JP3365676B2 - 塩化ビニル系樹脂組成物およびそれを用いた積層体 - Google Patents

塩化ビニル系樹脂組成物およびそれを用いた積層体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、耐熱性可塑剤であるトリメリテ
ート系可塑剤を用いた、耐光性の改善された粉体成形用
塩化ビニル系樹脂組成物および該組成物の層を含む積層
体に関する。
【0002】
【従来技術】自動車内装材であるクラッシュパッド(イ
ンストルメントパネルともいう)、グローブボックス、
コンソールボックス、ドアトリム、アームレスト、ヘッ
ドレスト等に軟質塩化ビニル製品が多用されている。そ
の中で特に、クラッシュパッド、グローブボックス、コ
ンソールボックス、ドアトリム等には粉体成形製品が多
く使用されている。ところが、従来から広く使用されて
きたフタレート系可塑剤は、耐熱性と非フォギング性に
問題をかかえており、これに起因する劣化現象を解決す
る必要に迫られている。とくに、最近搭載の増えてきた
エアバッグはクラッシュパッドの一部を構成するとびら
内に格納されていて、もし、これが劣化していたら、衝
突時にエアバッグのとびら部分が破壊してしまい、大へ
ん危険である。
【0003】耐熱可塑剤にはピロメリテート系、トリメ
リテート系、ポリエステル系、高分子量フタレート系可
塑剤が挙げられるが、コストと製品の性能に影響を及ぼ
す可塑剤吸収性能等の点から、トリメリテート系可塑剤
が一般的に用いられている。そこで、クラッシュパッド
に対する耐熱性や耐フォギング性の要求が高まるにつれ
て、従来のフタレート系可塑剤からトリメリテート系可
塑剤の使用へと転換が進んできた。しかしながら、トリ
メリテート系可塑剤を使用した物はフタレート系可塑剤
を使用した従来の材料に比べて光劣化によりミクロクラ
ックが発生しやすい欠点があるので、耐熱性の要求と共
に耐光性も高い品質が要求されるようになった。
【0004】一般に、耐光性の改良を図る方法として
は、紫外線吸収剤や光安定剤等の添加が通常の対策であ
るが、通常の添加量ではクラックの発生を抑えることは
困難である。可塑剤の併用は、フタレート系可塑剤の耐
熱性の向上を図るために、相溶性のあるポリエステル系
可塑剤を併用する場合があるが、フタレート系可塑剤を
使用しているためにフォギングの問題が解決できない。
更に、ポリエステル系可塑剤はトリメリテート系可塑剤
と相溶せず、これまで二者の混合は不適当とされ、耐熱
可塑剤同士であって両者の欠点を補完し合うというメリ
ットも少ないことから、両者の混合は行われていないの
が実情であった。
【0005】
【目的】本発明の目的は、耐熱性のみでなく耐光性も兼
ね備えた製品を得ることができる粉体成形用塩化ビニル
系樹脂組成物および該組成物の層を含む積層体を提供す
る点にある。
【0006】
【構成】本発明は、塩化ビニル系樹脂100重量部にト
リメリテート系可塑剤20〜200重量部、好ましくは
30〜150重量部を混合した後、さらにポリエステル
系可塑剤1〜50重量部、好ましくは5〜30重量部を
混合したことを特徴とする粉体成形用塩化ビニル系樹脂
組成物および該組成物の層と発泡ポリウレタンの層より
なる積層体に関する。
【0007】トリメリテート系可塑剤が20重量部未満
のときはゲル化が不充分になり易く、200重量部より
多いときは、粉体組成物がベタつき、流動性に欠け、好
ましくない。
【0008】ポリエステル系可塑剤が1重量部未満のと
きは耐光性改善の効果がみられず、50重量部より多い
と熱劣化しやすくなり、好ましくない。
【0009】本発明においては、可塑剤を混合する順序
が極めて重要である。ポリエステル系可塑剤を最初に混
合したり、トリメリテート系可塑剤と同時に配合したの
では、耐光性が向上せず、ポリエステル系可塑剤を後か
ら混合した場合にのみ耐光性が向上する。これは、ポリ
エステル系可塑剤を後から混合することにより、樹脂粒
子の外側に吸着して耐光性を改善するのに対して、最初
から混合した場合はポリエステル系可塑剤が粒子内部に
浸透してしまうため効果が上がらないものと推定され
る。
【0010】塩化ビニル系樹脂としては塩化ビニルのホ
モポリマーやコポリマーを用いることができる。共重合
用モノマーとしては、酢酸ビニル、塩化ビニリデン、ア
クリロニトリル、エチレン、プロピレン、ブタジエン、
スチレン、(メタ)アクリル酸、そのエステルなどが代
表的なものであるが、これに限定されるものではない。
これらの共重合用モノマーは1種または2種以上を混合
して使用してもよいことは勿論である。代表的なポリマ
ー、コポリマーとしては、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体などが挙げられる。
【0011】本発明で用いるトリメリテート系可塑剤
は、トリメリット酸のエステルであり、エステル化のた
めに用いられるアルコール成分としては、n−ヘキシル
アルコール、イソヘキシルアルコール、n−オクチルア
ルコール、2−エチルヘキシルアルコール、イソノニル
アルコール、イソデシルアルコールなどのC5〜C11
アルコールおよびこれらの混合物などが用いられてい
る。具体的なトリメリテート類を例示すれば、トリ−n
−オクチルトリメリテート、トリ−2−エチルヘキシル
トリメリテート、トリデシルトリメリテートおよびこれ
らの混合物等を挙げることができる。
【0012】本発明で用いるポリエステル系可塑剤は、
アジピン酸やフタル酸などの二塩基酸と、グリコール類
とのポリエステル化により得られたポリマーで、通常分
子量800〜4000程度のものである。これらの可塑
剤は分子量が大きい方がクラック抑制効果が大きいが、
可塑剤吸収性と生産時の取扱い易さからその都度最適の
分子量を選択することが好ましい。
【0013】本発明においては、前記トリメリテート系
可塑剤、ポリエステル系可塑剤のほか、他のタイプの可
塑剤を併用してもよいが、その量は全可塑剤量の30重
量%以下にとどめるべきである。
【0014】熱や光に対する安定剤としては、一般のP
VC用のものやとくに粉体成形用安定剤を用いることが
できる。前者の例としては、ゼオライト、水酸化カルシ
ウム、酸化カルシウム、けい酸カルシウム、各種金属石
鹸、有機すず系安定剤、鉛系安定剤、アンチモン系安定
剤などの金属系安定剤のほか、有機ホスファイト系安定
剤、エポキシ系安定剤、ポリオール系安定剤、含窒素化
合物安定剤、含硫黄化合物安定剤、フェノール系抗酸化
剤などを挙げることができ、後者の例としては、特開昭
62−270645号公報、特開平3−66738号公
報、特開平5−156106号公報、特願平5−923
72号において提案されている。ハイドロタルサイト類
化合物、過塩素酸導入型ハイドロタルサイト類化合物や
特開平1−268745号公報、特願平5−92372
号において提案されているβ−ジケトン類の併用を挙げ
ることができる。また、これらの流動性と安定性を向上
させる目的で特開平5−156106号公報と同様にゼ
オライトを併用することもできる。
【0015】ハイドロタルサイトは一般式
【化1】Mg1-xx(OH)2(CO3x/2・mH2O (0<x≦0.5の実数、mは0または実数、RはA
l、CrまたはFeである。)で示される含水炭酸塩鉱
物で六方晶系、リョウ面体三方格子で、この群に属する
鉱物は互いに同形である。ジャ紋岩や他のマグネシウム
を多く含む岩石中に低温の熱水作用の産物として産する
が、本発明においては、このような天然物であってもよ
く、また合成品であってもよい。合成方法としては、特
公昭46−2280号公報、特公昭50−30039号
公報、特公昭51−29129号公報、特開昭61−1
74270号公報などに記載の公知の方法を例示するこ
とができる。また、本発明においては、その結晶構造、
結晶粒子径あるいは結晶水の有無およびその量などに制
限されることなく使用することが可能である。また、ハ
イドロタルサイトは、前記ハイドロタルサイトと過塩素
酸とを水中で任意の比率で反応させ、ハイドロタルサイ
ト中のCO3の一部または全部をClO4に置換した過塩
素酸一部導入型または過塩素酸導入型のものを用いても
よい。添加量は、塩化ビニル樹脂100重量部に対して
通常0.01〜5.0重量部である。
【0016】また、本発明においては、塩化ビニル系樹
脂組成物の通常の配合成分である充填剤、帯電防止剤、
着色剤、難燃剤、発泡剤、ダスティング剤、離型剤など
は必要に応じて適宜使用することができる。
【0017】ダスティング剤(粉末流動性改良剤ともい
う)としては、炭酸カルシウム、タルク、酸化アルミニ
ウムなどの微粒子とくに10〜100mμのような超微
粒子を使用することもできるが、本出願人が先に特開昭
60−90221号公報で提案したように、粒径0.1
〜10μの塩化ビニル系樹脂粒子を用いることが好まし
い。このような塩化ビニル系樹脂粒子の重合度は500
〜3500、好ましくは800〜2000であり、添加
量は通常1〜20重量部である。
【0018】発泡ポリウレタンは、通常の方法で得られ
るものすべてを包含する。通常、ポリオールとポリイソ
シアナートとを発泡剤および触媒の存在下に反応させた
ものである。
【0019】ポリオールは、一般にポリエステル、ポリ
エーテルあるいはポリエーテルエステルなどが用いられ
る。ポリエーテルとしては、例えば二〜三官能性で数平
均分子量2000〜3000のポリエチレンポリオー
ル、ポリプロピレンポリオール、ポリテトラメチレンポ
リオールなどを挙げることができ、ポリエステルとして
は、例えばアジピン酸とエチレングリコールやプロピレ
ングリコールのような二官能性化合物との縮合により得
られた直鎖状ポリエステルなどを挙げることができる。
【0020】ポリイソシアナートとしては、4,4′−
ジフェニルメタン−ジイソシアナート(MDI)、2,
4−トリレン−ジイソシアナート(2,4−TDI)、
2,6−トリレン−ジイソシアナート(2,6−TD
I)などのほか、エチレンジイソシアナート、ヘキサメ
チレンジイソシアナート、m−またはp−フェニレン−
ジイソシアナート、1,5−ナフチレン−ジイソシアナ
ート、4,4′,4″−トリフェニルメタントリイソシ
アナート、m−またはp−キシリレンジイソシアナート
などを挙げることができる。
【0021】つぎに本発明の実施態様を列記する。 (1)塩化ビニル系樹脂100重量部にトリメリテート
系可塑剤20〜200重量部を混合した後、さらにポリ
エステル系可塑剤1〜50重量部を混合したことを特徴
とする粉体成形用塩化ビニル系樹脂組成物。 (2)トリメリテート系可塑剤の使用量が30〜150
重量部である前項(1)の粉体成形用塩化ビニル系樹脂
組成物。 (3)ポリエステル系可塑剤の使用量が5〜30重量部
である前項(1)または(2)の粉体成形用塩化ビニル
系樹脂組成物。 (4)ポリエステル系可塑剤がアジピン酸系ポリエステ
ルおよび/またはフタル酸系ポリエステルである前項
(1)、(2)または(3)の粉体成形用塩化ビニル系
樹脂組成物。 (5)安定剤としてハイドロタルサイト類を更に添加す
る前項(1)、(2)、(3)または(4)の粉体成形
用塩化ビニル系樹脂組成物。 (6)安定剤として、ハイドロタルサイトと過塩素酸塩
とを更に添加する前項(1)、(2)、(3)または
(4)の粉体成形用塩化ビニル系樹脂組成物。 (7)ポリエステル系可塑剤を混合した後に、さらにダ
スティング剤を混合したものである前項(1)、
(2)、(3)、(4)、(5)または(6)の粉体成
形用塩化ビニル系樹脂組成物。 (8)ダスティング剤が微粒塩化ビニル系樹脂である前
項(7)の粉体成形用塩化ビニル系樹脂組成物。 (9)前項(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、
(6)、(7)または(8)の粉体成形用塩化ビニル系
樹脂組成物の層と発泡ポリウレタンの層からなる積層
体。
【0022】
【実施例】次に実施例、比較例を挙げて、本発明の樹脂
組成物および積層体について説明するが、本発明はこれ
ら実施例に限定されるものではない。
【0023】実施例1〜8、比較例1〜3 表1〜3及び表4に示す種類と量の各成分をヘンシェル
ミキサーを用い、つぎの要領でブレンドした。先ず、塩
化ビニル樹脂、ハイドロタルサイト、過塩素酸ナトリウ
ム、紫外線吸収剤、ステアリン酸亜鉛および顔料を仕込
み、次いでトリメリット酸エステル可塑剤(実施例1〜
8)又はフタル酸エステル可塑剤(比較例1)を添加し
て前記可塑剤が粉体に吸収された後にポリエステル系可
塑剤を添加した。ドライアップ後に50℃まで冷却した
段階で粉体流動性改良剤である微粒塩化ビニル樹脂を添
加して粉体成形用塩化ビニル系樹脂組成物としてのパウ
ダーコンパウンドを調製した。また、可塑剤の種類によ
る耐光性の相違をみるために、可塑剤としてフタル酸単
独(比較例2)またはメリット酸エステル単独(比較例
3)とし、他の成分は、実施例1〜8と同様のパウダー
コンパウンド(比較例2、3)を調製した。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】 〔注〕(配合材料) 塩化ビニル樹脂 :ゼオン103EP 日本ゼオ
ン(株)製、塩化ビニル単独重合体、平均重合度 10
00(JIS K 6721) 平均粒径約110μm トリメリット酸エステル:トリメックスNSK 花王
(株)製 C6〜C10のアルキルトリメリテート フタル酸エステル :PL−200、三菱瓦斯化学
(株)製、n−C9アルコールおよびn−C11アルコー
ルのフタル酸エステル ポリサイザー (W−1200,W−2060,W−2040,W−2
050,W−2350) :いずれも大日本
インキ化学工業(株)製アジピン酸系ポリエステル可塑
剤 ポリサイザー (W−780,P−29) :いずれも大日本インキ
化学工業(株)製フタル酸およびアジピン酸併用系ポリ
エステル可塑剤 紫外線吸収剤 :チヌビンP、チバガイギー社
製、トリアゾール系 微粒塩化ビニル樹脂 :粒度基準平均重合度850、
平均粒径1μm 顔料 :フタロシアニンブルー、酸化
チタン、カーボン混合品
【0027】
【表4】 (注)配合材料は実施例1〜8の(注)記載のものを使
【0028】前記実施例、比較例の耐光性試験評価は次
のようにして行った。 (イ)パウダーコンパウンドを、オイル加熱式スラッシ
ュ成形機に幅200mm、長さ750mmのハーフイン
ストルメントパネルの金型を装着したものによりシート
成形した。すなわち、オイル加熱により、金型が240
℃になった時点でパウダーコンパウンドを仕込み、金型
を反転させて未融着の余剰のパウダーコンパウンドを回
収し、そのままの状態で30秒間放置して樹脂組成物の
ゲル化を待った。次いで、冷却用オイルを流して約45
秒間経過させ、温度が65℃になった時点で冷却オイル
の循環を停止した。1mm厚の樹脂成形品を金型から剥
した。
【0029】(ロ)得られた塩化ビニル樹脂シートから
145mm×200mmのシートを切出して147mm
×217mm×10mmの金型の中に敷き、変性MDI
系イソシアネート16.9gとポリエーテルポリオール
(トリエチレンジアミン1.0重量%、水1.6重量%
含有)31.4gを混合してシートの上に注ぎ、金型を
密閉した。10分後に表皮1mm厚に9mm厚の発泡ポ
リウレタンが裏打ちされた試料を金型から取出した。
【0030】(ハ)得られた試料から100mm×14
0mmの試験片を切出し、サンシャインスーパーロング
ライフウェザーメーターWEL−SUN−D型〔スガ試
験機(株)製〕にかけ、ブラックパネル、83℃、雨な
しの条件で1000時間照射した。
【0031】照射後の試料の表皮を走査型電子顕微鏡で
100倍で観察し、その評価結果をつぎのように表示し
た。 ◎:クラックが全く認められない。 ○:クラックが僅かに認められる。 △:巾30μmより小さいクラックがある。 ×:巾30μm以上の大きいクラックがある。
【0032】実施例9、比較例4〜6 可塑剤の添加順序を表5に示すように代えたほかは実施
例1〜8と同様に行った(比較例4〜6)。なお、実施
例9の可塑剤添加順序は実施例1〜8と同じである。
【0033】
【表5】 〔注〕 *1:トリメリット酸エステル添加の後、ポリエステル
可塑剤を添加 *2:トリメリット酸エステルと同時にポリエステル可
塑剤を添加 (配合材料) トリメリット酸エステル:トリメックスNSK、花王
(株)製 C6〜C10アルキルトリメリテート ポリエステル可塑剤:ポリサイザーW−1200、大日
本インキ化学工業(株)製、アジピン酸系ポリエステル
【0034】
【効果】本発明の粉体成形用塩化ビニル系樹脂組成物は
耐熱性と耐光性を兼ね備え、その成形品は長期間光や熱
にさらされてもクラックを発生することがない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B32B 27/40 B32B 27/40 (56)参考文献 特開 平5−338101(JP,A) 特開 平5−279485(JP,A) 特開 平1−203448(JP,A) 特開 昭62−199641(JP,A) 特開 昭61−40326(JP,A) 特開 昭60−84342(JP,A) 特開 昭59−213748(JP,A) 特開 昭52−28544(JP,A) 特開 平6−279640(JP,A) 特開 平7−173353(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 27/06 B32B 5/18 - 5/20 B32B 27/08 B32B 27/22 B32B 27/30 B32B 27/40

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニル系樹脂100重量部にトリメ
    リテート系可塑剤20〜200重量部を混合した後、さ
    らにポリエステル系可塑剤1〜50重量部を混合したこ
    とを特徴とする粉体成形用塩化ビニル系樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 塩化ビニル系樹脂100重量部にトリメ
    リテート系可塑剤20〜200重量部を混合した後、ポ
    リエステル系可塑剤1〜50重量部を混合し、さらに粒
    径0.1〜10μmの微粒塩化ビニル系樹脂を添加する
    ことを特徴とする請求項1記載の粉体成形用塩化ビニル
    系樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 さらにハイドロタルサイトを添加する請
    求項1または2記載の粉体成形用塩化ビニル系樹脂組成
    物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれか記載の粉体成形用
    塩化ビニル系樹脂組成物の層と発泡ポリウレタンの層と
    からなる積層体。
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