することができるという
効果を奏する。
【0049】上記のごとく本実施形態の紙おしぼり製品
製造設備は、紙おしぼり1を効率的に大量生産すること
ができ、また紙おしぼり1を包装フィルム2で確実に密
封でき、包装フィルム2における紙おしぼり1の位置ズ
レを防止でき、紙おしぼり製品Aを効率的に大量生産す
ることができる。
製造設備は、紙おしぼり1を効率的に大量生産すること
ができ、また紙おしぼり1を包装フィルム2で確実に密
封でき、包装フィルム2における紙おしぼり1の位置ズ
レを防止でき、紙おしぼり製品Aを効率的に大量生産す
ることができる。
【0050】
【発明の効果】請求項1の紙おしぼり製造装置によれ
ば、紙おしぼりを効率的に大量生産することができる。
請求項2の紙おしぼり包装装置によれば、紙おしぼりを
包装フィルムで包装して大量に紙おしぼり製品を効率的
に製造することができる。請求項3の紙おしぼり製品製
造設備によれば、紙おしぼりを効率的に大量生産するこ
とができ、紙おしぼりを包装フィルムで包装して大量に
紙おしぼり製品を効率的に製造することができる。請求
項4の紙おしぼり製品製造設備によれば、紙おしぼりを
効率的に大量生産することができ、紙おしぼりを包装フ
ィルムで包装して大量に紙おしぼり製品を効率的に製造
することができる。請求項5の紙おしぼり製品の製造方
法によれば、紙おしぼりを効率的に大量に製造すること
ができ、包装フィルムで紙おしぼりを確実に密封でき、
包装フィルムにおける紙おしぼりの位置ズレを防止し、
製品ロスをなくすことができ、紙おしぼりを包装フィル
ムで効率的に大量に包装して紙おしぼり製品を製造する
ことができる。
ば、紙おしぼりを効率的に大量生産することができる。
請求項2の紙おしぼり包装装置によれば、紙おしぼりを
包装フィルムで包装して大量に紙おしぼり製品を効率的
に製造することができる。請求項3の紙おしぼり製品製
造設備によれば、紙おしぼりを効率的に大量生産するこ
とができ、紙おしぼりを包装フィルムで包装して大量に
紙おしぼり製品を効率的に製造することができる。請求
項4の紙おしぼり製品製造設備によれば、紙おしぼりを
効率的に大量生産することができ、紙おしぼりを包装フ
ィルムで包装して大量に紙おしぼり製品を効率的に製造
することができる。請求項5の紙おしぼり製品の製造方
法によれば、紙おしぼりを効率的に大量に製造すること
ができ、包装フィルムで紙おしぼりを確実に密封でき、
包装フィルムにおける紙おしぼりの位置ズレを防止し、
製品ロスをなくすことができ、紙おしぼりを包装フィル
ムで効率的に大量に包装して紙おしぼり製品を製造する
ことができる。
【図1】本発明の紙おしぼり製品製造設備の一実施形態
に係わる概略側面図である。
に係わる概略側面図である。
【図2】紙おしぼり1の製造方法のフローチャートであ
る。
る。
【図3】一次折り畳み部40および二次折り畳み部50
の概略斜視図である。
の概略斜視図である。
【図4】薬液の含浸部60の断面図である。
【図5】カット部70、縦折り部80および紙おしぼり
包装装置90の一部の側面図である。
包装装置90の一部の側面図である。
【図6】カット部70および縦折り部80の拡大側面図
である。
である。
【図7】送りロール73と縦折りロール81との垂直断
面図である。
面図である。
【図8】紙おしぼり1の包装方法のフローチャートであ
る。
る。
【図9】フィルム裁断部100 の説明図であって、(A)
は側面図、(B)は平面図である。
は側面図、(B)は平面図である。
【図10】重合部110 、包み込み部120 およびセンター
シール部130 の概略斜視図である。
シール部130 の概略斜視図である。
【図11】仮接着部140 の概略斜視図である。
【図12】フィルム溶解部150 の概略斜視図である。
【図13】シール切断部160 の概略斜視図である。
【図14】紙おしぼり包装装置90の動作説明図であ
る。
る。
【図15】紙おしぼり製品Aの単体図であって、(A)
は斜視図、(B)は(A)のB−B線断面図である。
は斜視図、(B)は(A)のB−B線断面図である。
1 紙おしぼり
2 包装フィルム
7 間隙部分
10 紙おしぼり製造装置
20 エンボスプレス部
30 紙おしぼりシート裁断部
40 一次折り畳み部
50 二次折り畳み部
60 含浸部
70 カット部
80 縦折り部
90 紙おしぼり包装装置
100 フィルム裁断部
110 重合部
120 包み込み部
130 センターシール部
140 仮接着部
141 熱シールロール
143 加熱部
144 熱芯
150 フィルム溶解部
153 メッシュベルト
154 熱遮断部
155 ホットプレート
156 熱透過部
160 シール切断部
161 冷却シール切断ロール
163 冷却部
166 カッター
A 紙おしぼり製品
Claims (5)
- 【請求項1】一続きの紙おしぼりシートを加工して、紙
おしぼりを順次製造する装置であって、 該製造装置が、 前記 紙おしぼりシートをその走行方向に沿って観音折り
に折り畳む一次折り畳み部と、 観音折りされた紙おしぼりシートを、その幅方向におけ
る真ん中でその走行方向に沿ってさらに二つ折りに折り
畳む二次折り畳み部と、前記 紙おしぼりシートに薬液を含浸する薬液の含浸部
と、 回転自在に設けられ、ロール周面上にその軸方向に延び
たカッターが取り付けられたカッターロールと、 該カッターロールに同調して回転自在に設けられ、ロー
ルの軸方向に延びた突部がロール周面上に設けられた送
りロールと、 該送りロールに同調して回転自在に設けられ、該送りロ
ールの突部に嵌合しうる溝が、ロール周面上に形成され
た縦折りロールとからなり、 前記薬液が含浸された紙おしぼりシートが、前記カッタ
ーロールと前記送りロールとの間を通されて、前記カッ
ターロールのカッターと送りロールのロール周面が重な
るときに、前記紙おしぼりシートが、カットされて紙お
しぼりとなり、該紙おしぼりが、前記送りロールと縦折
りロールとの間を通されて、前記送りロールの突部によ
り前記紙おしぼりがその真ん中を前記縦折りロールの溝
に押し込まれて縦折りされることを特徴とする紙おしぼ
り製造装置。 - 【請求項2】一続きの包装フィルムシートを加工して、
順次供給される紙おしぼりを順次包装する包装装置であ
って、 該包装装置が、 前記 包装フィルムシートの上に、前記紙おしぼりを重ね
合わせる重合部と、 前記紙おしぼりを内側にして、前記包装フィルムシート
をその走行方向に沿って折り畳み、前記包装フィルムシ
ートの幅方向における対向する端縁部同士を重ね合わせ
て紙おしぼりを包み込む包み込み部と、 前記包装フィルムシートの幅方向における重ね合わされ
た両端縁部をヒートシールするセンターシール部と、 前記包装フィルムシートにおいて、該包装フィルムシー
トに包み込まれた隣接する前記紙おしぼりの間の間隙部
分を仮接着する仮接着部と、 前記包装フィルムシートにおける前記間隙部分を熱によ
って溶解させるフィルム溶解部と、 前記包装フィルムシートにおける溶解した前記間隙部分
を冷却固化させ、該間隙部分を切断するシール切断部と
からなり、 前記包み込み部に、前記包装フィルムシートの両端縁部
を接近もしくは接触させながら、かつ、立てた状態で走
行させる折り畳み装置が組み込まれており、 前記センターシール部が、互いに接触した状態で回転自
在に設けられ、加熱された一対のシールロールからな
り、 該一対のシールロール間に、前記包装フィルムシートの
前記両端縁部が通されることを特徴とする紙おしぼり包
装装置。 - 【請求項3】請求項1記載の紙おしぼり製造装置と、 請求項2記載の紙おしぼり包装装置とからなることを特
徴とする紙おしぼり製品製造設備。 - 【請求項4】複数の請求項1記載の紙おしぼり製造装置
と、 原反ロールから繰り出された原反シートを、その走行方
向に多列に裁断して、多列の包装フィルムシートにする
フィルム裁断部と、 複数の請求項2記載の紙おしぼり包装装置とからなるこ
とを特徴とする紙おしぼり製品製造設備。 - 【請求項5】原反ロールから繰り出された一続きの紙お
しぼりシートを走行させながらその走行方向に沿って観
音折りし、観音折りされた 紙おしぼりシートをその走行方向に沿っ
てさらに二つ折りし、二つ折りされた 紙おしぼりシートに薬液を含浸し、薬液が含浸された 紙おしぼりシートをその走行方向に沿
って等間隔で、その幅方向に沿ってカットして紙おしぼ
りとし、 該紙おしぼりをその走行方向における真ん中で、その幅
方向に沿って二つに縦折りに折り畳み、 原反ロールから繰り出された一続きの包装フィルムシー
トを走行させながら、該包装フィルムシートの上に前記
紙おしぼりを重ね合わせ、 該紙おしぼりを内側にして、前記包装フィルムシートを
その走行方向に沿って折り畳み、前記包装フィルムシー
トの幅方向における対向する端縁部同士を重ね合わせて
紙おしぼりを包み込み、 前記包装フィルムシートの幅方向における重ね合わされ
た両端縁部をヒートシールし、ヒートシールされた 包装フィルムシートにおいて、該包
装フィルムシートに包み込まれた隣接する前記紙おしぼ
りの間の間隙部分を仮接着し、仮接着された 包装フィルムシートにおける前記間隙部分
を熱によって溶解し、溶解した 間隙部分を冷却固化して切断することを特徴と
する紙おしぼり製品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22211099A JP3370958B2 (ja) | 1999-08-05 | 1999-08-05 | 紙おしぼり製造装置、紙おしぼり包装装置およびこれらを組み合わせた紙おしぼり製品製造設備とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22211099A JP3370958B2 (ja) | 1999-08-05 | 1999-08-05 | 紙おしぼり製造装置、紙おしぼり包装装置およびこれらを組み合わせた紙おしぼり製品製造設備とその製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35724996A Division JP3010144B2 (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 紙おしぼり包装装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000070172A JP2000070172A (ja) | 2000-03-07 |
JP3370958B2 true JP3370958B2 (ja) | 2003-01-27 |
Family
ID=16777312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22211099A Expired - Fee Related JP3370958B2 (ja) | 1999-08-05 | 1999-08-05 | 紙おしぼり製造装置、紙おしぼり包装装置およびこれらを組み合わせた紙おしぼり製品製造設備とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3370958B2 (ja) |
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KR101852586B1 (ko) * | 2016-10-20 | 2018-04-27 | 동서위생 주식회사 | 물결무늬 형상을 갖는 팩 기능 화장 솜 제조 장치 |
CN109051017A (zh) * | 2018-08-21 | 2018-12-21 | 上海克拉方今环保科技有限公司 | 一种智能无人制巾机 |
CN111422508A (zh) * | 2020-04-08 | 2020-07-17 | 温州飒德纸业有限公司 | 一种直筒容器及直筒状抽取式纸巾的生产工艺 |
CN111645930B (zh) * | 2020-05-06 | 2021-10-08 | 安徽兰翔纺机科技有限公司 | 一种纺织胶辊用包装覆膜装置 |
CN113460408A (zh) * | 2021-07-13 | 2021-10-01 | 郑州中顺智能设备有限公司 | 一种多列式生产包装设备及湿巾生产设备 |
CN113978043B (zh) * | 2021-10-23 | 2024-01-19 | 郑州维普斯机械设备有限公司 | 一种湿巾自动化生产线 |
-
1999
- 1999-08-05 JP JP22211099A patent/JP3370958B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP2000070172A (ja) | 2000-03-07 |
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