JP3361800B2 - 電気防食設備監視システム - Google Patents
電気防食設備監視システムInfo
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Description
被覆鋼管からなるパイプラインの電気防食装置を遠隔監
視可能な電気防食設備監視システムであって、特に異常
発生を判断するための子局から親局に送信されるデータ
をコンパクトにしてデータ送信時間を短縮した電気防食
設備監視システムに関する。
法としては、地中に埋設したパイプラインが利用されて
いる。そのパイプラインには、通常、鋼管をポリエチレ
ン等により絶縁被覆された被覆鋼管が使用され、土壌と
の絶縁によって腐食防止のための措置が施されている。
しかし、それでも作業中の工作物による接触や劣化等に
よって鋼管の被覆が剥がれると、その部分が土壌と直接
触れてしまうため、電流の流出によって材料が金属イオ
ンとなって鋼管に腐食が生じてしまうことがある。した
がって、近年の迷走電流の増大等を考慮し、万一でも被
覆に不具合が生じた場合に備え、十分な電気防食を行う
ことができるような対策を施しておく必要があり、また
被覆損傷箇所や損傷の程度を常時監視することが重要に
なってきている。
プへ防食電流を供給する電気防食装置を設置し、パイプ
ラインが地中に対して十分な防食電位を維持するよう
に、これらの電位差を一定以上に保つための防食電流で
ある定電位電流をパイプラインに供給するようにしてい
る。そして、こうした鋼管の防食を適切に行うとともに
鋼管の防食状況を点検管理する必要もあるため、電気防
食装置には子局が設けられ、一般電話回線を介して親局
と交信ができるようにした外電遠隔監視システムが構築
されている。
供給に関していえば、広い地域にパイプラインが張り巡
らされており、その広範に延びたパイプラインの離れた
複数の箇所に電気防食装置が設置されている。そうした
電気防食装置には測定データを送信するための子局がそ
れぞれに設けられ、各子局に対して一般電話回線等でつ
ながった親局が各子局から送られる電気防食装置の測定
データを親局で集中管理し、また親局から電気防食装置
を遠隔監視できるようになっている。こうした電気防食
設備監視システムの従来例としては、例えば特公平3−
75634号公報によるものを挙げることができる。
食装置が、測定データとして例えばパイプと照合電極間
の電位(管対地電位)、防食用整流器の出力電流、出力
電圧などの測定値を予め設定された手順に従って収集
し、親局では、予め設定された時間間隔毎に自動ダイヤ
リング手段により各子局を順次呼び出してデータ送出命
令を発し、子局がそれに応じて測定データを親局に送
る。親局では、測定データを収集して所定の処理を行
い、交信を完了した子局との回線を切断して次の子局と
の間で同様の交信及びデータ処理を行う。こうして親局
は、子局から送られた測定データに基づいて制御信号を
子局に送出することで、子局において電気防食装置を操
作することができ、防食電流の制御などの遠隔制御を行
っている。また、子局のいずれかで異常が生じた場合に
は、その子局から親局を呼び出して異常発生を通知し、
親局においてその後の処理を行っている。
た従来の電気防食設備監視システムでは、親局が各子局
で収集した管対地電位や出力電流などの測定データを順
番に回収していたので、各子局から送られるデータ量が
膨大になり、通信時間に多大な時間を要していた。ま
た、異常発生を検知した子局が主体的に親局を呼び出す
ようになっているが、子局では、被覆異常による鋼管本
来の異常のみならず、地上を走る車輌などの影響による
ものも異常として検知してしまい、親局への無用な呼び
出しが頻繁に起こるという問題もあった。
解決すべく、子局から親局へのデータ送信時間を短縮し
た電気防食設備監視システムを提供することを目的とす
る。
視システムは、広範に延びたパイプラインに対して複数
の地点に、パイプへ防食電流を供給するための電気防食
装置を配置し、その各々の電気防食装置に設けられた子
局と所定の通信回線を介して接続された親局を有し、子
局と親局とのデータ通信によって電気防食装置の遠隔監
視が可能なものであって、前記子局が、電気防食装置に
おける管対地電位の測定データと、その測定データから
一定時間毎の管対地電位を一定レベル毎に分類してその
頻度を計算した電位レベルデータとを記憶するものであ
り、前記親局が、定期的に自動で子局の各データを回収
するものであって、前記親局からの通信要求があった場
合に、前記子局からは先ず前記電位レベルデータのみを
送信することを特徴とする。
工した電位レベルデータは、測定データに比べて格段に
データ量がコンパクトになっているので、子局から親局
へのデータ送信が極めて短時間に行うことができる。ま
た、測定データは子局に記憶されており、親局は、電位
レベルデータによって異常の可能性を十分に知ることが
できるので、異常の可能性がある場合に測定データの通
信要求をかけて、詳細な測定データから異常の判断を行
うことができる。
は、前記親局が、回収した前記電位レベルデータから異
常電位範囲での電位の発生が確認された場合に、自動的
に当該時間帯の測定データの通信要求を当該子局に行う
ものであることが望ましい。よって、本発明によれば、
親局は、異常電位範囲での発生が現れた異常発生の可能
性が高い時間帯に限って測定データの要求をかけるの
で、異常発生の判断に不要なデータまでもが送信される
ことがなく、その点でもデータ送信が無駄なく短時間に
行うことができる。
は、前記親局が、前記子局より回収した測定データか
ら、管対地電位が任意のしきい値を超えた後に出力電流
が上昇し、それに応じて管対地電位が回復していること
が一定時間内に行われているか否かを確認することによ
って異常発生の有無を判断するものであることが望まし
い。よって、本発明によれば、こうした判断を親局に行
わせることで、真に異常が発生している可能性の高い場
合を判断することができ、正常に作動しているにもかか
わらず異常と判断されるようなことがなくなる。
は、広範に延びたパイプラインに対して複数の地点に、
パイプへ防食電流を供給するための電気防食装置を配置
し、その各々の電気防食装置に設けられた子局と所定の
通信回線を介して接続された親局を有し、子局と親局と
のデータ通信によって電気防食装置の遠隔監視が可能な
ものであって、前記子局が、電気防食装置における出力
電流と出力電圧の測定データと、その出力電流と出力電
圧とから計算した抵抗データと、その抵抗値が任意のし
きい値を下回った場合の時刻データとを記憶するもので
あり、前記親局が、最初に定期的に自動で子局から前記
時刻データのみを回収し、次いで時刻データが回収され
た子局に対して当該時間帯の測定データ及び抵抗データ
の通信要求を行うものであることを特徴とする。
プラインの被覆損傷を確認することができ、その際、測
定データ及び抵抗データに先だって時刻データのみを親
局に送って被覆損傷の可能性を確認するため、子局から
親局へのデータ送信が極めて短時間に行うことができ
る。そして、親局では、時刻データが送信された子局か
ら改めて測定データ及び抵抗データを回収するので、詳
細なデータから被服損傷の有無を十分に検討することが
できる。その際、回収する測定データ及び抵抗データを
特定の時間帯に限って送るようにするため、その点でも
データ送信が無駄なく短時間に行うことができる。
監視システムの一実施形態について、図面を参照しなが
ら以下に説明する。図1は、本実施形態における電気防
食設備監視システムの概要を示す図である。なお、本例
では、電気防食対象物がガスの供給を行うためのパイプ
ラインであって、そのパイプラインに対する電気防食設
備監視システムについて説明する。パイプラインは、埋
設された被覆鋼管が広範な地域に張り巡らされており、
そうしたパイプラインに対して離れた複数の箇所に電気
防食装置1,1,1…が設置されている。
データを測定して記録する子局2,2,2…が設けられ
ている。子局2はマイクロコンピュータによって構成さ
れ、モデムを介して対応する監視ステーション(親局)
3に所定の通信回線4によって接続されている。親局3
は、子局2における測定データなどの集中管理を行うコ
ンピュータシステムであり、子局2と同様に通信回線4
に対応したモデムを介して接続されている。通信回線4
には、有線ネットワークを利用した一般電話回線による
ものの他、PHSや携帯電話といった無線の移動通信
網、或いは専用回線といったものの利用が考えられる。
本実施例では、電気防食装置1が様々な場所に設置され
ていることから、一般回線の引き込みを不要とする観点
からPHSや携帯電話の利用が好ましい。
モデム4も含めて電気防食装置1を構成する箱形本体内
に装填可能な小型のものであり、その電気防食装置1に
対して管対地電位、出力電流及び出力電圧を測定できる
ように接続されている。そして、こうした管対地電位、
出力電流及び出力電圧に関する電気防食装置1からのア
ナログ信号を順次取り込み、デジタル変換して一旦RA
Mに記憶させるようにしている。更に、本実施形態で
は、記憶した測定データをCPUで所定の演算処理を行
うためのデータ処理プログラムがROMに記憶されてい
る。即ち、子局2では、管対地電位データから一定時間
帯毎に管対地電位の最大値、最低値、そして当該時間帯
における管対地電位の平均値を計算するようにしてい
る。
のようにしてパイプラインの電気防食を実行している。
図2は、電気防食装置1の設置状況を示した図である。
電気防食装置1は、地中20と電位差E1(管対地電位
差)を所定値E0にするための定電位電流をパイプライ
ン7に供給するようにし、パイプライン7にはマイナス
側が接続され、地中に埋設された通電電極11がプラス
側に接続されている。そして、地中20に埋設された照
合電極12とパイプライン7との電位差を検出するよう
にしている。
7と地中20との電位差E1を所定値E0にするための
定電位電流をパイプライン7に供給する。そして、その
管対地電位差E1と目標の設定管対地電位E0を比較
し、管対地電位差E1が設定値E0になるような制御を
行う。具体的には、パイプライン7と通電電極11との
間に印加する電圧を制御する。これによって、電気防食
装置1は、管対地電位差E1を常に設定値以上となるよ
うに定電位電流をパイプライン7に供給することで、電
食を防止するようにしている。例えば、図示するように
パイプライン7を横断するレール31を走行する電車3
2が遠方にあるような場合や、横断部分付近で回生ブレ
ーキを使用している場合には、相対的にレール電位がパ
イプライン7の電位よりも低くなって帰流型電食が生じ
るが、そうした帰流型電食を防止している。
置1における管対地電位、出力電流及び出力電圧を測定
し、データ処理プログラムによって、図3に示すように
管対地電位を一定レベル毎に分類してその頻度を計算し
た電位レベルデータを記憶するようにしている。図3
は、電気防食装置1における1日分の電位レベルデータ
を表に示したものである。ここで、パイプライン7が地
中20に対して十分な防食電位を維持する場合の管対地
電位としては、−1.00〜−2.50V程度が優良で
あると考えられ、本例においては前述の設定管対地電位
E0を−1.725Vとしている。一方、管対地電位が
−2.50V以下の場合には過防食の危険がある値であ
る。そこで、電位レベルデータは、+0.00〜−2.
50Vまでの5段階(A)〜(E)に−2.50V以下
(F)を加えた6段階に分類するようにしている。
地電位、出力電流及び出力電圧を常時数秒(例えば1
秒)毎のデータを測定し、それを測定データとして記憶
するようにしている。そして本実施形態では、測定デー
タの中でも管対地電位データを、図3に示すように3時
間毎に(A)〜(F)の6段階に分類し、それぞれの発
生頻度を計算して順次記憶するようにしている。更に、
そうした電位レベルデータとともに、管対地電位の最大
値、最小値及び平均値データもそれぞれ記憶するように
している。これら電位レベルデータなどを処理データと
いう。子局2では、こうした測定データ及び処理データ
は、7日分のデータが順次最新のデータを更新する後入
れ先出し式にて記憶されていく。
日1回の割合で親局3からの自動ポーリングによりデー
タ送信制御が行われるが、親局3へは各子局2に記憶さ
れた図3に示す電位レベル、最大値、最小値及び平均値
の処理データが送信され回収される。即ち本実施形態で
は、最初から測定データを送ることはせずに、先ず測定
データから加工された処理データを送ることとしてい
る。そうした処理データはコンパクトであり、各子局2
から親局3へ送信する送信時間が極めて短時間で行うこ
とができる。
ータを送信させる自動ダイヤリング手段を有し、各種デ
ータを保存する管理データ記憶手段と、その記憶された
データから電気防食装置1の異常を検出する防食異常検
出手段が内蔵されている。そのため、親局7では、先ず
送信された処理データから各子局2毎に異常の有無が判
断される。それには、電位レベルデータの異常電位範囲
に電位が現れたか否かで判断される。
(A)〜−0.85V(E)及び−2.50V以下
(F)を指す。また、各電気防食装置1はパイプライン
が埋設されている周辺環境などによって異なる影響を受
けるため、異常発生の判断には、異常電位範囲に電位が
現れている場合でも、特に発生頻度が一定割合以上にな
っている場合に異常であるとするようにしてもよい。そ
うして親局3は、異常があると判断した箇所の子局2に
対しては測定データの通信要求をかける。このとき、処
理データから異常の出た時間帯が特定されるため、通信
要求は当該時間帯に限った測定データである。
て真に異常であるかの判断が行われる。異常の判断方法
として、具体的には次のような確認が行われる。先ず、
管対地電位が−1.725Vをしきい値として、パイプ
ライン7に電流を流さなくてもその値をクリヤしている
場合は正常である。そして、管対地電位がしきい値を下
回ると、電気防食装置1によってパイプライン7へ電流
が流されるため、このとき管対地電位が回復してしきい
値を瞬時にクリヤしていれば電気防食装置1が正常に働
いているとされる。管対地電位がしきい値を下回ったと
きから電流を流すまでのタイムラグは2秒である。その
ため、回復するまでにこの時間を超えてしまうような場
合には、電気防食装置1の異常が疑われる。
テムでは、被覆鋼管の被覆が剥がれた場合など、パイプ
ラインにおける被覆損傷の判断も行うようにしている。
子局2では、先に述べたように処理データを計算し記憶
するようにしているが、これとは別にパイプライン7を
構成する被覆鋼管の被覆損傷度を判断するための抵抗を
計算し、その値を抵抗データとして記憶するようにして
いる。パイプライン7の被覆鋼管は、被覆が良好な場合
には鋼管から地中20に電流が流れないので抵抗は高い
値を示す。一方、何らかの原因によって被覆が損傷した
ような箇所が生じると、電流が流れるようになって抵抗
値が低くなる。そこで、パイプライン7の抵抗値を監視
することによって被覆鋼管の損傷を発見できる。
20に対して十分な防食電位を維持するため、パイプラ
イン7と通電電極11との間に印加する電圧を制御し、
定電位電流をパイプライン7に供給することで電食を防
止している。そこで、この出力電圧V1と出力電流I1
とから抵抗Rを求め、この抵抗値と所定のしきい値との
比較を行うようにする。このとき、出力電圧V1と出力
電流I1とは比例するため、(V1−V0)/I1=R
の式で求めた抵抗Rの値は1を示す(V0は定数)。そ
こで、本例ではしきい値を0.9とし、抵抗Rがその値
を下回った場合に被覆損傷の可能性があるものとする。
て記憶し、更にしきい値を下回った場合の時間帯を時刻
データとして記憶する。こうした抵抗データ及び時刻デ
ータは、最新のデータを更新する後入れ先出し式にて7
日分が記憶されている。そこで、電気防食設備監視シス
テムでは、1日1回の割合で親局3からの自動ポーリン
グによりデータ送信制御が行われるが、ここでは先ず各
子局2に記憶された時刻データのみが送信されて回収さ
れる。その後、親局3は、時刻データの送信があった子
局2に対し、当該時間帯の測定データと抵抗データとを
回収するための通信要求を改めてかける。親局3では、
こうして送られた測定データ及び抵抗データに基づいて
被覆損傷の判断が行われる。
ステムによれば、定期的行われるポーリングの際、各子
局2からはデータ量の小さいコンパクトな処理データや
時刻データが送られるため、親局3では、各子局2から
短時間で異常発生や被覆損傷の可能性を示すデータの回
収を行うことができる。そして、処理データや時刻デー
タに応じて改めて測定データや抵抗データを、しかも特
定の時間帯に限って回収するため、データ送信が無駄な
く短時間に行うことができる。
形態を説明したが、本発明はこれに限定されることな
く、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能であ
る。
る管対地電位の測定データと、その測定データから一定
時間毎の管対地電位を一定レベル毎に分類してその頻度
を計算した電位レベルデータとを記憶し、親局からの通
信要求があった場合に、先ず前記電位レベルデータのみ
を送信するようにしたので、子局から親局へのデータ送
信時間を短縮した電気防食設備監視システムを提供する
ことが可能となった。
る。
ータを表に示したものである。
Claims (4)
- 【請求項1】 広範に延びたパイプラインに対して複数
の地点に、パイプへ防食電流を供給するための電気防食
装置を配置し、その各々の電気防食装置に設けられた子
局と所定の通信回線を介して接続された親局を有し、子
局と親局とのデータ通信によって電気防食装置の遠隔監
視が可能な電気防食設備監視システムにおいて、 前記子局は、電気防食装置における管対地電位の測定デ
ータと、その測定データから一定時間毎の管対地電位を
一定レベル毎に分類してその頻度を計算した電位レベル
データとを記憶するものであり、前記親局は、定期的に
自動で子局の各データを回収するものであって、前記親
局からの通信要求があった場合に、前記子局からは先ず
前記電位レベルデータのみを送信することを特徴とする
電気防食設備監視システム。 - 【請求項2】 請求項1に記載する電気防食設備監視シ
ステムにおいて、 前記親局は、回収した前記電位レベルデータから異常電
位範囲での電位の発生が確認された場合に、自動的に当
該時間帯の測定データの通信要求を当該子局に行うもの
であることを特徴とする電気防食設備監視システム。 - 【請求項3】 請求項2に記載する電気防食設備監視シ
ステムにおいて、 前記親局は、前記子局より回収した測定データから、管
対地電位が任意のしきい値を超えた後に出力電流が上昇
し、それに応じて管対地電位が回復していることが一定
時間内に行われているか否かを確認することによって異
常発生の有無を判断するものであることを特徴とする電
気防食設備監視システム。 - 【請求項4】 広範に延びたパイプラインに対して複数
の地点に、パイプへ防食電流を供給するための電気防食
装置を配置し、その各々の電気防食装置に設けられた子
局と所定の通信回線を介して接続された親局を有し、子
局と親局とのデータ通信によって電気防食装置の遠隔監
視が可能な電気防食設備監視システムにおいて、 前記子局は、電気防食装置における出力電流と出力電圧
の測定データと、その出力電流と出力電圧とから計算し
た抵抗データと、その抵抗値が任意のしきい値を下回っ
た場合の時刻データとを記憶するものであり、前記親局
は、最初に定期的に自動で子局から前記時刻データのみ
を回収し、次いで時刻データが回収された子局に対して
当該時間帯の測定データ及び抵抗データの通信要求を行
うものであることを特徴とする電気防食設備監視システ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001054398A JP3361800B2 (ja) | 2001-02-28 | 2001-02-28 | 電気防食設備監視システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001054398A JP3361800B2 (ja) | 2001-02-28 | 2001-02-28 | 電気防食設備監視システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002256469A JP2002256469A (ja) | 2002-09-11 |
JP3361800B2 true JP3361800B2 (ja) | 2003-01-07 |
Family
ID=18914737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001054398A Expired - Lifetime JP3361800B2 (ja) | 2001-02-28 | 2001-02-28 | 電気防食設備監視システム |
Country Status (1)
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-
2001
- 2001-02-28 JP JP2001054398A patent/JP3361800B2/ja not_active Expired - Lifetime
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