JP3366330B2 - 時間又は空間ドメインにおいて切換を実行する方法 - Google Patents

時間又は空間ドメインにおいて切換を実行する方法

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、共通のフレーム構造を有する多数の異なる
ハイアラーキレベルの信号に対し、時間ドメインにおい
て切換を実行するための請求項1の前文に記載の方法
と、空間ドメインにおいて切換を実行するための請求項
3の前文に記載の方法とに係る。上記フレーム構造は、
例えば、SDHシステムで使用されるSTM−1信号のフレー
ム構造であり、このフレーム構造について、以下に詳細
に説明する。
従って、本発明の方法は、タイムスイッチ及びスペー
ススイッチの両方に使用することができる。この点につ
いて、タイムスイッチとは、到来信号のフレーム構造に
おけるタイムスロットの内容を出ていくフレーム構造に
おけるタイムスロットへ切り換えることのできる装置を
指す(時間における切り換え)。この装置は、タイムス
イッチと称するのに加えて、タイムスロット交換機とも
称する。更に、スペーススイッチとは、入りラインを出
ラインに接続することのできる切換装置を指す(空間に
おける切り換え)。
先行技術の説明 既知の切り換え方法においては、例えば、STM−1フ
レームの従属単位グループ(TU−12、TU−2、TU−3)
の切り換えは、TU−3レベルでは列13からそしてTU−2
及びTU−12レベルでは列19から切り換えをスタートし
て、3、21又は63個の列へ別々にスイッチング命令を与
えることにより実施されている。従って、一度に1つの
レベルで切り換えを行うことができる。別の方法は、63
列のブロックにおいて列19ないし270を切り換え、そし
てTU−3レベルにおいて列13ないし18へ別々にスイッチ
ング命令を与えることである。このように、3つのレベ
ル全てにおいて同時に交差接続を行うことができる。
しかしながら、既知の切り換え方法の欠点は、実際上
非常に複雑な装置を必要とすることである。
発明の要旨 本発明の目的は、上記欠点を克服することである。こ
れは、請求項1の特徴部分に開示された時間切り換えに
関する本発明の方法と、請求項4の特徴部分に開始され
た空間切り換えに関する本発明の方法とによって達成さ
れる。
本発明の考え方は、切り換えの観点から同じ形態でフ
レーム構造において繰り返される基本的な切換ブロック
を定めることによって到来信号のフレーム構造を利用
し、そして単に上記基本的な切換ブロックの切り換えに
意図されたアドレス制御メモリをベースとしてこのメモ
リを繰り返し読み取りそして交差接続されないタイムス
ロットにおいて切換命令をスキップすることにより全て
のタイムスロットの切り換えを実行することである。
本発明の解決策により、交差接続されるべき信号のレ
ベルを実際のスイッチに知らせる必要はない。従って、
この解決策は、実際の装置を従来よりも更に簡単に実施
できるようにする。
以下、添付図面を参照し、STM−1信号をベースとす
る例について本発明を詳細に説明する。
図面の簡単な説明 図1は、単一のSTM−Nフレームの基本構造を示す図
である。
図2は、単一のSTM−1フレームの構造を示す図であ
る。
図3は、既存のPCMシステムからのSTM−Nフレームの
組立を示す図である。
図4は、STM−1フレーム及びこれに含まれた異なる
サイズのブロックを示す図である。
図5は、本発明のタイムスイッチ及び時間切換の実行
を示す図である。
図6は、図5に示すタイムスイッチの読取ユニットを
詳細に示す図である。
図7は、本発明のタイムスイッチにおけるアドレス制
御メモリのスイッチング命令を異なるチャンネルにいか
に分配するかを3つの別々の場合について示す図であ
る。
図8は、3つの異なるハイアラーキレベルの信号が同
時に切り換えられる場合に本発明のタイムスイッチにお
けるアドレス制御メモリのスイッチング命令を異なるハ
イアラーキレベルのチャンネルにいかに分配するかを示
す図である。
図9は、本発明の解決策をスペーススイッチに適用し
た場合を示す図である。
好ましい実施例の詳細な説明 図1は、SDHネットワークに使用されるSTM−Nフレー
ムの構造を示し、そして図2は、単一のSTM−1フレー
ムを示す。STM−Nフレームは、9行及びNx270列のマト
リクスを備え、各行と列との間の接続点に1バイトが存
在するようにされる。Nx9の最初の列の行1ないし3及
び行5ないし9は、セクションオーバーヘッドSOHを備
え、そして行4は、AUポインタを備えている。フレーム
構造体の残り部分は、Nx261列の長さを有するセクショ
ンで形成され、STM−Nフレームのペイロードセクショ
ンを含む。
図2は、上記したように長さが270バイトの単一のSTM
−1フレームを示している。ペイロードセクションは、
1つ以上の管理単位AUを備えている。図示された例にお
いて、ペイロードセクションは、管理単位AU−4より成
り、これに最も高いレベルの仮想コンテナVC−4が挿入
される。(或いは又、STM−1転送フレームが3つのAU
−3単位を含み、その各々がそれに対応する下位レベル
の仮想コンテナVC−3を含んでもよい。)VC−4は、次
いで、各行の始めに配置されて1バイトの長さをもつ経
路オーバーヘッドPOH(全部で9バイト)と、次の2列
に配置された固定スタフFSと、次の3列に配置されたTU
−3ポインタ即ちナルポインタインジケータNPIと、次
の3列に配置された固体スタフ即ちVC−3経路オーバー
ヘッド(VC−3 POH)と、実際のペイロードセクショ
ンPLとで構成される。ナルポインタインジケータNPI
は、TU−3単位より成る従属単位グループTUG−3を、T
U−2単位より成る従属単位グループTUG−3から分離す
るのに使用される。
図3は、STM−Nフレームを既存のビット流でいかに
形成できるかを示している。これらのビット流(図の右
側に示された1.5、2、6、8、34、45又は140Mビット/
s)は、第1の段階において、CCITTで指定されたコンテ
ナCにパックされる。第2の段階において、制御データ
を含むオーバーヘッドバイトがこれらコンテナに挿入さ
れ、従って、上記仮想コンテナVC−11、VC−12、VC−
2、VC−3又はVC−4を得る(省略形の第1のサフィッ
クスはハイアラーキのレベルを表し、そして第2のサフ
ィックスは、ビットレートを表す)。この仮想コンテナ
は、同期ネットワークを経てその付与点まで通過する間
に不変のままである。ハイアラーキのレベルに基づい
て、更に、仮想コンテナは、それらにポインタを与える
ことにより上記のいわゆる従属単位TU又はAU単位(AU−
3及びAU−4)のいずれかに形成される。AU単位は、ST
M−1フレームに直接マップすることができるが、TU単
位は、従属単位グループTUG及びVC−3及びVC−4単位
を介してAU単位を形成するように組み立てねばならず、
これを次いでSTM−1フレームにマップすることができ
る。図3において、マッピングは連続する細い線で示さ
れ、整列は破線で示され、そしてマルチプレクスは、連
続する太い線で示されている。
図3から明らかなように、STM−1フレームは多数の
別々の方法で組み立てることができ、例えば、最高レベ
ルの仮想コンテナVC−4の内容は、組立をスタートした
レベル及び組立を実行した方法に基づいて変化し得る。
従って、STM−1信号は、例えば、3つのTU−3単位、
又は21個のTU−2単位、又は63個のTU−12単位(或い
は、上記単位のあるものの任意の組み合わせ)を含んで
もよい。上位レベルの単位が多数の下位レベルの単位を
含み、例えば、VC−4単位がTU−12単位を含む(図3の
単一のVC−4単位には63個のこのような単位がある)と
きには、下位レベル単位の各1つから第1バイトを最初
に連続的に取り出し、次いで、第2バイトを取り出し、
等々とするようにインターリーブすることにより下位レ
ベル単位が上位レベルフレームにマップされる。従っ
て、VC−4信号が、例えば、上記の63個のTU−12信号を
含むときには、これらの信号は、図2に示すようにVC−
4フレームに配置され、第1のTU−12信号の第1バイト
が最初に配置され、次いで、第2のTU−12信号の第1バ
イトが配置され、等々となる。最後の信号、即ち第63番
目のTU−12信号の第1バイトの後に、第1のTU−12信号
の第2バイトが続き、等々となる。
以下のテーブルは、STM−1フレームの列の内容を、
該フレームがTU−12、TU−2又はTU−3単位を含むかど
うかに基づいて概要として示すものである。
列番号 TU−12 TU−5 TU−3 1−9 SOH SOH SOH 10 VC−4 POH VC−4 POH VC−4 POH 11−12 固定スタフ 固定スタフ 固定スタフ 13−15 NPI NPI TU−3ポインタ 16−18 固定スタフ 固定スタフ VC−3 POH 19−81 1x63xTU−12 3x21xTU−2 21x3xTU−3 82−144 1x63xTU−12 3x21xTU−2 21x3xTU−3 145−207 1x63xTU−12 3x21xTU−2 21x3xTU−3 208−270 1x63xTU−12 3x21xTU−2 21x3xTU−3 SDHシステムは、例えば、参考文献〔1〕ないし
〔3〕に詳細に述べられている(参照文献は、本明細書
に終わりにリストする)。
上記に基づき、STM−1信号のフレームを図4に示す
ように切り換えに対して示すことができる。これは、2
つの形式のブロックより成り、例えば、各行のセクショ
ン及び経路オーバーヘッドより成る第1の18バイトが第
1ブロック41を形成し、そして各行のそれに続く63バイ
トが第2ブロック42を形成し、単一のSTM−1フレーム
4にはこれが4つ続いている。第1のブロックに含まれ
たデータは、交差接続されず(TU−3信号の場合の列13
ないし18を除いて)、出力フレームにおいても同じタイ
ムスロットにおいて継続している。
図5及び6は、時間切換を実施するための本発明の解
決策を示している。図5は、タイムスイッチの構造を示
すブロック図であり、図6は、図5に示す読取ユニット
63の詳細な図である。この例に示すタイムスイッチは、
本発明と同日に出願されたフィンランド特許出願第9232
95号及び第923296号の要旨である。しかしながら、本発
明の方法は、従来のタイムスイッチにも使用することが
できる。
タイムスイッチ(図5)は、最も大きなフレームブロ
ックの2倍の大きさである1つのメモリブロック61のみ
を備えている。従って、この場合に、メモリブロック61
のサイズは、126バイトとなる。メモリへの書き込み
は、簡単なカウンタ62によって制御され、このカウンタ
は、到来する信号フレームには同期せず(クロック信号
に同期し)、そして1から126までを連続的にカウント
する。異なるサイズのフレームブロックを含む到来信号
のバイトは、カウンタにより与えられるアドレスWAにお
いてメモリへ連続的に書き込まれ、このアドレスは各バ
イトごとに1つだけ増加される。書き込みは、到来する
信号フレームに同期せずに行われ、即ちフレーム内の任
意の位置からスタートする。
カウンタ62により与えられる書き込みアドレスWAは、
読取ユニット63、特にその中の減算回路64(図6)へも
供給され、該回路は、書き込みアドレスから値63を減算
することにより遅延を発生する(この場合は、交差接続
遅延は63バイトの長さを有し、そして一般的には、バイ
トでの最大フレームブロックの巾の長さである)。この
ようにして得られる読み取りアドレスは、加算回路65へ
送られ、該回路は、アドレス制御メモリ66から得たスイ
ッチングデータに読み取りアドレスを加える。
STM−1フレームの上記基本構造は、TU−2/3信号を、
それらがTU−12信号で形成されたかのように切り換えで
きるようにする。これは、STM−1フレームの63個の連
続するバイトを基本的な切換ブロックとして定めること
によって行うことができる。これらのブロック(STM−
1フレームの列19−81、82−144、145−207及び208−27
0)は全て同様に切り換えられるので、それらに対して
2つ以上のスイッチングマトリクスを定める必要はな
い。従って、アドレス制御メモリは、63個分のメモリ位
置という長さを有し、これは上記のように繰り返し読み
取られ、そして上記ブロックの各タイムスロットに交差
接続を与えて、各TU−12チャンネルがそれ自身のスイッ
チング命令を有するか、各TU−2チャンネルが3つの同
様のスイッチング命令を有するか、又は各TU−3チャン
ネルが21個の同様のスイッチング命令を有するようにす
る。
この例において、相対的な読み取りアドレスは、アド
レス制御メモリにおけるスイッチングデータとして使用
される。これは、アドレス制御メモリにおける各メモリ
位置のスイッチングデータが、フレーム構造体内のタイ
ムスロットに含まれたデータの相対的な遷移を指示する
ことを意味する。相対的アドレスは、信号がその到来よ
りも相対的に早いタイムスロットにおいてタイムスイッ
チを出る場合に正であり、そして逆の場合に負である。
相対的なアドレスは、−62ないし+62の(整数)値を有
するが、各タイムスロットに有するのではなく、各タイ
ムスロットは、相対的な読み取りアドレスが存在し得る
それ自身の許容範囲を有している。従って、各フレーム
ブロック42の各行の第1のタイムスロットは、正のアド
レス値(0から+62まで)しかもたず、第2のタイムス
ロットは、−1から+61までのアドレス値を有し、等々
となり、そして最後のタイムスロットは、負の値及びゼ
ロのみを有し、即ち0から−62までのアドレス値を有す
ることになる(上記の最低及び最高の値全てが含まれ
る)。相対的な読み取りアドレスの使用は、上記のフィ
ンランド特許出願に詳細に開示されており、詳細につい
てはこれを参照されたい。
異なるハイアラーキレベルの従属単位グループのマル
チプレクシングは、バイトのインターリーブに基づくの
で、列19、22、25・・・268は第1のTU−3単位を形成
し、列20、23、26・・・269は第2のTU−3単位を形成
し、そして列21、24、27・・・270は第3のTU−3単位
を形成するか、或いは対応的に、TU−2及び/又はTU−
12単位を含む第1、第2及び第3のTUG−3単位を形成
する(図3参照)。従って、例えば、スイッチング命令
ワード(メモリ位置)1、4、7、10、13・・・16は、
スイッチング命令を第1のTU−3チャンネルに与え、命
令ワード2、5、8、11、14・・・62は、それを第2の
TU−3チャンネルに与え、そして命令ワード3、6、
9、12、15・・・63は、それを第3のTU−3チャンネル
に与える。図7は、STM−1フレームが(i)TU−12単
位のみ、(ii)TU−2単位のみ、そして(iii)TU−3
単位のみを含む場合に、アドレス制御メモリのスイッチ
ング命令ワード(メモリ位置)が異なるチャンネルにい
かに接続されるかを示している。
アドレス制御メモリは、位相識別回路67の出力67aか
らフレームの位相に関する情報を受け取る。列1ないし
12がフレーム内を進行するときに情報を与える列フラグ
CFLGは、位相識別回路67の別の出力67bから得られる。
このフラグが有効である(これら列の間に)ときには、
アドレス制御メモリの出力が強制的にゼロにされ、即ち
これら列の間にアドレス回路65には交差接続データが与
えられない。相対的なアドレス0を考慮し、上記列のデ
ータは、スイッチを「まっすぐに」通過する(即ち、そ
れが到来したのと同じタイムスロットにおいてスイッチ
を出る)。従って、加算回路65の出力は、値(WA−68)
を有し、一方、ブロック42の各タイムスロットは、値
(WA−63+相対読み取りアドレス)を有し、相対読み取
りアドレスは、上記のようにタイムスロットに基づきあ
る範囲内にある。更に、アドレス制御メモリの内容は、
列13ないし18(上記テーブル参照)において解読されね
ばならず、即ちスイッチング命令が適当であるかどうか
照合しなければならない。列13ないし15以外の列がこれ
らの列中にアドレスされる場合には、命令は適当ではな
く、TU−3信号に関連した列に関与しないことになる。
列16ないし18についても同じことが言える。スイッチン
グ命令が適当でない場合には、ナルポインタインジケー
タNPIが列13ないし15へと発生され、そして対応的に固
定スタフが列16ないし18へと発生される。命令が適当な
TU−3レベルのスイッチング命令である場合は、TU−3
又はTU−2スイッチング命令の一部であるか、又はTU−
12スイッチング命令である。いかなる場合にも当該列を
切り換えることができる。というのは、TU−2又はTU−
12信号がTU−3型の命令によって切り換えられる場合
に、到来するTUG−3単位から切り換えられ、これは、
この場合にTU−3信号を含むことができないからであ
る。それ故、ナルポインタインジケータの位置が変化す
る場合に問題にならない。
図8は、基本的な切換ブロックが異なるハイアラーキ
レベルの信号の組み合わせより成る(これは、単一のST
M−1フレームをいかに組み立てできるかに基づいてい
かなる種類のものでもよい、図3参照)ときのアドレス
制御メモリの内容の一例を示している。この場合に、同
じ命令が、3メモリ位置の間隔で各TU−3チャンネルに
コピーされ、21メモリ位置の間隔で各TU−2チャンネル
にコピーされており、そして各TU−12チャンネルは、1
つのスイッチング命令しか有していない。
本発明の解決策は、図9に示すスペーススイッチ90に
も使用できる。この例において、スペーススイッチは、
4つの入力及び4つの出力を有する。又、4つのマルチ
プレクサユニット91が設けられており、その各々は、4/
1マルチプレクサ92及びアドレス制御メモリ93を備えて
いる。各マルチプレクサ92の入力は、スペーススイッチ
の対応する入力に接続され(第1のマルチプレクサにつ
いてしか図示されていない)、そして各マルチプレクサ
の出力は、スペーススイッチの出力の1つを形成する。
各4/1マルチプレクサは、個別のアドレス制御メモリ93
によって制御される。この場合に、単一のアドレス制御
メモリは、63個のメモリ位置を有し、そしてスイッチン
グデータは、図7及び8に基づいてグループ分けされ
る。しかしながら、この場合に、スイッチング命令の最
も好ましい形態は、相対的な読み取りアドレスではな
く、絶対アドレスであり、即ち到来するSTM−1信号の
番号(入力ラインの番号)であり、この場合、1ないし
4である。この番号は、その特定の瞬間にマルチプレク
サの出力へとバイトが切り換えられるSTM−1信号を指
示する。STM−1フレームが始まるときには、スイッチ
ング命令ワードの読み取りが一度に1タイムスロットづ
つスタートされる。これは、命令ワード18まで続けら
れ、その後に、プロセスは開始点へ復帰し、63個の命令
ワードが全て読み取られる。これは4回行われ、その後
に新たなSTM−1フレームが開始する。列1ないし12の
間に、スイッチングデータは常にスキップされ、即ち交
差接続は実行されず、データはまっすぐに切り換えられ
る(第1入力のバイトは第1出力へ切り換えられ、第2
入力のバイトは第2出力へ切り換えられ、等々)。フレ
ームの位相の関する情報は、位相識別回路94から受け取
られる。スペーススイッチにおいて、列13ないし18は、
タイムスイッチの場合のように解読される必要はない。
というのは、スペーススイッチの場合に、タイムスイッ
チのように誤った切り換えが行われることがないからで
ある。
スペーススイッチそれ自体は公知であるから、ここで
は詳細に説明しない。
添付図面に図示された例を参照して本発明を上記に説
明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、
上記した本発明の考え方及び特許請求の範囲内で種々の
変更できることが明らかであろう。又、本発明は、SDH
仕様のSTM−1信号を参照して説明したが、本発明の解
決策はいかなる時分割マルチプレクス信号にも使用でき
る。
参考文献 〔1〕CCITTブルーブック、推奨規格G.709:「同期マル
チプレクシング構造(Synchronous Multiplexing Struc
ture)」、1990年、5月 〔2〕SDH−Ny degital heirarki、TELE 2/90 〔3〕CCITTブルーブック、推奨規格G.783:「同期デジ
タルハイアラーキ(SDH)マルチプレクス装置の機能ブ
ロックの特徴(Characteristics of Synchronous Digit
al Hierarchy(SDH)Multiplexing Equipment Function
al Blocks)」、1990年8月、付録B
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−292556(JP,A) 特開 昭59−77793(JP,A) 特開 平3−207197(JP,A) 特開 平4−207692(JP,A) 特開 平4−222133(JP,A) 特表 昭55−500677(JP,A) 特表 平7−509591(JP,A) 特表 平9−502309(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 11/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共通のフレーム構造を有する多数の異なる
    ハイアラーキレベルの信号に対し時間切換を実行する方
    法であって、到来信号のタイムスロットの内容を書き込
    みアドレス(WA)により決定されたメモリ位置において
    メモリ(61)に書き込み、そしてアドレス制御メモリ
    (66)に含まれたスイッチングデータによって指示され
    たメモリ位置において上記メモリ(61)から読み取り、
    到来信号のフレーム構造に基づいて基本的な切換ブロッ
    クを定めて、そのタイムスロットの数が、切り換えられ
    るべき最低のハイアラーキレベル(TU−12)の信号の考
    えられる最大数に対応するようにし、上記基本的な切換
    ブロックは、切り換えに対して同じ形態で繰り返される
    ものである方法において、 上記アドレス制御メモリ(66)に記憶されるべきスイッ
    チング命令の数は、上記基本的な切換ブロック(42)の
    サイズに対応し、これにより、基本的な切換ブロックが
    上位レベルの信号も含むときに、上記信号が基本的な切
    換ブロック(42)においていかに生じるかに基づいて所
    与の間隔でアドレス制御メモリ(66)に同じスイッチン
    グ命令が使用され、 全フレーム構造の間に同じアドレス制御メモリ(66)が
    読み取られて、そのフレームの全てのタイムスロットに
    スイッチング命令を与え、そして 上記アドレス制御メモリ(66)から読み取られたスイッ
    チング命令は、交差接続されないタイムスロット中はス
    キップされることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】使用されるスイッチング命令は、フレーム
    構造内のタイムスロットに含まれたデータの相対的な遷
    移を指示する相対的な読み取りアドレスであり、上記ス
    イッチング命令は、交差接続されないタイムスロット中
    は強制的にゼロにされる請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】共通のフレーム構造を有する多数の異なる
    ハイアラーキレベルの信号に対し空間ドメインの切り換
    えを実行する方法であって、アドレス制御メモリ(93)
    に含まれたスイッチングデータに基づいて切り換えを行
    い、そして到来するフレーム構造に基づいて基本的な切
    換ブロック(42)を定めて、そのタイムスロットの数
    が、切り換えられるべき最低のハイアラーキレベル(TU
    −12)の信号の考えられる最大数に対応するようにし、
    上記基本的な切換ブロック(42)は、切り換えに対して
    同じ形態で繰り返されるものである方法において、 上記アドレス制御メモリ(93)に記憶されるべきスイッ
    チング命令の数は、上記基本的な切換ブロック(42)の
    サイズに対応し、これにより、基本的な切換ブロックが
    上位レベルの信号も含むときに、上記信号が基本的な切
    換ブロック(42)においていかに生じるかに基づいて所
    与の間隔でアドレス制御メモリ(93)に同じスイッチン
    グ命令が使用され、 全フレーム構造の間に同じアドレス制御メモリ(93)が
    読み取られて、そのフレームの全てのタイムスロットに
    スイッチング命令を与え、そして 上記アドレス制御メモリ(66)から読み取られたスイッ
    チング命令は、交差接続されないタイムスロット中はス
    キップされることを特徴とする方法。
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