JP3366176B2 - バッテリの充電方法 - Google Patents

バッテリの充電方法

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岳彦 仲村
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気自動車等に用い
られるバッテリの充電方式、特にその過充電を防止する
充電方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車のバッテリを充電するため、
一般に採用される2段充電方式は、図1に示すようにバ
ッテリ電圧VBattが所定の基準値Vrefに達するまで、
定電流I1で充電する1段目の充電を行った後に、小さ
な電流値I2で所定時間T2だけ2段目の定電流充電を行
なう。
【0003】この2段目の充電時間T2は、例えば、1
段目の充電時間T1に係数Aを乗じ、これに小さな定数
Cを加算して決められる(T2=A・T1+TC)。
【0004】上記2段目の充電時間の比例項(A・
1)は、放電量の多少により2段目の充電に必要な充
電量が異なるので、これに対応するものである。
【0005】また、2段目の充電時間の定数項(TC
は、定格容量の100%値,110%値,120%値と
いった満充電状態にするためには、上記比例項の充電の
みでは足りないので、実験データによって求めた満充電
状態にするために必要な時間として加えられている。ま
た、2段目の充電時間T2を固定値TC′(>TC)とす
る場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記2段充電方式で
は、バッテリの放電量が一定量以上のときは、過充電や
充電不足にならずに、充電が行える。
【0007】しかし、電気自動車の走行距離が短く放電
量が少なくて、1段目の充電が、例えば5〜10分程度
で終了してしまうような場合は、上記2段目の充電時間
2が定数(TC,TC′)を持つため、過充電となり、
バッテリが損耗する場合があった。
【0008】これは、電気自動車の充電が、走行距離が
少なく放電量が少ない状態で行なわれる場合がしばしば
あることを考慮すると、特に問題となる。
【0009】さらに、上記2段充電では、バッテリ温度
によって充電状態が変化するので、充電時の温度によっ
て、充電が過不足になる問題も生じる。
【0010】また、上記2段充電方式では、バッテリや
充電器に何等かのトラブルが発生して、1段目の充電で
規定の基準電圧Vrefに達しないこともある。このトラ
ブルは、例えばバッテリのセルが転極した場合や、バッ
テリ液が少なくなっている場合等である。このような場
合は、1段目の充電が長時間に亘って行われるので、バ
ッテリに悪影響を与える。
【0011】そこで、この発明は、バッテリの放電状態
やバッテリ温度の変動、及び何等かの原因によってバッ
テリ電圧が基準電圧Vrefに達しない場合であっても、
過充電のおそれなく満充電できる充電方法を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】(1) 本発明が提供するバ
ッテリの充電方法は、バッテリ電圧が基準電圧Vref
上昇するまで1段目の定電流充電を行なった後、電流値
を小さくして、1段目の充電時間T 1 に係数Aを乗じ
て、満充電状態にするために必要な定数時間TC加算
した充電時間T2だけ、2段目の定電流充電を行なう2
段定電流充電方法において、
【0013】1段目の充電に要した時間T1を所定の基
準時間Trefと比較し、T1がTrefより小さいとき、2
段目の充電時間T2を、TCより小さな値TSとすること
を特徴とする。
【0014】上記2段目の充電時間 2 をT S とするか否
かの判断に用いる前記基準時間Tref として、バッテリ
温度で補正された値Tref’を用いることができる。
【0015】(2) また、本発明が提供するバッテリの充
電方法は、バッテリ電圧が基準値V refに上昇するまで
1段目の定電流充電を行った後、電流値を小さくして所
定時間T2だけ2段目の定電流充電を行う2段定電流充
電方法において、
【0016】予め計測された放電電流量から1段目の充
電の上限時間TLimを決定し、上限時間T Lim に、バッテ
リ温度に対応する係数K TC を乗じて補正し、1段目の充
電時に、この上限時間TLimを経過しても、基準電圧V
refに達しないとき、強制的に2段目の充電に移行させ
るか、又は充電を停止することを特徴とする
【0017】
【発明の実施の形態】初めに、放電量が少ない状態で充
電を行なうために過充電となることを防止する本発明の
バッテリの充電方法を説明する。
【0018】この充電方法は、図1に示すように、定電
流I1でバッテリ電圧VBattが基準電圧Vrefに達するま
で行われる1段目の充電に要した時間T1を計測し、こ
の時間T1を所定の基準時間Trefと比較して、T1がT
refより小さいとき、小さな定電流I2(<I1)で行わ
れる2段目の充電時間T2を、通常の充電時間T2(A・
1+TC)が持つ定数TCより小さい値TSとする。
【0019】このTSは、1段目の充電時間T1が、例え
ば5分〜10分と短時間で終了するような場合に、過充
電とならないように定められる値で、充電するバッテリ
の種類と、これを2段充電法によって充電する場合の1
段目及び2段目の充電電流I 1,I2の大きさとの関係
で、実験データに基づき、基準時間Trefと組み合わせ
て個別に定められる値である。
【0020】上述したように、基準電圧Vrefに到達す
るまでの1段目の充電時間T1を基準時間Trefと比較
し、T1<Trefのとき、2段目の充電時間を小さな固定
時間TSとする方法で充電しても、バッテリ温度によっ
てバッテリ電圧が異なってくるので、充電が過不足にな
る場合が生じる。そこで、バッテリ温度に応じて、上記
SとTrefに補正を加えることにより、過不足なく満充
電できるようにする。
【0021】TSは、図2に示すバッテリ温度θに対応
した補正係数KTBを乗じて補正した値TS′=KTB・TS
を用いる。この補正係数KTBは、バッテリ温度θが高い
程、同一充電量に対してバッテリ電圧が上昇し難く、1
段目の充電量が多くなることを補正するもので、バッテ
リ温度が高い程、2段目の充電時間T2(=TS′)を短
くする。この係数値は、実験データに基づいて定められ
る。
【0022】基準時間Trefは、図3に示すように、バ
ッテリ温度θによって決められる値Tref′を用いる。
バッテリ温度θが高い程、バッテリ電圧が上昇し難くな
り、基準電圧Vrefに達するまでの時間が長くなる。そ
こで、バッテリ温度θが高くなるに従って基準時間T
ref′を長くし、バッテリ温度に影響されないで、2段
目の充電時間をTSと短くする必要があるか否か判断し
ようとする。図3の関係は、具体的な充電対象に応じ
て、実験データに基づき定められる。
【0023】述した充電方式を採用すると、放電量が
少ない場合でも、バッテリ温度θに影響されないで過充
電のおそれなく満充電が可能になる。
【0024】次に、何等かの原因によって、1段目の充
電時にバッテリ電圧が、基準電圧Vrefに達しないため
過充電となることを防止する本発明のバッテリの充電方
法を説明する。定電流I1で充電しても基準電圧Vref
到達しない原因としては、例えば、バッテリのセルが転
極した場合やバッテリ液が少ない場合等が挙げられる
が、この定電流充電状態を長時間継続すると過充電とな
り、バッテリに悪影響を与えることが予想される。
【0025】そこで、1段目の充電が適正な時間範囲内
で行なわれているか否かを、次の手段で判定する。1段
目の適正な充電時間は、バッテリの放電量に対応する値
である。そこで、バッテリの放電量を、電流量計等で測
定しておき、この放電電流量から1段目の充電の上限時
間TLimを求める。この上限時間TLimが経過しても基準
電圧Vrefに達しない場合は、強制的に2段目の充電に
移行するか、又は充電を中止して異常との判定出力をさ
せる。この放電電流量Ahと上限時間TLimとの関係
は、バッテリとその充電環境毎に、実験データによって
定められるものであり、この関係は、例えば図4に示す
ように定められる。
【0026】上述したように上限時間TLimを定めて
も、バッテリ温度θによってバッテリ電圧VBattが変動
することにより、上限時間TLimが適正値から外れてし
まう場合がある。この場合は、上限時間として、バッテ
リ温度θに対応する補正係数K TCによって補正した値T
Lim′=KTC・TLimを用いることができる。この補正係
数KTCは、バッテリ温度が高いほど長くされるもので、
実験データにより個々に定められ、例えば図5に示すよ
うになる。
【0027】この上限時間TLim又は補正された上限時
間TLim′で、1段目の充電が適正な時間範囲内で行な
われているか判断する方法は、それ単独で使用される場
合の他、放電量が少ないときに、2段目の充電時間をT
S(TS′)と短くする前記方法と併用することができ
る。
【0028】なお、上記各方法において、Tref,TS
Limを補正をするために用いられるバッテリ温度θ
は、例えば30秒〜2分おきにバッテリ温度を直接測定
して求める。これにより各値を、その時点の温度で刻々
と補正し、バッテリ温度θの変動による影響を排除す
る。なお、本発明方法は、電気自動車用以外のバッテリ
の充電にも同様に使用できるものである。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、定電流2段充電法によ
ってバッテリを充電する際に、満充電状態にするために
行われる2段目の定数時間TCによる充電が、バッテリ
の放電量が少ない場合に、過充電を引き起こす問題を解
決し、バッテリの放電状態及びバッテリ温度に影響され
ないで、過不足なく満充電状態にすることができる。
【0030】また、何等かの原因で1段目の充電で基準
電圧Vrefに到達しないときには、所定の上限時間TLim
によって判断して、1段目の充電を終了できるようにし
ているので、この原因によるバッテリの過充電を排除で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バッテリの2段充電方法の充電特性図
【図2】2段目の充電時間TSを補正する補正係数KTB
とバッテリ温度θとの関係を示す図
【図3】バッテリ温度θによって補正された基準電圧V
ref′とバッテリ温度θとの関係例を示す図
【図4】1段目の充電が適正時間内であるか否かの判断
に用いる上限時間TLimとバッテリの放電電流量Ahと
の関係例を示す図
【図5】上限時間TLimをバッテリ温度θによって補正
する場合の補正係数KTCとバッテリ温度θとの関係例を
示す図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 俊一 大阪府池田市桃園2丁目1番1号 ダイ ハツ工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−273830(JP,A) 特開 平6−38392(JP,A) 特開 平7−115733(JP,A) 実開 平5−87818(JP,U) 実開 平4−93454(JP,U) 実開 昭54−173238(JP,U) 特公 昭59−28032(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 7/00 - 7/12 H02J 7/34 - 7/36

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリ電圧が基準電圧Vrefに上昇す
    るまで1段目の定電流充電を行なった後、電流値を小さ
    くして、1段目の充電時間T 1 に係数Aを乗じて、満充
    電状態にするために必要な定数時間TC加算した充電
    時間T2だけ、2段目の定電流充電を行なう2段定電流
    充電方法において、 上記1段目の充電時間T1を所定の基準時間Trefと比較
    し、T1がTrefより小さいとき、2段目の充電時間T2
    を、前記TCより小さな値TSとすることを特徴とするバ
    ッテリの充電方法。
  2. 【請求項2】 2段目の充電時間T2をTSとするか否か
    の判断に用いる前記基準時間Trefとして、バッテリ温
    度で補正された値Tref’を用いることを特徴とする請
    求項に記載したバッテリの充電方法。
  3. 【請求項3】 バッテリ電圧が基準値Vrefに上昇する
    まで1段目の定電流充電を行なった後、電流値を小さく
    して所定時間T2だけ2段目の定電流充電を行なう2段
    定電流充電方法において、 予め計測された放電電流量から1段目の充電の上限時間
    Limを決定し、上限時間T Lim に、バッテリ温度に対応
    する係数K TC を乗じて補正し、1段目の充電時に、この
    上限時間TLimを経過しても、基準電圧Vrefに達しない
    とき、強制的に2段目の充電に移行させるか、又は充電
    を停止することを特徴とするバッテリの充電方法。
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