JP3362119B2 - 移動局、無線基地局及び移動局の制御方法 - Google Patents

移動局、無線基地局及び移動局の制御方法

Info

Publication number
JP3362119B2
JP3362119B2 JP4968298A JP4968298A JP3362119B2 JP 3362119 B2 JP3362119 B2 JP 3362119B2 JP 4968298 A JP4968298 A JP 4968298A JP 4968298 A JP4968298 A JP 4968298A JP 3362119 B2 JP3362119 B2 JP 3362119B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer rate
information
information transfer
mobile station
base station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4968298A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11252660A (ja
Inventor
正史 秦
靖之 渡邊
義裕 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP4968298A priority Critical patent/JP3362119B2/ja
Publication of JPH11252660A publication Critical patent/JPH11252660A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3362119B2 publication Critical patent/JP3362119B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動局、無線基地
局及び移動局の制御方法に係り、特に複数の情報転送速
度に対応することが可能な移動局、無線基地局及び移動
局の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の移動無線通信システムにおいて
は、複数の符復号化装置(CODEC)または情報転送
速度に対応した移動局及び移動局に接続された端末装置
は、移動局発呼の場合には、無線通信回線の空き容量に
拘わらず、通信を希望するCODECまたは情報転送速
度を固定網側に通知していた。
【0003】また、移動局着呼の場合には固定網側から
通知される複数のCODECまたは情報転送速度の中か
ら、無線通信回線の空き容量に拘わらず、移動局及び当
該移動局に接続された端末装置が対応する最も優先度の
高いCODECまたは情報転送速度を選択する構成とな
っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の移動無線通
信システムにおいては、複数のCODECまたは情報転
送速度符号化/復号化速度に対応した移動局及び当該移
動局に接続された端末装置は、移動局発呼の場合、無線
通信回線の空き容量にかかわらず通信を希望するCOD
ECまたは情報転送速度を固定網側に通知するため、他
のCODECまたは情報転送速度を採用すれば通信が可
能であるにもかかわらず、無線通信回線のトラフィック
状況によっては空き容量が不足するため、通信できない
場合が生じるという問題点があった。
【0005】また、移動局着呼の場合についても、無線
通信回線の空き容量にかかわらず、移動局及び当該移動
局に接続された端末装置が対応する最も優先度の高いC
ODECまたは情報転送速度を選択するため、他のCO
DECまたは情報転送速度を選択すれば、通信が可能で
あるにもかかわらず、無線通信回線のトラフィック状況
によっては空き容量が不足するため、呼接続ができない
という問題点があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、無線通信回線の
空き容量を考慮してより確実に通信を行うことが可能な
移動局、無線基地局及び移動局の制御方法を提供するこ
とにある。
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項記載の構成は、
端末装置を接続可能で、無線通信回線を介して無線基地
局と通信を行う移動局において、前記無線基地局から通
知される前記無線通信回線の空き容量に基づいて利用可
能な情報転送速度を判別する転送速度判別手段と、前記
判別に基づいて、利用可能な情報転送速度を利用可否情
報として記憶する利用可否情報記憶手段と、前記端末装
置により利用が要求された情報転送速度についての情報
である要求転送速度情報及び前記利用可否情報に基づい
て実際に用いる情報転送速度を決定する転送速度決定手
段と、を備えたことを特徴としている。
【0009】請求項記載の構成は、 請求項1記載の
移動局において、前記要求転送速度情報は、複数の情報
転送速度の利用要求優先順位についての優先順位情報を
含み、前記情報転送速度決定手段は、実際に用いること
が可能な情報転送速度が複数存在する場合に前記優先順
位情報に基づいて、より優先順位の高い情報転送速度を
前記決定情報転送速度として決定することを特徴として
いる。
【0010】請求項記載の構成は、相異なる情報転送
速度に対応して符号化処理及び復号化処理を行う内蔵ま
たは外付けされた複数の符復号処理手段を用い、無線通
信回線を介して無線基地局と通信を行う移動局におい
て、無線基地局から通知される利用可能な情報転送速度
を利用可否情報として記憶する利用可否情報記憶手段
と、前記利用可否情報に基づいて実際に用いる情報転送
速度を決定し、前記決定した情報転送速度に対応する前
記符復号処理手段を選択する処理選択手段と、を備えた
ことを特徴としている。
【0011】請求項記載の構成は、相異なる情報転送
速度に対応して符号化処理及び復号化処理を行う内蔵ま
たは外付けされた複数の符復号処理手段を用い、無線通
信回線を介して無線基地局と通信を行う移動局におい
て、前記無線基地局から通知される前記無線通信回線の
空き容量に基づいて利用可能な情報転送速度を判別する
転送速度判別手段と、前記判別に基づいて、利用可能な
情報転送速度を利用可否情報として記憶する利用可否情
報記憶手段と、前記利用可否情報に基づいて実際に用い
る情報転送速度を決定し、前記決定した情報転送速度に
対応する前記符復号処理手段を選択する処理選択手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0012】請求項記載の構成は、請求項または請
求項記載の移動局において、前記要求転送速度情報
は、複数の情報転送速度の利用要求優先順位についての
優先順位情報を含み、前記処理選択手段は、実際に用い
ることが可能な情報転送速度が複数存在する場合に前記
優先順位情報に基づいて、より優先順位の高い情報転送
速度を前記決定情報転送速度として決定することを特徴
としている。
【0013】請求項記載の構成は、端末装置を接続可
能で、無線通信回線を介して無線基地局と通信を行う移
動局であって、無線基地局から通知される利用可能な情
報転送速度を利用可否情報として記憶する利用可否情報
記憶手段と、接続された前記端末装置により利用が要求
された情報転送速度についての情報である要求転送速度
情報及び前記利用可否情報に基づいて実際に用いる情報
転送速度を決定情報転送速度として決定する転送速度決
定手段とを備えたことを特徴とする移動局との間で、
たは請求項記載の移動局との間で、前記無線通信回
線を介して通信を行う無線基地局において、無線アクセ
ス方式として符号分割多元接続方式を用い、上りリンク
干渉量を検出する干渉量検出手段と、検出した前記上り
リンク干渉量に基づいて前記無線通信回線の空き容量を
算出する空き容量算出手段と、前記算出した空き容量に
基づいて利用可能な情報転送速度を前記移動局に対して
通知する通知手段と、を備えたことを特徴としている。
【0014】請求項記載の構成は、請求項または請
求項記載の移動局と前記無線通信回線を介して通信を
行う無線基地局において、無線アクセス方式として符号
分割多元接続方式を用い、上りリンク干渉量を検出する
干渉量検出手段と、検出した前記上りリンク干渉量に基
づいて前記無線通信回線の空き容量を算出する空き容量
算出手段と、前記算出した前記無線通信回線の空き容量
を前記移動局に対して通知する通知手段と、を備えたこ
とを特徴としている。
【0015】請求項記載の構成は、端末装置を接続可
能で、無線通信回線を介して無線基地局と通信を行う移
動局において、無線基地局から通知される利用可能な情
報転送速度を利用可否情報として記憶する利用可否情報
記憶手段と、接続された前記端末装置により利用が要求
された情報転送速度についての情報である要求転送速度
情報及び前記利用可否情報に基づいて実際に用いる情報
転送速度を決定情報転送速度として決定する転送速度決
定手段とを備えたことを特徴とする移動局との間で、
たは請求項記載の移動局との間で、前記無線通信回
線を介して通信を行う無線基地局において、無線アクセ
ス方式として符号分割多元接続方式を用い、下り送信電
力を検出する送信電力検出手段と、検出した前記下り送
信電力に基づいて前記無線通信回線の空き容量を算出す
る空き容量算出手段と、前記算出した空き容量に基づい
て利用可能な情報転送速度を前記移動局に対して通知す
る通知手段と、を備えたことを特徴としている。
【0016】請求項記載の構成は、請求項または請
求項記載の移動局と前記無線通信回線を介して通信を
行う無線基地局において、無線アクセス方式として符号
分割多元接続方式を用い、下り送信電力を検出する送信
電力検出手段と、検出した前記下り送信電力に基づいて
前記無線通信回線の空き容量を算出する空き容量算出手
段と、前記算出した前記無線通信回線の空き容量を前記
移動局に対して通知する通知手段と、を備えたことを特
徴としている。
【0017】
【0018】請求項10記載の構成は、端末装置を接続
可能で、無線通信回線を介して無線基地局と通信を行う
移動局の制御方法において、前記無線基地局から通知さ
れる前記無線通信回線の空き容量に基づいて利用可能な
情報転送速度を判別する転送速度判別工程と、前記判別
に基づいて、利用可能な情報転送速度を利用可否情報と
して記憶する利用可否情報記憶工程と、前記端末装置に
より利用が要求された情報転送速度についての情報であ
る要求転送速度情報及び前記利用可否情報に基づいて実
際に用いる情報転送速度を決定する転送速度決定工程
と、を備えたことを特徴としている。
【0019】請求項11記載の構成は、相異なる情報転
送速度に対応して符号化処理及び復号化処理を行う複数
の符復号処理装置を有し、無線通信回線を介して無線基
地局と通信を行う移動局の制御方法において、無線基地
局から通知される利用可能な情報転送速度を利用可否情
報として記憶する利用可否情報記憶工程と、前記利用可
否情報に基づいて実際に用いる情報転送速度を決定し、
前記決定した情報転送速度に対応する前記符復号処理装
置を選択する処理選択工程と、を備えたことを特徴とし
ている。
【0020】請求項12記載の構成は、相異なる情報転
送速度に対応して符号化処理及び復号化処理を行う複数
の符復号処理装置を有し、無線通信回線を介して無線基
地局と通信を行う移動局の制御方法において、前記無線
基地局から通知される前記無線通信回線の空き容量に基
づいて利用可能な情報転送速度を判別する転送速度判別
工程と、前記判別に基づいて、利用可能な情報転送速度
を利用可否情報として記憶する利用可否情報記憶工程
と、前記利用可否情報に基づいて実際に用いる情報転送
速度を決定し、前記決定した情報転送速度に対応する前
記符復号処理手段を選択する処理選択工程と、を備えた
ことを特徴としている。
【0021】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の好適
な実施形態について説明する。[1] 第1実施形態
[1.1] 第1実施形態の構成図1に移動無線通信シ
ステムの概要構成図を示す。移動無線通信システム10
0は、大別すると、対応する無線ゾーン2a〜2fを有
する無線基地局1a〜1fと、移動局3と、移動局3に
接続された端末装置4a、4bと、を備えて構成されて
いる。
【0022】図2に基地局の概要構成ブロック図を示
す。図2においては、基地局3cを例として説明する。
無線基地局1cは、移動局3に対する無線信号の送受信
をアンテナ部10を介して行う送受信部11と、ディジ
タル信号の変調及び復調を行うとともに、情報チャネル
と制御チャネルの多重分離、局間中継用端局装置へのイ
ンターフェース動作、送信出力制御並びに秘匿化等を行
う変復調部12と、受信信号処理及び送信信号処理を行
うベースバンド信号処理部13と、無線基地局1cと図
示しない交換局との間のインターフェース動作を行うイ
ンターフェース部14と、無線基地局1cを制御する無
線基地局制御部15と、を備えて構成されている。
【0023】図3にCDMA方式の移動局3の概要構成
ブロック図を示す。移動局3は、無線基地局に1cに対
する無線信号の送受信をアンテナ部20を介して行う送
受信部21と、受信信号処理及び送信信号処理を行うベ
ースバンド信号処理部22と、端末装置4a、4bとの
間のインターフェース動作を行うインターフェース部2
3と、フェージング等の影響を軽減するための誤り訂正
機能を有し、端末装置4a、4bからの入力デジタル信
号を符号化してベースバンド信号処理部22に出力し、
ベースバンド信号処理部22から出力された出力ディジ
タル信号を復号化してインターフェース部23に出力す
るためのCODEC24と、各種情報を記憶するメモリ
25と、移動局3全体を制御するための制御部26と、
を備えて構成されている。
【0024】図3において、マイクロホンやスピーカを
図示していないが、これは、移動局3をデータ通信端末
装置として使用する場合の構成を示したものだからであ
り、移動局3を通常の携帯電話としても使用する場合に
は、CODEC24には、マイクロホン及びスピーカが
接続されることはいうまでもない。
【0025】[1.2] 第1実施形態の概要動作次に
第1実施形態の動作について説明する。以下の説明にお
いては、図1に示すように、移動局3が、無線基地局1
cの無線ゾーン2cに在圏している場合の無線基地局3
c及び移動局3の動作を中心として説明する。
【0026】[1.2.1] 発呼時の概要動作CDM
A方式においては、無線通信回線の空き容量は、基地局
1cが当該システムで規定される最大許容上りリンク干
渉量から測定した上りリンク干渉量を減算することによ
り算出することができる。そこで、無線基地局1cは、
上りリンク干渉量を測定し、測定された上りリンク干渉
量に基づいて当該無線基地局1cにおける無線通信回線
の空き容量を算出する。
【0027】そして無線基地局1cは、算出した無線通
信回線の空き容量に基づいて情報転送速度に関する情報
を下りの制御チャネルである報知チャネルにのせて移動
局3に通知している。基地局1cから移動局3への情報
転送速度の通知方法は、例えば、高速な情報転送速度ほ
ど容量を多く必要とするため、必要とする空き容量の閾
値がそれぞれ異なることを利用して、無線基地局1cで
現在使用可能な情報転送速度を判定して、報知情報に当
該システムで許容する全ての情報転送速度(以下の説明
においては、384[kbps]、128[kbps]、64
[kbps])がそれぞれ使用可能か否かの使用可否情報を
のせて移動局3に通知する。
【0028】移動局3は報知情報として通知された情報
転送速度情報を受信して記憶しておく。移動局3及び移
動局3に接続された端末装置4a、4bが複数の情報転
送速度に対応する場合には、発呼要求時に端末装置4
a、4bは、発呼要求信号に端末装置4a、4bが対応
する一つまたは複数の情報転送速度に優先度を付与して
移動局3に通知する。
【0029】この場合における優先度はユーザが任意に
設定することが可能であり、例えば、より高速な情報転
送速度に高い優先度を設定するようにすればよい。これ
により移動局3は、予め記憶しておいた情報転送速度情
報及び端末装置4a、4bが対応する情報転送速度に基
づいて実際に通信可能な情報転送速度のみを無線基地局
1cに通知し、発呼を要求する。従って、実際に通信す
ることができない情報転送速度が選択されることはない
ので、無駄な発呼を行うことがなくなる。
【0030】[1.2.2] 着信時の概要動作次に複
数の情報転送速度に対応した移動局3と移動局3に接続
された端末装置4a、4bに着信があった場合の動作を
説明する。固定網側から移動局3に対して着呼があった
場合には、着呼要求信号に複数の通信可能な情報転送速
度が優先順位を付与されて通知される。この場合におけ
る優先度は、発呼元の相手ユーザが任意に設定したもの
である。
【0031】これにより移動局3は、相手ユーザが希望
する情報転送速度、端末装置4a、4bで設定可能な情
報転送速度及び予め記憶しておいた情報転送速度情報
(使用可否情報)に基づいて、端末装置が対応する情報
転送速度であって、実際に通信可能な情報転送速度のう
ち、最も優先度の高い情報転送速度のみを無線基地局1
cに通知する。これにより実際に通信することができな
い情報転送速度が選択されることはないので、いずれか
の情報転送速度を選択すれば通信が可能な場合に、着信
不可能な状態が発生することはない。
【0032】[1.3] 第1実施形態の具体的動作次
に図4及び図5を参照して第1実施形態の具体的動作に
ついて説明する。[1.3.1] 発呼時の具体的動作
まず、図4を参照して第1実施形態の発呼時の動作を無
線基地局1cと移動局3の動作を中心として具体的に説
明する。
【0033】図4は、移動局の発呼シーケンスの説明図
である。無線基地局1cの無線基地局制御部15は、ア
ンテナ部10及び変復調部12を介して、上りリンク干
渉量を測定し(ステップS1)、測定された上りリンク
干渉量に基づいて当該基地局1cにおける無線通信回線
の空き容量を算出する。そして無線基地局1cは、算出
した無線通信回線の空き容量に基づいて情報転送速度の
情報である報知情報を更新する(ステップS2)。
【0034】より具体的には、情報転送速度として、3
84[kbps]、128[kbps]、64[kbps]の3種類
が存在する場合に、前回算出した無線通信回線の空き容
量では、384[kbps]、128[kbps]及び64[kb
ps]のいずれの情報転送速度を使用することが可能であ
った場合に、今回算出した無線通信回線の空き容量では
384[kbps]の情報転送速度は使用不可であり、12
8[kbps]及び64[kbps]の情報転送速度は使用可能
であるとなった場合には、384[kbps]の情報転送速
度は使用不可である旨の更新を行うこととなる。
【0035】続いて、無線基地局制御部15は、変復調
部12を制御し、送受信部11及びアンテナ部10を介
して更新した報知情報を下りの制御チャネルである報知
チャネルにのせて移動局3に通知する(ステップS
3)。一方、移動局3の送受信部21は、アンテナ部2
0を介して無線信号を受信し、受信した無線信号をベー
スバンド信号処理部22に出力する。
【0036】ベースバンド信号処理部22は、無線信号
の受信信号処理を行って制御信号、同期信号及び各種デ
ータ(並びに必要に応じて音声符号)を分離し、出力デ
ジタル信号をCODEC24に出力するとともに、分離
された制御信号の一部(報知情報を含む)は制御部26
に入力される。これにより、移動局3の制御部26は、
当該報知情報を使用可否情報としてメモり25に記憶す
る(ステップS4)。
【0037】その後、移動局3に接続された端末装置4
a、4bが複数の情報転送速度に対応する場合には、発
呼要求時に端末装置4a、4bは、発呼要求信号に端末
装置4a、4bが対応する一つまたは複数の情報転送速
度に優先度を付与し、移動局3に発呼要求を通知する
(ステップS5)。より具体的には、端末装置4a、4
bが384[kbps]及び64[kbps]の情報転送速度に
対応する場合には、より転送速度の速い384[kbps]
の情報転送速度には優先順位の高い優先度1を付与し、
64[kbps]の情報転送速度には優先度2を付与し、発
呼要求とともに移動局3の制御部26にインターフェー
ス部23、CODEC24及びベースバンド信号処理部
22を介して通知する。
【0038】これにより移動局3の制御部26は、メモ
リ25に記憶しておいた使用可否情報(=使用可能な情
報転送速度は128[kbps]、64[kbps])及び端末
装置4a、4bで対応可能な情報転送速度(384[kb
ps]、64[kbps])及びそれらの優先度に基づいて実
際に通信可能な情報転送速度であって、最も優先度の高
い情報転送速度を決定する(ステップS6)。この場
合、実際に通信可能な情報転送速度は、64[kbps]だ
けであるので、優先度の判別を行うまでもなく、情報転
送速度は64[kbps]に決定される。
【0039】そして、移動局3の制御部26は、ベース
バンド信号処理部22、送受信部21及びアンテナ部2
0を介して、無線基地局1cに対して情報転送速度64
[kbps]にて発呼要求を行う(ステップS7)。従っ
て、実際に通信することが可能な64[kbps]の情報転
送速度が選択されるので、確実に発呼を行うことがで
き、無駄な発呼を行うことがなくなる。
【0040】[1.3.2] 着呼時の具体的動作次
に、図5を参照して第1実施形態の着呼時の動作を基地
局1cと移動局3の動作を中心として具体的に説明す
る。図5は、移動局の着呼シーケンスの説明図である。
無線基地局1cの無線基地局制御部15は、基地局用ア
ンテナ11、共通増幅装置12及び変復調装置10を介
して、上りリンク干渉量を測定し(ステップS11)、
測定された上りリンク干渉量に基づいて当該基地局1c
における無線通信回線の空き容量を算出する。
【0041】そして基地局1cは、算出した無線通信回
線の空き容量に基づいて情報転送速度の情報である報知
情報を更新する(ステップS12)。より具体的には、
情報転送速度として、384[kbps]、128[kbp
s]、64[kbps]の3種類が存在する場合に、前回算
出した無線通信回線の空き容量では、384[kbps]、
128[kbps]及び64[kbps]のいずれの情報転送速
度を使用することが可能であった場合に、今回算出した
無線通信回線の空き容量では384[kbps]の情報転送
速度は使用不可であり、128[kbps]及び64[kbp
s]の情報転送速度は使用可能であるとなった場合に
は、384[kbps]の情報転送速度は使用不可である旨
の更新を行うこととなる。
【0042】続いて、無線基地局制御部15は、変復調
部12を制御し、送受信部11及びアンテナ部10を介
して更新した報知情報を下りの制御チャネルである報知
チャネルにのせて移動局3に通知する(ステップS1
3)。一方、移動局3の送受信部21は、アンテナ部2
0を介して無線信号を受信し、受信した無線信号をベー
スバンド信号処理部22に出力する。ベースバンド信号
処理部22は、無線信号の受信信号処理を行って制御信
号、同期信号及び各種データ(並びに必要に応じて音声
符号)を分離し、出力デジタル信号をCODEC24に
出力するとともに、分離された制御信号の一部(報知情
報を含む)は制御部26に入力される。
【0043】これにより、移動局3の制御部26は、当
該報知情報を使用可否情報としてメモり41に記憶する
(ステップS14)。その後、無線基地局1cの無線基
地局制御部15は、変復調部12を制御し、送受信部1
1及びアンテナ部10を介して発呼元の装置が対応する
一つまたは複数の情報転送速度に優先度を付与して移動
局3に着信要求を通知する(ステップS15)。より具
体的には、発呼元の装置が384[kbps]及び64[kb
ps]の情報転送速度に対応する場合に、より転送速度の
速い384[kbps]の情報転送速度には優先順位の高い
優先度1が付与され、64[kbps]の情報転送速度には
優先度2が付与されているので、着信要求とともに移動
局3の制御部26にアンテナ部20、送受信部21及び
ベースバンド信号処理部22を介して情報転送速度及び
優先度を通知する。
【0044】この無線基地局1cからの着信要求により
移動局3の制御部26は、接続された端末装置4a、4
bに対し、ベースバンド信号処理部22、CODEC2
4及びインターフェース部23を介して着信要求ととも
に情報転送速度及び優先度を通知する(ステップS1
6)。これにより端末装置4a、4bは、複数の情報転
送速度に対応する場合には、発呼要求信号に端末装置4
a、4bが対応する一つまたは複数の情報転送速度に優
先度を付与して移動局3に呼設定受付を通知する(ステ
ップS17)。
【0045】より具体的には、端末装置4a、4bが3
84[kbps]及び64[kbps]の情報転送速度に対応す
る場合には、より転送速度の速い384[kbps]の情報
転送速度には優先順位の高い優先度1を付与し、64
[kbps]の情報転送速度には優先度2を付与し、発呼要
求とともに移動局3の制御部26にインターフェース部
23、CODEC24及びベースバンド信号処理部22
を介して通知する。これにより移動局3の制御部26
は、メモリ25に記憶しておいた使用可否情報(=使用
可能な情報転送速度は128[kbps]、64[kbp
s])、発呼元の装置が着信要求している情報転送速度
(384[kbps]、64[kbps])及び端末装置4a、
4bで対応可能な情報転送速度(384[kbps]、64
[kbps])並びにそれらの優先度に基づいて実際に通信
可能な情報転送速度であって、最も優先度の高い情報転
送速度を決定する(ステップS18)。
【0046】この場合、実際に通信可能な情報転送速度
は、64[kbps]だけであるので、優先度の判別を行う
までもなく、情報転送速度は64[kbps]に決定され
る。そして、移動局3の制御部26は、ベースバンド信
号処理部22、送受信部221及びアンテナ部20を介
して、無線基地局1cに対して情報転送速度64[kbp
s]にて呼接続を行う(ステップS19)。従って、実
際に通信することが可能な64[kbps]の情報転送速度
が選択されるので、着信不可能な状態が発生することは
ない。
【0047】[2] 第2実施形態上記第1実施形態
は、無線基地局は、移動局に対し、情報転送速度情報を
通知する実施形態であったが、本第2実施形態は、無線
基地局が移動局に対し、無線回線の空き容量を通知する
場合の実施形態である。本第2実施形態における移動無
線通信システムの構成については、図1ないし図3に示
した第1実施形態の場合と同様であるので、その詳細な
説明は省略する。
【0048】[2.1] 第2実施形態の概要動作まず
第1実施形態の概要動作について説明する。以下の説明
においては、図1に示したように、移動局3が、基地局
1cの無線ゾーン2cに在圏している場合の基地局3c
及び移動局3の動作を中心として説明する。[2.1.
1] 発呼時の概要動作無線基地局1cは、上りリンク
干渉量を測定し、測定された上りリンク干渉量に基づい
て当該基地局1cにおける無線通信回線の空き容量を算
出する。そして無線基地局1cは、算出した無線通信回
線の空き容量の情報を下りの制御チャネルである報知チ
ャネルにのせて移動局3に報知情報として通知してい
る。
【0049】この場合において、移動局3は、予め、無
線通信回線の空き容量と通信可能な情報転送速度との関
係を予め使用可否テーブルとして記憶しているので、移
動局3は報知情報として通知された無線通信回線の空き
容量及び使用可否テーブルを参照し、実際に通信可能な
情報転送速度を使用可否情報として記憶しておく。移動
局3及び移動局3に接続された端末装置4a、4bが複
数の情報転送速度に対応する場合には、発呼要求時に端
末装置4a、4bは、発呼要求信号に端末装置4a、4
bが対応する一つまたは複数の情報転送速度に優先度を
付与して移動局3に通知する。
【0050】この場合における優先度も第1実施形態の
場合と同様にユーザが任意に設定することが可能であ
る。これにより移動局3は、予め記憶しておいた使用可
否情報及び端末装置4a、4bが対応する情報転送速度
に基づいて実際に通信可能な情報転送速度のみを基地局
1cに通知し、発呼を要求する。従って、実際に通信す
ることができない情報転送速度が選択されることはない
ので、無駄な発呼を行うことがなくなる。
【0051】[2.1.2] 着信時の概要動作次に複
数の情報転送速度に対応した移動局3と移動局3に接続
された端末装置4a、4bに着信があった場合の概要動
作を説明する。無線基地局1cは、上りリンク干渉量を
測定し、測定された上りリンク干渉量に基づいて当該基
地局1cにおける無線通信回線の空き容量を算出する。
さらに無線基地局1cは、算出した無線通信回線の空き
容量の情報を下りの制御チャネルである報知チャネルに
のせて移動局3に報知情報として通知し、移動局3は、
実際に通信可能な情報転送速度を使用可否情報として記
憶しておく。
【0052】そして固定網側から移動局3に対して着呼
があった場合には、着呼要求信号に複数の通信可能な情
報転送速度が優先順位を付与されて通知される。この場
合における優先度は、第1実施形態の場合と同様に発呼
元の相手ユーザが任意に設定したものである。これによ
り移動局3は、相手ユーザが希望する情報転送速度、端
末装置4a、4bで設定可能な情報転送速度及び予め記
憶しておいた使用可否情報に基づいて、端末装置が対応
する情報転送速度であって、実際に通信可能な情報転送
速度のうち、最も優先度の高い情報転送速度のみを基地
局1cに通知する。
【0053】これにより実際に通信することができない
情報転送速度が選択されることはないので、いずれかの
情報転送速度を選択すれば通信が可能な場合に、着信不
可能な状態が発生することはない。
【0054】[2.2] 第2実施形態の具体的動作次
に図4及び図5を参照して第2実施形態の具体的動作に
ついて説明する。[2.2.1] 発呼時の具体的動作
まず、図6を参照して第2実施形態の発呼時の動作を基
地局1cと移動局3の動作を中心として具体的に説明す
る。
【0055】図6は、移動局の発呼シーケンスの説明図
である。無線基地局1cの無線基地局制御部15は、基
地局用アンテナ11、共通増幅装置12及び変復調装置
10を介して、上りリンク干渉量を測定し(ステップS
21)、測定された上りリンク干渉量に基づいて当該基
地局1cにおける無線通信回線の空き容量を算出する。
そして基地局1cは、算出した無線通信回線の空き容量
に基づいて情報転送速度の情報である報知情報を更新す
る(ステップS22)。続いて、無線基地局制御部15
は、変復調部12を制御し、送受信部11及びアンテナ
部10を介して更新した報知情報(=無線通信回線の空
き容量)を下りの制御チャネルである報知チャネルにの
せて移動局3に通知する(ステップS23)。
【0056】一方、移動局3の送受信部21は、アンテ
ナ部20を介して無線信号を受信し、受信した無線信号
をベースバンド信号処理部22に出力する。ベースバン
ド信号処理部22は、無線信号の受信信号処理を行って
制御信号、同期信号及び各種データ(並びに必要に応じ
て音声符号)を分離し、出力デジタル信号をCODEC
24に出力するとともに、分離された制御信号の一部
(報知情報である無線通信回線の空き容量を含む)は制
御部26に入力される。
【0057】制御部26は、報知情報として通知された
無線通信回線の空き容量及びメモリ25に予め記憶して
いた使用可否テーブルを参照し(ステップS24)、得
られた使用可否情報をメモり25に記憶する(ステップ
S25)。より具体的には、情報転送速度として、38
4[kbps]、128[kbps]、64[kbps]の3種類が
存在し、報知情報として通知された無線通信回線の空き
容量では、128[kbps]及び64[kbps]の情報転送
速度のみが使用することが可能であった場合には、38
4[kbps]の情報転送速度は使用不可であり、128
[kbps]及び64[kbps]の情報転送速度は使用可能で
あるという使用可否情報を記憶することとなる。
【0058】その後、移動局3に接続された端末装置4
a、4bが複数の情報転送速度に対応する場合には、発
呼要求時に端末装置4a、4bは、発呼要求信号に端末
装置4a、4bが対応する一つまたは複数の情報転送速
度に優先度を付与し、移動局3に発呼要求を通知する
(ステップS26)。より具体的には、端末装置4a、
4bが384[kbps]及び64[kbps]の情報転送速度
に対応する場合には、より転送速度の速い384[kbp
s]の情報転送速度には優先順位の高い優先度1を付与
し、64[kbps]の情報転送速度には優先度2を付与
し、発呼要求とともに移動局3の制御部26にインター
フェース部23、CODEC24及びベースバンド信号
処理部22を介して通知する。
【0059】これにより移動局3の制御部26は、メモ
リ41に記憶しておいた使用可否情報(=使用可能な情
報転送速度は128[kbps]、64[kbps])及び端末
装置4a、4bで対応可能な情報転送速度(384[kb
ps]、64[kbps])及びそれらの優先度に基づいて実
際に通信可能な情報転送速度であって、最も優先度の高
い情報転送速度を決定する(ステップS27)。この場
合、実際に通信可能な情報転送速度は、64[kbps]だ
けであるので、優先度の判別を行うまでもなく、情報転
送速度は64[kbps]に決定される。
【0060】そして、移動局3の制御部26は、ベース
バンド信号処理部22、送受信部21及びアンテナ部2
0を介して、無線基地局1cに対して情報転送速度64
[kbps]にて発呼要求を行う(ステップS28)。従っ
て、本第2実施形態のように、無線基地局1cから無線
通信回線の空き容量のみが通知される場合であっても、
実際に通信することが可能な64[kbps]の情報転送速
度を確実に選択することができ、確実に発呼を行うこと
ができ、無駄な発呼を行うことがなくなる。
【0061】[2.2.2] 着呼時の具体的動作次
に、図7を参照して第1実施形態の着呼時の動作を基地
局1cと移動局3の動作を中心として具体的に説明す
る。図7は、移動局の着呼シーケンスの説明図である。
無線基地局1cの無線基地局制御部15は、基地局用ア
ンテナ11、共通増幅装置12及び変復調装置10を介
して、上りリンク干渉量を測定し(ステップS31)、
測定された上りリンク干渉量に基づいて当該基地局1c
における無線通信回線の空き容量を算出する。
【0062】そして基地局1cは、算出した無線通信回
線の空き容量に基づいて情報転送速度の情報である報知
情報を更新する(ステップS32)。続いて、無線基地
局制御部15は、変復調部12、送受信部11及びアン
テナ部10を制御し、更新した報知情報(=無線通信回
線の空き容量)を下りの制御チャネルである報知チャネ
ルにのせて移動局3に通知する(ステップS33)。一
方、移動局3の送受信部21は、アンテナ部20を介し
て無線信号を受信し、受信した無線信号をベースバンド
信号処理部22に出力する。
【0063】ベースバンド信号処理部22は、無線信号
の受信信号処理を行って制御信号、同期信号及び各種デ
ータ(並びに必要に応じて音声符号)を分離し、出力デ
ジタル信号をCODEC24に出力するとともに、分離
された制御信号の一部(報知情報である無線通信回線の
空き容量を含む)は制御部26に入力される。制御部2
6は、報知情報として通知された無線通信回線の空き容
量及びメモリ25に予め記憶していた使用可否テーブル
を参照し(ステップS34)、得られた使用可否情報を
メモり25に記憶する(ステップS35)。
【0064】その後、無線基地局1cの無線基地局制御
部15は、変復調部12を制御し、送受信部11及びア
ンテナ部10を介して発呼元の装置が対応する一つまた
は複数の情報転送速度に優先度を付与して移動局3に着
信要求を通知する(ステップS36)。より具体的に
は、発呼元の装置が384[kbps]及び64[kbps]の
情報転送速度に対応する場合に、より転送速度の速い3
84[kbps]の情報転送速度には優先順位の高い優先度
1が付与され、64[kbps]の情報転送速度には優先度
2が付与されているので、着信要求とともに移動局3の
制御部26にアンテナ部20、送受信部21及びベース
バンド信号処理部22を介して情報転送速度及び優先度
を通知する。
【0065】この無線基地局1cからの着信要求により
移動局3の制御部26は、接続された端末装置4a、4
bに対し、着信要求とともに情報転送速度及び優先度を
通知する(ステップS37)。これにより端末装置4
a、4bは、複数の情報転送速度に対応する場合には、
発呼要求信号に端末装置4a、4bが対応する一つまた
は複数の情報転送速度に優先度を付与して移動局3に呼
設定受付を通知する(ステップS38)。
【0066】より具体的には、端末装置4a、4bが3
84[kbps]及び64[kbps]の情報転送速度に対応す
る場合には、より転送速度の速い384[kbps]の情報
転送速度には優先順位の高い優先度1を付与し、64
[kbps]の情報転送速度には優先度2を付与し、発呼要
求とともに移動局3の制御部26にインターフェース部
23、CODEC24及びベースバンド信号処理部22
を介して通知する。これにより移動局3の制御部26
は、メモリ25に記憶しておいた使用可否情報(=使用
可能な情報転送速度は128[kbps]、64[kbp
s])、発呼元の装置が着信要求している情報転送速度
(384[kbps]、64[kbps])及び端末装置4a、
4bで対応可能な情報転送速度(384[kbps]、64
[kbps])並びにそれらの優先度に基づいて実際に通信
可能な情報転送速度であって、最も優先度の高い情報転
送速度を決定する(ステップS39)。
【0067】この場合、実際に通信可能な情報転送速度
は、64[kbps]だけであるので、優先度の判別を行う
までもなく、情報転送速度は64[kbps]に決定され
る。そして、移動局3の制御部26は、ベースバンド信
号処理部22、送受信部221及びアンテナ部20を介
して、無線基地局1cに対して情報転送速度64[kbp
s]にて呼接続を行う(ステップS40)。従って、本
第2実施形態においても、実際に通信することが可能な
64[kbps]の情報転送速度が選択されるので、着信不
可能な状態が発生することはない。
【0068】[3] 第3実施形態上記第1実施形態及
び第2実施形態においては、情報転送速度に着目した実
施形態であったが、本第3実施形態は、複数のCODE
Cを備えた移動局において、無線通信回線の空き容量に
応じて最適なCODECを選択する場合の実施形態であ
る。
【0069】図8に移動局3’の概要構成ブロック図を
示す。図8において、図3の第1実施形態と同様の部分
には同一の符号を付しその詳細な説明を省略する。移動
局3’が移動局3と異なる点は、複数のCODEC24
-1〜24-3及び選択制御信号SSELにより複数のCOD
EC24-1〜24-3のうちいずれか一つのCODECを
インターフェース部23に接続する選択回路30を有
し、無線基地局から通知される使用可能なCODECに
基づいて、制御部26がいずれかのCODECを選択す
るための選択信号SSELを出力するように構成した点で
ある。
【0070】[3.1] 発呼時の概要動作次に発呼時
の概要動作について説明する。なお、以下の説明におい
ては、無線基地局1cが移動局3’に使用可能なCOD
ECに関する情報を通知する場合について説明し、無線
通信回線の空き容量を通知する場合については、第2実
施形態の場合と同様の処理を行えばよいのでその詳細な
説明を省略する。無線基地局1cは、上りリンク干渉量
を測定し、測定された上りリンク干渉量に基づいて当該
基地局1cにおける無線通信回線の空き容量を算出す
る。
【0071】そして無線基地局1cは、算出した無線通
信回線の空き容量に基づいて使用可能なCODECに関
する情報(CODEC情報)を下りの制御チャネルであ
る報知チャネルにのせて移動局3’に通知している。移
動局3’の制御部26は、報知情報として通知されたC
ODEC情報を受信してメモリ25に記憶しておく。移
動局3’は複数のCODEC24-1〜24-3を有してい
るため、発呼要求時に各CODEC24-1〜24-3を指
定するための情報に優先度を付与する。この場合におけ
る優先度はユーザが任意に設定することが可能であり、
例えば、より高速な情報転送速度で処理可能なCODE
Cに高い優先度を設定するようにすればよい。
【0072】これにより移動局3は、予め記憶しておい
たCODEC情報及び各CODECで処理可能な情報転
送速度に基づいて実際に通信可能なCODECのみを無
線基地局1cに通知し、発呼を要求する。これと並行し
て、制御部26は、当該通知したCODECに対応する
選択信号SSELを選択回路30に出力し、選択回路30
は、選択信号SSELに対応するCODECをベースバン
ド信号処理部22に接続することとなる。従って、実際
に通信することができないCODECが選択されること
はないので、無駄な発呼を行うことがなくなる。
【0073】[3.2] 着呼時の概要動作次に上記移
動局3’に着信があった場合の概要動作を説明する。無
線基地局1cは、上りリンク干渉量を測定し、測定され
た上りリンク干渉量に基づいて当該基地局1cにおける
無線通信回線の空き容量を算出する。さらに無線基地局
1cは、算出した無線通信回線の空き容量に基づいて使
用可能なCODECに関する情報を下りの制御チャネル
である報知チャネルにのせて移動局3’に報知情報とし
て通知し、移動局3は、実際に使用可能なCODEC情
報を使用可否情報として記憶しておく。
【0074】そして固定網側から移動局3’に対して着
呼があった場合には、着呼要求信号に一または複数の使
用可能なCODECが優先順位を付与されて通知され
る。この場合における優先度は、第1実施形態の場合と
同様に発呼元の相手ユーザが任意に設定したものであ
る。これにより移動局3’は、相手ユーザが使用を希望
するCODEC、移動局3’で使用可能なCODEC及
び予め記憶しておいた使用可否情報に基づいて、当該移
動局3’が有するCODEC24-1〜24-3であって、
実際に使用が可能なCODECのうち、最も優先度の高
いCODECの使用を無線基地局1cに通知する。
【0075】そして、制御部26は、当該選択したCO
DECに対応する選択信号SSELを選択回路30に出力
し、選択回路30は、選択信号SSELに対応するCOD
ECをベースバンド信号処理部22に接続することとな
る。これにより実際に通信することができないCODE
Cが選択されることはないので、いずれかのCODEC
を使用すれば通信が可能な場合に、着信不可能な状態が
発生することはない。
【0076】[4] 実施形態の変形例上記各実施形態
においては、無線通信回線の空き容量の算出を上りリン
ク干渉量を検出することにより行っていたが、下り送信
電力を無線基地局側で検出することにより無線通信回線
の空き容量の算出を行うように構成することも可能であ
る。
【0077】上記各実施形態においては、CODEC及
びインターフェース部を移動局側に設けている場合につ
いて説明したが、CODECまたはインターフェース部
を移動局の構成の一部とせず、インターフェース部のみ
を外付けとしたり、CODEC及びインターフェース部
を外付けとする構成にすることも可能である。これによ
り、より柔軟なシステム構築を図ることが可能となる。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、通信可能な情報転送速
度の選択あるいは符復号処理手段の選択が可能な場合に
は、無線通信回線の空き容量に基づいて実際に通信可能
な情報転送速度あるいは符復号処理手段を選択するた
め、無駄な発呼を行ったり、着信不可能な状態が発生す
ることがなく、より確実に通信を行うことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の移動無線通信システムの概要構成
図である。
【図2】 第1実施形態及び第2実施形態の移動局の概
要構成ブロック図である。
【図3】 実施形態の無線基地局の概要構成ブロック図
である。
【図4】 第1実施形態の発呼時のシーケンスの説明図
である。
【図5】 第1実施形態の着呼時のシーケンスの説明図
である。
【図6】 第2実施形態の発呼時のシーケンスの説明図
である。
【図7】 第2実施形態の着呼時のシーケンスの説明図
である。
【図8】 第3実施形態の移動局の概要構成ブロック図
である。
【符号の説明】
100 移動無線通信システム 1a〜1f 移動局 2a〜2f 無線ゾーン 3 移動局 4a、4b 端末装置 10 アンテナ部 11 送受信部 12 変復調部 13 ベースバンド信号処理部 14 インターフェース部 15 無線基地局制御部 20 アンテナ部 21 送受信部 22 ベースバンド信号処理部 23 インターフェース部 24 CODEC 24-1〜24-3 CODEC 25 メモリ 26 制御部 30 選択回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−104529(JP,A) 特開 平8−140145(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末装置を接続可能で、無線通信回線を
    介して無線基地局と通信を行う移動局において、 前記無線基地局から通知される前記無線通信回線の空き
    容量に基づいて利用可能な情報転送速度を判別する転送
    速度判別手段と、 前記判別に基づいて、利用可能な情報転送速度を利用可
    否情報として記憶する利用可否情報記憶手段と、 前記端末装置により利用が要求された情報転送速度につ
    いての情報である要求転送速度情報及び前記利用可否情
    報に基づいて実際に用いる情報転送速度を決定する転送
    速度決定手段と、 を備えたことを特徴とする移動局。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の移動局において、 前記要求転送速度情報は、複数の情報転送速度の利用要
    求優先順位についての優先順位情報を含み、 前記情報転送速度決定手段は、実際に用いることが可能
    な情報転送速度が複数存在する場合に前記優先順位情報
    に基づいて、より優先順位の高い情報転送速度を前記決
    定情報転送速度として決定することを特徴とする移動
    局。
  3. 【請求項3】 相異なる情報転送速度に対応して符号化
    処理及び復号化処理を行う内蔵または外付けされた複数
    の符復号処理手段を用い、無線通信回線を介して無線基
    地局と通信を行う移動局において、 無線基地局から通知される利用可能な情報転送速度を利
    用可否情報として記憶する利用可否情報記憶手段と、 前記利用可否情報に基づいて実際に用いる情報転送速度
    を決定し、前記決定した情報転送速度に対応する前記符
    復号処理手段を選択する処理選択手段と、 を備えたことを特徴とする移動局。
  4. 【請求項4】 相異なる情報転送速度に対応して符号化
    処理及び復号化処理を行う内蔵または外付けされた複数
    の符復号処理手段を用い、無線通信回線を介して無線基
    地局と通信を行う移動局において、 前記無線基地局から通知される前記無線通信回線の空き
    容量に基づいて利用可能な情報転送速度を判別する転送
    速度判別手段と、 前記判別に基づいて、利用可能な情報転送速度を利用可
    否情報として記憶する利用可否情報記憶手段と、 前記利用可否情報に基づいて実際に用いる情報転送速度
    を決定し、前記決定した情報転送速度に対応する前記符
    復号処理手段を選択する処理選択手段と、 を備えたことを特徴とする移動局。
  5. 【請求項5】 請求項または請求項記載の移動局に
    おいて、 前記要求転送速度情報は、複数の情報転送速度の利用要
    求優先順位についての優先順位情報を含み、 前記処理選択手段は、実際に用いることが可能な情報転
    送速度が複数存在する場合に前記優先順位情報に基づい
    て、より優先順位の高い情報転送速度を前記決定情報転
    送速度として決定することを特徴とする移動局。
  6. 【請求項6】 端末装置を接続可能で、無線通信回線を
    介して無線基地局と通信を行う移動局であって、無線基
    地局から通知される利用可能な情報転送速度を利用可否
    情報として記憶する利用可否情報記憶手段と、接続され
    た前記端末装置により利用が要求された情報転送速度に
    ついての情報である要求転送速度情報及び前記利用可否
    情報に基づいて実際に用いる情報転送速度を決定情報転
    送速度として決定する転送速度決定手段とを備えたこと
    を特徴とする移動局との間で、または請求項記載の
    移動局との間で、前記無線通信回線を介して通信を行う
    無線基地局において、 無線アクセス方式として符号分割多元接続方式を用い、 上りリンク干渉量を検出する干渉量検出手段と、 検出した前記上りリンク干渉量に基づいて前記無線通信
    回線の空き容量を算出する空き容量算出手段と、 前記算出した空き容量に基づいて利用可能な情報転送速
    度を前記移動局に対して通知する通知手段と、 を備えたことを特徴とする無線基地局。
  7. 【請求項7】 請求項または請求項記載の移動局と
    前記無線通信回線を介して通信を行う無線基地局におい
    て、 無線アクセス方式として符号分割多元接続方式を用い、 上りリンク干渉量を検出する干渉量検出手段と、 検出した前記上りリンク干渉量に基づいて前記無線通信
    回線の空き容量を算出する空き容量算出手段と、 前記算出した前記無線通信回線の空き容量を前記移動局
    に対して通知する通知手段と、 を備えたことを特徴とする無線基地局。
  8. 【請求項8】 端末装置を接続可能で、無線通信回線を
    介して無線基地局と通信を行う移動局において、無線基
    地局から通知される利用可能な情報転送速度を利用可否
    情報として記憶する利用可否情報記憶手段と、接続され
    た前記端末装置により利用が要求された情報転送速度に
    ついての情報である要求転送速度情報及び前記利用可否
    情報に基づいて実際に用いる情報転送速度を決定情報転
    送速度として決定する転送速度決定手段とを備えたこと
    を特徴とする移動局との間で、または請求項記載の
    移動局との間で、前記無線通信回線を介して通信を行う
    無線基地局において、 無線アクセス方式として符号分割多元接続方式を用い、 下り送信電力を検出する送信電力検出手段と、 検出した前記下り送信電力に基づいて前記無線通信回線
    の空き容量を算出する空き容量算出手段と、 前記算出した空き容量に基づいて利用可能な情報転送速
    度を前記移動局に対して通知する通知手段と、 を備えたことを特徴とする無線基地局。
  9. 【請求項9】 請求項または請求項記載の移動局と
    前記無線通信回線を介して通信を行う無線基地局におい
    て、 無線アクセス方式として符号分割多元接続方式を用い、 下り送信電力を検出する送信電力検出手段と、 検出した前記下り送信電力に基づいて前記無線通信回線
    の空き容量を算出する空き容量算出手段と、 前記算出した前記無線通信回線の空き容量を前記移動局
    に対して通知する通知手段と、 を備えたことを特徴とする無線基地局。
  10. 【請求項10】 端末装置を接続可能で、無線通信回線
    を介して無線基地局と通信を行う移動局の制御方法にお
    いて、 前記無線基地局から通知される前記無線通信回線の空き
    容量に基づいて利用可能な情報転送速度を判別する転送
    速度判別工程と、 前記判別に基づいて、利用可能な情報転送速度を利用可
    否情報として記憶する利用可否情報記憶工程と、 前記端末装置により利用が要求された情報転送速度につ
    いての情報である要求転送速度情報及び前記利用可否情
    報に基づいて実際に用いる情報転送速度を決定する転送
    速度決定工程と、 を備えたことを特徴とする移動局の制御方法。
  11. 【請求項11】 相異なる情報転送速度に対応して符号
    化処理及び復号化処理を行う複数の符復号処理装置を有
    し、無線通信回線を介して無線基地局と通信を行う移動
    局の制御方法において、 無線基地局から通知される利用可能な情報転送速度を利
    用可否情報として記憶する利用可否情報記憶工程と、 前記利用可否情報に基づいて実際に用いる情報転送速度
    を決定し、前記決定した情報転送速度に対応する前記符
    復号処理装置を選択する処理選択工程と、 を備えたことを特徴とする移動局の制御方法。
  12. 【請求項12】 相異なる情報転送速度に対応して符号
    化処理及び復号化処理を行う複数の符復号処理装置を有
    し、無線通信回線を介して無線基地局と通信を行う移動
    局の制御方法において、 前記無線基地局から通知される前記無線通信回線の空き
    容量に基づいて利用可能な情報転送速度を判別する転送
    速度判別工程と、 前記判別に基づいて、利用可能な情報転送速度を利用可
    否情報として記憶する利用可否情報記憶工程と、 前記利用可否情報に基づいて実際に用いる情報転送速度
    を決定し、前記決定した情報転送速度に対応する前記符
    復号処理手段を選択する処理選択工程と、 を備えたことを特徴とする移動局の制御方法。
JP4968298A 1998-03-02 1998-03-02 移動局、無線基地局及び移動局の制御方法 Expired - Fee Related JP3362119B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4968298A JP3362119B2 (ja) 1998-03-02 1998-03-02 移動局、無線基地局及び移動局の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4968298A JP3362119B2 (ja) 1998-03-02 1998-03-02 移動局、無線基地局及び移動局の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11252660A JPH11252660A (ja) 1999-09-17
JP3362119B2 true JP3362119B2 (ja) 2003-01-07

Family

ID=12837957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4968298A Expired - Fee Related JP3362119B2 (ja) 1998-03-02 1998-03-02 移動局、無線基地局及び移動局の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3362119B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004054206A1 (ja) * 2002-12-10 2004-06-24 Kyocera Corporation 通信システム、無線通信端末及び無線基地局

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102291783A (zh) 2005-11-28 2011-12-21 京瓷株式会社 无线基站、无线通信终端、无线通信系统和无线通信方法
JP2007214811A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Oki Electric Ind Co Ltd 無線通信システム、無線通信方法、アクセスポイント装置及びアクセスポイント装置の通信方法
JP2007318295A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Hitachi Kokusai Electric Inc 無線通信システムの移動局回線接続制御方式
US8077626B2 (en) 2006-07-14 2011-12-13 Qualcomm Incorporated Quality of service (QoS) aware establishment of communication sessions
JP4339896B2 (ja) 2007-01-31 2009-10-07 株式会社日立製作所 無線通信システム及び無線通信端末

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004054206A1 (ja) * 2002-12-10 2004-06-24 Kyocera Corporation 通信システム、無線通信端末及び無線基地局

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11252660A (ja) 1999-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2739850B2 (ja) 移動体通信システム
GB2075799A (en) Cellular mobile radiotelephone system with fleet-calling arrangement for dispatch service
JPH1023538A (ja) 移動通信端末装置とその携帯電話機
EP1296499A2 (en) Method for transmitting/receiving caller image information in mobile telecommunication system
KR100301076B1 (ko) 트래픽피크를회피하도록모든기지국들의프레임오프셋분포를이용한cdma셀룰러시스템
JPWO2006134642A1 (ja) 無線基地局システム
JP3034281B2 (ja) 無線通信方式
US8874163B2 (en) Method and apparatus for managing sound volume of wireless connection device in mobile communication terminal
KR100556164B1 (ko) Cdma형 통신 시스템 및 그 통신 방법
JP3362119B2 (ja) 移動局、無線基地局及び移動局の制御方法
US6181930B1 (en) Method for automatic setting of area code in code division multiple access (CDMA) mobile telephone system
US5442684A (en) Method and arrangement of locating cordless units in wide area cordless telephone system
CA2080709C (en) Radio telecommunication apparatus using system identification number
AU633444B2 (en) Extended range cordless telephone system
JP3110217B2 (ja) 移動無線通信装置
KR101170181B1 (ko) 패킷-지향 브로드캐스트 신호들을 수신하기 위한 이동 단말기
JP3012606B1 (ja) 基地局装置、移動局装置及びこれらを用いた移動通信システム、並びに移動通信方法
US5978683A (en) Communication apparatus and communication method
JPH11308674A (ja) 無線伝送システム
JPH0530006A (ja) 無線通信システムおよびこのシステムで使用される無線通信装置
US6738359B1 (en) Communication format control method and apparatus
JP3369760B2 (ja) 無線通信システム
CN100367806C (zh) 无线线路控制装置、移动通信系统以及无线线路控制方法
AU712032B2 (en) Mobile communication system and mobile station
JPH0619228Y2 (ja) 無線電話機

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021008

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071018

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081018

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091018

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101018

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111018

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121018

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131018

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees