JP3362863B2 - 除草剤組成物 - Google Patents

除草剤組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、栽培植物保護剤、特に
有効物質と有用植物の作物中の有害植物に対する使用に
極めて好適な毒性緩和剤との混合剤の技術分野に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近の除草性活性物質のうちの若干のも
のは、極めて高活性でありかつ高度に選択的であって、
ダイズまたはトウモロコシまたは禾穀類のような作物植
物の特定の作物における広範囲の各種の広葉の雑草およ
び/またはイネ科の雑草に対して使用されうる。しかし
ながら、その他の作物植物は、これらの除草剤によって
損傷を受けるので、そのような作物には全く使用できな
いか、または最適の広い除草作用を保証しないような使
用割合でしか使用できない。
【0003】その使用が限定される除草剤の例には、ス
ルホニル尿素およびイミダゾリノンよりなる群から選択
された若干の除草剤がある。これらの2つの構造群の除
草剤は、それらが植物の物質代謝における生合成のいく
つかの経路を部分的にブロックする限りにおいて関連し
ている。これらの2つの除草剤群は、主として、またア
セトオキシ酸シンターゼ(AHAS)とも呼ばれる酵素
アセトラクテートシンターゼを阻害する。このものは、
分枝鎖アミノ酸であるバリン、ロイシンおよびイソロイ
シンの生合成において重要な役割を演ずる重要な鍵酵素
である〔例えば、デール・エル・シヤナーら(Dale
L.Shaner et al.:Imidazol
inones,Potent Inhibitors
of Acetohydroxyacid Synth
ase,Plant.Physiol.76(198
4)545−546);イー・エム・バイヤら(E.
M.Beyer et al.“Sulfonylur
ea Herbicides”in“Herbicid
es;Chemistry,Degradationa
nd Mode of Action“Vol.3,
M.Dekker,Inc.Ed.by P.G.Ke
arney and D.D.Kaufmann,Ne
w York,1987参照〕。
【0004】イミダゾリノン類およびスルホニル尿素類
は、なかんずく使用割合および土壌活性のような他の性
質に関して極めて相異するので、均等の場合ではないと
しても、これらの物質群よりの除草剤は、植物代謝にお
ける作用の機構が部分的に同一なので、共通の性質を有
することがある。例えば、上記の物質群の多くの除草剤
は、禾穀類の作物および/またはトウモロコシにおいて
選択的に使用できない。何故ならば、これらの作物植物
は、広葉の雑草およびイネ科の雑草に対する広範な除草
作用のために必要な所望の配量割合において少なくとも
損傷を受けるからである。
【0005】有害植物に対する上記の除草剤の効果をあ
まり低下させることなく、毒性緩和剤(あるいは解毒
剤)を用いることにより、上記の除草剤の薬害に対して
前記の作物植物を保護することが望ましい。
【0006】それらの構造に関して非常に異なってお
り、そして除草剤との組合せにおいて使用される多数の
毒性緩和剤がすでに知られている。しかしながら、それ
らは大抵、禾穀類の作物(例えば、コムギ、オオムギ)
またはトウモロコシにおけるスルホニル尿素またはイミ
ダゾリノンとの組合せのためには不適当である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ヨーロッパ特許出願公
開第94,349号は、アリールオキシ−およびヘテロ
アリールオキシ−フエノキシカルボン酸除草剤と共に使
用するために主として推奨されるキノリン−8−オキシ
アルカンカルボン酸系の毒性緩和剤を開示している。こ
の刊行物には、これらの毒性緩和剤との混合剤のための
可能な除草剤としての構造上異なる多数の除草剤のうち
からスルホニル尿素が記載されている。コムギの種子が
メチルキノリンオキシアセテートで処理され、そして栽
培区域を発芽後または発芽前にスルホニル尿素で処理す
る2つの例もまた記載されている。しかしながら、公知
のスルホニル尿素/毒性緩和剤の組合せの毒性緩和作用
は、特にコムギまたはオオムギのような禾穀類またはト
ウモロコシにおける発芽後の毒性緩和剤および除草剤の
使用のためには十分でない。
【0008】米国特許第4,851,031号には、イ
マザキン、イマザピルまたはイマゼサピルのようなイミ
ダゾリノン除草剤は、禾穀類における雑草の防除に、す
なわち好ましくは種子処理法により、のみならずまた毒
性緩和剤および除草剤を一緒に葉に施用することにより
(発芽後適用法)によっても、キノリン−8−オキシア
ルカンカルボン酸系の毒性緩和剤と一緒に使用されうる
ことを開示している。
【0009】ハチオス(K.K.Hatzios)およ
びホーグランド(R.E.Hoagland)(編集
者)による“除草剤のための作物毒性緩和剤”中のバレ
ットによる論文(M.Barrett,“Crop S
afeners for Herbicides”,A
cademic Press,San Diego,C
a.USA 1989,Chap.9,p.209−2
20)および“雑草および作物中の除草剤抵抗性”(H
erbicides Resistance in W
eeds and Crops”,Butterwor
th−Heinemann, Oxford,GB 1
991,p.293−303)〔編集者:カセリー、ク
ッサン、アトキン(J.C.Caseley,G.W.
Cussans,R.K.Atkin)〕中のハチオス
(K.K.Hatzios)の論文から、イミダゾリノ
ンに原因する除草剤薬害に対する毒性緩和剤の保護作用
は、毒性緩和剤が種子処理剤のような、あるいは作物が
播種されている間のような時間的により早期において
(発芽前)ではなく、除草剤が発芽後に使用される場合
にはよりすぐれていることが知られている。従って、種
子処理の方法によって達成される毒性緩和剤の効果は、
緩和剤が除草剤と一緒に発芽後に使用される場合に類似
する効果あるいはよりすぐれた緩和作用をもたらすこと
は期待されない。
【0010】
【課題を解決するための手段】栽培植物、例えばコムギ
およびオオムギならびにトウモロコシは、前記の除草剤
の望ましくない薬害に対して、それらが除草剤解毒剤あ
るいは毒性緩和剤として作用する一定の化合物と一緒に
適用される場合には、保護されうることがこの度実験に
より予想外にも全体的に示された。
【0011】更に、イミダゾリノンおよびキノリン−8
−オキシ系の一定の毒性緩和剤は、トウモロコシ栽培に
おける有害植物の選択的発芽後防除に特に好適であるこ
とが見出された。
【0012】従って、本発明は、 A)スルホニル尿素およびイミダゾリノンよりなるノン
よりなる群から選択された1種またはそれ以上の除草剤
の有効量および B)
【0013】
【化5】
【0014】〔〔上式中、Xは水素、ハロゲン、C1-C
4-アルキル、C1-C4-アルコキシ、ニトロまたはC1-C
4-ハロアルキルであり、ZはOR1 、SR1 またはNR
1 R、好ましくは式OR1 、NHR1 またはN (C
3)、特に式OR1 で表される基であり、RはR1 とは
無関係に水素、C1-C6-アルキル、C1-C6-アルコキシ
またはフエニルもしくは置換フエニルであるか、あるい
は、RおよびR1 はそれらに結合した窒素原子と一緒
で、少なくとも1個の窒素原子および3個までのヘテロ
原子を有し、そしてC1-C4-アルキル、C1-C4-アルコ
キシ、フエニルまたは置換フエニルよりなる群から選択
された基で置換されまたは置換されていない、飽和また
は不飽和の、3- ないし7員の複素環を形成し、R1
Rとは無関係に水素、C1-C18- アルキル、C3-C12-
シクロアルキル、C2-C8-アルケニルまたはC2-C8-ア
ルキニルであり〔ここに上記の炭素含有基は互いに無関
係に、未置換であるかまたはハロゲン、ヒドロキシル、
1-C8-アルコキシ、C1-C8-アルキルチオ、C2-C8-
アルケニルチオ、C2-C8-アルキニルチオ、C2-C8-ア
ルケニルオキシ、C2-C8-アルキニルオキシ、C3-C7-
シクロアルキル、C3-C7-シクロアルコキシ、シアノ、
モノ- およびジ-(C1-C4-アルキル)アミノ、(C1-C
8-アルコキシ)カルボニル、(C2-C8-アルケニルオキ
シ)カルボニル、(C1-C8-アルキルチオ)カルボニ
ル、(C2-C8-アルキニルオキシ)カルボニル、(C1-
8-アルキル)カルボニル、(C2-C8-アルケニル)カ
ルボニル、(C2-C8-アルキニル)カルボニル、1-(ヒ
ドロキシイミノ)-C1-C6-アルキル、1-(C1-C4-アル
キルイミノ)-C1-C6-アルキル、1-(C1-C4-アルコキ
シイミノ)-C1-C6-アルキル、(C1-C8-アルキル)カ
ルボニルアミノ、(C2-C8-アルケニル)カルボニルア
ミノ、(C2-C8-アルキニル)カルボニルアミノ、アミ
ノカルボニル、(C1-C8-アルキル)アミノカルボニ
ル、ジ-(C1-C6-アルキル)アミノカルボニル、(C2-
6-アルケニル)アミノカルボニル、(C2-C6-アルキ
ニル)アミノカルボニル、(C1-C8-アルコキシ)カル
ボニルアミノ、(C1-C8-アルキル)アミノカルボニル
アミノ、C1-C6-アルキルカルボニルオキシ{これは未
置換であるかまたはハロゲン、NO2 、C1-C4-アルコ
キシまたは場合によっては置換されたフエニルによって
置換されている}、(C2-C6-アルケニル)カルボニル
オキシ、(C2-C6-アルキニル)カルボニルオキシ、C
1-C8-アルキルスルホニル、フエニル、フエニル-C1-
6-アルコキシ、フエニル-(C1-C6-アルコキシ)カル
ボニル、フエノキシ、フエノキシ- C1-C6-アルコキ
シ、フエノキシ-(C1-C6-アルコキシ)カルボニル、フ
エニルカルボニルオキシ、フエニルカルボニルアミノ、
フエニル-(C1-C6-アルキル)カルボニルアミノ{最後
に挙げた9種の基はフエニル環内において未置換である
かまたはハロゲン、C1-C4-アルキル、C1-C4-アルコ
キシ、C1-C4-ハロアルキル、C1-C4-ハロアルコキシ
およびニトロよりなる群から選択された基によってモノ
置換またはポリ置換されている}、および式 -Si
3'、 -O- SiR3'、(R')3 Si- C1-C6-アルコ
キシ、 -CO -O- NR2'、 -O- N=CR2'- 、 -N
=CR2'、-O- NR2'- CH(OR')2 および -O-
(CH2)m - CH(OR')2 - で表される基{ここで上
記の各式中の基R' は互いに無関係に水素、C1-C4-ア
ルキルまたはフエニル(これは未置換であるかまたはハ
ロゲン、C1-C4-アルキル、C1-C4-アルコキシ、C1-
4-ハロアルキル、C1-C4-ハロアルコキシおよびニト
ロよりなる群から選択された基によってモノ置換または
ポリ置換されている)であるか、あるいは対をなしてC
2-C6-アルキレン鎖であり、そしてm=0ないし6であ
る}および式R" O- CHR"'(OR")-C1-C6-アル
コキシ(ここにR" 基は互いに無関係にC1-C4-アルキ
ルまたは一緒でC1-C6- アルキレン基であり、そして
R"'は水素またはC1-C4-アルキルである)で表される
アルコキシ基よりなる群から選択された基によってモノ
置換またはポリ置換されている〕、nは1ないし5、好
ましくは1ないし3の整数であり、Wは式W1ないしW
【0015】
【化6】
【0016】(上式各式中、R2 は水素、C1-C8-アル
キル、C1-C8-ハロアルキル、C3-C12- シクロアルキ
ルまたは場合によっては置換されたフエニルであり、そ
してR3 は水素、C1-C8-アルキル、C1-C8-ハロアル
キル、(C1-C4-アルコキシ)-C1-C4-アルキル、C1-
6-ヒドロキシアルキル、C3-C12- シクロアルキルま
たはトリ-(C1-C4-アルキル)シリルである)で表され
る5個の環原子を有する2価の複素環式基である。〕〕
で表される1種またはそれ以上の化合物の有効量を含有
する除草剤組成物に関する。
【0017】本発明による特に重要な除草剤組成物は、
式B1で表される化合物において、R1 が水素、C1-C
12- アルキル、C3-C7-シクロアルキル、C2-C8-アル
ケニルまたはC2-C8-アルキニル〔ここに上記の炭素含
有基のそれぞれは互いに無関係に、未置換であるかまた
はハロゲンによりモノ置換またはポリ置換され、あるい
はヒドロキシル、C1-C4-アルコキシ、C1-C4-アルキ
ルチオ、C2-C4-アルケニルオキシ、C2-C4-アルキニ
ルオキシ、モノ- およびジ-(C1-C2-アルキル)-アミ
ノ、(C1-C4-アルコキシ)カルボニル、(C2-C4-ア
ルケニルオキシ)カルボニル、(C2-C4-アルキニルオ
キシ)カルボニル、(C1-C4-アルキル)カルボニル、
(C2-C4-アルケニル)カルボニル、(C2-C4-アルキ
ニル)カルボニル、1-(ヒドロキシイミノ)-C1-C4-ア
ルキル、1-(C1-C4-アルキルイミノ)-C1-C4-アルキ
ル、1-(C1-C4-アルコキシイミノ)-C1-C4-アルキ
ル、C1-C4-アルキルスルホニル、フエニル、フエニル
- C1-C4-アルコキシ、フエニル-(C1-C4-アルコキ
シ)カルボニル、フエノキシ、フエノキシ -C1-C4-ア
ルコキシ、フエノキシ-(C1-C4-アルコキシ)カルボニ
ル{最後に挙げた6種の基は未置換であるかまたはフエ
ニル環内において、ハロゲン、C1-C2-アルキル、C1-
2-アルコキシ、C1-C2-ハロアルキル、C1-C2-ハロ
アルコキシおよびニトロよりなる群から選択された基に
よってモノ置換またはポリ置換されている}、および式
-SiR’3 、 -O- N=CR'2、 -N=CR'2および
-O- NR'2で表される基{ここで上記の各式中R' は
互いに無関係に水素、C1-C2-アルキルまたはフエニル
(これは未置換であるかまたはハロゲン、C1-C2-アル
キル、C1-C2-アルコキシ、C1-C2-ハロアルキル、C
1-C2-ハロアルコキシおよびニトロよりなる群から選択
された基によってモノ置換またはポリ置換されている)
であるかあるいは対をなしてC4-C5-アルキレン鎖であ
る}よりなる群から選択された基によってモノ置換また
はジ置換、好ましくはモノ置換されている〕〕である上
記組成物である。
【0018】本発明による特に重要なその他の除草剤組
成物は、式B1で表される化合物において、Xが水素、
ハロゲン、メチル、エチル、メトキシ、エトキシまたは
1-C2-ハロアルキル、好ましくは水素、ハロゲンまた
はC1-C2-ハロアルキルである上記組成物である。
【0019】本発明による好ましい除草剤組成物は、式
B1で表される化合物において、Xが水素、ハロゲン、
ニトロまたはC−C−ハロアルキルであり、nが1
ないし3の数であり、Zが式ORで表される基であ
り、Rが水素、C−C−アルキルまたはC−C
−シクロアルキルであり{ここに上記の炭素含有基の
それぞれは互いに無関係に、未置換であるかあるいはハ
ロゲンによりモノ置換またはホリ置換され、あるいはヒ
ドロキシ、C−C−アルコキシ、(C−C−ア
ルコキシ)カルボニル、C−C−アルケニルオキシ
カルボニル、(C−C−アルキニルオキシ)カルボ
ニル、1−(ヒドロキシイミノ)−C−C−アルキ
ル、1−(C−C−アルキルイミノ)−C−C
−アルキル、1−(C−C−アルコキシイミノ)−
−C−アルキル、および式−SiR’、−O−
N=CR’、−N=CR’および−O−NR’
表される基(ここで上記の各中のR’は互いに無関係に
水素またはC−C−アルキルであるか、あるいは対
をなしてC−C−アルキレン鎖である)よりなる群
から選択された基によってモノ置換またはジ置換され、
好ましく未置換かまたはモノ置換されている}、R
水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキ
ル、C−C−シクロアルキルまたはフエニルであ
り、そしてRが水素、C−C−アルキル、C
−ハロアルキル、(C−C−アルコキシ)−C
−C−アルキル、C−C−ヒドロキシアルキ
ル、C−C−シクロアルキルまたはトリ(C−C
−アルキル)シリルである、上記組成物である。
【0020】本発明によるその他の好ましい除草剤の組
成物は、R1 が水素、C1-C8-アルキル、C1-C8-ハロ
アルキルまたは(C1-C4-アルコキシ)-C1-C4-アルキ
ル、1-(ヒドロキシイミノ)-C1-C4-アルキル、1-(C
1-C4-アルキルイミノ)-C1-C3-アルキル、1-(C1-C
2-アルコキシイミノ)-C1-C3-アルキル、好ましくはC
1-C8-アルキルである、上記組成物である。
【0021】本発明による特に好ましい除草剤組成物
は、式B1において、WがW1であり、XがH、ハロゲ
ンまたはC−C−ハロアルキルであり、そしてn=
1〜3であり、特に(X)=2,4−Clであり、
Zが式ORで表される基であり、Rが水素、C
−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C
−ヒドロキシアルキル、C−C−シクロアルキ
ル、(C−C−アルコキシ)−C−C−アルキ
ル、トリ−(C−C−アルキル)シリル、好ましく
はC−C−アルキルであり、Rが水素、C−C
−アルキル、C−C−ハロアルキルまたはC
−シクロアルキル、好ましくは水素またはC−C
−アルキルであり、そしてRが水素、C−C
アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−ヒ
ドロキシアルキル、C−C−シクロアルキル、(C
−C−アルコキシ)−C−C−アルキルまたは
トリ−(C−C−アルキル)シリル、好ましくはH
またはC−C−アルキルである、化合物を含有する
除草剤組成物である。
【0022】本発明によるその他の特に好ましい除草剤
組成物は、式B1において、WがW2であり、XがH、
ハロゲンまたはC−C−ハロアルキルであり、そし
てn=1〜3であり、特に(X)=2,4−Cl
あり、Zが式ORで表される基であり、Rが水素、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C
−C−ヒドロキシアルキル、C−C−シクロア
ルキル、(C−C−アルコキシ)−C−C−ア
ルキル、トリ−(C−C−アルキル)シリル、好ま
しくC−C−アルキルであり、そしてRが水素、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C
−C−シクロアルキルまたはフエニル、好ましくは
水素またはC−C−アルキルである、化合物を含有
する除草剤組成物である。
【0023】本発明によるその他の特に好ましい除草剤
組成物は、式B1において、WがW3であり、XがH、
ハロゲンまたはC−C−ハロアルキルであり、そし
てnが1〜3であり、特に(X)=2,4−Cl
あり、Zが式ORで表される基であり、Rが水素、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C
−C−ヒドロキシアルキル、C−C−シクロア
ルキル、(C−C−アルコキシ)−C−C−ア
ルキル、トリ−(C−C−アルキル)シリル、好ま
しくはC−C−アルキルであり、そしてRがC
−C−アルキルまたはC−C−ハロアルキル、好
ましくはC−ハロアルキルである、化合物を含有する
除草剤組成物である。
【0024】本発明によるその他の特に好ましい除草剤
組成物は、式B1において、WがW4であり、Xが水
素、ハロゲン、ニトロ、C−C−アルキル、C
−ハロアルキル、好ましくはCF、またはC
−アルコキシであり、nが1ないし3であり、Zが
式ORで表される基であり、Rが水素、C−C
−アルキル、または(C−C−アルコキシ)カルボ
ニル−C−C−アルキル、好ましくは式(C−C
−アルコキシ)−CO−CH−、(C−C−ア
ルコキシ)−CO−C(CH)H−、HO−CO−C
−またはHO−CO−C(CH)H−で表される
基である、化合物を含有する除草剤組成物である。
【0025】前記各式において、アルキル、アルケニル
およびアルキニルは、直鎖状または分枝鎖状である;同
様なことは、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アル
コキシカルボニルその他のような置換されたアルキル、
アルケニルおよびアルキニル基にも該当する;アルキル
は、例えばメチル、エチル、n−およびi−プロピル、
n−、i−、t−および2−ブチル、ペンチル類、n−
ヘキシル、i−ヘキシルおよび1,3−ジメチルブチル
のようなヘキシル類、n−ヘプチル、1−メチルヘキシ
ルおよび1,4−ジメチルペンチルのようなヘプチル類
である;アルケニルは、例えばアリル、1−メチルプロ
ペン−(2)−1−イル、ブテン−(2)−1−イル、
ブテン−(3)−1−イル、1−メチルブテン−
(3)、および1−メチル−ブテン−(2)である;ア
ルキニルは例えばプロパルギル、ブチン−(2)−イ
ル、ブチン−(3)−1−イル、1−メチルブチン−
(3)である;ハロゲンはフッ素、塩素、臭素またはヨ
ウ素、好ましくはフッ素、塩素または臭素、特にフッ素
または塩素である;ハロアルキル、−アルケニルおよび
−アルキニルは、ハロゲン置換アルキル、アルケニルま
たはアルキニル、例えばCF、CHF、CFF、
CFCF、CHFCHCl,CCl、CHCl
、CHCHClである;ハロアルコキシは、例え
ば、OCF、OCHF、OCHF,CFCF
O、CFCHOである;場合により置換されたフエ
ニルは、フエニルまたは置換フエニルである;置換フエ
ニルは、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C
−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C
−ハロアルコキシおよびニトロよりなる群から選択され
た基によってモノ置換またはポリ置換されたフエニル、
例えば、o−、m−およびp−トリル、ジメチルフエニ
ル類、2−、3−および4−クロロフエニル、2−、3
−および4−トリフルオロ−および−トリクロロフエニ
ル、2,4−、3,5−、2,5−および2,3−ジク
ロロフエニル、およびo−、m−およびp−メトキシフ
エニルである。
【0026】式B1で表される化合物は、ヨーロッパ特
許出願公開第0,333,131号(ZA−89/19
60)、ヨーロッパ特許出願公開第0,269,806
号(米国特許第4,891,057号)、ヨーロッパ特
許出願公開第0,346,620号(オーストラリア特
許出願公開89/34951)、WO- 91/0820
2(国際特許出願PCT/EP90/01,966)お
よびWO91/07874(国際特許出願PCT/EP
90/02020)およびそれらに引用された文献から
公知になっているか、あるいはそれらは、それらに記載
された方法によって、もしくは類似する方法で製造され
うる。
【0027】A型の好適な除草剤は、本発明によれば、
栽培植物に著しい薬害をもたらすゆえに、禾穀類の作物
および/またはトウモロコシの栽培において、それ自
体、使用できないか、または最適には使用できないスル
ホニル尿素誘導体である。そのようなスルホニル尿素の
例は、 1)フエニルスルホニル尿素、例えば、 a)クロリムロンエチル(Chlorimuron e
thyl)〔トンプソン(W.T.Thompson)
編「農薬II“除草剤”(Agricultural
Chemicals Book II“Herbici
des”,Thompson Publication
s,Fresno California,USA19
90,p152)参照〕;現在ダイズには使用されてい
るが、禾穀類またはトウモロコシには使用されていな
い; b)プリミスルフロン(primisulfuron)
〔CGA136,872、ブライトン作物保護会議議事
録−雑草編−1989年(BrightonCrop
Prot.Conf.−Weeds−1989 p.4
1−48)参照〕、 c)3−(4−エチル−6−メトキシ−1,3,5−ト
リアジン−2−イル)−1−(2,3−ジヒドロ−1,
1−ジオキソ−2−メチルベンゾ〔b〕チオフエン−7
−スルホニル〕尿素(ヨーロッパ特許出願公開第79,
683号参照)、 d)3−(4−エトキシ−6−エチル−1,3,5−ト
リアジン−2−イル)−1−(2,3−ジヒドロ−1,
1−ジオキソ−2−メチルベンゾ〔b〕チオフエン−7
−スルホニル)尿素(ヨーロッパ特許出願公開第79.
683号参照)、 e)トリベヌロン−メチル(tribenuron−m
ethyl)〔英国作物保護協議会編“農薬便覧”第9
版(1990/91)第840頁(“ThePesti
cide Manual”,British Crop
Protection Council 9th E
dition(1990/91)、p840)参照〕、 f)メトスルフロン−メチル(metsulfuron
−methyl)〔第10回国際植物保護会議議事録1
983年第1巻第324頁(Proc.Int.Con
g.Plant Prot.,10th,1983,V
ol.,1,324)参照〕、 g)クロルスルフロン(Chlorsulfuron)
〔米国特許第4,127,405号;「雑草駆除」19
80年第21号第24頁(Weeds Weed Co
ntrol,1980,21st.,24)参照〕、 h)トリアスルフロン(triasulfuron)
〔「農薬便覧」第9版第837頁(“The Pest
icide Manual”9th Ed.p.83
7)参照〕および i)スルホメチュロン−メチル(sulfometur
on−methyl〔「農薬便覧」第9版第774頁
(“The Pesticide Manual”9t
h Ed.,p.774)参照〕。 2)チエニルスルホニル尿素、例えば、 チフエンスルフロン−メチル(thifensulfu
ron−methyl)〔前出のトンプソン編“農薬I
I“除草剤”、1990第155頁(Agricutu
ral Chemicals Book II“Her
bicides”B Y W.T.Thompson,
Thompson Publications,Fre
sno California,USA 1990,p
155)参照〕; 3)ピラゾリルスルホニル尿素、例えば、 a)ピラゾスルフロン−エチル(pyrazosulf
uron−ethyl)〔NC311、「農薬便覧」第
9版第735頁(“The Pesticide Ma
nual”,9th Ed.,p.735)参照〕およ
び b)メチル3−クロロ−5−(4,6−ジメトキシピリ
ミジン−2−イルカルバモイルスルフアモイル)−1−
メチル−ピラゾール−4−カルボキシレート(ヨーロッ
パ特許第282,613号参照); 4)スルホンジアミド誘導体、例えば、 アミドスルフロン(amidosulfuron)およ
び構造的類似体〔ヨーロッパ特許出願公開第0,13
1,258号および「植物疾病および植物保護雑誌、特
別号X II、第489− 497頁(1990年)
(Z.Pfl.Krankh.Pfl.Schutz,
Special Issue XII,489−497
(1990);現在トウモロコシには使用されない; 5)ピリジルスルホニル尿素、例えば、 a)ニコスルフロン(nicosulfuron)〔S
L−950、キムラら(Kimura et a
l.)、ブライトン作物保護会議議事録−雑草編−19
89年第29−34頁 (Brighton Crop
Protection Conference−We
eds−1989,p.29−34)参照;それは単独
では禾穀類には使用されない; b)DPX−E9636〔ブライトン作物保護会議議事
録−雑草編−1989年第23頁以下(Brighto
n Crop Prot.Conf.−Weeds−1
989,p.23etseq.)参照〕;現在は禾穀類
には使用されない; c)ドイツ特許出願P4000503.8(WO−91
/10660)およびP4030577.5に記載され
たピリジルスルホニル尿素、好ましくは下記の式A1で
表されるものまたはそれらの塩;
【0028】
【化7】
【0029】上式中、EはCHまたはN、好ましくはC
Hであり、Rはヨウ素またはNR10であり、R
はH、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C
−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C
−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチ
オ、(C−C−アルコキシ)−C−C−アルキ
ル、(C−C−アルコキシ)カルボニル、モノ−ま
たはジ−(C−C−アルキル)−アミノ、C−C
−アルキルスルフイニルまたは−スルホニル、SO
−NRまたはCO−NR、特にHであり、
およびRは互いに無関係にH、C−C−アル
キル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニ
ルであるかまたは一緒になって−(CH−、−
(CH−または−(CH−O−(CH
−であり、RはHまたはCHであり、Rはハロ
ゲン、C−C−アルキル、C−C−アルコキ
シ、C−C−ハロアルキル、好ましくはCF、C
−C−ハロアルコキシ、好ましくはOCHFまた
はOCHCFであり、RはC−C−アルキ
ル、C−C−ハロアルコキシ、好ましくはOCHF
またはC−C−アルコキシであり、そしてR
−C−アルキルであり、そしてR10はC−C
−アルキルスルホニルであるかあるいはRおよびR
10は一緒になって式−(CHSO−または−
(CHSO−で表される連鎖である。6)フエ
ノキシスルホニル尿素、例えば、ヨーロッパ特許出願公
開第0,342,569号、ヨーロッパ特許出願公開第
4,163号、ヨーロッパ特許出願公開第113,95
6号、米国特許第4,678,500号および米国特許
第4,581,059号から知られているようなもの、
好ましくは下記の式A2で表されるアルコキシフエノキ
シスルホニル尿素またはそれらの塩:
【0030】
【化8】
【0031】〔上式中、EはCHまたはN、好ましくは
CHであり、R11はエトキシ、プロポキシまたはイソ
プロポキシであり、R12は水素、ハロゲン、NO
CF、CN、C−C−アルキル、C−C−ア
ルコキシ、C−C−アルキルチオまたは(C−C
−アルコキシ)−カルボニルであり、好ましくはフェ
ニル環上の6−位に存在し、nは1,2または3、好ま
しくは1であり、R13は水素、C−C−アルキル
またはC−C−アルケニルでり、R14およびR
15は互いに無関係にハロゲン、C−C−アルキ
ル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキ
ル、C−C−ハロアルコキシまたは(C−C
アルコキシ)−C−C−アルキル、好ましくはOC
またはCHである〕およびその他の関連するスル
ホニル尿素誘導体およびそれらの混合物である。
【0032】本発明によるA型のその他の好適な除草剤
は、それらの選択性のゆえに若干の作物、例えばダイズ
において十分な許容性を有するが、禾穀類および/また
はトウモロコシの栽培に使用され得ないイミダゾリノン
誘導体の群から選択された有効物質である。そのような
有効物質の例は、11)イマゼサピル(imazeth
apyr)〔ワーシングの「農薬便覧」第8版1987
年英国作物保護協議会刊第473頁(Ch.R.Wor
thing,“The Pesticide Manu
al”,8th Ed.1987,British C
rop Protection Council,p4
73)参照、12)イマザキン(imazaquin)
〔ワーシングの「農薬便覧」第8版1987年英国作物
保護協議会刊第474頁参照〕、13)イマゼサメサピ
ル(imazethamethapyr)(化学名:r
ac−2− 〔4,5−ジヒドロ−4−メチル−4−
(1−メチルエチル)−5−オキソ−1H−イミダゾー
ル−2−イル〕−5−メチル−3−ピリジン−カルボン
酸;〔ウイード・テクノロジー(Weed Tech
n.1991(5)、430−433,434−43
8)参照〕およびその他の関連する化合物およびこれら
の混合物である。
【0033】各種のスルホニル尿素誘導体および/また
は各種のイミダゾリノンの混合物もまた本発明によれば
好適である。
【0034】上記の除草剤のための毒性緩和剤として下
記の化合物群が好適であることが立証された: a)ジクロロフエニルピラゾリン -3- カルボン酸型の
化合物(すなわち、式B1においてW=W1および
(X) n =2,4- Cl2)、好ましくは、例えば、(B
1- 1)1-(2,4- ジクロロフエニル)-5-(エトキシ
カルボニル)-5-メチル -2- ピラゾリン -3- カルボ
ン酸エチルおよび関連化合物、これらはWO- 91-/0
7874(国際特許出願PCT/EP90/0202
0)に記載されている、 b)ジクロロフエニルピラゾールカルボン酸誘導体(す
なわち、式B1においてW=W2および(X) n =2,
4- Cl2)、好ましくは、化合物例えば、(B1- 2)
1-(2,4- ジクロロフエニル)-5- メチル- ピラゾー
ル -3-カルボン酸エチル、(B1- 3)1-(2,4-
ジクロロフエニル)-5- イソプロピル- ピラゾール-3-
カルボン酸エチル、(B1- 4)1-(2,4- ジクロ
ロフエニル)-5-(1,1- ジメチルエチル)-ピラゾール
-3- カルボン酸エチル、(B1- 5)1-(2,4- ジ
クロロフエニル)-5- フエニル- ピラゾール -3- カル
ボン酸エチル、およびヨーロッパ特許出願公開第0,3
33,131号およびヨーロッパ特許出願公開第0,2
69,806号に記載されているような関連化合物。 c)トリアゾールカルボン酸型の化合物(すなわち式B
1においてW=W3および(X) n =2,4- Cl2
ある化合物)、好ましくは化合物、例えば、(B1-
6)1-(2,4- ジクロロフエニル)- - トリクロロメ
チル-(1H)-1,2,4- トリアゾール -3- カルボン
酸エチル〔フエンクロラゾール(Fenchlozazol)、および
関連化合物(ヨーロッパ特許出願公開第0,174,5
62号およびヨーロッパ特許出願第0,346,620
号参照); d)ジクロロベンジル -2- イソキサゾリン -3- カル
ボン酸型の化合物(すなわち、式B1においてW=W4
および(X) n =2,4- Cl2 である化合物)、好ま
しくは、例えば下記の化合物、(B1- 7)5-(2,4
- ジクロロベンジル)-2- イソキサゾリン -3- カルボ
ン酸エチル、およびWO- 91/08202(国際特許
出願PCT/EP90/01966)に記載されている
ような関連化合物。 e)ジクロロフエニルピラゾリン -3- カルボン酸型の
化合物、例えば(B1- 8)3- エチル 5- t- ブチ
ル 1-(2,4- ジクロロフエニル)-ピラゾリン -3,
5- ジカルボキシレート、これらはWO- 91/078
74に記載されている、 f)(5- クロロ -8- キノリノキシ) 酢酸型の化合物
(すなわち、下記式B2にお いて(Y) n =5- C
l、Z=OR1 、R* =CH2 である化合物)、
【式6】 好ましくは例えば下記の化合物、(B2- 1)1- メチ
ルヘクス -1- イル 2-(5- クロロ -8- キノリノキ
シ) アセテート、(B2- 2)1,3- ジメチルブト -
1- イル 2-(5- クロロ -8- キノリノキシ) アセテ
ート、(B2- 3)4- メチルペント -2- イル 2-
(5- クロロ -8- キノリノキシ) アセテート、(B2-
4)2- ヘプチル 2-(5- クロロ -8- キノリノキ
シ)-アセテート(B2- 5)2- アリルオキシ -1- メ
チルエチル 2-(5- クロロ -8- キノリノキシ) アセ
テート、(B2- 6)エチル 2-(5- クロロ -8- キ
ノリノキシ) アセテート、(B2- 7)2- フエノキシ
エチル 2-(5- クロロ -8- キノリノキシ) アセテー
ト、(B2- 8)2- メチル -1- プロペン -3- イル
2-(5- クロロ -8- キノリノキシ) アセテート、
(B2- 9)2- メチル -3- オキソブチル 2-(5-
クロロ -8- キノリノキシ) アセテート、(B2- 1
0)2-(ペント -3- イリデン- イミノオキシ) エチル
2-(5- クロロ -8- キノリノキシ) アセテート、
(B2- 11)(2,2- ジメチル -1,3- ジオキソ
ラン -4- イル) メチル 2-(5- クロロ -8- キノリ
ノキシ) アセテート、(B2- 12)(アリルオキシカ
ルボニル)メチル 2-(5- クロロ -8- キノリノキ
シ) アセテート、(B2- 13)2-(イソプロピリデン
- イミノオキシ) エチル 2-(5- クロロ -8- キノリ
ノキシ) アセテート、(B2- 14)トリメチルシリル
メチル 2-(5- クロロ -8- キノリノキシ) アセテー
ト、(B2- 15)2-(トリスルオロメチルカルボニル
アミノ) エチル 2-(5-クロロ -8- キノリノキシ)
アセテート、(B2- 16)2-(メトキシイミノ) プロ
ピル 2-(5- クロロ -8- キノリノキシ) アセテー
ト、(B2- 17)4-(アセトキシイミノ) ペンチル
2-(5- クロロ -8- キノリノキシ) アセテート、(B
2- 18)2-(ベンズアミド) エチル 2-(5- クロロ
-8- キノリノキシ) アセテート、(B2- 19)4-
(ヒドロキシイミノ) ペンチル 2-(5- クロロ -8-
キノリノキシ) アセテート、(B2- 20)2-(アセト
キシ) エチル 2-(5- クロロ -8- キノリノキシ) ア
セテート、(B2- 21)2-(2- メチルプロプ -2-
エン -1- イル) エチル 2-(5- クロロ -8- キノリ
ノキシ) アセテート、(B2- 22)3-(プロパルギル
オキシ) プロピル 2-(5- クロロ -8- キノリノキ
シ) アセテート、(B2- 23)N,N- ジメチル -2
-(5- クロロ -8- キノリノキシ) アセトアミド、(B
2- 24)N-(2- アセトキシエチル) 2-(5- クロロ
-8- キノリノキシ) アセトアミド、(B2- 25)2
-(アリルオキシ) プロピル 2-(5- クロロ -8- キノ
リノキシ) アセテート、および関連する化合物、これら
の化合物は、ヨーロッパ特許出願公開第94,349号
(米国特許第4,902,340号)、ヨーロッパ特許
出願公開第0,191,736号(米国特許第4,88
1,966号)およびドイツ特許出願P404112
1.4に記載されている。
【0035】上記の群a)ないしf)の毒性緩和剤(解
毒剤)は、除草剤A)が有用植物の作物に使用された場
合に発生することがある植物に対する毒性作用を、これ
らの除草剤の有害植物に対する効果を損うことなく減少
させまたは防止する。このことは、従来の作物保護剤の
適用の分野を著しく拡大せしめそして、以前には上記の
除草剤の使用が可能でなかったかまたは限られた限度ま
でしか、すなわち低い配量割合において狭い作用範囲に
のみに限られていた、例えば、コムギ、オオムギ、トウ
モロコシおよびその他の禾本科の作物にまで及ぶことを
可能にする。前記の除草有効物質および毒性緩和剤は、
一緒に(完成された調合物としてまたはタンクミックス
法により)あるいは所望の順序で相次いで施用されう
る。緩和剤:除草剤の重量比は、広範囲に変動でき、そ
して好ましくは1:10ないし10:1、特に1:10
ないし5:1の範囲内である。それぞれの場合に最適で
ある除草剤および緩和剤の量は、使用される除草剤の型
または使用される緩和剤、ならびに処理されるべき植物
の性質に依存し、そしてそれぞれ個々の場合に適当な予
備実験によって決定することができる。
【0036】毒性緩和剤を使用すべき主要な適用分野
は、なかんずく禾穀類の作物(コムギ、ライムギ、オオ
ムギ、オートムギ)、イネ、トウモロコシおよびソルガ
ムのみならず、またワタおよびダイズであり、好ましく
は禾穀類およびトウモロコシである。
【0037】B型の毒性緩和剤は、作物植物の種子の前
処理(種子ドレッシング)に使用され、またはすじ播き
する前に種うねに入れるか、あるいは毒性緩和剤の性質
に応じて植物の発芽の前または後に除草剤と一緒に施用
することができる。発芽前処理には、すじ播きする前の
栽培区域の処理ならびに植物の発芽前のすじ播きした栽
培区域の処理が包含される。発芽後に除草剤と一緒に施
用することが好ましい。この目的でタンクミックスまた
は完成調合物が使用されうる。
【0038】種子ドレッシング法に比較して、発芽後に
除草剤および毒性緩和剤を一緒に使用することは、かな
りの実用上の利点がある。一緒に施用することは、1回
の作業を要するのみであるから、農場経営者にとっては
かなりの経費の節約になり、とりわけ特定の装置を必要
とする複雑な種子ドレッシング工程を省略することがで
きる。反対に、毒性緩和剤を付加的に施用するための作
業費は、特に除草剤および毒性緩和剤が完成調合物とし
て使用されそして施用される場合には、事実上無視する
ことができる。
【0039】指示および使用される除草剤次第で、毒性
緩和剤の必要配量割合は、一般に1ヘクタール当り有効
物質0.001ないし5kg、好ましくは0.005な
いし0.5kgの範囲内である。
【0040】従って、本発明はまた、前記のA)型の除
草剤の植物に対する毒性副作用に対して栽培植物を保護
する方法において、前記の式(B1)で表わされる化合
物の有効量を、上記植物、これらの植物の種子または発
芽後の栽培区域に、前記のA)型除草剤の前に、その後
にあるいはそれと同時に、好ましくは一緒に処理するこ
とを特徴とする上記栽培植物の保護方法にも関する。
【0041】B)型の化合物および前記除草剤の1種ま
たはそれ以上とのそれらの組合せは、生物学的および/
または化学−物理的パラメーターに依存して、多種多様
に調合されうる。調合物として好適な可能性の例には以
下のものがある:水和剤(WP)、乳化性濃縮物(E
C)、水溶性粉末(SP)、水溶性濃縮物(SL)、濃
縮エマルジョン(EW)例えば水中油型および油中水型
エマルジョン、噴霧性溶液またはエマルジョン、カプセ
ル懸濁物(CS)、油または水を基剤とした分散物(S
C)、サスポエマルジョン、懸濁濃縮物、粉剤(D
P)、油混和性溶液(OL)、種子処理剤、マイクロ粒
剤の型の粒剤(SR)、スプレー粒剤、被覆粒剤および
吸着粒剤、土壌施用または撒布用粒剤、水溶性粒剤(S
G)、水分散性粒剤(WG)、ULV調合物、マイクロ
カプセルおよびワックス。
【0042】これらの上記の調合形態は、原理的に知ら
れており、そして例えば下記のものに記載されている:
ウィナッカー−キュヒラー(Winnacker Ku
echler)「化学技術」(Chemische T
echnologie)第7巻ハウザー社刊(C.Ha
user verlag Munchen)第4版19
86年;ワーデ・ヴァン・フアルケンブルク(Wade
Van Valkenburg,「農薬調合物」
(“Pesticides Formulation
s”)マルセルデッカー社刊(Marcel Dekk
er N.Y.,1973;マルテンス(K.Mart
ens)、「噴霧乾燥便覧」(“SprayDryin
g Handbook”)、第3版1979年、グッド
ウィン社刊(G.Goodwin Ltd.Londo
n)。
【0043】不活性物質、界面活性剤、溶剤およびその
他の添加剤のような必要な調合助剤もまた知られてお
り、例えば下記のものに記載されている:ワトキンス編
「殺虫剤粉末希釈剤および担体のハンドブック」第2版
ダーラント・ブックス社刊(Watkins,“Han
dbook of Insecticide Dust
Diluents and Carriers”,2n
d Ed.,Darland Books,Caldw
ell N.J.);オルフエン著「粘土コロイド化学
入門」第2版ウイリー社刊(H.v.Olphen,
“Introduction to Clay Col
loid Chemistry”,2ndEd.,J.
Wiley & Sons,N.Y.);マースデン著
「溶剤ガイド」第2版インターサイエンス社1963年
刊(Marsden,“Solvents Guid
e”,2nd Ed.,Interscience,
N.Y.1963);マククチエオン編「洗剤および乳
化剤年鑑、MC出版社刊(McCutcheon’s
“Detergents and Emulsifie
rs Annual”,MC Publ Corp.,
Ridgewood N.J.);シスレー、ウッド編
「界面活性剤百科事典」ケミカル出版社1964年刊
(Sisley and Wood,“Encyclo
pedia of Surface Active A
gents”,Chem.Publ.Co.Inc.,
N.Y.1964);シエーンフエルト著「界面活性エ
チレンオキシドアダクツ」ヴィッセンシャフト出版社1
976年刊(Schonfeldt,“Grenzfl
aechenaktive Aethylenoxid
addukte”,Wiss.Verlaggesel
l.,Stuttgart1976 9;ウィナッカー
−キュヒラー編「化学技術」第7巻ハウザー出版社第4
版1986年刊(Winnacker−Kuechle
r,“ChemischeTechnologie”,
Vol.7,C.Hauser VerlagMuni
ch,4th Ed.1986)。
【0044】これらの調合物に基づいて、他の農薬有効
物質、肥料および/または生長調整剤との組合せもま
た、例えばレディーミックスの形であるいはタンクミッ
クスとして調製されうる。
【0045】水和剤は、水中に均一に分散されうる調合
物であって、有効物質のほかにまた湿潤剤、例えばポリ
オキシエチル化アルキルフエノール、ポリオキシエチル
化脂肪アルコールおよび脂肪アミン、脂肪アルコールポ
リグリコールエーテルサルフエート、アルカンスルホネ
ートおよびアルキルアリールスルホネート、および分散
剤、例えばリグニンスルホン酸ナトリウム、2,2’−
ジナフチルメタン−6,6’−ジスルホン酸ナトリウ
ム、ジブチルナフタリンスルホン酸ナトリウム、そして
またナトリウムオレオイルメチルタウリネートを、希釈
剤または不活性物質と共に含有する。
【0046】乳化性濃縮物は、有効物質を有機溶剤、例
えばブタノール、シクロヘキサノン、ジメチルホルムア
ミド、キシレンおよび高沸点芳香族化合物または炭化水
素中に1種またはそれ以上の乳化剤を添加しながら溶解
することによって調製される。使用されうる乳化剤は、
例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムのよう
なアルキルアリールスルホン酸のカルシウム塩または非
イオン乳化剤、例えば、脂肪酸ポリグリコールエステ
ル、アルキルアリールポリグリコールエーテル、脂肪ア
ルコールポリグリコールエーテル、プロプレンオキシド
/エチレンオキシド縮合生成物(例えばブロック重合
体)、アルキルポリエーテル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルまた
はポリオキシエチレンソルビトールエステルである。
【0047】粉剤は、有効物質を微細に分割された固体
物質、例えばタルクまたは天然粘土、例えばカオリン、
ベントナイトまたは葉ろう石またはケイソウ土と共に粉
砕することによって得られる。
【0048】粒剤は、有効物質を吸着性の粒状不活性物
質に噴霧するかまたは有効物質濃縮物を砂、カオリナイ
トまたは粒状の不活性物質のような担体の表面上に接着
剤、例えばポリビニルアルコール、ナトリウムポリアク
リレートあるいは鉱油によって塗布することによって調
製されうる。肥料粒状物の製造にとって通例の方法で所
望ならば肥料との混合物として適当な有効物質もまた粒
状化することもできる。
【0049】原則として、本発明による農薬調合物は、
B)型の有効物質、または解毒剤/除草有効物質混合物
A)およびB)0.1ないし99重量%、特に0.1な
いし95重量%、および固体または液体の添加剤1ない
し99.9重量%、特に5ないし99.8重量%および
界面活性剤0ないし25重量%、特に0.1ないし25
重量%を含有する。
【0050】水和剤中の有効物質の濃度は、例えば約1
0ないし90重量%であり、100重量%までの残り
は、通常の調合助剤よりなる。乳化性濃縮物の場合に
は、有効物質の濃度は、約1ないし80重量%である。
粉剤の形態の調合物は、通常1ないし20重量%の有効
物質を含有し、噴霧用溶液は、約0.2ないし20重量
%を含有する。粒剤の場合には、有効物質の含有量は、
一部有効化合物が液体であるか固体であるかということ
に依存する。通常、水分散性の粒剤の含有量は、10な
いし90重量%である。更に、上記の有効物質の調合物
は、適当ならば、それぞれの場合に通例の接着剤、湿潤
剤、分散剤、乳化剤、浸透剤、溶剤、充填剤または担体
を含有する。
【0051】市販される形態で存在する調合物は、使用
に際して、適当ならば通常の方法で、例えば水和剤、乳
化性濃縮物、分散物および水分散性粒剤の場合には水を
使用して希釈される。粉剤、粒剤そしてまた噴霧用溶液
は、通常使用前に更に他の不活性物質で希釈されること
はない。本発明による組成物の特にすぐれた作用は、調
合物中に含有された界面活性剤に加えて、更に湿潤剤、
例えば非イオン性湿潤剤または脂肪アルコールポリエー
テルサルフエート型の湿潤剤がタンクミックスの方法で
0.1ないし0.5重量%の濃度で添加された場合に達
成される(ドイツ特許出願P4029304.1参
照)。毒性緩和剤の必要な配量割合は、なかんずく温
度、湿度、および使用される除草剤の性質のような外的
条件によって変動する。
【0052】
【実施例】以下の例は、本発明を更に詳細に説明するも
のである。 A.調合例 a)B)型の化合物またはA)型の除草剤とB)型の毒
性緩和剤との有効物質混合物10重量部および不活性物
質としてのタルク90重量部を混合し、そしてこの混合
物をハンマーミルで粉砕することによって粉剤が得られ
る。 b)B)型の化合物またはA)の除草剤とB)型の毒性
緩和剤との有効物質混合物25重量部を、不活性物質と
してのカオリン含有石英64重量部、リグニンスルホン
酸カリウム10重量部および湿潤剤および分散剤として
のオレオイルメチルタウリン酸ナトリウム1重量部を混
合し、そしてこの混合物をピンデイスクミルで粉砕する
ことによって、水中に容易に分散しうる水和剤が得られ
る。 c)B)型の化合物またはA)型の除草剤とB)の毒性
緩和剤との有効物質混合物20重量部を、アルキルフエ
ノールポリグリコールエーテル〔(R)トリトン(Tr
iton)×207〕6重量部、イソトリデカノールポ
リグリコールエーテル(EO8単位)3重量部およびパ
ラフイン系鉱油(沸騰範囲、例えば約255ないし27
7℃以上)71重量部と混合し、そしてこの混合物をボ
ールミルで5ミクロン以下の粉末度まで粉砕することに
より、水中に容易に分散しうる分散濃縮物が得られる。 d)B)型の化合物またはA)型の除草剤とB)型の毒
性緩和剤との有効物質混合物15重量部、溶媒としての
シクロヘキサノン75重量部および乳化剤としてオキシ
エチル化ノニルフエノール10重量部から乳化性濃縮物
が得られる。 e)B)型の化合物またはA)型の除草剤とB)型の毒
性緩和剤との有効物質混合物75重量部、リグニンスル
ホン酸カルシウム10重量部、硫酸ラウリルナトリウム
5重量部、ポリビニルアルコール3重量部、およびカオ
リン7重量部を混合し、この混合物をピンデイスクミル
で粉砕し、そして粒状化液体としての水の上に噴霧する
ことにより流動床において粒状化することによって、水
分散性粒剤が得られる。 f)水分散性粒剤は、またB)型の化合物またはA)型
の除草剤とB)型の毒性緩和剤との有効物質混合物25
重量部、2,2’−ジナフチルメタン−6,6’−ジス
ルホン酸ナトリウム5重量部、オレオイルメチルタウリ
ン酸ナトリウム2重量部、ポリビニルアルコール1重量
部、炭酸カルシウム17重量部および水50重量部をコ
ロイドミルで均質化しそして予備粉砕し、次いでこの混
合物をビーズミルで粉砕し、そして得られた懸濁物をス
プレー塔内で単一コンパウンドノズルによって噴霧しそ
して乾燥することによっても得られる。 B.生物試験例 栽培植物、広葉の雑草類およびイネ科の雑草類をプラス
チックのポット内で野外で、あるいは温室内で、それら
が4−5葉期に達するまで栽培し、次いで本発明に従っ
てA)及びB)型の化合物を用いて発芽後に処理した。
A)およびB)型の化合物は、1ha当り水300lの
割合の(換算値)水性懸濁物または乳濁物の形で施用さ
れた。処理の4週間後に、使用された除草剤による損傷
の種類について植物を視覚的に評価し、そして受けた生
長抑制の程度を特に考慮に入れた。評価は、未処理の対
照との比較において百分率で表した。
【0053】
【効果】以下の各表の結果は、本発明に従って使用され
たB)型の化合物が栽培植物に対する著しい除草剤の薬
害を効果的に減少せしめうることを示している。量的に
過剰の配量の除草剤が施用された場合においても、栽培
植物に生ずる重大な傷害は、顕著に低減され、そして軽
度の傷害は完全に補償される。従って、除草剤および
B)型の化合物の混合物は、禾穀類およびトウモロコシ
のような作物における雑草を選択的に防除するために極
めて適している。 例1 例2 例3 例4 例5 例6 例7 例8 例9 例10 例11 例12
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A01N 43/50 A01N 43/50 43/56 43/56 43/653 43/653 43/80 101 43/80 101 55/00 55/00 B C D (56)参考文献 特開 昭60−6603(JP,A) 特開 昭58−203967(JP,A) 特開 昭62−238205(JP,A) 特開 平1−139580(JP,A) 特開 昭63−287766(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01N 47/00 A01N 37/00 A01N 43/00 A01N 55/00 CA(STN)

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A)スルホニル尿素およびイミダゾリノ
    ンよりなる群から選択された1種またはそれ以上の除草
    剤の有効量および B)式B1 【化1】 〔〔上式中、 Xは水素、ハロゲン、C1-C4-アルキル、C1-C4-アル
    コキシ、ニトロまたはC1-C4-ハロアルキルであり、 ZはOR1 、SR1 またはNR1 Rであり、 RはR1 とは無関係に水素、C1-C6-アルキル、C1-C
    6-アルコキシまたはフエニルもしくは置換フエニルであ
    るかあるいは、 RおよびR' はそれらに結合した窒素原子と一緒で、少
    なくとも1個の窒素原子および3個までのヘテロ原子を
    有し、そしてC1-C4-アルキル、C1-C4-アルコキシ、
    フエニルまたは置換フエニルよりなる群から選択された
    基で置換されまたは置換されていない、飽和または不飽
    和の、3- ないし7員の複素環を形成し、 R1 はRとは無関係に水素、C1-C18- アルキル、C3-
    12- シクロアルキル、C2-C8-アルケニルまたはC2-
    8-アルキニルであり〔ここに上記の炭素含有基は互い
    に無関係に、未置換であるかまたはハロゲン、ヒドロキ
    シル、C1-C8-アルコキシ、C1-C8-アルキルチオ、C
    2-C8-アルケニルチオ、C2-C8-アルキニルチオ、C2-
    8-アルケニルオキシ、C2-C8-アルキニルオキシ、C
    3-C7-シクロアルキル、C3-C7-シクロアルコキシ、シ
    アノ、モノ- およびジ-(C1-C4-アルキル)アミノ、
    (C1-C8-アルコキシ) カルボニル、(C2-C8-アルケ
    ニルオキシ)カルボニル、(C1-C8-アルキルチオ)カ
    ルボニル、(C2-C8-アルキニルオキシ)カルボニル、
    (C1-C8-アルキル)カルボニル、(C2-C8-アルケニ
    ル)カルボニル、(C2-C8-アルキニル)カルボニル、
    1−(ヒドロキシイミノ)- 1-C6-アルキル、1-(C
    1-C4-アルキルイミノ)-C1-C6-アルキル、1-(C1-C
    4-アルコキシイミノ)-C1-C6-アルキル、(C1-C8-ア
    ルキル)カルボニルアミノ、(C2-C8-アルケニル)カ
    ルボニルアミノ、(C2-C8-アルキニル)カルボニルア
    ミノ、アミノカルボニル、(C1-C8-アルキル)アミノ
    カルボニル、ジ-(C1-C6-アルキル)アミノカルボニ
    ル、(C2-C6-アルケニル)アミノカルボニル、(C2-
    6-アルキニル)アミノカルボニル、(C1-C8-アルコ
    キシ)カルボニルアミノ、(C1-C8-アルキル)アミノ
    カルボニルアミノ、C1-C6-アルキルカルボニルオキシ
    {これは未置換であるかまたはハロゲン、NO2 、C1-
    4-アルコキシまたは場合によっては置換されたフエニ
    ルによって置換されている}、(C2-C6-アルケニル)
    カルボニルオキシ、(C2-C6-アルキニル)カルボニル
    オキシ、C1-C8-アルキルスルホニル、フエニル、フエ
    ニル- C1-C6-アルコキシ、フエニル-(C1-C6-アルコ
    キシ)カルボニル、フエノキシ、フエノキシ- C1-C6-
    アルコキシ、フエノキシ-(C1-C6-アルコキシ)カルボ
    ニル、フエニルカルボニルオキシ、フエニルカルボニル
    アミノ、フエニル-(C1-C6-アルキル)カルボニルアミ
    ノ{最後に挙げた9種の基はフエニル環内において未置
    換であるかまたはハロゲン、C1-C4-アルキル、C1-C
    4-アルコキシ、C1-C4-ハロアルキル、C1-C4-ハロア
    ルコキシおよびニトロよりなる群から選択された基によ
    ってモノ置換またはポリ置換されている}、および式 -
    SiR’3 、 -O- SiR’3 、(R')3 Si- C1-C
    6-アルコキシ、 -CO- O- NR'2、 -O- N=C
    R'2、 -N=CR'2、 -O- NR'2- CH(OR')2
    よび -O-(CH2)m - CH(OR')2-で表される基{こ
    こで上記の各式中の基R' は互いに無関係に水素、C1-
    4-アルキルまたはフエニル(これは未置換であるかま
    たはハロゲン、C1-C4-アルキル、C1-C4-アルコキ
    シ、C1-C4-ハロアルキル、C1-C4-ハロアルコキシお
    よびニトロよりなる群から選択された基によってモノ置
    換またはポリ置換されている)であるか、あるいは対を
    なしてC2-C6-アルキレン鎖であり、そしてm=0ない
    し6である}および式R" O- CHR"'(OR")-C1-
    6-アルコキシ(ここにR" は互いに無関係にC1-C4-
    アルキルまたは一緒でC1-C6-アルキレン基であり、そ
    してR"'は水素またはC1-C4-アルキルである)で表さ
    れるアルコキシ基よりなる群から選択された基によって
    モノ置換またはポリ置換されている〕、 nは1ないし5の整数であり、 Wは式W1ないしW4 【化2】 (上式各式中、 R2 は水素、C1-C8-アルキル、C1-C8-ハロアルキ
    ル、C3-C12- シクロアルキルまたは場合によっては置
    換されたフエニルであり、そしてR3 は水素、C1-C8-
    アルキル、C1-C8-ハロアルキル、(C1-C4-アルコキ
    シ)-C1-C4-アルキル、C1-C6-ヒドロキシアルキル、
    3-C12- シクロアルキルまたはトリ-(C1-C4-アルキ
    ル)シリルである)で表される5個の環原子を有する2
    価の複素環式基である]]で表される1種またはそれ以
    上の化合物の有効量を含有する除草剤組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の組成物であって、 R1 が水素、C1-C12- アルキル、C3-C7-シクロアル
    キル、C2-C8-アルケニルまたはC2-C8-アルキニル
    〔ここに上記の炭素含有基のそれぞれは互いに無関係
    に、未置換であるかまたはハロゲンによりモノ置換また
    はポリ置換され、あるいはヒドロキシル、C1-C4-アル
    コキシ、C1-C4-アルキルチオ、C2-C4-アルケニルオ
    キシ、C2-C4-アルキニルオキシ、モノ- およびジ-(C
    1-C2-アルキル)-アミノ、(C1-C4-アルコキシ)カル
    ボニル、(C2-C4-アルケニルオキシ)カルボニル、
    (C2-C4-アルキニルオキシ)カルボニル、(C1-C4-
    アルキル)カルボニル、(C2-C4-アルケニル)カルボ
    ニル、(C2-C4-アルキニル)カルボニル、1-(ヒドロ
    キシイミノ)-C1-C4-アルキル、1-(C1-C4-アルキル
    イミノ)-C1-C4-アルキル、1-(C1-C4-アルコキシイ
    ミノ)-C1-C4-アルキル、C1-C4-アルキルスルホニ
    ル、フエニル、フエニル- C1-C4-アルコキシ、フエニ
    ル-(C1-C4-アルコキシ)カルボニル、フエノキシ、ス
    フエノキシ- C1-C4-アルコキシ、フエノキシ-(C1-C
    4-アルコキシ)カルボニル{最後に挙げた6種の基は未
    置換であるかまたはフエニル環内において、ハロゲン、
    1-C2-アルキル、C1-C2-アルコキシ、C1-C2-ハロ
    アルキル、C1-C2-ハロアルコキシおよびニトロよりな
    る群から選択された基によってモノ置換またはポリ置換
    されている}、および式 -SiR3'、 -O- N=C
    2'、-N=CR2'および -O- NR2'で表される基
    {ここで上記の各式中のR' は互いに無関係に水素、C
    1-C2-アルキルまたはフエニル(これは未置換であるか
    またはハロゲン、C1-C2-アルキル、C1-C2-アルコキ
    シ、C1-C2-ハロアルキル、C1-C2-ハロアルコキシお
    よびニトロよりなる群から選択された基によってモノ置
    換またはポリ置換されている)であるかあるいは対をな
    してC4-C5-アルキレン鎖である}よりなる群から選択
    された基によってモノ置換またはジ置換されている〕で
    ある上記組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の組成物なあって、 Xが水素、ハロゲン、メチル、エチル、メトキシ、エト
    キシまたはC1-C2-ハロアルキルである、 上記組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の組成物であっ
    て、式B1の化合物において、 Xが水素、ハロゲン、ニトロまたはC1-C4-ハロアルキ
    ルであり、 nが1ないし3の数であり、 Zが式OR1 で表される基であり、 R1 が水素、C1-C8-アルキルまたはC3-C7-シクロア
    ルキルであり〔ここに上記の炭素含有基のそれぞれは互
    いに無関係に、未置換であるかあるいはハロゲンにより
    モノ置換またはポリ置換され、あるいはヒドロキシ、C
    1-C4-アルコキシ、(C1-C4-アルコキシ)カルボニ
    ル、C2-C6-アルケニルオキシカルボニル、(C2-C6-
    アルキニルオキシ)カルボニル、1-(ヒドロキシイミ
    ノ)-C1-C4-アルキル、1-(C1-C4-アルキルイミノ)-
    1-C4-アルキル、1-(C1-C4-アルコキシイオノ)-C
    1-C4-アルキル、および式 -SiR’3 、 -O- N=C
    H’2 、 -N=CR2'および -O- NR2'で表される基
    (ここで上記各式中のR' は互いに無関係に水素または
    1-C4-アルキルであるか、あるいは対をなしてC4-C
    5-アルキレン鎖である)よりなる群から選択された基に
    よってモノ置換またはジ置換されており、R2 が水素、
    1-C8-アルキル、C1-C6-ハロアルキル、C3-C7-シ
    クロアルキ ルまたはフエニルであり、そしてR3 が水
    素、C1-C8-アルキル、C1-C8-ハロアルキル、(C1-
    4-アルコキシ)-C1-C4-アルキル、C1-C6-ヒドロキ
    シアルキル、C3-C7-シクロアルキルまたはトリ(C1-
    4-アルキル)シリルである、 上記組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載の組成物であっ
    て、 式B1においてWがW1であり、 XがH、ハロゲンまたはC 1 -C 2 -ハロアルキルであり、
    そしてn=1〜3であり、特に(X) n =2,4- Cl
    2 であり、 Zが式OR 1 で表される基であり、 1 が水素、C 1 -C 8 -アルキル、C 1 -C 4 -ハロアルキ
    ル、C 1 -C 4 -ヒドロキシアルキル、C 3 -C 7 -シクロアル
    キル、(C 1 -C 4 -アルコキシ)-C 1 -C 4 -アルキル、トリ
    -(C 1 -C 2 -アルキル)シリル、好ましくはC 1 -C 4 -アル
    キルであり、 2 が水素、C 1 -C 8 -アルキル、C 1 -C 4 -ハロアルキル
    またはC 3 -C 7 -シクロアルキル、好ましくは水素または
    1 -C 4 -アルキルであり、そして 3 が水素、C 1 -C 8 -
    アルキル、C 1 -C 4 -ハロアルキル、C 1 -C 4 -ヒドロキシ
    アルキル、C 3 -C 7 -シクロアルキル、(C 1 -C 4 -アルコ
    キシ)-C 1 -C 4 -アルキルまたはトリ-(C 1 -C 2 -アルキ
    ル)シリル、好ましくはHまたはC 1 -C 4 -アルキルであ
    る、 化合物を含有する 上記組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1または2に記載の組成物であっ
    て、WがW3であり、 XがH、ハロゲンまたはC 1 -C 2 -ハロアルキルであり、
    そしてn=1〜3であり、特に(X) n =2,4- Cl
    2 であり、 Zが式OR 1 で表される基であり、 1 が水素、C 1 -C 8 -アルキル、C 1 -C 4 -ハロアルキ
    ル、C 1 -C 4 -ヒドロキシアルキル、C 3 -C 7 -シクロアル
    キル、(C 1 -C 4 -アルコキシ)-C 1 -C 4 -アルキル、トリ
    -(C 1 -C 2 -アルキル)シリル、好ましくはC 1 -C 4 -アル
    キルであり、そしてR 2 がC 1 -C 8 -アルキルまたはC 1 -
    4 -ハロアルキル、好ましくはC 1 -ハロアルキルであ
    る、 上記組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のうちのいずれかに記載の
    組成物であって、フエニルスルホニル尿素、チエニルス
    ルホニル尿素、ピラゾールスルホニル尿素、スルホンジ
    アミド誘導体、ピリジルスルホニル尿素、フエノキシス
    ルホニル尿素およびイミダゾリノンよりなる群から選択
    された1種またはそれ以上の除草剤を含有する、上記組
    成物。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のうちのいずれかに記載の
    組成物であって、クロリムロン- エチル、ニコスルフロ
    ン、DPX- E9636、アミドスルフロン、チアメチ
    ュロン- メチル、プリミスルフロン、式A1 【化3】 {上式中、 EはCHまたはNであり、 R4 はヨウ素またはNR9 10であり、 R5 はH、ハロゲン、シアノ、C1-C3-アルキル、C1-
    3-アルコキシ、C1-C3-ハロアルキル、C1-C3-ハロ
    アルコキシ、C1-C3-アルキルチオ、(C1-C3-アルコ
    キシ)-C1-C3-アルキル、(C1-C3-アルコキシ)-カル
    ボニル、モノ- またはジ-(C1-C3-アルキル)-アミノ、
    1-C3-アルキル- スルホニルまたは -スルフィニル、
    SO2-NRa b またはCO- NRa b であり、 Ra およびRb は互いに無関係にH、C1-C3-アルキ
    ル、C1-C3-アルケニル、C1-C3-アルキニルであるか
    あるいは一緒で-(CH2)4-、-(CH2)5-または-(CH2)
    2-O-(CH2)2-であり、 R6 はHまたはCH3 であり、 R7 はハロゲン、C1-C2-アルキル、C1-C2-アルコキ
    シ、C1-C2-ハロアルキル、C1-C2-ハロアルコキシま
    たはOCH2 CF3 であり、 R8 はC1-C2-アルキル、C1-C2-ハロアルコキシまた
    はC1-C2-アルコキシであり、そしてR9 はC1-C4-ア
    ルキルそしてR10はC1-C4-アルキルスルホニルである
    かあるいはR9 およびR10は一緒で式-(CH2)SO2-ま
    たは-(CH2)4 SO2-で表される連鎖である}で表され
    るピリジルスルホニル尿素またはそれらの塩、式A2 【化4】 {上式中、 EはCHまたはNであり、 R11はエトキシ、プロポキシまたはイソプロホキシであ
    り、 R12は水素、ハロゲン、NO2 、CF3 、CN、C1-C
    4-アルキル、C1-C4-アルコキシ、C1-C4-アルキルチ
    オまたは(C1-C3-アルコキシ)-カルボニルであり、 nは1,2または3であり、 R13はハロゲン、C1-C4-アルキルまたはC3-C4-アル
    ケニルであり、 R14およびR15は互いに無関係にハロゲン、C1-C2-ア
    ルキル、C1-C2-アルコキシ、C1-C2-ハロアルキル、
    1-C2-ハロアルコキシまたは(C1-C2-アルコキシ)-
    1-C2-アルキルである}で表されるアルコキシフエノ
    キシスルホニル尿素またはそれらの塩、 3-(4- エチル -6- メトキシ -1,3,5- トリアジ
    ン -2- イル)-1-(2,3- ジヒドロ -1,1- ジオキ
    ソ -2- メチルベンゾ〔b〕チオフエン -7- スルホニ
    ル)尿素、3-(4- エトキシ -6- エチル -1,3,5
    - トリアジン -2- イル)-1-(2,3- ジヒドロ -1,
    1- ジオキソ -2- メチルベンゾ〔b〕チオフエン -7
    - スルホニル)尿素、イマゼサピル、イマザキンおよび
    イマゼサメタベンズよりなる群から選択された1種また
    はそれ以上の除草剤を含有する上記組成物。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のうちのいずれかに記載の
    組成物であって、毒性緩和剤:除草剤の重量比が1:1
    0ないし10:1の範囲内である上記組成物。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のうちのいずれかに記載
    の組成物であって、B)型の有効物質または毒性緩和剤
    /除草性有効物質の混合物A)およびB)0.1ないし
    99重量%、および固体または液体の添加剤1ないし9
    9.9重量%および界面活性剤0ないし25重量%を含
    有する上記組成物。
  11. 【請求項11】 請求項1,7または8のうちのいずれ
    かに規定されA)型の除草剤の植物毒性副作用に対して
    栽培植物を保護する方法において、請求項1〜6のうち
    のいずれかに規定された式で(B1)表される化合物の
    有効量を上記植物、これらの植物の種子または栽培中の
    区域に、上記のA)型の除草剤の施用の前に、その後に
    またはそれと同時に施用することを特徴とする上記栽培
    植物の保護方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の方法において、栽
    培植物が禾穀類の植物またはトウモロコシ植物である上
    記方法。
  13. 【請求項13】 請求項11〜12のうちのいずれかに
    記載の方法において、B)型の毒性緩和剤を1ha当り
    有効成分0.001ないし5kgの施用割合および1:
    10ないし10:1の範囲内の毒性緩和剤:除草剤の重
    量比において施用することを特徴とする上記栽培植物の
    保護方法。
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