JP3367362B2 - データ取込み回路および表示用駆動装置 - Google Patents

データ取込み回路および表示用駆動装置

Info

Publication number
JP3367362B2
JP3367362B2 JP01497297A JP1497297A JP3367362B2 JP 3367362 B2 JP3367362 B2 JP 3367362B2 JP 01497297 A JP01497297 A JP 01497297A JP 1497297 A JP1497297 A JP 1497297A JP 3367362 B2 JP3367362 B2 JP 3367362B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
input
signal
output
multiplexer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP01497297A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10214061A (ja
Inventor
信雄 清水
Original Assignee
関西日本電気株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 関西日本電気株式会社 filed Critical 関西日本電気株式会社
Priority to JP01497297A priority Critical patent/JP3367362B2/ja
Publication of JPH10214061A publication Critical patent/JPH10214061A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3367362B2 publication Critical patent/JP3367362B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ取込み回路及
びその回路を使用した表示用駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】薄膜トランジスタを使用したアクティブ
マトリックス型の液晶表示パネルとその駆動装置とを備
えた液晶表示装置において、液晶表示パネルの画素数
は、カラー表示用の場合、R(赤)、G(緑)、B
(青)用の各画素が必要なため、例えば、640×3
(水平)×480(垂直)である。この液晶パネルの駆
動は薄膜トランジスタのソースに駆動電圧が印加される
水平用駆動装置とゲートに駆動電圧が印加される垂直用
駆動装置とで薄膜トランジスタを動作させることにより
行なわれる。ここで水平方向の画素640×3(R・G
・B)の駆動は、例えば、水平方向の画素80×3(R
・G・B)分の薄膜トランジスタのソースを駆動する水
平用駆動装置8個をカスケード接続して行なわれる。各
画素(R・G・B)の色を2の16乗=65536階調
で表示する場合、水平用駆動装置へのデータは階調デー
タ(16ビット)×3(R・G・B)の48ビットで入
力される。
【0003】水平用駆動装置の説明を簡明にするため、
水平方向の画素4×1(R)分を駆動する駆動装置を示
す第6図により説明する。10はデータ取込み回路で、
カスケード接続された4段のフリップフロップ20と各
フリップフロップ20に対応してその出力に接続された
データレジスタ30を含んでいる。フリップフロップ2
0は、入力として各フリップフロップ20にクロック信
号端子1が、初段目のフリップフロップ20にスタート
信号入力端子2が接続され、出力として最終段目である
4段目のフリップフロップ20にスタート信号出力端子
3が接続されている。各データレジスタ30にはデータ
端子4が接続されるとともに各データレジスタ30に対
応してラッチ回路40の各ラッチ(図示せず)が接続さ
れている。ラッチ回路40にはラッチ信号端子5が接続
されるとともにドライバ回路50が接続されている。ド
ライバ回路50は各フリップフロップ20に対応してレ
ベルシフタ,D/Aコンバータ及び出力増幅器(図示せ
ず)を含んでおり、各フリップフロップ20に対応して
ドライバ出力端子6に接続されている。
【0004】以上の構成の駆動装置の動作を図7を併用
して説明する。尚、以降の説明を簡明にするため、液晶
表示パネルの水平方向の画素数を4×1(R)として駆
動装置1個での動作とする。端子4のデータの伝送タイ
ミングに同期したクロック信号が端子1から各フリップ
フロップ20に共通入力され、スタート信号が1水平駆
動期間毎のタイミングで入力端子2から初段目のフリッ
プフロップ20に入力されると、スタート信号がクロッ
ク信号の立ち上がりで読み込まれて各フリップフロップ
20を転送され、各フリップフロップ20のC1,C2,C3,C
4 端子から対応するデータレジスタ30にデータを取り
込むサンプリング信号が順次出力されるとともに、最終
段のフリップフロップ20から次段に駆動装置がカスケ
ード接続された場合のスタート信号が出力端子3に出力
される。データレジスタ30に入力されたサンプリング
信号の立ち上がりで端子4から各データレジスタ30に
データが順次取り込まれ、出力端子R1,R2,R3,R4から
出力されていく。(以下、図7において図示せず)全て
のデータレジスタ30に取り込まれたデータは端子5に
1水平駆動期間毎のタイミングで与えられたラッチ信号
に同期してラッチ回路40でラッチされドライバ回路5
0に出力される。ドライバ回路50で各データに対応し
て複数の階調電圧生成用基準電圧源(図示せず)から階
調電圧が選択され各ドライバ出力端子6から出力され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
の駆動装置のデータ取込み回路は液晶表示パネルの画素
数が増加するに伴いフリップフロップやデータレジスタ
の数を増やした場合、それに伴いクロック信号の周波数
を上げなければ単位時間当たりで所定のデータを取り込
むことができず、その結果、消費電力が大きくなり、ま
たクロック周波数も高いため不要輻射によるEMI対策
も難しかった。本発明は上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、スタート信号がフリップフロップの各段を転
送される際、データを取込む必要のないデータレジスタ
に対応するフリップフロップをバイパスさせそのデータ
レジスタへのデータの取込みを阻止することにより、ク
ロック周波数を高めないで、所定時間内にデータレジス
タにデータを取込むことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明の請求項1
に係るデータ取込み回路は、スタート信号の入出力端子
間にカスケード接続され、サンプリング信号が出力され
る複数個のフリップフロップと、前記サンプリング信号
に同期して、データが取り込まれる複数個のデータレジ
スタと、前記フリップフロップに前記スタート信号を入
出力させるかバイパスさせて前記フリップフロップから
のサンプリング信号の出力を制御する複数個の選択回路
と、前記選択回路の選択信号を生成する信号発生回路と
を具備し、 前記選択信号が第1のデータ群と第2のデ
ータ群の比較による変化の有無に基づいて生成され、前
記第2のデータ群のうち変化のあるデータに基づく選択
信号の場合、前記フリップフロップに前記スタート信号
が入出力され、前記第2のデータのうち変化のないデー
タに基づく選択信号の場合、前記フリップフロップを前
記スタート信号がバイパスされ、前記データレジスタに
供給されるデータが前記第2のデータ群のうち変化のあ
るデータのみの短縮データであることを特徴とする。
発明の請求項1に係るデータ取込み回路は、具体的に
は、前記選択回路が前記フリップフロップのカスケード
接続間に1入力と1出力とで挿入接続された2入力2出
力マルチプレクサであり、前記各フリップフロップの入
力側のマルチプレクサの他出力と出力側のマルチプレク
サの他入力とが直接接続され、前記選択信号が前記マル
チプレクサの入力を選択する第1選択信号と出力を選択
する第2選択信号からなり、前記各フリップフロップの
入力側のマルチプレクサへの第2選択信号と出力側のマ
ルチプレクサへの第1選択信号として共通の選択信号が
前記信号発生回路から供給されることを特徴とする。
た、本発明の請求項1に係るデータ取込み回路は、具体
的には、前記選択回路が前記フリップフロップのカスケ
ード接続間の各フリップフロップの入力側に1出力で挿
入接続された2出力デマルチプレクサと出力側に1入力
で挿入接続された2入力マルチプレクサとを有し、前記
デマルチプレクサの他出力と前記マルチプレクサの他入
力とが直接接続され、前記選択信号が前記マルチプレク
サの入力を選択する第1選択信号と前記デマルチプレク
サの出力を選択する第2選択信 号とからなり、前記各フ
リップフロップの出力側のマルチプレクサへの前記第1
選択信号と入力側のデマルチプレクサへの前記第2選択
信号として共通の選択信号が前記信号発生回路から供給
されることを特徴とする。本発明の請求項4に係る表示
用駆動装置は、請求項1に係るデータ取込み回路を具備
している。
【0007】
【実施の形態】以下、本発明の第1実施例について図
1、図3及び図4を参照して説明する。尚、従来技術の
説明と同様に以降の説明を簡明にするため、図1でも水
平方向の画素4×1(R)分を駆動する駆動装置を示し
て説明する。図1において、図6に示す従来の駆動装置
と同一部分は同一符号を付して説明を略す。図1におい
て、図6と異なる点はデータ取込み回路110におい
て、フリップフロップ20のカスケード接続を、各段の
フリップフロップ20に順次スタート信号の入出力を行
うかバイパスさせるかを選択して、各段のフリップフロ
ップ20毎にサンプリング信号の出力を制御する複数の
選択回路を介して行っている点、具体的には各段のフリ
ップフロップ20の入出力間に2入力2出力のマルチプ
レクサ60を挿入接続している点と、図示しないデータ
処理回路から送出された、前後する第1のデータ群と第
2のデータ群の比較によるデータ比較信号とサンプリン
グクロック信号に基づいてマルチプレクサ60の選択信
号を発生する信号発生回路70を有している点と、各デ
ータレジスタ30に接続されるデータ端子9へのデータ
が第2のデータ群のうち変化のないデータを短縮した短
縮データである点とである。
【0008】マルチプレクサ60は初段目のフリップフ
ロップ20と入力端子2間と、各段のフリップフロップ
20間と、最終段のフリップフロップ20と出力端子3
間とに挿入接続している。マルチプレクサ60は図4に
示すようにそれぞれにスイッチを介した2入力I1,I
2とそれぞれにスイッチを介した2出力Y1,Y2が共
通接続されており、2入力I1,I2側のスイッチは第
1選択信号入力B1により、2出力Y1,Y2側のスイ
ッチは第2選択信号入力B2により図4に示す真理値表
のように制御される。マルチプレクサ60の挿入接続は
マルチプレクサ60の入力I1と出力Y1とで行われて
いる。フリップフロップ20の入力側のマルチプレクサ
60の出力Y2と出力側のマルチプレクサ60の入力I
2とが直接接続されている。尚、初段目のフリップフロ
ップ20と入力端子2間のマルチプレクサ60の入力I
2及び最終段目のフリップフロップ20と出力端子3間
のマルチプレクサ60の出力Y2はオープン状態、又
は、入力I2を入力I1及び出力Y2を出力Y1にそれ
ぞれ直接接続している。
【0009】信号発生回路70はデータ比較信号入力端
子7と、サンプリングクロック信号入力端子8と、フリ
ップフロップ20の数に対応する出力端子S1,S2,S3,
S4とを有し、これらの各出力端子は各フリップフロップ
20に対応して入力側のマルチプレクサ60の選択信号
入力B2と出力側のマルチプレクサ60の選択信号入力
B1に共通接続されている。尚、初段目のフリップフロ
ップ20と入力端子2間のマルチプレクサ60の選択信
号入力B1は入力I1が選択されるように、及び、最終
段目のフリップフロップ20と出力端子3間のマルチプ
レクサ60の選択信号入力B2は出力Y1が選択される
ように、常に”0”レベルに固定されている。但し、初
段目のフリップフロップ20と入力端子2間のマルチプ
レクサ60の入力I2をその入力I1に直接接続し、及
び、最終段目のフリップフロップ20と出力端子3間の
マルチプレクサ60の出力Y2をその出力Y1に直接接
続した場合は、初段目のフリップフロップ20と入力端
子2間のマルチプレクサ60の選択信号入力B1はその
入力B2に、及び、最終段目のフリップフロップ20と
出力端子3間のマルチプレクサ60の選択信号入力B2
はその選択信号入力B1に直接接続すれば選択信号入力
B1及びB2のレベルに関係なく入力端子2からの入力
は入力I1或いはI2のどちらかを通して、出力端子3
からの出力は出力Y1或いはY2のどちらかを通して行
われる。
【0010】以上の構成の駆動装置の動作を図3を併用
して説明する。図示しないデータ処理回路から、例え
ば、前のデータと全て異なる16ビットの第1のデータ
群”10H ,00H ,01H ,11H ”により2ビット
のデータ比較信号”00”,”00”とサンプリングク
ロック信号が信号発生回路70に入力され、端子4に第
1のデータ群として、そのまま、”10H ,00H ,0
1H ,11H ”が入力される。データ比較信号及びサン
プリングクロック信号が信号発生回路70に入力される
と、サンプリングクロック信号の1個目の立ち上がりで
出力端子S1,S2から選択信号として”0”,”0”レベ
ルが、2個目の立ち上がりで出力端子S3,S4から選択信
号として”0”,”0”レベルが対応するフリップフロ
ップ20の入力側のマルチプレクサ60の選択信号入力
B2及び出力側のマルチプレクサ60の選択信号入力B
1にそれぞれ送出される。
【0011】対応するマルチプレクサ60に選択信号と
して”0”,”0”,”0”,”0”レベルが入力され
ると、各マルチプレクサ60は入力I1と出力Y1とが
電気的に接続され、全てのフリップフロップ20が電気
的にカスケード接続される。データの伝送タイミングに
同期したクロック信号が端子1から各フリップフロップ
20に共通入力され、最初のスタート信号が入力端子2
からマルチプレクサ60を介して初段目のフリップフロ
ップ20に入力されると、スタート信号がクロック信号
の立ち上がりで読み込まれて各段のフリップフロップ2
0間のマルチプレクサ60を介して各フリップフロップ
20を転送され、各フリップフロップ20のC1,C2,C
3,C4端子から対応するデータレジスタ30にデータを
取り込むサンプリング信号が順次出力される。データレ
ジスタ30に入力されたサンプリング信号の立ち上がり
で端子9からデータレジスタ30の初段目に”10
H ”,2段目に”00H ”,3段目に”01H ”,最終
段目に”11H ”のデータが順次取り込まれ、出力端子
R1,R2,R3,R4から出力される。図3において図示しな
いが、全てのデータレジスタ30に第1のデータ群が取
り込まれた後、そのデータ群はラッチ信号端子5に与え
られたラッチ信号に同期してラッチ回路40でラッチさ
れ、ドライバ回路50を介してデータに対応した階調電
圧としてドライバ出力端子6に出力される。
【0012】次に図示しないデータ処理回路から、第1
のデータ群”10H ,00H ,01H ,11H ”と1番
目と3番目のデータが同じ次の16ビットの第2のデー
タ群”10H ,0AH ,01H ,1AH ”により2ビッ
トのデータ比較信号”10”,”10”とデータ比較信
号のサンプリングクロック信号が信号発生回路70に入
力され、端子9には、第2のデータ群の1番目と3番目
のデータが短縮されて、”0AH ,1AH ”のみが短縮
データとして入力される。データ比較信号及びサンプリ
ングクロック信号が信号発生回路70に入力されると、
サンプリングクロック信号の1個目の立ち上がりで出力
端子S1から選択信号として”1”レベル,出力端子S2か
ら選択信号として”0”レベルが、2個目の立ち上がり
で出力端子S3から選択信号として”1”レベル,S4から
選択信号として”0”レベルが対応するフリップフロッ
プ20の入力側のマルチプレクサ60の選択信号入力B
2及び出力側のマルチプレクサ60の選択信号入力B1
にそれぞれ送出される。
【0013】図1のマルチプレクサ60は選択信号とし
て”1”,”0”,”1”,”0”レベルが入力された
ときの入出力の選択状態を簡易的に示している。選択信
号として”1”レベルが入力された初段目と3段目のフ
リップフロップ20の入力側のマルチプレクサ60の出
力は出力Y2が選択され、出力側のマルチプレクサ60
の入力は入力I2が選択される。選択信号として”0”
レベルが入力された2段目と4段目のフリップフロップ
20の入力側のマルチプレクサ60の出力は出力Y1が
選択され、出力側のマルチプレクサ60の入力は入力I
1が選択される。従って、入力端子2と出力端子3間で
上記選択状態のマルチプレクサ60を介して2段目と4
段目のフリップフロップ20のみが電気的にカスケード
接続される。データの伝送タイミングに同期したクロッ
ク信号が端子1から各フリップフロップ20に共通入力
され、次のスタート信号が入力端子2に入力されると、
初段目のフリップフロップ20はバイパスされて2段目
のフリップフロップ20に入力されてスタート信号がク
ロック信号の立ち上がりで読み込まれ、3段目のフリッ
プフロップ20もバイパスされて4段目のフロップフロ
ップ20に入力されてクロック信号の立ち上がりで読み
込まれる。従って、フリップフロップ20は2段目と4
段目のC2,C4端子からのみ対応するデータレジスタ30
に短縮データ信号を取り込むサンプリング信号が順次出
力され、データレジスタ30の1段目と3段目は第1の
データ群のデータ”10H”,”01H ”が取り込まれ
たままで、2段目と4段目は入力されたサンプリング信
号の立ち上がりで短縮データ”0AH ”,”1AH ”が
それぞれ順次取り込まれ、出力端子R1,R2,R3,R4から
はデータ信号”10H ,0AH ,01H ,1AH ”が出
力された状態となる。図3において図示しないが、全て
のデータレジスタ30から第2のデータ群が出力された
後、そのデータはラッチ信号端子5に与えられたラッチ
信号に同期してラッチ回路40でラッチされ、ドライバ
回路50を介してデータに対応した階調電圧としてドラ
イバ出力端子6に出力される。上記実施例においては、
スタート信号はフリップフロップを右シフトで転送する
例で説明したが、双方向シフトでもよい。この場合、マ
ルチプレクサの入出力も双方向である必要がある。
【0014】以上のように、前後する第1のデータ群と
第2のデータ群が比較され第2のデータ群のうち第1の
データ群に対し変化のないデータが短縮されて端子9に
入力されると、変化のないデータ信号に対応するフリッ
プフロップ20からはサンプリング信号を出力しないよ
うに2入力2出力のマルチプレクサ60の入出力を選択
してスタート信号がそのフリップフロップ20をバイパ
スするようにしたので、第2のデータ群のうち変化のあ
るデータに対応するデータレジスタ30のみが新しいデ
ータを取込み、データレジスタ30の数が増加してもデ
ータの取り込み数はそれに比例して増加せず、従ってデ
ータレジスタ30の数に比例してクロック周波数を高く
しなくてもデータを伝送できる。その結果、消費電力が
データレジスタ30の数に比例して増加しないという利
点があり、また不要輻射もクロック周波数を高くしなく
てもよいので増加せずEMI対策も容易となる。
【0015】次に、本発明の第2の実施例について図
2、図3及び図5を参照して説明する。尚、図2におい
て、図1に示す駆動装置と同一部分は同一符号を付して
説明を略す。図2において、図1と異なる点はデータ取
込み回路210において、フリップフロップ20のカス
ケード接続を選択回路を介して行うとき、具体的にフリ
ップフロップ20の入力側に2出力のデマルチプレクサ
80を、出力側に2入力のマルチプレクサ90を挿入接
続している点である。
【0016】デマルチプレクサ80は図5に示すように
入力Iがスイッチを介して2出力Y1,Y2に接続され
ており、スイッチは選択信号入力B2により図5に示す
真理値表のように制御される。マルチプレクサ90も図
5に示すように2入力I1,I2がスイッチを介して出
力Yに接続されており、スイッチは選択信号入力B1に
より図5に示す真理値表のように制御される。デマルチ
プレクサ80及びマルチプレクサ90の挿入接続はデマ
ルチプレクサ80の入力I及び出力Y1とマルチプレク
サ90の入力I1及び出力Yとで行われている。各フリ
ップフロップ20に対応するデマルチプレクサ80の出
力Y2とマルチプレクサ90の入力I2とは直接接続さ
れている。尚、初段目のフリップフロップ20のデマル
チプレクサ80の入力Iはスタート信号入力端子2に接
続され、最終段である4段目のフリップフロップ20の
マルチプレクサ90の出力Yはスタート信号出力端子3
に接続されている。信号発生回路70の各出力端子を対
応するフリップフロップ20のデマルチプレクサ80の
選択信号入力B2とマルチプレクサ90の選択信号入力
B1にそれぞれ共通接続している。
【0017】以上の構成の駆動装置の動作を図2を併用
して説明する。実施例1と同様に、前のデータと全て異
なる16ビットの第1のデータ群”10H ,00H ,0
1H ,11H ”により2ビットのデータ比較信号”0
0”,”00”とサンプリングクロック信号が信号発生
回路70に入力され、端子9に第1のデータ群として、
そのまま、”10H ,00H ,01H ,11H ”が入力
されると、サンプリングクロック信号の1個目の立ち上
がりで出力端子S1,S2から選択信号として”0”,”
0”レベルが、2個目の立ち上がりで出力端子S3,S4か
ら選択信号として”0”,”0”レベルが対応する各デ
マルチプレクサ80とマルチプレクサ90に送出され
る。
【0018】各デマルチプレクサ80とマルチプレクサ
90とに選択信号として”0”,”0”,”0”,”
0”レベルが対応して入力されると、各デマルチプレク
サ80は出力Y1が選択され、各マルチプレクサ90は
入力I1が選択され、全てのフリップフロップ20が電
気的にカスケード接続される。データの伝送タイミング
に同期したクロック信号が端子1から各フリップフロッ
プ20に共通入力され、最初のスタート信号が入力端子
2からデマルチプレクサ80を介して初段目のフリップ
フロップ20に入力されると、スタート信号がクロック
信号の立ち上がりで読み込まれて各段のマルチプレクサ
90と隣接する次段のデマルチプレクサ80を介して各
フリップフロップ20を転送され、各フリップフロップ
20のC1,C2,C3,C4端子から対応するデータレジスタ
30にデータを取り込むサンプリング信号が順次出力さ
れ、実施例1と同様に端子9からデータレジスタ30の
初段目に”10H ”,2段目に”00H ”,3段目に”
01H ”,最終段目に”11H ”のデータが順次取り込
まれ、データに対応した階調電圧としてドライバ出力端
子6に出力される。
【0019】次に実施例1と同様に、第1のデータ群”
10H ,00H ,01H ,11H ”と1番目と3番目の
データが同じ次の16ビットの第2のデータ”10H ,
0AH ,01H ,1AH ”により2ビットのデータ比較
信号”01”,”01”とデータ比較信号のサンプリン
グクロック信号が信号発生回路70に入力され、端子9
に、第2のデータ群の1番目と3番目のデータが短縮さ
れて、”0AH ,1AH ”のみが短縮データとして入力
されると、サンプリングクロック信号の1個目の立ち上
がりで出力端子S1から選択信号として”1”レベル,出
力端子S2から選択信号として”0”レベルが、2個目の
立ち上がりで出力端子S3から選択信号として”1”レベ
ル,S4から選択信号として”0”レベルが対応するデマ
ルチプレクサ80とマルチプレクサ90に送出される。
【0020】図2のデマルチプレクサ80及びマルチプ
レクサ90は選択信号として”1”,”0”,”
1”,”0”レベルが入力されたときの出力或いは入力
の選択状態を簡易的に示している。選択信号として”
1”レベルが入力された初段目と3段目のフリップフロ
ップ20の入力側のデマルチプレクサ80の出力は出力
Y2が選択され、出力側のマルチプレクサ90の入力は
入力I2が選択される。選択信号として”0”レベルが
入力された2段目と4段目のフリップフロップ20の入
力側のデマルチプレクサ80の出力は出力Y1が選択さ
れ、出力側のマルチプレクサ90の入力は入力I1が選
択される。従って、入力端子2と出力端子3間で上記選
択状態のデマルチプレクサ80及びマルチプレクサ90
を介して2段目と4段目のフリップフロップ20のみが
電気的にカスケード接続される。以下の動作は実施例1
と同様であるので省略する。上記第2実施例において
も、スタート信号はフリップフロップを右シフトで転送
する例で説明したが、双方向シフトでもよい。この場
合、デマルチプレクサとマルチプレクサの入出力も双方
向である必要がある。
【0021】以上のように、第2実施例においても、前
後する第1のデータ群と第2のデータ群のデータが比較
され第2のデータ群のうち第1のデータ群に対し変化の
ないデータが短縮され端子9に入力されると、変化のな
いデータ信号に対応するフリップフロップ20からはサ
ンプリング信号を出力しないように2出力のデマルチプ
レクサと2入力のマルチプレクサの出力或いは入力を選
択してそのフリップフロップ20をバイパスするように
したので、第2のデータのうち変化のあるデータに対応
するデータレジスタ30のみが新しいデータを取込み、
データレジスタ30の数が増加してもデータの取り込み
数はそれに比例して増加せず、従ってデータレジスタ3
0の数に比例してクロック周波数を高くしなくてもデー
タを伝送できる。その結果、消費電力がデータレジスタ
30の数に比例して増加しないという利点があり、また
不要輻射もクロック周波数を高くしなくてもよいので増
加せずEMI対策も容易となる。以上においては、アク
ティブマトリックス型の液晶表示装置の駆動装置を例に
して説明したが、他の平面型表示装置の駆動装置にも適
用できる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明のデータ取込み
回路は前後する第1のデータ群と第2のデータ群のデー
タ比較によるデータ比較信号により信号発生回路から選
択回路としての2入力2出力のマルチプレクサ、又は2
出力のデマルチプレクサ及び2入力のマルチプレクサに
選択信号を送出してカスケード接続されたフリップフロ
ップからのサンプリング信号出力を制御し、第1のデー
タ群に対し第2のデータ群のデータが同一の場合はその
データに対応するフリップフロップをバイパスしてデー
タを取込むため、従来とクロック周波数とデータレジス
タの数が同数の場合、データレジスタへのデータの取込
み数を減らすことができ、逆にデータレジスタの数を増
加する場合、それに比例してクロック周波数を高くしな
くてもよく、低消費電力化やEMI対策を容易にするこ
とができる。例えば液晶表示装置の駆動装置に用いた場
合、液晶表示パネルの画素数が増加しデータレジスタの
数を増加しても上記の効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を含む表示用駆動装置の
ブロック図
【図2】 本発明の第2実施例を含む表示用駆動装置の
ブロック図
【図3】 図1及び図2の駆動装置のデータ取込み回路
の動作を示すタイムチャート
【図4】 図1の駆動装置に使用されるマルチプレクサ
の等価回路図及び真理値表
【図5】 図2の駆動装置に使用されるデマルチプレク
サとマルチプレクサの等価回路及び真理値表
【図6】 従来の駆動装置のブロック図
【図7】 図6の駆動装置のデータ取込み回路の動作を
示すタイムチャート
【符号の説明】
7 データ比較信号端子 9 短縮データ端子 20 フリップフロップ 30 データレジスタ 60 マルチプレクサ 70 信号発生回路 80 デマルチプレクサ 90 マルチプレクサ 110 データ取込み回路 210 データ取込み回路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スタート信号の入出力端子間にカスケード
    接続され、サンプリング信号が出力される複数個のフリ
    ップフロップと、前記サンプリング信号に同期して、デ
    ータが取り込まれる複数個のデータレジスタと、前記フ
    リップフロップに前記スタート信号を入出力させるかバ
    イパスさせて前記フリップフロップからのサンプリング
    信号の出力を制御する複数個の選択回路と、前記選択回
    路の選択信号を生成する信号発生回路とを具備し、 前記選択信号が第1のデータ群と第2のデータ群の比較
    による変化の有無に基づいて生成され、前記第2のデー
    タ群のうち変化のあるデータに基づく選択信号の場合、
    前記フリップフロップに前記スタート信号が入出力さ
    れ、前記第2のデータのうち変化のないデータに基づく
    選択信号の場合、前記フリップフロップを前記スタート
    信号がバイパスされ、 前記データレジスタに供給されるデータが前記第2のデ
    ータ群のうち変化のあるデータのみの短縮データである
    ことを特徴とするデータ取込み回路。
  2. 【請求項2】前記選択回路が前記フリップフロップのカ
    スケード接続間に1入力と1出力とで挿入接続された2
    入力2出力マルチプレクサであり、前記各フリップフロ
    ップの入力側のマルチプレクサの他出力と出力側のマル
    チプレクサの他入力とが直接接続され、 前記選択信号が前記マルチプレクサの入力を選択する第
    1選択信号と出力を選択する第2選択信号からなり、前
    記各フリップフロップの入力側のマルチプレクサへの第
    2選択信号と出力側のマルチプレクサへの第1選択信号
    として共通の選択信号が前記信号発生回路から供給され
    ることを特徴とする請求項1記載のデータ取込み回路。
  3. 【請求項3】前記選択回路が前記フリップフロップのカ
    スケード接続間の各フリップフロップの入力側に1出力
    で挿入接続された2出力デマルチプレクサと出力側に1
    入力で挿入接続された2入力マルチプレクサとを有し、
    前記デマルチプレクサの他出 力と前記マルチプレクサの
    他入力とが直接接続され、 前記選択信号が前記マルチプレクサの入力を選択する第
    1選択信号と前記デマルチプレクサの出力を選択する第
    2選択信号とからなり、前記各フリップフロップの出力
    側のマルチプレクサへの前記第1選択信号と入力側のデ
    マルチプレクサへの前記第2選択信号として共通の選択
    信号が前記信号発生回路から供給されることを特徴とす
    る請求項1記載のデータ取込み回路。
  4. 【請求項4】請求項1記載のデータ取込み回路を具備し
    た表示用駆動装置。
JP01497297A 1997-01-29 1997-01-29 データ取込み回路および表示用駆動装置 Expired - Fee Related JP3367362B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01497297A JP3367362B2 (ja) 1997-01-29 1997-01-29 データ取込み回路および表示用駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01497297A JP3367362B2 (ja) 1997-01-29 1997-01-29 データ取込み回路および表示用駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10214061A JPH10214061A (ja) 1998-08-11
JP3367362B2 true JP3367362B2 (ja) 2003-01-14

Family

ID=11875902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01497297A Expired - Fee Related JP3367362B2 (ja) 1997-01-29 1997-01-29 データ取込み回路および表示用駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3367362B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7586474B2 (en) 2003-12-11 2009-09-08 Lg Display Co., Ltd. Liquid crystal display and method of driving the same
JP4749687B2 (ja) * 2004-07-30 2011-08-17 シャープ株式会社 表示装置
CN100388349C (zh) * 2005-03-31 2008-05-14 奇景光电股份有限公司 用于液晶显示器的省电方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10214061A (ja) 1998-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8378999B2 (en) Driving circuit and data driver of planar display device
US7508368B2 (en) Drive voltage generator circuit for driving LCD panel
WO2017219658A1 (zh) 移位寄存器、栅极驱动电路以及显示设备
US5886679A (en) Driver circuit for driving liquid-crystal display
CN110491331B (zh) 一种显示面板、其驱动方法及显示装置
US20040056852A1 (en) Source driver for driver-on-panel systems
KR20000062443A (ko) 표시소자용 구동장치 및 이를 사용한 표시모듈
KR19980021332A (ko) Lcd 패널 구동 회로
US7948466B2 (en) Circuit structure for dual resolution design
US7992063B2 (en) Control circuit for releasing residual charges
US10847074B2 (en) Display driving circuit
CN115116398A (zh) 显示面板的驱动方法及显示装置
JP3367362B2 (ja) データ取込み回路および表示用駆動装置
JP2820131B2 (ja) 液晶駆動方法および液晶駆動回路
US20050237849A1 (en) Semiconductor integrated circuit device
US20220415232A1 (en) Driving method and driving circuit of display panel, and display apparatus
JPH11202834A (ja) 液晶表示装置
US7079104B2 (en) Semiconductor device and liquid crystal panel display driver
JPH03180890A (ja) マトリクス型表示装置のデータドライバ
JPS63271298A (ja) 表示駆動回路
CN220691688U (zh) 一种屏幕控制装置
JPH06230743A (ja) 表示データ駆動用集積回路
JPH09281924A (ja) 駆動装置
KR100304867B1 (ko) 주사방식의가변이가능한액정표시장치
US20240054937A1 (en) Gate driving device and operating method for gate driving device

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071108

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081108

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081108

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091108

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091108

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101108

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101108

Year of fee payment: 8

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101108

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111108

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111108

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121108

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121108

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131108

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees