JP3367296B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3367296B2
JP3367296B2 JP22832095A JP22832095A JP3367296B2 JP 3367296 B2 JP3367296 B2 JP 3367296B2 JP 22832095 A JP22832095 A JP 22832095A JP 22832095 A JP22832095 A JP 22832095A JP 3367296 B2 JP3367296 B2 JP 3367296B2
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placing
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)
  • Forming Counted Batches (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に係
り、より詳しくは、画像が形成された用紙を複数の載置
位置に載置可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像形成装置、例えば、ファ
クシミリ装置においては、画像が形成された用紙を1つ
のトレイに載置するようにしている。従って、多数回の
受信の後は、各々の受信によって画像が形成された用紙
の全てが同一のトレイに載置されるので、オペレータが
所望の用紙を探すためには、載置されている全ての用紙
を調べなければならず、オペレータの負担が大きかっ
た。
【0003】かかる事実に鑑み、用紙の載置位置を1通
信毎に変更して、1通信毎に用紙を分類するファクシミ
リ装置が提案されている(特開平5−8919号公
報)。
【0004】また、画像形成装置として、例えば、複数
の画像入力装置と、複数の画像入力装置の少なくとも1
つから入力された画像を転写し、転写した転写紙を排出
するコピー出力装置と、排出された転写紙を複数のコピ
ー出力エリアに仕分ける仕分け装置と、により構成され
た複合複写装置が提案されている(特開平5−2945
44号公報)。
【0005】この複合複写装置は、画像入力装置からコ
ピー出力要求があった場合には、この画像入力装置が以
前にコピー出力要求をして転写した転写紙が収納されて
いるコピー出力エリアを複数のコピー出力エリアについ
て予め定められた順番に検索する。この検索でコピー出
力エリアが検索された場合、当該エリアにこれ以上用紙
を収納不可能か否かを判断し、不可能と判断した場合に
は複数のコピー出力エリアを上記順番に再度検索して、
用紙が収納されていないコピー出力エリアを検索する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記フ
ァクシミリ装置では、1通信毎に用紙を分類することが
できても、例えば、オペレータが最上部の用紙を持ち去
った場合には、持ち去った用紙の載置前に最上部に載置
された用紙の載置位置と同一の載置位置に次の通信によ
り画像が形成された用紙が載置される。このため、オペ
レータが持ち去った用紙の載置前に最上部に載置された
用紙と次の通信によって新たに載置された用紙との区別
がつかず、所望の用紙を探すためにオペレータはそれら
の用紙を全て調べなければならず、オペレータの負担は
解消されない。
【0007】また、上記複合複写機では、複数のコピー
出力エリアの全てに転写紙が収納されていなくとも上記
検索を行うため、無駄な検索処理を行う。
【0008】本発明は、上記事実に鑑み成されたもの
で、簡易な処理で所望の用紙を探す際の負担を軽減する
ことの可能な画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため請求
項1記載の発明は、画像が形成された用紙を排出する排
出手段と、前記排出手段により排出された用紙を複数の
載置位置に載置可能な載置手段と、前記複数の載置位置
の各々に用紙が存在するか否かを検出する検出手段と、
前記検出手段による検出結果に基づいて、前記複数の載
置位置のいずれかに用紙が存在する場合には存在する用
紙と区別可能な載置位置に前記排出手段によって新たに
排出される用紙が載置されるように前記排出手段及び前
記載置手段の少なくとも一方を制御する制御手段と、を
含むようにしている。
【0010】請求項1記載の発明の排出手段は、画像が
形成された用紙を排出する。載置手段は、記排出手段に
より排出された用紙を複数の載置位置に載置可能となっ
ている。
【0011】検出手段は複数の載置位置の各々に用紙が
存在するか否かを検出し、制御手段は、検出手段による
検出結果に基づいて、複数の載置位置のいずれかに用紙
が存在する場合には存在する用紙と区別可能な載置位置
に排出手段によって新たに排出される用紙が載置される
ように排出手段及び載置手段の少なくとも一方を制御す
る。
【0012】この場合、制御手段は、載置手段を固定し
て排出手段による画像が形成された用紙の排出方向を変
更するようにしてもよく、排出方向を固定し載置手段を
移動させてもよく、排出方向を変更すると共に載置手段
を移動させてもよい。
【0013】ここで、前述した複数の載置位置のいずれ
かに用紙が存在する場合における存在する用紙と区別可
能な載置位置には、例えば、複数の載置位置の中で用紙
が存在しない載置位置がある。用紙が存在しない載置位
置は、複数の載置位置の用紙の有無の組み合わせ毎に定
まる。そこで、複数の載置位置の用紙の有無の組み合わ
せの各々毎に、複数の載置位置の中で用紙が存在しない
載置位置を記憶するようにしてもよい。
【0014】このように、複数の載置位置の用紙の有無
の組み合わせの各々毎に用紙が存在しない載置位置を記
憶するようにしておけば、検出手段により、複数の載置
位置の用紙の有無の組み合わせのいずれかが検出される
ので、この検出結果に基づいて、記憶した載置位置を選
択すれば、簡易な処理で、新たに載置する用紙を既に存
在している用紙と明確に区別できる載置位置に載置する
ことができ、所望の用紙を容易に探し出すことができ
る。
【0015】なお、複数の載置位置のいずれにも用紙が
存在していない場合には、複数の載置位置のいずれかを
予め記憶するようにすればよい。
【0016】以上説明したように本発明によれば、複数
の載置位置の各々に用紙が存在するか否かの検出結果に
基づいて、複数の載置位置のいずれかに用紙が存在する
場合には新たに排出される用紙を既に存在する用紙と区
別可能な載置位置に載置することから、新たに載置する
用紙と既に存在する用紙とが明確に区別でき、オペレー
タは所望の用紙を容易に探し出すことができる。
【0017】請求項2記載の発明は、画像が形成された
用紙を排出する排出手段と、前記排出手段により排出さ
れた用紙を複数の載置位置に載置可能な載置手段と、前
記載置手段に載置された用紙が抜き取られたことを検出
する検出手段と、前記検出手段による検出結果に基づい
て、前記載置手段に用紙が載置されている場合には載置
されている用紙と区別可能な載置位置に前記排出手段に
よって新たに排出される用紙が載置されるように前記排
出手段及び前記載置手段の少なくとも一方を制御する制
御手段と、を含むようにしている。
【0018】請求項2記載の発明の排出手段は、画像が
形成された用紙を排出する。載置手段は、記排出手段に
より排出された用紙を複数の載置位置に載置可能となっ
ている。
【0019】検出手段は載置手段に載置された用紙が抜
き取られたことを検出し、制御手段は、検出手段による
検出結果に基づいて、載置手段に用紙が載置されている
場合には載置されている用紙と区別可能な載置位置に排
出手段によって新たに排出される用紙が載置されるよう
に排出手段及び載置手段の少なくとも一方を制御する。
なお、載置されている用紙と区別可能な載置位置は、上
記請求項1記載の発明の存在する用紙と区別可能な載置
位置と同様である。
【0020】ここで、載置手段に載置された用紙が抜き
取られたことを検出するには、次のようにすればよい。
【0021】例えば、複数の載置位置の各々に少なくと
も1つローラを配置すると共に配置されたローラの回転
を検出するローラ回転検出手段を配置し、回転検出手段
の検出結果に基づいて載置手段に載置された用紙が抜き
取られたことを検出すればよい。
【0022】このように、請求項2記載の発明は、載置
手段に載置された用紙が抜き取られたことを検出する検
出結果に基づいて、載置手段に用紙が載置されている場
合には載置されている用紙と区別可能な載置位置に新た
に排出される用紙を載置することから、新たに載置する
用紙と既に存在する用紙とが明確に区別でき、オペレー
タは所望の用紙を容易に探し出すことができる。
【0023】この場合、制御手段は、請求項1記載の発
明のように、載置手段を固定して排出手段による画像が
形成された用紙の排出方向を変更するようにしてもよ
く、排出方向を固定し載置手段を移動させてもよく、排
出方向を変更すると共に載置手段を移動させてもよい。
【0024】請求項3記載の発明は、画像が形成された
用紙を排出する排出手段と、前記排出手段により排出さ
れた用紙を所定単位の用紙が隣接して相互に重なる複数
の載置位置に載置可能な載置手段と、前記載置手段によ
って載置された所定単位の用紙の重なり状態を検出する
検出手段と、前記検出手段による検出結果に基づいて、
載置されている用紙の重なり状態に応じかつ前記載置手
段に用紙が載置されている場合には載置されている用紙
と区別可能な載置位置に前記排出手段によって新たに排
出される用紙が載置されるように前記排出手段及び前記
載置手段の少なくとも一方を制御する制御手段と、を含
むようにしている。
【0025】請求項3記載の発明の排出手段は、画像が
形成された用紙を排出する。載置手段は、排出手段によ
り排出された用紙を所定単位の用紙が隣接して相互に重
なる複数の載置位置に載置可能となっている。
【0026】検出手段は、載置手段によって載置された
所定単位の用紙の重なり状態を検出し、制御手段は、検
出手段による検出結果に基づいて、載置手段に用紙が載
置されている場合には載置されている用紙と区別可能な
載置位置に前記排出手段によって新たに排出される用紙
が載置されるように前記排出手段及び前記載置手段の少
なくとも一方を制御する。なお、載置されている用紙と
区別可能な載置位置は、上記請求項1記載の発明の存在
する用紙と区別可能な載置位置と同様である。
【0027】載置手段によって載置された所定単位の用
紙の重なり状態を検出するには次のように行えばよい。
【0028】例えば、用紙に画像を形成する際予め用紙
に所定の印(マーク、コード等)を付し、又は予め所定
の印が付された用紙に画像を形成し、載置されている用
紙に付されている印を検出し、検出された印の位置に基
づいて用紙の重なり状態を検出すればよい。
【0029】ここで、用紙に付す印は、用紙を汚さない
ようにするため不可視のもの、当該用紙をコピーした場
合、コピーされない濃度でスタンプされた印、所定時間
の経過すると消える印であってもよい。
【0030】このように、請求項3記載の発明は、載置
された用紙の重なり状態の検出検出結果に基づいて、載
置されている用紙の重なり状態に応じて載置されている
用紙と区別可能な載置位置に新たに排出される用紙を載
置することから、新たに載置する用紙と既に存在する用
紙とが明確に区別でき、オペレータは所望の用紙を容易
に探し出すことができる。
【0031】この場合、制御手段は、請求項1記載の発
明のように、載置手段を固定して排出手段による画像が
形成された用紙の排出方向を変更するようにしてもよ
く、排出方向を固定し載置手段を移動させてもよく、排
出方向を変更すると共に載置手段を移動させてもよい。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
をデジタル複合機10に適用した第1の実施の形態につ
いて説明する。
【0033】図1に示すように、デジタル複合機10の
上部には、原稿を1枚ずつ自動的に送って原稿を読み取
り画像データを出力するスキャナ26が配置されてい
る。スキャナ26の側方には、原稿を載置するための原
稿載置台26Aが配置されており、原稿載置台26Aに
原稿を載置し後述する操作部32の送信用のスタートキ
ー又は複写用のスタートキーを押下すると、スキャナ2
6は原稿を1枚ずつ読み取り、読み取った原稿を原稿載
置台26Aの下方に配置された原稿受け26Bに排出す
る。なお、スキャナ26は、紙面奥側の図示しない複数
のヒンジを軸として紙面手前の上下方向(図1の矢印A
方向又はその反対方向)に回動可能であり、原稿が1枚
のときには、原稿載置台26Aに載置せずスキャナ26
を紙面手前の上方向に回動させて所定位置に原稿をセッ
トしコピーすることも可能である。
【0034】原稿受け26Bの下側で紙面手前側には、
テンキー、スタートキー等のキーで構成され、デジタル
複合機10を操作するための操作部32が配置されてい
る。テンキーは他のデジタル複合機等に画像データを送
信するためにFAX番号を入力する等のためのキーであ
り、スタートキーは、スキャナ26で読み取った画像デ
ータに基づいて用紙に画像を形成(複写)する処理を開
始するための複写用のスタートキーやスキャナ26で読
み取った画像データを他のデジタル複合機等に送信する
処理を開始するための送信用のスタートキーである。
【0035】操作部32の側方には、デジタル複合機1
0の操作状況や動作状況等を表示する表示部34が配置
されており、表示部34は液晶表示装置で構成されてい
る。
【0036】また、表示部34の側方下部でデジタル複
合機10の側面から張り出した位置には、オフセットキ
ャッチトレイ(Offset Catch Tray (以下、OCTと称
する)30(図3参照)が配置されている。このOCT
30は、画像が記録された用紙42の搬送方向と直交す
る方向(矢印B方向又はその反対方向)に載置台30A
を移動させて、部数単位や文書単位等の一連のまとまっ
た単位の用紙を所定の載置位置に載置する。図2に示す
ように、OCT30は、用紙42を図1の紙面手前側に
排出するときの載置位置であるフロント1、図1の紙面
奥側に排出するときの載置位置であるリア3及びフロン
ト1とリア3の中間の載置位置であるセンタ2の3つの
載置位置のいずれかに用紙42を相互に重なるように載
置することができる。従って、フロント1、センタ2、
リア3の載置位置に載置された用紙42には段差(オフ
セット)が形成される。なお、操作部32のキーを操作
することにより段差が生成されないようにする(例え
ば、すべての用紙42をフロントに載置する)ことも可
能であるが、以下、本第1の実施の形態では段差が形成
されるように指示がなされているものとする。
【0037】また、フロント1、センタ2、リア3の載
置位置の各々には、用紙を検出する用紙検出センサ6
0、62、64が設けられている。用紙検出センサは、
光を発光する発光素子及び用紙から反射した光を受光す
る受光素子で構成(反射型)され、受光素子が光を受光
した場合、すなわち、用紙の存在を検出した場合に所定
の信号を出力する。なお、用紙検出センサは、光を発光
する発光素子及び光を受光する受光素子で構成(透過
型)され、発光素子と受光素子との光軸を用紙が搬送さ
れ発光素子からの光が遮断されて受光素子が光を受光し
なかった場合、すなわち、用紙の存在を検出した場合に
所定の信号を出力するものであってもよい。
【0038】図1に示すように、操作部32の下方で紙
面手前側には前面扉52が配置されている。また、前面
扉52の側方には側面扉54が配置されている。この前
面扉52及び側面扉54を開放することにより後述する
デジタル複合機10の各構成部のメンテナンスが可能で
ある。なお、前面扉52及び側面扉54には、インター
ロック機構による図示しない安全装置が設けられてお
り、開放と同時に各構成部に接続された電源が切れるよ
うになっている。また、デジタル複合機10の底部四隅
には、ストッパ付きのキャスタ56が配置されており、
デジタル複合機10の移動を容易にしている。
【0039】次に、図3を参照して、デジタル複合機1
0の制御系を説明する。この制御系は、商業電力をデジ
タル複合機10に投入するための電源スイッチ40及び
バス12を備えている。バス12には、CPU14、R
OM16、RAM18、不揮発性メモリ20が接続され
ている。ROM16には、CPU14を制御するプログ
ラムが格納されている。RAM18はCPU14が使用
するワークエリアを確保するためのメモリであり、不揮
発性メモリ20は後述する種々のテーブルを記憶するた
めのメモリである。なお、不揮発性メモリ20として
は、例えばEEPROMや常時電源が供給されているR
AM等を用いることができる。
【0040】バス12には、フォントを記憶したフォン
トメモリ22、大量の画情報が蓄積可能なVRAM2
4、画像データに基づいて用紙42に画像を形成する画
像形成部28及び上述したスキャナ26、OCT30、
操作部32、表示部34が接続されている。
【0041】また、バス12には、送受信部36及びI
/Oインターフェイスが接続されている。送受信部36
は、図示しないモデム、網制御装置(NCU)等で構成
されている。送受信部36は、通信回線38が接続され
ており、他のデジタル複合機等から通信回線38を介し
て画像データを受信し、また、スキャナーで読み取った
画像データを通信回線38を介して他のデジタル複合機
等に送信する。なお、送受信部36は、高速送受信を行
うために、符号復号器を備えたものであってもよい。I
/Oインターフェイス44には、図示しないホストコン
ピュータに接続されており、ホストコンピュータから画
像データを得ることが可能である。
【0042】さらに、バス12には、用紙検出センサ6
0〜64が接続されている。次に、本第1の実施の形態
の作用を図4に示した制御ルーチンを参照して詳細に説
明する。
【0043】この制御ルーチンは、送受信部36が通信
回線38を介して他のデジタル複合機等から画像データ
を受信したときスタートし、ステップ102で、用紙検
出センサ60〜64からの出力を取り込み、ステップ1
04で、取り込んだ出力に基づいて載置位置の用紙の存
在パターンを表1に示す載置位置テーブルに作成する。
すなわち、用紙が存在することを検出して信号を出力し
た用紙検出センサに対応する載置位置には「1」を、信
号を出力しなかった用紙検出センサに対応する載置位置
には「0」を、代入する。
【0044】
【表1】
【0045】例えば、表1の場合は、フロント1に用紙
が載置されており、センタ2及びリア3には用紙が載置
されていない状態を示している。
【0046】次のステップ106で、表2に示す載置候
補位置テーブルの先頭をポインタ変数にセットし、ステ
ップ108で、載置候補位置のテーブルのパターンを読
み出す。
【0047】
【表2】
【0048】なお、表2に示すように、載置候補位置テ
ーブルの用紙の存在パターンには、3つの載置位置にお
ける用紙の有無の全てのパターン(組み合わせ)が記憶
されている。なお、用紙の存在パターンにおいて、
「1」は用紙が存在することを、「0」は用紙が存在し
ないことを示すものである。また、載置候補位置テーブ
ルの候補位置において、「1」はフロント1、「2」は
センタ2、及び「3」はリア3を識別する値である。
【0049】また、『1.1.1』以外の用紙の存在パ
ターンの各々に対応する載置候補位置テーブルの候補位
置には、このパターンにおいて用紙が存在せずかつ通信
の古い順にフロント1、センタ2、リア3に用紙が載置
されるようにするための載置位置を識別する値が記憶さ
れている。
【0050】例えば、用紙の存在パターン『0.0.
0』の場合、フロント1、センタ2、及びリア3のいず
れにも用紙が存在しないので候補位置は「1」(フロン
ト1)が記憶されている。用紙の存在パターン『0.
0.1』、『0.1.0』、『1.0.0』の場合、そ
れぞれリア3、センタ2、フロント1、に用紙が存在す
るので、それぞれ、用紙が存在せずかつ上記の順番にす
るための載置位置を識別する値「1」(フロント1)、
「3」(リア3)、「2」(センタ2)、が候補位置に
記憶されている。
【0051】用紙の存在パターン『0.1.1』、
『1.0.1』、『1.1.0』の場合、それぞれ、セ
ンタ2及びリア3、フロント1及びリア3、フロント1
及びセンタ2に用紙が存在するので、それぞれ、用紙が
存在せずかつ上記順番の順番にするための載置位置を識
別する値「1」、「2」、「3」が候補位置に記憶され
ている。
【0052】なお、上記では順番を考慮して載置位置を
記憶したが、上記順番を考慮しなければ、『0.0.
0』の用紙の存在パターンの場合「2」又は「3」、
『0.0.1』の用紙の存在パターンの場合「2」、
『0.1.0』の用紙の存在パターンの場合「1」、
『1.0.0』の用紙の存在パターンの場合「3」でも
よい。
【0053】また、『1.1.1』の用紙の存在パター
ンに対応する候補位置に記憶されている「0」はフロン
ト1、センタ2、及びリア3のいずれも示さない値であ
る。
【0054】ステップ110で、ステップ104で作成
したパターンとステップ108で読み出したパターンと
が等しいか否かを判断し、等しくない場合には、ステッ
プ112で、次のテーブルをポイントしてステップ10
8に戻って、以上の処理(ステップ108、ステップ1
10)を実行する。
【0055】ステップ108〜ステップ112の処理を
繰り返すと、ステップ104で作成したパターンとステ
ップ108で読み出したパターンとが等しくなる場合が
ある。例えば、表1に示すパターン『1.0.0』は表
2の先頭から5番目の用紙の存在パターンと等しい。こ
の場合には、ステップ110の判断が肯定され、ステッ
プ114で、候補位置テーブルの候補位置を識別する値
を読み出す。表2の先頭から5番目のパターンでは、
「2」が読み出される。
【0056】ステップ116で、候補位置を識別する値
は0か否かを判断する。候補位置を識別する値が0でな
い場合には、ステップ114で読み出された値は、用紙
が存在しない載置位置であるフロント1、センタ2、及
びリア3のいずれかを識別する。
【0057】このように、候補位置を識別する値が0で
ない場合には、ステップ118で、載置位置を識別する
変数Kに候補位置を識別する値を代入して、ステップ1
26で、変数Kで識別される載置位置に用紙が載置され
るように指示して、本ルーチンを終了する。
【0058】以後、受信した画像データに基づいて画像
が形成された用紙が変数Kで識別される載置位置に載置
されるようにOCT30が制御される。
【0059】この場合、新たに用紙を載置する載置位置
には用紙が存在せず、新たに載置する用紙は既に存在し
ている用紙に重なるように載置され、これによりオフセ
ットが形成されるので、既に存在する用紙と新たに載置
される用紙とが明確に区別され、オペレータは所望の用
紙を容易に捜し出すことができる。
【0060】一方、ステップ116の判断肯定された場
合には、ステップ120で、変数Kを1インクリメント
する。ステップ122で、変数Kが3より大きいか否か
を判断する。変数Kが3より大きい場合、すなわち、K
=4の場合には、本ルーチンが前回実行されて「3」で
識別される載置位置(リア3)に用紙が載置されたの
で、これ以外の載置位置に新たに載置でかつ通信の古い
順に、フロント1、センタ2、リア3に用紙が載置され
るようにするため、ステップ124で、変数Kを1にセ
ットしてステップ126に進み、変数Kが3より大きく
ない場合には、そのままステップ126に進む。このよ
うにステップ120〜ステップ124により、3つの載
置位置の全てに用紙が存在する場合にも新たに載置する
用紙が通信の古い順に、フロント1、センタ2、リア3
に用紙が載置される。
【0061】以上説明した実施の形態によれば、3つの
載置位置の用紙の存在パターンを検出し、載置候補テー
ブルに予め記憶された上記検出したパターンに対応する
既に載置された用紙と区別可能な載置位置(用紙の存在
しない載置位置)を読み出し、読み出した載置位置に新
たに載置する用紙を載置するので、新たに載置された用
紙を既に載置された用紙と区別可能な載置位置に載置す
ることができ、これにより、既に載置された用紙と新た
に載置する用紙とが明確に区別され、オペレータは所望
の用紙を容易に捜し出すことができる。
【0062】また、候補位置テーブルには検出した3つ
の載置位置の用紙の存在パターンに対応する既に載置さ
れた用紙と区別可能な載置位置が記憶されているので、
3つの載置位置の用紙の有無のパターンを検出すると共
に検出したパターンに対応する既に載置された用紙と区
別可能な載置位置を読み出せば、新たに載置された用紙
を既に載置された用紙と区別可能な載置位置に載置する
ことができるので、3つの載置位置の全てに用紙が存在
しない場合にも用紙が存在しない載置位置を順に検索す
るような従来行っていた無駄な処理を排除することがで
き、簡易な処理で新たに載置する用紙を載置することが
できる。
【0063】さらに、従来行っていた所定単位毎、例え
ば、通信単位毎に載置位置を順に切り換えて新たに載置
する用紙を切り換えた載置位置に載置する方法では、図
5(a)に示すように、3つの載置位置に用紙が存在す
る場合において次の通信により新たに用紙を載置する載
置位置はフロント1となる。この場合、例えば、センタ
2及びリア3の用紙P2 、P3 がオペレータにより持ち
去られると、用紙P1が存在するフロント1に新たに載
置する用紙が載置され、既に載置された用紙P 1 と新た
に載置する用紙とがフロント1で混在して載置され、そ
れぞれ区別することができなくなる。このため、所望の
用紙を捜し出すためオペレータはフロント1に載置され
ている用紙を全て調べなければならない。
【0064】これに対し、本第1の実施の形態では、3
つの載置位置に用紙が存在する場合において用紙P2
3 がオペレータにより抜き取られると、用紙の存在パ
ターンは『1.0.0』となり、表2から理解されるよ
うに、新たに載置する用紙は用紙の存在しないセンタ2
(又はリア3)に載置される。このため、既に載置され
ている用紙と新たに載置された用紙とが明確に区別さ
れ、オペレータは容易に所望の用紙を捜し出すことがで
きる。
【0065】次に、本発明の第2の実施の形態を図面を
参照して詳細に説明する。第2の実施の形態は、前述し
た第1の実施の形態と略同様の構成となっていることか
ら、同一部分には同一の符号を付してその説明を省略す
る。
【0066】本実施の形態における載置台30Aには、
図6に示すように、前述した第1の実施の形態の用紙検
出センサに代えて、ローラ84〜90が配置されてい
る。ローラ84はフロント1に載置された用紙P1 のみ
に、ローラ90はリア3に載置された用紙P3 のみに、
ローラ86はフロント1、センタ2に載置された用紙P
1 、P2 に、ローラ88はセンタ2、リア3に載置され
た用紙に、それぞれ当接可能な位置に配置されている。
各ローラには、ローラが回転すると信号を出力する回転
検出センサ94〜100が配置されている。なお、回転
検出センサは、例えば、エンコーダで構成されている。
【0067】ここで、図6に示す状態から、用紙P1
オペレータにより抜き取られた場合には、ローラ84が
回転し、回転検出センサ94から信号が出力される。よ
って、回転検出センサ94のみが信号を出力した場合に
は用紙P1 がオペレータにより抜き取られたと判断する
ことができる。
【0068】図6に示す状態とは異なり、センタ2に用
紙が載置されていない場合において用紙P1 が抜き取ら
れた場合、及び図6に示す状態から用紙P1 、P2 が抜
き取られた場合には、ローラ84、86が回転し、回転
検出センサ94、96から信号が出力される。よって、
回転検出センサ94、96の双方から信号が出力された
場合には、少なくとも用紙P1 がオペレータにより抜き
取られたと認識することができる。
【0069】これに対し、図6に示す状態から、用紙P
2 がオペレータにより抜き取られた場合には、ローラ8
6が回転し、回転検出センサ96から信号が出力される
が、リア3に用紙が載置されていない場合において用紙
2 が抜き取られた場合には、ローラ86、88が回転
し、回転検出センサ96、98から信号が出力される。
よって、回転検出センサ96、98の双方、又は回転検
出センサ96のみから信号が出力された場合には、用紙
2 がオペレータにより抜き取られたと認識することが
できる。
【0070】また、図6に示す状態から、用紙P3 がオ
ペレータにより抜き取られた場合には、ローラ88、9
0が回転し、回転検出センサ98、100から信号が出
力されるが、用紙P2 が用紙P3 の上に重なるように載
置されている場合において用紙P3 が抜き取られた場合
には、回転検出センサ100のみから信号が出力され
る。よって、回転検出センサ98、100の双方、又は
回転検出センサ100のみから信号が出力された場合に
は、リア3に載置されている用紙P3 がオペレータによ
り抜き取られたと認識することができる。
【0071】さらに、用紙P1 、P3 に用紙P2 が重な
るように載置された場合及び図6に示す状態からそれぞ
れ用紙P1 、P3 が抜き取られた場合には、それぞれ、
回転センサ94、100の2つ、回転センサ94、9
8、100の3つから信号が出力される。よって、回転
センサ94、100の2つ、及び回転センサ94、9
8、100の3つから信号が出力された場合には、用紙
1 、P3 が抜き取られたと認識することができる。
【0072】また、図6に示す状態から用紙P2 、P3
が抜き取られた場合には、回転センサ96、98、10
0の3つから信号が出力される。よって、回転センサ9
6、98、100の3つから信号が出力された場合に
は、用紙P2 、P3 が抜き取られたと認識することがで
きる。
【0073】そして、用紙P1 、P2 、P3 の全てが抜
き取られた場合には、全てのローラ84〜90が回転
し、これにより全ての回転検出センサ94〜100から
信号が出力される。よって、全ての回転検出センサ94
〜100から信号が出力された場合には、用紙P1 、P
2 、P3 の全てがオペレータにより抜き取られたと認識
することができる。
【0074】以上をまとめると表3に示すようになり、
この表が不揮発性メモリ20に記憶されている。なお、
この表3の信号を出力した回転検出センサのテーブルに
おいて「1」は信号を出力したことを、「0」は信号を
出力していないことを示す。
【0075】
【表3】
【0076】次に、本実施の形態の作用を図7及び図8
を参照して説明する。本ルーチンは前述した第1の実施
の形態と同様のタイミングでスタートし、図7のステッ
プ142で、紙抜きデータテーブルからパターンを読み
出す。なお、紙抜きデータテーブルは後述する。以後、
前述した第1の実施の形態と同様の処理(ステップ10
6〜ステップ126)を実行する。
【0077】次に、紙抜きデータテーブルを説明する。
紙抜きデータテーブルは、載置位置毎に、用紙が載置さ
れた場合には「1」を、用紙が抜き取られた場合には
「0」が記憶されテーブルである。次に、この処理を説
明する。
【0078】前述したように受信した画像データに基づ
いて画像が形成された用紙は、所定の載置位置に載置さ
れる。この場合、載置位置に対応する回転検出センサか
ら信号が出力される。一方、載置されている用紙がオペ
レータにより抜き取られた場合にも回転検出センサから
信号が出力される。
【0079】このように回転検出センサから信号が出力
された場合、図8に示すルーチンが割り込まれて実行さ
れ、図8のステップ152で、用紙が抜かれたか否かを
判断する。すなわち、受信した画像データに基づいて画
像が形成された用紙を所定の載置位置に載置する処理以
外において回転検出センサから信号を入力した場合に
は、用紙が抜かれたと判断でき、この場合ステップ15
2の判断が肯定され、ステップ154で、回転検出セン
サからの信号に基づいて回転検出センサ−載置位置テー
ブルから用紙が抜かれた載置位置を読み出し、載置位置
に対応する紙抜きデータテーブルに0をセットする。一
方、画像が形成された用紙を所定の載置位置に載置する
処理により回転検出センサが信号を出力した場合には、
ステップ152の判断が否定され、ステップ156で載
置位置に対応するデータテーブルに1をセットする。
【0080】これにより、例えば、図9(a)に示すよ
うに用紙が載置されていた場合に、用紙P3 が抜き取ら
れて、図9(b)に示す状態になった場合には、紙抜き
データテーブルは表4に示すようになる。なお、図9
(a)に示すように用紙が載置されていた場合には表4
のデータテーブルは『1.1.1』のようにデータが記
憶されている。
【0081】
【表4】
【0082】このように図9(b)の状態で、画像デー
タを受信した場合には、前述したステップ142では、
紙抜きデータテーブルのパターン『1.1.0』が読み
出される。この場合、前述した表2から候補位置として
「3」が読み出され、新たに載置する用紙が「3」で識
別される載置位置(リア3)に載置される。これによ
り、新たに載置する用紙が、既に載置されている用紙と
明確に区別可能な載置位置に載置され、オペレータは所
望の用紙を容易に捜し出すことができる。
【0083】一方、図9(a)の状態で、用紙P3 がオ
ペレータにより抜き取られた場合、新たに載置する用紙
の載置位置は、従来行っていた通信単位毎に載置位置を
順に切り換えて新たに載置する用紙を切り換えた載置位
置に載置する方法では、フロント1となるが、本実施の
形態では前述したようにリア3となる。よって、本実施
の形態は、オペレータにより用紙が抜き取られた場合で
も、通信の古い順にフロント1、センタ2、リア3に用
紙を整理して載置することができる、という従来の方法
にない顕著な効果を有する。
【0084】次に、本発明の第3の実施の形態を図面を
参照して詳細に説明する。第3の実施の形態は、前述し
た第1の実施の形態と略同様の構成となっているので、
同一部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0085】第3の実施の形態は、前述した第1の実施
の形態の画像形成部28を有するが、本実施の形態の画
像形成部28は、画像データに基づいて用紙に画像を形
成する際、各々の用紙に、通常画像が形成される領域以
外の領域、例えば、図10に示すように、用紙の左下隅
にマーク(*)80を付す。なお、画像形成部28によ
りマークを付さず予めマークが付された用紙に画像を形
成するようにしてもよい。また、マーク以外にコードを
付すようにしてもよい。
【0086】また、第3の実施の形態では、前述した第
1の実施の形態の用紙検出センサに代えて、上記マーク
を光学的に検出するマーク検出センサ72、74、76
が設けられている。マーク検出センサは、図10に示す
ように、載置位置に載置された用紙のマークが付された
位置に対応する位置、例えば、真上(マークから垂直距
離Lの位置)に、配置されている。なお、マーク検出セ
ンサは、CCDカメラ、フォトダイオード、フォトトラ
ンジスタ等で構成され、マークを検出した場合信号を出
力する。マーク検出センサは、これら以外には、光を発
光する発光素子及び用紙から反射した光を受光する受光
素子で構成し、マークが存在する場合に受光する光量に
対応する光量を検出した場合信号を出力するものであっ
てもよい。また、マーク検出センサを、図10に示した
フロント1及びリア3に載置された用紙のマーク間距離
より若干長いラインセンサで構成するようにしてもよ
い。
【0087】次に、第3の実施の形態の作用を図11を
参照して説明する。前述したタイミングでスタートし、
図11のステップ132で、マーク検出センサの出力を
取り込む。ステップ134で、マーク検出センサから出
力された信号に基づいて載置台に載置された用紙の重な
りパターンを載置位置テーブル(不揮発メモリに格納さ
れている)に作成する。例えば、図10に示した例で
は、全てのマーク検出センサから信号が出力されるの
で、この場合には、表5に示すようにパターンを作成す
る。
【0088】
【表5】
【0089】以後、前述した第1の実施の形態と同様の
処理(ステップ106〜ステップ126)を実行する。
【0090】例えば、図10に示すように、フロント
1、センタ2、及びリア3の順に用紙が載置されている
場合には、各々の用紙検出センサから信号が出力され、
これにより、載置台に載置された用紙の重なりパターン
が表5に示すように作成され、この場合、新たに載置す
る用紙P4 の載置位置は表2からフロント1となる。こ
れにより、フロント1に用紙P4 が、用紙P1 、P2
重なる状態で載置され、図12(a)に示すように用紙
が重なり、既に載置されている用紙と明確に区別するこ
とができる。
【0091】この状態で次の通信が開始された場合に
は、載置台に載置された用紙の重なりパターンは『1.
0.1』となる。この場合、新たに載置する用紙の載置
位置は、表2から「2」(センタ2)となる。この場合
も、既に載置されている用紙と明確に区別することがで
きる。
【0092】一方、図12(a)に示すように用紙が重
った状態で、フロント1に載置された用紙P4 がオペレ
ータにより持ち去られた場合、従来行っていた通信単位
毎に載置位置を順に切り換えて新たに載置する用紙を切
り換えた載置位置に載置する方法では、新たに載置する
用紙の載置位置はセンタ2となるが、本実施の形態では
前述したようにフロント1となる。よって、本実施の形
態は、オペレータにより用紙が持ち去られた場合でも、
通信の古い順にフロント1、センタ2、リア3に用紙を
整理して載置することができる、という従来の方法にな
い顕著な効果を有する。
【0093】前述した第1乃至第3の実施の形態では、
他のデジタル複合機等から画像データを受信したときス
タートするようにしているが、本発明はこれに限定され
るものでなく、原稿を複写するための複写用のスタート
キーが押下げられた場合やホストコンピュータから画像
データを受信した場合にスタートするようにしてもよ
い。
【0094】前述した第1乃至第3の実施の形態では、
OCTを用いた例を説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものでなく、第1及び第3の実施の形態の変型例と
して、用紙の排出口が1つで1つの載置台(トレイ)が
複数段に配置され、この排出口から排出された用紙が既
に載置されているトレイとは別のトレイに新たに載置す
る用紙が載置されるようにトレイを移動させる構成でも
よく、トレイが複数段に配置され、各々のトレイに対応
するように用紙の排出口が設けられ、既に載置されてい
るトレイとは別のトレイに新たに載置する用紙が載置さ
れるように用紙の搬送経路を切換る構成でもよく、上記
のようにトレイを移動させると共に上記搬送経路を切り
換える構成でもよい。さらに、第1乃至第3の実施の形
態のデジタル複合機を、複数段に配置されたトレイの各
々に用紙が複数位置で載置可能な構成としてもよい。
【0095】前述した第1乃至第3の実施の形態では、
ファクシミリ装置、複写機及びプリンターの機能を有す
るデジタル複合機を例にとり説明したが、本発明はこれ
に限定されるものでなく、ファクシミリ装置、複写機及
びプリンターの各々、ファクシミリ装置及び複写機の機
能を有する複合機にも適用可能である。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、複数の載置位置の各々に用紙が存在するか否かの検
出結果に基づいて、複数の載置位置のいずれかに用紙が
存在する場合には新たに排出される用紙を既に存在する
用紙と区別可能な載置位置に載置することから、新たに
載置する用紙と既に存在する用紙とが明確に区別でき、
所望の用紙を容易に探し出すことができる、という効果
を有する。
【0097】請求項2記載の発明は、載置手段に載置さ
れた用紙が抜き取られたことの検出検出結果に基づい
て、載置手段に用紙が載置されている場合には載置され
ている用紙と区別可能な載置位置に新たに排出される用
紙を載置することから、新たに載置する用紙と既に存在
する用紙とが明確に区別でき、所望の用紙を容易に探し
出すことができる、という効果を有する。
【0098】請求項3記載の発明は、載置された用紙の
重なり状態の検出検出結果に基づいて、載置されている
用紙の重なり状態に応じて載置されている用紙と区別可
能な載置位置に新たに排出される用紙を載置することか
ら、新たに載置する用紙と既に存在する用紙とが明確に
区別でき、所望の用紙を容易に探し出すことができる、
という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタル複合機の外観概略図である。
【図2】1つの載置台上における用紙が載置される3つ
の載置位置及び各々の載置位置における紙検出センサの
配置位置を示した図である。
【図3】第1の実施の形態の制御系を示すブロック図で
ある。
【図4】第1の実施の形態の制御ルーチンを示すフロー
チャートである。
【図5】3つ及び1つの載置位置に用紙が載置された状
態を示した図である。
【図6】1つの載置台上における用紙が載置される3つ
の載置位置及び各々の載置位置におけるローラ及び回転
検出センサの配置位置を示した図である。
【図7】第2の実施の形態の制御ルーチンを示すフロー
チャートである。
【図8】回転検出センサから信号を入力したとき割り込
まれて実行される割込み処理ルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図9】3つ及び2つの載置位置に用紙が載置された状
態を示した図である。
【図10】1つの載置台上における用紙が載置される3
つの載置位置及び各々の載置位置におけるマーク出出セ
ンサの配置位置を示した図である。
【図11】第3の実施の形態の制御ルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図12】3つの載置位置に用紙が載置された状態を示
した図である。
【符号の説明】
10 デジタル複合機(画像形成装置) 30A 載置台 60〜64 用紙検出センサ 84〜90 ローラ 94〜100 回転検出センサ 80 マーク 72〜76 マーク検出センサ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/00 H04N 1/00 108M // B65H 33/06 B65H 33/06 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 29/22 B65H 29/60 B65H 31/02 G03G 15/00 530 H04N 1/00 108 B65H 33/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像が形成された用紙を排出する排出手
    段と、 前記排出手段により排出された用紙を複数の載置位置に
    載置可能な載置手段と、 前記複数の載置位置の各々に用紙が存在するか否かを検
    出する検出手段と、 前記検出手段による検出結果に基づいて、前記複数の載
    置位置のいずれかに用紙が存在する場合には存在する用
    紙と区別可能な載置位置に前記排出手段によって新たに
    排出される用紙が載置されるように前記排出手段及び前
    記載置手段の少なくとも一方を制御する制御手段と、 を含む画像形成装置であって、 前記複数の載置位置の用紙の有無の組み合わせの各々毎
    に複数の載置位置の中で用紙が存在しない載置位置を記
    憶する記憶手段を更に備え、 前記制御手段は、前記検出手段による検出結果に基づい
    て、前記記憶手段に記憶された前記用紙が存在しない載
    置位置中から前記区別可能な載置位置を選択する、 ことを特徴とする画像形成装置
  2. 【請求項2】 画像が形成された用紙を排出する排出手
    段と、 前記排出手段により排出された用紙を複数の載置位置に
    載置可能な載置手段と、 前記載置手段に載置された用紙が抜き取られたことを検
    出する検出手段と、 前記検出手段による検出結果に基づいて、前記載置手段
    に用紙が載置されている場合には載置されている用紙と
    区別可能な載置位置に前記排出手段によって新たに排出
    される用紙が載置されるように前記排出手段及び前記載
    置手段の少なくとも一方を制御する制御手段と、 を含む画像形成装置であって、 前記複数の載置位置の用紙の有無の組み合わせの各々毎
    に複数の載置位置の中で用紙が存在しない載置位置を記
    憶する記憶手段を更に備え、 前記制御手段は、前記検出手段による検出結果に基づい
    て、前記記憶手段に記憶された前記用紙が存在しない載
    置位置の中から前記区別可能な載置位置を選択 する、 ことを特徴とする画像形成装置
  3. 【請求項3】 画像が形成された用紙を排出する排出手
    段と、 前記排出手段により排出された用紙を所定単位の用紙が
    隣接して相互に重なる複数の載置位置に載置可能な載置
    手段と、 前記載置手段によって載置された所定単位の用紙の重な
    り状態を検出する検出手段と、 前記検出手段による検出結果に基づいて、載置されてい
    る用紙の重なり状態に応じかつ前記載置手段に用紙が載
    置されている場合には載置されている用紙と区別可能な
    載置位置に前記排出手段によって新たに排出される用紙
    が載置されるように前記排出手段及び前記載置手段の少
    なくとも一方を制御する制御手段と、 を含む画像形成装置。
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