JP3370286B2 - 車両用制御装置 - Google Patents

車両用制御装置

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JP3370286B2
JP3370286B2 JP35483098A JP35483098A JP3370286B2 JP 3370286 B2 JP3370286 B2 JP 3370286B2 JP 35483098 A JP35483098 A JP 35483098A JP 35483098 A JP35483098 A JP 35483098A JP 3370286 B2 JP3370286 B2 JP 3370286B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車両用制御装置に
係り、特に、冷却水温の制御に好適な車両用制御装置に
関する。 【0002】 【従来の技術】現行の車両には、車室を暖気するための
ヒータがエンジンの冷却水路上に設けられており、冷却
水の温度がエンジンの熱によって上昇すれば温風を送り
出すことができる構造となっている。また、特開平10
−71843号公報には、粘性流体を用いて熱を発生さ
せ、その熱を暖房用の補助熱源として利用するものが開
示されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車両においては、発熱部のエンジンの損失だけでは十分
ではなく、冬場の寒い時期には、5分〜10分経たない
と、温風が出ないという問題点があった。特に、アイド
リング運転では、エンジンの損失が少ないため、暖まり
にくいものであった。 【0004】また、特開平10−71843号公報に記
載されている方式では、粘性流体を用いたものであるた
めに、ロータの回転数により発生熱が決まるため、低速
時の発熱は小さく、冬場の寒い時期には、補助熱源とし
ての効果は余り期待できず、温風が出ないという問題点
があった。また、常に粘性流体による損失が発生するた
めに、車両用交流発電機としての効率が悪化する問題が
あった。 【0005】本発明の目的は、車両用交流発電機の回転
数が低くても、短い時間で車室内へ温風を送れる車両用
制御装置を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、エンジン及び交流発電機を冷却す
る冷却水を放熱するラジエターと、この冷却水の熱を放
熱して車室内を暖めるヒータとを有する車両用制御装置
において、上記冷却水の水温を検出する水温検出手段
と、上記交流発電機によって発電された電力が蓄積され
るバッテリーの電圧を検出する電圧検出手段と、上記交
流発電機に対する電気負荷であるとともに、上記交流発
電機内を流通する冷却水路の近傍に配置されている電気
ヒータと、上記水温検出手段によって検出された水温が
所定温度以下であり、かつ、上記電圧検出手段によって
検出されたバッテリーの電圧が所定電圧以上のとき、上
記交流発電機から上記電気負荷に通電するように制御す
る制御手段と、車両用交流発電機の排水側に配置される
車室内の暖房に使用されるヒータに近接して設けられた
バイパス用の水路とを備えるようにしたものである。か
かる構成により、両用交流発電機の回転数が低くても、
短い時間で車室内へ温風を送り得るものとなる。 【0007】 【0008】 【0009】 【0010】 【0011】 【発明の実施の形態】以下、図1及び図2を用いて、本
発明の第1の実施形態による車両用制御装置の構成につ
いて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態による
車両用制御装置の構成を示すシステム図であり、図2
は、本発明の第1の実施形態による車両用制御装置の制
御手順を示すフローチャートである。 【0012】図1において、車両用交流発電機1は、エ
ンジン2に対して車両用交流発電機1の軸上に配置され
るプーリ102と、エンジン2の軸上に配置されるプー
リ31bとに、ベルト32を介して接続されている。プ
ーリ102とプーリ31bのプーリ比は2〜3倍となっ
ており、車両用交流発電機1は、増速で回転する。交流
発電機1によって発電された電力は、バッテリー11に
蓄電される。 【0013】車両用交流発電機1の冷却は、ラジエータ
5により熱交換するために、ラジエータホース4で接続
され、内部を流れる冷却水を循環させるための冷却水ポ
ンプ6が、ラジエータ5の出口側に配置される。通常、
冷却水ポンプ6の軸上に配置されるプーリ31aは、エ
ンジン2のプーリ31bにベルトで連結されており、冷
却水ポンプ6は、エンジンの回転数に比例した水量を、
車両用交流発電機1およびエンジン2に送ることができ
るものである。 【0014】エンジン2から出た冷却水は、車両用交流
発電機1の出口側のラジエータホースに接続され、両者
の冷却系は並列接続されている。車両用交流発電機1
は、発電容量が大きなものを使用しているため、発熱量
が大きいため、エンジン2の冷却水で冷却する構成とし
ている。 【0015】エンジン2を冷却する冷却水と、車両用交
流発電機1を冷却する冷却水の水量のバランスは、それ
ぞれの配管内の圧損により決定される。本実施形態にお
いては、車両用交流発電機1の圧力損失は、エンジン2
内部の圧力損失よりも高くなるように設定して、エンジ
ン2に流れ込む冷却水が従来よりも大きく減少しないよ
うにしている。そのために、エンジン2と車両用交流発
電機1の冷却水の分岐点では、車両用交流発電機1に接
続されるホースの太さは、エンジン2に接続されるホー
ス径よりも細いホースを用いて、車両用交流発電機1に
接続している。そして、車両用交流発電機1に接続され
るホースの断面積は、車両用交流発電機の内部流路面積
とほぼ等しいか、若干大きめに設定している。このよう
に、ホースの面積を流路面積と合わすことで冷却水の偏
流を低減することができる。 【0016】さらに、冷却水ポンプ6の出口には、車両
用交流発電機1やエンジン2に並列に車内暖房用のヒー
タ8が配置されており、ヒータ8の熱を車室内に送るた
めのブロアー10が、ヒータ8の近傍に配置されてい
る。また、ヒータ8の近傍には、電気ヒータ9が配置さ
れている。電気ヒータ9は、交流発電機1によって発電
された電気によって通電され、発熱する。即ち、電気ヒ
ータ9は、交流発電機1の電気負荷となっている。電気
負荷である電気ヒータ9に通電することにより、交流発
電機1は、電気負荷が大きくなるため、発電量が増大す
るとともに、内部損失も大きくなるため、発熱して、内
部を流れる冷却水の水温を上昇することができる。ま
た、ラジエータ5の入口と出口をバイパスする水路が、
サーモスタット7を介して接続されている。 【0017】さらに、本実施形態においては、ヒータ8
の近傍に、水温センサ21が設置されており、冷却水の
水温を検出し、検出された水温は、制御手段である制御
手段(CPU)20に取り込まれる。また、バッテリー
11と交流発電機1との間には、電圧検出手段22が配
置されており、検出されたバッテリーの電圧は、制御手
段20に取り込まれる。制御手段20は、水温センサ2
1によって検出された水温と、電圧検出手段22によっ
て検出されたバッテリーの電圧に基づいて、電気ヒータ
9と交流発電機1の間に設けられたスイッチ23を開閉
して、電気ヒータ9に通電したり、遮断したりする。 【0018】次に動作について説明する。エンジン2,
車両用交流発電機1およびヒータ8は、ラジエータ5の
入口および出口に対しては並列に接続されており、ラジ
エータ5の出口とエンジン1等の間には、冷却水ポンプ
6が挿入されている。従って、エンジン2が始動する
と、エンジン2の回転数に応じた水量を冷却水ポンプ6
が送り出すため、それぞれの水路には冷却水が流れる。
ヒータ8は、車室内の暖房用に設けられたもので、ブロ
アー10を回転させることによって温風を車室内に送り
出せるものである。しかし、エンジン2が冷えている場
合には、冷却水の温度も冷えているため、ブロアー10
を回転させても温風は出ないものである。サーモスタッ
ト7は、エンジン2の冷却水が冷えている場合には、冷
却水がラジエータ側に流れ込んで冷えないように動作す
るもので、冷却水ポンプ6を出た冷却水は、ラジエータ
5を通らないように循環し、エンジン2に流れる冷却水
温を早く一定値に上昇させるものである。通常、エンジ
ンの冷却水温は80℃前後で制御され、水温がこの一定
値を越えた場合には、サーモスタット7が働き、ラジエ
ータ5にも冷却水が循環するようになる。そして、冷却
水温が高くなった場合には、ラジエータに設置された冷
却ファン(図示せず)が動作して、一定の水温になるよ
うに制御している。 【0019】例えば、冬場にエンジン2が始動した場
合、一般的には水温は低い状態にあるため、ヒータ8の
水温は低いものである。従って、ブロアー10を働かせ
ても温風は出ないものである。そこで、本実施形態で
は、車両用交流発電機1の発電によって発生する銅損,
鉄損及びダイオード損等による発熱をエンジン2の冷却
水を用いて冷却することで、従来よりも早く水温を上昇
させることができる。しかし、水冷の車両用交流発電機
1は、電気負荷をとらなければ発電しないため、損失の
発生は非常に少ないものである。そこで、電気負荷とし
て、電気ヒータ9を備えている。そして、エンジン2が
回転して車両用交流発電機1が正常に発電していること
を確認したら、電気ヒータ9を負荷として発電を開始す
る。従って、冷却水は、発電による損失(主に固定子巻
線による銅損)によるものと、電気ヒータ9で発生する
発熱の2つが重なり合って、冷却水の温度を早く上昇す
ることができる。 【0020】なお、以上の動作は、暖房運転スイッチが
オンの状態である場合の説明であり、暖房運転スイッチ
がオフの場合には、電気ヒータ9に電力は供給しないも
のである。 【0021】次に、図2を用いて、暖房運転スイッチが
オンになった場合の本実施形態による制御手段20によ
る制御動作について説明する。ステップ50において、
制御手段20は、電圧検出手段22によって検出された
バッテリーの端子電圧が、13.5V以上あるか否かを
判断して、13.5V以上であればステップ52に進
み、13.5V未満であればステップ56に進む。な
お、この基準電圧は、12Vのバッテリーの場合であ
り、24Vのバッテリーの場合には、27Vを基準とし
て判断する。 【0022】バッテリー電圧が13.5V以上ある場合
には、車両用交流発電機1は正常に動作しているため、
制御手段20は、ステップ52において、水温センサ2
1によって検出された冷却水温度が設定値よりも高いか
否かを検出し、設定値より高い場合にはステップ56に
進み、低い場合にはステップ54に進む。 【0023】そして、例えば、検出水温が20℃以下の
場合、ヒータ8に配置されているブロアー10を起動し
ても温風が出ないために、ステップ54において、制御
手段20は、スイッチ23を閉じて、電気負荷である電
気ヒータ9に通電する。このとき、他の電気負荷(フォ
グを含む照明や熱線式デフォッガ等)が大きい場合に
は、発電電流が不足してしまい、発電電圧,すなわち、
バッテリー電圧が13.5Vを割ることになる。この状
態は、バッテリーから電流を持ち出していることになる
ため、この状態を長く続けるとバッテリー上がりの原因
となる。従って、ステップ50の判定により、ステップ
56において、制御手段20は、スイッチ23を解放し
て、電気負荷である電気ヒータ9を切り離す。 【0024】また、水温が設定温度以上になると、ステ
ップ52の判定により、ステップ56において、制御手
段20は、スイッチ23を解放して、電気負荷である電
気ヒータ9を切り離す。即ち、ある程度冷却水温が上昇
してくれば、電気ヒータ9は通電をオフして、冷却水の
みのヒータ8に切り替える。この切り替えるタイミング
は、冷却水温度が暖房温度の40℃以上を出せるように
なった辺りが効果的である。なお、水温の設定値は、2
0℃(電気ヒータ9のオン温度),40℃(電気ヒータ
9のオフ温度)に限らず、季節や車種によって変更する
ことができるものである。 【0025】以上のように、エンジンの始動直後の冷却
水温が低いときには、電気ヒータ9に通電して、交流発
電機1に電気負荷を接続して、交流発電機1の発電量を
大きくして発熱量を大きくし、交流発電機1を冷却する
冷却水の水温を速やかに上昇して、ヒータ8による車室
内の暖房を速やかに行えるようになる。また、電気ヒー
タ9に通電することにより、冷却水の温度が上昇するま
での短時間の間は、電気ヒータ9により車室内の暖房を
行うことができる。従って、エンジンの始動直後から車
室内を暖房することができる。また、エンジン始動後に
アイドル回転を維持したとしても、電気ヒータ9に通電
することにより、交流発電機1の電気負荷は大きくなっ
ているため、同様にして、車室内の暖房を速やかに行う
ことができる。 【0026】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、車両用交流発電機の回転数が低くても、電気ヒータ
で加熱し、また、冷却水温を速やかに上昇できるので、
短い時間で車室内へ温風を送ることが可能となる。 【0027】次に、図3〜図5を用いて、本発明の第2
の実施形態による車両用制御装置の構成について説明す
る。最初に、図3を用いて、本実施形態による車両用制
御装置の構成について説明する。図3は、本発明の第2
の実施形態による車両用制御装置の構成を示すシステム
図である。なお、図1と同一符号は、同一部分を示して
いる。 【0028】車両用制御装置の全体の基本的な構成は、
図1に示したものと同様であるが、本実施形態において
は、電気ヒータ9Aは、交流発電機1Aに内蔵してい
る。水温センサ21Aは、交流発電機1Aの内部に設け
られている。また、電圧検出手段22Aも、交流発電機
1Aの内部に設けられている。制御手段20Aは、交流
発電機1Aの発電電圧を制御するICレギュレータの内
部に組み込まれており、この点については、図4を用い
て、後述する。 【0029】制御手段20Aは、図2に示した制御動作
に基づいて、バッテリー1の端子電圧が所定値以上であ
り、また、水温が設定値以下である場合には、スイッチ
23Aを閉じて、電気ヒータ9Aに通電する。その結
果、エンジンの始動直後の冷却水温が低いときには、電
気ヒータ9Aに通電して、交流発電機1Aに電気負荷を
接続して、交流発電機1Aの発電量を大きくして発熱量
を大きくし、交流発電機1を冷却する冷却水の水温を速
やかに上昇して、ヒータ8による車室内の暖房を速やか
に行えるようになる。また、電気ヒータ9Aに通電する
ことによっても、冷却水の温度を上昇することができ
る。従って、エンジンの始動直後から車室内を暖房する
ことができる。また、エンジン始動後にアイドル回転を
維持したとしても、電気ヒータ9Aに通電することによ
り、交流発電機1Aの電気負荷は大きくなっているた
め、同様にして、車室内の暖房を速やかに行うことがで
きる。 【0030】次に、図4及び図5を用いて、本実施形態
に用いる交流発電機1Aの構成について説明する。図4
は、本発明の第2の実施形態よる車両用制御装置に用い
る交流発電機の構成を示す縦断面図であり、図5は、図
4の要部拡大図である。 【0031】本実施形態の車両用交流発電機1は、プー
リ側に配置されるフロントブラケット103及び反プー
リ側リアブラケット104からなる2個のブラケットを
備えている。両ブラケット103,104の中心部に
は、シャフト101がベアリングを介して支持され、シ
ャフト101の一方の端部にはプーリ102が取り付け
られ、もう一方の端部にはスリップリング110が取り
付けられている。プーリ102は、図1に示したベルト
32を介してエンジンの出力軸に配置されたプーリ31
bと接続され、エンジンの回転数に比例して回転する。
スリップリング110には、ブラシ111が摺動可能に
取り付けられ、ブラシ111から後述する界磁巻線10
7に電力を供給する。 【0032】また、シャフト101の中央部には、回転
子(ロータ)が取り付けられている。回転子の外周部に
は、爪形の形状を持つ一対の爪形磁極108が配置され
ている。また、回転子の中心部には界磁巻線107が巻
かれ、この界磁巻線107にスリップリング110から
の直流電流を流すことによって、爪形磁極108を磁化
させる。界磁巻線107の外周側であって、対向する爪
形磁極108の磁極間には、永久磁石118が配置され
ている。爪形磁極108と界磁巻線107と永久磁石1
18との空間部には、良熱伝導体116が配置され、回
転子の爪形磁極108の最外周部には、良熱伝導体11
6の飛び出しを防止するための飛散防止カバー117が
配置されている。以上のように、本実施形態による交流
発電機の回転子としては、内部永久磁石タイプの回転子
を用いることにより、回転数が低いアイドリング時にお
いても、例えば、125A程度の大電流を発電すること
ができる。従って、低回転時において、電気負荷である
電気ヒータ9に通電しても、バッテリーが過放電状態と
なることなく、本実施形態による制御を行うことができ
る。 【0033】プーリ側フロントブラケット103と反プ
ーリ側リアブラケット104の間には、固定子コア10
5が内蔵されたハウジング115が配置され、固定子コ
ア105の内周面は、回転子の爪形磁極108表面に配
置される飛散防止カバー117と僅かな間隔(機械的ギ
ャップ)を隔てて配置されている。この機械的ギャップ
は、機械的特性の関係から必要となる予め決められた間
隔であり、一般的には0.4〜0.6mm程度である。固
定子コア105にはティースとスロットが配置され、こ
の固定子コア105の凹部に相当するスロットには固定
子巻線106が3相に巻かれており、エンジンの駆動に
よって爪形磁極108が回転して磁化されると、固定子
巻線106に3相の誘起電圧が発生する。固定子コア1
05は、ハウジング115の内側にヤキバメにより固定
されるが、固定子コア105のスロット内の固定子巻線
106の隙間およびエンドコイルには、良熱伝導体11
6が充填され、結果的には固定子コア105と固定子巻
線106とハウジング115は、良熱伝導体116で一
体的に成型されて熱的に接続されている。なお、良熱伝
導体116としては、例えば、熱伝導率が1.5(W/
mK)よりも大きいシリコンゴム系のものや、熱伝導率
の高いエポキシ樹脂等を用いている。 【0034】反プーリ側リアブラケット104の内側に
は、整流回路を構成するダイオードのモジュールを構成
するダイオードのマイナスフィン109bとダイオード
のプラスフィン109aが、冷却水路114を密閉する
ためのリアプレート112に固定されている。また、発
電電圧を調整するためのICレギュレータ113は、リ
アブラケット104に接するように固定されている。ダ
イオードのプラスフィン109aは、図示しないバッテ
リーのプラス電極に接続され、ダイオードのマイナスフ
ィン109bは車両用交流発電機1の本体と同一電位と
なっていて、図示しないバッテリーのマイナス端子側に
電気的に接続される。これらのダイオードは、固定子巻
線106で発生した交流の誘起電圧を全波整流し直流電
圧に変換する。 【0035】また、水路114には、水温を検出する水
温センサ21Aが設置されている。水温センサ21Aの
出力は、ICレギュレータ113に取り込まれる。IC
レギュレータ113は、バッテリーを充電するためにダ
イオードで整流した直流電圧が約14.3V 程度の一定
電圧に保たれるよう、界磁巻線電流を制御するととも
に、図1に示した制御手段20として機能を有してい
る。ICレギュレータ113は、ダイオードで整流した
直流電圧によってバッテリーの端子電圧に相当する電圧
を検出することができる。従って、ICレギュレータ1
13は、水温センサ21Aの検出水温と、ダイオードで
整流した直流電圧に基づいて、図2に示した処理フロー
に従って、スイッチ23Aを介して、冷却水路114に
併設して配置されている電気負荷に相当する電気ヒータ
9に通電することができる。 【0036】以上のように構成した車両用交流発電機1
において、エンジンの駆動によってプーリ102が回転
すると、シャフト101はスリップリング110及び回
転子と一緒に回転し、ブラシ111からの直流電流が回
転子内部の界磁巻線107に通電され、界磁巻線107
は爪形磁極108のそれぞれの磁極にN極及びS極を構
成するように動作する。この界磁巻線107による磁束
は、N極の爪形磁極の爪部から出たものが、固定子コア
105を通りS極の爪形磁極の爪部に戻る磁気回路を形
成する。この磁気回路の磁束が固定子巻線106を差交
することにより、固定子巻線106に3相の誘起電圧が
発生する。 【0037】3相の誘起電圧は、ダイオードプラスフィ
ン109aとマイナスフィン109bに配置されたダイ
オード群により全波整流され、直流電圧に変換されて、
整流された直流電圧はICレギュレータ113で電圧調
整され、約14.3V 程度の一定電圧に保たれる。ここ
で、発電電流を大幅に増加するために、爪磁極間に同極
が向かい合う方向に永久磁石118を配置してある。本
実施形態では冷却方式に水冷を採用しているために、低
速で発電しても冷却効果が期待できるため、極間に配置
する着磁した永久磁石118としては、耐熱性の高いネ
オジム磁石を採用している。 【0038】次に、固定子巻線106で発生する銅損に
よる発熱の冷却について説明する。先にも述べたよう
に、固定子巻線106が配置される固定子コア105は
ハウジング115にヤキバメにより固定され、熱をハウ
ジング115に伝えやすい構造としている。また、固定
子巻線106の放熱向上のため、固定子巻線106とハ
ウジング115の内面が熱的に接触させるように、熱伝
導の高い樹脂で熱の放熱経路を設けている。ハウジング
115の外周には軸方向に穴が複数個貫通しており、フ
ロントブラケット103とリアプレート112により水
路は密閉されジグザグ状に水路114が構成されてい
る。冷却水は、ハウジング115の外周面のジグザグ状
の水路を流れるように構成されており、固定子コア10
5の外周面から冷却できるものである。また、回転子内
部で発生する界磁巻線107の銅損による発熱は、フロ
ントブラケット103とハウジング115の反プーリ側
の内側で、回転子の軸方向の面に僅かなギャップで接す
る面で放熱できる構造である。このように回転子の冷却
に対して軸方向の面と外周面を冷却水の通る水路114
に間接的に接するように配置することで、回転子全体の
冷却を促進できる構成である。 【0039】また、本実施形態では、ハウジング115
に配置した水路114は8本の偶数とし、水の流れは反
プーリ側から入りフロントブラケット103で折り返
し、また、反プーリ側に流れてプーリ側に折り返すよう
な4往復して反プーリ側から出ていくようにしている。
このように水路を偶数にすることで、同一方向に給排水
の配管を設けることができ、ラジエータホース4のとり
回しが容易になる。また、給排水のホースジョイントを
反プーリ側に配置することでベルトに絡む可能性を大幅
に低減できる。 【0040】なお、以上の説明では、ICレギュレータ
113をリアブラケット104に配置したが、水路11
4に直接接するリアプレート112に接するように配置
しても良く、水温の検出精度を高めることができる。他
の配置方法としてはハウジング115の水路でない部分
に棒状の電気ヒータ9を埋め込んだり鋳込んだりしても
同様の効果がある。 【0041】次に、図5を用いて、回転子と固定子の熱
の伝達経路について説明する。なお、図中の矢印は、熱
の放熱経路を示したものである。回転子の中心部には界
磁巻線107が巻かれているが、この界磁巻線107に
は、銅損による発熱が発生する。この熱を十分に放熱し
ないと、界磁巻線抵抗が大きくなり、界磁電流が減少す
る。界磁電流が減少すると発電電流も減少する。そこ
で、本実施形態では、界磁巻線107の外周部表面と爪
形磁極108を、熱伝導率の高いシリコンゴム系の良熱
伝導体で熱的に接続することで、界磁巻線107の熱を
回転子の表面に伝えるようにしている。そして、その熱
は、固定子コア105又は固定子巻線106に充填した
良熱伝導体116を介して、冷却水が循環する水路11
4に伝える構成である。 【0042】また、回転子の他の熱の伝わる経路として
は矢印で示したようにプーリ側に配置されるフロントブ
ラケット103又はハウジング115と回転子の突き合
わせになっている部分の面から冷却水路114に伝わ
る。また、電気負荷である電気ヒータ9は、シリコンゴ
ム中に波状に折り返して配置したニッケルクロム合金の
ワイヤーやリボンなどで構成され、防水を施したものを
ハウジング115の外周部に巻き付けて構成している。
この電気ヒータ9の伝熱経路は、ハウジングの外周部か
ら水路114へ伝わる経路である。 【0043】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、車両用交流発電機の回転数が低くても、電気ヒータ
で加熱し、冷却水温を速やかに上昇できるので、短い時
間で車室内へ温風を送ることが可能となる。 【0044】次に、図6を用いて、本発明の第3の実施
形態による車両用制御装置の構成について説明する。図
6は、本発明の第3の実施形態による車両用制御装置の
構成を示すシステム図である。なお、図1と同一符号
は、同一部分を示している。 【0045】本実施形態においては、電気負荷に相当す
る電気ヒータ9Bは、冷却水を流通させる配管の途中に
配置している。電気ヒータ9Bの熱をヒータ8に伝える
ためには、電気ヒータ9Bの配置場所は、車両用交流発
電機1の出口側からヒータ8との間である。この場所に
配置することで、車両用交流発電機1で暖められた冷却
水を電気ヒータ9Bで再度暖め、そして、ヒータ8に送
ることで車室内を効率良く暖房することが可能になる。
この場合も、電気負荷の電気ヒータ9Bがオンしている
場合は、サーモスタット7は、ラジエータ5に冷却水が
流れ込まないように動作しており、冷却水はラジエータ
5の入口と出口でバイパスしている。 【0046】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、車両用交流発電機の回転数が低くても、電気ヒータ
で加熱し、冷却水温を速やかに上昇できるので、短い時
間で車室内へ温風を送ることが可能となる。 【0047】次に、図7を用いて、本発明の第4の実施
形態による車両用制御装置の構成について説明する。図
7は、本発明の第4の実施形態による車両用制御装置の
構成を示すシステム図である。なお、図1と同一符号
は、同一部分を示している。 【0048】本実施形態においては、図6に示した冷却
水路に、ヒータ8をバイパスする水路を設けたものであ
る。そして、配管の途中にはサーモスタット7Tが配置
されている。バイパス用の水路の分岐点は電気ヒータ9
Bとヒータ8の間にあり、出口は車両用交流発電機1と
エンジン2の出口が合流した地点より下流側でサーモス
タット7の間である。 【0049】ヒータ8のバイパス用に設けた配管中に配
置するサーモスタット7Tは、ヒータ8をバイパスする
ためのもので、冷却水をヒータ8に流さないようにでき
るものである。よって、ヒータ8に流れる冷却水温を可
変することが可能になる。具体的には、車両用交流発電
機1の入口温度が80℃の場合、車両用交流発電機1の
出口温度が100℃と仮定した場合、ヒータ8に流れる
冷却水は100℃となり、車室を暖める温度としては高
すぎる。そこで、サーモスタット7Tのバルブを開いて
ヒータ8に流れる流量を絞って温度を調整するものであ
る。 【0050】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、車両用交流発電機の回転数が低くても、電気ヒータ
で加熱し、冷却水温を速やかに上昇できるので、短い時
間で車室内へ温風を送ることが可能となる。また、ヒー
タ8に流れる冷却水温を可変することができる。 【0051】なお、以上の各実施形態に用いた電気ヒー
タ9,9A,9Bは、発熱量が0.5〜1kW程度のも
のである。また、ヒータの断線等による故障時を考慮し
て、配置する電気ヒータは、複数個に分けて配置し、温
度分布を均一にしている。また、以上の説明では、エン
ジン始動時に用いる車両用交流発電機1の電気負荷とし
て、電気ヒータの場合で説明したが、電気負荷として
は、電気を蓄電できるバッテリーやコンデンサ,キャパ
シタ等を用いて、これらの蓄電器に充電するように、車
両用交流発電機1を発電させてもよいものである。この
方式は、大きな容量の蓄電器を使用するエンジンとモー
タを併用するハイブリッドカーにおいて特に効果的であ
る。また、車両に既設の熱線デフォッガや前照灯等の電
気を大きく使うものを電気負荷として使用しても、エン
ジンの冷却水の温度上昇を早くすることはできる。ま
た、現行のバッテリーの充電電圧を公称電圧の125%
程度の15V位まで上昇させて過充電させる手段を用い
ても同様な効果がある。また、温度検出手段に、サーモ
スタットに連動して動作させることも可能である。 【0052】 【発明の効果】本発明によれば、車両用交流発電機の回
転数が低くても、短い時間で車室内へ温風を送ることが
できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施形態による車両用制御装置
の構成を示すシステム図である。 【図2】本発明の第1の実施形態による車両用制御装置
の制御手順を示すフローチャートである。 【図3】本発明の第2の実施形態による車両用制御装置
の構成を示すシステム図である。 【図4】本発明の第2の実施形態よる車両用制御装置に
用いる交流発電機の構成を示す縦断面図である。 【図5】図4の要部拡大図である。 【図6】本発明の第3の実施形態による車両用制御装置
の構成を示すシステム図である。 【図7】本発明の第4の実施形態による車両用制御装置
の構成を示すシステム図である。 【符号の説明】 1…車両用交流発電機 2…エンジン 5…ラジエータ 6…冷却水ポンプ 7,7T…サーモスタット 8…ヒータ 9,9A,9B…電気ヒータ 10…ブロアー 20…制御手段 21…水温センサ 22…電圧検出手段 23…スイッチ 113…ICレギュレータ 114…水路 116…良熱伝導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F01P 3/20 B60K 9/00 Z F02D 29/06 (72)発明者 高野 雅美 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所 自動車機器事業 部内 (72)発明者 印南 敏之 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社 日立製作所 機械研究所内 (72)発明者 鈴木 敦 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社 日立製作所 機械研究所内 (72)発明者 石川 利夫 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所 自動車機器事業 部内 (56)参考文献 特開 昭57−178912(JP,A) 特開 平10−309933(JP,A) 実開 昭56−131207(JP,U) 実開 平6−65025(JP,U) 実開 昭63−115809(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/08 621 B60K 9/00 B60R 16/02 645 F01P 3/20 F02D 29/06

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】エンジン及び交流発電機を冷却する冷却水
    を放熱するラジエターと、この冷却水の熱を放熱して車
    室内を暖めるヒータとを有する車両用制御装置におい
    て、 上記冷却水の水温を検出する水温検出手段と、 上記交流発電機によって発電された電力が蓄積されるバ
    ッテリーの電圧を検出する電圧検出手段と、 上記交流発電機に対する電気負荷であるとともに、上記
    交流発電機内を流通する冷却水路の近傍に配置されてい
    る電気ヒータと、 上記水温検出手段によって検出された水温が所定温度以
    下であり、かつ、上記電圧検出手段によって検出された
    バッテリーの電圧が所定電圧以上のとき、上記交流発電
    機から上記電気負荷に通電するように制御する制御手段
    車両用交流発電機の排水側に配置される車室内の暖房に
    使用されるヒータに近接して設けられたバイパス用の水
    とを備えたことを特徴とする車両用制御装置。
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