JP3369971B2 - 飲食店における商品提供装置 - Google Patents

飲食店における商品提供装置

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JP3369971B2
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信雄 徳野
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日本クレセント株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲食店において、
基台の上方側部のカウンター上で商品、例えば寿司を、
その都度料金を集計、表示して提供する商品提供装置
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、基台上部側縁にカウンターを配設
させてなる飲食台を使用して商品、例えば寿司を提供す
る飲食店において、衛生面を配慮して、カウンターの奥
隅部に、カウンターより高い位置に設置固定してある寿
司載置台上に、商品である寿司は、載置して提供してい
た(図4参照)。
【0003】また、提供した寿司は、調理人がメモ用紙
に客の席番号と共に記入したり、または料金チップ等を
調理人側の作業台上に順次並べることにより、料金精算
の際、メモ用紙に記入した種類あるいは料金、または料
金チップ、を集計することにより行っていた。
【0004】また、刺身等の保冷商品の提供は、陶器、
磁器等の器に盛って、寿司載置台またはカウンター上に
載置して提供していた。
【0005】なお、図4中、40は基台、42はカウン
ター、44は寿司載置台、46は作業台、48は寿司、
50はネタケース、52は冷蔵手段、54は固定手段を
示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の飲食店における
商品提供方法において、客の注文に応じて調理人が商品
を提供すると共に、その都度料金をメモ用紙へ記入ある
いは料金チップを並べる必要があり、来客が多数の場合
にはしばしば記入漏れ、料金チップの並べ忘れ等が生
じ、正確に料金を徴収できないことが問題であった。
【0007】また、メモ用紙への記入が商品の種類(ネ
タ)のみである場合には、レジ係が商品の種類と料金を
確認して精算する必要があり、その作業が面倒であると
共に、レジにて客を待たせる等の要因となっていた。
【0008】また、刺身等の保冷商品の鮮度維持に関し
ては何ら考慮されていなかった。
【0009】また、寿司載置台はカウンターに設置固定
されていたため、カウンターに他の客がいるにもかかわ
らず、客が帰った場所の寿司載置台を清掃する必要があ
り、清掃がし難いことが問題となっていた。
【0010】また、寿司載置台はカウンター固定型であ
ったため、カウンター上面が狭くなり、刺身の船盛り、
多人数の寿司を盛った大皿、等の大型食器を載置させる
ことが不可能であるので、大型食器を使用する際には予
め客をテーブル席あるいは座敷に案内する必要があり、
カウンター上でも大型食器を使用して飲食を楽しませる
方法が強く要望されている。
【0011】本発明は、この要望に対処し、商品提供時
に料金をその都度集計することができ、カウンター上に
て大型食器を使用した飲食を可能とした飲食店における
商品提供装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、基台の上方側
部に、商品を載置して提供するカウンターが設けられて
なる飲食台において、上方を開口させた箱体に、商品の
種類入力器および種類入力に応じて料金を集計して表示
する表示器を装着させてなる蓋体を、載置させてなる商
品載置台を、カウンターの奥隅部上面に複数直列に配置
させてなり、商品載置台上に商品を載置させると共に、
この商品の種類を種類入力器を介して入力し、種類入力
器による種類入力により料金を集計して表示器に表示さ
せることを特徴とするもの、または種類入力器を基台の
調理人側に配設させたことを特徴とするもの、または表
示器を蓋体または箱体の側面に装着させたことを特徴と
するもの、または商品載置台に、氷等の冷却材を部分的
に収納させ、冷却材収納部に対応する商品載置台上に保
冷商品を載置させて提供することを特徴とするものであ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る飲食店における商品
提供装置は、図1〜図3に示すように、以下の構成から
なるものである。
【0014】本発明で使用する飲食台は、基台12の上
方側部に、商品14を載置して提供するカウンター16
が設けられてなるものである。
【0015】さらに、詳述すると、カウンター16の奥
隅部上面に、上方を開口させた箱体18に、商品の種類
を入力する種類入力器20および種類入力に応じて料金
を集計して表示する表示器22を装着させてなる蓋体2
4を、載置させてなる商品載置台26を、複数直列に配
置させてある。
【0016】本例において、種類入力器20は種類別入
力ボタンであり、表示器22は種類入力に応じて料金集
計が可能な機能、例えば関数電卓程度の機能を搭載した
計算器であればよい。
【0017】また、商品載置台26は、商品14を客に
見易くするため、手前側を低く傾斜させ、カウンター1
6上に複数直列に配置させてある。
【0018】また、商品載置台26の質感を向上させる
ため、蓋体24の表面には装飾模様28が施されてい
る。
【0019】なお、図中30は商品載置台26の箱体1
8内に挿入する、氷等の冷却材32を収納した収納容
器、34は保冷商品である刺身、36は作業台を示す。
【0020】本発明に係る飲食店における商品提供装置
を使用して商品を提供する際、まず商品14である寿司
を調理人が商品載置台26上に載置させると共に、商品
載置台26の蓋体24に装着させた種類入力器20であ
る(載置した商品14に対応した)種類別入力ボタンを
押す。
【0021】この際、押された種類別入力ボタンに応じ
た料金が表示器22に表示され、その後商品載置台26
への商品14の載置と共に、調理人が種類入力器20で
ある種類別入力ボタンを押すことにより、料金が順次加
算集計されて表示器22に表示される。
【0022】このため、客は容易に現在までに飲食した
商品の料金を把握することができ、予算に応じて後どれ
くらい飲食することが可能かを瞬時にして判断すること
ができると共に、飲食店の従業者も表示器22の表示を
確認することにより、レジ(会計)にて料金計算の必要
がなくなり、客は長時間待たされることがない。
【0023】また、商品載置台26の箱体24内に、冷
却材32を収納した収納容器30を挿入し、収納容器3
0の挿入位置に対応する商品載置台26上に、寿司とは
異なり、保冷を必要とする刺身等の保冷商品34を載置
して提供することにより、保冷商品34の鮮度維持効率
を向上させることができる。
【0024】この際にも調理人は保冷商品34の種類を
種類入力器20である種類別入力ボタンを押すことによ
り、保冷商品34の料金も加算集計して表示器22に表
示される。
【0025】また、商品載置台26は箱型構造物である
ため、軽量で、カウンター16上から容易に取り外すこ
とができ、客が帰った場所の使用された商品載置台26
を、洗浄された清潔な商品載置台と取り替え、使用され
た商品載置台26のみを厨房内に運び、洗浄することが
可能となり、カウンターにいる回りの客にも迷惑となる
ことがなく、容易に新しい客を迎えることができる。
【0026】また、従来のようにカウンターに設置固定
型の商品載置台では不可能であったカウンター上面を拡
張することが可能となり、大型食器をそのままカウンタ
ー16上に載置することができ、客に対する商品提供の
幅を広げ、趣向を凝らした商品提供ができる。
【0027】また、図3の想像線で示すように、種類入
力器20を基台12の調理人側の作業台36上に配設さ
せることにより、調理人の商品14の種類入力の際、種
類入力器20が手元付近に配設されているため、極めて
容易に種類入力を行うことが可能となる。
【0028】なお、本例において、種類入力器20は種
類別入力ボタンであるが、商品14の種類を複数入力で
きる機構であれば良い。
【0029】また、表示器22は商品載置台26の蓋体
24の上面に装着されているが、客に料金表示を確認さ
せることができる場所、例えば蓋体24の前側面、箱体
18の前側面、等であれば、適宜その装着位置を変更す
ることは自由である。
【0030】また、商品載置台26の蓋体24に、表示
器22に表示された料金を印刷したレシート発行機構
等、その他の機構を増設させることは自由である。
【0031】また、商品載置台26の形状の変更、蓋体
24の上面の模様の有無、は自由である。
【0032】また、商品載置台26は図面上3個表れて
いるが、店内スペースに応じて複数配置させることは自
明である。
【0033】また、商品載置台26の箱体24内へ挿入
する冷却材32を収納させた収納容器30は必要不可欠
な要素ではなく、保冷商品34を提供しない場合は省略
することもできる。
【0034】
【発明の効果】本発明に係る飲食店における商品提供
によれば、カウンターの奥隅部上面に、種類入力器お
よび表示器を装着した蓋体を箱体に載置させてなる商品
載置台を、複数直列に配置させ、商品載置台上への商品
載置と共に、種類入力器を介して種類入力することによ
り、その都度載置させた商品の料金を集計表示すること
ができ、調理人の商品提供時における種類または料金チ
ェック作業が皆無となり、調理人の作業負担を激減さ
せ、レジ係の精算時の集計作業負担を皆無とし、また客
にも今まで飲食した商品の料金を瞬時に把握させること
ができる。
【0035】また、商品載置台はカウンター上に配置さ
せてあるため、カウンター上から容易に取り外すことが
でき、客が帰った場所の使用された商品載置台を、洗浄
された清潔な商品載置台と取り替え、使用された商品載
置台のみを厨房内に運び、洗浄することが可能となり、
カウンターにいる回りの客にも迷惑となることがなく、
容易に新しい客を迎えることができる。
【0036】また、商品載置台をカンウター上から取り
外すことにより、カウンター上面を拡張し、従来不可能
であった刺身の舟盛り、多人数の商品を盛った大皿、等
の大型食器の利用が可能となり、客に対する商品提供の
幅を広げ、趣向を凝らした商品提供ができる。
【0037】また、種類入力器を基台の調理人側に配設
させることにより、調理人の商品の種類入力の際、種類
入力器が手元付近に配設されるため、極めて容易に種類
入力を行うことが可能となる。
【0038】また、商品載置台の箱体内に、冷却材を
分的に収納させることにより、この冷却材収納部に対応
する商品載置台上に、保冷商品を載置させて提供し、
冷商品の鮮度維持ができ、極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る飲食店における商品提供装置の斜
視図。
【図2】商品載置台の分解斜視図。
【図3】商品提供装置の縦断面図。
【図4】従来例を示す縦断面図。
【符号の説明】
12 基台 14 商品 16 カウンター 18 箱体 20 種類入力器 22 表示器 24 蓋体 26 商品載置台 30 収納容器 32 保冷材 34 保冷商品

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台(12)の上方側部に、商品(14)を載置
    して提供するカウンター(16)が設けられてなる飲食台に
    おいて、 上方を開口させた箱体(18)に、商品(14)の種類入力器(2
    0)および種類入力に応じて料金を集計して表示する表示
    器(22)を装着させてなる蓋体(24)を、載置させてなる商
    品載置台(26)を、カウンター(16)の奥隅部上面に、複数
    直列に配置させてなり、 商品載置台(26)上に商品(14)を載置させると共に、この
    商品の種類入力器(20)を介して入力し、種類入力器(20)
    による種類入力により料金を集計して表示させることを
    特徴とする飲食店における商品提供装置。
  2. 【請求項2】 種類入力器(20)を基台(12)の調理人側に
    配設させたことを特徴とする請求項記載の飲食店にお
    ける商品提供装置。
  3. 【請求項3】 商品(14)の種類入力により料金を集計し
    て表示する表示器(22)を、蓋体(24)または箱体(18)の側
    面に装着させたことを特徴とする請求項または請求項
    記載の飲食店における商品提供装置
  4. 【請求項4】 商品載置台(26)に、氷等の冷却材(32)を
    部分的に収納させ、冷却材収納部に対応する商品載置台
    (26)上に保冷商品(34)を載置させて提供することを特徴
    とする請求項、請求項または請求項記載の飲食店
    における商品提供装置。
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