JP3361984B2 - リニアモータ駆動装置の保護装置 - Google Patents
リニアモータ駆動装置の保護装置Info
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Description
機械的な衝撃から守るためのリニアモータ駆動装置の保
護装置に関するもので、特に、作業環境条件の悪い中で
リニアモータが用いられる場合にあっても、リニアモー
タを構成する磁石板とコイルスライダ間の作動環境を最
適化して、リニアモータに与える悪影響を防止し、その
性能を保持することの出来るリニアモータ駆動装置の保
護装置に関するものある。
変換する機構がないため、高精度な位置決めが出来るこ
とから低価格化に伴い、幅広い用途の駆動装置に用いら
れるようになった。そうした従来の技術におけるリニア
モータ駆動装置には、航空手荷物や非鉄金属パイプ等を
搬送するリニアモータを用いた搬送装置があり、ステー
タ(固定子)のコイルが出ている部分を適当な鋼板・樹
脂材等のカバーで保護してやり、外部からの異物や機械
的な衝撃から守るためにエポキシ樹脂で固めているもの
がある。
駆動装置が、工作機械やプレス機械とその周辺装置等の
比較的作業環境条件の悪い中で用いられる場合において
は、上述と同様のカバーの他に磁石板へのエアブローが
主な手段で、外部からの異物や機械的な衝撃から守るた
めの有効な保護装置がなかった。特に、近年のリニアモ
ータの軽量化とコンパクト化に伴う磁石の高性能化にお
いては、こうした外部からの異物や機械的な衝撃から守
るために有効なリニアモータ駆動装置の保護装置が必要
とされる。
業環境条件の悪い中で用いられる場合にあっても、外部
からの異物や機械的な衝撃から守るリニアモータ駆動装
置の保護装置を提供することにある。
めに、本発明は、ベースプレートに設けた磁石板とコイ
ルスライダを組み合わせたリニアモータを用いて、コイ
ルスライダに固設するテーブルを往復動し、連結する工
作機械及びプレス機械とその周辺装置に設けられる往復
動する各種装置を駆動制御するリニアモータ駆動装置の
保護装置において、保護装置を構成するベースプレート
に設けた固定カバーとテーブルに設けた可動カバーの材
質を、磁気材料とする。または、保護装置を構成する固
定カバーと可動カバーの材質を、外面全面を磁性薄板で
内面全面を磁気材料の積層、または外面全面を磁性薄板
でその内面に任意の間隔をもって部分的に磁気材料を固
設して構成する。
を、外面全面を磁気材料で内面全面を非磁性薄板の積層
で構成する。または、保護装置を構成する固定カバーと
可動カバーの材質を、外面を電磁石で内面を磁力の影響
を受けない非磁性薄板で構成し、電磁石の励磁制御によ
り、外部からの異物の着脱自在として構成する。
と可動カバーの材質を、上述の材質の任意の組み合わせ
によって構成する。
ータ駆動装置の保護装置の一実施例を示す。図1に示す
ように、リニアモータ駆動装置1は、リニアモータ2
と、駆動制御装置3と、保護装置4とで構成される。
部を一体化したコイルスライダ5と、磁界を発生する磁
石板6の二つの基本部で構成される。コイルスライダ5
の内部には、発熱源であるコイル巻線のごく近くに強制
冷却用の配管が埋設されており、効率よく熱を外部に排
出することが出来、これにより、リニアモータ2の発熱
がリニアモータ駆動装置1及び周辺装置に及ぼす影響を
最小限に抑制している。
ダ5とガイドプレート9、9を固設するとともに上面に
連結部材8を有するテーブル7と、上面に磁石板6を固
設するベースプレート11とが設けられている。さら
に、ベースプレート11の上面には、ガイドプレート
9、9と係合してテーブル7を移動自在に案内するガイ
ドレール12、12と、テーブル7の移動位置を検出す
るリニアスケール13とが固設するとともに、テーブル
7の移動に合わせて移動自在にコイルスライダ5に電流
を供給するケーブルキャリア14が設けられている。
バー16とで構成される。固定カバー15は、ベースプ
レート11に固設され、テーブル7の連結部材8の移動
量に合わせて切り欠かれ、その開口部15Aは外部から
の異物の侵入を防止するために、上方に向けて縁取りさ
れている。可動カバー16は、テーブル7の連結部材8
に固設され、固定カバー15の開口部15Aに係合して
移動可能としている。
材料20で製作され、外部からの異物の侵入を防護し、
機械的な衝撃から守るとともに、外部からの磁性材の異
物を固定カバー15及び可動カバー16の外面に吸着さ
せることにより、リニアモータ2を構成する磁石板6と
コイルスライダ5間の作動環境を最適化して、リニアモ
ータ2に与える悪影響を防止し、その性能を保持する。
なお、固定カバー15及び可動カバー16の外面に吸着
した磁性材の異物は、日常点検等の際に、作業者によっ
て除去される。
16を、図2(a)に示すように、外面全面を磁性薄板
23で内面全面を磁気材料20の積層で構成したり、図
2(b)に示すように、外面全面を磁性薄板23でその
内面に任意の間隔をもって部分的に磁気材料20Aを固
設して構成してもよい。さらには、図2(c)に示すよ
うに、外面を電磁石24で内面を磁力の影響を受けない
非磁性薄板25で構成し、電磁石24の励磁制御によ
り、外部からの異物の着脱自在として作業者の異物の除
去作業の効率化を図ることも可能である。あるいは、図
2(d)に示すように、外面全面を磁気材料20で内面
全面を非磁性薄板25の積層で構成する等、種々の組み
合わせが可能である。
種の往復動装置の連結部に連結する駆動ロッド21の他
端部21Aを、リニアモータ駆動装置1のテーブル7の
連結部材8とピン22により連結し、上述のように構成
されたリニアモータ駆動装置1により、往復動装置が駆
動制御される。
ータ駆動装置1を用いたトランスファ装置のフィードバ
ー駆動装置30を示す。図2に示すように、図示しない
ワークをプレス機械の加工ステージに順次搬送するフィ
ードバー33は、クランプユニット31上に設けられた
フィードバー受け34に案内され、摺動自在に係合す
る。フィードバー33の端部にはピン35が立設され、
フィードバー33は、ユニットケース32に設けられた
ガイドロッド40に摺動自在に嵌合する移動体38上に
立設するピン37とリンク36を介して連結する。ユニ
ットケース32には、上述のリニアモータ駆動装置1が
内設され、移動体38の下方に設けた連結部材39とリ
ニアモータ駆動装置1の連結部材8がピン22により連
結されてフィードバー33のアドバンス・リターンの動
作を行うフィードバー駆動装置30を構成する。
タ駆動装置1の連結部材8と往復動装置の連結部材とを
駆動ロッド21を介して連結するようにしたが、本実施
例のように、駆動ロッド21を介さず、リニアモータ駆
動装置1の連結部材8と往復動装置30の連結部材39
とを直接連結してもよい。また、本実施例のように、テ
ーブル7上に連結部材8を設けず、リニアモータ駆動装
置のテーブルと往復動装置とを直接係合する構成として
もよい。
によれば、外部からの異物の侵入を防護し、機械的な衝
撃から守るとともに、外部からの磁性材の異物を固定カ
バー及び可動カバーの外面に吸着することにより、リニ
アモータを構成する磁石板とコイルスライダ間の作動環
境を最適化して、リニアモータに与える悪影響を防止
し、その性能を保持することが出来る。また、固定カバ
ー及び可動カバーの外面を電磁石で、内面を磁力の影響
を受けない非磁性薄板で構成することで、電磁石の励磁
制御により、外部からの異物の着脱自在として作業者の
異物の除去作業の効率化を図ることも出来る。
の保護装置の構成図
料の説明図
いたトランスファ装置のフィードバー駆動装置の要部正
面断面図
動制御装置、4は保護装置、5はコイルスライダ、6は
磁石板、7はテーブル、8は連結部材、9はガイドプレ
ート、11はベースプレート、12はガイドレール、1
3はリニアスケール、14はケーブルキャリア、15は
固定カバー、15Aは開口部、16は可動カバー、17
は、18は、19は、20、20Aは磁気材料、21は
駆動ロッド、21Aは他端部、22はピン、23は磁性
薄板、24は電磁石、25は非磁性薄板、30はフィー
ドバー駆動装置、31はクランプユニット、32はユニ
ットケース、33はフィードバー、34はフィードバー
受け、35、37はピン、36はリンク、38は移動
体、39は連結部材、40はガイドロッド、である。
Claims (4)
- 【請求項1】ベースプレートに設けた磁石板とコイルス
ライダを組み合わせたリニアモータを用いて、コイルス
ライダに固設するテーブルを往復動し、連結する工作機
械及びプレス機械とその周辺装置に設けられる往復動す
る各種装置を駆動制御するリニアモータ駆動装置の保護
装置において、 前記保護装置を構成する固定カバーと可動カバーの材質
を、外面全面を磁性薄板で内面全面を磁気材料の積層、
または外面全面を磁性薄板でその内面に任意の間隔をも
って部分的に磁気材料を固設して構成したことを特徴と
するリニアモータ駆動装置の保護装置。 - 【請求項2】ベースプレートに設けた磁石板とコイルス
ライダを組み合わせたリニアモータを用いて、コイルス
ライダに固設するテーブルを往復動し、連結する工作機
械及びプレス機械とその周辺装置に設けられる往復動す
る各種装置を駆動制御するリニアモータ駆動装置の保護
装置において、 前記保護装置を構成する固定カバーと可動カバーの材質
を、外面全面を磁気材料で内面全面を非磁性薄板の積層
で構成したことを特徴とするリニアモータ駆動装置の保
護装置。 - 【請求項3】ベースプレートに設けた磁石板とコイルス
ライダを組み合わせたリニアモータを用いて、コイルス
ライダに固設するテーブルを往復動し、連結する工作機
械及びプレス機械とその周辺装置に設けられる往復動す
る各種装置を駆動制御するリニアモータ駆動装置の保護
装置において、 前記保護装置を構成する固定カバーと可動カバーの材質
を、外面を電磁石で内面を磁力の影響を受けない非磁性
薄板で構成し、電磁石の励磁制御により、外部からの異
物の着脱自在として構成したことを特徴とするリニアモ
ータ駆動装置の保護装置。 - 【請求項4】ベースプレートに設けた磁石板とコイルス
ライダを組み合わせたリニアモータを用いて、コイルス
ライダに固設するテーブルを往復動し、連結する工作機
械及びプレス機械とその周辺装置に設けられる往復動す
る各種装置を駆動制御するリニアモータ駆動装置の保護
装置において、前記保護装置を構成する固定カバーと可
動カバーの材質を、請求項1から請求項3の材質の任意
の組み合わせによって構成したことを特徴とするリニア
モータ駆動装置の保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36634297A JP3361984B2 (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | リニアモータ駆動装置の保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36634297A JP3361984B2 (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | リニアモータ駆動装置の保護装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11187640A JPH11187640A (ja) | 1999-07-09 |
JP3361984B2 true JP3361984B2 (ja) | 2003-01-07 |
Family
ID=18486549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36634297A Expired - Fee Related JP3361984B2 (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | リニアモータ駆動装置の保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3361984B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR100464967B1 (ko) * | 2002-09-17 | 2005-01-05 | 삼성전기주식회사 | 선형 브러시리스 직류 모터 |
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-
1997
- 1997-12-24 JP JP36634297A patent/JP3361984B2/ja not_active Expired - Fee Related
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