JP3368965B2 - 近接信管装置 - Google Patents

近接信管装置

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JP3368965B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、近接信管装置に係り、
特に、弾頭を搭載した飛翔体に搭載され、該飛翔体が目
標物体に近接した時に該弾頭の弾薬の点火作動を指令す
る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図12には従来形の一例としての近接信
管装置の構成が示される。なお、図示の構成は実公昭6
2−3741号公報に示されている。同図において、4
1は発振器、42は該発振器の出力の一部を取り出す方
向性結合器、43は目標物体40に対してビームを投射
すると共に、該目標物体からの反射波を受信するアンテ
ナ、44は方向性結合器42の出力をアンテナ44に導
くと共に、該アンテナで受信された反射波信号を受信す
るサーキュレータ、45はサーキュレータ44の出力と
方向性結合器42の出力の一部を混合するミキサ、46
は該ミキサの出力を増幅するビデオ増幅器、47は該ビ
デオ増幅器の出力信号から目標物体40と本装置が搭載
された飛翔体との相対速度差に相当するドップラ周波数
成分のみを通過させるドップラ・フィルタ、48は該ド
ップラ・フィルタを通過した信号の振幅を検波する検波
器、49は該検波器の出力をスレッショルド設定器50
で設定した所定のスレッショルド電圧と比較する比較
器、そして、51は比較器49の出力に基づき飛翔体の
弾頭を炸裂させるための制御を行う点火回路を示す。
【0003】上記構成において、アンテナ43から送信
された信号(電波)は目標物体40に向かって投射さ
れ、その反射信号は再びアンテナ43で受信され、サー
キュレータ44を通り、ミキサ45で方向性結合器42
の出力の一部と混合され、ビデオ増幅器46で増幅され
た後、ドップラ・フィルタ47を通過し、検波器48で
その振幅が検波される。この検波器48の出力を比較器
49においてスレッショルド設定器50のスレッショル
ド電圧と比較し、該スレッショルド電圧よりも大きい場
合に、直ちに、または予め設定された一定の遅延時間後
に点火回路51を作動させ、それによって飛翔体の弾頭
を炸裂させるようにしている。
【0004】また、弾頭を炸裂させるタイミングに関し
て、他に知られている形態として、外部装置(飛翔体に
搭載された他の装置)からの速度情報に基づき目標物体
との間の相対速度に応じて点火信号の出力を遅延させ、
それによって点火回路を作動させるようにした近接信管
装置がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の近接信管装置は
以上のように構成されているので、特に近年に見られる
ような、飛翔体の対攻撃目標が高速の飛翔体(例えばS
SM)から巡航飛翔体または回転翼機等の低速の目標ま
で広範囲に亘っているような相対速度に対して、それぞ
れ撃破させるための最適な起爆タイミング信号を送出で
きないという問題がある。
【0006】また、外部装置からの速度情報に基づき弾
頭を炸裂させるタイミング信号(起爆タイミング信号)
を送出するようにした形態の近接信管装置では、そのタ
イミングの設定に関して速度情報のみに依存するだけで
は必ずしも十分とは言えず、近接時の目標物体との間の
相対距離に関する情報も合わせて考慮しなければ、常に
最適な起爆タイミング信号を弾頭へ送出できないという
問題がある。
【0007】本発明は、かかる従来技術における課題に
鑑み創作されたもので、目標物体の存在方向を正確に検
出し、ひいては目標物体に対し最適なタイミングで弾頭
の弾片を正確に集中させることができる近接信管装置を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、近接信管装置内に、目標物体を検出し
てその存在象限の情報を生成する手段と共に、目標物体
との間の相対距離を検出してその相対距離情報を生成す
る手段を備え、また目標物体との間の相対速度に関する
情報に関しては外部装置から取得し、これらの情報を利
用して最適な起爆タイミング信号を送出するようにして
いる。
【0009】従って本発明によれば、弾頭を搭載した飛
翔体に搭載され、該飛翔体が目標物体に近接した時に該
弾頭の弾薬の点火作動を指令する装置であって、前記飛
翔体の機軸を中心として全周囲方向に分割された少なく
とも4象限の各象限毎に該飛翔体の前方向に向けて投射
ビームをコーン状に投射し、該投射ビームに対する前記
目標物体からの反射波を受信するアンテナと、該アンテ
ナを通して信号の送受信を制御する送受信機と、該送受
信機を通して受信された信号に基づいて各象限毎に信号
強度に応じた検出信号を出力する目標検出器と、該目標
検出器から出力された各検出信号をそれぞれ比較し、該
比較の結果に基づき前記目標物体の存在象限を判定する
回路と、前記目標物体との間の相対距離を検出する相対
距離検出器と、前記目標物体を検知するまでは前記送受
信機を前記目標検出器に接続し、該目標物体を検知した
時に該送受信機を前記相対距離検出器に切り換え接続す
るスイッチ回路と、前記検出された相対距離の情報およ
び前記判定された存在象限の情報と外部から与えられる
相対速度情報とに基づいて前記点火作動を指令する手段
とを具備することを特徴とする近接信管装置が提供され
る。
【0010】
【作用】上述した構成によれば、スイッチ回路により、
目標物体を検知するまでは送受信機を目標検出器に接続
し、該目標検出器で各象限毎に目標物体を検出すること
で該目標物体の存在象限の情報を生成し、また、上記目
標物体を検知した時にスイッチ回路により送受信機を相
対距離検出器に切り換え接続し、瞬時に相対距離を検出
することで相対距離の情報を生成し、そして、これら生
成された情報(目標物体の存在象限の情報および相対距
離の情報)と外部から与えられる目標物体との間の相対
速度情報に基づいて起爆タイミング信号を設定し、目標
物体の侵入象限検出信号を送出させるようにしている。
【0011】従って、目標物体の存在方向を正確に検出
することができ、ひいては目標物体に対し最適なタイミ
ングで弾頭の弾片を正確に集中させることが可能とな
る。なお、本発明の他の構成上の特徴および作用の詳細
については、添付図面を参照しつつ以下に記述される実
施例を用いて説明する。
【0012】
【実施例】図1に本発明の一実施例としての近接信管装
置の構成が示される。本実施例の近接信管装置は、弾頭
を装備した飛翔体に搭載され、主な構成要素としてアン
テナを備えた送受信機10、目標検出器11、スイッチ
回路20および相対距離検出器30(30A)を具備
し、目標検出器11から出力される検出信号E1〜E4
のドップラ周波数成分を用いて、侵入してくる目標物体
40に対し最適なタイミングで弾頭の弾片を正確に集中
および撃突させる装置である。
【0013】また、ここで使用する目標検出器11は、
飛翔体の機軸を中心に全周囲方向に分割された少なくと
も4象限の内のいずれかの象限内に侵入してくる目標物
体40の存在方向を検知可能とするものである。ここで
は、4象限に分割した場合の装置を例として説明する。
この技術については、例えば特開平2−25700号公
報または特開平2−59690号公報に開示されてい
る。
【0014】なお、送受信機10に関連して図示される
参照符号ASおよびARは、それぞれ送信アンテナおよ
び受信アンテナを示す。送信アンテナASから投射され
るビームは、図示はしないが飛翔体の前方向に傾けて所
定の角度で設定され、飛翔体の機軸の全周囲方向に対し
てコーン状に投射される。この場合、ビーム投射角度
は、信号処理等による応答特性等を考慮し、目標物体4
0との間の相対速度に適した角度に設定される。
【0015】送受信機10と目標検出器11は協働し
て、投射ビーム内に侵入した目標物体40からの反射波
を受信アンテナARを通して検知し、該検知した反射波
に対応する検出信号のレベルをそれぞれ所定のスレッシ
ョルド・レベルと比較して各象限毎に検出信号E1〜E
4を出力し、信号検知器12A,12Bおよび信号比較
器14にそれぞれ送出する。また、送受信機10と目標
検出器11は協働して、目標物体40に対する往復距離
がコードの1ビットの伝播距離の範囲外にある時にそれ
を指示する非相関信号E01およびE02を出力し、そ
れぞれ信号検知器12Aおよび12Bに送出する。
【0016】信号検知器12Aは、ビーム(E4)およ
びビーム(E1)の相関信号と非相関信号E01を比較
し、この比較の結果に基づき目標物体40が設定距離内
に位置し且つ該目標物体が送信アンテナASからの電波
ビームを反射している場合に検知信号を出力し、トリガ
・パルス発生器13に送出する。同様に、信号検知器1
2Bは、ビーム(E3)およびビーム(E2)の相関信
号と非相関信号E02の比較に基づき検知信号を出力
し、トリガ・パルス発生器13に送出する。
【0017】トリガ・パルス発生器13は、ビーム(E
1)〜(E4)のいずれかで目標物体40を検知した一
瞬の検知信号(信号検知器12A,12Bの出力)に応
答してトリガ・パルスSLを発生し、ラッチ信号として
象限判定器15および起爆タイミング発生器16とスイ
ッチ回路20にそれぞれ送出する。信号比較器14は、
通常用いられているコンパレータ回路により構成され、
目標検出器11からの検出信号E1〜E4を受けて、隣
合う象限検知ビームの出力信号レベルを比較する。この
比較結果に基づく信号は、2値信号出力として象限判定
器15に送られる。
【0018】象限判定器15は、トリガ・パルス発生器
13から出力されたトリガ・パルスをラッチ信号SLと
して入力する。このラッチ信号SLは信号比較器14の
各コンパレータからの2値信号出力を保持するのに用い
られる。象限判定器15は、信号比較器14からの2値
信号出力の保持状態に基づいて目標物体40の存在象限
を判定し、この判定した結果(存在象限判定信号SQ)
を起爆タイミング発生器16に出力する。
【0019】起爆タイミング発生器16は、トリガ・パ
ルス発生器13からのトリガ・パルス(ラッチ信号)S
Lを基準にして、象限判定器15からの存在象限判定信
号SQと相対距離検出器30(30A)からの相対距離
信号SDT(後述)と外部から与えられる相対速度情報
とに基づき、目標物体40に対し弾頭の弾片がタイミン
グ良く命中撃突するように起爆時間を制御して目標物体
存在方向の点火タイミング信号を弾頭へ送出する。
【0020】スイッチ回路20は、目標物体40を検知
するまでは送受信機10を目標検出器11に接続してい
るが、目標物体40の検知時すなわちトリガ・パルス発
生器13からラッチ信号SLが出力された時点で送受信
機10を相対距離検出器30(30A)に切換接続する
ものである。これによって、目標物体40が本飛翔体の
近傍を通過した時の該目標物体との間の相対距離を検出
することができる。
【0021】図2には相対距離検出器の一構成例(図
中、30で示される)が送受信機10およびスイッチ回
路20の構成と共に示される。まず、送受信機10は、
送信用の搬送波信号foを発生する発振器101と、該
発振器の出力の一部を取り出して2分岐する方向性結合
器102と、関数発生器303(後述)からの制御によ
りその出力信号の減衰量を制御する可変減衰器103
と、上記搬送波信号foを符号発生器304(後述)の
出力符号MSで2位相変調し、送信アンテナASに送出
する変調器104と、受信アンテナARで受信された信
号を方向性結合器102の出力の一部と混合するミキサ
105とを有している。また、スイッチ回路20は、送
受信機10を目標検出器11または相対距離検出器30
のいずれかにそれぞれ切り換え接続するためのスイッチ
201〜203と、トリガ・パルス発生器13から出力
されるトリガ・パルスSLに応答してそれぞれ対応する
スイッチ201〜203の切り換えを駆動するバッファ
204〜206とを有している。
【0022】相対距離検出器30は、周波数fcでクロ
ックを発振する電圧制御発振器(VCO)301と、該
発振クロックを計数して相対距離信号SDTを生成する
カウンタ302と、該カウンタの出力に基づいて可変減
衰器103の減衰量を制御する関数発生器303と、V
CO301の出力クロックfcに応答して変調用の2位
相ランダム符号MSを発生すると共に、該変調用符号と
同じ符号で且つ位相的に1クロック分進んだ第1の符号
MS1および前記変調用符号と同じ符号で且つ位相的に
1クロック分遅れた第2の符号MS2を発生する符号発
生器304と、ミキサ105の出力を2分配する分配器
305と、該分配された受信信号をそれぞれ増幅するビ
デオ増幅器306,307と、ビデオ増幅器306,3
07の各出力信号をそれぞれ符号発生器304からの出
力符号MS1,MS2との間で相関をとる相関器30
8,309と、各相関器の出力信号からそれぞれ目標物
体40との相対速度差に相当するドップラ周波数成分f
dのみを抽出し、増幅するドップラ・フィルタ(DF)
および増幅器310,311と、該抽出した信号fdの
振幅をそれぞれ検波する振幅検波器312,313と、
該検波された2つの信号の差分をとる差分器314と、
該差分器の出力を積分してVCO301の発振周波数f
cを制御する積分器315とを有している。VCO30
1は、積分器315の出力電圧により、目標物体40と
の間の相対距離に相当するクロックfcを発振する。
【0023】以下、上記構成に基づく相対距離検出につ
いて説明する。まず、発振器101から発生された送信
用の搬送波信号foは、方向性結合器102および可変
減衰器103を介して変調器104に入力され、符号発
生器304からの変調符号MSにより2位相変調された
後、送信アンテナASに送出され、該アンテナから目標
物体40に向けて電波ビームとして放射される。この放
射ビームに対して目標物体40から反射された電波ビー
ムは、受信アンテナARで受信され、ミキサ105に入
力される。ミキサ105は、方向性結合器102からの
出力の一部を局部信号として入力し、この局部信号をア
ンテナARからの受信信号と混合して中間周波信号を生
成する。
【0024】次に、ミキサ105からの中間周波信号は
分配器305で2分配され、それぞれビデオ増幅器30
6,307で信号処理可能なレベルまで増幅された後、
相関器308,309に入力され、それぞれ符号発生器
304の出力符号MS1,MS2との間で相関をとられ
る。各相関出力信号は、それぞれドップラ・フィルタお
よび増幅器310,311を通してドップラ周波数成分
fdのみが通過し、さらに増幅された後、それぞれ振幅
検波器312,313でその通過信号の振幅が検波され
る。各検波信号は差分器314に入力され、その差分が
演算される。積分器315は、差分器314の出力を積
分し、VCO301に送出する。これによって、VCO
301から、目標物体40との間の相対距離に相当する
クロックfcが発振される。この発振クロックfcはカ
ウンタ302でカウントされ、それによって相対距離信
号SDTが生成される(相対距離検出)。また、相対距
離信号SDTは関数発生器303に入力され、それに基
づいて可変減衰器103の減衰量が制御される。この減
衰量の制御は、相対距離の変化に対して常に受信レベル
が一定となるように行われる。
【0025】上述した相対距離検出において、動作時に
は、発振器101から発生された信号(周波数fo)
は、変調器104で図3に示すように拡散変調された状
態で送信アンテナASから放射される。また、ドップラ
周波数成分fdを含んだ状態で受信アンテナARより受
信された信号は、ミキサ105により図4に示すように
復調される。さらに、ミキサ105で復調されビデオ増
幅器306,307で増幅された信号は、それぞれ相関
器308,309とドップラ・フィルタおよび増幅器3
10,311により図5に示すようにドップラ周波数成
分fdのみが抽出される。この時、受信信号に含まれる
妨害信号(雑音等)は、相関器308,309の作用に
より、逆に抑圧される。このドップラ周波数成分fdの
強度(つまり振幅)は、VCO301の発振周波数fc
と(目標物体40との間の)相対距離の関係に応じて図
6の(a)〜(c)に示すように出力される。
【0026】従って、振幅検波器312,313の各出
力の差分(差分器314の出力)を積分器315により
積分し、その積分電圧値によってVCO301の発振周
波数fcを制御することにより、該周波数fcを相対距
離に追従して変化させることができる。この時の相対距
離は、VCO301の発振周波数fcをカウンタ302
で計数することによって算出される。また、カウンタ3
02の出力(相対距離情報)を関数発生器303に入力
し、その出力に基づき、可変減衰器103を介して送信
出力を調整し、相対距離の変化にかかわらず受信電力が
常に一定となるように制御すれば、近接時にも受信系が
飽和することなく相対距離の検出が可能となる。この検
出された相対距離は、相対距離信号SDTとして起爆タ
イミング発生器16に送出される。
【0027】図7には相対距離検出器の他の構成例(図
中、30Aで示される)が送受信機10およびスイッチ
回路20の構成と共に示される。同図において、送受信
機10およびスイッチ回路20の構成はそれぞれ図2に
示される回路構成と同じであるので、その説明は省略す
る。また、相対距離検出器30Aの構成に関して、図2
に示す相対距離検出器30に関連して用いられている参
照符号と同じ符号は同一の構成要素を表しており、その
説明については省略する。
【0028】図示の相対距離検出器30Aは、前述した
相対距離検出器30におけるカウンタ302、関数発生
器303、差分器314および積分器315に代えて、
VCO301から発振される出力クロックfcを制御す
るための距離設定信号および可変減衰器103の減衰量
を制御するための減衰量制御信号を発生する検出距離制
御回路321と、振幅検波器312および313で検波
された2つの信号の電圧を比較する比較器322と、該
比較器の出力および上記距離設定信号に基づいて目標物
体40との間の相対距離を判定し、相対距離信号SDT
を生成する相対距離判定回路323とを備えている。
【0029】以下、上記構成に基づく相対距離検出につ
いて説明する。まず、発振器101から発生された送信
用の搬送波信号foは、方向性結合器102と、検出距
離制御回路321からの減衰量制御信号によってその減
衰量が制御される可変減衰器103とを介して変調器1
04に入力され、符号発生器304からの変調符号MS
により2位相変調された後、送信アンテナASに送出さ
れ、該アンテナから目標物体40に向けて電波ビームと
して放射される。この放射ビームに対して目標物体40
から反射された電波ビームは、受信アンテナARで受信
され、ミキサ105に入力される。ミキサ105は、方
向性結合器102からの出力の一部を局部信号として入
力し、この局部信号をアンテナARからの受信信号と混
合して中間周波信号を生成する。
【0030】次に、ミキサ105からの中間周波信号は
分配器305で2分配され、それぞれビデオ増幅器30
6,307で信号処理可能なレベルまで増幅された後、
相関器308,309に入力され、それぞれ符号発生器
304の出力符号MS1,MS2との間で相関をとられ
る。各相関出力信号は、それぞれドップラ・フィルタお
よび増幅器310,311を通してドップラ周波数成分
fdのみが通過し、さらに増幅された後、それぞれ振幅
検波器312,313でその通過信号の振幅が検波され
る。各検波信号は比較器322において各信号電圧が比
較され、その比較結果は、検出距離制御回路321から
の距離設定信号と共に、相対距離判定回路323に入力
される。
【0031】この相対距離判定回路323において、設
定距離内に目標物体40が検知されない場合は検知され
るまで上記距離設定信号を変化させる。そして目標物体
40が検知された時に、その時の距離設定信号に対応し
た相対距離信号SDTが生成される(相対距離検出)。
上述した相対距離検出において、動作時には、発振器1
01から発生された信号(周波数fo)は、変調器10
4で図3に示すように拡散変調された状態で送信アンテ
ナASから放射される。また、ドップラ周波数成分fd
を含んだ状態で受信アンテナARより受信された信号
は、ミキサ105により図4に示すように復調される。
さらに、ミキサ105で復調されビデオ増幅器306,
307で増幅された信号は、それぞれ相関器308,3
09とドップラ・フィルタおよび増幅器310,311
により図5に示すようにドップラ周波数成分fdのみが
抽出される。この時、受信信号に含まれる妨害信号(雑
音等)は、相関器308,309の作用により、逆に抑
圧される。このドップラ周波数成分fdの強度(つまり
振幅)は、VCO301の発振周波数fcと(目標物体
40との間の)相対距離の関係に応じて図8の(a)〜
(d)に示すように出力される。
【0032】従って、基準となる電圧を出力する振幅検
波器312の出力(非相関出力)と振幅検波器313の
出力とを比較器322に入力し、更にその比較結果を検
出距離制御回路321からの距離設定信号と共に相対距
離判定回路323に入力することにより、目標物体40
との間の相対距離が判定される。この判定された相対距
離は、相対距離信号SDTとして起爆タイミング発生器
16に送出される。
【0033】図9には本発明の他の実施例としての近接
信管装置の構成が示される。本実施例の近接信管装置
は、図1の近接信管装置と比べて、スイッチ回路20A
と相対距離検出器30Bの構成に若干の変形を加えてい
る。装置全体の基本的な構成とその作用については、図
1の実施例の場合と同様であるので、その説明は省略す
る。
【0034】図10には相対距離検出器の一構成例(図
中、30Bで示される)が送受信機10およびスイッチ
回路20Aの構成と共に示される。同図において、送受
信機10の構成は図2に示される回路構成と同じである
ので、その説明は省略する。また、スイッチ回路20A
および相対距離検出器30Bの構成に関して、図2に示
すスイッチ回路20および相対距離検出器30に関連し
て用いられている参照符号と同じ符号は同一の構成要素
を表しており、その説明については省略する。
【0035】まず、スイッチ回路20Aに関しては、図
2におけるスイッチ回路20の構成から、送受信機10
内の可変減衰器103を目標検出器11または相対距離
検出器30に切り換え接続するために設けられていたス
イッチ201と該スイッチ駆動用のバッファ204を省
略している。その代わりに、可変減衰器103が目標検
出器11に直接接続されている。
【0036】また、相対距離検出器30Bは、周波数f
cでクロックを発振する発振器331と、該発振器の出
力クロックfcに応答して変調用の2位相ランダム符号
MSを発生すると共に、該変調用符号と同じ符号で且つ
位相的にそれぞれ1クロック分進んだ第1の符号、1ク
ロック分、3クロック分および5クロック分遅れた第
2,第3および第4の符号(MS1〜MS4)を発生す
る符号発生器332と、ミキサ105の出力を4分配す
る分配器333と、該分配された受信信号をそれぞれ増
幅するビデオ増幅器334〜337と、ビデオ増幅器3
34〜337の各出力信号をそれぞれ符号発生器332
からの出力符号MS1〜MS4との間で相関をとる相関
器338〜341と、各相関器の出力信号からそれぞれ
目標物体40との相対速度差に相当するドップラ周波数
成分fdのみを抽出し、増幅するドップラ・フィルタ
(DF)および増幅器342〜345と、該抽出した信
号fdの振幅をそれぞれ検波する振幅検波器346〜3
49と、振幅検波器346で検波された信号を基準電圧
(非相関出力)としてそれぞれ各振幅検波器347〜3
49で検波された信号の電圧を比較する比較器350〜
352と、該比較器の出力に基づいて目標物体40との
間の相対距離を判定し、相対距離信号SDTを生成する
相対距離判定回路353とを有している。以下、上記構
成に基づく相対距離検出について説明する。
【0037】まず、発振器101から発生された送信用
の搬送波信号foは、方向性結合器102および可変減
衰器103を介して変調器104に入力され、符号発生
器332からの変調符号MSにより2位相変調された
後、送信アンテナASに送出され、該アンテナから目標
物体40に向けて電波ビームとして放射される。この放
射ビームに対して目標物体40から反射された電波ビー
ムは、受信アンテナARで受信され、ミキサ105に入
力される。ミキサ105は、方向性結合器102からの
出力の一部を局部信号として入力し、この局部信号をア
ンテナARからの受信信号と混合して中間周波信号を生
成する。
【0038】次に、ミキサ105からの中間周波信号は
分配器333で4分配され、それぞれビデオ増幅器33
4〜337で信号処理可能なレベルまで増幅された後、
相関器338〜341に入力され、それぞれ符号発生器
332の出力符号MS1〜MS4との間で相関をとられ
る。各相関出力信号は、それぞれドップラ・フィルタお
よび増幅器342〜345を通してドップラ周波数成分
fdのみが通過し、さらに増幅された後、それぞれ振幅
検波器346〜349でその通過信号の振幅が検波され
る。各検波信号は比較器350〜352に入力され、信
号の電圧が比較された後、それぞれの比較結果は相対距
離判定回路353に入力される。これによって、相対距
離信号SDTが生成される(相対距離検出)。
【0039】上述した相対距離検出において、動作時に
は、発振器101から発生された信号(周波数fo)
は、変調器104で図3に示すように拡散変調された状
態で送信アンテナASから放射される。また、ドップラ
周波数成分fdを含んだ状態で受信アンテナARより受
信された信号は、ミキサ105により図4に示すように
復調される。さらに、ミキサ105で復調されビデオ増
幅器334〜337で増幅された信号は、それぞれ相関
器338〜341とドップラ・フィルタおよび増幅器3
42〜345により図5に示すようにドップラ周波数成
分fdのみが抽出される。この時、受信信号に含まれる
妨害信号(雑音等)は、相関器338〜341の作用に
より、逆に抑圧される。このドップラ周波数成分fdの
強度(つまり振幅)は、発振器331の発振周波数fc
と(目標物体40との間の)相対距離の関係に応じて図
11の(a)〜(d)に示すように出力される。
【0040】従って、基準となる電圧を出力する振幅検
波器346の出力(非相関出力)と他の振幅検波器34
7〜349の出力とを比較器350〜352に入力し、
それぞれの比較結果を相対距離判定回路353に入力す
ることにより、目標物体40との間の相対距離が判定さ
れる。この判定された相対距離は、相対距離信号SDT
として起爆タイミング発生器16に送出される。
【0041】なお、図11の例では規定された距離を3
分割して、目標物体40がこの3分割された距離レンジ
のうちいずれのレンジに存在するかを検出するようにし
ているが、規定する距離とその距離の分割数に関して
は、それぞれ適宜変更可能であることは当業者には明ら
かであろう。以上説明したように、本発明の各実施例に
よる近接信管装置の構成によれば、目標検出器11で各
象限毎に目標物体40を検出して生成した目標物体40
の存在象限の情報(存在象限判定信号SQ)と、相対距
離検出器30,30A,30Bで生成した目標物体40
との間の相対距離の情報(相対距離信号SDT)と、外
部から与えられる目標物体40との間の相対速度の情報
とに基づいて、起爆タイミング信号を設定し、目標物体
40の侵入象限検出信号を送出させるようにしているの
で、目標物体40の存在方向を正確に検出することがで
き、ひいては目標物体40に対して最適なタイミングで
弾頭の弾片を正確に集中させることが可能となる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、目
標物体との間の相対距離に関する情報を内部で生成する
手段を備え、この情報と外部からの相対速度情報を利用
して最適な起爆タイミング信号を送出することにより、
目標物体の存在方向を正確に検出し、ひいては目標物体
に対し適確なタイミングで弾頭の弾片を正確に集中させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての近接信管装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1における相対距離検出器の一構成例を送受
信機およびスイッチ回路の構成と共に示したブロック図
である。
【図3】図2のアンテナから相対距離検出時に送信され
る信号の波形図である。
【図4】図2のミキサの出力信号の波形図である。
【図5】図2のドップラ・フィルタおよび増幅器の出力
信号の波形図である。
【図6】図2の振幅検波器の出力信号の波形図である。
【図7】図1における相対距離検出器の他の構成例を送
受信機およびスイッチ回路の構成と共に示したブロック
図である。
【図8】図7の振幅検波器の出力信号の波形図である。
【図9】本発明の他の実施例としての近接信管装置の構
成を示すブロック図である。
【図10】図9における相対距離検出器の一構成例を送
受信機およびスイッチ回路の構成と共に示したブロック
図である。
【図11】図10の振幅検波器の出力信号の波形図であ
る。
【図12】従来形の一例としての近接信管装置の構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
10…送受信機 11…目標検出器 12A,12B…信号検知器 13…トリガ・パルス発生器 14…信号比較器 15…象限判定器 16…起爆タイミング発生器 20,20A…スイッチ回路 30,30A,30B…相対距離検出器 40…目標物体 AS,AR…アンテナ E1〜E4…目標検出信号 E01,E02…非相関信号 fc…電圧制御発振器の出力クロック(周波数) fd…ドップラ・フィルタおよび増幅器の出力(ドップ
ラ周波数成分) fo…発振器の出力(送信用搬送波信号) MS…符号発生器の出力(変調用符号) MS1…変調用符号と同じ符号で且つ位相的に1クロッ
ク分進んだ符号 MS2…変調用符号と同じ符号で且つ位相的に1クロッ
ク分遅れた符号 MS3…変調用符号と同じ符号で且つ位相的に3クロッ
ク分遅れた符号 MS4…変調用符号と同じ符号で且つ位相的に5クロッ
ク分遅れた符号 SDT…相対距離信号 SL…トリガ・パルス(ラッチ信号) SQ…存在象限判定信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−340698(JP,A) 特開 平5−340697(JP,A) 特開 平5−60500(JP,A) 特開 平5−52499(JP,A) 特開 平4−344100(JP,A) 特開 平4−291187(JP,A) 特開 平3−156299(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/00 - 7/42 G01S 13/00 - 13/95 F42C 13/04

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾頭を搭載した飛翔体に搭載され、該飛
    翔体が目標物体(40)に近接した時に該弾頭の弾薬の
    点火作動を指令する装置であって、 前記飛翔体の機軸を中心として全周囲方向に分割された
    少なくとも4象限の各象限毎に該飛翔体の前方向に向け
    て投射ビームをコーン状に投射し、該投射ビームに対す
    る前記目標物体からの反射波を受信するアンテナ(A
    S,AR)と、 該アンテナを通して信号の送受信を制御する送受信機
    (10)と、 該送受信機を通して受信された信号に基づいて各象限毎
    に信号強度に応じた検出信号(E1〜E4)を出力する
    目標検出器(11)と、 該目標検出器から出力された各検出信号をそれぞれ比較
    し、該比較の結果に基づき前記目標物体の存在象限を判
    定する回路(14,15)と、 前記目標物体との間の相対距離を検出する相対距離検出
    器(30,30A,30B)と、 前記目標物体を検知するまでは前記送受信機を前記目標
    検出器に接続し、該目標物体を検知した時に該送受信機
    を前記相対距離検出器に切り換え接続するスイッチ回路
    (20,20A)と、 前記検出された相対距離の情報(SDT)および前記判
    定された存在象限の情報(SQ)と外部から与えられる
    相対速度情報とに基づいて前記点火作動を指令する手段
    (16)とを具備することを特徴とする近接信管装置。
  2. 【請求項2】 前記目標検出器(11)がさらに前記目
    標物体との間の相対距離に基づく非相関信号(E01,
    E02)を出力する場合に、 該非相関信号と前記検出信号の比較に基づいて前記目標
    物体を検知した一瞬の検知信号を出力する手段(12
    A,12B)と、 該出力された検知信号に応答してトリガ・パルス(S
    L)を発生する手段(13)とをさらに具備し、 該発生されたトリガ・パルスに応答して前記スイッチ回
    路が前記送受信機を前記相対距離検出器に切り換え接続
    することを特徴とする請求項1に記載の近接信管装置。
  3. 【請求項3】 前記送受信機は、送信用の搬送波信号
    (fo)を発生する発振器(101)と、該発振器の出
    力の一部を2分岐する方向性結合器(102)と、該方
    向性結合器の一方の出力を受けてその減衰量を制御する
    可変減衰器(103)と、前記搬送波信号を所定の変調
    用符号(MS)で2位相変調して前記アンテナに送出す
    る変調器(104)と、該アンテナで受信された信号を
    前記方向性結合器の他方の出力と混合するミキサ(10
    5)とを具備することを特徴とする請求項2に記載の近
    接信管装置。
  4. 【請求項4】 前記相対距離検出器(30)は、クロッ
    ク(fc)を発振する手段(301)と、該発振クロッ
    クを計数して前記相対距離の情報(SDT)を生成する
    カウンタ(302)と、該カウンタの出力に基づき前記
    可変減衰器の減衰量を制御する手段(303)と、前記
    発振クロックに応答して前記所定の変調用符号を発生す
    ると共に、該変調用符号と同じ符号で且つそれぞれ位相
    的に1クロック分進んだ第1の符号(MS1)および位
    相的に1クロック分遅れた第2の符号(MS2)を発生
    する符号発生手段(304)と、前記ミキサの出力を2
    分配する分配器(305)と、該分配された受信信号を
    それぞれ前記第1および第2の符号との間で相関をとる
    相関器(308,309)と、該相関器の出力信号から
    それぞれ前記目標物体との相対速度差に相当するドップ
    ラ周波数成分(fd)のみを抽出する手段(310,3
    11)と、該抽出した信号の振幅をそれぞれ検波する手
    段(312,313)と、該検波された2つの信号の差
    を演算する差分器(314)と、該差分器の出力を積分
    して前記発振クロックの周波数を制御する積分器(31
    5)とを具備することを特徴とする請求項3に記載の近
    接信管装置。
  5. 【請求項5】 前記相対距離検出器(30A)は、クロ
    ック(fc)を発振する手段(301)と、該発振クロ
    ックに応答して前記所定の変調用符号を発生すると共
    に、該変調用符号と同じ符号で且つそれぞれ位相的に1
    クロック分進んだ第1の符号(MS1)および位相的に
    1クロック分遅れた第2の符号(MS2)を発生する符
    号発生手段(304)と、前記ミキサの出力を2分配す
    る分配器(305)と、該分配された受信信号をそれぞ
    れ前記第1および第2の符号との間で相関をとる相関器
    (308,309)と、該相関器の出力信号からそれぞ
    れ前記目標物体との相対速度差に相当するドップラ周波
    数成分(fd)のみを抽出する手段(310,311)
    と、該抽出した信号の振幅をそれぞれ検波する手段(3
    12,313)と、該検波された2つの信号の電圧を比
    較する比較手段(322)と、前記発振クロックを制御
    するための距離設定信号および前記可変減衰器の減衰量
    を制御するための信号を発生する手段(321)と、該
    発生された距離設定信号および前記比較手段の出力に基
    づいて前記相対距離の情報(SDT)を生成する手段
    (323)とを具備することを特徴とする請求項3に記
    載の近接信管装置。
  6. 【請求項6】 前記スイッチ回路(20)は、前記送受
    信機における前記可変減衰器、変調器およびミキサをそ
    れぞれ前記目標検出器または前記相対距離検出器におけ
    る前記減衰量制御手段、符号発生手段および分配器に切
    り換え接続するためのスイッチ(201〜203)と、
    前記トリガ・パルスに応答してそれぞれ対応するスイッ
    チの切り換えを駆動するバッファ(204〜206)と
    を具備することを特徴とする請求項4または5に記載の
    近接信管装置。
  7. 【請求項7】 前記相対距離検出器(30B)は、クロ
    ック(fc)を発振する手段(331)と、該発振クロ
    ックに応答して前記所定の変調用符号を発生すると共
    に、該変調用符号と同じ符号で且つそれぞれ位相的に1
    クロック分進んだ第1の符号、位相的に1クロック分、
    3クロック分および5クロック分遅れた第2,第3およ
    び第4の符号(MS1〜MS4)をそれぞれ発生する符
    号発生手段(332)と、前記ミキサの出力を4分配す
    る分配器(333)と、該分配された受信信号をそれぞ
    れ前記第1〜第4の符号との間で相関をとる相関器(3
    38〜341)と、該相関器の出力信号からそれぞれ前
    記目標物体との相対速度差に相当するドップラ周波数成
    分(fd)のみを抽出する手段(342〜345)と、
    該抽出した信号の振幅をそれぞれ検波する手段(346
    〜349)と、該検波された信号の電圧を互いに比較す
    る手段(350〜352)と、該比較の結果に基づいて
    前記相対距離の情報(SDT)を生成する手段(35
    3)とを具備することを特徴とする請求項3に記載の近
    接信管装置。
  8. 【請求項8】 前記スイッチ回路(20A)は、前記送
    受信機における前記変調器およびミキサをそれぞれ前記
    目標検出器または前記相対距離検出器における前記符号
    発生手段および分配器に切り換え接続するためのスイッ
    チ(202,203)と、前記トリガ・パルスに応答し
    てそれぞれ対応するスイッチの切り換えを駆動するバッ
    ファ(205,206)とを具備し、前記送受信機にお
    ける前記可変減衰器は前記目標検出器に直接接続されて
    いることを特徴とする請求項7に記載の近接信管装置。
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