JP3362683B2 - 線材束の保持具 - Google Patents
線材束の保持具Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線材束の保持具に
関し、詳しくは、車体や電気機器等のパネルの所定位置
にワイヤハーネス等の長尺な線材束を束ねて固定するこ
とができる線材束の保持具に関する。
関し、詳しくは、車体や電気機器等のパネルの所定位置
にワイヤハーネス等の長尺な線材束を束ねて固定するこ
とができる線材束の保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車体や電気機器等のパネルの所
定位置にワイヤハーネス等の線材束を固定するために保
持具として結束バンドを用いることが知られており、こ
の結束バンドとしては、例えば、図4〜6に示すような
ものがある。図4〜6において、1は結束バンドであ
り、この結束バンド1は、ワイヤハーネス2に巻回され
るとともに延在方向に鋸状凹凸部3aが形成されたバン
ド部材3と、車体や電子機器等のパネル4に形成された
開口部4aに挿入され、開口部4aの周縁に可動片5
a、5bが当接することにより、パネル4に抜け止め係
止される逆止係止体5と、この逆止係止体5を取り囲む
ようにしてバンド部材3の先端部から突出し、所定の弾
発力を有する皿状部材6と、バンド部材3の基端部に形
成され、バンド部材3の先端部から挿通可能な挿通孔7
aおよびバンド部材3が挿通孔7aに挿通されたときに
鋸状凹凸部3aに係合される係合爪7bを有するロック
部材7と、から構成されている。
定位置にワイヤハーネス等の線材束を固定するために保
持具として結束バンドを用いることが知られており、こ
の結束バンドとしては、例えば、図4〜6に示すような
ものがある。図4〜6において、1は結束バンドであ
り、この結束バンド1は、ワイヤハーネス2に巻回され
るとともに延在方向に鋸状凹凸部3aが形成されたバン
ド部材3と、車体や電子機器等のパネル4に形成された
開口部4aに挿入され、開口部4aの周縁に可動片5
a、5bが当接することにより、パネル4に抜け止め係
止される逆止係止体5と、この逆止係止体5を取り囲む
ようにしてバンド部材3の先端部から突出し、所定の弾
発力を有する皿状部材6と、バンド部材3の基端部に形
成され、バンド部材3の先端部から挿通可能な挿通孔7
aおよびバンド部材3が挿通孔7aに挿通されたときに
鋸状凹凸部3aに係合される係合爪7bを有するロック
部材7と、から構成されている。
【0003】このような結束バンド1にあっては、ワイ
ヤハーネス2にバンド部材3を巻回して、バンド部材3
の先端部を挿通孔7aに挿通してワイヤハーネス2の径
と略一致した時点で鋸状凹凸部3aを係合爪7bに係合
させることにより、ワイヤハーネス2の径を吸収しつつ
ワイヤハーネス2を強固に保持する。次いで、ワイヤハ
ーネス2をパネル4に取付ける際には、逆止係止体5を
パネル4の開口部4aに挿入して可動片5a、5bの先
端部をパネル4の一側面の開口部4a周縁に当接させ
る。このとき、皿状部材6がパネル4の他側面に逆止係
止体5を引っ張ることにより、パネル4の厚みを吸収し
て、逆止係止体5の当接力がばらつくことが防止され
る。このようにして結束バンド1によってワイヤハーネ
ス2がパネル4に取付けられる。
ヤハーネス2にバンド部材3を巻回して、バンド部材3
の先端部を挿通孔7aに挿通してワイヤハーネス2の径
と略一致した時点で鋸状凹凸部3aを係合爪7bに係合
させることにより、ワイヤハーネス2の径を吸収しつつ
ワイヤハーネス2を強固に保持する。次いで、ワイヤハ
ーネス2をパネル4に取付ける際には、逆止係止体5を
パネル4の開口部4aに挿入して可動片5a、5bの先
端部をパネル4の一側面の開口部4a周縁に当接させ
る。このとき、皿状部材6がパネル4の他側面に逆止係
止体5を引っ張ることにより、パネル4の厚みを吸収し
て、逆止係止体5の当接力がばらつくことが防止され
る。このようにして結束バンド1によってワイヤハーネ
ス2がパネル4に取付けられる。
【0004】なお、逆止係止体5はワイヤハーネス2が
パネル4から脱落しないように、通常10〜15kgf程度の
保持力を付与されるように設計されている。また、ワイ
ヤハーネス2は長尺であり、ワイヤハーネス2が車体パ
ネル等に取付けられる場合には、図7に示すように、多
数の箇所で結束バンド1が車体に取付けられ、ワイヤハ
ーネス2の数が多い場合には、100〜200個の結束バンド
1が必要になる場合がある。なお、図7において、8は
ワイヤハーネス2に取付けられたコネクターであり、結
束バンド1の矢印で示す向きが結束バンド1が取付けら
れる方向を示している。
パネル4から脱落しないように、通常10〜15kgf程度の
保持力を付与されるように設計されている。また、ワイ
ヤハーネス2は長尺であり、ワイヤハーネス2が車体パ
ネル等に取付けられる場合には、図7に示すように、多
数の箇所で結束バンド1が車体に取付けられ、ワイヤハ
ーネス2の数が多い場合には、100〜200個の結束バンド
1が必要になる場合がある。なお、図7において、8は
ワイヤハーネス2に取付けられたコネクターであり、結
束バンド1の矢印で示す向きが結束バンド1が取付けら
れる方向を示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の結束バンド1にあっては、結束バンド1をパ
ネル4に取付けたときに逆止係止体5が高い保持力でパ
ネル4に抜け止め係止されるため、結束バンド1をパネ
ル4から簡単に取り外すことができないという問題があ
り、このように簡単に結束バンド1を取り出すことがで
きないと、以下に示すような不具合が発生してしまう。
うな従来の結束バンド1にあっては、結束バンド1をパ
ネル4に取付けたときに逆止係止体5が高い保持力でパ
ネル4に抜け止め係止されるため、結束バンド1をパネ
ル4から簡単に取り外すことができないという問題があ
り、このように簡単に結束バンド1を取り出すことがで
きないと、以下に示すような不具合が発生してしまう。
【0006】近時のように、種々の製品材料のリサイク
ルを行なうような環境下にあっては、例えば、車両のリ
サイクルを行なう場合に、車体(パネル)を構成する鉄
の純度を上げるためには、車体に装着された不要な金属
を車体から取り外す必要がある。このとき、主に銅を使
用しているワイヤハーネスが車体に装着されたままであ
ると、当然のことながら鉄の純度が低下してしまい、リ
サイクルに不都合なものとなる。
ルを行なうような環境下にあっては、例えば、車両のリ
サイクルを行なう場合に、車体(パネル)を構成する鉄
の純度を上げるためには、車体に装着された不要な金属
を車体から取り外す必要がある。このとき、主に銅を使
用しているワイヤハーネスが車体に装着されたままであ
ると、当然のことながら鉄の純度が低下してしまい、リ
サイクルに不都合なものとなる。
【0007】したがって、従来のように結束バンド1を
パネル4から容易に取り出すことができないと、ワイヤ
ハーネス2がパネル4に装着されたままとなり、車体の
純度を上げることができない大きな要因となってしま
う。そこで本発明は、バンド部材に保持された線材束を
パネル部材から簡単に取り外すことができるようにし
て、線材束とパネル部材との解体作業の作業性を向上さ
せることができるとともに、パネル部材のリサイクル率
を大幅に向上させることができる線材束の保持具を提供
することを目的としている。
パネル4から容易に取り出すことができないと、ワイヤ
ハーネス2がパネル4に装着されたままとなり、車体の
純度を上げることができない大きな要因となってしま
う。そこで本発明は、バンド部材に保持された線材束を
パネル部材から簡単に取り外すことができるようにし
て、線材束とパネル部材との解体作業の作業性を向上さ
せることができるとともに、パネル部材のリサイクル率
を大幅に向上させることができる線材束の保持具を提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するために、線材束を保持してパネル部
材に取付けるようにした線材束の保持具であって、一端
部から他端部に向かって延在するとともに延在方向に鋸
状凹凸部が形成され、前記線材束に巻回可能なバンド部
材と、該バンド部材の一端部に設けられ、該バンド部材
の他端部が挿通される挿通孔および該挿通孔内に形成さ
れ前記鋸状凹凸部に係合可能な係合爪を有する本体部材
と、該本体部材と別体に設けられ、基体部材および該基
体部材から突出し、パネル部材に係止される係止部材
と、を備え、前記基体部材は、先端部に折り曲げ部が形
成され、本体部材を把持可能な断面略L字形状の一対の
把持部材を有し、前記本体部材を把持したときに前記折
り曲げ部の間にバンド部材の一端部が位置するように構
成され、前記バンド部材の一端部側に、前記バンド部材
の一端部側に、該一端部側から前記一対の折り曲げ部の
少なくとも一方に向かって該折り曲げ部と非接触となる
ように突出するリブを形成したことを特徴としている。
上記課題を解決するために、線材束を保持してパネル部
材に取付けるようにした線材束の保持具であって、一端
部から他端部に向かって延在するとともに延在方向に鋸
状凹凸部が形成され、前記線材束に巻回可能なバンド部
材と、該バンド部材の一端部に設けられ、該バンド部材
の他端部が挿通される挿通孔および該挿通孔内に形成さ
れ前記鋸状凹凸部に係合可能な係合爪を有する本体部材
と、該本体部材と別体に設けられ、基体部材および該基
体部材から突出し、パネル部材に係止される係止部材
と、を備え、前記基体部材は、先端部に折り曲げ部が形
成され、本体部材を把持可能な断面略L字形状の一対の
把持部材を有し、前記本体部材を把持したときに前記折
り曲げ部の間にバンド部材の一端部が位置するように構
成され、前記バンド部材の一端部側に、前記バンド部材
の一端部側に、該一端部側から前記一対の折り曲げ部の
少なくとも一方に向かって該折り曲げ部と非接触となる
ように突出するリブを形成したことを特徴としている。
【0009】その場合、本体部材を挟持するようにして
一対の把持部材を本体部材に取付けて本体部材と基体部
材を一体化した後、バンド部材を線材束に巻回させて保
持具を線材束に取付け、次いで、基体部材に設けられた
係止部材をパネル部材に係止させることにより、バンド
部材に保持された線材束をパネル部材に取付ける。一
方、線材束をパネル部材から取り外す際には、線材束を
その延在方向の一方向に移動させると、線材束に強固に
巻回されたバンド部材が一端部を支点にして横ずれ(す
なわち、線材束の移動方向と同方向にずれる)すること
により、リブが折り曲げ部の何れか一方を押圧してこの
折り曲げ部が形成された把持部材が外側に広がる。この
とき、線材束を任意の方向に引っ張ると本体部材が基体
部材から外れ、基体部材から本体部材およびバンド部材
が簡単に取り外される。
一対の把持部材を本体部材に取付けて本体部材と基体部
材を一体化した後、バンド部材を線材束に巻回させて保
持具を線材束に取付け、次いで、基体部材に設けられた
係止部材をパネル部材に係止させることにより、バンド
部材に保持された線材束をパネル部材に取付ける。一
方、線材束をパネル部材から取り外す際には、線材束を
その延在方向の一方向に移動させると、線材束に強固に
巻回されたバンド部材が一端部を支点にして横ずれ(す
なわち、線材束の移動方向と同方向にずれる)すること
により、リブが折り曲げ部の何れか一方を押圧してこの
折り曲げ部が形成された把持部材が外側に広がる。この
とき、線材束を任意の方向に引っ張ると本体部材が基体
部材から外れ、基体部材から本体部材およびバンド部材
が簡単に取り外される。
【0010】この結果、バンド部材に保持された線材束
をパネル部材から簡単に取り外すことができ、線材束と
パネル部材との解体作業の作業性を向上させることがで
きるとともに、パネル部材のリサイクル率を大幅に向上
させることができる。請求項2記載の発明は、上記課題
を解決するために、請求項1記載の発明において、前記
本体部材の側面略中央部には一対の凹部が形成され、前
記把持部材は該凹部に挿入されることにより本体部材を
挟持するようにして該本体部材を把持することを特徴と
している。
をパネル部材から簡単に取り外すことができ、線材束と
パネル部材との解体作業の作業性を向上させることがで
きるとともに、パネル部材のリサイクル率を大幅に向上
させることができる。請求項2記載の発明は、上記課題
を解決するために、請求項1記載の発明において、前記
本体部材の側面略中央部には一対の凹部が形成され、前
記把持部材は該凹部に挿入されることにより本体部材を
挟持するようにして該本体部材を把持することを特徴と
している。
【0011】その場合、把持部材が本体部材の側面略中
央部に形成された凹部に挿入されるため、把持部材が本
体部材に対してスライドしてしまうのを防止することが
でき、本体部材および基体部材を安定して一体化するこ
とができる。このため、線材束をパネル部材に強固に取
付けることができる。請求項3記載の発明は、上記課題
を解決するために、請求項1または2記載の発明におい
て、前記本体部材は、前記バンド部材のリブを前記折り
曲げ部の間に位置決めする位置決め部を有することを特
徴としている。
央部に形成された凹部に挿入されるため、把持部材が本
体部材に対してスライドしてしまうのを防止することが
でき、本体部材および基体部材を安定して一体化するこ
とができる。このため、線材束をパネル部材に強固に取
付けることができる。請求項3記載の発明は、上記課題
を解決するために、請求項1または2記載の発明におい
て、前記本体部材は、前記バンド部材のリブを前記折り
曲げ部の間に位置決めする位置決め部を有することを特
徴としている。
【0012】その場合、リブを折り曲げ部の間に確実に
位置決めすることができるため、線材束をパネル部材か
ら取り外す際にリブによって折り曲げ部を確実に押圧す
ることができる。請求項4記載の発明は、上記課題を解
決するために、請求項1〜3何れかに記載の発明におい
て、前記線材束に本保持具が複数個取付けられたとき
に、前記把持部材の向きが同じになるようにしたことを
特徴としている。
位置決めすることができるため、線材束をパネル部材か
ら取り外す際にリブによって折り曲げ部を確実に押圧す
ることができる。請求項4記載の発明は、上記課題を解
決するために、請求項1〜3何れかに記載の発明におい
て、前記線材束に本保持具が複数個取付けられたとき
に、前記把持部材の向きが同じになるようにしたことを
特徴としている。
【0013】その場合、線材束をその延在方向の一方向
に移動させたときに、線材束に強固に巻回されたバンド
部材が一端部を支点にして横ずれすることにより、リブ
が折り曲げ部の何れか一方を押圧してこの折り曲げ部が
形成された把持部材が一斉に外側に広がる。このため、
複数の本体部材およびバンド部材を基体部材から簡単に
取り外すことができ、複数の保持具を一括してパネル部
材から取り外して線材束とパネル部材との解体作業の作
業性をより一層向上させることができる。
に移動させたときに、線材束に強固に巻回されたバンド
部材が一端部を支点にして横ずれすることにより、リブ
が折り曲げ部の何れか一方を押圧してこの折り曲げ部が
形成された把持部材が一斉に外側に広がる。このため、
複数の本体部材およびバンド部材を基体部材から簡単に
取り外すことができ、複数の保持具を一括してパネル部
材から取り外して線材束とパネル部材との解体作業の作
業性をより一層向上させることができる。
【0014】請求項5記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1〜4何れかに記載の発明において、
前記係止部材が、前記基体部材から立設され、パネル部
材の一側面に当接して該パネル部材に抜け止め係止され
る逆止係止体と、該逆止係止体の基端部に該逆止係止体
を取り囲むようにして設けられ、前記パネル部材の他側
面に当接して前記逆止係止体をパネル部材の他側面側に
引っ張る皿状部材とからなることを特徴としている。
るために、請求項1〜4何れかに記載の発明において、
前記係止部材が、前記基体部材から立設され、パネル部
材の一側面に当接して該パネル部材に抜け止め係止され
る逆止係止体と、該逆止係止体の基端部に該逆止係止体
を取り囲むようにして設けられ、前記パネル部材の他側
面に当接して前記逆止係止体をパネル部材の他側面側に
引っ張る皿状部材とからなることを特徴としている。
【0015】その場合、皿状部材がパネル部材の他側面
に逆止係止体を引っ張ることにより、パネル部材の厚み
を吸収して、逆止係止体の当接力がばらつくのを防止す
ることができ、線材束を安定した保持力でパネル部材に
取付けることができる。
に逆止係止体を引っ張ることにより、パネル部材の厚み
を吸収して、逆止係止体の当接力がばらつくのを防止す
ることができ、線材束を安定した保持力でパネル部材に
取付けることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1〜3は本発明に係る線材束の保
持具の一実施形態を示す図である。まず、構成を説明す
る。図1〜3において、11は樹脂材料等から構成された
結束バンド(保持具)であり、この結束バンド11は基端
部(一端部)から先端部(他端部)に向かって延在する
とともに延在方向に鋸状凹凸部13aが形成され、ワイヤ
ハーネス(線材束)12を保持可能なバンド部材13を有し
ている。
基づいて説明する。図1〜3は本発明に係る線材束の保
持具の一実施形態を示す図である。まず、構成を説明す
る。図1〜3において、11は樹脂材料等から構成された
結束バンド(保持具)であり、この結束バンド11は基端
部(一端部)から先端部(他端部)に向かって延在する
とともに延在方向に鋸状凹凸部13aが形成され、ワイヤ
ハーネス(線材束)12を保持可能なバンド部材13を有し
ている。
【0017】また、バンド部材13の基端部には本体部材
14が設けられており、この本体部材14は、バンド部材13
の先端部から挿通可能な挿通孔15aと、バンド部材13が
挿通孔15aに挿通されたときに鋸状凹凸部13aに係合さ
れる係合爪15bとが形成されているとともに、側面略中
央部に一対の凹部16a、16bが形成されている。一方、
符号17は基体部材であり、この基体部材17は一対の把持
部材18、19と把持部材18、19を連結する連結板20から構
成されている。把持部材18、19は端部に互いに対向する
ように把持部材18、19から突出する折り曲げ部18a、19
aを有し、断面L字型に形成されている。
14が設けられており、この本体部材14は、バンド部材13
の先端部から挿通可能な挿通孔15aと、バンド部材13が
挿通孔15aに挿通されたときに鋸状凹凸部13aに係合さ
れる係合爪15bとが形成されているとともに、側面略中
央部に一対の凹部16a、16bが形成されている。一方、
符号17は基体部材であり、この基体部材17は一対の把持
部材18、19と把持部材18、19を連結する連結板20から構
成されている。把持部材18、19は端部に互いに対向する
ように把持部材18、19から突出する折り曲げ部18a、19
aを有し、断面L字型に形成されている。
【0018】この把持部材18、19は本体部材14の凹部16
a、16bに挿入されるようになっており、挿入後に折り
曲げ部18a、19aが本体部材14の底面に係合するととも
に把持部材18、19が本体部材14を挟持することにより、
基体部材17および本体部材14を一体化するようになって
いる。また、連結板20からは逆止係止体21が突出してお
り、この逆止係止体21は、車体パネル(パネル部材)22
に形成された開口部22aに挿入され、開口部22aの周縁
に可動片21a、21bが当接することにより、車体パネル
22に抜け止め係止されるようになっている。
a、16bに挿入されるようになっており、挿入後に折り
曲げ部18a、19aが本体部材14の底面に係合するととも
に把持部材18、19が本体部材14を挟持することにより、
基体部材17および本体部材14を一体化するようになって
いる。また、連結板20からは逆止係止体21が突出してお
り、この逆止係止体21は、車体パネル(パネル部材)22
に形成された開口部22aに挿入され、開口部22aの周縁
に可動片21a、21bが当接することにより、車体パネル
22に抜け止め係止されるようになっている。
【0019】また、連結板20には皿状部材23が形成され
ており、この皿状部材23は逆止係止体21を取り囲むよう
にして連結板20から突出し、所定の弾発力を有してい
る。なお、逆止係止体21および皿状部材23は係止部材を
構成している。一方、本体部材14の底面側の端部には位
置決め部としてのバンド保持部24が設けられており、こ
のバンド保持部24はバンド部材13が先端部側から挿通さ
れる溝部24aを有し、バンド部材13の基端部側を本体部
材14の底面に接触させるように位置決めしている。
ており、この皿状部材23は逆止係止体21を取り囲むよう
にして連結板20から突出し、所定の弾発力を有してい
る。なお、逆止係止体21および皿状部材23は係止部材を
構成している。一方、本体部材14の底面側の端部には位
置決め部としてのバンド保持部24が設けられており、こ
のバンド保持部24はバンド部材13が先端部側から挿通さ
れる溝部24aを有し、バンド部材13の基端部側を本体部
材14の底面に接触させるように位置決めしている。
【0020】また、バンド部材13の基端部側にはリブ2
5、26が形成されており、このリブ25、26は保持部材1
8、19が本体部材14を把持するとともにバンド部材13が
溝部24に挿通されたときに、バンド部13の基端部から折
り曲げ部18a、19aに向かって突出するようになってい
る。また、折り曲げ部18a、19aとリブ25、26はバンド
部材13に外力を加えないときに隙間が形成されて非接触
となっている。
5、26が形成されており、このリブ25、26は保持部材1
8、19が本体部材14を把持するとともにバンド部材13が
溝部24に挿通されたときに、バンド部13の基端部から折
り曲げ部18a、19aに向かって突出するようになってい
る。また、折り曲げ部18a、19aとリブ25、26はバンド
部材13に外力を加えないときに隙間が形成されて非接触
となっている。
【0021】次に、作用を説明する。本実施形態では複
数の結束バンド11をワイヤハーネス12に取付けるものと
して説明する。まず、本体部材14を挟持するように把持
部材18、19を本体部材14の溝部16a、16bに取付けて本
体部材14と基体部材17を一体化する。次いで、各結束バ
ンド11のリブ25、26の向きが同じになるように、すなわ
ち、リブ25、26の突出方向がワイヤハーネス12の延在方
向と同方向になるようにして各結束バンド11をワイヤハ
ーネス12に当接させる。
数の結束バンド11をワイヤハーネス12に取付けるものと
して説明する。まず、本体部材14を挟持するように把持
部材18、19を本体部材14の溝部16a、16bに取付けて本
体部材14と基体部材17を一体化する。次いで、各結束バ
ンド11のリブ25、26の向きが同じになるように、すなわ
ち、リブ25、26の突出方向がワイヤハーネス12の延在方
向と同方向になるようにして各結束バンド11をワイヤハ
ーネス12に当接させる。
【0022】次いで、ワイヤハーネス12にバンド部材13
を巻回して、バンド部材13の先端部を挿通孔15aに挿通
してワイヤハーネス12の径と略一致した時点で鋸状凹凸
部13aを係合爪15bに係合させることにより、ワイヤハ
ーネス12の径を吸収しつつワイヤハーネス12を強固に保
持する。次いで、ワイヤハーネス12を車体パネル22に取
付けるには、逆止係止体21を車体パネル22の開口部22a
に挿入して可動片21a、21bの先端部を車体パネル22の
一側面の開口部22a周縁に当接させる。このとき、皿状
部材23が車体パネル22の他側面に逆止係止体21を引っ張
ることにより、車体パネル22の厚みを吸収して、逆止係
止体21の当接力がばらつくことが防止される。このよう
にして結束バンド11によってワイヤハーネスが車体パネ
ル22に取付けられる(この状態が図3(a)である)。
を巻回して、バンド部材13の先端部を挿通孔15aに挿通
してワイヤハーネス12の径と略一致した時点で鋸状凹凸
部13aを係合爪15bに係合させることにより、ワイヤハ
ーネス12の径を吸収しつつワイヤハーネス12を強固に保
持する。次いで、ワイヤハーネス12を車体パネル22に取
付けるには、逆止係止体21を車体パネル22の開口部22a
に挿入して可動片21a、21bの先端部を車体パネル22の
一側面の開口部22a周縁に当接させる。このとき、皿状
部材23が車体パネル22の他側面に逆止係止体21を引っ張
ることにより、車体パネル22の厚みを吸収して、逆止係
止体21の当接力がばらつくことが防止される。このよう
にして結束バンド11によってワイヤハーネスが車体パネ
ル22に取付けられる(この状態が図3(a)である)。
【0023】なお、逆止係止体21はワイヤハーネス12が
車体パネル22から脱落しないように、通常10〜15kgf程
度の保持力を付与されるように設計されている。一方、
車両の解体時に車体パネル22からワイヤハーネス12を取
り外すには、ワイヤハーネス12を図3(b)の矢印a方
向に移動させると、ワイヤハーネス12に強固に巻回され
たバンド部材13が基端部を支点にして横ずれ(ワイヤハ
ーネス12の移動方向と同方向にずれる)し、バンド部材
13は溝部24aに沿って移動する。
車体パネル22から脱落しないように、通常10〜15kgf程
度の保持力を付与されるように設計されている。一方、
車両の解体時に車体パネル22からワイヤハーネス12を取
り外すには、ワイヤハーネス12を図3(b)の矢印a方
向に移動させると、ワイヤハーネス12に強固に巻回され
たバンド部材13が基端部を支点にして横ずれ(ワイヤハ
ーネス12の移動方向と同方向にずれる)し、バンド部材
13は溝部24aに沿って移動する。
【0024】このとき、リブ26が折り曲げ部19aを押圧
して把持部材19が外側に広がるため、ワイヤハーネス12
を下方に引っ張ると本体部材14が基体部材17から外れ、
基体部材17から本体部材14およびバンド部材13が一体的
に取り外される。この結果、ワイヤハーネス12が車体パ
ネル22から取り外され、車体パネル22のみがリサイクル
に利用される。この際には、パネル22に残った逆止係止
体21等は樹脂であるため、リサイクルには影響は与えな
い。
して把持部材19が外側に広がるため、ワイヤハーネス12
を下方に引っ張ると本体部材14が基体部材17から外れ、
基体部材17から本体部材14およびバンド部材13が一体的
に取り外される。この結果、ワイヤハーネス12が車体パ
ネル22から取り外され、車体パネル22のみがリサイクル
に利用される。この際には、パネル22に残った逆止係止
体21等は樹脂であるため、リサイクルには影響は与えな
い。
【0025】このように本実施形態では、本体部材14と
基体部材17を別体に形成し、基体部材17を、先端部に折
り曲げ部18a、19aが形成され、本体部材14を把持可能
な断面略L字形状の一対の把持部材18、19を有し、本体
部材14を把持したときに折り曲げ部18a、19aの間にバ
ンド部材の一端部が位置するように構成し、バンド部材
13の基端部側に、この基端部側から折り曲げ部18a、19
aに一方に向かって折り曲げ部18a、19aと非接触とな
るように突出するリブ25、26を形成したので、バンド部
材13に保持されたワイヤハーネス12を車体パネル22から
簡単に取り外すことができ、ワイヤハーネス12と車体パ
ネル22との解体作業の作業性を向上させることができる
とともに、車体パネル22のリサイクル率を大幅に向上さ
せることができる。
基体部材17を別体に形成し、基体部材17を、先端部に折
り曲げ部18a、19aが形成され、本体部材14を把持可能
な断面略L字形状の一対の把持部材18、19を有し、本体
部材14を把持したときに折り曲げ部18a、19aの間にバ
ンド部材の一端部が位置するように構成し、バンド部材
13の基端部側に、この基端部側から折り曲げ部18a、19
aに一方に向かって折り曲げ部18a、19aと非接触とな
るように突出するリブ25、26を形成したので、バンド部
材13に保持されたワイヤハーネス12を車体パネル22から
簡単に取り外すことができ、ワイヤハーネス12と車体パ
ネル22との解体作業の作業性を向上させることができる
とともに、車体パネル22のリサイクル率を大幅に向上さ
せることができる。
【0026】また、把持部材18、19を本体部材14の側面
中央部に形成された凹部16a、16bに挿入しているた
め、把持部材18、19が本体部材14に対してスライドして
しまうのを防止することができ、本体部材14および基体
部材17を安定して一体化することができる。このため、
ワイヤハーネス12を車体パネル22に強固に取付けること
ができる。
中央部に形成された凹部16a、16bに挿入しているた
め、把持部材18、19が本体部材14に対してスライドして
しまうのを防止することができ、本体部材14および基体
部材17を安定して一体化することができる。このため、
ワイヤハーネス12を車体パネル22に強固に取付けること
ができる。
【0027】また、本体部材14に、バンド部材13のリブ
25、26を折り曲げ部18a、19aの間に位置決めするバン
ド保持部24を設けたため、リブ25、26を折り曲げ部18
a、19aの間に確実に位置決めすることができ、ワイヤ
ハーネス12を車体パネル22から取り外す際にリブ25、26
によって折り曲げ部18a、19aを確実に押圧することが
できる。
25、26を折り曲げ部18a、19aの間に位置決めするバン
ド保持部24を設けたため、リブ25、26を折り曲げ部18
a、19aの間に確実に位置決めすることができ、ワイヤ
ハーネス12を車体パネル22から取り外す際にリブ25、26
によって折り曲げ部18a、19aを確実に押圧することが
できる。
【0028】また、リブ25、26の向きが同じになるよう
にして複数の結束バンド11をワイヤハーネス12に取付け
たため、ワイヤハーネス12を矢印a方向に移動させたと
きに、リブ26によって折り曲げ部19aを一斉に押圧して
把持部材19を一斉に外側に広げることができ、複数の本
体部材14およびバンド部材13を基体部材17から簡単に取
り外すことができる。このため、複数の結束バンド11を
一括して車体パネル22から取り外してワイヤハーネス12
と車体パネル22との解体作業の作業性をより一層向上さ
せることができる。
にして複数の結束バンド11をワイヤハーネス12に取付け
たため、ワイヤハーネス12を矢印a方向に移動させたと
きに、リブ26によって折り曲げ部19aを一斉に押圧して
把持部材19を一斉に外側に広げることができ、複数の本
体部材14およびバンド部材13を基体部材17から簡単に取
り外すことができる。このため、複数の結束バンド11を
一括して車体パネル22から取り外してワイヤハーネス12
と車体パネル22との解体作業の作業性をより一層向上さ
せることができる。
【0029】また、連結部材20から立設され、車体パネ
ル22の一側面に当接して車体パネル22に抜け止め係止さ
れる逆止係止体21と、逆止係止体21の基端部に逆止係止
体21を取り囲むようにして設けられ、車体パネル22の他
側面に当接して逆止係止体21を車体パネル22の他側面側
に引っ張る皿状部材23とを設けたため、皿状部材23が車
体パネル22の他側面に逆止係止体21を引っ張ることによ
り、車体パネル22の厚みを吸収して、逆止係止体21の当
接力がばらつくのを防止することができ、ワイヤハーネ
ス12を安定した保持力で車体パネル22に取付けることが
できる。
ル22の一側面に当接して車体パネル22に抜け止め係止さ
れる逆止係止体21と、逆止係止体21の基端部に逆止係止
体21を取り囲むようにして設けられ、車体パネル22の他
側面に当接して逆止係止体21を車体パネル22の他側面側
に引っ張る皿状部材23とを設けたため、皿状部材23が車
体パネル22の他側面に逆止係止体21を引っ張ることによ
り、車体パネル22の厚みを吸収して、逆止係止体21の当
接力がばらつくのを防止することができ、ワイヤハーネ
ス12を安定した保持力で車体パネル22に取付けることが
できる。
【0030】なお、本実施形態では、一対のリブ25、26
を設けているため、ワイヤハーネス12をa方向のみでは
なく、a方向と反対方向に移動させても結束バンド11か
らワイヤハーネス12を取り外すことができるが、これに
限らず、結束バンド13の基端部側にリブ25または26の一
方のみを設け、ワイヤハーネスを一方向のみに移動させ
て結束バンド11からワイヤハーネス12を取り外すように
しても良い。
を設けているため、ワイヤハーネス12をa方向のみでは
なく、a方向と反対方向に移動させても結束バンド11か
らワイヤハーネス12を取り外すことができるが、これに
限らず、結束バンド13の基端部側にリブ25または26の一
方のみを設け、ワイヤハーネスを一方向のみに移動させ
て結束バンド11からワイヤハーネス12を取り外すように
しても良い。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、バンド部
材に保持された線材束をパネル部材から簡単に取り外す
ことができ、線材束とパネル部材との解体作業の作業性
を向上させることができるとともに、パネル部材のリサ
イクル率を大幅に向上させることができる。
材に保持された線材束をパネル部材から簡単に取り外す
ことができ、線材束とパネル部材との解体作業の作業性
を向上させることができるとともに、パネル部材のリサ
イクル率を大幅に向上させることができる。
【0032】請求項2記載の発明によれば、把持部材を
本体部材の側面略中央部に形成された凹部に挿入してい
るため、把持部材が本体部材に対してスライドしてしま
うのを防止することができ、本体部材および基体部材を
安定して一体化することができる。このため、線材束を
パネル部材に強固に取付けることができる。請求項3記
載の発明によれば、リブを折り曲げ部の間に確実に位置
決めすることができるため、線材束をパネル部材から取
り外す際にリブによって折り曲げ部を確実に押圧するこ
とができる。
本体部材の側面略中央部に形成された凹部に挿入してい
るため、把持部材が本体部材に対してスライドしてしま
うのを防止することができ、本体部材および基体部材を
安定して一体化することができる。このため、線材束を
パネル部材に強固に取付けることができる。請求項3記
載の発明によれば、リブを折り曲げ部の間に確実に位置
決めすることができるため、線材束をパネル部材から取
り外す際にリブによって折り曲げ部を確実に押圧するこ
とができる。
【0033】請求項4記載の発明によれば、複数の保持
具を一括してパネル部材から取り外して線材束とパネル
部材との解体作業の作業性をより一層向上させることが
できる。請求項5記載の発明によれば、皿状部材がパネ
ル部材の他側面に逆止係止体を引っ張ることにより、パ
ネル部材の厚みを吸収して、逆止係止体の当接力がばら
つくのを防止することができ、線材束を安定した保持力
でパネル部材に取付けることができる。
具を一括してパネル部材から取り外して線材束とパネル
部材との解体作業の作業性をより一層向上させることが
できる。請求項5記載の発明によれば、皿状部材がパネ
ル部材の他側面に逆止係止体を引っ張ることにより、パ
ネル部材の厚みを吸収して、逆止係止体の当接力がばら
つくのを防止することができ、線材束を安定した保持力
でパネル部材に取付けることができる。
【図1】本発明に係る保持具の一実施形態を示す図であ
り、バンド部材および本体部材と基体部材および係止部
材を分解した図である。
り、バンド部材および本体部材と基体部材および係止部
材を分解した図である。
【図2】(a)は一実施形態の本体部材の下方から見た
外観図、(b)はリブと折り曲げ部を示す図である。
外観図、(b)はリブと折り曲げ部を示す図である。
【図3】(a)は一実施形態のバンド部材をワイヤハー
ネスに取付けた状態を示す図、(b)はそのバンド部材
からワイヤハーネスを取り外す状態を示す図である。
ネスに取付けた状態を示す図、(b)はそのバンド部材
からワイヤハーネスを取り外す状態を示す図である。
【図4】従来の結束バンドを示す図である。
【図5】従来の結束バンドの要部を示す図であり、
(a)は図4のA方向矢視図、(b)は図4のB方向矢
視図、(c)は図4のC−C断面図である。
(a)は図4のA方向矢視図、(b)は図4のB方向矢
視図、(c)は図4のC−C断面図である。
【図6】従来の結束バンドでワイヤハーネスをパネルに
取付け状態を示す図である。
取付け状態を示す図である。
【図7】ワイヤハーネスを車両に取付けたときの配線状
態の概略図である。
態の概略図である。
11 結束バンド(保持具)
12 ワイヤハーネス(線材束)
13 バンド部材
13a 鋸状凹凸部
14 本体部材
15a 挿通孔
15b 係合爪
16a、16b 凹部
17 基体部材
18、19 把持部材
18a、19a 折り曲げ部
21 逆止係止体(係止部材)
22 パネル(パネル部材)
22a 開口部
23 皿状部材(係止部材)
24 バンド保持部(位置決め部)
25、26 リブ
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平8−270854(JP,A)
特開 平8−180934(JP,A)
特開 平10−94149(JP,A)
実開 昭57−125139(JP,U)
実開 平7−11831(JP,U)
実開 昭60−141619(JP,U)
実開 平2−44188(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H02G 3/30
F16L 3/12
Claims (5)
- 【請求項1】線材束を保持してパネル部材に取付けるよ
うにした線材束の保持具であって、 一端部から他端部に向かって延在するとともに延在方向
に鋸状凹凸部が形成され、前記線材束に巻回可能なバン
ド部材と、 該バンド部材の一端部に設けられ、該バンド部材の他端
部が挿通される挿通孔および該挿通孔内に形成され前記
鋸状凹凸部に係合可能な係合爪を有する本体部材と、 該本体部材と別体に設けられ、基体部材および該基体部
材から突出し、パネル部材に係止される係止部材と、を
備え、 前記基体部材は、先端部に折り曲げ部が形成され、本体
部材を把持可能な断面略L字形状の一対の把持部材を有
し、前記本体部材を把持したときに前記折り曲げ部の間
にバンド部材の一端部が位置するように構成され、 前記バンド部材の一端部側に、該一端部側から前記一対
の折り曲げ部の少なくとも一方に向かって該折り曲げ部
と非接触となるように突出するリブを形成したことを特
徴とする線材束の保持具。 - 【請求項2】前記本体部材の側面略中央部には一対の凹
部が形成され、前記把持部材は該凹部に挿入されること
により本体部材を挟持するようにして該本体部材を把持
することを特徴とする請求項1記載の線材束の保持具。 - 【請求項3】前記本体部材は、前記バンド部材のリブを
前記折り曲げ部の間に位置決めする位置決め部を有する
ことを特徴とする請求項1または2記載の線材束の保持
具。 - 【請求項4】前記線材束に本保持具が複数個取付けられ
たときに、前記リブの突出方向が同じになるようにした
ことを特徴とする請求項1〜3何れかに記載の線材束の
保持具。 - 【請求項5】前記係止部材が、前記基体部材から立設さ
れ、パネル部材の一側面に当接して該パネル部材に抜け
止め係止される逆止係止体と、該逆止係止体の基端部に
該逆止係止体を取り囲むようにして設けられ、前記パネ
ル部材の他側面に当接して前記逆止係止体をパネル部材
の他側面側に引っ張る皿状部材とからなることを特徴と
する請求項1〜4何れかに記載の線材束の保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35167898A JP3362683B2 (ja) | 1998-12-10 | 1998-12-10 | 線材束の保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35167898A JP3362683B2 (ja) | 1998-12-10 | 1998-12-10 | 線材束の保持具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000184560A JP2000184560A (ja) | 2000-06-30 |
JP3362683B2 true JP3362683B2 (ja) | 2003-01-07 |
Family
ID=18418889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35167898A Expired - Fee Related JP3362683B2 (ja) | 1998-12-10 | 1998-12-10 | 線材束の保持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3362683B2 (ja) |
-
1998
- 1998-12-10 JP JP35167898A patent/JP3362683B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000184560A (ja) | 2000-06-30 |
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