JP3362119B2 - 移動局、無線基地局及び移動局の制御方法 - Google Patents
移動局、無線基地局及び移動局の制御方法Info
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Description
局及び移動局の制御方法に係り、特に複数の情報転送速
度に対応することが可能な移動局、無線基地局及び移動
局の制御方法に関する。
は、複数の符復号化装置(CODEC)または情報転送
速度に対応した移動局及び移動局に接続された端末装置
は、移動局発呼の場合には、無線通信回線の空き容量に
拘わらず、通信を希望するCODECまたは情報転送速
度を固定網側に通知していた。
通知される複数のCODECまたは情報転送速度の中か
ら、無線通信回線の空き容量に拘わらず、移動局及び当
該移動局に接続された端末装置が対応する最も優先度の
高いCODECまたは情報転送速度を選択する構成とな
っていた。
信システムにおいては、複数のCODECまたは情報転
送速度符号化/復号化速度に対応した移動局及び当該移
動局に接続された端末装置は、移動局発呼の場合、無線
通信回線の空き容量にかかわらず通信を希望するCOD
ECまたは情報転送速度を固定網側に通知するため、他
のCODECまたは情報転送速度を採用すれば通信が可
能であるにもかかわらず、無線通信回線のトラフィック
状況によっては空き容量が不足するため、通信できない
場合が生じるという問題点があった。
通信回線の空き容量にかかわらず、移動局及び当該移動
局に接続された端末装置が対応する最も優先度の高いC
ODECまたは情報転送速度を選択するため、他のCO
DECまたは情報転送速度を選択すれば、通信が可能で
あるにもかかわらず、無線通信回線のトラフィック状況
によっては空き容量が不足するため、呼接続ができない
という問題点があった。
空き容量を考慮してより確実に通信を行うことが可能な
移動局、無線基地局及び移動局の制御方法を提供するこ
とにある。
端末装置を接続可能で、無線通信回線を介して無線基地
局と通信を行う移動局において、前記無線基地局から通
知される前記無線通信回線の空き容量に基づいて利用可
能な情報転送速度を判別する転送速度判別手段と、前記
判別に基づいて、利用可能な情報転送速度を利用可否情
報として記憶する利用可否情報記憶手段と、前記端末装
置により利用が要求された情報転送速度についての情報
である要求転送速度情報及び前記利用可否情報に基づい
て実際に用いる情報転送速度を決定する転送速度決定手
段と、を備えたことを特徴としている。
移動局において、前記要求転送速度情報は、複数の情報
転送速度の利用要求優先順位についての優先順位情報を
含み、前記情報転送速度決定手段は、実際に用いること
が可能な情報転送速度が複数存在する場合に前記優先順
位情報に基づいて、より優先順位の高い情報転送速度を
前記決定情報転送速度として決定することを特徴として
いる。
速度に対応して符号化処理及び復号化処理を行う内蔵ま
たは外付けされた複数の符復号処理手段を用い、無線通
信回線を介して無線基地局と通信を行う移動局におい
て、無線基地局から通知される利用可能な情報転送速度
を利用可否情報として記憶する利用可否情報記憶手段
と、前記利用可否情報に基づいて実際に用いる情報転送
速度を決定し、前記決定した情報転送速度に対応する前
記符復号処理手段を選択する処理選択手段と、を備えた
ことを特徴としている。
速度に対応して符号化処理及び復号化処理を行う内蔵ま
たは外付けされた複数の符復号処理手段を用い、無線通
信回線を介して無線基地局と通信を行う移動局におい
て、前記無線基地局から通知される前記無線通信回線の
空き容量に基づいて利用可能な情報転送速度を判別する
転送速度判別手段と、前記判別に基づいて、利用可能な
情報転送速度を利用可否情報として記憶する利用可否情
報記憶手段と、前記利用可否情報に基づいて実際に用い
る情報転送速度を決定し、前記決定した情報転送速度に
対応する前記符復号処理手段を選択する処理選択手段
と、を備えたことを特徴としている。
求項4記載の移動局において、前記要求転送速度情報
は、複数の情報転送速度の利用要求優先順位についての
優先順位情報を含み、前記処理選択手段は、実際に用い
ることが可能な情報転送速度が複数存在する場合に前記
優先順位情報に基づいて、より優先順位の高い情報転送
速度を前記決定情報転送速度として決定することを特徴
としている。
能で、無線通信回線を介して無線基地局と通信を行う移
動局であって、無線基地局から通知される利用可能な情
報転送速度を利用可否情報として記憶する利用可否情報
記憶手段と、接続された前記端末装置により利用が要求
された情報転送速度についての情報である要求転送速度
情報及び前記利用可否情報に基づいて実際に用いる情報
転送速度を決定情報転送速度として決定する転送速度決
定手段とを備えたことを特徴とする移動局との間で、ま
たは、請求項3記載の移動局との間で、前記無線通信回
線を介して通信を行う無線基地局において、無線アクセ
ス方式として符号分割多元接続方式を用い、上りリンク
干渉量を検出する干渉量検出手段と、検出した前記上り
リンク干渉量に基づいて前記無線通信回線の空き容量を
算出する空き容量算出手段と、前記算出した空き容量に
基づいて利用可能な情報転送速度を前記移動局に対して
通知する通知手段と、を備えたことを特徴としている。
求項4記載の移動局と前記無線通信回線を介して通信を
行う無線基地局において、無線アクセス方式として符号
分割多元接続方式を用い、上りリンク干渉量を検出する
干渉量検出手段と、検出した前記上りリンク干渉量に基
づいて前記無線通信回線の空き容量を算出する空き容量
算出手段と、前記算出した前記無線通信回線の空き容量
を前記移動局に対して通知する通知手段と、を備えたこ
とを特徴としている。
能で、無線通信回線を介して無線基地局と通信を行う移
動局において、無線基地局から通知される利用可能な情
報転送速度を利用可否情報として記憶する利用可否情報
記憶手段と、接続された前記端末装置により利用が要求
された情報転送速度についての情報である要求転送速度
情報及び前記利用可否情報に基づいて実際に用いる情報
転送速度を決定情報転送速度として決定する転送速度決
定手段とを備えたことを特徴とする移動局との間で、ま
たは、請求項3記載の移動局との間で、前記無線通信回
線を介して通信を行う無線基地局において、無線アクセ
ス方式として符号分割多元接続方式を用い、下り送信電
力を検出する送信電力検出手段と、検出した前記下り送
信電力に基づいて前記無線通信回線の空き容量を算出す
る空き容量算出手段と、前記算出した空き容量に基づい
て利用可能な情報転送速度を前記移動局に対して通知す
る通知手段と、を備えたことを特徴としている。
求項4記載の移動局と前記無線通信回線を介して通信を
行う無線基地局において、無線アクセス方式として符号
分割多元接続方式を用い、下り送信電力を検出する送信
電力検出手段と、検出した前記下り送信電力に基づいて
前記無線通信回線の空き容量を算出する空き容量算出手
段と、前記算出した前記無線通信回線の空き容量を前記
移動局に対して通知する通知手段と、を備えたことを特
徴としている。
可能で、無線通信回線を介して無線基地局と通信を行う
移動局の制御方法において、前記無線基地局から通知さ
れる前記無線通信回線の空き容量に基づいて利用可能な
情報転送速度を判別する転送速度判別工程と、前記判別
に基づいて、利用可能な情報転送速度を利用可否情報と
して記憶する利用可否情報記憶工程と、前記端末装置に
より利用が要求された情報転送速度についての情報であ
る要求転送速度情報及び前記利用可否情報に基づいて実
際に用いる情報転送速度を決定する転送速度決定工程
と、を備えたことを特徴としている。
送速度に対応して符号化処理及び復号化処理を行う複数
の符復号処理装置を有し、無線通信回線を介して無線基
地局と通信を行う移動局の制御方法において、無線基地
局から通知される利用可能な情報転送速度を利用可否情
報として記憶する利用可否情報記憶工程と、前記利用可
否情報に基づいて実際に用いる情報転送速度を決定し、
前記決定した情報転送速度に対応する前記符復号処理装
置を選択する処理選択工程と、を備えたことを特徴とし
ている。
送速度に対応して符号化処理及び復号化処理を行う複数
の符復号処理装置を有し、無線通信回線を介して無線基
地局と通信を行う移動局の制御方法において、前記無線
基地局から通知される前記無線通信回線の空き容量に基
づいて利用可能な情報転送速度を判別する転送速度判別
工程と、前記判別に基づいて、利用可能な情報転送速度
を利用可否情報として記憶する利用可否情報記憶工程
と、前記利用可否情報に基づいて実際に用いる情報転送
速度を決定し、前記決定した情報転送速度に対応する前
記符復号処理手段を選択する処理選択工程と、を備えた
ことを特徴としている。
な実施形態について説明する。[1] 第1実施形態
[1.1] 第1実施形態の構成図1に移動無線通信シ
ステムの概要構成図を示す。移動無線通信システム10
0は、大別すると、対応する無線ゾーン2a〜2fを有
する無線基地局1a〜1fと、移動局3と、移動局3に
接続された端末装置4a、4bと、を備えて構成されて
いる。
す。図2においては、基地局3cを例として説明する。
無線基地局1cは、移動局3に対する無線信号の送受信
をアンテナ部10を介して行う送受信部11と、ディジ
タル信号の変調及び復調を行うとともに、情報チャネル
と制御チャネルの多重分離、局間中継用端局装置へのイ
ンターフェース動作、送信出力制御並びに秘匿化等を行
う変復調部12と、受信信号処理及び送信信号処理を行
うベースバンド信号処理部13と、無線基地局1cと図
示しない交換局との間のインターフェース動作を行うイ
ンターフェース部14と、無線基地局1cを制御する無
線基地局制御部15と、を備えて構成されている。
ブロック図を示す。移動局3は、無線基地局に1cに対
する無線信号の送受信をアンテナ部20を介して行う送
受信部21と、受信信号処理及び送信信号処理を行うベ
ースバンド信号処理部22と、端末装置4a、4bとの
間のインターフェース動作を行うインターフェース部2
3と、フェージング等の影響を軽減するための誤り訂正
機能を有し、端末装置4a、4bからの入力デジタル信
号を符号化してベースバンド信号処理部22に出力し、
ベースバンド信号処理部22から出力された出力ディジ
タル信号を復号化してインターフェース部23に出力す
るためのCODEC24と、各種情報を記憶するメモリ
25と、移動局3全体を制御するための制御部26と、
を備えて構成されている。
図示していないが、これは、移動局3をデータ通信端末
装置として使用する場合の構成を示したものだからであ
り、移動局3を通常の携帯電話としても使用する場合に
は、CODEC24には、マイクロホン及びスピーカが
接続されることはいうまでもない。
第1実施形態の動作について説明する。以下の説明にお
いては、図1に示すように、移動局3が、無線基地局1
cの無線ゾーン2cに在圏している場合の無線基地局3
c及び移動局3の動作を中心として説明する。
A方式においては、無線通信回線の空き容量は、基地局
1cが当該システムで規定される最大許容上りリンク干
渉量から測定した上りリンク干渉量を減算することによ
り算出することができる。そこで、無線基地局1cは、
上りリンク干渉量を測定し、測定された上りリンク干渉
量に基づいて当該無線基地局1cにおける無線通信回線
の空き容量を算出する。
信回線の空き容量に基づいて情報転送速度に関する情報
を下りの制御チャネルである報知チャネルにのせて移動
局3に通知している。基地局1cから移動局3への情報
転送速度の通知方法は、例えば、高速な情報転送速度ほ
ど容量を多く必要とするため、必要とする空き容量の閾
値がそれぞれ異なることを利用して、無線基地局1cで
現在使用可能な情報転送速度を判定して、報知情報に当
該システムで許容する全ての情報転送速度(以下の説明
においては、384[kbps]、128[kbps]、64
[kbps])がそれぞれ使用可能か否かの使用可否情報を
のせて移動局3に通知する。
転送速度情報を受信して記憶しておく。移動局3及び移
動局3に接続された端末装置4a、4bが複数の情報転
送速度に対応する場合には、発呼要求時に端末装置4
a、4bは、発呼要求信号に端末装置4a、4bが対応
する一つまたは複数の情報転送速度に優先度を付与して
移動局3に通知する。
設定することが可能であり、例えば、より高速な情報転
送速度に高い優先度を設定するようにすればよい。これ
により移動局3は、予め記憶しておいた情報転送速度情
報及び端末装置4a、4bが対応する情報転送速度に基
づいて実際に通信可能な情報転送速度のみを無線基地局
1cに通知し、発呼を要求する。従って、実際に通信す
ることができない情報転送速度が選択されることはない
ので、無駄な発呼を行うことがなくなる。
数の情報転送速度に対応した移動局3と移動局3に接続
された端末装置4a、4bに着信があった場合の動作を
説明する。固定網側から移動局3に対して着呼があった
場合には、着呼要求信号に複数の通信可能な情報転送速
度が優先順位を付与されて通知される。この場合におけ
る優先度は、発呼元の相手ユーザが任意に設定したもの
である。
する情報転送速度、端末装置4a、4bで設定可能な情
報転送速度及び予め記憶しておいた情報転送速度情報
(使用可否情報)に基づいて、端末装置が対応する情報
転送速度であって、実際に通信可能な情報転送速度のう
ち、最も優先度の高い情報転送速度のみを無線基地局1
cに通知する。これにより実際に通信することができな
い情報転送速度が選択されることはないので、いずれか
の情報転送速度を選択すれば通信が可能な場合に、着信
不可能な状態が発生することはない。
に図4及び図5を参照して第1実施形態の具体的動作に
ついて説明する。[1.3.1] 発呼時の具体的動作
まず、図4を参照して第1実施形態の発呼時の動作を無
線基地局1cと移動局3の動作を中心として具体的に説
明する。
である。無線基地局1cの無線基地局制御部15は、ア
ンテナ部10及び変復調部12を介して、上りリンク干
渉量を測定し(ステップS1)、測定された上りリンク
干渉量に基づいて当該基地局1cにおける無線通信回線
の空き容量を算出する。そして無線基地局1cは、算出
した無線通信回線の空き容量に基づいて情報転送速度の
情報である報知情報を更新する(ステップS2)。
84[kbps]、128[kbps]、64[kbps]の3種類
が存在する場合に、前回算出した無線通信回線の空き容
量では、384[kbps]、128[kbps]及び64[kb
ps]のいずれの情報転送速度を使用することが可能であ
った場合に、今回算出した無線通信回線の空き容量では
384[kbps]の情報転送速度は使用不可であり、12
8[kbps]及び64[kbps]の情報転送速度は使用可能
であるとなった場合には、384[kbps]の情報転送速
度は使用不可である旨の更新を行うこととなる。
部12を制御し、送受信部11及びアンテナ部10を介
して更新した報知情報を下りの制御チャネルである報知
チャネルにのせて移動局3に通知する(ステップS
3)。一方、移動局3の送受信部21は、アンテナ部2
0を介して無線信号を受信し、受信した無線信号をベー
スバンド信号処理部22に出力する。
の受信信号処理を行って制御信号、同期信号及び各種デ
ータ(並びに必要に応じて音声符号)を分離し、出力デ
ジタル信号をCODEC24に出力するとともに、分離
された制御信号の一部(報知情報を含む)は制御部26
に入力される。これにより、移動局3の制御部26は、
当該報知情報を使用可否情報としてメモり25に記憶す
る(ステップS4)。
a、4bが複数の情報転送速度に対応する場合には、発
呼要求時に端末装置4a、4bは、発呼要求信号に端末
装置4a、4bが対応する一つまたは複数の情報転送速
度に優先度を付与し、移動局3に発呼要求を通知する
(ステップS5)。より具体的には、端末装置4a、4
bが384[kbps]及び64[kbps]の情報転送速度に
対応する場合には、より転送速度の速い384[kbps]
の情報転送速度には優先順位の高い優先度1を付与し、
64[kbps]の情報転送速度には優先度2を付与し、発
呼要求とともに移動局3の制御部26にインターフェー
ス部23、CODEC24及びベースバンド信号処理部
22を介して通知する。
リ25に記憶しておいた使用可否情報(=使用可能な情
報転送速度は128[kbps]、64[kbps])及び端末
装置4a、4bで対応可能な情報転送速度(384[kb
ps]、64[kbps])及びそれらの優先度に基づいて実
際に通信可能な情報転送速度であって、最も優先度の高
い情報転送速度を決定する(ステップS6)。この場
合、実際に通信可能な情報転送速度は、64[kbps]だ
けであるので、優先度の判別を行うまでもなく、情報転
送速度は64[kbps]に決定される。
バンド信号処理部22、送受信部21及びアンテナ部2
0を介して、無線基地局1cに対して情報転送速度64
[kbps]にて発呼要求を行う(ステップS7)。従っ
て、実際に通信することが可能な64[kbps]の情報転
送速度が選択されるので、確実に発呼を行うことがで
き、無駄な発呼を行うことがなくなる。
に、図5を参照して第1実施形態の着呼時の動作を基地
局1cと移動局3の動作を中心として具体的に説明す
る。図5は、移動局の着呼シーケンスの説明図である。
無線基地局1cの無線基地局制御部15は、基地局用ア
ンテナ11、共通増幅装置12及び変復調装置10を介
して、上りリンク干渉量を測定し(ステップS11)、
測定された上りリンク干渉量に基づいて当該基地局1c
における無線通信回線の空き容量を算出する。
線の空き容量に基づいて情報転送速度の情報である報知
情報を更新する(ステップS12)。より具体的には、
情報転送速度として、384[kbps]、128[kbp
s]、64[kbps]の3種類が存在する場合に、前回算
出した無線通信回線の空き容量では、384[kbps]、
128[kbps]及び64[kbps]のいずれの情報転送速
度を使用することが可能であった場合に、今回算出した
無線通信回線の空き容量では384[kbps]の情報転送
速度は使用不可であり、128[kbps]及び64[kbp
s]の情報転送速度は使用可能であるとなった場合に
は、384[kbps]の情報転送速度は使用不可である旨
の更新を行うこととなる。
部12を制御し、送受信部11及びアンテナ部10を介
して更新した報知情報を下りの制御チャネルである報知
チャネルにのせて移動局3に通知する(ステップS1
3)。一方、移動局3の送受信部21は、アンテナ部2
0を介して無線信号を受信し、受信した無線信号をベー
スバンド信号処理部22に出力する。ベースバンド信号
処理部22は、無線信号の受信信号処理を行って制御信
号、同期信号及び各種データ(並びに必要に応じて音声
符号)を分離し、出力デジタル信号をCODEC24に
出力するとともに、分離された制御信号の一部(報知情
報を含む)は制御部26に入力される。
該報知情報を使用可否情報としてメモり41に記憶する
(ステップS14)。その後、無線基地局1cの無線基
地局制御部15は、変復調部12を制御し、送受信部1
1及びアンテナ部10を介して発呼元の装置が対応する
一つまたは複数の情報転送速度に優先度を付与して移動
局3に着信要求を通知する(ステップS15)。より具
体的には、発呼元の装置が384[kbps]及び64[kb
ps]の情報転送速度に対応する場合に、より転送速度の
速い384[kbps]の情報転送速度には優先順位の高い
優先度1が付与され、64[kbps]の情報転送速度には
優先度2が付与されているので、着信要求とともに移動
局3の制御部26にアンテナ部20、送受信部21及び
ベースバンド信号処理部22を介して情報転送速度及び
優先度を通知する。
移動局3の制御部26は、接続された端末装置4a、4
bに対し、ベースバンド信号処理部22、CODEC2
4及びインターフェース部23を介して着信要求ととも
に情報転送速度及び優先度を通知する(ステップS1
6)。これにより端末装置4a、4bは、複数の情報転
送速度に対応する場合には、発呼要求信号に端末装置4
a、4bが対応する一つまたは複数の情報転送速度に優
先度を付与して移動局3に呼設定受付を通知する(ステ
ップS17)。
84[kbps]及び64[kbps]の情報転送速度に対応す
る場合には、より転送速度の速い384[kbps]の情報
転送速度には優先順位の高い優先度1を付与し、64
[kbps]の情報転送速度には優先度2を付与し、発呼要
求とともに移動局3の制御部26にインターフェース部
23、CODEC24及びベースバンド信号処理部22
を介して通知する。これにより移動局3の制御部26
は、メモリ25に記憶しておいた使用可否情報(=使用
可能な情報転送速度は128[kbps]、64[kbp
s])、発呼元の装置が着信要求している情報転送速度
(384[kbps]、64[kbps])及び端末装置4a、
4bで対応可能な情報転送速度(384[kbps]、64
[kbps])並びにそれらの優先度に基づいて実際に通信
可能な情報転送速度であって、最も優先度の高い情報転
送速度を決定する(ステップS18)。
は、64[kbps]だけであるので、優先度の判別を行う
までもなく、情報転送速度は64[kbps]に決定され
る。そして、移動局3の制御部26は、ベースバンド信
号処理部22、送受信部221及びアンテナ部20を介
して、無線基地局1cに対して情報転送速度64[kbp
s]にて呼接続を行う(ステップS19)。従って、実
際に通信することが可能な64[kbps]の情報転送速度
が選択されるので、着信不可能な状態が発生することは
ない。
は、無線基地局は、移動局に対し、情報転送速度情報を
通知する実施形態であったが、本第2実施形態は、無線
基地局が移動局に対し、無線回線の空き容量を通知する
場合の実施形態である。本第2実施形態における移動無
線通信システムの構成については、図1ないし図3に示
した第1実施形態の場合と同様であるので、その詳細な
説明は省略する。
第1実施形態の概要動作について説明する。以下の説明
においては、図1に示したように、移動局3が、基地局
1cの無線ゾーン2cに在圏している場合の基地局3c
及び移動局3の動作を中心として説明する。[2.1.
1] 発呼時の概要動作無線基地局1cは、上りリンク
干渉量を測定し、測定された上りリンク干渉量に基づい
て当該基地局1cにおける無線通信回線の空き容量を算
出する。そして無線基地局1cは、算出した無線通信回
線の空き容量の情報を下りの制御チャネルである報知チ
ャネルにのせて移動局3に報知情報として通知してい
る。
線通信回線の空き容量と通信可能な情報転送速度との関
係を予め使用可否テーブルとして記憶しているので、移
動局3は報知情報として通知された無線通信回線の空き
容量及び使用可否テーブルを参照し、実際に通信可能な
情報転送速度を使用可否情報として記憶しておく。移動
局3及び移動局3に接続された端末装置4a、4bが複
数の情報転送速度に対応する場合には、発呼要求時に端
末装置4a、4bは、発呼要求信号に端末装置4a、4
bが対応する一つまたは複数の情報転送速度に優先度を
付与して移動局3に通知する。
場合と同様にユーザが任意に設定することが可能であ
る。これにより移動局3は、予め記憶しておいた使用可
否情報及び端末装置4a、4bが対応する情報転送速度
に基づいて実際に通信可能な情報転送速度のみを基地局
1cに通知し、発呼を要求する。従って、実際に通信す
ることができない情報転送速度が選択されることはない
ので、無駄な発呼を行うことがなくなる。
数の情報転送速度に対応した移動局3と移動局3に接続
された端末装置4a、4bに着信があった場合の概要動
作を説明する。無線基地局1cは、上りリンク干渉量を
測定し、測定された上りリンク干渉量に基づいて当該基
地局1cにおける無線通信回線の空き容量を算出する。
さらに無線基地局1cは、算出した無線通信回線の空き
容量の情報を下りの制御チャネルである報知チャネルに
のせて移動局3に報知情報として通知し、移動局3は、
実際に通信可能な情報転送速度を使用可否情報として記
憶しておく。
があった場合には、着呼要求信号に複数の通信可能な情
報転送速度が優先順位を付与されて通知される。この場
合における優先度は、第1実施形態の場合と同様に発呼
元の相手ユーザが任意に設定したものである。これによ
り移動局3は、相手ユーザが希望する情報転送速度、端
末装置4a、4bで設定可能な情報転送速度及び予め記
憶しておいた使用可否情報に基づいて、端末装置が対応
する情報転送速度であって、実際に通信可能な情報転送
速度のうち、最も優先度の高い情報転送速度のみを基地
局1cに通知する。
情報転送速度が選択されることはないので、いずれかの
情報転送速度を選択すれば通信が可能な場合に、着信不
可能な状態が発生することはない。
に図4及び図5を参照して第2実施形態の具体的動作に
ついて説明する。[2.2.1] 発呼時の具体的動作
まず、図6を参照して第2実施形態の発呼時の動作を基
地局1cと移動局3の動作を中心として具体的に説明す
る。
である。無線基地局1cの無線基地局制御部15は、基
地局用アンテナ11、共通増幅装置12及び変復調装置
10を介して、上りリンク干渉量を測定し(ステップS
21)、測定された上りリンク干渉量に基づいて当該基
地局1cにおける無線通信回線の空き容量を算出する。
そして基地局1cは、算出した無線通信回線の空き容量
に基づいて情報転送速度の情報である報知情報を更新す
る(ステップS22)。続いて、無線基地局制御部15
は、変復調部12を制御し、送受信部11及びアンテナ
部10を介して更新した報知情報(=無線通信回線の空
き容量)を下りの制御チャネルである報知チャネルにの
せて移動局3に通知する(ステップS23)。
ナ部20を介して無線信号を受信し、受信した無線信号
をベースバンド信号処理部22に出力する。ベースバン
ド信号処理部22は、無線信号の受信信号処理を行って
制御信号、同期信号及び各種データ(並びに必要に応じ
て音声符号)を分離し、出力デジタル信号をCODEC
24に出力するとともに、分離された制御信号の一部
(報知情報である無線通信回線の空き容量を含む)は制
御部26に入力される。
無線通信回線の空き容量及びメモリ25に予め記憶して
いた使用可否テーブルを参照し(ステップS24)、得
られた使用可否情報をメモり25に記憶する(ステップ
S25)。より具体的には、情報転送速度として、38
4[kbps]、128[kbps]、64[kbps]の3種類が
存在し、報知情報として通知された無線通信回線の空き
容量では、128[kbps]及び64[kbps]の情報転送
速度のみが使用することが可能であった場合には、38
4[kbps]の情報転送速度は使用不可であり、128
[kbps]及び64[kbps]の情報転送速度は使用可能で
あるという使用可否情報を記憶することとなる。
a、4bが複数の情報転送速度に対応する場合には、発
呼要求時に端末装置4a、4bは、発呼要求信号に端末
装置4a、4bが対応する一つまたは複数の情報転送速
度に優先度を付与し、移動局3に発呼要求を通知する
(ステップS26)。より具体的には、端末装置4a、
4bが384[kbps]及び64[kbps]の情報転送速度
に対応する場合には、より転送速度の速い384[kbp
s]の情報転送速度には優先順位の高い優先度1を付与
し、64[kbps]の情報転送速度には優先度2を付与
し、発呼要求とともに移動局3の制御部26にインター
フェース部23、CODEC24及びベースバンド信号
処理部22を介して通知する。
リ41に記憶しておいた使用可否情報(=使用可能な情
報転送速度は128[kbps]、64[kbps])及び端末
装置4a、4bで対応可能な情報転送速度(384[kb
ps]、64[kbps])及びそれらの優先度に基づいて実
際に通信可能な情報転送速度であって、最も優先度の高
い情報転送速度を決定する(ステップS27)。この場
合、実際に通信可能な情報転送速度は、64[kbps]だ
けであるので、優先度の判別を行うまでもなく、情報転
送速度は64[kbps]に決定される。
バンド信号処理部22、送受信部21及びアンテナ部2
0を介して、無線基地局1cに対して情報転送速度64
[kbps]にて発呼要求を行う(ステップS28)。従っ
て、本第2実施形態のように、無線基地局1cから無線
通信回線の空き容量のみが通知される場合であっても、
実際に通信することが可能な64[kbps]の情報転送速
度を確実に選択することができ、確実に発呼を行うこと
ができ、無駄な発呼を行うことがなくなる。
に、図7を参照して第1実施形態の着呼時の動作を基地
局1cと移動局3の動作を中心として具体的に説明す
る。図7は、移動局の着呼シーケンスの説明図である。
無線基地局1cの無線基地局制御部15は、基地局用ア
ンテナ11、共通増幅装置12及び変復調装置10を介
して、上りリンク干渉量を測定し(ステップS31)、
測定された上りリンク干渉量に基づいて当該基地局1c
における無線通信回線の空き容量を算出する。
線の空き容量に基づいて情報転送速度の情報である報知
情報を更新する(ステップS32)。続いて、無線基地
局制御部15は、変復調部12、送受信部11及びアン
テナ部10を制御し、更新した報知情報(=無線通信回
線の空き容量)を下りの制御チャネルである報知チャネ
ルにのせて移動局3に通知する(ステップS33)。一
方、移動局3の送受信部21は、アンテナ部20を介し
て無線信号を受信し、受信した無線信号をベースバンド
信号処理部22に出力する。
の受信信号処理を行って制御信号、同期信号及び各種デ
ータ(並びに必要に応じて音声符号)を分離し、出力デ
ジタル信号をCODEC24に出力するとともに、分離
された制御信号の一部(報知情報である無線通信回線の
空き容量を含む)は制御部26に入力される。制御部2
6は、報知情報として通知された無線通信回線の空き容
量及びメモリ25に予め記憶していた使用可否テーブル
を参照し(ステップS34)、得られた使用可否情報を
メモり25に記憶する(ステップS35)。
部15は、変復調部12を制御し、送受信部11及びア
ンテナ部10を介して発呼元の装置が対応する一つまた
は複数の情報転送速度に優先度を付与して移動局3に着
信要求を通知する(ステップS36)。より具体的に
は、発呼元の装置が384[kbps]及び64[kbps]の
情報転送速度に対応する場合に、より転送速度の速い3
84[kbps]の情報転送速度には優先順位の高い優先度
1が付与され、64[kbps]の情報転送速度には優先度
2が付与されているので、着信要求とともに移動局3の
制御部26にアンテナ部20、送受信部21及びベース
バンド信号処理部22を介して情報転送速度及び優先度
を通知する。
移動局3の制御部26は、接続された端末装置4a、4
bに対し、着信要求とともに情報転送速度及び優先度を
通知する(ステップS37)。これにより端末装置4
a、4bは、複数の情報転送速度に対応する場合には、
発呼要求信号に端末装置4a、4bが対応する一つまた
は複数の情報転送速度に優先度を付与して移動局3に呼
設定受付を通知する(ステップS38)。
84[kbps]及び64[kbps]の情報転送速度に対応す
る場合には、より転送速度の速い384[kbps]の情報
転送速度には優先順位の高い優先度1を付与し、64
[kbps]の情報転送速度には優先度2を付与し、発呼要
求とともに移動局3の制御部26にインターフェース部
23、CODEC24及びベースバンド信号処理部22
を介して通知する。これにより移動局3の制御部26
は、メモリ25に記憶しておいた使用可否情報(=使用
可能な情報転送速度は128[kbps]、64[kbp
s])、発呼元の装置が着信要求している情報転送速度
(384[kbps]、64[kbps])及び端末装置4a、
4bで対応可能な情報転送速度(384[kbps]、64
[kbps])並びにそれらの優先度に基づいて実際に通信
可能な情報転送速度であって、最も優先度の高い情報転
送速度を決定する(ステップS39)。
は、64[kbps]だけであるので、優先度の判別を行う
までもなく、情報転送速度は64[kbps]に決定され
る。そして、移動局3の制御部26は、ベースバンド信
号処理部22、送受信部221及びアンテナ部20を介
して、無線基地局1cに対して情報転送速度64[kbp
s]にて呼接続を行う(ステップS40)。従って、本
第2実施形態においても、実際に通信することが可能な
64[kbps]の情報転送速度が選択されるので、着信不
可能な状態が発生することはない。
び第2実施形態においては、情報転送速度に着目した実
施形態であったが、本第3実施形態は、複数のCODE
Cを備えた移動局において、無線通信回線の空き容量に
応じて最適なCODECを選択する場合の実施形態であ
る。
示す。図8において、図3の第1実施形態と同様の部分
には同一の符号を付しその詳細な説明を省略する。移動
局3’が移動局3と異なる点は、複数のCODEC24
-1〜24-3及び選択制御信号SSELにより複数のCOD
EC24-1〜24-3のうちいずれか一つのCODECを
インターフェース部23に接続する選択回路30を有
し、無線基地局から通知される使用可能なCODECに
基づいて、制御部26がいずれかのCODECを選択す
るための選択信号SSELを出力するように構成した点で
ある。
の概要動作について説明する。なお、以下の説明におい
ては、無線基地局1cが移動局3’に使用可能なCOD
ECに関する情報を通知する場合について説明し、無線
通信回線の空き容量を通知する場合については、第2実
施形態の場合と同様の処理を行えばよいのでその詳細な
説明を省略する。無線基地局1cは、上りリンク干渉量
を測定し、測定された上りリンク干渉量に基づいて当該
基地局1cにおける無線通信回線の空き容量を算出す
る。
信回線の空き容量に基づいて使用可能なCODECに関
する情報(CODEC情報)を下りの制御チャネルであ
る報知チャネルにのせて移動局3’に通知している。移
動局3’の制御部26は、報知情報として通知されたC
ODEC情報を受信してメモリ25に記憶しておく。移
動局3’は複数のCODEC24-1〜24-3を有してい
るため、発呼要求時に各CODEC24-1〜24-3を指
定するための情報に優先度を付与する。この場合におけ
る優先度はユーザが任意に設定することが可能であり、
例えば、より高速な情報転送速度で処理可能なCODE
Cに高い優先度を設定するようにすればよい。
たCODEC情報及び各CODECで処理可能な情報転
送速度に基づいて実際に通信可能なCODECのみを無
線基地局1cに通知し、発呼を要求する。これと並行し
て、制御部26は、当該通知したCODECに対応する
選択信号SSELを選択回路30に出力し、選択回路30
は、選択信号SSELに対応するCODECをベースバン
ド信号処理部22に接続することとなる。従って、実際
に通信することができないCODECが選択されること
はないので、無駄な発呼を行うことがなくなる。
動局3’に着信があった場合の概要動作を説明する。無
線基地局1cは、上りリンク干渉量を測定し、測定され
た上りリンク干渉量に基づいて当該基地局1cにおける
無線通信回線の空き容量を算出する。さらに無線基地局
1cは、算出した無線通信回線の空き容量に基づいて使
用可能なCODECに関する情報を下りの制御チャネル
である報知チャネルにのせて移動局3’に報知情報とし
て通知し、移動局3は、実際に使用可能なCODEC情
報を使用可否情報として記憶しておく。
呼があった場合には、着呼要求信号に一または複数の使
用可能なCODECが優先順位を付与されて通知され
る。この場合における優先度は、第1実施形態の場合と
同様に発呼元の相手ユーザが任意に設定したものであ
る。これにより移動局3’は、相手ユーザが使用を希望
するCODEC、移動局3’で使用可能なCODEC及
び予め記憶しておいた使用可否情報に基づいて、当該移
動局3’が有するCODEC24-1〜24-3であって、
実際に使用が可能なCODECのうち、最も優先度の高
いCODECの使用を無線基地局1cに通知する。
DECに対応する選択信号SSELを選択回路30に出力
し、選択回路30は、選択信号SSELに対応するCOD
ECをベースバンド信号処理部22に接続することとな
る。これにより実際に通信することができないCODE
Cが選択されることはないので、いずれかのCODEC
を使用すれば通信が可能な場合に、着信不可能な状態が
発生することはない。
においては、無線通信回線の空き容量の算出を上りリン
ク干渉量を検出することにより行っていたが、下り送信
電力を無線基地局側で検出することにより無線通信回線
の空き容量の算出を行うように構成することも可能であ
る。
びインターフェース部を移動局側に設けている場合につ
いて説明したが、CODECまたはインターフェース部
を移動局の構成の一部とせず、インターフェース部のみ
を外付けとしたり、CODEC及びインターフェース部
を外付けとする構成にすることも可能である。これによ
り、より柔軟なシステム構築を図ることが可能となる。
度の選択あるいは符復号処理手段の選択が可能な場合に
は、無線通信回線の空き容量に基づいて実際に通信可能
な情報転送速度あるいは符復号処理手段を選択するた
め、無駄な発呼を行ったり、着信不可能な状態が発生す
ることがなく、より確実に通信を行うことが可能とな
る。
図である。
要構成ブロック図である。
である。
である。
である。
である。
である。
である。
Claims (12)
- 【請求項1】 端末装置を接続可能で、無線通信回線を
介して無線基地局と通信を行う移動局において、 前記無線基地局から通知される前記無線通信回線の空き
容量に基づいて利用可能な情報転送速度を判別する転送
速度判別手段と、 前記判別に基づいて、利用可能な情報転送速度を利用可
否情報として記憶する利用可否情報記憶手段と、 前記端末装置により利用が要求された情報転送速度につ
いての情報である要求転送速度情報及び前記利用可否情
報に基づいて実際に用いる情報転送速度を決定する転送
速度決定手段と、 を備えたことを特徴とする移動局。 - 【請求項2】 請求項1記載の移動局において、 前記要求転送速度情報は、複数の情報転送速度の利用要
求優先順位についての優先順位情報を含み、 前記情報転送速度決定手段は、実際に用いることが可能
な情報転送速度が複数存在する場合に前記優先順位情報
に基づいて、より優先順位の高い情報転送速度を前記決
定情報転送速度として決定することを特徴とする移動
局。 - 【請求項3】 相異なる情報転送速度に対応して符号化
処理及び復号化処理を行う内蔵または外付けされた複数
の符復号処理手段を用い、無線通信回線を介して無線基
地局と通信を行う移動局において、 無線基地局から通知される利用可能な情報転送速度を利
用可否情報として記憶する利用可否情報記憶手段と、 前記利用可否情報に基づいて実際に用いる情報転送速度
を決定し、前記決定した情報転送速度に対応する前記符
復号処理手段を選択する処理選択手段と、 を備えたことを特徴とする移動局。 - 【請求項4】 相異なる情報転送速度に対応して符号化
処理及び復号化処理を行う内蔵または外付けされた複数
の符復号処理手段を用い、無線通信回線を介して無線基
地局と通信を行う移動局において、 前記無線基地局から通知される前記無線通信回線の空き
容量に基づいて利用可能な情報転送速度を判別する転送
速度判別手段と、 前記判別に基づいて、利用可能な情報転送速度を利用可
否情報として記憶する利用可否情報記憶手段と、 前記利用可否情報に基づいて実際に用いる情報転送速度
を決定し、前記決定した情報転送速度に対応する前記符
復号処理手段を選択する処理選択手段と、 を備えたことを特徴とする移動局。 - 【請求項5】 請求項3または請求項4記載の移動局に
おいて、 前記要求転送速度情報は、複数の情報転送速度の利用要
求優先順位についての優先順位情報を含み、 前記処理選択手段は、実際に用いることが可能な情報転
送速度が複数存在する場合に前記優先順位情報に基づい
て、より優先順位の高い情報転送速度を前記決定情報転
送速度として決定することを特徴とする移動局。 - 【請求項6】 端末装置を接続可能で、無線通信回線を
介して無線基地局と通信を行う移動局であって、無線基
地局から通知される利用可能な情報転送速度を利用可否
情報として記憶する利用可否情報記憶手段と、接続され
た前記端末装置により利用が要求された情報転送速度に
ついての情報である要求転送速度情報及び前記利用可否
情報に基づいて実際に用いる情報転送速度を決定情報転
送速度として決定する転送速度決定手段とを備えたこと
を特徴とする移動局との間で、または、請求項3記載の
移動局との間で、前記無線通信回線を介して通信を行う
無線基地局において、 無線アクセス方式として符号分割多元接続方式を用い、 上りリンク干渉量を検出する干渉量検出手段と、 検出した前記上りリンク干渉量に基づいて前記無線通信
回線の空き容量を算出する空き容量算出手段と、 前記算出した空き容量に基づいて利用可能な情報転送速
度を前記移動局に対して通知する通知手段と、 を備えたことを特徴とする無線基地局。 - 【請求項7】 請求項1または請求項4記載の移動局と
前記無線通信回線を介して通信を行う無線基地局におい
て、 無線アクセス方式として符号分割多元接続方式を用い、 上りリンク干渉量を検出する干渉量検出手段と、 検出した前記上りリンク干渉量に基づいて前記無線通信
回線の空き容量を算出する空き容量算出手段と、 前記算出した前記無線通信回線の空き容量を前記移動局
に対して通知する通知手段と、 を備えたことを特徴とする無線基地局。 - 【請求項8】 端末装置を接続可能で、無線通信回線を
介して無線基地局と通信を行う移動局において、無線基
地局から通知される利用可能な情報転送速度を利用可否
情報として記憶する利用可否情報記憶手段と、接続され
た前記端末装置により利用が要求された情報転送速度に
ついての情報である要求転送速度情報及び前記利用可否
情報に基づいて実際に用いる情報転送速度を決定情報転
送速度として決定する転送速度決定手段とを備えたこと
を特徴とする移動局との間で、または、請求項3記載の
移動局との間で、前記無線通信回線を介して通信を行う
無線基地局において、 無線アクセス方式として符号分割多元接続方式を用い、 下り送信電力を検出する送信電力検出手段と、 検出した前記下り送信電力に基づいて前記無線通信回線
の空き容量を算出する空き容量算出手段と、 前記算出した空き容量に基づいて利用可能な情報転送速
度を前記移動局に対して通知する通知手段と、 を備えたことを特徴とする無線基地局。 - 【請求項9】 請求項1または請求項4記載の移動局と
前記無線通信回線を介して通信を行う無線基地局におい
て、 無線アクセス方式として符号分割多元接続方式を用い、 下り送信電力を検出する送信電力検出手段と、 検出した前記下り送信電力に基づいて前記無線通信回線
の空き容量を算出する空き容量算出手段と、 前記算出した前記無線通信回線の空き容量を前記移動局
に対して通知する通知手段と、 を備えたことを特徴とする無線基地局。 - 【請求項10】 端末装置を接続可能で、無線通信回線
を介して無線基地局と通信を行う移動局の制御方法にお
いて、 前記無線基地局から通知される前記無線通信回線の空き
容量に基づいて利用可能な情報転送速度を判別する転送
速度判別工程と、 前記判別に基づいて、利用可能な情報転送速度を利用可
否情報として記憶する利用可否情報記憶工程と、 前記端末装置により利用が要求された情報転送速度につ
いての情報である要求転送速度情報及び前記利用可否情
報に基づいて実際に用いる情報転送速度を決定する転送
速度決定工程と、 を備えたことを特徴とする移動局の制御方法。 - 【請求項11】 相異なる情報転送速度に対応して符号
化処理及び復号化処理を行う複数の符復号処理装置を有
し、無線通信回線を介して無線基地局と通信を行う移動
局の制御方法において、 無線基地局から通知される利用可能な情報転送速度を利
用可否情報として記憶する利用可否情報記憶工程と、 前記利用可否情報に基づいて実際に用いる情報転送速度
を決定し、前記決定した情報転送速度に対応する前記符
復号処理装置を選択する処理選択工程と、 を備えたことを特徴とする移動局の制御方法。 - 【請求項12】 相異なる情報転送速度に対応して符号
化処理及び復号化処理を行う複数の符復号処理装置を有
し、無線通信回線を介して無線基地局と通信を行う移動
局の制御方法において、 前記無線基地局から通知される前記無線通信回線の空き
容量に基づいて利用可能な情報転送速度を判別する転送
速度判別工程と、 前記判別に基づいて、利用可能な情報転送速度を利用可
否情報として記憶する利用可否情報記憶工程と、 前記利用可否情報に基づいて実際に用いる情報転送速度
を決定し、前記決定した情報転送速度に対応する前記符
復号処理手段を選択する処理選択工程と、 を備えたことを特徴とする移動局の制御方法。
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JP4968298A JP3362119B2 (ja) | 1998-03-02 | 1998-03-02 | 移動局、無線基地局及び移動局の制御方法 |
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JPH11252660A JPH11252660A (ja) | 1999-09-17 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2004054206A1 (ja) * | 2002-12-10 | 2004-06-24 | Kyocera Corporation | 通信システム、無線通信端末及び無線基地局 |
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JP2007214811A (ja) * | 2006-02-08 | 2007-08-23 | Oki Electric Ind Co Ltd | 無線通信システム、無線通信方法、アクセスポイント装置及びアクセスポイント装置の通信方法 |
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1998
- 1998-03-02 JP JP4968298A patent/JP3362119B2/ja not_active Expired - Fee Related
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