JP3365420B2 - テープ記録方法および装置 - Google Patents

テープ記録方法および装置

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JP3365420B2
JP3365420B2 JP04017292A JP4017292A JP3365420B2 JP 3365420 B2 JP3365420 B2 JP 3365420B2 JP 04017292 A JP04017292 A JP 04017292A JP 4017292 A JP4017292 A JP 4017292A JP 3365420 B2 JP3365420 B2 JP 3365420B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープ等への信号
記録に好適な、テープ記録方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭63−288491号公報には、
ビデオテープを巻き取る側のリールの一回転に要する時
間を測定する回転時間検知回路と、上記リールの各一回
転に対応したテープ残量時間を記憶する記憶回路とを備
え、検地回路によって測定された回転時間に応じてテー
プ残量時間を表示することが開示されている。
【0003】また、従来、送り出しリールのテープ残量
が最小値に近づいたことを、送り出しリールの1回転に
要する時間が、設定時間より短くなったことにより検出
し、それ以降、テープへの録音レベルを漸次下げるよう
にしたテープレコーダが存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭63−28
8491号公報に開示されたテープ残量表示方法は、ビ
デオカセットテープの許容録画時間の相違(例えば、3
0分、80分、90分等)に対応してリール径が異な
り、またメーカによってリールの仕様が異なるため、こ
れらの相違に対応したデータを記憶しておく必要があ
る。
【0005】また、上記従来のテープレコーダにおいて
は、発売されているオーディオカセットテープのリール
径のばらつき(センター値21.6mm,最小値21.
4mm,22.0mm(C−60の場合))、テープ速
度のばらつき(3%程度はあると考えられる)を考慮す
ると、上記設定時間は、余裕をみて1.5秒程度にしな
ければならないが、このように設定すると、録音レベル
を下げるのが、センターリールおよびセンター速度の場
合で、テープ巻取り完了の1分30秒も前であり(C−
90の場合、2分15秒)、テープの録音できない部分
が大きくなってしまう。また、いわゆる太ハブ(C−4
6等で、走行性能を向上させるために、リール径を大き
くしたカセットテープのハブ)の場合、リール径が26
mm以上あるため、1回転に1.7秒以上かかるので、
上記録音レベルを下げる機能を働かすには、上記設定時
間を複数用意し、設定時間を切り換えるか、上記録音レ
ベルを下げるのを諦めるしかなかった。
【0006】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、記録されない部分が大きくなることによ
るテープの無駄を省くことができるとともに、リール径
の相違およびメーカの仕様の相違に関するデータを記憶
しておく必要のないテープ記録方法および装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のテープ記録方法
は、テープを巻き取る巻取りリールのテープ巻き取り量
が最小の状態から、巻取りリールが1回転するのに要す
る時間を測定した結果を用いて基準値を生成し、テープ
への信号記録中に、テープを送り出す送り出しリールの
1回転に要する時間を測定した結果と、基準値と比較す
ることによってテープの量が最小値に近いか否かを検出
し、その後、テープへの記録信号レベルを低減すること
を特徴とする。
【0008】本発明のテープ記録装置は、テープを巻き
取る巻取りリールのテープ巻き取り量が最小の状態か
ら、巻取りリールが1回転するのに要する時間を測定す
る第1測定手段と、この第1測定手段によって測定され
時間に基づいて生成された基準値を記憶する記憶手段
と、テープへの信号記録中に、テープを送り出す送り出
しリールが1回転するのに要する時間を測定する第2測
手段と、この第2測定手段によって測定された時間
が、前記基準値と一致したしたことを検出する一致検出
手段と、この一致検出手段によって、第2測定手段によ
って測定された時間と基準値とが一致したことが検出さ
れた後、テープへの記録信号レベルを低減するレベル制
手段とを備えることを特徴とする。
【0009】本発明のテープ記録装置は、テープを巻き
取る巻取りリールのテープ巻き取り量が最小の状態か
ら、巻取りリールが1回転するのに要する時間を測定す
る第1測定手段と、この第1測定手段によって測定され
た時間を記憶する記憶手段と、テープへの信号記録中
に、テープを送り出す送り出しリールが1回転するのに
要する時間を測定する第2測定手段と、この第2測定手
段によって測定された時間から余裕値を差し引いて得ら
れる値が、記憶手段に記憶された値に一致したことを検
出する一致検出手段と、この一致検出手段によって、第
2測定手段によって測定された時間から余裕値を差し引
いて得られる値と記憶手段に記憶された値とが一致した
ことが検出された後、テープへの記録信号レベルを低減
するレベル制御手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
【0011】
【作用】請求項1の構成のテープ記録方法においては、
巻取りリールがテープ巻き取り量最小の状態から1回転
するのに要する時間が測定され、測定した結果を用いて
基準値を生成し、テープへの信号記録中に、送り出しリ
ールに巻かれたテープの量が最小値に近いことが、送り
出しリールの1回転に要する時間を測定した結果と、基
準値と比較することによって検出され、その後、テープ
への記録信号レベルが低減される。このように、巻取り
リールが実際に回転するのに要する時間を測定して、こ
の測定値を基準に、送り出しリールに巻かれたテープの
量が最小値に近いことを検出するので、従来のように、
リール径の相違やばらつきに対応するために、基準値
(従来の上記設定時間に対応)に余裕を持たす必要がな
くなるから、テープ中の記録されない部分を最小にする
ことができるとともに、リール径の相違およびメーカの
仕様の相違に関するデータを記憶しておく必要もない。
【0012】請求項2の構成のテープ記録装置において
は、巻取りリールがテープ巻き取り量最小の状態から
回転するのに要する時間が第1測定手段によって測定さ
れ、この測定された時間に基づいて生成された基準値
記憶手段に記憶され、テープへの信号記録中に、送り出
しリールが1回転するのに要する時間が第2測定手段に
よって測定され、この測定された時間が、記憶手段に記
憶された値に一致したことが一致検出手段によって検出
されると、その後、レベル制御手段によってテープへの
記録信号レベルが低減される。このように、巻取りリー
ルが実際に回転するのに要する時間を測定して、この測
定値を基準に、送り出しリールに巻かれたテープの量が
最小値に近いことを検出するので、従来のように、リー
ル径の相違やばらつきに対応するために、基準値(従来
の上記設定時間に対応)に余裕を持たす必要がなくなる
から、テープ中の記録されない部分を最小にすることが
できるとともに、リール径の相違およびメーカの仕様の
相違に関するデータを記憶しておく必要もない。また、
巻取りリールの回転時間測定値に所定値を加えて得られ
る値と、送り出しリールの回転時間測定値との一致を検
出し、その後、記録信号レベルを低減するので、記録信
号レベル低減に必要な時間を確保できるとともに、送り
出しリールおよび巻取りリールのテープ巻き量が最小値
に近いときに、送り出しリールの速度が巻取りリールの
速度より小さいことを補償できる。
【0013】請求項3の構成のテープ記録装置において
は、巻取りリールがテープ巻き取り量最小の状態から
回転するのに要する時間が第1測定手段によって測定さ
れ、この測定された時間が記憶手段に記憶され、テープ
への信号記録中に、送り出しリールが1回転するのに要
する時間が第2測定手段によって測定され、この測定さ
れた時間から余裕値を差し引いて得られる値が、記憶手
段に記憶された値に一致したことが一致検出手段によっ
て検出されると、その後、レベル制御手段によってテー
プへの記録信号レベルが低減される。このように、巻取
りリールが実際に回転するのに要する時間を測定して、
この測定値を基準に、送り出しリールに巻かれたテープ
の量が最小値に近いことを検出するので、従来のよう
に、リール径の相違やばらつきに対応するために、基準
値(従来の上記設定時間に対応)に余裕を持たす必要が
なくなるから、テープ中の記録されない部分を最小にす
ることができるとともに、リール径の相違およびメーカ
の仕様の相違に関するデータを記憶しておく必要もな
い。また、巻取りリールの回転時間測定値と、送り出し
リールの回転時間測定値から所定値を差し引いて得られ
る値との一致を検出し、その後、記録信号レベルを低減
するので、記録信号レベル低減に必要な時間を確保でき
るとともに、送り出しリールおよび巻取りリールのテー
プ巻き量が最小値に近いときに、送り出しリールの速度
が巻取りリールの速度より小さいことを補償できる。
【0014】
【0015】
【実施例】図1は、本発明のテープ記録装置の一実施例
の構成を示す。カセット2に収容された磁気テープ4
は、送り出しリール6によって送り出され、巻取りリー
ル8によって巻取られる。送り出しリール6および巻取
りリール8には、それぞれ、回転検出用羽車10および
12が取り付けられており、これらの羽車10および1
2は、それぞれ、送り出しリール6および巻取りリール
8とともに回転する。羽車10は、回転中、その羽が、
光センサ14の投光器および受光器(図示せず)の間を
通るように配置されている。光センサ14は、その投光
器から受光器への光が羽車10の羽の移動によって通過
および遮断されることにより、パルスを出力する。羽車
12は、回転中、その羽が、光センサ16の投光器およ
び受光器(図示せず)の間を通るように配置されてい
る。光センサ16は、その投光器から受光器への光が羽
車12の羽の移動によって通過および遮断されることに
より、パルスを出力する。
【0016】送り出しパルスカウンタ18は、光センサ
14の出力パルスを計数する。巻取りパルスカウンタ2
0は、光センサ16の出力パルスを計数する。送り出し
パルスカウンタ18および巻取りパルスカウンタ20の
出力計数値は、制御装置22に供給される。制御装置2
2は、CPU、プログラムを記憶するROMおよびRA
M等により構成されている。制御装置22は、送り出し
パルスカウンタ18および巻取りパルスカウンタ20か
ら、それぞれ、送り出しリール6および巻取りリール8
の1回転に相当する計数値を受けると、送り出しパルス
カウンタ18および巻取りパルスカウンタ20を0にリ
セットする。
【0017】モードレジスタ24は、磁気テープ4の走
行に関するモードがセットされるレジスタである。制御
装置22は、ユーザのキー操作等による定速走行命令お
よび停止命令をそれぞれ受けたときに、モードレジスタ
24に定速走行モードおよび停止モードをセットする。
シャットオフフラグレジスタ26は、シャットオフされ
たとき、すなわち磁気テープ4の走行が停止されたとき
に、制御装置22によってシヤットオフフラグがセット
される。チェックフラグレジスタ28は、巻取りリール
8の回転時間の測定、および送り出しリール6のテープ
残量が最小値付近か否の判定を行っているときに、制御
装置22によってチェックフラグがセットされる。
【0018】停止検出タイマー30は、制御装置22か
ら所定時間が設定される。この所定時間内に、送り出し
パルスカウンタ18の内容が変化しないとき、すなわ
ち、光センサ14から新たなパルスが供給されないと
き、制御装置22は、送り出しリール6すなわち磁気テ
ープ4が停止していると判断する。
【0019】巻取り回転時間計測タイマー32は、巻取
りリール8の巻取りテープ量が最小の状態から巻取りリ
ール8が1回転するのに要する時間を計測するタイマー
である。制御装置22は、巻取りリール8の巻取りテー
プ量が最小であることを検出した状態、すなわち、巻取
り側でテープ端を検出した状態において、巻取りパルス
カウンタ20の計数値が0になったときに、巻取り回転
時間計測タイマー32を0にリセットし、巻取りパルス
カウンタ20の計数値が巻取りリール8の1回転分に相
当する値になったときに、巻取り回転時間タイマー32
の計数値を読み取る。
【0020】送り出し回転時間計測タイマー34は、送
り出しリール6が1回転するのに要する時間を計測する
タイマーである。制御装置22は、送り出しパルスカウ
ンタ18の計数値が0になったときに、送り出し回転時
間計測タイマー34を0にリセットし、送り出しパルス
カウンタ18の計数値が送り出しリール6の1回転分に
相当する値になったときに、送り出し回転時間タイマー
34の計数値を読み取る。
【0021】余裕値メモリ36は、送り出しリール6に
巻かれたテープの量が最小値に近いことを検出するため
の基準値を求める際に、巻取りリール8がテープ巻き取
り量最小の状態から1回転するのに要する時間の測定値
に加算すべき余裕値を記憶する。このように余裕値を加
算するのは、後述の録音信号レベル低減に必要な時間を
確保するとともに、送り出しリール6および巻取りリー
ル8のテープ巻き量が最小値に近いときに、送り出しリ
ールの速度が巻取りリールの速度より小さいことを補償
するためである。
【0022】次に、余裕値の決定方法について説明す
る。巻取りリール8がテープ巻き取り量最小の状態か
ら、すなわち、テープヘッドから巻取りリール8が1回
転するのに要する時間は、細ハブの場合で1.41秒、
太ハブの場合で1.75秒程度である。巻取りパルスカ
ウンタ20の1カウントが10msであるとすると、約
0.15mmで1カウント大きくなる。これは、リーダ
ーテープで、約2.5回転分(30×2×2.5=15
0)であるが、リーダーテープは、ほとんどのテープで
約3.5回転分巻いてある。これは、18μmのテープ
では、約4回転分(18×2×4=144)に相当す
る。これらを考慮して計算すると、細ハブでは、15秒
前は、3カウント前になる。しかし、送り出しリール6
がテープ量最小の状態から、すなわち、テープエンドか
ら送り出しリール6が1回転する速度は、116台の実
測平均で、約0.2%低下することが判明した。これ
に、偏差0.1%を加味すると、4カウント前がよいこ
とになる。太ハブの場合で同じ計算を行うと、3カウン
ト前になる。従って、巻取りリール8がテープ巻き取り
量最小の状態から、すなわち、テープヘッドから巻取り
リール8が1回転するのに要する時間に、余裕値として
4または3を加算して得られた値を基準値として、送り
出しリール6に巻かれたテープの量が最小値に近いこ
と、すなわちテープエンドを検出することが好ましい。
【0023】基準値メモリ38は、巻取りリール8がテ
ープ巻き取り量最小の状態から1回転するのに要する時
間に余裕値を加算して得られる基準値を記憶する。この
加算は、制御装置22によって行われる。
【0024】録音レベル調整部40は、制御装置22か
らフェードアウト命令を受けると、磁気テープ4への録
音レベルを漸次低減する。
【0025】図2は、図1の実施例のテープ端検出、す
なわち巻取りリール8のテープ巻き取り量最小の状態を
検出する動作例を示す。まず、ステップS1において、
制御装置22は、モードレジスタ24の内容をチェック
して定速走行モードか調べる。定速走行モードならば、
制御装置22は、ステップS2において、送り出しカウ
ンタ18の内容の変化をチェックして、送り出しリール
6および巻取りリール8が回転中か調べる。回転中なら
ば、制御装置22は、レジスタ26に記憶されるシャッ
トオフフラグをクリアし、停止検出タイマー30を0に
リセットする(ステップS3)。回転中でなければ、制
御装置22は、停止検出タイマー30の設定時間経過後
(ステップS4のYES)、モードレジスタ24に停止
モードをセットし、メモリ38に記憶されている基準値
をクリアし、レジスタ26にシャットオフフラグをセッ
トし、レジスタ28に記憶されるチェックフラグをクリ
アする(ステップS5)。
【0026】図3は、図1の実施例の定速走行スタート
時の処理例を示す。まず、ステップS11において、制
御装置22は、定速走行命令が入力されたかチェックす
る。定速走行命令が入力されていれば、制御装置22
は、送り出しパルスカウンタ18の内容の変化をチェッ
クし、送り出しリール6および巻取りリール8が停止中
か調べる(ステップS12)。停止中ならば、制御装置
22は、レジスタ28にシャツトオフフラグがセットさ
れているか調べる(ステップS13)。セットされてい
れば、制御装置22は、レジスタ28にチェックフラグ
をセットする(ステップS14)。そして、制御装置2
2は、モードレジスタ24に定速走行モードをセットす
る(ステップS15)。
【0027】図4は、図1の実施例において、巻取りリ
ール8の巻取り量最小の状態から1回転するのに要する
時間の測定動作例および送り出しリール6のテープ残量
最小値付近の検出動作例を示す。まず、ステップS21
において、制御装置22は、図2に示されたテープ端検
出後、すなわち巻取りリール8のテープ巻き取り量最小
の状態を検出した後、送り出しパルスカウンタ18の値
の変化をチェックして、定速走行中か調べる(ステップ
S21)。定速走行中でなければ、制御装置22は、ス
テップS22において、カセットが取り出されているか
調べ、取り出されていれば、メモリ38に記憶されてい
る基準値をクリアする(ステップS23)。
【0028】定速走行中であれば、制御装置22は、ス
テップS24において、レジスタ28の内容を読み取
り、チェックフラグがセットされているかチェックす
る。セットされていれば、制御装置22は、ステップS
25において、メモリ38を読み出して基準値がセット
されているか調べる。セットされていないと、制御装置
22は、ステップS26において、巻取りパルスカウン
タ20の計数値が0か調べる。0であれば、制御装置2
2は、ステップS27において、巻取り回転時間計測タ
イマー32を0にリセットする。
【0029】制御装置22は、ステップS26におい
て、巻取りパルスカウンタ20の値が0でないことを検
出すると、ステップS28において、巻取りパルスカウ
ンタ20の値が巻取りリール8の1回転に相当する値か
調べる。1回転に相当する場合には、制御装置22は、
ステップS29において、巻取りパルスカウンタ20の
値を0にリセットするとともに、ステップS30におい
て、巻取り回転時間計測タイマー32の値と、メモリ3
6に記憶された余裕値とを加算し、これにより得られた
値を基準値としてメモリ38に記憶させる。このように
して、メモリ38に基準値がセットされる。
【0030】上述のようにして、基準値がメモリ38に
セットされると、ステップS25における判断の答は、
YESとなり、制御装置22は、ステップS31の処理
に進み、送り出しパルスカウンタ18の値が0か調べ
る。カウンタ18の値が0ならば、制御装置22は、ス
テップS32において、送り出し回転時間計測タイマー
34を0にリセットする。
【0031】送り出しパルスカウンタ18の値が0でな
ければ、制御装置22は、ステップS33の処理に進
み、送り出しパルスカウンタ18の値が送り出しリール
6の1回転に相当するか調べる。1回転に相当する場合
には、制御装置22は、ステップS34において、送り
出しパルスカウンタ18の値を0にリセットするととも
に、ステップS35において、送り出し回転時間計測タ
イマー34の値と、メモリ38に記憶された基準値とを
比較し、後者が前者以上のときに、フェードアウト命令
を録音レベル調整部40に出力する(ステップS3
6)。録音レベル調整部40は、フェードアウト命令を
受けると、その後、録音ヘッドに供給する録音信号レベ
ルを漸次低減する。
【0032】なお、上記実施例においては、巻取りリー
ル8のテープ巻き取り量が最小の状態から、巻取りリー
ル8が1回転するのに要する時間の測定値に余裕値を加
えて得られる値を基準値としてメモリ38に記憶し、こ
の記憶された値と、送り出しリール6の1回転に要する
時間の測定値との一致を検出し、その後、録音信号レベ
ルを低減しているが、このようにする代わりに、巻取り
リール8のテープ巻き取り量が最小の状態から、巻取り
リール8が1回転するのに要する時間の測定値をメモリ
に記憶しておき、この記憶された値と、送り出しリール
6の1回転に要する時間の測定値から余裕値を差し引い
て得られる値との一致を検出し、その後、記録信号レベ
ルを低減してもよい。
【0033】あるいは、巻取りリール8のテープ巻き取
り量が最小の状態から、巻取りリール8が1回転するの
に要する時間の測定値をメモリに記憶しておき、この記
憶された値に余裕値を加えて得られる値と、送り出しリ
ール6の1回転に要する時間の測定値との一致を検出
し、その後、記録信号レベルを低減してもよい。
【0034】また、上記実施例においては、停止検出タ
イマー24に設定された所定時間内に、送り出しパルス
カウンタ18の内容が変化しないとき、すなわち、光セ
ンサ14から新たなパルスが供給されないとき、磁気テ
ープ4が停止していると判断しているが、巻取りパルス
カウンタ20の内容が変化しないとき、すなわち光セン
サ16から新たなパルスが供給されないときに、磁気テ
ープ4が停止していると判断してもよい。
【0035】また、上記実施例においては、テープ端の
検出を図2の処理により行っているが、リーダー部を光
センサで検出してもよい。
【0036】また、上記実施例においては、定速走行が
行われているか否の判断、回転中か否かの判断を、送り
出しパルスカウンタ18の値の変化に基づいて行ってい
るが、巻取りパルスカウンタ20の値の変化に基づいて
行ってもよい。
【0037】また、上記実施例は、テープに音声信号を
記録する例であるが、本発明は、これに限定されず、テ
ープに画像信号等他の信号を記録する場合にも適用でき
る。
【0038】
【発明の効果】請求項1のテープ記録方法によれば、巻
取りリールが実際に回転するのに要する時間を測定し
て、この測定値を基準に、送り出しリールに巻かれたテ
ープの量が最小値に近いことを検出するようにしたの
で、従来のように、リール径の相違やばらつきに対応す
るために、基準値(従来の上記設定時間に対応)に余裕
を持たす必要がなくなるから、テープ中の記録されない
部分を最小にすることができるとともに、リール径の相
違およびメーカの仕様の相違に関するデータを記憶して
おく必要もない。
【0039】請求項2のテープ記録装置によれば、巻取
りリールが実際に回転するのに要する時間を測定して、
この測定値を基準に、送り出しリールに巻かれたテープ
の量が最小値に近いことを検出するようにしたので、従
来のように、リール径の相違やばらつきに対応するため
に、基準値(従来の上記設定時間に対応)に余裕を持た
す必要がなくなるから、テープ中の記録されない部分を
最小にすることができるとともに、リール径の相違およ
びメーカの仕様の相違に関するデータを記憶しておく必
要もない。また、巻取りリールの回転時間測定値に所定
値を加えて得られる値と、送り出しリールの回転時間測
定値との一致を検出し、その後、記録信号レベルを低減
するようにしたので、記録信号レベル低減に必要な時間
を確保できるとともに、送り出しリールおよび巻取りリ
ールのテープ巻き量が最小値に近いときに、送り出しリ
ールの速度が巻取りリールの速度より小さいことを補償
できる。
【0040】請求項3のテープ記録装置によれば、巻取
りリールが実際に回転するのに要する時間を測定して、
この測定値を基準に、送り出しリールに巻かれたテープ
の量が最小値に近いことを検出するようにしたので、従
来のように、リール径の相違やばらつきに対応するため
に、基準値(従来の上記設定時間に対応)に余裕を持た
す必要がなくなるから、テープ中の記録されない部分を
最小にすることができるとともに、リール径の相違およ
びメーカの仕様の相違に関するデータを記憶しておく必
要もない。また、巻取りリールの回転時間測定値と、送
り出しリールの回転時間測定値から所定値を差し引いて
得られる値との一致を検出し、その後、記録信号レベル
を低減するようにしたので、記録信号レベル低減に必要
な時間を確保できるとともに、送り出しリールおよび巻
取りリールのテープ巻き量が最小値に近いときに、送り
出しリールの速度が巻取りリールの速度より小さいこと
を補償できる。
【0041】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテープ記録装置の一実施例の構成を示
す図である。
【図2】図1の実施例のテープ端検出動作例を示すフロ
ーチャートである。
【図3】図1の実施例の定速走行スタート時の処理例を
示すフローチャートである。
【図4】図1の実施例の巻取り回転時間測定および送り
出し側テープ量最小値付近検出の動作例を示すフローャ
ートである。
【符号の説明】
6 送り出しリール 8 巻取りリール 14,16 光センサ 18 送り出しパルスカウンタ 20 巻取りパルスカウンタ 22 制御装置 32 巻取り回転時間計測タイマー 34 送り出し回転時間計測タイマー 36 余裕値メモリ 38 基準値メモリ 40 録音レベル調整部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/027 G11B 15/03 G11B 15/05 G11B 15/06 - 15/07 G11B 15/08 G11B 15/093 G11B 20/00 - 20/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープを巻き取る巻取りリールのテープ
    巻き取り量が最小の状態から、前記巻取りリールが1回
    するのに要する時間を測定した結果を用いて基準値を
    生成し、 前記テープへの信号記録中に、前記テープを送り出す
    り出しリールの1回転に要する時間を測定した結果と、
    前記基準値と比較することによって前記テープの量が最
    小値に近いか否かを検出し、 前記テープの量が最小値に近いことが検出された後、前
    記テープへの記録信号レベルを低減することを特徴とす
    るテープ記録方法。
  2. 【請求項2】 テープを巻き取る巻取りリールのテープ
    巻き取り量が最小の状態から、前記巻取りリールが1回
    するのに要する時間を測定する第1測定手段と、 前記第1測定手段によって測定された時間に基づいて生
    成された基準値を記憶する記憶手段と、 前記テープへの信号記録中に、前記テープを送り出す送
    り出しリールが1回転するのに要する時間を測定する第
    2測定手段と、 前記第2測定手段によって測定された時間が、前記基準
    値と一致したしたことを検出する一致検出手段と、 前記一致検出手段によって、前記第2測定手段によって
    測定された時間と前記基準値とが一致したことが検出さ
    れた後、前記テープへの記録信号レベルを低減するレベ
    ル制御手段とを備えることを特徴とするテープ記録装
    置。
  3. 【請求項3】 テープを巻き取る巻取りリールのテープ
    巻き取り量が最小の状態から、前記巻取りリールが1回
    するのに要する時間を測定する第1測定手段と、 前記第1測定手段によって測定された時間を記憶する記
    憶手段と、 前記テープへの信号記録中に、前記テープを送り出す送
    り出しリールが1回転するのに要する時間を測定する第
    2測定手段と、 前記第2測定手段によって測定された時間から余裕値
    差し引いて得られる値が、前記記憶手段に記憶された値
    に一致したことを検出する一致検出手段と、 前記一致検出手段によって、前記第2測定手段によって
    測定された時間から前記余裕値を差し引いて得られる値
    と前記記憶手段に記憶された値とが一致したことが検出
    された後、前記テープへの記録信号レベルを低減するレ
    ベル制御手段とを備えることを特徴とするテープ記録装
    置。
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