JP3369723B2 - 局所冷却方法および局所冷却装置 - Google Patents

局所冷却方法および局所冷却装置

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JP3369723B2
JP3369723B2 JP11479294A JP11479294A JP3369723B2 JP 3369723 B2 JP3369723 B2 JP 3369723B2 JP 11479294 A JP11479294 A JP 11479294A JP 11479294 A JP11479294 A JP 11479294A JP 3369723 B2 JP3369723 B2 JP 3369723B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型化、高性能化が著
しい半導体を使用した装置、例えばパーソナルコンピュ
ータ、ワークステーション等の情報処理装置(半導体装
置は種々あるが、以下、例として情報処理装置を使用し
て説明する。以下、装置と記す。)の発熱源を、局所的
に効率良く冷却するのに最適な局所冷却方法および局所
冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィス業務で事務処理などを行
うために使用されるパーソナルコンピュータ(以下、P
Cと記す。)やワークステーション(以下、WSと記
す。)などの装置は、小型化、軽量化、高性能化が著し
く進んでいる。しかしながら、小型化、軽量化、高性能
化を進めると、回路部品の集積度や回路の動作周波数を
上昇させることになり、この上昇に伴い発熱量が増大
し、温度上昇による誤動作が発生する問題があり、冷却
に多くの工夫がなされている。一般的な冷却としては、
周知のように、例えば装置にファンを設け、装置全体に
外部の冷却した空気を強制的に吸い込み冷却する方法
か、あるいは装置全体の熱せられた空気を強制的に吸い
出し冷却する方法が行われている。しかし、回路部品の
集積度や回路の動作周波数の上昇は、空気の流通を悪く
し、また、発熱による局部的な温度上昇をもたらすの
で、装置全体の冷却だけでは冷却し切れない。
【0003】そこで開発された冷却方法の一つに、発熱
量の多い集積回路(以下、ICと記す。)例えば中央処
理装置(以下、CPUと記す。)の上に直接ヒートシン
ク(放熱フィン、放熱器)を接触させてCPUを冷却
し、ヒートシンクに伝導された熱は、ファンを回転さ
せ、冷却風をヒートシンクに吹き付け、ヒートシンクを
空冷するというものがある。しかしながら、この冷却方
法は、CPUのみの冷却であって、近辺の他のICや部
品は冷却されずそのままである。CPUの高性能化とと
もに発熱温度も高くなっているが、他のICも同様であ
るので、他のICも冷却する必要がある。もちろん、他
のICにもヒートシンクとファンを設ければ良いが、費
用は高くなり、重量は増大する、電力は消費する等の問
題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】半導体を使用した種々
の装置、例えばPC、WS等の装置において、急速な低
消費電力化が進められている。装置全体の消費電力の低
減が進む一方、CPU等の回路部品の動作周波数は、高
周波数化、高速化し、発熱量が増加し、局所的発熱源と
なり、誤動作の問題があるため冷却が重要となってきて
いる。本発明は、装置内で最も発熱量が多い局所的発熱
源を効率良く冷却するとともに、装置のサスペンド(一
時停止)、スリープ(停止)状態等の省電力モード時に
は、装置と同様に省電力モードとなり、低消費電力化を
実現した局所冷却方法を提供することを目的とする。ま
た、例えば、アイドル(不動作)時は動作周波数をゼロ
にすることが可能なCPUに対して本発明の局所冷却方
法を使用して、アイドル時には冷却機能を停止すること
で、低消費電力化を可能とし、さらに装置全体の低消費
電力化を可能とするとともに、熱による誤動作を防ぐこ
とが可能となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明の局所冷却方法および局所冷却装置は、局所
的発熱源に接触させ冷却機能を持つ放熱手段、冷却風を
発生させる手段、冷却風の通路を形成する手段、装置や
局所的発熱源の動作状態に応じて冷却能力を制御する手
段を有するものである。本発明の局所冷却方法は、ケー
ス内に放熱フィンと冷却ファンとを配置し、前記放熱フ
ィンを半導体装置の局所的発熱源に接触させ、前記冷却
ファンの回転による冷却風を前記放熱フィンに吹き付け
冷却する局所冷却方法において、前記放熱フィンの上面
と同一面上に設けた前記放熱フィンより高さの低い冷却
ファンを回転させ、前記冷却ファン側部方向あるいは上
部方向の前記ケースに設けた吸い込み口からの冷却風を
前記放熱フィンに吹きつけ、前記冷却ファンと前記放熱
フィンとの高さの差により前記冷却ファン下部方向の前
記ケースに設けた吹き出し口より冷却風を前記冷却ファ
ン下部の他の発熱源へ吹き出すものである。
【0006】また、本発明の局所冷却装置は、ケース内
に放熱フィンと冷却ファンとを有する局所冷却装置にお
いて、前記ケース内に放熱フィンと該放熱フィンの上面
と同一面上に前記放熱フィンより高さの低い冷却ファン
とを設け、前記冷却ファン側部方向あるいは上部方向の
前記ケースに冷却風吸い込み口、前記放熱フィン側部方
向であり前記冷却ファンの下部の前記ケースに前記放熱
フィンと前記冷却ファンの高さの差による冷却風吹き出
し口を設けたものである。
【0007】また、本発明の局所冷却方法は、ケース内
に放熱フィンと冷却ファンとを配置し、前記放熱フィン
を半導体装置の局所的発熱源に接触させ、前記冷却ファ
ンの回転による冷却風を前記放熱フィンに吹き付け冷却
する局所冷却方法において、前記放熱フィンの上面と同
一面上に設けた前記放熱フィンより高さの低い冷却ファ
ンを、前記半導体装置より入力された前記局所的発熱源
に供給される動作信号を制御する制御信号に応じて回転
させ、前記ケースに設けた吸い込み口からの冷却風を前
記放熱フィンに吹きつけ、前記冷却ファンと前記放熱フ
ィンとの高さの差により前記冷却ファン下部方向の前記
ケースに設けた吹き出し口より冷却風を前記冷却ファン
下部の他の発熱源へ吹き出すものである。
【0008】また、本発明の局所冷却装置は、ケース内
に放熱フィンと冷却ファンとを有する局所冷却装置にお
いて、前記ケース内に放熱フィンと該放熱フィンの上面
と同一面上に前記放熱フィンより高さの低い冷却ファン
と半導体装置の局所的発熱源に供給される動作信号を制
御する制御信号を入力され前記冷却ファンの回転を制御
する制御部とを設け、前記ケースに冷却風吸い込み口、
前記放熱フィン側部方向であり前記冷却ファンの下部の
前記ケースに前記放熱フィンと前記冷却ファンの高さの
差による冷却風吹き出し口を設けたものである。
【0009】また、本発明の局所冷却方法は、ケース内
に設けたペルチェ効果素子の冷却面を半導体装置の局所
的発熱源あるいは局所的発熱源および他の発熱源に接触
させ、前記ケース内に設けたペルチェ効果素子の放熱面
を半導体装置の筐体に接触させるものである。
【0010】
【作用】本発明の局所冷却方法および局所冷却装置は、
ケース内に放熱フィンと冷却ファンとを配置し、前記放
熱フィンを半導体装置の局所的発熱源に接触させ、前記
冷却ファンの回転による冷却風を前記放熱フィンに吹き
付け冷却する局所冷却方法であって、前記放熱フィンの
上面と同一面上に設けた前記放熱フィンより高さの低い
冷却ファンを回転させ、前記冷却ファン側部方向あるい
は上部方向の前記ケースに設けた吸い込み口からの冷却
風を前記放熱フィンに吹きつけ、前記冷却ファンと前記
放熱フィンとの高さの差により前記冷却ファン下部方向
の前記ケースに設けた吹き出し口より冷却風を前記冷却
ファン下部の他の発熱源へ吹き出し、前記局所的発熱源
と前記冷却ファン下部の他の発熱源とを冷却する。
【0011】また、本発明の局所冷却方法および局所冷
却装置は、ケース内に放熱フィンと冷却ファンとを配置
し、前記放熱フィンを半導体装置の局所的発熱源に接触
させ、前記冷却ファンの回転による冷却風を前記放熱フ
ィンに吹き付け冷却する局所冷却方法であって、前記放
熱フィンの上面と同一面上に設けた前記放熱フィンより
高さの低い冷却ファンを、前記半導体装置より入力され
た前記局所的発熱源に供給される動作信号を制御する制
御信号に応じて回転させ、前記ケースに設けた吸い込み
口からの冷却風を前記放熱フィンに吹きつけ、前記冷却
ファンと前記放熱フィンとの高さの差により前記冷却フ
ァン下部方向の前記ケースに設けた吹き出し口より冷却
風を前記冷却ファン下部の他の発熱源へ吹き出し、前記
局所的発熱源と前記冷却ファン下部の他の発熱源とを、
前記局所的発熱源に供給される動作信号を制御する制御
信号に応じて冷却する。
【0012】また、本発明の局所冷却方法は、ケース内
に設けたペルチェ効果素子の冷却面を半導体装置の局所
的発熱源あるいは局所的発熱源および他の発熱源に接触
させ、前記ケース内に設けたペルチェ効果素子の放熱面
を半導体装置の筐体に接触させ、前記局所的発熱源およ
び他の発熱源を冷却する。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図1を使用して説明す
る。図1は、局所冷却方法を使用した局所冷却装置の側
面図である。図1において、1は発熱源に接触させ発熱
源の熱を放熱させるための放熱機能を持つ熱伝導率の高
い材料、例えば比熱1J/(kg・K)以上の金属、セラ
ミック、液体の物質とその化合物で生成された放熱フィ
ン(ヒートシンク)、2は、放熱フィン1の高さより低
く、回転軸に対し垂直方向に送風能力のある冷却ファ
ン、3は、冷却ファン2が冷却風を吸い込むための吸い
込み口、4は、冷却ファン2の下部に配置されている部
品を冷却するためと放熱フィン1を冷却後の冷却風を循
環させるために冷却風を吹き出すための吹き出し口、5
は、放熱フィン1と冷却ファン2とをユニットとして一
体化し、放熱フィン1と冷却ファン2の上部をユニット
同一平面に固定し、冷却効果を上げるために冷却風の通
過ルートを決定するケース、6は、放熱フィン1、冷却
ファン2、吸い込み口3、吹き出し口4、ケース5で構
成される局所冷却装置である。なお、放熱フィン1の高
さは、局所冷却装置6による冷却を必要とする例えばC
PU等の局所的発熱源の発熱量に対する放熱能力や装置
構造で決定する。
【0014】例えばICカードモジュールに局所冷却装
置6を装着する場合は、PCMCIA(Personal Compu
ter Memory Card International Association : 米国の
PCカード標準化団体)規格準拠の5mm厚ICカード
モジュール(TypeI、II)では、局所冷却装置6を
5mm以下とすることで、10mm厚ICカードモジュ
ール(TypeIII )のカードモジュールスロットに、
また、局所冷却装置6を11mm以下とすることで、1
6mm厚ICカードモジュール(TypeIV)のカード
モジュールスロットに、ICカードモジュールと一体化
することで装着可能である。また、例えば装置内の発熱
源に前記放熱フィン1を接触させ局所冷却装置6を装着
する場合には、装置内部の構造に適応した厚みと形状と
する。装置の小型軽量化、性能向上を図るためには、装
置における局所的な発熱源、例えばCPUを冷却するこ
とが重要である。本発明により、効果的な冷却が可能と
なり、温度上昇による装置の誤動作を防ぐとともに、小
型軽量化が可能となる。
【0015】図2は、図1に示した局所冷却装置6の斜
視図である。吸い込み口3や吹き出し口4は、ケース5
によって形成され、ケース5内に放熱フィン1と冷却フ
ァン2を装備する。ケース5は、装置の構造や冷却した
いモジュール部分の形状に合わせることが可能で、吸い
込み口3や吹き出し口4の位置は変更できる。また、ケ
ース5のサイズを放熱フィン1、冷却ファン2より大き
くすることで、冷却風が流れる領域を大きくとることが
可能である。冷却ファン2は、局所冷却装置6の高さを
低くするために、冷却ファン2の回転軸に垂直方向に送
風するものが好ましいが、装置の構造に応じて冷却ファ
ン2の回転軸と同方向に送風するものでも問題ない。
【0016】図3は、カードモジュールを冷却する場合
の局所冷却方法および局所冷却装置の適用例を示す。近
時、LSIの高集積化、実装技術のいっそうの向上に伴
い、例えばプロセッサ等を搭載したカードモジュールが
開発されている。図3において、7は動作周波数や集積
度が高く発熱量の多いプロセッサ等の局所的発熱源、9
はキャッシュメモリやメインメモリ等のメモリ、8は回
路部品の信号接続のための論理基板、10は前記回路部
品で構成されたカードモジュールである。カードモジュ
ール10の前記回路部品構成は、一例であり構成する回
路部品の種類、機能、実装位置は任意である。局所冷却
装置6のカードモジュール10への適用は、カードモジ
ュール10上の局所的発熱源7上に放熱フィン1を接触
させ固定する。なお、論理基板8がフレキシブルなテー
プ状の場合には、局所冷却装置6により固定されること
となり、折れ曲がり等の問題を防止するこができる。吸
い込み口3から吸い込まれた冷却風は、局所的発熱源7
の熱を伝導した放熱フィン1を冷却し、冷却ファン2の
下部の吹き出し口4から局所冷却装置6の外部に吹き出
し、冷却ファン2の下部に配置されているカードモジュ
ール10上のメモリ9等の他の回路部品を冷却する。
【0017】図4は、局所冷却装置6内の冷却風の流れ
を示す図である。冷却ファン2は、吸い込み口3から冷
却風を吸い込み(で示す。)、放熱フィン1を冷却し
(で示す。)、ケース5の側壁で折り返し、吹き出し
口4から吹き出す(で示す。)ことで、局所冷却装置
6内の冷却風の循環を行うとともに冷却ファン2下部に
位置する回路部品の冷却も行う。なお、図4により、冷
却ファン2の高さを放熱フィン1より低くすることで、
ケース5の吹き出し口4からの吹き出しを確保している
ことが、良く理解できる。
【0018】図5は、送風方向が回転軸に平行な冷却フ
ァンの場合の冷却風の流れを示す図である。図5におい
て、11は送風方向が回転軸に平行な冷却ファンであ
り、冷却風を局所冷却装置6の上部から冷却ファン11
が吸い込むことで、放熱フィン1を冷却する。冷却風の
流れは、局所冷却装置6の上部から冷却ファン11下部
のフレーム5で形成された風路を通り放熱フィン1を冷
却し、冷却ファン11の下部の吹き出し口4から吹き出
す。吹き出し口4の位置は、冷却ファン11から直接局
所冷却装置6の外側に吹き出さない構造とすることで、
冷却効果を得ることができる。冷却風の吸い込み口3お
よび吹き出し口4の位置は、局所的発熱源7の装置内に
おける実装位置と、装置構造に依存し、それぞれに上
部、下部、側部と任意の方向に設定可能である。また、
装置の筐体に、局所冷却装置6の吸い込み口3および吹
き出し口4と同一の位置に冷却風の出入り口を設けるこ
とで、装置の外部から、冷却風を吸い込み、外部へ吹き
出すことが可能となり、冷却風の循環が充分に行うこと
ができ冷却効果の向上ができる。
【0019】図6は、装置内の局所発熱源のみを冷却す
る場合の冷却風の流れを示す図である。冷却ファン2と
放熱フィン1を同一の高さとし、ケース5で風路を形成
することで、吸い込み口3から吹き出し口4まで、直線
的に冷却風を流すことができる。図7は、電源供給/冷
却ファン制御ケーブルを備えた局所冷却装置の斜視図で
ある。図7において、12は、冷却ファン2を駆動する
ための電源供給線と装置の動作状態や、局所的発熱源7
(図3参照。)の発熱量に応じて冷却ファン2を制御す
るための制御線で構成される電源供給/冷却ファン制御
ケーブルである。装置は、極力消費電力を低減するため
に、装置の動作状態に応じて、局所的発熱源7である例
えばCPUの動作周波数を低くしたり、装置内を構成す
る各種デバイスへの電源供給を停止したりしている。そ
こで、本発明の局所冷却装置に、電源供給線以外に、冷
却ファン2を制御する信号を送る制御線を追加すること
で、局所的発熱源7の動作周波数が低い場合や、アイド
ル状態の場合には、冷却ファン2の冷却能力を制御する
ことで局所冷却装置6の消費電力を低減することが可能
となる。
【0020】図8は、電源供給/冷却ファン制御コネク
タを備えた局所冷却装置の斜視図である。図8におい
て、13は、冷却ファン2を駆動するための電源供給線
と装置の動作状態や、局所的発熱源7(図3参照。)の
発熱量に応じて冷却ファン2を制御するための信号を送
る制御線で構成される電源供給/冷却ファン制御コネク
タである。機能としては、冷却ファン2を制御すること
で、局所冷却装置6の消費電力の低減を図るものであ
る。また、ケーブルを無くし、電源供給/冷却ファン制
御コネクタ13とすることで、装置やカードモジュール
に局所冷却装置6を固定するのに有効となる。これによ
り、局所冷却装置6を固定するためのねじが不必要とな
り、装置の基板、カードモジュールの実装面積の有効利
用が可能となり、小型化に有用である。
【0021】図9は、冷却ファンの制御部を示す回路構
成図である。図9において、14は、冷却ファン2の制
御を行う制御部、15は、冷却ファン2の仕様に応じた
5V、3V等の電源部Vccに接続された電源線、16
は接地部GNDに接続されたグランド線、17は装置の
動作状態検出部に接続された動作状態信号線、18は冷
却ファン2への電源供給線である。制御部14は、装置
の動作状態検出部(記載していない。)から動作状態信
号線17により送られてくる動作状態信号によって制御
を行い、電源供給線18により冷却ファン2への電源供
給を行ったり、停止したりする。この制御部14は、簡
単なトランジスタのスイッチング回路で実現可能であ
る。なお、この制御部14は、装置側に備えても良い。
【0022】つぎに、冷却ファン2の冷却制御を可変と
する場合について説明をする。図10は、冷却制御を可
変とした冷却ファン2の制御部を示す回路構成図であ
る。図10において、19は装置の動作状態検出部に接
続され装置や局所的発熱源の動作状態に対応して冷却フ
ァン2の回転速度を切換えるためのモータ速度切換信号
を送るモータ速度切換信号線、20は、制御部14に接
続され冷却ファン2へのモータ速度制御信号を送るモー
タ速度制御信号線である。制御部14は、装置の動作状
態検出部(記載していない。)からモータ速度切換信号
線19により送られてくるモータ速度切換信号を受け取
り、局所的発熱源の動作状態に応じてモータ速度制御信
号線20でモータ速度制御信号を冷却ファン2に送りモ
ータ速度を制御することで、局所冷却装置の消費電力を
低減するよう制御する。この制御により、局所冷却装置
の冷却能力を装置の発熱と同期した制御とすることがで
きる。例えば、小形ノート型PC/WSは、バッテリ動
作であるため、きめ細かい制御を行なって低消費電力化
を、また、デスクトップ型PC/WSは、米国環境保護
局が定めた省エネルギ基準(Energy Star Computers Pr
ogram)を満足させるために低消費電力化を行なっている
が、その反面、性能向上のために動作周波数が高くなっ
ているため、CPU等の局所的発熱源はさらに高熱を発
するようになっており、冷却を必要としているので、本
発明の局所冷却装置を所要のCPU等の局所的発熱源の
冷却に使用すれば、誤動作を防ぐとともに、局所冷却装
置による消費電力をも低減することが可能となる。
【0023】図11は、冷却ファン2への電源供給制御
を行う図9に示した制御部14の回路構成の一実施例で
ある。図11において、21は装置の状態が省電力モー
ドであるか通常動作モードであるかのモードを保持し、
局所冷却装置6の制御を行う省電力モードレジスタ、2
2〜25は電源供給の制御を決定する抵抗、26、27
は電源供給のスイッチとなるトランジスタ、28は電荷
を蓄積しトランジスタのスイッチングのためのコンデン
サである。電源線15に供給されている電源部Vccの
電圧に応じて、トランジスタ、抵抗値、コンデンサの容
量、回路構成は任意に設定でき、トランジスタのスイッ
チング特性を利用したものとしてある。省電力モードレ
ジスタ21に“0”が設定されると、省電力モードの状
態となり、トランジスタのスイッチング特性によりトラ
ンジスタ26、トランジスタ27がオフ状態となり、電
源線15に供給されている電源が電源供給線18に出力
されなくなり、冷却ファン2への電源供給を停止する。
これは局所的発熱源の発熱量が少ない場合、すなわち、
例えばCPUの動作周波数が低周波数あるいはゼロで、
装置がサスペンド状態であり、メインメモリにのみ電源
を供給し、バックアップの状態である場合に、省電力モ
ードレジスタ21を設定することで、冷却ファン2を制
御する。これにより、局所的発熱源を効率良く冷却する
ことになるとともに、消費電力の低減ができる。
【0024】図12は、局所的発熱源を例えばCPUと
した場合、CPUの動作周波数に応じた可変冷却制御を
行う回路構成図である。図12において、29は局所的
発熱源であるCPU、30は、CPU29の動作周波数
の切換えおよび制御を行う動作周波数制御レジスタ、3
2は、CPU29の動作状態を動作周波数制御レジスタ
30から認識し、冷却ファンを制御する冷却ファン制御
部、31は、冷却ファンの回転数や送風能力を制御する
冷却ファン制御信号を送る冷却ファン制御信号線であ
る。図12に示す実施例において、動作周波数制御レジ
スタ30を2ビットで構成すると、動作周波数を4段階
に可変することができる。したがつて、CPU29の動
作周波数がN個選択できる場合には、動作周波数制御レ
ジスタ30を2×Nビット構成とすることで、動作周波
数を2×N段階に制御可能となる。つまり、0、×1/
2、×1/4、×1/8、×1/2Nの動作周波数とす
ることが可能となる。冷却ファン制御部32は、動作周
波数制御レジスタ30からモータ速度切換信号線19で
送られてくるモータ速度切換信号により冷却ファンの回
転の制御を行う。なお、動作周波数制御レジスタ30
は、装置側の回路に存在すれば良い。冷却ファンは、冷
却ファン制御部32から送られてくる冷却ファン制御信
号で、回転数が可変になるファンを使用する。
【0025】図13は、局所冷却装置6を装置に組込ん
だ場合の構造図である。図13において、33は例えば
PCMCIA準拠のカードモジュールが装着されるカー
ドモジュールスロット、34は前記PCMCIA準拠の
カードモジュールや性能、機能をグレードアップするカ
ードモジュールが組込まれる装置、35は装置の機能拡
張を図るためのカードモジュールやPCMCIA準拠の
カードモジュールである。装置34がカードモジュール
スロット33を装備している場合は、カードモジュール
スロット33上部に局所冷却装置6を装着することで、
カードモジュールスロット33を装置内部から外部へ冷
却風を吹き出し口として利用可能である。冷却対象とし
ては、カードモジュール35であっても、装置34のC
PU等の局所的発熱源であっても良い。また、カードモ
ジュールスロット33を冷却風の吹き出し口として活用
できる位置であれば装置34内部の任意の位置に実装可
能である。図14に冷却風の流れを示す。装置34に局
所冷却装置6の吸い込み口3から冷却風を吸い込む通風
孔を設けることで冷却ファン2が放熱フィン1に冷却風
を送る。そして、局所冷却装置6側面下部の吹き出し口
4から冷却風を吹き出すことでカードモジュール35や
装置34内部の回路部品を冷却し、カードモジュールス
ロット33から冷却風が装置34外部に吹き出す。前記
のように、局所的発熱源、装置34内部の回路部品の冷
却を行い温度上昇による誤動作を防止する。
【0026】図15は、局所的発熱源と局所冷却装置を
省電力制御する省電力制御部のブロック図および制御説
明図である。図15において、6は局所冷却装置、29
は局所的発熱源例えばCPU、30は動作周波数制御レ
ジスタ、36は装置の状態を示す状態レジスタ、37は
動作周波数を設定する周波数設定レジスタ、38は局所
的発熱源例えばCPU29の動作状態を検出するCPU
アイドル検出部、39は装置内の省電力制御を行う省電
力制御部、40はクロック信号等の信号源を持つ発振器
(OSC)、43は周波数/回転数制御信号を発生する
周波数/回転数制御部である。状態レジスタ36は、装
置の動作状態を示すもので、装置が遷移する状態数に応
じたデータビットを有するレジスタであり、例えば、装
置が3つの状態を遷移する場合には、2ビットで実現で
きる(nビットでnの2乗通り)。例えば、通常動作状
態を“00”、アクセス等が無い場合の省電力状態であ
るスタンバイ状態を“01”、作業中断状態を保存した
スリープ状態を“10”とすることで、装置状態を設定
する。このレジスタの設定や読み出しにより、CPU2
9等の局所的発熱源や装置の状態に応じて局所冷却装置
6の制御や装置の状態遷移処理を行う。
【0027】周波数設定レジスタ37は、CPU29の
動作周波数を設定するためのレジスタであり、前記状態
レジスタ36と同様に、ビット数に応じて通常動作の周
波数から0MHzまで多段階に設定可能である。CPU
アイドル検出部38は、CPU29のアドレス信号41
からアクセスの種類、すなわちメモリへのリード/ライ
トか、あるいはI/Oへのリード/ライトか、あるいは
直接メモリアクセス(DMA)転送かを判定するととも
に、プロセッサバスのバスの割当ての状況からCPU2
9がアイドル状態であることを判定する。周波数/回転
数制御部43は、状態レジスタ36および周波数設定レ
ジスタ37の情報に応じて周波数/回転数制御信号42
を発生し、CPU29等の局所的発熱源の動作周波数を
制御するとともに、局所冷却装置6の冷却ファンの制御
を行う。制御方法は局所冷却装置6への周波数/回転数
制御信号42の本数によって異なるが、周波数/回転数
制御部43は、周波数設定レジスタ37の周波数設定情
報と状態レジスタ36のデータビット情報とをゲートあ
るいはデコードすることで周波数/回転数制御信号42
を発生する。CPU29等の局所的発熱源は、発振器
(OSC)40から装置を動作させるのに使用されるク
ロック信号の基本クロック信号を受け、内部で処理し使
用している。そこで、CPU29内部の動作周波数制御
レジスタ30により、システム動作クロックを分周した
り、完全に停止するためのパラメータを設定することで
CPU29自身が内部で動作周波数を変更する。これに
より、装置状態やCPU29の動作に応じ局所冷却装置
6を制御することが可能となり、冷却ファンを効率よく
動作させ、省電力化が可能となる。
【0028】図16は、CPUが内部に動作周波数の制
御機能を持たない場合の供給クロック制御による省電力
制御の説明図である。図16において、45は、発振器
(OSC)40からの基本クロック信号を分周したり、
位相を合わせて複数のクロック信号を発生するクロック
ドライバである。なお、前記図15の説明において使用
した符号と同一番号のものは、同一物であるため、説明
を省略する。また、同一物は、動作も前記図15の動作
と同一であるので、異なる部分のみの説明をする。前記
図15に示した発明においては、CPU29が内部に持
つ動作周波数制御レジスタ30へ、発振器(OSC)4
0からの基本クロック信号44と周波数/回転数制御部
43からの周波数/回転数制御信号42とが入力され、
CPU29でのクロック信号を制御している。本発明に
おいては、発振器(OSC)40からの基本クロック信
号44と周波数/回転数制御部43からの周波数/回転
数制御信号42とは、クロックドライバ45へ入力さ
れ、クロックドライバ45で制御されたクロック信号を
CPU29へ入力している。クロック信号の高周波数化
に伴い、クロック信号の位相を合わせるPLL回路等の
クロック信号を供給する回路部品も高機能、高性能化が
進んでおり、出力するクロック信号の周波数や位相のず
れを容易に設定することができる。局所冷却装置6と連
動した局所冷却方法および局所冷却装置を実現すること
であらゆる半導体装置に対応し、効率よく冷却すること
が可能となる。
【0029】図17に動作フローチャートを示す。CP
Uアイドル検出部38でCPUアイドルの検出(S10
1)を行い、アイドル状態でない場合は、検出を常時行
い、アイドルが検出された場合には、ソフトウェアに処
理を移行し、状態レジスタ36の設定(S102)と、
周波数設定レジスタ37の設定(S103)を行い、周
波数/回転数を設定(S104)する。設定後は、CP
U動作再開を判定(S105)し、動作再開の場合に
は、再び状態レジスタ36の設定(S106)と、周波
数設定レジスタ37の設定(S107)を行い、周波数
/回転数を設定(S108)後、CPUアイドル検出処
理(S101)を行い、動作再開していない場合は、常
時、CPU動作再開を判定(S105)する。2つのレ
ジスタの設定順序は、逆でも問題ない。CPUアイドル
をプロセス管理プログラムで監視し、レジスタ設定また
は、CPU内部のレジスタを直接設定することで、ソフ
トウェアでのみ実現することも可能である。以上説明し
たように、局所冷却装置6の制御は、装置とCPU動作
状態に応じて行うことが可能となる。冷却が必要無い動
作状態の場合には、局所冷却装置6の冷却能力を低下さ
せ、装置の消費電力の低減を図ることが可能となる。
【0030】図18は、ペルチェ効果素子を使用した局
所冷却方法の適用例を示す。2種類の異なる導体を接合
し、電流を流すことで接合部が冷されたり、加熱された
りするペルチェ効果を利用した素子を冷却に使用する。
図18において、46は前記ペルチェ効果を持つペルチ
ェ効果素子、47はペルチェ効果素子に電流を供給する
電流供給線である。冷却効果のあるペルチェ効果素子4
6の下部の接合面を局所的発熱源7に接触させること
で、局所的発熱源7を冷却し、熱を反対側の上部の接合
面から放熱する。ペルチェ効果素子46の上部の接合面
が発生する熱は、ペルチェ効果素子46の上部の接合面
を装置の筐体に接触させることで、筐体の外部に熱を放
熱する。ペルチェ効果素子46は、導体を接合させる構
成であるので、薄型で構成可能であり、小型、軽量化に
適している。つぎに、このペルチェ効果素子46を使用
した場合の制御方法について以下に述べる。
【0031】図19は、ペルチェ効果素子を使用した局
所冷却装置のブロック図である。図19において、46
はペルチェ効果素子、48は、ペルチェ効果素子46の
冷却能力を制御するペルチェ効果素子制御部、49は電
源供給線、50は電源である。局所的発熱源7の動作状
態の検出は、冷却ファン2を用いた場合と同様の方法で
可能であり、ペルチェ効果素子制御部48に内蔵するこ
とも可能である。ペルチェ効果素子制御部48は、局所
的発熱源7の動作状態に応じて、電流の供給を電流供給
線47から供給したり、停止したりするが、電源50か
らの電源供給線49により供給される電流をトランジス
タによるスイッチング回路を構成することで、容易に制
御することが可能である。また、電流容量が可変な電流
源を内蔵すれば、ペルチェ効果素子46へ供給する電流
容量を制御することが可能となり、局所的発熱源7の動
作状態に適応した、効率良い冷却が可能となる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、装置内で最も発熱量が
多い局所的発熱源を効率良く冷却するとともに、装置の
サスペンド(一時停止)、スリープ(停止)状態等の省
電力モード時には、装置と同様に省電力モードとなり、
低消費電力化を実現した局所冷却方法および局所冷却装
置を提供することができる。また、例えば、アイドル
(不動作)時は動作周波数をゼロにすることが可能なC
PUに対して本発明の局所冷却方法および局所冷却装置
を使用して、アイドル時には冷却機能を停止すること
で、低消費電力化を可能とし、さらに装置全体の低消費
電力化を可能とするとともに、熱による誤動作を防ぐこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による局所冷却方法を使用した局所冷却
装置の側面図。
【図2】本発明による局所冷却方法を使用した局所冷却
装置の斜視図。
【図3】本発明による局所冷却方法を使用した局所冷却
装置でカードモジュールを冷却する場合の適用例。
【図4】本発明による局所冷却方法を使用した局所冷却
装置内の冷却風の流れを示す図。
【図5】本発明による局所冷却方法を使用した局所冷却
装置で送風方向が回転軸に平行な冷却ファンの場合の冷
却風の流れを示す図。
【図6】本発明による局所冷却方法を使用した局所冷却
装置で局所的発熱源のみを冷却する場合の冷却風の流れ
を示す図。
【図7】本発明による局所冷却方法を使用した局所冷却
装置に電源供給/冷却ファン制御ケーブルを備えた斜視
図。
【図8】本発明による局所冷却方法を使用した局所冷却
装置に電源供給/冷却ファン制御コネクタを備えた斜視
図。
【図9】本発明による局所冷却方法を使用した局所冷却
装置の冷却ファンの制御部を示す回路構成図。
【図10】本発明による局所冷却方法を使用した局所冷
却装置の冷却能力可変な冷却ファンの制御部を示す回路
構成図。
【図11】本発明による局所冷却方法を使用した局所冷
却装置の冷却ファンの制御部の回路構成図。
【図12】本発明による局所冷却方法を使用した局所冷
却装置の冷却能力可変な冷却ファンの制御部の回路構成
図。
【図13】本発明による局所冷却方法を使用した局所冷
却装置を装置に組込んだ場合の構造図。
【図14】本発明による局所冷却方法を使用した局所冷
却装置を装置に組込んだ場合の冷却風の流れを示す図。
【図15】本発明による局所冷却方法を使用した省電力
制御部のブロック図。
【図16】本発明による局所冷却方法を使用した供給ク
ロック制御による省電力制御部のブロック図。
【図17】本発明による局所冷却方法を使用した省電力
制御の動作フローチャート。
【図18】本発明によるペルチェ効果素子でカードモジ
ュールを冷却する場合の適用例。
【図19】本発明によるペルチェ効果素子で冷却する場
合の制御ブロック図。
【符号の説明】
1…放熱フィン、2…冷却ファン、3…吸い込み口、4
…吹き出し口、5…ケース、6…局所冷却装置、7…局
所的発熱源、8…基板、9…メモリ、10…カードモジ
ュール、11…冷却ファン、12…電源供給/冷却ファ
ン制御ケーブル、13…電源供給/冷却ファン制御コネ
クタ、14…制御部、21…省電力モードレジスタ、2
2、〜25…抵抗、26、27…トランジスタ、28…
コンデンサ1、29…CPU、30…動作周波数制御レ
ジスタ、32…冷却ファン制御部、33…カードモジュ
ールスロット、34…情報処理装置、35…カードモジ
ュール、36…状態レジスタ、37…周波数設定レジス
タ、38…CPUアイドル検出部、39…省電力制御
部、40…発振器(OSC)、43…周波数/回転数制
御部、45…クロックドライバ、46…ペルチェ効果素
子、47…電流供給線、48…ペルチェ効果素子制御
部、49…電源供給線、50…電源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 隆之 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099 株式 会社日立製作所 システム開発研究所内 (56)参考文献 特開 平5−304379(JP,A) 特開 平7−30025(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/467

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース内に放熱フィンと冷却ファンとを配
    置し、前記放熱フィンを半導体装置の局所的発熱源に接
    触させ、前記冷却ファンの回転による冷却風を前記放熱
    フィンに吹き付け冷却する局所冷却方法において、 前記放熱フィンの上面と同一面上に設けた前記放熱フィ
    ンより高さの低い前記冷却ファンを回転させ、 前記冷却ファン側部方向の前記ケースに設けた吸い込み
    口からの冷却風を前記放熱フィンに吹きつけ、 前記冷却ファンと前記放熱フィンとの高さの差により前
    記冷却ファン下部方向の前記ケースに設けた吹き出し口
    より冷却風を前記冷却ファン下部の他の発熱源へ吹き出
    し、 前記局所的発熱源と前記冷却ファン下部の他の発熱源と
    を冷却することを特徴とする局所冷却方法。
  2. 【請求項2】ケース内に放熱フィンと冷却ファンとを有
    する局所冷却装置において、 前記ケース内に放熱フィンと該放熱フィンの上面と同一
    面上に前記放熱フィンより高さの低い冷却ファンとを設
    け、 前記冷却ファン側部方向の前記ケースに冷却風吸い込み
    口、前記放熱フィン側部方向であり前記冷却ファンの下
    部の前記ケースに前記放熱フィンと前記冷却ファンの高
    さの差による冷却風吹き出し口を設けたことを特徴とす
    る局所冷却装置。
  3. 【請求項3】ケース内に放熱フィンと冷却ファンとを配
    置し、前記放熱フィンを半導体装置の局所的発熱源に接
    触させ、前記冷却ファンの回転による冷却風を前記放熱
    フィンに吹き付け冷却する局所冷却方法において、 前記放熱フィンの上面と同一面上に設けた前記放熱フィ
    ンより高さの低い冷却ファンを回転させ、 前記冷却ファン上部方向の前記ケースに設けた吸い込み
    口からの冷却風を前記放熱フィンに吹きつけ、 前記冷却ファンと前記放熱フィンとの高さの差により前
    記冷却ファン下部方向の前記ケースに設けた吹き出し口
    より冷却風を前記冷却ファン下部の他の発熱源へ吹き出
    し、 前記局所的発熱源と前記冷却ファン下部の他の発熱源と
    を冷却することを特徴とする局所冷却方法。
  4. 【請求項4】ケース内に放熱フィンと冷却ファンとを有
    する局所冷却装置において、 前記ケース内に放熱フィンと該放熱フィンの上面と同一
    面上に前記放熱フィンより高さの低い冷却ファンとを設
    け、 前記冷却ファン上部方向の前記ケースに冷却風吸い込み
    口、前記放熱フィン側部方向であり前記冷却ファンの下
    部の前記ケースに前記放熱フィンと前記冷却ファンの高
    さの差による冷却風吹き出し口を設けたことを特徴とす
    る局所冷却装置。
  5. 【請求項5】ケース内に放熱フィンと冷却ファンとを配
    置し、前記放熱フィンを半導体装置の局所的発熱源に接
    触させ、前記冷却ファンの回転による冷却風を前記放熱
    フィンに吹き付け冷却する局所冷却方法において、 前記放熱フィンの上面と同一面上に設けた前記放熱フィ
    ンより高さの低い冷却ファンを、前記半導体装置より入
    力された前記局所的発熱源に供給される動作信号を制御
    する制御信号に応じて回転させ、 前記ケースに設けた吸い込み口からの冷却風を前記放熱
    フィンに吹きつけ、 前記冷却ファンと前記放熱フィンとの高さの差により前
    記冷却ファン下部方向の前記ケースに設けた吹き出し口
    より冷却風を前記冷却ファン下部の他の発熱源へ吹き出
    し、 前記局所的発熱源と前記冷却ファン下部の他の発熱源と
    を、前記局所的発熱源に供給される動作信号を制御する
    制御信号に応じて冷却することを特徴とする局所冷却方
    法。
  6. 【請求項6】ケース内に放熱フィンと冷却ファンとを有
    する局所冷却装置において、 前記ケース内に放熱フィンと該放熱フィンの上面と同一
    面上に前記放熱フィンより高さの低い冷却ファンと半導
    体装置の局所的発熱源に供給される動作信号を制御する
    制御信号を入力され前記冷却ファンの回転を制御する制
    御部とを設け、 前記ケースに冷却風吸い込み口、前記放熱フィン側部方
    向であり前記冷却ファンの下部の前記ケースに前記放熱
    フィンと前記冷却ファンの高さの差による冷却風吹き出
    し口を設け、 半導体装置の局所的発熱源に供給される動作信号を制御
    する制御信号により前記冷却ファンの回転を制御するこ
    とを特徴とする局所冷却装置。
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