JP3369757B2 - ホログラムの作製方法 - Google Patents

ホログラムの作製方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱処理などの後工程
において、目的とする干渉パターンの傾斜角が通常の膨
張収縮による変化より大きく変わってしまうホログラム
の露光方法に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】ホログラムは、感材の種類に
もよるが、露光、感材熱処理などの工程で膨張あるいは
収縮することが知られており、その程度もせいぜい数%
であるが、この程度の変化でも回折特性、とりわけ傾斜
角変化に伴って回折波長が大きく変化するので、この変
化量を見越して露光することが行われている。
【0003】ところが感材としてフォトポリマーを使用
したものなどを露光後に加熱処理を行うと、感材の膨張
・収縮率から推定できるよりも大きく傾斜角が変化して
しまい、所望の回折波長から大きくずれてしまうという
問題点があるという知見を得て本発明をなしたものであ
り、傾斜角の変化を抑制し、所望の回折波長で再生でき
るホログラムの露光方法を提供することを目的とする。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明は、露光により
記録した目的とする第1のホログラフィック干渉パター
ンの傾斜角が、後処理工程において下記の式を満足する
ように変化するときに、後処理前の前記第1のホログラ
フィック干渉パターンと傾斜角は同じであるが、格子間
隔が異なる第2のパターンを第1のパターンとともに
重露光し、第2のホログラフィック干渉パターンの格子
間隔は第1のホログラフィック干渉パターンの格子間隔
より小さくなるように、さらにより好ましくは、第2の
ホログラフィック干渉パターンの格子間隔は第1のホロ
グラフィック干渉パターンの格子間隔の1/2倍より大
きく1倍より小さくするとよい。
【0005】 式 |Δφ|>|(sin2φ/2)×(Δz/z)| ここで、φは逆格子ベクトルの方向で表した干渉パター
ンの傾斜角、Δφは干渉パターンの傾斜角の変化量、Δ
z/z は膨張収縮率を表す。
【0006】
【作用】フォトポリマーなどの感材を加熱処理するとそ
の前後で回折特性が変化する現象があり、その原因の一
つに感材の膨張・収縮が知られているが、一般的に感材
の膨張収縮率は数%であるので、感材の膨張収縮に起因
する回折特性の変化は小さくほとんど支障にはならない
し、膨張収縮の分を考慮して露光することもできる。
【0007】ところが、回折特性、特に傾斜角の変化に
よる回折波長の変化が後述する比較例に示すように感材
の膨張収縮から予想できるよりもずっと大きくなりうる
ことを本発明者らは見出した。その理由は以下のように
推定することができる。
【0008】フォトポリマーをホログラム用の感材とす
る場合に、露光とこれに続く停止のための紫外線照射に
よって干渉パターンはフォトポリマーリッチ層とバイン
ダーリッチ層としてフォトポリマー感材中に記録され、
その後後処理工程として、回折効率を向上させるため
に、加熱処理をして、2層間の成分を拡散移動、屈折率
変調を増幅させることが行われている。
【0009】このとき加熱処理前のフォトポリマー感材
の屈折率変調が乱れのないサイン関数の形であり、2層
内の成分例えば未反応モノマーの拡散移動がその濃度勾
配だけによって起こるのであれば、加熱処理前の高屈折
率領域が加熱処理後も高屈折率領域となり、また低屈折
率領域は低屈折率のままであるが、現実には必ずしもそ
うなるとは限らない。
【0010】なぜなら、ホログラフィック干渉パターン
は、露光時の振動等の影響による干渉パターンのゆらぎ
によって、加熱処理前にすでに屈折率変調の形がサイン
関数から外れている可能性があることや、加熱処理によ
って発生する、ガラスやPETなどの基板と感材との間
の熱膨張差に起因する感材中の内部歪みによって未反応
モノマーが本来定着すべき位置に落ち着かず、干渉パタ
ーンが加熱の前後で変化するからであり、この場合干渉
パターンの変化は主にその傾斜角の変化であり、この変
化によって回折特性が所望の波長からずれてしまう。
【0011】干渉パターンが加熱処理によって変化しな
いためには、加熱処理前の高屈折領域が加熱処理後にも
高屈折率領域になり、低屈折領域もそのまま低屈折率領
域としてとどまる必要がある。
【0012】干渉パターンの変化は、フォトポリマー中
の成分、例えば未反応モノマーが移動して定着する位置
が、例えば感材の内部応力によって本来定着すべき位置
からずれてしまうために生ずると本発明者らは考えて、
未反応モノマーが移動できる距離が短い場合には、たと
え内部応力があったとしても、本来定着すべき位置から
のずれも小さいため、干渉パターンの変化も小さくなる
と予想した。
【0013】未反応モノマーの移動はその濃度勾配によ
って生じ、濃度パターンは干渉パターンと同じであるか
ら、未反応モノマーの移動距離を短かくするには、干渉
パターンを細くすればよい。感材の膨張収縮から予想さ
れる範囲を越える回折特性の変化は、一般に格子間隔の
狭い反射型ホログラムに比較して、回折格子の間隔が広
い透過型ホログラムにおいてよく起こることからも前記
の予想が妥当であると思われる。
【0014】このような知見に基づいて、加熱処理によ
る干渉パターンの傾斜角の変化を抑制するためには干渉
パターンの間隔を狭くすればよく、回折格子の広い透過
型ホログラムに対しては、傾斜角は同じであるが、間隔
が異なる別の第2の干渉パターンを第1のパターンとと
もに多重露光することによって、干渉パターンの間隔を
狭くすることができ、傾斜角の変化を抑制することがで
きることを見出したものであり、実施例に示すように効
果を確認することができた。
【0015】第2のホログラフィック干渉パターンの格
子間隔は、第1のホログラフィック干渉パターンの格子
間隔の1/2倍より大きく1倍より小さくすると、第2
のパターンが第1のパターンの格子間隔内に必ず1つか
2つ記録されることになるので好ましい。第2のホログ
ラフィック干渉パターンの格子間隔が第1のホログラフ
ィック干渉パターンの格子間隔の1倍より大きいと第1
のパターンの格子間隔内に第2のパターンが記録されな
い部分ができるが、これが2倍程度までであれば、ある
程度の効果を期待することができる。
【0016】なお、式の導出について、以下に説明す
る。図1において感材の厚み方向zにΔzだけ膨張収縮
(Δzは膨張の場合に正、収縮の場合に負)して回折格
子OAがOCに変化したときに、ABとCDは変わらな
い(等しい)から、△AOBと△CODについて、次の
関係が成り立つ。 z・tan(φ−π/2)=(z+Δz)tan(φ+Δφ−π/2)・・(1) z・cotφ=(z+Δz)cot(φ+Δφ)・・(2) (z+Δz)tanφ=z・tan(φ+Δφ)・・(3) ここで、加法定理により tan(φ+Δφ)=(tanφ+tanΔφ)/(1
−tanΔφ・tanφ) また、tanΔφ≒Δφと近似することができるので、
(3) 式から z・tanφ+Δz・tanφ−z・Δφtan2 φ−Δz・Δφtan2 φ= z・tanφ+zΔφ・・・(4) なる関係を導くことができ、4式においてΔz・Δφは
0とみなすことができるので次式が成り立つ。 z・Δφ(1+tan2 φ)≒Δz・tanφ・・(5) (5) 式を変形すると、 Δφ=Δztanφ/(z・sec2 φ) =sinφcosφΔz/z =(sin2φ/2)・(Δz/z)・・・(6) となり、膨張収縮による傾斜角の変化が導出される。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明を詳細に
説明する。図1は感材の一部のみを示した本発明を説明
するための要部概略図、図2は感材に入射するレーザー
光と感材中に形成される回折格子を示す要部概略図であ
る。
【0018】再生条件を、感材中の再生光源による入射
角を25.4°、回折角を2,0°、回折波長を54
5.0nmとする車両用の表示器などとして好適な透過
型ホログラムを作製する方法を従来方法と比較して本発
明を例示する。
【0019】比較例 厚さ3mmのガラス基板に感材1としてデュポン社製の
フォトポリマー(OmniDex−352)を積層し
て、528.0nmのアルゴンレーザーを用いて、2方
向から入射角α11、β11をそれぞれ3.6°と39.3
°とし感材に照射すると、感材へ屈折して入射されそれ
ぞれの入射角γ11とδ11は25.0°、2.4°とな
り、多数の回折格子からなる第1のパターンが形成され
る。
【0020】このようにして得られたホログラムに紫外
線を100mJ/cm2 照射して、回折特性を評価し、
次いで加熱処理(100°C、1時間)を施し、再度回
折特性を評価した。
【0021】回折格子の回折特性の評価は、まず参照光
側(図2の空気中から感材への入射角β11に相当)から
変角分光光度計により、測定光の波長を変えながら入射
させて、回折角を測定したところ、加熱処理前と加熱処
理後の回折特性は以下に示すような結果が得られた。 (1)加熱処理前の再生特性 感材中の入射角;25.4°(空気中から感材への入射
角40.0°)、感材中の回折角;2.0°(感材から
空気中への回折角−3.0°)、回折波長;545.0
nm、このときの傾斜角φは(25.4°+2.0°+
180°)/2であるので、103.7°である。 (2)加熱処理後の再生特性 感材中の入射角;25.1°(空気中から感材への入射
角39.5°)、感材中の回折角;−1.8°(感材か
ら空気中への回折角−2.7°)、回折波長;630.
5nm、このときの傾斜角φは(25.1°−1.8°
+180°)/2であるので、101.7°であり、傾
斜角の変化量Δφは101.7°−103.7°=−
2.0°(−は図1において回折格子0Eが回折格子O
Aより下側にあるということを表す)となる。
【0022】一方、ホログラフィック干渉パターンの傾
斜角変化に伴う回折波長λの変化量 Δλはブラッグの条件式から導出することができ、その
結果は Δλ=Δφ・2nΛcos(2φ−θ)/sinφ・・・(7) となる。ここでnはフォトポリマー感材の屈折率(1.
5)、Λは干渉パターンの間隔(格子間隔)、θはレー
ザー光の入射角(rad)、である。干渉パターンの間
隔Λは、ブラッグの条件式からcos(φ−θ)=K/
2β(K=2π/Λ;逆格子ベクトルの大きさ、β=2
πn/λ;入射光の波数)から895.9nmとなり、
これとΔφ=−2.0を7式に代入すると、回折波長変
化Δλは96.5nmとなり、回折格子の傾斜角変化Δ
φ(−2.0)によって545.0+96.5=64
1.5°となり、この結果は加熱処理後の実測回折波長
630.5nmとよく一致しており、回折波長の大きな
変化が干渉パターンの傾斜角のわずかな変化によって生
じたことが裏付けられた。
【0023】なお、ホログラフィック干渉パターンの傾
斜角の変化は、感材の厚み方向の膨張収縮によっておこ
ることが一般に知られており、フォトポリマー感材がそ
の厚み方向(図1におけるz方向)にΔzだけ膨張収縮
する場合、その膨張収縮率Δz/zだけによって生ずる
ホログラフィック干渉パターンの傾斜角の変化量Δφは
図1から明らかなようにΔφ=(sin2φ/2)・
(Δz/z)で表示することができ、フォトポリマー感
材の一般的な膨張収縮率Δz/zは−2%(収縮)程度
であるので、加熱処理前の干渉パターンの傾斜角φ=1
03.7°を代入して得られるフォトポリマー感材の収
縮にともなう傾斜角の変化量Δφは0.26°、前記の
加熱処理前後の干渉パターンの傾斜角変化の実測値2.
1°をその絶対値で比較すれば、干渉パターンの傾斜角
変化は、感材の膨張収縮作用だけから予想できる変化よ
りずっと大きく、式|Δφ|>|(sin2φ/2)×
(Δz/z)を満足することがわかる。
【0024】実施例 比較例と同様に、厚さ3mmのガラス基板に感材1とし
てデュポン社製のフォトポリマー(OmniDex−3
52)を積層して、528.0nmのアルゴンレーザー
を用いて、2方向から、空気中での入射角α11、β11
それぞれ3.6°と39.3°とし感材に照射して、感
材へ屈折して入射されそれぞれの入射角γ11とδ11
2.4°、25.0°となり、多数の格子O1111、O
1212・・・・からなる第1のパターンを形成したあ
と、加熱処理を行う前に、同じ光学系により、お互いの
位置を変えず、すなわち2方向から、空気中での入射角
α22、β22をそれぞれ3.6°と39.3°としアルゴ
ンレーザー発振器の発振周波数だけを514.5nmに
変えて、感材に照射して、感材へ屈折して入射されそれ
ぞれの入射角γ22とδ22は2.4°、25.4°とな
り、多数の格子O2121、O2222・・・・から成る第
2のホログラフィック干渉パターンを多重露光した。
【0025】次いで、このようにして得られたホログラ
ムに紫外線を100mJ/cm2 照射して停止処理を
し、その後100°C、1時間加熱処理をして再生特性
を、比較例と同様にまず参照光側(図2の空気中から感
材への入射角β11、β22に相当)から変角分光光度計に
より、測定光の波長を少しずつ変えながら入射させて、
回折角を測定したところ、加熱処理前と加熱処理後の回
折特性は以下に示すような結果が得られた。
【0026】1)528.0nmのレーザー光で形成さ
れた第1の干渉パターンO1111、O1212・・・につ
いて、 (1)加熱処理前の再生特性 感材中の入射角;25.4°(空気中から感材への入射
角40.0°)、感材中の回折角;2.0°(感材から
空気中への回折角3.0°)、回折波長;545.0n
m、このときの傾斜角φは103.7°である。 (2)加熱処理後の再生特性 感材中の入射角;25.4°(空気中から感材への入射
角40.0°)、感材中の回折角;+1.6°(感材か
ら空気中への回折角2.4°)、回折波長;549.0
nm、このときの傾斜角φは(25.4°+1.6°+
180°)/2であるので、103.5°であり、傾斜
角の変化量Δφは103.5°−103.7°=−0.
2°(−は図1において回折格子0Eが回折格子OAよ
り下側にあるということを表す)となり、ほぼ目的とす
る回折波長を得ることができた。
【0027】2)514.5nmのレーザー光で形成さ
れた第2の干渉パターンO2121、O2222・・・・に
ついて、 (1)加熱処理前の再生特性 感材中の入射角;25.4°(空気中から感材への入射
角40.0°)、感材中の回折角;2.0°(感材から
空気中への回折角3.0°)、回折波長;531.0n
m、このときの傾斜角φは103.7°である。 (2)加熱処理後の再生特性 感材中の入射角;25.4°(空気中から感材への入射
角40.0°)、感材中の回折角;+1.6°(感材か
ら空気中への回折角2.4°)、回折波長;535.0
nm、このときの傾斜角φは(25.4°+1.6°+
180°)/2であるので、103.5°であり、傾斜
角の変化量Δφは103.5°−103.7°=−0.
2°(−は図1において回折格子0Eが回折格子OAよ
り下側にあるということを表す)となり、この場合にも
ほぼ目的とする回折波長を得ることができた。
【0028】従って、再生するときに、545nmの波
長近傍の光源で再生すると、回折格子O1111、O12
12・・・および回折格子O2121、O2222・・・によ
って、回折角は同じに、ほぼ回折波長が545nmに近
い波長で回折されるものである。
【0029】以上、好適な実施例により説明したが、本
発明はこれらに限定されるものではなく、種々の応用が
可能である。露光により記録した第1のホログラフィッ
ク干渉パターンの傾斜角が、膨張収縮によって変化する
と予想される傾斜角の変化より大きく変化する要因とな
る後処理工程は、加熱処理の場合で説明したが、その他
感光材料によっては現像処理、停止処理などによって変
化することもありうる。
【0030】実施例、比較例では透過型ホログラムにつ
いて、説明したが、これは、回折格子の間隔が反射型ホ
ログラムに比較して広いから、より効果的であるが、間
隔の狭い反射型ホログラムにも応用することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明の方法によれば、感材としてフォ
トポリマーを使用したものなどを露光後に加熱処理など
の後処理工程を行うと、感材の膨張・収縮率から推定で
きるよりも大きく傾斜角が変化してしまい、所望の回折
波長から大きくずれてしまう場合に、傾斜角の変化を抑
制し、所望の回折波長で再生できるホログラムを作製す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】感材の一部のみを示した本発明を説明するため
の要部概略図である。
【図2】本発明における、感材に入射するレーザー光と
感材中に形成される回折格子を示す要部概略図である。
【符号の説明】
1 感材 O1111、O1212・・・・第1のパターン(加熱処理
前) O2121、O2222・・・・第2のパターン(加熱処理
前) O1111、O1212・・・・第1のパターン(加熱処理
後) O2121、O2222・・・・第2のパターン(加熱処理
後)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−80684(JP,A) 特開 平6−167924(JP,A) 特開 平6−274086(JP,A) 特開 平6−4015(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03H 1/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】露光により記録した第1のホログラフィッ
    ク干渉パターンの傾斜角が、後処理工程において下記の
    式を満足するように変化するときに、後処理前の前記第
    1のホログラフィック干渉パターンと傾斜角は同じであ
    が、格子間隔が異なる別の第2のパターンを第1のパ
    ターンとともに多重露光するようにし、第2のホログラ
    フィック干渉パターンの格子間隔は第1のホログラフィ
    ック干渉パターンの格子間隔より小さくなるようにし
    ことを特徴とするホログラムの作製方法。 式 |Δφ|>|(sin2φ/2)×(Δz/z)| ここで、φは逆格子ベクトルの方向で表した干渉パター
    ンの傾斜角、Δφは干渉パターンの傾斜角の変化量、Δ
    z/z は膨張収縮率を表す。
  2. 【請求項2】第2のホログラフィック干渉パターンの格
    子間隔は第1のホログラフィック干渉パターンの格子間
    隔の1/2倍より大きく1倍より小さくしたことを特徴
    とする請求項1記載のホログラムの作製方法。
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