JP3370728B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP3370728B2
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耕治 前田
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松下冷機株式会社
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/32Removal, transportation or shipping of refrigerating devices from one location to another

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  • Refrigerator Housings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷蔵庫の背面のスペーサ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫は外観の向上を図るため
に、凝縮器を断熱箱体内に埋設し、スッキリした形にし
てきた。凝縮器を断熱箱体内に埋設すると、放熱能力は
劣化する。また、圧縮機の温度も上がりすぎると、耐久
性が悪くなることがある。
【0003】劣化する放熱能力を少しでもカバーするた
め、また、圧縮機の温度を下げるために、冷蔵庫の背面
に空間をあけてきた。
【0004】従来、この種の冷蔵庫は実公昭61−13
33号公報,実公昭61−7498号公報に示すような
構成が知られていた。以下、図12,13及び図14,
15,16を参照しながら、上述したような従来の冷蔵
庫について説明を行なう。
【0005】図12は従来の冷蔵庫を示す斜視図であ
る。図13は要部斜視図である。24は冷蔵庫本体であ
る。25は機械室背面の開口部を覆う背面カバーであ
る。背面カバー25を、冷蔵庫本体24より後方にとび
出しており、冷蔵庫を背壁に押し当てても、背面カバー
25のとび出し分のスペースができる。背面カバー27
の回りには、スリット26があり圧縮機27の熱を逃が
すようになっている。
【0006】また、図14,図15は他の従来の冷蔵庫
を示す背面図,要部背面図であり、図16は、図15の
断面図である。28は冷蔵庫本体である。29は機械室
カバー30の両側に形成したカバー取り付け具である。
これには背面ストッパー31が形成されており、冷蔵庫
を背壁に押し当てても、背面ストッパー31のとび出し
分スペースができるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、冷蔵庫の梱包サイズは、背面カバーや背
面スペーサにより冷蔵庫より外形が大きな物になり、流
通時での費用が高くなるという課題を有していた。
【0008】本発明は上記課題に鑑み、冷蔵庫の設置時
は冷蔵庫と壁面との間を所定間隔設け、梱包時には梱包
の外形が大きくならないようにした冷蔵庫を提供するこ
とを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の冷蔵庫は、断熱箱体と、前記断熱箱体の下部
に設けた機械室と、前記機械室の背面開口を覆う背面カ
バーと、前記背面カバーに形成した穴と、前記穴の左右
に設けた係支部と、前記係支部に保持される左右それぞ
れに延出する回転軸と前記回転軸から下方に延びる重し
前記回転軸から後方水平に延出する当接部とからな
るスペーサとからなり、前記断熱箱体の梱包材を上方か
ら落下梱包させたとき、前記梱包材がスペーサの前記当
接部上に落下し、前記スペーサが前記回転軸を中心に回
転して、スペーサの前記重し部と前記当接部が前記穴内
に収納されるものである
【0010】
【作用】本発明は上記した構成によって、冷蔵庫設置時
は、背面カバーのスペーサ保持部に保持される左右それ
ぞれに延出する回転軸を中心にして、重し部が垂れ下が
り、当接部が後方水平に延出して、冷蔵庫の背面の壁面
と当り所定の間隔を設ける。また、梱包材が上方から落
下する時は、梱包材がスペーサの当接部に当たり、スペ
ーサが回転軸を中心にして回転して、当接部,重し部を
背面カバー内に収納し、梱包外形は小さいものになる。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例の冷蔵庫について図面を
参照しながら説明する。
【0012】図1は、本発明の第1の実施例における冷
蔵庫の背面斜視図であり、図2は、図1の要部の斜視
図、図3は、図2の断面図である。1は断熱箱体であ
る。2は断熱箱体1の下部に設けた機械室3の背面開口
を覆う背面カバーである。背面カバー2は、穴4と、穴
4の機械室側左右に設けられた係支部5からなるスペー
サ保持部6を左右それぞれに形成している。7はスペー
サであり、左右それぞれに延出する回転軸8と、回転軸
8から下方に延びる重し部9と、回転軸8から後方水平
に延出する当接部10とからなっている。スペーサ7の
回転軸8は、背面カバー2の係支部5に回転自在に係支
されており、また、重し部9は、背面カバー2の穴4に
収納されている。重し部9は、当接部10より重くして
ある。
【0013】冷蔵庫の設置時、スペーサ7は、重し部9
の方が当接部10より重くしてあるので、回転軸8を中
心にして、重し部9が垂れ下がり、当接部10が背面水
平に突き出た形となる。冷蔵庫を背壁に押し付けると背
壁に当接部10が当たり、冷蔵庫背面に所定の間隔がで
きる。
【0014】落下梱包時、梱包材11がスペーサ7の当
接部10上に落下し、回転軸8を中心にスペーサ7が回
転して、スペーサ7は重し部9,当接部10を背面カバ
ー2の穴4内に収納される。
【0015】以上のように第1の実施例によれば、冷蔵
庫の設置時は冷蔵庫と背壁との間に所定の間隔を設ける
ことができ、梱包時には梱包外形を小さくすることがで
きる。
【0016】次に、本発明の第2の実施例について説明
を行なうが、同一構成については同一番号を付し、詳細
な説明を省略する。
【0017】図4は要部の斜視図、図5は、図4の断面
図である。12はスペーサであり、ストッパー部13を
重し部9の左右側面に設けてあり、スペーサ12の当接
部10が後方水平位置よりやや上方向きになる時、背面
カバー2の裏面と当接する位置に設けられている。
【0018】冷蔵庫の設置時、スペーサ12の重し部9
とストッパー部13により、当接部10が背面にやや上
方に突き出た形となり、背壁に押し付けると背壁に当接
部10が当たり、回転軸8を中心にして上向きにスペー
サ12を回そうとする力が働く。しかし、ストッパー部
13が背面カバー2の裏面と当接するため、それ以上回
転することはなく、冷蔵庫と背壁の間に所定の間隔がで
きる。
【0019】落下梱包時、梱包材11がスペーサ12の
当接部10上に落下し、回転軸8を中心にスペーサ12
が回転して、スペーサ12は重し部9,当接部10を背
面カバー2の穴4内に収納される。
【0020】梱包時、スペーサ12は背面カバー2の穴
4内に収納されている状態から、当接部10が後方水平
位置よりやや上方向き状態に復帰する。この時、ゆりか
ご状態になるのを、ストッパー部13が背面カバー2の
裏面と当接するため、防ぐことができる。
【0021】以上のように第2の実施例によれば、冷蔵
庫の設置時は冷蔵庫と背壁の間に所定間隔を設けること
ができ、梱包時には梱包外形を小さくすることができ、
解梱時には素早く所定位置に復帰することができる。
【0022】次に、本発明の第3の実施例について説明
を行なうが、同一構成については同一番号を付し、詳細
な説明を省略する。
【0023】図6は、本発明の第3の実施例における冷
蔵庫の要部の斜視図、図7は、図6の断面図である。1
4は断熱箱体1の下部に設けた機械室3の背面開口を覆
う背面カバーである。背面カバー14は、穴4と、穴4
の機械室側左右に設けられた係支部5と、穴4の下部に
設けた凹部15からなるスペーサ保持部16を左右それ
ぞれに形成している。17はスペーサであり、左右それ
ぞれに延出する回転軸8と、回転軸8から後方に延出す
る当接部10と、回転軸8から当接部10に対向して設
けた緩衝部18からなっている。スペーサ17の回転軸
8は、背面カバー14の係支部5に回転自在に係支され
ており、緩衝部18は、断熱箱体1と所定の間隔を開け
るまでの長さがある。また、スペーサ17は、回転軸8
を中心にして、緩衝部18の方が当接部10より重くし
ている。背面カバー14の穴4下部に設けた凹部15の
上部フランジは、スペーサ17の当接部10が後方水平
位置よりやや上方向きになる時、緩衝部18と当接する
位置にある。
【0024】冷蔵庫の設置時、スペーサ17は、緩衝部
18の方が当接部10より重くしてあるので、回転軸8
を中心にして、緩衝部18が下がり、緩衝部18と背面
カバー14に設けた凹部15の上部フランジが当たる位
置に安定して、当接部10が背面に突き出た形となる。
冷蔵庫を背壁に押し付けると、背壁に当接部10が当た
り冷蔵庫と背壁の間に所定の間隔ができる。また、冷蔵
庫を背壁に強く押し付けた時、スペーサ17は背壁から
押され、スペーサ17の回転軸8から背面カバー14の
スペーサ保持部16を介して、背面カバー14を機械室
側に変形させようとするのを、スペーサ17の緩衝部1
8が断熱箱体1に当たることにより、背面カバー14の
変形を防止すると共に、背面カバー14のたわみによる
冷蔵庫背面の間隔が小さくなるのを防止している。
【0025】落下梱包時、梱包材11がスペーサ17の
当接部10上に落下し、回転軸8を中心にスペーサ17
が回転して、スペーサ17の当接部10は背面カバー1
4の凹部15内に収納される。
【0026】解梱時、スペーサ17は背面カバー14の
凹部15内に収納されている状態から、当接部10が後
方水平位置よりやや上方向き状態に復帰する際、スペー
サ17の緩衝部18が背面カバー14の穴4の下部に設
けた凹部15の上部フランジに当たり、ゆりかご状態に
なるのを防げる。
【0027】以上のように第3の実施例によれば、冷蔵
庫の設置時は、背面カバーの変形やたわみによるスペー
サの沈み込みを防ぐことができ、冷蔵庫と背壁の間に所
定間隔を設けることができる。梱包時には、梱包外形を
小さくすることができ、解梱時は、素早く所定の位置に
復帰することができる。
【0028】次に、本発明の第4の実施例について説明
を行なうが、同一構成については同一番号を付し、詳細
な説明を省略する。
【0029】図8は、本発明の第4の実施例における冷
蔵庫の要部の斜視図、図9は、図8の断面図である。1
9はスペーサであり、左右それぞれに延出する回転軸8
と、回転軸8から後方に延出する当接部10からなる樹
脂製であり、回転軸8から当接部10と対向して設けた
緩衝部20は、鉄板の折り曲げにて形成した別部品であ
る。スペーサ19の回転軸8は、背面カバー14の係支
部5に回転自在に係支されており、また、緩衝部20
は、背面カバー14の穴4内に収納されている。
【0030】冷蔵庫の設置時、スペーサ19は、緩衝部
20の方が当接部10より重くしてあるので、回転軸8
を中心にして、緩衝部20が垂れ下がり、当接部10が
背面に突き出た形となり、冷蔵庫を背壁に押し付けると
背壁に当接部10が当たり、冷蔵庫と背壁の間に所定の
間隔ができる。
【0031】落下梱包時、梱包材11がスペーサ19の
当接部10上に落下し、回転軸8を中心にスペーサ19
が回転して、スペーサ19は当接部10を背面カバー1
4の凹部15内に収納される。また、スペーサ19の緩
衝部20は比重の重い鉄製であるため、樹脂製より小さ
くすることができ、強いては、内容積をアップすること
ができる。
【0032】以上のように第4の実施例によれば、冷蔵
庫の設置時は冷蔵庫と壁面の間に所定の間隔を設けるこ
とができ、梱包時には梱包の外形を小さくすることがで
きる。また、内容積をアップすることができる。
【0033】次に、本発明の第5の実施例について説明
を行なうが、同一構成については同一番号を付し、詳細
な説明を省略する。
【0034】図10は、本発明の第5の実施例における
冷蔵庫の要部の斜視図、図11は、図10の断面図であ
る。14は断熱箱体1の下部に設けた機械室3の背面開
口を覆う背面カバーである。背面カバー14は、穴4
と、穴4の機械室側左右に設けられた係支部5と、穴4
の下部に設けた凹部15からなるスペーサ保持部6を左
右それぞれに形成している。17はスペーサであり、左
右それぞれに延出する回転軸8と、回転軸8から後方に
延出する当接部10と、緩衝部18からなっている。ス
ペーサ17の回転軸8と、背面カバー14の係支部5に
回転自在に係支されている。21はスプリングであり、
一端を背面カバー14に係支し、他端をスペーサ17の
緩衝部18に係支してあり、スペーサ17の当接部10
が常時後方に延出するようにしてある。
【0035】冷蔵庫の設置時、スペーサ17は、スプリ
ング21により、当接部10が背面に突き出た形とな
り、冷蔵庫を背壁に押し付けると背壁に当接部10が当
たり所定の間隔ができる。また、スペーサ17はスプリ
ング21により、背面カバー14の凹部15上部フラン
ジに押さえつけられるため、ガタツキがなくなり、背面
カバー14が振動しても、ビビリ音を発生することはな
い。
【0036】落下梱包時、梱包材11がスペーサ17の
当接部10上に落下し、回転軸8を中心にスペーサ17
が回転して、スペーサ17は当接部10を背面カバー1
4の凹部15内に収納される。
【0037】解梱時、スペーサ17は背面カバー14の
凹部15内に収納されている状態から、スプリング21
の復元力により、当接部10が後方水平位置に復帰す
る。
【0038】以上のように第5の実施例によれば、冷蔵
庫の設置時は冷蔵庫と背壁の間に所定の間隔を設けるこ
とができ、また、背面カバー14が振動しても、ビビリ
音を発生することがない。梱包時には梱包外形を小さく
することができ、解梱時は、スプリングの復元力によ
り、素早く後方水平位置に復帰することができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明は、断熱箱体と、前
記断熱箱体の下部に設けた機械室と、前記機械室の背面
開口を覆う背面カバーと、前記背面カバーに形成した穴
と、前記穴の左右に設けた係支部と、前記係支部に保持
される左右それぞれに延出する回転軸と前記回転軸から
下方に延びる重し部と前記回転軸から後方水平に延出す
る当接部とからなるスペーサとからなり、前記断熱箱体
の梱包材を上方から落下梱包させたとき、前記梱包材が
スペーサの前記当接部上に落下し、前記スペーサが前記
回転軸を中心に回転して、スペーサの前記重し部と前記
当接部が前記穴内に収納されることにより、冷蔵庫の設
置時は冷蔵庫と壁面との間に所定の間隔を設けることが
でき、梱包時には梱包の外形を小さくすることができ、
その実用的効果は大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における冷蔵庫の背面斜
視図
【図2】図1の要部の斜視図
【図3】図2の断面図
【図4】本発明の第2の実施例における冷蔵庫の要部の
斜視図
【図5】図4の断面図
【図6】本発明の第3の実施例における冷蔵庫の要部の
斜視図
【図7】図6の断面図
【図8】本発明の第4の実施例における冷蔵庫の要部の
斜視図
【図9】図8の断面図
【図10】本発明の第5の実施例における冷蔵庫の要部
の斜視図
【図11】図10の断面図
【図12】従来の冷蔵庫の背面斜視図
【図13】図12の冷蔵庫の要部分解斜視図
【図14】従来の他の冷蔵庫の背面図
【図15】図14の冷蔵庫の要部拡大図
【図16】図15の冷蔵庫の要部断面図
【符号の説明】
1 断熱箱体 2,14 背面カバー 6,16 スペーサ保持部 7,12,19 スペーサ 8 回転軸 9 重し部 10 当接部 13 ストッパー部 18,20 緩衝部 21 スプリング

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱箱体と、前記断熱箱体の下部に設け
    た機械室と、前記機械室の背面開口を覆う背面カバー
    と、前記背面カバーに形成した穴と、前記穴の左右に設
    けた係支部と、前記係支部に保持される左右それぞれに
    延出する回転軸と冷蔵庫の設置時には前記回転軸から
    れ下がる重し部前記回転軸から後方水平に延出する当
    接部とからなるスペーサとを有し、前記スペーサは、冷
    蔵庫の梱包時に梱包材を上方から落下梱包させたときに
    は、前記梱包材がスペーサの前記当接部上に落下し、前
    記スペーサが前記回転軸を中心に回転して、スペーサの
    前記重し部と前記当接部が前記穴内に収納される冷蔵
    庫。
  2. 【請求項2】 断熱箱体と、前記断熱箱体の背面に配設
    されスペーサ保持部と、前記スペーサ保持部に保持され
    左右それぞれに延出する回転軸と、前記回転軸から下
    方に延びる重し部と、前記回転軸から後方水平に延出す
    る当接部とからなるスペーサを有し、前記重し部の両側
    にストッパー部を設け当接部が後方水平位置よりやや上
    方向き時に背面カバーの裏側とストッパー部が当接する
    位置に設けたことを特徴とする冷蔵庫。
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